
レンアイチュウドク
チェリィ
MAIL
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| 2001年11月26日(月) ■ |
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| ピアス |
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一息ついたところで 「ちょっとこい」 と外に呼び出しされた。 2人の事情はしらない友達の前で ちょっとあせったけど・・・・ 「なんだろーね・・・」 なんて出ていく。
車の中をごそごそしている。 そして出てきた小包。
「ほら」
恥ずかしそうに手渡された箱その場で丁寧に開けた。 ちょっとだけ手が震えているのを隠しつつ 暗闇で車のルームランプを頼りに中をのぞき込む。 彼らしいシンプルなシルバーのピアス。 すごく嬉しかった。 買い物嫌いの彼が一人でこれを買ってきたのかと思うと おかしかったけど。
「適当に選んだ」
なんてすこし怒ってるようにも見える照れ隠しの顔。 ちょっとだけ触れた手と 夜の静寂と ぎこちない間と
どうにも2人とも照れてしまって 結局ありがとうだけ言ってまた中に入った。
キスぐらいするかと思ったのに・・・。
何事もなかったようにまたおしゃべりは始まる あたしはこっそり部屋にいってピアスをしてみた。 髪で隠れてみえなかったけど 一人うれしくてまいあがった。
移動で疲れ切ったあたしたちはその夜 別々の部屋で眠った。
わずか数メートルの距離に彼を感じて。
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