碧のアニメ感想
アニメ雑感


 銀魂。「てめーらァァァ!!それでも銀魂ついてんのかァァァ!」Part4


まさか各パートごとに分けなければならないほど長くなるとは思いませんでした。
流石SP。
もうしばらくお付き合い下さい。

Dパート。
何とかして鉄格子を破ろうとする新八。
神楽が協力してくれればすぐ破れそうなのに食べるのに夢中。
ため息をついた新八の目に映ったのは、同じく忍び込んでいたエリザベスだった。
「エリザベスさん!どうしてここに!?」
「おっ、ということはズラも一緒か!」
「ズラじゃない、桂だ」
この人登場するたびに自分の名前主張するのかな……。
桂は銀さん達が大騒ぎしてる隙に裏から忍び込んでこの大使館を探っていたらしい。
そこで例の密談の資料を入手。
カトケンの契約書ではなく資料を桂に手渡され、細かい字弱いから分からないとか言う銀さん。
……大丈夫なのかなぁこの主役。
桂によれば、カリヤは自国のからくりを用い、地上げ屋と連んで地震をおこし、江戸を崩壊させてまとめて地上げする計画らしい。
天人の技術を使用してない建築物は脆いからひとたまりもないとな。
ま、日本は地震大国なんでその昔から地震に強い建造物の設計に努めてきた訳ですが……いくら宇宙人でも母国が地震なけりゃそういう被害想定しないだろうから技術がどうのこうの言われてもなぁ。
それに史上希に見る大地震に堪えうる建造物なんて……ってそんなツッコミはいいか。
そのからくりを使って地震のツボを刺激し、地震をおこすつもりらしいが桂にはその場所がどこか見当がつかないらしい。
そこで、ひらめいたのが銀さん。
この人カンで動くタイプか。
「神楽、もう食っただろ?とっとと檻ぶっ壊せ!」
「はいよっ!」
二つ返事でアッサリ鉄格子をぶち破った神楽。
すげー、でも出られるならもっと早く出ようよ。

一行が向かったのはカトケンの自宅。
銀さん曰く「ようするにヤツらの目的は江戸を更地にしてまとめて地上げするって寸法だろ?だったら何でカトケンの家、先に地上げするんだ?」と。
カトケンのリストラも全て仕組まれていた事だったということですね。
スクーターでニケツしてる銀さんと新八がちゃんとヘルメット被ってる辺りは偉い。
私は定春に乗りたい。気持ちよさそう。

カトケンの家。
先に東村山一号で到着したドリフターズ。
早速地震発生器?なるものの指導を開始。
目標到達まであと十分。
が、さっき山崎が本部に連絡を取ったらしく真選組ご一行様もカトケンの自宅に到着。
どうでもいいけどドリフターズの演技力が素晴らしい。
万事屋、真選組とチーム対抗したら間違いなく一等。

獅子村を筆頭に真選組に立ち向かう浪士組。
「ほう、真選組と知って刃向かうか。面白い!近藤勲、参る!」
「土方十四郎、参る!」
「沖田総悟、参る!」
無駄にカッコ良く決める真選組の面々。
しかし所詮パロだと思えばカッコイイとはあまり思えない。てかレギュラーなのかこの人達は。
土方はいっそ三刀流にしてみないかい?
そこまで突き抜けるとかえって面白いと思うんだけど。

まあいいや、とにかくチャンバラが拝める!と思ったのも束の間。
カリヤに止められてしまいました。
ここはドリフト星の所有地だから立ち入るな、と。

「治外法権てやつか…」
呟く土方にくそぉと唸る近藤。だが
「って、治外法権って何だ?」
……こんなのが警察で良いのかなぁ。
余裕の高笑いをするドリフターズにバズーカを構える沖田。
「それはつまりこの家がなくなっちまえば中に入れるってことでしょう?」
一休さんかお前は!と土方がツッコミを入れている所にどこからともなくスクーターの音が……。

「露払いご苦労!真打ちの登場だぁ!!」
チッ、こいつ狙い澄ましたかのようにカッコイイ登場しやがった。
主役特権使いまくりだなオイ。
「後は任せろっ!万事屋銀ちゃんが万事解決してやっからよー!」
そんなことを言いつつ大暴れする三人。
「成る程、旦那だったらやり放題だ!」
山崎が嬉しそうにしてますが、アカンやろ。
お前等責任もってしょっ引けよ(笑)
つか万事屋は真選組とも知り合いなんですね。

騒ぎが大きくなってきたんでカリヤを中に連れて行こうとするプー。
「待てッ!」
銀さんが追おうとしたらそこに立ちふさがったのは獅子村。
「お前とは決着を付けたかった!」
「ハンッ、ライバルぶってんじゃねーよ、余興の練習くん!」
うわ、やばい生意気つかムカツクのにカッコイイぞ銀さん。
しかしここで何か引っかかるものが。
この声、この喋り方……凄くモヤモヤする。
あ、そうだ子安だ。と気付いたのはいつだったか。
子安氏にちょっと似てると思ってからは結構良いなと思ってた銀さんの声の後ろに色々な子安キャラが浮かんできてしばらく悶絶したりしてました。
その後ハルヒの憂鬱で延々と喋りまくるこの声を聞いて全てがどうでも良くなりましたけど。
それと銀さんの衣装は凄くアクション映えすると思います。
動きやすい服装に着物羽織ってるから動きが出しやすい。
どうでもいいですが原作の銀時ならまず間違いなく獅子村の事忘れてましたね。
お前と決着〜→あんた誰?って流れのはず。
獅子村の掛け声がアイーンなのは仕様です。

