
レンアイチュウドク
チェリィ
MAIL
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| 2001年11月16日(金) ■ |
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| アントシアニン |
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初夏の風は気持ちよくて 海に近い場所で暮らすあたしは よく海にいくようになった。
彼の好きな海。
お互い見ている海の景色は違えども どこかで繋がってると感じる。
ぼーっと海を眺める。 1日たりとも頭から彼を忘れる事はない日々。 まだ写真でしか見たことのない人に なぜ日ごと思いがつのるのか 自分でも不思議でならない。
外見ではない中身から始まる関係。
見えない相手だからこそ 自分を知ってもらおうと 良く思ってもらおうと 暗中模索の日々。
どんな顔で笑うの? どんな顔で話しかけてくれるの? どんな手であたしを包んでくれるの?
いつしか 「逢ってみる?」 なんて聞かれるようになった。
まだこの時は絶対逢わないと決めていた。
家族に対するあたしなりのけじめとして。
そしてまだ彼をどこかで信じていない自分に対して。
これが恋なのか愛なのか 確信もないまま ただただ惹かれていく彼の存在が まだなんなのかはっきりしていない自分 海に漂流する藻屑のように ゆらゆら流れるまま流される たどり着くのは何処なのか。
そんな中途半端な気持ちで逢う事なんてできないよ。
「逢いたいけど逢えない」
わかってくれるかな。
ふれてみたいんだよ・・・・。あたしだって。
でもこれだけはわかって
もぅあたしは彼のアントシアニンで 真っ赤に染まってるの。
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