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しもさんの「気になる一言」
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2018年04月05日(木)
360=240+120

4月5日(木)、新しい年度が始まり5日が過ぎた。
言いかえれば、私の定年退職まで、あと360日。
さらに、土日・祝日・年末年始などを数えたら120日。
ということは、あと240日、職場に足を運ぶ事になる。
だから、あえて数式の「360=240+120」としてみた。
今まで退職された多くの先輩方から、
「最後の一年はあっという間だぞ」と聞いていたが、
この5日間で、それを実感した。(汗)
最後の辞令交付式、最後の歓迎会、最後の6月議会・・
これから行う行事には、全て「最後の」が頭に付く。
実は、この「最後の」を、私なりに楽しもうと思っている。
桜も、パッと咲いてパッと散るから、皆に愛される、
これが一年中咲いていたなら、こんなに惜しまれる事はない。
だからこそ、この一年は、日々惜しみながら過ごそうと思う。
そして、惜しまれながら退職することが出来たら、
これ以上の幸せはないと感じている。
そのためには、自分の溜めてきた、少ない知識と知恵、
培ってきた人間関係など、全てを後輩たちに伝授したいな。



2018年04月04日(水)
野草を楽しんでください

「柿田川春の自然観察会」の出発前、こんな挨拶があった。
今年は、桜の開花も早いし、チューリップなどの春の花が
きれいな色を見せているが、自然の植物も負けていない、
そんなようなことを言いながら、最後に一言、
「この自然観察会は、野草を楽しんでください」と。
実際に説明を聴きながら、柿田川沿いを歩いてみると、
華やかな色ではないけれど、しっかり蕾をもった花や、
それに誘われてやってくる、昆虫たちがたくさん見つかった。
タンポポ(蒲公英)や、つくし(土筆)、スミレ(菫)など、
ふだん運転している人達にとっては、格好の被写体だったようだ。
「インスタ映え」する光景ではないけれど、
ひっそりと、そしてたくましく、一所懸命花を咲かせようとしている
名前も知らない野草などが、私の五感を刺激してくれた。
万葉集にも登場する「野草」をこうやって楽しめるのも、
年齢を重ね、60歳に近づいたからかもなぁ。



2018年04月03日(火)
外国人が喜ぶ、柿田川の動画をスマホに

先日、わが町を訪れた台湾からの来客との会話、
通訳がいる時はよかったけれど、傍にいなくなった時、
一番助かったのは、私が毎日撮り貯めていた写真や動画。
もちろん、翻訳アプリを駆使して、会話はできるけれど、
柿田川の紹介を、拙い英語で少ししたあとは、
「湧き間の様子」や「展望台から見える景色」を、
動画で見せることが、一番喜ばれた。
「明日、この景色を案内します」、それだけで喜ぶ。
こちらから説明しなくても「水温は?」「いつでも見えますか?」
「どうして湧いているのですか?」など、質問の嵐。
どうでもいいような話題で会話を繋げるよりも、
誇れる「柿田川の映像」を見せたほうが、仲良くなれた。
柿田川のあるわが町に住む、子どもから大人まで、
「外国人が喜ぶ、柿田川の動画をスマホに」を提案したい。
それこそ、町を挙げての広報戦略なんだけどなぁ。



2018年04月02日(月)
君の未熟な技術で人類を犠牲にできない

映画「アルマゲドン2012 マーキュリー・クライシス」
(ポール・ジラー監督)から。
1998年の名作「アルマゲドン」と比較してはいけないと思いつつ、
ちょっと場面設定から、話の展開までが唐突すぎたり、
首を捻るシーン連続で、一言で言えば
なぜか「ハラハラドキドキ」しなかった。(汗)
150分を超える作品と、90分程度の作品では、
作品の深さという点で、その違いは歴然だった気がする。
あえて指摘するとすれば、主人公の提案を
「君の未熟な技術で人類を犠牲にできない」と言い放った
責任者みたいな立場の方の発言は、どうも理解できない。
自分が指示した「ロケット発射」は失敗し、
主人公の提唱する「プロジェクト7(PJ7)」に
地球が救われたにもかかわらず、話は有耶無耶で・・。
「君の未熟な判断で人類を犠牲にできない」と言いたくなった。
タイトルに比べ、不完全燃焼の作品だったなぁ。