家の中に戻ったカリヤ。
「目標ポイント到達まで後五分」
「よし、震源ポイントアプローチと同時に離脱だ。マシーン浮上!」
地味にこういうやりとりが純粋にサンライズって感じで好き。
で、マシンで家の屋根を突き破ったカリヤ達。
あーあ、家が壊れちゃった。
いきなり世界観壊すようなメカだよSPだからって調子に乗ってるよと神楽と新八が突っ込んでましたが、今更世界観も何もねーよと突っ込んでやりたい。

目標到達まであと三分。
新八達は浪人に捕まって身動きが取れない。
が、何故かマシンの近くにカトケンが行っていた。
……影が薄くてみんな気付かなかったらしい。

「行けぇカトケン!お前が止めるんだ!!」
銀さんぜったい余裕ぶっこいてるだろオイ。
あんなに獅子村見下してたくせにさ。
ここはカトケンを活躍させたいからだと好意的に見てや……らねーよコンチクショー!
ドリフターズを前にびびりまくるカトケン。
「フン、切り捨ててくれるわ」
カリヤが懐から出したのは……ビームサーベルだー!
危ないよなぁこれに木刀で向かっていけというほうが酷。
「逃げるんじゃねぇ!」
って銀さん酷だってば。
「まずはお前が変われ!じゃなきゃ何も変わらねぇ!逃げても逃げ切れるもんじゃねぇ、特に、忘れたい事からはな!」
銀さんの言葉にカトケンの頭の家族のことがフラッシュバック。
「私は……私は……変わる!」
一大決心でカリヤに向かっていくカトケン。
「うおおおおお、心頭滅却すれば顔まで猪木ーー!!」
「何ぃぃぃ!」
「元気ですかー!」
「ハ、ハッタリだー!」
肘を脇から離さない感じでえぐり込むように突くべし!と神楽の教えを違う方向に活かすカトケン。
が、お約束のように躓き、その勢いでビームサーベルをよけてカリヤに剣先がクリーンヒット。
「だめだこりゃ!」
お約束な台詞と共にカリヤKO。
このノリがなんだかなぁと思う反面面白かったからいいや。

「何してるカトケン!早くからくりを止めるんだ!!」
カトケンの活躍に口元を緩めたあと、またそんなことをいう銀さん。
いやお前が何してるんだよ、とっとと獅子村倒せよ。

さて目標到達まであと一分。
カトケンが慌てて押したのは倍速ボタン。
目標到達まで一気にあと二五秒になって焦りまくるカトケン。
漸く始動レバーに気付き、レバーを降ろそうとしたがお約束のように折れる。
もうどうしようもなくなったところでやっとやる気になった銀さんが木刀を片手に気合い入れてカトケンの所へ向かう。
「待て、まだ貴様との勝負は――」
立ちふさがる獅子村だったが
「うっせーんだよ三下ぁ!うだうだやってるヒマはねー!」
銀さんに顔面を踏み台にされ一撃でKO。あーあ。
その勢いで豪快に三段ジャンプしてからくりに木刀を突き立て、ヒビを入れる銀さん。
勢いに乗ってカッコイイと思うけど跳びすぎだよなぁ(笑)
残り五秒でからくりが止まり、脱出と同時にドカンと炎上。

まさしくドリフコントのように頭爆発で脱出してきたドリフターズは家の外で待機していた真選組にそのままお縄。
そして今頃走ってきた桂が「さ、流石だな、銀時」と一言。
車くらい買えよな、とプラカード持ってるエリザベスはやっぱり乱馬1/2。

家が崩壊して黄昏れるカトケン。
そんなカトケンの肩に手をかける銀さん。
「さ、坂田様……」
「なに、家なんてなんとでもなるって」
ならねーよ。
「でも……」
「あんたはもう、変わったんだろ?」
「……はい」
清々しく笑う銀さんとカトケン。
くっそ、爽やかでカッコイイ。いやなやつだ(笑)

しんみりしている所へ一匹の黒猫が。
それは数日前から探していたクロミちゃんだった。
一転して黒猫を追いかけ、いつものギャグに戻る銀さん達三人。


それから月日は流れ……。
またいつものように長椅子に寝転がってジャンプを読む銀さん。
「あーあ、俺も卍解とかそういうのがあればなー」
後番組の宣伝かよ(笑)
漫画で言えばどうにも銀さんと一護の髪型は似てると思います。後キルア。
だからとても天パとは思えない。
長椅子の近くのテレビからは「サンバ、OH〜カトケンサンバ、ちょっとだけよとサンバ♪」とそんな歌声が。
驚いてブラウン管を凝視する神楽と銀さん。
「あー、カトケンさん。最近歌って縛れる演歌歌手として芸能界をのし上がってきたんですよ」
そこへ買い物から帰ってきた新八が解説。
さすがアイドルオタク、芸能界詳しいな(笑)
ていうか縛りかよ!さっちゃんのおかげだな(笑)
「いい顔してるじゃねーか」
テレビの中のカトケンを見て笑う銀さん達。

万事屋のテーブルの上には「家族が帰ってきました。ありがとうございました」と写真付きのカトケンからのハガキがあった……。


てことでSP終了。


ED。
てかこれまんまZZじゃねーか!!
流石パロは高松監督のお家芸だな!
……いかん勢い余って思い出したくもない台詞思い出しちゃったよ。
あのEDって高松演出だったっけなぁ……自作をもパロると。

桂はアレだな、美形でシリアスだと思わせてギャグキャラだよなこれ。
まともな美形かと思われた土方はゾロだしなぁ。
この二人が特に美形なのは史実から流用か。
凄く世界観に合ってて、EDも良い感じ。
OP・ED・本編とトータルでまとまってていい仕事してます高松監督。

