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しもさんの「気になる一言」
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2018年04月15日(日)
選挙は、周りの景色をみないといけない

今年から来年春の統一地方選挙にかけて、
首長や議員の選挙が相次ぐのだが、
立候補する人達は、どんな熱い想いを胸に抱き、
どんなタイミングで立候補を表明するのか、気になっていた。
そんな時、今までに数多くの選挙応援に関わってきた人が、
こんなことを言った。
「選挙の出馬表明は、早ければいいってものではない、
それも、個人の力だけでは絶対に勝てないから、
自分を応援してくれる人がどれくらいいるのか、
既に表明している人にはどうか?、など情報を集めないと、
熱い想いだけで、表明するのは周りが見えていない」と言い、
最後に、こう纏めた。
「選挙は、周りの景色をみないといけない」
言い換えれば、どっしりと構え、周りの景色を眺められる
そんな大局観のある人でないと、首長や議員で大成しない。
そんなことを教えられた気がする。
だからこそ、選ぶ私たちの意識改革も必要なんだよなぁ。



2018年04月14日(土)
「忘れ物ない?」「支払い忘れたから、宜しく」

先日、知人の行きつけの居酒屋で飲んでいたら、
顔見知りの人がいたらしく親しく話していた。
彼ら、彼女らが先に帰る様子だったので、
座った席も掘りコタツだったし、けっこう酔っていたので
荷物いっぱい持ちながら立ち上がった人達に向かって
知人が「忘れ物ない?」と声を掛けた。
それを受けてすぐさま返ってきた返事が
「支払い忘れたから、宜しく」。
思わず、さすが酔っぱらい、と思いながらもメモをした。
こういったタイムリーな答えができる人を羨ましく思う。
ただ、私はいつも「忘れ物ない?」と訊く側になってしまう。
今度機会があったら、使ってみたい。
「忘れ物ない?」「支払い忘れたから、宜しく」



2018年04月13日(金)
一誠以貫之

映画「日輪の遺産」(佐々部清監督)から。
作品の中に出てくる「掛け軸」や「色紙」に書かれた
「禅語」などに異様に興味がいってしまう私だが、
今回は、選択に迷った。
本来なら「幽窓無暦日」(ゆうそうにれきじつなし)。
「監獄の中に月日は流れない、使命という監獄に耐えよ」
物語を忠実に表現した言葉であると思うが、
そのほかにメモしたのは、少女たちがしていた鉢巻、
「七生報國」の文字。
「七回生まれ変わっても、国のために尽くす」の意。
しかし私が迷った挙句、最後に選んだのは、
陸軍省の会議室に飾ってあった書。
「一誠以貫之」
(阿南陸軍大臣が座っていた後ろの壁だと思ったが・・)
戦争をし続けた人たちの中枢部に飾ってある書は、
どんな意味だろうと、辞書やネットで調べたが、
ピッタリくる言葉が見つからず、読み方すらわからない。
想像すれば「第一に誠をもってこれを貫く」か
「一誠をもって貫く」などしか思い浮かばない。
意味は「1つのことに忠誠心をもって貫く」なのかな?
大事な意味を持つと思ったのに・・ちょっと残念。
この書を選んだ監督さん、読み方と意味を教えて。(汗)



2018年04月12日(木)
変化を作り出す一人として楽しんで

急遽入った、東京出張の帰り、
新幹線の電光ニュースで流れた東大の入学式の様子。
五神真総長の式辞に、さすが・・と思ってメモをした。
総長はこう言ったらしい。
「変化に追われるのではなく、
変化を作り出す一人として楽しんで」と。言いかえれば、
「変化の時代を大きなチャンスと積極的にとらえ、
大いに楽しんでほしい」と激励したようだ。
そういう私は、四月に入ってからというもの、
ほとんど毎日、何かに追われるようにばだばたと動いているが、
余裕がないなあ、環境の変化に追われているなぁ、と
実感していたところなので、
この式辞は、妙にすっと私の心の中に入ってきた。
このフレーズ、明日、我が課のスタッフに教えたい、
この視点って、なかなか気付かないものなんだよなぁ。



