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2017年01月22日(日) ■ |
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「おまえ達」ではなく「おまえ」が大切なんだ |
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映画「日本一幸せな従業員をつくる! ホテルアソシア名古屋ターミナルの挑戦」(岩崎靖子監督)から。 1時間半に渡り、総支配人(GM)柴田秋雄氏の講演を拝聴した、 そんな感じで、メモが溢れた。 会社(リーダー)が従業員(スタッフ)を守り、 会社に大切にされていると感じた従業員が会社を守る。 その関係があるからこそ、お客も温かいおもてなしを感じ、 ホテルの応援団が、どんどん増えていったに違いない。 多くのメモから、私が選んだのは、総支配人の一言。 「『おまえ達』ではなく『おまえ』が大切なんだ」 スタッフは、きっとこう感じているに違いない。 「(彼は)ひとりひとりを、ちゃんと見ていてくれる」と。 これって、とても大切なことだな、とつくづく思う。 中間管理職の私にとって、上司からはこう言われたいし、 部下にはこう伝えたい、と感じるからだ。 「みんな」とか「あなたたち」といった、複数の単語ではなく、 「あなた」「おまえ」「(名前)」が大切なんだ、必要なんだ、 そう言われたら、やっぱり頑張ってしまいそうだから。 作品冒頭、こんなフレーズから始まる。 「なぜか何度も来たくなる場所」とナレーターが呟いたあと、 「どうも従業員に秘密があるらしい」・・なるほどなぁ。
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2017年01月21日(土) ■ |
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「読書感想文、好きな人?」「は〜い」(汗) |
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地元の本屋さんと、子育てサークルの女性たちが、 コラボレーションで始めた「ビブリオバトル」イベント、 「本が好きな子、この指と〜まれ!」の第1回。 簡単に言えば「本の紹介コミュニケーションゲーム」。 私は3年ほど前、図書館長の時にこのゲームを知り、 何人かに声を掛けたが、お薦めの本を持ち寄ることは出来ても、 なかなか「ゲーム」としては実現に至らなかった記憶がある。 今回はそんな経験も活かし、何かお手伝いすることがあれば、と、 仲間に入れてもらった。 冒頭主催者から「読書感想文、好きな人?」と言われ、 思わず「は〜い」と手を挙げてしまった私であるが、 周りをみると、手を挙げてる子が誰もいない。(汗) 本は好きだけど、読書感想文は、ちょっと・・というのも分かる。 けれど、この「ビブリオバトル」を何回か経験すれば、 その本を読んだきっかけや、その本の好きな部分、好きな言葉、 さらには、その本で自分がどんな気持ちになったかなどを みんなに紹介することになるから、簡単に読書感想文が出来上がる。 それを前提に「だから、みんなに読んで欲しい」と纏めれば、 「書評」「読書レビュー」の完成となる。 著者の想い・企画とは違っても、それはそれでいいんじゃないかな。
P.S. キャッチコピーは「人を通して本を知る。本を通して人を知る。」 3年前の私の日記(参考になりませんが・・) http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=40832&pg=20131106
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2017年01月20日(金) ■ |
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こんな街で死ぬとは・・ |
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映画「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間」 (ピーター・ランデズマン監督)から。 ジャーナリストとして長年活動してきた監督だったからか、 「綿密な取材に基づき描いた」感じがして、物語性は不明。(汗) ドキュメンタリー映画に分類したほうが、分かりやすい。 だからこそ、1つひとつの台詞にも、本当にこんなことを言ったかも ・・と思わせるリアル感が伝わってきた。 特に、タイトルとなっている「パークランド病院」内の手術の様子は、 「脈はない、心拍はあるぞ」の台詞で、即死じゃなかったんだと知り、 「それは?」「コルセット?」「何のために?」「どうでもいい、外せ」 など、短い台詞が当時の緊張感を表現していた。 印象的だったのは「許可なく、テキサス州から(遺体を)動かすな」と テキサス州の法律に従うよう関係者が主張して、国と地方が小競り合う、 そんな時、連邦警察(FBI)かシークレットサービスの誰かが、 「こんな街で死ぬとは・・」と呟いた台詞。 ワシントン(首都)だったら、こんな面倒くさいことはないのに・・ そう言いたげな態度が、面白かった。
P.S. 大統領暗殺犯とされる、リー・H・オズワルドが兄に語った台詞。 「『証拠』とやらを信じちゃいけない」 やっぱりこのフレーズが、一番意味深だったなぁ。
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2017年01月19日(木) ■ |
