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しもさんの「気になる一言」
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2018年10月05日(金)
初めて覚えた日本語は「生ビール2つください」

先日、在日期間の方が長くなりました・・と話す外国人と
食事をしながら話す機会があった。
「来日当時の様子覚えていますか?」と訊ねたら、
「はい、面白いことがありましたから・・」と照れながらも、
当時の様子を克明に覚えていた。
まずは、日本人がよく使う言葉を真似するところから、
日本語を覚えようと思って、友達と居酒屋に入ったらしい。
隣のテーブルで日本人がビールを頼んでいる。
「生ビール2つください」
また、隣のテーブルでも「生ビール2つください」
それを真似て、彼らも「生ビール2つください」。
こうして、一番最初に覚えた日本語は「生ビール2つください」
しかし、この話にはオチがあった。(笑)
後日、日本でのビールの注文の仕方を覚えたので、
1人で居酒屋に入り試してみた、と言う。
そして、自信満々で店員に向けて、ビールを注文した。
「生ビール2つください」
まだその頃は、2つが2杯だと知らなかったから・・と笑い、
私たちを楽しませてくれた。
こういう話、まだまだいっぱい持ってるな、彼は。



2018年10月04日(木)
台風は自力では動きません

毎週のように週末のイベントを開催しながら、
天気予報で説明する「台風」についての定義が面白い、と
いつものようにメモ帳片手に、テレビを見ることが増えた。
最近の気付きで「なるほど・・」と思ったのは、
「台風は自力では動きません」だった。
解説では「周りの風の影響を受けて動く」というもの。
恥ずかしい話であるが「台風が周りの風を巻き込み、
進路を少しずつ変えていく」のだと勘違いしていた。
逆に無風状態では、台風は動かない、ということらしい。
言いかえれば、日本列島を縦断する風が吹いているから、
台風は、風の流れに乗って移動する、ということ。
もっと言えば、その風をコントロールできれば、
日本列島に台風は直撃しないという理屈でもある。
もしかしたら、今の技術では可能なことなのかもしれないが、
それをしないのは、日本人の自然を敬う心なのかもしれない。
これだけ全国で自然災害が続けば、無理矢理でも
「台風」の進路を変えようとする人がいてもおかしくないのに。
自然の恵みを受けながら生きてきた、日本人らしいなぁ。



2018年10月03日(水)
雨時々やむ

ここ数日の間、一番目にしているのは、天気予報のサイト。
どれも同じかと思うと、意外と少しずつ違っていて、
どれを信じればいいのかわからなくなってしまう。(汗)
その中で、時々、笑ってしまう予報を見つけると、
ここぞとばかり、メモをしてしまう。
先日の台風24号でよく見かけた「竜巻注意報」では、
「空の様子に注意してください。
雷や急な風の変化など積乱雲が近づく兆しがある場合には、
頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
落雷、ひょう、急な強い雨にも注意してください」
一見、よく見かけるメッセージであるが、
雨がひどくなってきたのに、わざわざ外に出て、
雲の様子なんて見れないだろう・・と思ったし、
ましてや「夜」に、空の変化なんて気付かないよ・・と
へそ曲がりの私は思ってしまった。
けれど、一番笑ったのは「雨時々やむ」というフレーズ。
「雨時々曇り」とか「雨のち晴」ならわかるけれど、
「雨時々やむ」は、タイミングを外された予報だった。(笑)
これって、どういう意味なんだろう・・まさかそのままの意味?



2018年10月02日(火)
「金足農業のツーランスクイズ」を忘れるな

暴風がおさまるまで、怖くて寝るにも寝られずにいた。
テレビとインターネットで、台風情報を随時確認しながら
多くの方の、悲鳴にも似た投稿を見ていたが、
この視点は面白いな、と思った書き込みがあった。
「台風24号に注意と思ったら、後ろに25号が追いかけている。
この光景、どこかで見たことあると思ったら、
金足農業のツーランスクイズだった」
確かに、台風の進路図を眺めたら、その通りだった。
この夏、甲子園を沸かせた準優勝チームの驚く作戦、
それが「ツーラン・スクイズ」だったのは記憶に新しい。
今回に台風に例えれば、24号が通り過ぎて、
ちょっとホッとして気をぬくと、25号が追い討ちをかける。
言い換えれば、台風シーズンが終わるまでは、
緊張していないと、試合を決定づける大参事になるよ、
そう教えられたのは、滋賀代表の近江高校だけではなかったはず。
24号が北海道を抜けたころ、25号はもう沖縄に近づいている。
気を付けなければ・・。



