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■ 新しい愛
いろんな人を好きになって、 愛しいとか、 好きだなんて思ってきたけど、
本当に愛してる人には、 その気持ちを言葉にすることが 恥ずかしくて出来るわけがないって、
初めて思った。
一緒に寝て、起きて、仕事行って それが毎日続けば良いのに。
彼はあたしが死にたがっているのを知っている。 俺より先に死ぬなと言う。 けどその後に、 俺が死んだら後追いしそうだなと笑う。 繋いだ手に力が入った。 うん。 そうだよ。
あたしが鬱なのを知っている。 怒って、叱って、励ましてくれて それが押し付けがましくない。 うっとおしくて切捨てることもない。 許容した上で物を言ってくれるそのスタンスが、 あたしの病気から逃げずに向き合ってくれるその姿勢が、 泣きそうになるくらい とてつもなく 嬉しい。
彼の側にいると、 何かに怯えることはない。 確かな温もりと、絶対的な安心感をくれる。
「 」
言えない言葉を、 微笑みに変える。
2006年11月04日(土)
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