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そこかしこで 何かしら しゃべってる |
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最近、年齢を重ねたこともあり、視力が落ちないうちに、と 「映画鑑賞」や「読書」に時間を使うことが増え、 SNSから、少し距離を置いている。(笑) 普段ご無沙汰している友人たちの行動がわかっていいけれど、 とりわけ、知らなくても困らない情報も溢れている。 多くの人たちが喫茶店で雑談しているようだな、と感じていたら、 ある人が、SNSの頭文字を使ってこう表現していた。 S (そこかしこで) N (何かしら) S (しゃべってる) そうそう、そんな感じです・・と「いいね」を押した。 と言うことは、投稿した本人はけっこう真面目に書いても、 受け手は、そばで雑談を聞いている程度にしか思っていない。 本当に興味のある人たちは「ホームページ」を基本に、 同じ方向性を持つ人たちとグループを組みながら、 SNS以外の場所で、しっかり活動しているということだろう。 誰かが、最近見つけた面白いことについて話している程度の 「何かしら」は、いつまで続くのだろうか? 「友達の数」イコール「読んでる人の数」ではないことは、 誰もがわかっているだろうけれど、誰にも読まれていない、 そんなこともありえるかもしれない。 まぁ、投稿自体が、自己満足の世界だからなぁ。
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2017年01月18日(水) ■ |
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話を聞いてもらわなきゃ人の心をつかめない |
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映画「帰ってきたヒトラー」(デビッド・ベンド監督)から。 ナチスドイツ時代からタイムスリップした、ヒトラー本人が、 現代の社会でも、若者を始め、多くの国民に受け入れられ、 皆がその魅力に惹かれていく様子が、妙に理解できた。 その基本は、より多くの国民の声に耳を傾けるヒトラーであり、 それを情報として、課題を見つけ、分析し、解決策を指示する。 そこには、ヒトラーのイメージに付きもののカリスマ性はない。 どんな人にでも丁寧に傾聴するリーダーの姿がそこにあった。 そして、自分の主張をどう聴いてもらえるか、に知恵を絞った。 人の心を掴むためには、立派な意見が必要ではなく、 聴いてもらえるかどうか、が大切だと言いたげだった。 「(道化)役に満足で?」と問いにも 「何の役でもいい。話を聞いてもらわなきゃ人の心をつかめない。 道化役も喜んでやる」と言い切るシーンが心に残る。 さらに「1933年の当時、大衆が(私に)扇動されたわけではない。 彼らは計画を明示した者を指導者に選んだ。私を選んだのだ」とも。 今のリーダーに足りないのは、 「確固たる世界観で、常に正しい結論が出せる」能力なのだろう。 なぜ、ドイツ国民が当時、ヒトラーを選んだのか、 ちょっぴりだけど、わかる気がしてきた。(汗)
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2017年01月17日(火) ■ |
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ジョギング1000km歩いた! |
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今年は「1000」という数字が、キーワードかな。 正月に「映画レビュー1000作品を目指す」と宣言し、 少しずつ観ているのだが、それよりも先に達成したのが 「ジョギング1000km歩いた!」という勲章。 なにを隠そう「ポケモンGOのメダル」の1つであり、 毎日毎日歩いている私が、一番欲しかった記録。 GPSを利用してのゲームだからこそカウントできた数字。 ゲームを始めたのが、昨年(2016年)7月23日だから、 6ケ月を待たずに、約1000キロ歩いたことになる。 「ポケモン図鑑」は、まだコンプリートしていないが、 これもまた、相棒を連れて歩くことによりアメをゲットし、 さらに進化を繰り返し、1つずつ埋めていきたいと思う。 あとは、無理をせず、メダルを増やしていけたら、 このゲームがなくならない限り、続けている気がする。(笑) このシステムを参考にして、面白いことやろうっと。
P.S.(ちなみに・・) 2012.1.1から今日まで歩いた歩数は、20,169,226歩。 60㎝/歩で、12,102㎞。フルマラソンでは、286.8回分。 2017年は、2,620㎞。フルマラソンでは、62.1回分。 私って、本当に、貯まる数字が好きだよなぁ。
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2017年01月16日(月) ■ |
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一緒にいると刺激を受けるの |