予告。
時はさかのぼり一年前……。
ってやっぱり新八と銀さんの出会いからやるのか……。
そうだよなぁずっとオリジナル路線でいくわけないもんなぁ。
あのるろ剣の劣化コピーからわざわざやるのか……。
それに正直、銀魂のキャラはその場その場で定まってないし立ってもいないし記号通りって感じなのでアニメではその辺の独自性に期待してるんですが。
アクションにも期待してるんですが……高松監督アクション駄目だしなぁ。
シリーズ構成に大和屋息子ってどうよとか先行き不安でもありますが期待してます。
作画も原作が凄く巧いとどうしてもアレな感じもしますが、銀魂はかえって良かったのではないかなと思います。
一話SPは凄く好きでした。アニメの銀さん良いな。
思わず感想を書こうと思ったほど良い感じだったけど、銀魂のアニメ感想は多分最初で最後です。
ジャンプフェスタの方の感想は書くかもしれません。


2006年04月07日(金)


 銀魂。「てめーらァァァ!!それでも銀魂ついてんのかァァァ!」Part3


Cパート。一部の地域の人にとっては二話目Aパート。
銀さんVS獅子村の続きからスタート。
「やるねぇアンタ。元攘夷志士ってとこか?」
「そういうお前は元ヤンだろ?若いときに髪の毛痛めつけちゃだめだぞ」
「天然パーマに言われたくねんだよこんにゃろチクショー!」
「傷つくなぁ、好きでくるくる回ってるわけじゃないんですけどー?」
あんた等斬り合いやってんだよね?
軽いよノリが。
「次は必ず仕留める!」
気合い入れる獅子村に銀さんはお決まりのあの台詞を。
「志村〜、うしろうしろ」
「拙者、志村ではなっ」
志村ではないと言おうとした獅子村の後ろには警官が。
廃刀令のご時世に何やっちょるかー!とね。
いや、これは、とかどもる獅子村に向かって銀さんはミカンを放り投げました。
見事切っ先に刺さって自分で拍手しながら「ナイスキャッチ」と銀さん。
だからアナタ無駄に色気ふりまくのやめて!
なんでこういちいちエロイのこの人は。
「なんだ余興の練習だったのか」
とお巡りさん。
「ははは、いやあそうなんですよー!」
と髭ダンスしながら答える獅子村。
なっ!と志村が銀さんのほう振り返った時には当然ながら銀さんはすでにいませんでした。
これ監督が喜々としてコンテチェックしながら「髭ダンスで」とか指定してると思うと……(^^;

夕暮れ時の河川敷。
カトケンが去っちゃったので神楽とさっちゃんは落ち込んだまま、新八は縛られたまま放置プレイ。
銀さんはあの後ここにやってきたようです。
「オイオイ青春ですか?夕陽に向かって駆け出したいのを抑えるのにいっぱいいっぱいですかコノヤロー」
うわ、上腕二頭筋!腕組み!斜め上から流し目で見下ろし!
まずい……やっぱカッコイイ。
銀さんに見下ろされて捨てられた猫みたいな目をするさっちゃんと神楽可愛い。
「銀さんごめんなさい」
「カトケン帰っちゃった」
さっちゃん、ただの変態かと思いきや健気で可愛いなぁ。
そもそもさっちゃん何の関係もないし銀さんに謝る必要なんて全くないのに。
「カトケン?ああ依頼人のことか。ま、そんなもんだろ?タダ働きはいつものこったい、いちいちきにしてたらキリねーよ。俺ぁハナからダメっぽいと思ってたんだよほんっと」
そして助けを請う新八を放置してどっか行っちゃう銀さん。

その夜。新八家。
「ったく、銀さんがあんなに薄情者だったとは知らなかったよ」
「いつものことアル。去る者は追わず来る者もほっとく」
ぼやく新八に新八の家にあがりこんで晩ご飯をがっつく神楽。
大食漢なんですね。そんなところもサイヤ人からインスパイア。
そこへお茶を持ってきた新八の姉お妙。
二人が銀さんを信じてあげなくて誰が信じるの?と。
「いや、アイツはそんな上等なもんじゃありませんよお妙さん」
するとどこからか第三者の声が……。
ふと下を見ると真選組の局長じゃあーりませんか。
「昔から言うでしょう?死んだ魚の目をしたような人間にろくなヤツはいないって」
「ロクデナシはお前だこのストーカーやろーーー!!」
局長、お妙のストーカーかよ。
やめてくれよ佐為の声でそういうのは。つか警察のトップがストーカーって終わってんなオイ。
しかしこういう風景は日常茶飯事らしく、さして気にしない新八と神楽。
「あーあ、銀さんいまごろ何してんのかなぁ」
何だかんだで銀さんが気になるんですね。給料も払わない社長?なのに。

場面変わって居酒屋。
そこではカトケンが一人酒を呑んでました。
ガラガラっと扉が開き、カトケンの隣に座ったのは銀さん。
どうやってカトケン見つけたんだよ。
そして藪から棒に「食うか?」と差し出したのは白ごはんにやまもり小豆をかけた物体。
「な、なんですかそれ」
「小豆てんこ盛り。宇治銀時丼だ」
「け、けっこうです……」
銀さんアナタそんなもん食べてるから血糖値高いんだよ。何ですかソレは気持ち悪いよ普通に。
せめておはぎにしようよ。

