Wanderings / 千津
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 2001年11月12日(月) よろしく 

また帰ってきました。えんぴつ。書きたい事が決まらずに、作っては消しの繰り返しだったんですが、懲りずに「また」です、ごめん。

折角彼氏もいる事だし、恋愛ジャンルにしましたが、書けるのか、ね? ヨタ話ですが、よろしくお願いします。

純粋な「日記」はこちらで借りてます、併せて読むと一日がわかるかも。面倒。向こうのデータを簡単に持ってくる方法って無いのかしら?

 2001年11月13日(火) ひさしぶりに独り 

私は今日は一日中寝てました。彼は大学に行きました。彼が昼に帰ってきてからも寝てたらば、彼も一緒に昼寝し始めました。2人して昼間から寝てるワケです。ダメ。

小1時間程昼寝した後、彼がスクールに行くので、最寄り駅まで車で送(ってあげ)る為ようやく起き上がりましたが、いかんせん2人して寝ぼけていました。駅前に着いて、彼が車から降りる時になって

「携帯忘れたかも」

と言われて焦ったものの、取りに帰る程の時間も無かったので、そのまま置いてきましたが。

私はあまり携帯メールとかしないのですが、それでも彼とは大学が終わって別れてから1.2回はやりとりしているので、「メール送りたいかも」と思った時に送れないのは意外と寂しいものです。

私は1人で平気なタイプなんですけど、人寂しいとかじゃなくて、よりによって「そこにあるべきものが無い寂しさ」を感じるとは不覚でした。割と大きい存在なのかもしれません。奴め。

彼が忘れていった携帯電話は、私のものと並べられて充電中です。変な光景。

 2001年11月16日(金) 泊 = 語 

彼が実家に帰ってしまい、寂しいので共通の友人(♂)のトコに泊まりにいきました。

(*「実家に帰る」も何も、彼は自宅から大学に通っているので、本来ならば毎日帰る筈)

せっかく行ったにもかかわらず、友人は「これから出かける」などと暴言を吐くので、仕方無く留守番しました。ひとり残されて「寂しいからここに来たのに、どうしてひとりぼっちなのかしら」などと、チラリと思ってみたりもしましたが、むしろここで過ごせば光熱費が浮くんだ、と思い直し、仕方ないので勉強しました。3時間程して友人が帰宅したので、夕食を用意してあげました。

お泊まり宜しく、「そろそろ寝るか」と消灯した後は語りました。内容の一つに、私と彼は内輪(友人含)でどんな風に思われているのかしら、と聞いてみました。すると、いつセックスしたのかまで知られていたとのこと。友人が彼に「昨夜はどうだった?」と聞くと、彼がニヤリと笑うらしい。笑うなよ。友人達にはまだ清い関係だと思っていて欲しかったのに、大学に行くと「昨夜はヤったんだな」と思われている訳ですよ。恥ずかしい。しかも違う友人にはセックスの内容まで話した事もあるらしい。話すなっつの、変態め。

でも、付合いはじめる前、彼の方が先に私を好いていたらしい事を聞いて、少し嬉しくなりました。付合いはじめる前は、全然好かれていないと思っていたので。

 2001年11月21日(水) 先立つものは 

彼を飼うようになってから家計は火の車です。今月から(食+雑+光熱費)(泊日数/30日/2人)+(嗜好品/2人)円を月末に彼から徴収する事を決めました。だからと言って泊日数を減らされるのは痛いのだけれど。一緒に暮らしたい。

 2001年11月28日(水) 凹み 

最近、彼のバイオリズムは停滞期らしく、家の中には辛気臭い生物が巣くっています。「(実)家に帰るよりも、ここ(私の家)の方が落ち着く」と言ってくれるのは彼女冥利につきるけれど、勉強出来ないしないのは自身の所為でしょう、と。

放課後、(彼と仲のいい男)友達が抜打ちで遊びに来ましたが、彼の凹みっぷりを見るなり驚き、その不機嫌な様を恐れて、皆すぐに退散してしまいました。こんな調子では友達無くしてしまうのでは、と心配しました。あまりに落ち込んでいるので、お菓子を買って来てあげました。幼子の面倒を見ることとどれだけの差があるのか。

 2001年11月29日(木) 慣れ 

明日、彼はスクールでテストを受験するというので勉強しています。勿論私の家で、私の隣で。私の家(部屋)は狭い1ルームなので、どちらかが一人作業に入ってしまうと、残されたほうは中途半端にヒマです。勉強に使用できるスペースは一人分しかないので、私はベッドの上でネットをしています。日記の対象を目前にして書くのは落ち着かない…と思いきや、意外と普通かもしれません。ドキドキしない。

彼と半同棲状態になってから1ヶ月ほど経ち、狭い部屋に長く一緒にいる為に、大分恥じらいも忘れてきました。私は、彼が居る時は吐いたり足裏をいじったりしないようにしていたのですが、今はどちらもしてしまいました。案の定怒られました。「弄ったら襲うぞ」とも脅されましたが、意味無いっつの。ともあれ気持ち悪いと嫌悪されるよりも心配してくれた事に感謝。

 2001年12月02日(日) バイオリズム 

課題を作成する為に、20時頃から大学に行きました。大きな作業室があって、各自好きな場所で作業をして良いので、なんとなく各々のスペースに「溜まる」人の種類が似通ってきます。

私と彼は一緒の場所で作業をしました。その場所には彼の友達も居ましたが、0時過ぎにその友達は帰りました。その後は、その場には私の友達しか残っていなく、彼はそれまでの様子から徐々に沈み始めて、いつの間にか席を外して消えてしまいました。彼は、彼の知らない人(彼の苦手なタイプの男女)と私が話しているのを見て軽い孤独感を感じ、それを発端にして色々ものを憂い始めたらしいのです。3時間くらい経っても作業室に戻らないので心配して、携帯電話で連絡を取ってみたりもしましたが、どうにも心情的にそこに居続けることが辛いらしく、間も無く帰宅する事にしました。

帰宅した後、彼は、最近沈みがちだった気持ちが、これを契機にして一気に沈んだらしく、とても辛そうでした。私は(自身の浮き沈みの激しい性格なので)彼の気持ちに自身の経験を併せて辛くなる一方、側にいる事しか出来なく「側に居て何もしない事」の難しさを感じていました。ベッドに入ってから、ずっと、私は彼を抱き締めながら、涙を流し続けていました。それは、失礼で、傲慢だったかもしれません。


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