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しもさんの「気になる一言」
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2020年06月11日(木)
眠れる森の美女になった気分(笑)

昨日、梅雨入りの報を耳にして、反応した私の脳は、
明日から、サワガニとカタツムリが主役の映画が撮れるな、だった。
案の定、サワガニは、下を見て歩かないと踏み潰してしまうほど、
それに比べ、カタツムリは数匹。この違いが気になった。
しかし、それ以上に喜んだのは、サワガニ撮影をしていると、
普段あまり目にしない、チョウチョやトンボが
私の体の周りを近ず離れず、飛び回ってずっとついてきたこと。
なんだか、眠れる森の美女になった気分(笑)である。
今日は、公園エントランスを撮影した時から、
スズメをはじめ、多くの鳥たちがさえずり、いつもと違う雰囲気、
さらに、川面の立ったら、カワセミが私の目の前を横切り、
大きな鳥たちが、一斉に飛び出した。
植物は、小雨に濡れて、いつもより輝いていたように見えた。
スカートでも履いていたら、グルグル回ってしまいたくなるほど、
自然の動植物たちに囲まれ、通勤中、贅沢な時間を過ごした。
こうした体験、文字にしてもわかりにくいかもしれないけれど、
記録として残したくなったので、今日の一言。
でも、森の妖精たちは見かけなかったなぁ。



2020年06月10日(水)
なんだか運動場みたいだね

柿田川公園で耳にした、ショックキングな台詞。
新緑が眩しい季節の柿田川公園、トイレも改装され、
三密を避けるには、この周辺では気軽に訪れやすい場所、
老若男女が適度な距離を空けて楽しんでいた。
テイクアウトでゲットしたお弁当なのか、
適度に配置されたテーブルは、ランチが並んでいた。
しかし、残念なことに、餌付けされてしまった鳩の群れと、
芝生が完全に剥げてしまった「芝生広場」の土ぼこりが、
楽しそうなピクニック気分を壊してしまっていた。
梅雨入り直前の乾燥した土が舞い上がる様子をみながら、
公務員現職時代に手がけた工事だったので、胸が痛んだ。
それを見越してか、こんな会話が私の耳に入っていきた。
「なんだか、運動場みたいだね」
「いや、もっとひどいんじゃない」・・
これ以上は書けないが、両手で耳を塞ぎたくなった。(涙)
「宝の持ち腐れ」って言葉は、厳しかったなぁ。



2020年06月09日(火)
「冷房の28度」と「暖房の21度」って?

季節の変わり目、会議室を使うにあたって、
空調の設定で悩んだことがある。
ある人は「冷房の28度じゃ、寒いんじゃないの?」と言い、
だから「暖房の21度くらいでいいんじゃないの?」と言われた。
私は、頭の中が整理できず、「冷房の28度」と「暖房の21度」と
メモをして、しばらく忘れていた。
クーラーもほとんど使わない私は、あまり意識したことがないが、
読者はどうだろうか?
自宅のエアコンで「冷房・暖房・除湿」の切り替えがあるのは
知っているが、それを使い分けているか、と訊かれれば、
恥ずかしい話、Noだ。
夏は扇風機だし、冬はホットカーペット、
これさえあれば、なんとか乗り切れる体質だし、
特に冬は、寒かったら、すぐ布団に潜り込むタイプだから、
機械の温度に興味がないのかもしれないなぁ。



2020年06月08日(月)
ただ今、32度。暑いですねぇ(35年前の甲子園大会)

スポーツ観戦好きの私は、新型コロナ自粛で寂しいが、
毎回、見入ってしまうテレビ番組がある。
放送局までメモしなかったが、
テレビ番組「あの試合をもう一度!スポーツ名勝負」。
特にお気に入りは、高校野球の白熱した試合中継。
今回は「1985夏 PL学園vs宇部商 決勝戦」
あの「KKコンビ」(桑田・清原) 最後の夏の大会。
清原選手の決勝戦2本のホームランは、インパクトが強く、
桑田投手の力投も見逃せない。
だけど今回メモしたのは、35年前の実況中継。
「甲子園の決勝、涼しいのは似合いません」
うんうん・・確かに熱気ムンムンで、ヒートアップ。
画面から聞こえてくる応援団の演奏は「アラレちゃん」(汗)
しかし、もっと驚いたのは、アナウンサーの一言。
「甲子園の決勝、涼しいのは似合いません」の後に、
「ただ今、32度。暑いですねぇ」
そうか35年前は、32度で暑かったんだ・・とメモをした。
今では、梅雨入り前の6月初旬でも、30度を超え、
32度では、涼しいねぇ・・という会話が交わされるのに・・。
暑さの質が違うのかなぁ、32度で暑かった35年前。
地球は氷河期向かっているというのに、おかしな現象だよね。



2020年06月07日(日)
池上さんに説明してもらえばいいんじゃない?