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映画「ヤング・アダルト・ニューヨーク」 (ノア・バームバック監督)から。 40代の熟年夫婦が、20代のカップルと知り合って、 いかに自分たちが、デジタル世界にハマっているか反省する。 そして、若い人たちと行動を共にしながら、 本当に大切なものは何かを、少しずつ気付いていく。 今の中年・高齢者たちは、必死にデジタル社会を取り入れ、 流行にも敏感でありたいと、SNSにも挑戦している。 それに比べ、若い世代は、デジダル・アナログを使い分ける、 そんなライフスタイルを楽しんでいるようだ。 それを象徴するように、画面にはいろいろなシーンが流れる。 中年層が、調べものもゲームもテレビも、ネットを活用し、 健康のためにと、トレーニングジムで汗を流す。 一方若者は、レコード、ビデオテープ、本、タイプライターなど、 良いものは、アナログでも工夫して使うし、 ゲームは大勢でワイワイできるボードゲームなども取入れる。 運動も、わざわざジムに行かず、外で仲間とバスケットボール。 そんな生活を垣間見て、熟年夫婦が同世代の友達夫婦に呟く台詞が 「一緒にいると刺激を受けるの」 刺激とは、何でも新しいものを受け入れることではなく、 縁がないと感じていた世代の人たちとのコミュニケーションかも。
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2017年01月15日(日) ■ |
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「三厄揃い踏み」の厄除祈願 |
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三嶋大社の初詣では、あまりの人の多さに躊躇い、 13日の金曜日を横目で見ながら、大安吉日の今日、 寒風で凍えるような中、三嶋大社に家族で出かけた。 理由は、以前から気になっていた「厄除」。 妻が「前厄」、私が「本厄」、娘が「後厄」、 家族3人とも「厄年」とあって、何かあってでは遅いから、 早いうちにお祓いしなくちゃ、となった。 題して「『三厄揃い踏み』の厄除祈願」(汗)。 こういう「厄除」は「神頼み」に限る。 なぜか、キリストではなく、仏様でもないところが日本人。 何か事が起きると「厄年なのに厄除しないから」と不安になり、 傷か小さければ「厄除していたからこの程度でよかった」と、 安堵する。また、悪い事が続くと「お祓いに行ってこいよ」と、 誰彼となく口にする。 しかし、不思議なもので「厄除祈願」を終えた途端、 なんとなく「今年はこれで安心だ」と思うところが小市民。 昨年「前厄」だったのも知らずに1年を過ごしたのに、 いい気なものだと我ながら思うけれど、これで一安心だな。 帰宅して、ホットワインなんか飲みながら書いている私、 今年は「本厄」だってことをもう忘れている。(笑)
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2017年01月14日(土) ■ |
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ポケモンに 「今年も宜しく」と 声を掛け |
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若者たちにとって、もう流行が過ぎたのか、 スマホ片手に街中を歩き回っているのは、中年と高齢者。 そんな話を耳にしても、私の中では「マイブーム」(汗) 知らず知らずに、歩行距離が延びているし、 平日の通勤と休日の散歩には、欠かせないアイテムとなった。 ただ、スマホに向かって、独り言が多くなった気がする。 「よ〜し、ラッキー」の時もあれば「いい加減にしろよ」、 「くそっ、ふざけんな」と、普段使わないような言葉も、 画面の中のポケモンに向かって、呟いている自分が可笑しい。 時々「ポケモンGO」をネタにした「5・7・5」を作っては、 手帳にメモして遊んでいる。 今回の「気になる一言」も、その1つ。 ■ポケモンに 「今年も宜しく」と 声を掛け ■新年の サンタピカチュウ 相手せず ■年下を 「師匠」と仰ぎ 指導受け ■この歳で 千本デビュー ワクワクし ■走らない ポッポマラソン 息切れず わかる人にしかわからない(笑)、標語みたいなものだけど、 若者たちとも共通の話題が出来て、これはこれで楽しいな。
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2017年01月13日(金) ■ |
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「後悔しない」と「後悔したと言わない」 |
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映画「ある愛の詩」(アーサー・ヒラー監督)から。 この名作のレビューは、ちょっと勇気がいる。(笑) あまりに有名であるのと、鑑賞した時期・年齢によって、 感想がまるっきり違うからだ。 それは、映画「道」(フェデラー監督)の感想と似ている。 「えっ、こんなシーンあったっけ?」という呟きとともに、 若い頃に感じた感想とはまったく違った印象が残ったから。 この映画の有名な台詞(たぶん3回くらい繰り返された) 「Love means never having to say you’re sorry.」が、 「愛とは決して後悔しないこと」と訳すよりも、 「愛とは決して『後悔した』と言わないこと」と訳した方が、 この物語には、ぴったりあっているような気がした。 (以前、そんな話を耳にしたので、確かめたくて・・) 「パリや音楽を私から奪ったと思う?」 「私は平気よ、信じられないなら、死ぬ前に出てってよ」 「信じるよ、心から・・」「それでいいわ」 こんな会話をメモしていたからだろうか。 たとえ心の内では「後悔」していても、愛する人には 「後悔したと言わない」ことが、本当の愛だ、と感じる。 やっぱり「ラブ・ストーリー」、奥が深いな。
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