Wanderings / 千津
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 2002年09月07日(土) 未来の有無 

大学のある町に戻った。友人と会い芸術鑑賞と食事を楽しんだ。彼を送って帰ると、部屋では彼が待っててくれた(頼んだのだけれど)。

喧嘩した。彼の甘えた考えといい加減な態度に、初めは我慢していたけれど結局泣いた。態度を改めるように言ったけれど、彼にとって都合の悪いことは全て拒否された。彼は自我を通すことばかりを優先させて歩み寄ろうとしない。罵りたいのを我慢した。また別れ話が出た。彼が頑ななままなら別れるんだろうと思った。私だけ変わろうとしても意味が無い。私は彼に都合よく変わりたい訳ではない。彼も変わってくれなければ何も変わらない。

だけど私はかなりの部分で彼が好きで、彼を嫌いになった訳ではないから、もう少しだけ頑張ろう、続けてみよう、と思う。彼は私に辛い思いをさせられるのが嫌で別れたいと言った。嫌いになったわけではないと言った。それはただの逃げだと思った。何ものにも向き合わずに都合よく生きていくなんて何を甘えたことを言うのかと思った。人は使い捨てできるものじゃないと言った。

彼は甘ったれた卑怯者だ。そして自分の行動を見ず反省せず直そうとしない。

私は自分の言葉と行動と思いに応えてくれる人が欲しい。人に無償で与えられるほど出来ていないから、与えたらそのぶん返して欲しい。彼はそういう人じゃない。私は人の居る家がほしい、誰かとつかず離れずの距離で暮らしたい。この10ヶ月間、彼がずっと傍に居たからその延長で彼を選びたかった。だけど今の彼には未来が無い。きっと私は疲れて離れるだろう。保身も含めて、少し離れようと思った。

一人暮らしをしていいよ、と言った。彼の母親は(私と引き離すためか)予定より生活費を多めに渡すと言っていたらしく、それならゆとりのある生活が出来るから、今のうちに越したほうが得だと考えた。彼の親が引っ越し資金を出すのは一度きりだから、一足飛びに二人で暮らしたいと思ったけれど、次の引越し資金は二人で貯めれば良いと思い直して、貯金を始めようと提案した(もとから私は自腹だったし)。彼は嫌がったけれど、今まで隣に居た人間に配慮せず傷つけてまで行動しようとしたことへの代償だと言って承諾させた。引越ししなければ別のことに使えばいいし、行動しようとしたときにお金が無いのは困るから、そしてその間に私自身の気持ちも整理したい。

・人に口出しさせるな
・口出しされたら閉じさせろ
・そして聞くな
・振り回されるな
・甘えるな
・逃げるな
・見つめろ
・変えろ
・人を傷つけるな
・人に配慮しろ
・母親になんでも言うな


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