地元地域別に実施している月に1度の資源ごみ回収。
行動自粛をしていたためか、空きビン・空き缶をはじめ、
持て余した時間を庭の草木の手入れをした人が多かったのか、
短い枝木が詰め込まれた袋も、前年に比べて大幅に増えた。
さらに、新型コロナウィルス感染症の世界規模感染拡大を受けて、
古着類の海外輸出が困難な状況となり、今月から当面の間、
古着の回収も自粛することが求められたにもかかわらず、
残念なことに、古着は山のように運び込まれた。
周知不足もあるけれど、知っていたのに出した人たちもいる。
傾向的には、あの人も出していた等の理由で、
みんなで渡れば怖くない方式の年代なのか、
高齢者が多かった。(気がする)
小さい子供たちに手本を示す役割の年齢層が身勝手な行動、
外出自粛も構わず、歩き回っていたのも意外と年配の方が。(汗)
人生の先輩に、古着はダメですよ、と声をかけにくい、
そんな若い人の意見もあったが、意見をもとめられたので、
いつも、思っていたことが口から出てしまった。
「池上さんに説明してもらえばいいんじゃない?」
もちろん、テレビでお馴染みの「池上彰さん」のこと。
テレビ大好きの高齢者にとって、安倍総理や有識者の意見よりも、
彼が番組の中で「こういう理由で、古着回収は自粛しましょう」と
一言説明してくれる方が、効果があると思ったから。(笑)
Withコロナの時代、マスメディアに代わる情報伝達手段は、
伝えたいターゲット層が関心を持つような人物と周知方法の選択。
これに尽きるなぁ。



2020年06月06日(土)
あなた生きてるんだから、まぁかわいい、幸せにならなきゃだめね

映画「命みじかし、恋せよ乙女」(ドーリス・デリエ監督)から。
原題「Kirschblüten und Dämonen」は「さくらと悪魔」の意味、
それが、どう解釈したら「命みじかし、恋せよ乙女」になるのか、
ちょっと首を捻りながらの鑑賞となってしまった。
ただ、今の日本とドイツがともに抱える社会問題が満載で、
性同一性障害や、引きこもり、アルコール依存症、単身老人世帯など
あげたらキリがないくらいの現実を突きつけられた気がする。
振り返ると、何気なく撮影されていたドイツの車に書かれていた、
「ドイツがドイツであるために」というフレースが引っかかった。
それはトランスジェンダーでアルコール依存症の主人公が、
男として、夫として、父親として「あるべき自分」や「理想の自分」から
「自分が自分であるために」と悩み続ける葛藤の日々と重なったから。
住んでいるドイツでは、居場所がなかった彼を受け入れてくれたのは、
日本の老舗旅館「茅ヶ崎館」の女将に扮する(故)樹木希林さんだった。
トランスジェンダーを個性として受け入れているようでもあり、
男湯・女湯の場所を案内しながら、こう尋ねた。
「こっちが女の方、こちらが男の方、あなたはどっち?」
そして、部屋に案内し、着替えの着物を選択させる時も、
女性ものを選んだ彼に「あーこれが好きだったのね」と差し出し、
「あなた生きてるんだから、まぁかわいい、幸せにならなきゃだめね」と
何の抵抗もなく話しかけた女将が、とても温かった。
どんな人生を送ってきた人に対しても、差別をせず接すること、
これが彼女の遺作となったからこそ、記憶に留めておきたい。

P.S
スマホの翻訳アプリを通して会話する外国人(ドイツ人)に
「あなた日本語上手ね」と声を掛けるボケぶりは最高だったなぁ。



2020年06月05日(金)
リセットとは、強制的に起動しなおすこと

62歳のテーマを「リセット」と発表したが、
常に意識するために、定義を確認しておこうと思った。
辞書によると「すべてを元に戻すこと。最初からやり直すこと。
また、状況を切り替えるためにいったんすべてを断ち切ること」
または「機械や装置を、作動前の初めの状態に戻すこと。
セットしなおすこと。コンピューターの場合、
特に正常な動作をしなくなった時に、
強制的に起動しなおすことを指し、再起動と区別することがある」
実は、この「強制的」という言葉が気に入った。
今まで「断捨離」を意識し、自分のお気に入りを取捨選択する、
そんなことを続けてきたが、どうも思い出に引っ張られて、
整理整頓下手の私にとっては、向いていないことに気付いた。
Macがフリーズした時に、待ちきれず画面背後の
Resetボタンを押す感覚とちょっと似ているのかもしれない。
「もしかするとデータが壊れてしまう」という恐怖と、
「それでも仕方ないじゃん」という気持ちの切り替えが交差し、
「えい」と押す瞬間、無事に立ち上がってくれ、と願う気持ち。
このリセットするドキドキ感とワクワク感を、
62歳の1年間で、どれくらい味わえるんだろうか。
今までの経験、実績に頼らないで、どこまでやれるかなぁ。



