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レンアイチュウドク
チェリィ
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2001年11月23日(金)
意思は弱い。

逢いたい気持ちがどんどん押し寄せてくる。

電話の度に逢いたいのに逢えない理由を繰り返す。
自信のない自分のイイワケ。

実際逢って幻滅されたらどうしよう?
そんな事ばかり考えている。

そんな事ないから。

彼は言うけど。

だいたいネットで知り合ったヒトと逢う事自体
ちょっとちがうわ。とか。
まだまだ信用しきれてないとか・・・。
そんなことばかりブツブツ繰り返す。


心のどっかでは決心ついてるのに。




もぅいいや。



結局あたしはあたしでしかないんだ。
ありのままのあたしをみてもらおーじゃない。


かたくなに逢わないと言っていたアタシの意思は



弱かった。



・・・・・・・・・・。


目がぱっちりしたのすきなんだっけ?
あたしはいつも眠い目してるわ。
肌の綺麗なの好きなんだっけ?
夜更かししすぎてぼろぼろよ。
色白はだいたいあってるわね。
やせ型っていうよりはやせすぎなの。
胸もないのよ?
髪はのばしかけ。肩より長いくらい。

外見ばかりを気にするあたし。

そんなんで好きになったわけじゃないだろ。

という彼。

わかってるよ。
わかってるけど
少しでも彼に近づきたくてリサーチしてんじゃんかよ。ばーか。



結局・・・・・逢いたい気持ちにはかなわず。

奥様が出産で実家に帰ってる間に逢うことになった。

なんだかそーいうのって好きくない。
しょうがないんだけど。
彼が自由になるのはそんな時ぐらいだから。

オフ会という事で4人で逢うことにした。
2人で逢いたいという彼に
壁をつくってしまうあたし。
とりあえずは・・・・みんなで盛り上がれば。
そうじゃなきゃあたしの心臓が
どっかにぶっ飛んでいきそうだったんだ。

緊張して緊張して体調壊すぐらい。

・・・・・・・・・・・。


駅で待ち合わせ。

携帯が鳴る。

彼だ。

「いまどこ?」

電話で返事するよりも早くあたしは彼をみつけた。

初めて逢う彼なのに
遠くの人混みから歩いてくる彼を
あたしはすぐ見つけたんだ。
視力あがったのかな・・・・。
ぜったいあのヒトだ。って思った。

背が高い。
猫背ぎみにべったらべったら歩いてくる。
思ったより見た目が若い3つ上の彼。
にっこり笑いかけてきた。

正解。

今にも飛び出して来そうな心臓。
ばれないように。
第一声は 
「どこみてんだよ」
・・・・・たしかそんなかんじ。
その時だけであとは目合わせられなかった。

彼の視線を感じながらぎこちない会話がつづく。

とにかくしゃべり続けていたような気がする。

・・・・・・・・・・・・・・。

またやっちゃったかな。


うるさい女って思われているかな。
行儀がわるいって。
男っぽい言葉使いで。
がさつで。


結構これでもいっぱいいっぱいなんです。


ぁーぁ・・・本当はクールに行きたかったのにな。


初対面でこれじゃぁ彼もあきれますね。


どぅ思ってるんだろ・・。



彼を盗み見しつつ・・・宴会はつづく。







エンピツ