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■ 依存。
箍が外れていた。 ためらいも何もなかった。 「なんや、いっぱい血出るやん…」 痛みが心地良かった。無心で血を舐めた。 繰り返し、繰り返し。 衰えていなかった。もう塞がった。 また、切れる。 「なんでしんどいのかなぁ…」 とても涙脆くなっていた。 酒が欲しかった。血も欲しかった。 なんだかすべてつまらなく見えた。 また、視界が閉ざされてきた。 でも、どうしていいのかわからない。 「暇やなぁ…腕でも切ろうかなぁ…」 スプラッタ映画を見たいと思っても、 借りに行くのが面倒くさかった。 死体写真を見ようと思っても、 ネットでそれを漁るのが面倒くさかった。 見飽きた写真に、興奮はなかった。
酒が欲しい。 カッターの刃は私の脂を吸って、すぐに切れ味が鈍った。 新しい刃に変えて、切ろう。
ずっと腕を切っていられたら暇じゃないのに。 それも途中で飽きてしまう。
つまらない。 何をしたらいい。
殻に閉じこもってしまう。 したくないのに、してしまう。
右腕を奇妙な痺れが走っている。 まただ。昔から、時々感じる。 触れると痛い。電気が流れているように。
力が抜けていく。 泣くギリギリで堪える。 切りたくない。約束してる。嫌われる。 切りたくない。切りたくない。切りたくない。 切りたくない。泣きたくない。死にたくない。 しんどい。苦しい。泣きたい。切りたい。死にたい。 なんでこうなってるん…
もう、ええかなぁ…
2004年01月02日(金)
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