『演歌の脇道』をBGMに酒を呑む銀さん。
やっば……これは素直にクリーンヒットだ。
だらけてないし、普通にカッコイイ。男の色気を感じますね。
てかこの居酒屋のシーンでほぼ完璧に銀さんに惚れたといっても過言じゃない。
つか宇治銀時丼完食してるよこの人……オエ。
「……酒は良いな。いやなことを一時忘れさせてくれる」
銀さんの言葉にハッとするカトケン。
「だが明日になればイヤでも思い出す。そしてそれは昨日よりも辛くなってんじゃねーのか?」
銀さん今日初めての真面目モード。
「逃げても逃げ切れるもんじゃねー。特に……本当に忘れたい事からはな」
何だか自分のことを言っているように感じるほど真に迫ってる銀さん。
過去になんかあったのかな?と思わせる良い流れだと思います。
アニメはずっとこの路線でいってほしいなぁ、イヤなんだよなぁ普段ダメ人間、しかも若造が偉そうに説教するのって。
「言い訳がしたかったのかもしれません」
「言い訳?」
酒を呑みつつ身の上を語り出すカトケン。
ある会社の営業やってて、家族のために働いてマイホームを手に入れて幸せだったのに急にリストラされて土地取られて家族が出ていった……という話なんですが。
カトケン自分で紙芝居用意して説明してるよオイ。
あ、またツッコミ待ちなのにわざわざ突っ込んでしまった。
ここは銀さんのように真面目な顔してスルーするべきだった。
紙芝居の中身も色々小ネタがあって面白かったんですが割愛。
「毎週事件が起こるって言いましたよね、先週何があったと思いますか?」
「さあな。……手紙?」
カトケンは懐から紙を取り出しました。
先週起きた事件とは娘さんが手紙をくれたことだったんですね。
はやくおうちにかえりたい、と。
どうでもいいんですが娘の名前はちゃこ。加藤茶子ですか……。
その手紙をみる前までは諦めていたのに、それを見て抗ってみたくなった、とカトケン。
ずっと黙ってカトケンの話を聞く銀さん、良いなぁ。
てかこの配色が好き。
髪は銀髪(水色っぽいけど)、目は赤ってのがこういう暗がりだと画面映えして凄くいい。
基本的に目を赤にする配色は好きなので、銀さん良いなぁって思った一因はカラー設定にもあります。
そして一通り聞き終わり「行くぜ」と席を立つ銀さん。
良いシーンなんだけど、ナチュラルに食い逃げしてるよこの人。
当然会計でカトケンが捕まって銀さんの分も払う羽目に……。
「あのー私無職なもんでしてせめて割り勘に――」
「さあ行くぞカトケン!」
ごまかしてる、言葉遮ってごまかしてるよこの人!!
「あのー……行くってどこへ?」
「え、なに、契約書取り戻さなくていいの?」
「そ、それじゃ……!」
「俺ぁ万事屋だ。何でもやって……うっ!」
あちゃー、せっかっくカッコイイ場面だったのにリバースきちゃったよこれ。
つかゴールデンでリバースするヒーローって何なのよ。
「うぇ……きもちわる〜。殴り込み、明日でいい?」
何度も戻しつつそんなことを言う銀さん。
そこへまた地震が。
「あーやっぱ呑みすぎた?頭がぐらぐらゆれてるよ」
「違いますよこれは地震……ですかね」
「おえっ……もう限界」
「……な、なんか私ももらいゲロ…」
「そんなお裾分けはいいから。っていった先からオエッ……」
アンタ等ゴールデンでなにやってんのーー!!
また食卓が凍っちゃったよ絶対。

翌日。
「あー頭いてー。完璧に二日酔いだなこりゃ、水のみてー」
スクーター押しつつ神楽、新八、カトケンつれて大使館へ殴り込みをかける銀さん。
「さっすが銀さん、こうなるんじゃないかと思ってたんですよ」
「何言ってるアルか。銀ちゃんのこと薄情者とかいってたくせに!」
「そういう神楽ちゃんも来る者もほっとくとか言ってたじゃないか!」
実にくだらないことで喧嘩する神楽と新八。
まあ、二人とも銀さん大好きなんだろうなということは伝わってきますね。
当の本人は頭痛いから大声出すなとか言ってますが。
傘さしてる神楽がめっちゃ可愛い。

大使館にたどり着いて「どうやって忍び込むアルか?」と思案する面々に
「あぁ?忍び込むんじゃねーよ、殴り込むんだよ。殴り込みってのは正面から堂々と入っていくもんだろうが!」
そういって木刀を抜いて肩に掲げる銀さん。
「ごめんくっださぁーい!」
門蹴破っちゃったよこの人。神楽には文太気取りとか言われてるよ。
「誰かいませんかー?」
とか言いつつ玄関も蹴破っちゃったよ。
これはアニメで向こうが何やら悪いことしてるらしいって分かってるから良いけどただのテロだよなこれ。

どこへいってももぬけの殻。
食堂らしきところへ入ると、できたてのご馳走がそのままにしてありました。
「まだ温かい……ついさっきまで人がいたってことですよ」
「ああそうだな、アツアツだな」
「この肉ほんとに肉アルか?柔らかすぎるアルよ」
手のひらで新八が料理の冷め具合を確かめてる時に銀さんと新八は勝手にご馳走食べちゃってたよ。
意地汚いな。
あ、新八も「意地汚いんだよぉ!毒でも入ってたらどうすんだよー!」とツッコミ。
好きなのは銀さんだけど共感できるのは新八かな。
ここで「おかしいですよ銀時さん!」とか言ってくれたらもっと良かったんだけどなぁ(笑)
サンライズだけに新八のその台詞、今後に期待してます。

まあ当然食事は罠なわけで、天井から鉄格子が振ってきました。
またベッタベタだな。
そしてドリフターズ再登場。
「ていうかお前等さぁ、こんなベタな罠仕掛けて恥ずかしくねーの?」
口の周り汚してそんなカッコつけても全然決まらないよ銀さん。
「そのベタな罠にアッサリはまったお前等は恥ずかしくねーの?」
最もだ。
「おいお前達!カトケンさんの契約書を返せ!!」
叫ぶ新八。
新八がいないと永遠に話進まなそうだよなぁ。
それを聞いて契約書の為に乗り込んできたのかと大笑いするドリフターズ。
ドリフターズ側はもっと別のことで乗り込んできたと思っていたようで、獅子村の心配性が事を大きくしたと笑いつつそのまま退場。
もうすぐ家だなんだって言ってられなくなる、との台詞を残しつつ外へ。

