逗子発・おさんぽ日和
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 『天国の本屋』招待観劇

かまくら春秋社という出版社のHPを通じて応募・当選したペア招待券で、旦那と一緒に『天国の本屋』(博品館劇場)というお芝居を鑑賞。お席は3列目のちょうど真ん中というとても良いお席を頂いた。

ストーリー:
 謎の人物ヤマキ(ルー大柴)に誘われて天国の本屋でアルバイトをすることになったサトシ(須賀貴匡)。そこで出会ったユイ(紺野まひる)は心に壁をつくって過ごしていた。けれど子供たちにせがまれ一生懸命に絵本の朗読をするサトシの姿を見るうちにユイも少しずつ心を開いていく・・・。

この『天国の本屋』は口コミでベストセラーになった小説で来年の夏には竹内結子さん他出演で映画化が決定。この舞台も出演者を変えながら一昨年・昨年・そして今年と3年連続上演されているらしい。私は全く知らなかった小説なのでチラシのあらすじ程度の知識で観劇をしたのだけれど、舞台を観て「一体小説はどんな感じなのだろう」ととても興味を持った。それは舞台が素晴らしかったからということではなくて、その逆だったから(^^;

確かにグッとツボを突かれるピュアなストーリーだし、終演後に優しい気持ちになれる作品だとは思う。もちろん「良かったよね」という感想もあるだろう。でも「上演時間1時間50分のうち3分の1以上が本の朗読(3作品朗読される)ってどういうこと?」「・・・この演技は何だかなぁ」「ルー大柴はルー大柴だし」等々私と旦那は「6,500円は払えないよ」とかなり辛口の感想。それゆえ逆に「ベストセラーの小説なのに何故?」と小説の内容に興味を持ったのだ。
けれどそんな中でも実は私はツボを突かれた部分があった。それは途中で朗読された『泣いた赤鬼』の話。多分子供の頃に読んだと思うのだけれど、こんなに泣ける話だとは思わなかった。青鬼さんの無償の愛・友情・優しさに涙涙。本編よりもこんなところで感動するとは・・・。

客席の8割は須賀さんファンだと思われる女性だったのだけれど、ファンには嬉しい舞台なんだろうな、と思う。私が思うに須賀ポジが3つあって(ストーリーの中で会話をしてもらえる席が2つと、朗読時にあたかも自分のためにしてくれているように勘違い出来る席←今日の私の席周辺)、更には客席に降りてくるし、消防士の格好も上半身裸も見られるし。ファン心をくすぐる舞台だ。

いろいろ言ってもタダで観劇出来るのはとても嬉しいことなので、これからも頑張って招待券を当てようっと!

−−−過去の今日のこと−−−
2002年12月12日(木) あざみ野TVロケ話ほか
2001年12月12日(水) つきみ野で『ムーラン・ルージュ』鑑賞

2003年12月12日(金)

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