2020年06月04日(木)
62歳のテーマは「リセット」

毎年、誕生日を迎えると、今年はどんな1年にしたい、と決め、
多くの人にコミットメントしながら生活してきた。
60歳のテーマは「お裾分け」61歳のテーマは「収穫」だった。
そして、今年62歳のテーマは「リセット」。
61歳の私は、長年勤めた地方公務員を定年退職し、
身体的にも精神的にも、もがき苦しんだ一年だったけれど、
新型コロナ騒動の関係で、テレワーク、行動自粛を経験し、
自分を見つめる時間が取れたことが、一番大きな「収穫」。
徴兵制のある国の若者は、兵役を経験することで、
国のこと、家族のこと、自分のことを考える時間を与えられ、
愛国心、家族愛、そして自分を大切にすることを学ぶ、
そんな話を耳にしたことがある。
昨年の1年を振り返ると、まさしくそんな感じだった。
どうしても自分の住む町、自分の働いた職場のことが気になり、
口には出さないけれど、不平不満が溢れたことも何度か・・。
その度に「もう、職員じゃないんだから」という台詞を呟き、
行動、発言を押さえてきた気がする。
さらに新年に入り、インフルエンザ罹患、足首の捻挫、
行動自粛と新しい生活様式の模索、で今日の日を迎えた。
今年の行動イメージは「断捨離」ではなく「リセット」。
スゴロクの「振り出しへ戻る」って感じかな。
それくらい、意識を割り切りたいなぁ、と思う62歳。



2020年06月03日(水)
脳及び神経の損傷で突然笑い出します

映画「ジョーカー」(トッド・フィリップス監督)から。
周りから差別され、孤立して、虐められて・・心が壊れていく、
そんな様子が手にとるように伝わり、切なくなってしまった。
彼の心の叫びは、胸が締め付けられる台詞もあった。
「心の病を持つ者にとって、最悪なのは、世間の目だ。
こう訴えてくる、心の病などない。普通の人のようにしてろと」。
表向きでは、差別はいけない・・と言いながらも、
実は、障害者は弱者と決めつけた態度を目にし、台詞を耳にする。
この「バットマン」の悪役「ジョーカー」は、私たちが作り上げ、
成長させてしまったのかもしれないな、と感じてしまった。
さて、気になったのは「バスの中で見せたカード」。
バスの中、突然大声で笑い出し、乗客の誰もが不愉快さを見せた時、
彼がそっと出したメッセージカードにはこう記されていた。
「笑うのは許して。病気です。脳及び神経の損傷で突然笑い出します。
ありがとう。返却して」
笑いだすことを、私たちがしっかり「病気」と理解できるかどうか。
奇怪な声を張り上げる人や、1人で大きな声でブツブツ言う人と
すれ違う時、病気と理解できるけれど・・。
テレビ出演した彼は、こんな台詞を視聴者に向けて発した。
「喜劇なんて主観さ、そうだろ? 
みんなだって、この社会だってそうだ。善悪を主観で決めてる。
同じさ、自分で決めればいい。笑えるか、笑えないか」
う〜ん、重たい言葉だなぁ。



2020年06月02日(火)
猫好きは「猫」が好き、犬好きは「自分の好きな犬」が好き

柿田川公園駐車場を訪れる人たちを眺めていると、
犬好き、猫好きがはっきりしていて面白い。
柿田川公園駐車場のシンボルとなっている大銀杏の下で、
犬と猫を見かけることが多いが、
彼らの姿を撮影している人たちの会話や様子の方が、
私のメモ対象となった。(笑)
「一般論ではないかもしれないが」と前置きをするが、
「猫好き」の人は、どんな種類の猫でも、どんな色の猫でも、
死んでるかのように、脱力感よろしく寝っ転がっている猫でも、
「かわい〜」と近寄り、写真を撮る。
それと比べて、私も含めた犬好きは、どんな犬でも好きではなく、
自分の気に入った犬だけが可愛い。
自分が飼っている犬は可愛いけれど、同じ種類でも、同じ色でも、
自分の犬と同様に可愛い、とあまり感じない気がする。
会話の中で、犬派、猫派という話が出るけれど、
どちらの動物が好きか?ってことではない気がする。
万民を愛せる「猫好き」と、自己愛が強い「犬好き」、
そんな比較なのかもしれないなぁ。