逗子発・おさんぽ日和
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 映画納め 『ラスト サムライ』

父からもらった招待券で『ラスト サムライ』(伊勢佐木町:横浜ニューテアトルにて)鑑賞。

ストーリー:
 19世紀末、明治維新直後の近代化を進める日本に、西洋式の戦術を教えにアメリカからやって来たオールグレン大尉(トム・クルーズ)。南北戦争の勇士ながら戦いに虚しさを覚えて苦悩していた彼は、政府と敵対する勝元盛次(渡辺謙)率いる武士一族に惨敗して捕らえられる。やがて彼らの村で軟禁生活を送るうちに、忠義を尽くして名誉を重んじる武士道精神に強く惹かれていく。そして見失っていた生き方を取り戻し、自らも刀を手に侍となって戦いに挑んでいく。監督:エドワード・ズウィック。

ひとことで言えば「謙さんを観に行くだけでも価値のある作品」かも。

観た後に「忘れていたものを思い出す」とか「日本人としての心・誇りを感じる」という声が多いのかもしれないけれど、美しく丁寧に誠実に作られていて、何だか崇高なものを観たという気分になった。そしてどこか懐かしいというか・・・。
別に侍や武士道というものを美化する気はないけれど画面に登場する侍心を持った人達がとてもいい。その大将が勝元:謙さんなのだけれど、その圧倒的な存在感は本当に格好良い。戦いシーンは戦国時代のような風情なので何だか『独眼竜政宗』でも懐かしく見返したい気分になる。

もちろんフィクションだけれど西南戦争の西郷隆盛がモデルという話もちょこっとめぐったサイト情報で見た。近代化のため西洋文化を盛んに取り入れる日本の様子,形だけの天皇の実態,開港間もない横浜港の様子など、日本史の教科書読み返してもう一度観たい気もする。フィクションだけに、明治時代なのに戦国時代風だったり、忍者が登場したり(わざとやっていることらしい)という面白さもあった。

微妙な出番でもピリッと締める真田広之さん,きれいだった小雪さん(演技は微妙かも),いい味出していた子役の池松壮亮くん(ヤングシンバくん)とかそれぞれ良かったのだけれど、私が注目したのは勝元の息子役を演じた小山田シンさんという役者さん。途中から「この役者さん誰かしら?」と思いながら観てしまった。本当にいい作品でした。


『ラスト サムライ』が2003年の映画納め。今年は以下の16作品18本(『シカゴ』『踊る2』は2回)を鑑賞した。
『T.R.Y.』『黄泉がえり』『戦場のピアニスト』『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『シカゴ』『ホテル・ハイビスカス』『恋愛寫眞』『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』『踊る大捜査線 THE MOVIE 2』『ラスト サムライ』
(試写会にて)『メラニーは行く!』『恋は邪魔者』『インファナル・アフェア』『ファインディング・ニモ』『すべては愛のために』

試写会や招待券鑑賞が多かったとはいえこんなに映画を観た年は初めてだ。そして今まで「映画なんて・・・」と思っていたのが「映画って面白い!」と思えるようになった。来年もいろんな素敵な映画に巡り合えますように。

−−−過去の今日のこと−−−
2002年12月26日(木) 【BOOK・OFF】にて『壁抜け男』パンフ購入
2001年12月26日(水) 街は年末で大忙し

2003年12月26日(金)

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