この時期の逗子の風物詩:逗子海岸流鏑馬(やぶさめ)を観てきました。
この周辺で流鏑馬と言ったらそれはもう鎌倉の鶴岡八幡宮で行なわれる流鏑馬が有名で、私が逗子でも流鏑馬が行なわれることを知ったのは昨年逗子に越して来てからでした。
その昔は『吾妻鏡』に「1199年、ニ代将軍源頼家が小壺(小坪−逗子)の海辺で笠懸(流鏑馬みたいなもの)を行なった」というような記録が残っているそうです。
昨年は氷雨模様に萎えて断念したので澄み渡った青空の今日は勇んで出かけてみたら海岸は恐ろしい程の強風で、コンタクト使用者の私にとっては決死の思いの見物になってしまいました。
16回の中でもこれほどの強風は初めてだそうで、本来とは少し形式を変えての流鏑馬になったようです。
流鏑馬は逗子海岸をバックに波打ち際の馬場を走ります。
射手は正装で格好良いです!
7名の射手(武田流という流派)がいてそのうちの女性2名は今日が初陣とのことでした。
でもこのコンディションの悪い中でもずばっと的を射抜いていてお見事でした。
的は馬場上に3箇所。
馬を走らせながら馬上で矢を弓につがえ、順番に的を射抜いていきます。
目の前を馬が駆け抜けるのですが、想像よりも静かでまさに疾風。
さっと走り去る感じです。
馬が走るところなんて競馬でしか見たことがないので全然違っていました。
一頭だけ他の馬よりも格段に足の速い馬がいて、その馬が走り去ると観ているこちらにも風を感じました。
下の写真は見事に的を射抜いたところ(わかりにくいですけど)。
目の前で板がパシッと割れると感動します。
射抜かれた的の破片には「逗子流鏑馬」の焼印が押されて観客に配られます(頂くには気持ち程度の寄付が必要)。
来年以降の流鏑馬の存続を願って私も少し寄付をして的を頂いてきました。
なかなか目にすることのない古式ゆかしい日本の伝統ですからね。
ちなみに私、短大の時にお遊び程度ですが弓道をやっていました。
いつか機会があったらまた弓持ってみたいです。
『第16回 逗子海岸 流鏑馬』
13時より逗子海岸にて開催
主催:逗子市商工会 流鏑馬実行委員会
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