ここで管制官の誘導みたいな声。
「コースゲートオープン。東村山一号発進位置へ。東村山一号発進位置へ」
「次いってみよう!」
「だっふんだ!」
ツッコミ待(略)
ええBGMもツッコミ待ちですねこれ。
それはそれとして、サンライズならではですねこういうMS発進!みたいなノリ。
かくして東村山一号はどこかへ向かって飛び立ちました。
それを鉄格子の中から見上げる銀さん達。
そしてもう一人……大使館内の庭に潜んでいた真選組の山崎君。
ちゃんと仕事してたんだ。

江戸の景色もこれで見納めだ。とカリヤが言った所でCM。


2006年04月06日(木)


 銀魂。「てめーらァァァ!!それでも銀魂ついてんのかァァァ!」Part2


Bパート。
続きは依頼が完了してからだそうな。
銀さんって歩き方一つとってみてもほんと気怠そうだよなぁ、あんなやる気無さそうなのに妙にカッコイイってのが何かやだなぁ。
しかもなんで普通の服+ブーツに着物羽織って、わざわざ着崩してるんだろ。
楽だからなんだろうけど、基本的に人の顔ちゃんと正面から見てないから更に流し目になって絶妙な色気になってるんだよなぁ。
あれさえなけりゃ真性のちゃらんぽらんなのに。

手っ取り早く稼ぐ為にカトケンを万事屋の下のスナックに連れて行く銀さん達。
スナックのオーナーはお登勢さん。
銀さんちの大家さんでもある。
スナックの従業員にはキャサリンという猫耳の天人もいる。残念ながら猫耳でも萌えないお人。
手っ取り早く稼ぐ方法を心得ているお登勢さんはカトケンをある場所へと連れ出す。
それはヤミ医院。堂々と建ってるのでヤミも何もない。
「二つあるんだから一つくらいいじゃないか!?男ならどーんと売っときな!」
お登勢さん、そんな殺生な。

結局自分の臓器は売れずスナックお登勢に帰る一行。
「なんだよホント口ほどにもねーな。ちゃらい覚悟で金持ちになりたいなんて有り得ねんじゃねーの?」
ぼやく銀さん。
と、そこへ天井からメガネが落ちてくる。
一行が見上げるとそこには隠れていた一人のくの一が……。

初回だからか新キャラがでると劇画タッチになって何秒かナレーションが入ります。
親切のつもりですが実は動画削減を狙ってます。出崎演出のパ……いやオマージュです。

天井にいたのは猿飛あやめ。通称さっちゃん。元お庭番衆のエリート忍者らしい。
もうパロにも慣れきって何も感じなくなってきました。
長髪で切れ長の美人です>さっちゃん

「え?手っ取り早くお金を稼ぐ方法?」
何故かカメラ目線で話すさっちゃん。
メガネかけないと目が見えにくいらしく、あさっての方向いちゃってるんですね。
「さっちゃんさ、いいからメガネかけなよ。周りの人にも迷惑だからさ。僕キャラ被っても気にしないからさ」
と新八。
しかし振り返ったさっちゃんは冷たく一言。
「何言ってるの?あなたなんて米の粒ほども気にしてないわ。私が気にしているのは……」
うってかわって潤んだ瞳でカメラ目線のさっちゃん。
そして定春の顎をすくう。え、何動物好き?
「あなただけよ、銀さん」
ってオイ、銀さんかよ!惚れてんのかい。ダメ人間だぞ?
つか何で定春が銀さんに見えちゃうんだ。そんなんでエリート忍者なんて無理だからなんてツッコミは不粋か。
さっちゃん頭から噛みつかれちゃいました。でも定春可愛い。

スナックお登勢を出た一行ですが、さっちゃんは何故か納豆を練り練り。
練りつつ、
「そう、お金って私と銀さんの愛の巣を作る資金ってわけじゃなかったのね」
そんなさっちゃんに銀さん冷静に突っ込む。
「お前相手じゃ愛の巣どころか定食屋で相席すらありえねんだよコノヤロー」
うわ、ひでぇ。冷たいよダメ人間のくせに。
だいたい人の目を見て話せって習わんかったんかい。何でも流し目にしやがってコノヤロー。
「相変わらず冷たいのね。でも私はそれくらいじゃちっともへこたれない」
「ていうか何だよその納豆。持ってりゃキャラ立ちすると思ったら大間違いだよホント」
会話かみ合ってねーよ!(笑)
「あら、そうやって突き放せば私が喜ぶとでも思ってるの?」
「うだうだ言ってねーでその納豆なんとかしろやこの納豆女!」
そんなこんなで言葉責めされて銀さんに納豆をぶっかけつつその場に倒れ込んださっちゃん。
「そうよ、その通りよ。もっと、もっと蔑めばいいじゃない、それが私の糧になるの。それが私を興奮させるの!」
なんだこの子(笑)
打たれ強いと思ったらMなのか。
じゃあ銀さんはSなんだね。さっちゃんが喜んでるからアレだけど銀さん結構酷いこと言ってるもんな。
まあ納豆ぶっかけられた銀さんは臭そうでちょっと同情するけど。
つか、ゴールデンのお茶の間にこんなの流して良いのかなぁ……(^^:

そこへ下元とプーが通りかかってカトケンに声をかけました。
そう、カトケンの土地を騙し取ったのは例のドリフターズだったんですね。
例の密談の内容をにおわせる煽りとドリフネタを披露して去っていきました。
去り際の台詞は当然
「風呂入れよ」「歯ぁ磨けよ」「また来週〜!」
だからこのネタ、お子さまには(略)