2018年04月01日(日)
ウソをつかれているのを悲しんでる最中よ

(4/1 エイプリルフールだからという訳ではありませんが・・)
映画「プルートで朝食を」(ニール・ジョーダン監督)から。
女装が趣味の青年パトリックは、自分が孤児であることを知り、
母親を探す旅に出る。
彼(彼女?)には、誰にも打ち明けられないような秘密・悩みを、
親身になって聴いてくれ、いつも心配してくれる女友達がいた。
そんな友人を誤魔化すために彼は旅の途中に電話して
「こっちは、すべて順調よ、そっちはどう?」と話を振ったのだが、
相手は全てお見通しで「ウソをつかれているのを悲しんでる最中よ」
と応えたシーンが気に入ってメモをした。
相手の口調やトーンで、状態を判断するのは、電話でなければできない。
決して、メールなどでは分からないことである。
だから、こんな携帯メール全盛の時代でも、
映画やテレビでは、電話のシーンがよく使われるのかもしれないな。
以前「会話とは合って話すこと」と定義したが、
電話も含まれることと再定義したい。
このフレーズ、調子を崩している友人の、カラ元気を見破ったら、
使ってみようかなぁ、と思っている。



2018年03月31日(土)
サクラは「ピンク」だと思ったら「白」かったですね

我が町の友好都市である「台湾・苗栗(ミヤオリ)市から、
市長夫妻を始め、行政職員が多数訪れ、行政視察に対応した。
ゴミの分別から道路整備方法まで、多数の質問が飛びかい、
予定していた時間をオーバーするほど、熱心に訊きいっていた。
産業観光課は、国際交流の担当課とした、全体の調整が主だったが、
通訳さんを通じて、彼ら、彼女らと親しくさせていただいた。
前日は、三島市に宿泊して、三嶋大社の夜桜見物をしたことを知り、
日本のサクラの印象を訊ねたら、こういう答えが返ってきた。
「サクラは『ピンク』だと思ったら『白』かったですね」
「えっ、(八重桜だから)ピンクだったでしょ?」と訊き返したが、
やはり思っていたより、白かったらしい。
まさか、ヤマザクラを見たわけじゃないよね?とは訊けなかったが、
もう少しだけ話をしてみると、河津桜や熱海桜のように、
「濃いピンクのサクラ」をイメージしていたようだ。
そういう私も、2月くらいから「梅や桃」と間違うくらいの「桜」を
目にしているので、この時期に咲く「八重桜」に関心が薄くなった。
それでも、彼らには「皆さんはラッキーですよ、
例年なら、満開はあと1週間くらい後なんです」と付け加えた。
年度末と行政視察が重なって、実は大忙しかったけれど、
いろいろなことを気付かされた「国際交流」である。
日本の桜(花見)を楽しみにしている外国人って多いんだなぁ。



2018年03月30日(金)
意外と遠かった「伊東・熱川」

大学時代の先輩たちが「伊豆熱川」に集まり、
久しぶりに同窓会をするというので、飛び入りで参加を決めた。
ただ、河津桜見物の観光客で、渋滞が発生することを予測して、
車を諦め、三島から熱海、そして熱川へと電車で移動した。
一言で言うと「意外と遠かった」(笑)
特に、伊東駅からの伊豆急下田線は単線なので、
とにかく特急通過を始め、電車の待ち合わせ時間が多く、
待ってる間、車両の1カ所を除き、ドアも閉められる状態。
さらに、トンネルが多くて、インターネットが繋がりにくい。
観光客目線で旅をすると、不便なところが目についた。
東京オリンピックをはじめ、、伊豆半島ジオパーク世界遺産、
それを後押しするような、全国規模のJR最大キャンペーン、
DC(ディスティネーションキャンペーン)も間近なのに、
ちょっぴり残念なハード整備だった気がする。
いいのかなぁ、これで。(汗)