2018年10月01日(月)
夜って、こんなに暗かったんだ

台風24号が通り過ぎ、ホッとしたのは束の間、
翌日のお昼くらいに発生した私の自宅を含む一部地域の停電で、
思わぬ生活を体験することになった。
驚いたことに、自宅周辺は、ほぼ真っ暗。
光が漏れても、ロウソクか懐中電灯の明かりくらいかな。
停電で、被災地の生活体験を少ししたくらいに考えていたら、
冷蔵庫の中身は腐るからと、懐中電灯の光で調理して、
手探りで食べた。
パソコンはバッテリーがあるから・・と思っていたら、
無線LANの電源が入らず、情報の投稿すらできない状態。
夜の7時から何もすることができず、ガス風呂のスイッチも電気で、
風呂にも入れず、ただ横になるだけ。
「夜って、こんなに暗かったんだ」と呟いた私の驚きが、今日の一言。
ちょっと離れた場所では、停電が復旧し普段の生活に戻っているのに、
こんな住宅街のど真ん中で、孤立した人たちの気持ちを体験している。
役に立ったのは、スマホに内蔵されているライトや、ラジオのアプリ等、
光源と情報、被災地には欠かせないことを知った。
停電は自然災害が原因だから、日本人なら(たぶん)我慢出来る。
しかし、電気というライフラインがいつ頃復旧する予定なのか、
予定だけでも周知しないと、イライラが募ることを実感した。
すぐに復旧しろ、と言っているわけではない。
復旧にはいつ頃までかかりそうです・・それだけなんだけどなぁ。



2018年09月30日(日)
下山課長、最後の互助会旅行ですから・・

台風24号を気にしながら、職場の仲間たちと東京に出掛けた。
職員互助会のバス旅行である。
行先は「東京ミッドタウン日比谷・帝国ホテルのランチバイキング」
(築地散策は、雨天のため中止)
参加者も若い頃から一緒に席を並べて仕事をしたメンバーが多く、
内心、再会するだけでも楽しみにしていた旅行であった。
バスが出発してしばらくして、幹事がいつものご挨拶、
そして最後に「下山課長、最後の互助会旅行ですから、
みんなで盛り上げていきましょう」と付け加えてくれた。
実は、これだけでも涙腺がゆるみ、泣きそうになった。(汗)
もちろん、1人ずつゆっくり話すことは出来なかったけれど、
彼ら、彼女らに支えられ、いや、迷惑をかけながらも、
なんとかここまで来たなぁ、と懐かしさがこみ上げてきたから。
明日から10月、ということは、定年退職まであと半年。
これからは、あらゆる場面で「最後の・・」を実感しながら、
あっという間にすぎる日々を過ごすんだろうな。
「楽しかったけれど大変な半年」ではなく、
「大変だったけど楽しかった半年」にしようっと。



2018年09月29日(土)
観光客に「撮りましょうか?」は喜ばれる言葉

週末の休日も、暇な時は、柿田川公園へ足を運ぶ。
それは、もう日課に近く、就業開始時間を気にしない分、
のんびりとした時間が過ごせることも楽しみの1つである。
エントランスのベンチに腰かけていると、
不思議なもので、一日、何組も同じシーンに出くわす。
それが「柿田川公園」と書かれた大きな石の前での記念撮影。
それも、デジカメかスマホで、交代しながら撮影を繰り返す。
撮影者が入らないから・・という気の使い方が、そうさせる。
そんな時「撮りましょうか?」と声を掛けると、
ほぼメンバー全員からの、嬉しそうなお礼の言葉が発せられる。
高齢者の女性グループから、子育て世代の若いファミリーまで、
訪れたメンバー全員の写真が、どれだけ旅行の記念になるのか、
心得ているつもり。
勿論、無理強いはしないし「私でよければ」の一言を添えて。
柿田川公園を訪れてくれた方々の笑顔、私も嬉しくなる。