意気消沈するカトケンの横で燃えてる方が数名。
「ねぇあなた、依頼の内容変更なさい。暗殺なら請け負うわよ。私職業殺し屋だから!」
さっちゃん殺し屋かよ!
「抹殺アルね。今すぐ酢巻にしてどぶ川に歩織り込むアル!」
燃えるさっちゃんと神楽と新八を横に一人やる気のない銀さん。
カトケンは依頼の内容を変更。
強くなりたい、と。
おやすいご用だと受ける三人を置いて「取りあえずHP100くらい上げとけよ」と言いつつ俺は俺で用があると去る銀さん。
きっとなにか策があるんだろうなぁと思って貰えるのはヒーロー特権だろうな。
じゃなきゃただのやる気なし男だからな。

場面変わって真選組屯所。
真選組局長は近藤勲。
土方が例の料亭で手に入れた設計図を見せてたんですね。
「見てもサッパリわからんのだが」
「……さっきから天人のからくりの設計図だって説明してんのに近藤さんよ」
「ああそうか……何かのからくりか」
「そのからくりで何かとんでもねー悪事をたくらんでるヤツらがこの江戸にいるって話だ」
「おいトシ……悪事って何だ?」
……近藤はバカキャラですか。

一方銀さんはプー達を尾行していたんですね。
連中を追っていけばそこは大使館でした。その名もドリフト星大使館。
「大使館……?」
大使館を見上げる銀さんに「銀時」と呼び捨てで声をかける人物が。
「ん?……ズラ」
振り返った銀さんの目に映ったのは かぶり笠かぶった男とペンギンみたいな生物。
「ズラじゃない、桂だ」
ああ、もう分かった。パロだったね。
彼の名は桂小太郎。攘夷志士。天人排斥活動家らしい。
声が石田彰。
その声でズラじゃないとか言ったら思い出すのは思い出したくもないアスラン・ザラしかいないよどうしてくれるよ。
ペンギンみたいな生物の名はエリザベス。リズって呼ぶか?ベスって呼ぶか?
ナレーションにすら「つーか何これ!」とか言われちゃうってことはペンギンじゃないんだろうな。
まあ、乱馬1/2のパンダみたいなもんです。
乱馬ついでに神楽はシャンプーみたいな喋り方すればいいと思う。
ま、名前で呼んでるってことは二人は知り合いそれも親しいということは視聴者に予測がつくから分かりやすい作りではあるかな。
攘夷側、明治初期っぽい舞台設定、OPアレってことで原作知らなくても某超有名少年漫画インスパイアなニオイは大多数の人がすると思いますが。

「銀時、こんなところで何をしている?」
「いやまぁ、気分的にはウォーキングとジョギングの中間のなんかよく分からない感じのことをしているような」
なんだよそれ。
「なら良いのだが」
いいのかよ。
「どういう意味だ?」
「最近この辺りで物騒な噂を耳にしてな」
「噂?」
「近々江戸をまるごと壊滅せんと企んでいる天人がいるという噂だ」
「天人がなんでそんなこと考えるんだ?」
「知らん。だがそれが本当ならば天誅を加えるまでの話。銀時、なにをしようとしてるかしらんが気を付けた方が良い、大使館の中は治外法権なのだからな」
「治外法権ねぇ……そいつは気をつけねーとな。じゃーなズラ」
「ズラじゃない、桂だ」
BGMがシリアスになってるのにギャグやってるところがこの作品の本質を表してる気がします。
何か同じようなことさっきも言ったな。

BGMはそのまま、銀さんは元きた道を戻ります。
が、角を曲がった所にいたのは獅子村。桂と同じようにかぶり笠かぶってます。
音楽が暗くて一触即発な雰囲気。
普通の番組ならここでヒキに入りそうなロングショット。
だけど銀さんは一言。
「……その笠、流行ってんの?」
シリアスな場面でギャグやってるところが(略)

カトケンと神楽たち。
「ほああああちょああ!!」
馬鹿力で大岩をたたき割る神楽。
やってみるヨロシとか言ってますが一般人には無理です。
「何言ってるアル簡単アルよ。心頭滅却すれば顔まで猪木アル」
神楽じゃだめなのでカトケンは新八が稽古を付けることに。

銀さんVS獅子村。
「何ですか目ぇ血走らせて。徹夜でテトリスかい?」
「フッフッフ、ゲームはいまからやるんだよ」
「やめとけ、そんなオモチャ振り回したってろくなことねーよ」
錫杖を翳した獅子村に銀さんが一言。
仕込み杖に気付いてるのか?と獅子村内心焦る。
「どうでもいいけどよォ、何で俺を狙うのかくらい教えといてくんない?」
「笑止!貴様がこの近辺を嗅ぎ回ってることくらい先刻承知だ」
「ああ、そりゃ違うって。それはズラだ。おれじゃねー」
銀さんやる気ねー!なんだこのだらけた態度。
カッコイイから余計むかつく。
「問答無用」
仕込み杖を抜きかけた獅子村にちょっとマジになる銀さん。
が、すぐに地震がおきて注意が逸れる。
ああ、あれだな。
銀さんきっと強いから余裕なんだ。獅子村のことナメてるんだ。
と好意的にとってくれる視聴者が半分。だらけてると思う視聴者が半分とみた。
正解は多分両方なんだろうけど。
そうやって隙を見せるから着物の袖切られちゃいました。
正確には獅子村が斬りかかって着物が斬られて宙を舞ったカットインで場面転換。
続きが気になる手法ってヤツです。
カトケンと新八の特訓画面に変わりましたが正直銀さんのほうが気になってました。
新八バリバリしごいてます。
さっちゃんに「意外と激しいのね」とか言われちゃってます。
神楽も熱くなってます。
「いいアルか?肘を脇から離さないような感じで内側をえぐり込むように打つべし!打つべし!打つべし!」
「ちょっと待って、それジャブの打ち方でしょ。明日のためにでしょ。剣術関係ないじゃん」
「涙橋を逆に渡るアルよ」
そういえば池田監督明日のジョー好きなんだっけ、とかそんなことを思い出す今日この頃です。
銀魂のスタッフは若いの揃えたと聞いたんで、下手すればネタ元知らない可能性も高く監督についていけてるのかと気になる今日この頃でもあります。

