両親・祖父と一緒に(母方の)祖母のお墓参りに出かけた。私が短大1年の春に亡くなった祖母。手先が器用でいつも折り紙や手工芸を教えてくれるとても優しい祖母だった。家が近くだったこともありしょっちゅう遊びに出かけては可愛がってもらっていたのに、亡くなった後はそんなことも忘れてお墓参りに出かけたこともなかった。その祖母が先日私の夢に現れ、「これは・・・」と、やっと今回お墓参りに出かけた不義理な孫なのだ。お墓は千葉県松戸市の八柱霊園という大きな霊園にある。小さい頃は祖父や祖母にくっついて何度か遊びに来た記憶が今でも残っている。いくつものお墓が手入れもされていない野ざらし状態の中、祖母の眠るお墓は花も新しく掃除も行き届いていた。それというのも祖父が月命日には必ずお参りに来ているからだ。祖父は元気だとはいえ自宅から遠いこの場所まで毎月出かけることは決して楽ではないはずなのに。でも祖父にとってはそれは「最愛の妻に逢いに来ている」ということなんだろう。私は死後これだけの結びつきを持っていられるだろうか? そんなことを考えながら祖母にこれまでの非礼を謝り、「今度は桜の咲く春にでもお参りに来るね」と心の中で約束した。祖父と(父方の)祖母が元気なうちに私は何が出来るのだろう? やはりひ孫の顔を見せてあげることなのかな。 −−−過去の今日のこと−−− 2002年12月09日(月) 粉雪舞う中『モーツァルト!』観劇2001年12月09日(日) 『アド街』HPの掲示板