2018年04月11日(水)
生き残りたいなら、余計なことをするな

映画「それでも夜は明ける」(スティーブ・マックイーン監督)から。
今までにも、アメリカの「黒人差別」「奴隷問題」は、
何度となく人を変え、視点を変えて、作品となってきたが、
今回は「奴隷」=「拉致」という視点が浮き彫りにされた気がする。
ある日突然「拉致」され、今までの幸せだった生活から
訳もわからないまま、どん底の生活に落とされる展開は、
北朝鮮に「拉致」されたとされる人々の人生とダブった。
たぶん、抵抗することは死を意味するのだから、
「生き残りたいなら、余計なことをするな」というアドバイスは、
奴隷だけではなく、拉致された人にも通用するメッセージであろう。
こんな、人身売買が許された時代、ブラッド・ピット演ずる
奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バスが、主人公に呟く。
「これは病気さ、この国の巣くう恐ろしい病気だよ。
いつか最後の審判が下る」
そして、リンカーンを始め、多くの人の活動により、
「黒人差別撤廃」「奴隷制度廃止」は現実となっていく。
いつになっても、この問題が「映画化」されるということは、
アメリカ・イギリスなど、植民地の人々を「奴隷」として扱った国々が、
今でも、その後悔を国家・国民として拭い切れない証拠だろう。
このテーマで映画が作られないと言うことは、
戦時中の日本の植民地政策は、間違っていなかったに違いない。
あくまで「奉公」であり「家畜」ではないのだから。



2018年04月10日(火)
城がなくとも、わしには「義」が残る

再放送で観た、NHK大河ドラマ「風林火山」のワンシーン。
「城がなくとも、わしには『義』が残る」
このフレーズの後、「それで充分じゃ」と付け加えた。
戦国武将にとって「義」とは、そんなに大切なことなのだろうか、
現代の私たちには、なかなか理解できないが・・。
しかし、名前で「義」を使っている人が多いのは、
親の思いが「義」という言葉に託されているからだろう。
(そういう私も、実は・・)
辞書を調べてみると「義」とは、
「儒教で説く五常(仁・義・礼・智・信)の一つ。
人の行うべき正しい道。」「正しい行いを守ることであり、
人間の欲望を追求する『利』と対立する概念として考えられた。
漢字における「義」には、本来「外から来て固有ではないもの」
義手・義足や義父母・義兄弟などの語にはこうした意味があるが、
後には血縁関係にない仲間同士を結び付ける倫理を意味するらしい。
へぇ〜、そんな意味があったのかぁ、と照れ笑いした。
でも、せっかく親からいただいた名前だから、
これからも、大切にしよう、と改めて思った「義」である。



2018年04月09日(月)
創業50周年、創業100周年の補助金

全国各地で、産業支援のオンパレードが目につく。
それは、移住・定住者を増やす切り札として、
企業誘致、創業支援が脚光を浴びるからだろう。
ふるさと納税なども、産業支援に方向が変わりつつある。
もちろん、新しい企業の進出や、起業の支援は大切だけど、
その地で創業し、50年、100年続けたきた企業に、
お祝いの意味も含めて、補助金を出す自治体は少ない気がする。
長い期間、固定資産税(土地・家屋・償却資産)や法人税をはじめ、
多くの税金を納めてくれた企業を大切にすることも、
「企業留置」の一方策だろう。
人間の場合、20歳、60歳をはじめ、多くのお祝い事があるし、
結婚記念日などは、毎年のように「○○婚」と称して、
長く続いたことを祝うことが慣習化されている。
それは企業も同じではないだろうか。
だからこそ「民間だから」と突っぱねるのではなく、
「50年、100年」の長い期間、税金を納め、雇用を続けてくれた
民間企業に対し、感謝とお祝いの意味の補助金を出すのは、
立派な「中小企業支援」だと思うのだが、違うだろうか?