そんな二人を見つつ「ここは私の出番のようね」とさっちゃん。
私が強くしてあげる!とロープ片手に仁王立ちしたさっちゃんがカトケンに教えたのはSM縛り。
「こ、こうですか?」
「もっと、もっとよ……そう、良い感じよ」
「これでもかぁ」
ムーディな曲に合わせていかがわしい雰囲気のものをゴールデンに流すんじゃねええ!!
全国の食卓が凍り付いただろうがーー!!
絶対気まずい空気流れてるってこれ。
縛りの犠牲になったのは新八。
縛ったままカトケンはもういい、やっぱり無理だったから諦めるとその場を去ってしまい……。
そのまま画面はまた銀さん達へ。

「あー一張羅が台無しだよ。母ちゃんに怒られんじゃねーかコノヤロー」
銀さんVS獅子村。
「服の心配より命の心配をしたらどうだ?」
剣も腰に差したまま、あんな隙だらけの人間に斬りかかってあんな裾少ししか斬れなかったヤツの言う台詞じゃないと思うよ獅子村さん。
余裕でよけられてんじゃん。
まあ、獅子村怒濤の攻撃に銀さんやっと腰の木刀抜きました。
アニメはこういうの動きで見られるから良いなぁ。
基本的にチャンバラ大好きなんでアクションは特に頑張ってもらいたいですね。

さてここでナレーション。
「銀時に襲い掛かる謎の刺客獅子村。そして何を企むのか天人カリヤ。加藤は本当に諦めてしまったのか!?というところで一部の地域のみなさんはここでさよならだ。一部の地域以外の人は後半へ続く」

ということでPart3に続きます。


2006年04月05日(水)


 銀魂。「てめーらァァァ!!それでも銀魂ついてんのかァァァ!」Part1


再放送して欲しいなぁと書いていたSAMURAI7の感想ではなく唐突に銀魂の感想です。

新番組ラッシュですね。
やはり嬉しいのは総合で再放送の始まったSAMURAI7。
BSの時録画しておかなかったのを後悔していたのでとても嬉しいです。
地上派仕様なのかOP・EDが変わっていてショックでしたが。
これは前半に限りとてもおすすめなので是非一度観てみてください。
あと、まだ一話しか観てませんが面白いと思ったのはBLACK LAGOON。
しかし、BLACK LAGOONの後すぐスクラン2のサバイバルゲームの回だったのでまるでガンカタのバーゲンセールのようでした。
面白いとは違いますが、楽しみの一つが番組宣伝。
番宣で良いなと思ったのは牙-KIBA-と妖逆門。
九州ではペナントレースが始まったら火曜ゴールデンは土曜の朝に左遷なので、ちょうど銀魂の始まる前に牙と妖逆門の番宣が入ってたんですが、どっちも曲が良い。
妖逆門はとにかくメインテーマが良いですね。
主役の声がまんま東和馬でしたが、あの曲のおかげで凄い名作と勘違いしそうになります。
本編に関してはEDがとても良いという印象しかなかったんですが……。
逆にEDの破壊力が素晴らしいのが牙。
番宣では映像もOP曲も良くて観たいなと思わせるのにあのEDは……(^^;
曲が良いといえばOP曲で良いのは.hack/rootsとゼーガペインかな。
映像も合わせると銀魂がお気に入りです。
てか感想書こうと思った理由はOPが気に入ったからというのが三割くらいを占めてます。
しかし番宣は大したことなかったな(笑)>銀魂

というわけで銀魂。

きっと高松監督@サンライズでなければ観ませんでした。
朝に左遷されたので尚更。
なのに気に入っちゃったんだから人間分からないもんですね。

アバン。
いきなり竹藪の中を走り回る浪人。
時代劇でよくあるシーンです。
いざ尋常に……!と構える浪士に大して
「フッ、尋常に……?」
不適に笑い格好良く?『洞爺湖』と北海道で購入したような木刀を構える多分主人公。
が、
「へっ、冗談じゃねぇ」
と脇目もふらず敵前逃亡。
なんだコイツ。
「廃刀令のご時世にチャンバラなんてはやらねーっつーの!」
とか叫びつつ逃げてるんで、世界観的には明治初期?と思わせる台詞。
ここでナレーション。
「坂田銀時。天然パーマがトレードマーク。甘い物が大好きで血糖値高めのこの物語の主人公みたいな人」
主役が糖尿かよ……。
つーか、全然天パに見えねーよ。あ、この人坂田銀時って名前だったんだ。
もろ坂田金時じゃん主役までパロかよ。
というのが第一印象。
いや、違うな。
元々銀さんに対しては何かジャンプ取り合ったり隠し子疑惑で慌ててたりおまけに任天堂DSのCMで悟空と並べられて「サイヤ人VSヒマ人」とか煽られた上股間を抑えたカットインでロクでもない印象しかなかったんですが(笑)
アニメの第一印象はそれらよりマシとはいえ微妙。
「わりぃ、俺四時から観たいテレビがあるんで」
塀を越えて逃げる銀時。
そこに銀さーーん!ともう一人逃げてくる少年の姿が。
彼の名はウッソ・エヴィン。
間違い。志村新八。
侍魂を学ぶため銀時の元で働いているらしい。
……果たしてあの男の元で働いてそんなもんが学べるのだろうか、というのが第一印象。
とにかく二人で逃げる。
なんで追われてるか視聴者はちっとも分からないけど逃げる。
これは会話のテンポを楽しむ作品でもあると思うけど、いちいち文字に起こすのもアレだし感想書く意味ないじゃんとちょっと思ったりもしますが、次いってみよう!