2018年03月29日(木)
良心と一騎打ちをしよう

映画「オリエント急行殺人事件(1974)」
(シドニー・ルメット監督)から。
新作の「オリエント急行殺人事件」を映画館で観てから、
まず図書館で本を探して一気に読み直し、
それでももの足りなくなって、本作をDVDで鑑賞し直した。
書籍でも、映画(新・旧)2作品でも、
「まだだめよ、全てが過去のことになってから」という台詞が
解決の糸口になっているのは、変わらなかった。
今回選んだのは、無事、殺人事件を解決したあと、
事件の顛末を警察に報告しなければならないのだが、
私立探偵エルキュール・ポアロは、こう呟く。
「警察の立場で考えるならば、第1の方法が喜ばれるだろう。
では警察への報告を苦心して作文し、良心と一騎打ちをしよう」
この殺人事件を、彼は最後どう処理するのか、
とても興味があるシーンだったので、印象に残った。
またこういった結末は、ストーリーの関係無いのか、
監督独自の発想なども加えられる部分として理解した。
原作の書籍も、新旧の映画作品も、少しずつ違っていて楽しめる。
この比較を楽しむのも、映画の醍醐味かも知れないな。



2018年03月28日(水)
知恵求む! 柿田川日量100万トンの表現方法

柿田川の魅力の1つに「豊富な湧水量」を挙げる人が多い。
けれど「日量100万トン」という量を、
何かに例えて表現する人は少ないのも事実。
観光ボランティアガイドさんたちが良く口にする
「小学校の25メートルプール、2000杯分」が、
本当にふさわしい表現なのか、実は私にはわからない。
「2000杯分」が、私の知識と経験から想像しても、
具体的なイメージが浮かび上がらないから。
だったら、これも、柿田川に関心を持ってもらうための
ソフト事業の一部として、活用したらどうだろう。
基本に戻って、柿田川に関心を持ってもらうことから始めたい。
それが、柿田川理解の第一ステップのような気がする。
さっそく、住民に向けて、問いかけてみようかな。
「知恵求む! 柿田川日量100万トンの表現方法」
面白い例えが見つかればいいなぁ。
私の最近のお気に入りは
「小学校の200メートルトラックを東京タワーの高さまで」



2018年03月27日(火)
議論を始めるために情報がなければ、僕らは迷子です

映画「スノーデン」(オリバー・ストーン監督)から。
アメリカ政府による個人情報監視の実態を暴いた、
元CIA職員エドワード・スノーデンの実話だから面白い。
まだ数年前に発覚した事件として記憶に新しいからだ。
どこまで事実に忠実なのかはわからないけれど、
会話の節々に、なるほどなと思うメモが増えた。
「人生で最も重要な日は?」「 9.11です」
「インターネットは世界中の人々が、
理解し合えるようにするテクノロジーです」
「テロを止めるのは、糾弾ではなく頭脳だ」
「20年後にイラクは見捨てられる。
テロは短期的な脅威だ、真の脅威は、中国・ロシア・イラン。
サイバー攻撃を仕掛けてくる」
「戦闘の第1ルールは?」「敵に悟られるな」
「もし1人でも外部の者や議会に知られたら?」「敵にも知られる」
「秘密保持が防衛だ、防衛が勝利に繋がる」などなど。
そして最後に「暴露は正解だった?」と尋ねられると
「もちろん議論を始めるために情報がなければ、僕らは迷子です。
権力がある人々が、全て機密にして隠そうとすれば僕らは糾弾します」と。
誰もが日々監視される可能性がある情報の世界、恐ろしい時代になったな。