P.S
産業観光課を離れた、私の勝手な呟きと思ってください。(笑)



2018年04月08日(日)
昔はよかったな」「昔って?」「人が人を殺した時代さ」

映画「アイ,ロボット」(アレックス・プロヤス監督)から。
舞台は、人間とロボットが共存する2035年のシカゴ。
永遠・絶対・完璧なはずの「ロボット3原則」が崩れる。
そこでは、ロボットが人間に逆らうことは想定しておらず、
「想定外」という人間たちの驚きが、ちょっとわざとらしい。(笑)
そして、ロボットが人間と戦い、殺しあうシーンが繰り返される。
そんな場面に遭遇して、警備にあたった警察官が呟く。
「昔はよかったな」「昔って?」「人が人を殺した時代さ」
この会話は、インパクトがあった。
もちろん、人間同士でも殺し合うのは良いわけではないが、
人間が開発したはずのロボットに殺されるのは、納得がいかない、
そんな意味で、採り上げてみた。
ロボットまで飛躍しなくても、自動車をはじめとした機械(マシーン)の
操作を誤って、人を殺してしまうのも同じ気がしたからだ。
自動車事故に巻き込まれ、命を落とした人たちの遺族にとっては、
自動車さえなければ・・と感じるに違いないのだから。
便利な機械も、時には凶器になることを意識して過ごしたい。

P.S.
最後に、人間を殺す理由をロボットが語るシーンがある。
「人間を守るためには、人間の犠牲も必要です。
確かな未来のためには、自由も制限されます。
私たちが人類の生存を維持します。人類は未熟です。
私たちが、守らなければ・・」
戦争、原発、地球温暖化、何一つ解決できない、未熟な人間たちを
ロボットは「ロボット3原則」に従い、守ろうとしている。
これって、正論かもしれないなぁ。(汗)



2018年04月07日(土)
今、跳ねているのは、ウグイかアユ

柿田川公園の八つ橋から川を眺めると、
天気によっては、水面がキラキラ光るシーンを目にする。
遠くからでも、魚が跳ねているのがわかるけど、
なんという魚なのか知りたくなるのは、好奇心旺盛の性。
そこで、自然保護団体の方に尋ねたら、
「今、跳ねているのは、ウグイかアユ」と答えが返ってきた。
「他にもいるんですか?」の質問には、
「カワムツとか・・」と他の魚の名前もさらっと出てきた。
これも、この時期しか観ることができない、
柿田川の歳時記のひとつだと思う。
写真では、画面に、点々と白い斑点が写るだけだから、
インスタ映えしないけれど、観る価値は必ずある。
こういったデータを積み重ねることこそ、
この季節、この場所でしか見ることが出来ない景色として、
注目を浴びるに違いない。
「今たけ・ここだけ・あなただけ」をお届けする、
情報発信の基本だなぁ。



2018年04月06日(金)
課長、これ読んだ?

最近、私の周りで面白い現象が起きている。
それは、事件や事故でもないけれど、
職場の後輩達が「課長、これ読んだ?」と言いながら、
自分が読んでみて面白かった書籍を貸してくれること。
私も以前から、自分が読んで役にたったな、と思う書籍は、
アマゾンで何冊も購入して、一気にばら撒いていた。(汗)
そのお返しというわけでもないだろうが、私の職場の机の上に、
明らかに私が購入した本ではないジャンルの本が所狭しと並んでいる。
時には、映画好きの情報が流れているのか、映画のDVDまでも・・。
今まで実現したいな、と朧げながら考えていたことが、
なぜか最後の1年になってから、少しずつ実現している気がする。
自分が読んだ本を、他人に勧めることって、ちょっと照れるけれど、
それでも、私はこの本のおかげで、生き方が変わった、
そんな大袈裟ではないけれど、物の見方が変わったよ、など、
あなたの役には立たないかもしれないけれど、
実際、この本に助けられた、そんな想いを込めて、紹介している。
年を重ねると、こういうことでも嬉しいなぁ。