2018年09月28日(金)
たった8年間で、素人だった彼は影響力のある芸術家に

映画「ゴッホ 最期の手紙」(ドロタ・コビエラ監督)から。
「この作品は100人以上の画家による手描きの絵による映像です」
作品冒頭のテロップが示すとおり、今までに観たことがない形式。
とても新鮮だった・・と記しておきたい。
作品は、ゴッホの死の謎解きを中心に展開されるサスペンスだけど、
油絵風の画像が、なぜか緊張感を和らげてしまった。(笑)
さてゴッホについて、多少の予備知識はあったつもりだったが、
あっ、この視点でゴッホを評価したことはなかったな、とメモをした。
「フィンセントは28歳にして初めて絵筆を手に取った」
これは、画家としては遅咲きだった、という知識があったものの
「たった8年間で、素人だった彼は影響力のある芸術家に・・信じられん」で、
そう言えばそうだよなぁ、とメモをした。
エンドロールに近いテロップで、こう文字が浮かびあがる。
「彼は8年間で800点以上描いだが、生前に売れたのは1点のみ」
「死後『近代絵画の父』と称される」と、その不思議さを再認識した。
どんなに絵が好きだったとしても、また毎日描いていたとしても、
さらに、どんな天気でも一日中絵を描いていたとしても、
絵画の世界で「印象派の巨匠」と呼ばれる存在になれるものだろうか。
私は、そちらの方が「謎」に近い。
彼を変えたのは「友人のゴーギャン」なのかな。



2018年09月27日(木)
短い一生で 心魅かれることに 多くは出合わない

(没後20年特別展)「星野道夫の旅」(クレマチスの丘(IZU PHOTO MUSEUM)に
今月になってから、何度となく足を運んでいる。
アラスカに魅了され、移り住み20年近く写真を撮り続けた彼は、
単なる自然写真家ではなく、本当にアラスカを愛おしく思っていたことが、
それに添えられた言葉とともに、私の胸にズンズン響いてきた。
展示されているどの写真も、文字では表現できないほど繊細だった。
その展示された最後の空間には、彼の自筆を転写した文字が私を待っていた。
「短い一生で 心魅かれることに 多くは出合わない
もし見つけたら 大切に・・大切に・・ Michio Hoshino」
「惹かれる」ではなく「魅かれる」と書いた文字への関心と、
定年退職を控えて心が揺れている私へのアドバイスと受け取った。
私は、ここ数年ずっと夢中になっている「柿田川」に対して、
今後、どう向き合っていけばいいのだろか、と思案していたのも事実。
それを、彼の一言が解決してくれた気がする。
短い一生で、こんなにも魅かれるものを見つけたのだから、
残りの人生、大切に・・大切に・・柿田川に関わっていきなさい・・と。
それも、決して急ぐことなく、悠久の時間の中で自分を見つめながら、
「柿田川の魅力」を全国に向けてお裾分けできれば、最高かな。



2018年09月26日(水)
トイレでの挨拶等、控えさせて頂きます

私のトイレネタを楽しみにしている人がいる。(らしい)
こんな張り紙の言葉、面白くないですか?と通報してくれる人、
こんな看板ありました、と写真付で教えてくれる人、
みなん私に負けず劣らず、トイレが楽しいらしい。(笑)
最近、どこでも見かける「お客様へ」の案内文。
「いつも綺麗に使用していただき誠にありがとうございます」
へそ曲がりの私は、これってイヤミ?と勘ぐってしまうほど、
綺麗に使ってないから、が強調されている気がする。
今回見つけた文は、ちょっと長かった。
「防犯上こちらのトイレは従業員も使用させて頂きます。
尚、トイレでの挨拶等、控えさせて頂きますので
ご了承いただきますようお願い致します」
「防犯上こちらのトイレは従業員も使用させて頂きます」は、
どこでも見かけるけれど、
「トイレでの挨拶等、控えさせて頂きます」は、珍しい。
きっと、トイレで従業員がお客と鉢合わせしたのに、
挨拶もない・・とクレームが入ったに違いない。
小便しながら、挨拶する方が失礼だと思うんだけどなぁ。