逃げて逃げて路地を抜ければそこには近未来的な車の通る大通り。
どういう世界観やねん!!
早くもついていけない視聴者が多数いると予測します。
「銀ちゃん!こっちにはいなかったアル!!」
二人に追いついた浪士達をでかい犬か猫みたいな生き物で踏み跳ばしつつそれに乗って登場したのはお団子頭の女の子。
神楽ちゃん。
この子は名前も外見もちゃんと覚えてたな。ウッソ影薄いよ。既にウッソ呼ばわりされてる時点で不味いよ。
神楽は宇宙最強戦闘民族夜兎族の一人。
サイヤ人を女の子にして中華風にして語尾にアル付けてみましたみたいな。
あの犬みたいなのは定春という名だそうで。これは可愛い。
定春が浪士の一人に噛みついて場の空気は最悪に。
「お、お前少しは空気読め……何か怒ってるみたいだよ」
「神楽ちゃん、早く逃げた方がいいよ!」
いたいけな少女を残してとっとと逃げ去る男二人。
ダメだこりゃ。
「……早くしないとレディス4始まっちゃうアル!」
そんな台詞を残して神楽も逃げる。
てかレディス4かよ。

そして江戸?中を逃げ回る三人。
なんかSFの中に侍が混じっちゃった奇妙な世界観。

行き止まりまで追いつめられた三人。
追いつめられてやったんだよとか強がってるけど多分ピンチ。
「切り捨てる前に聞いておく。お前等何者だ?」
浪士組の質問にカッコつけて?答える銀時。とウッソと神楽。
「何者だァ?ハッ、仕方ねぇだったら教えてやるよ」
「家事手伝いから人捜しまで何でもござれ!」
「困ったことがあったらここに来るアル!」
「一時が万事!金さえもらえば何でもやるよ〜!」
『万事屋銀ちゃんとは俺たちの事だ!!』
……万事屋かよ。侍じゃねーじゃんかよ。いや廃刀令のご時世だっけ。
あれ?でもウッソは侍魂がどうのこうのと……あああツッコミ所満載。
要するにあれだな、ここに依頼が入って物語が展開していく一話完結型の取っつきやすい話なんだ。
と大半の視聴者は思うんじゃないかと。こち亀のノリで。

どうも銀さん達はどっかの工場に忍び込んだらしく、浪士達はスパイと思いこんで追いかけていたらしい。
当の銀さん達は黒猫のクロミちゃんを探してくれと依頼を受けて探し回ってただけだったようですが。

ということでアバン終了。アバンの時点でもの凄く疲れたな(遠い目)


OP。
「銀魂」とでっかくタイトルが出てイントロ。
前々から変なタイトルだなぁと思ってましたが、英語にするとSilver-Soulと無駄に格好良くなっちゃうなこれ。
スクーターで2ケツする銀さんとウッソこと新八。定春に乗って追いかける神楽。
崖から飛び降りる銀さんみてちょっとカッコイイと思ったり。
いやなんやかんやでアバンからカッコイイなとは思ってましたけど。
かと思えばパフェ持ってる銀さん。甘い物好きなんだねぇ、でも酒も呑むんだよねぇ。
新八は寺門通ちゃんの親衛隊隊長ルック。
これ見てこの子がアイドルオタクだったことを思い出した。
神楽はOPでハナクソほじってるよ。いいのかよヒロイン。
Bメロ。
剣構えた銀さん。なんか抜刀斎のノリですね。
屍相手に剣ふりまくり。こんなに動かす高松コンテOPはなかなか拝めませんよ。
つかカッコ良くないかこの人。
何か暗い過去でもあるのかな?と思わせるフリ。
サビ。
土手で寝てる銀さん。さっきのは夢だったのね。
慌てて起きあがって見ると、神楽が笑いかけて周りに仲間がいて、ホッとして?空を見上げる銀さん。
ヤバ……なんかヤバイ。この人カッコイイ。いやいやいや落ち着け自分。
そんな葛藤を繰り返していました。
第一印象が最悪なアイツが徐々に、って少女漫画黄金心理が分かるのか分からないのかそんな気分。
サビの盛り上がる部分で殺陣やらなかったという構成が好きですね。
ちょこちょこっと2フレーズくらい使って脇キャラ紹介。
最後は江戸?を眺める銀さん。カッコイイ。けど最後は定春に頭噛まれて流血。
これで銀魂の方向性が何となく掴めたと思います。

提供。
提供の脇に文章を入れるのはスクールランブルでもやってた手法ですね。
もっと言えばこち亀の時もやってましたけど。好きなんでしょうねこういうノリが>高松監督
銀魂と書いて「ぎんたま」と読みます。濁音付け忘れると大変なことになるので気を付けるようにとのこと(笑)


初回のサブタイからしてスレスレだよなぁ……。

Aパート。
いきなり画面右上に「これまでのあらすじ」と表示。
知らなかった。てっきり新番組だとばかり思ってたのに……。
ってオイ!!
いや、もう、明らかにツッコミ待ちって感じなんで突っ込むのもめんどくさいです。
ナレーションは立木さんが担当してますが、あらすじは新八担当。

「侍の国。僕らの国がそうよばれたのは今は昔。二十年前、突如宇宙から舞い降りた天人の台頭と廃刀令により侍は衰退の一途を辿っていた。そんな時代に侍魂を持った男が一人。その名は坂田銀時。ひょんなことからこの銀さんの営む万事屋で働くことになった僕、志村新八と神楽ちゃん。そういえばかれこれ一年になるけれど給料ってまだちゃんともらってない気がする」

(説明聞く限り)ダメ男じゃん!!
ホントに侍魂持ってんのか?限りなく嘘くさいんですけど。
OPで上がった好感度が急降下だよ。いや、実際は下がってないけどこう心情的に。

黒船のかわりに宇宙人の襲来か。明治初期のパラレルものってかんじかな。


場面変わってどこかの料亭。
「カリヤ様ご到着です!」
とかいって入ってきたのは天人カリヤと浪人獅子村。
待っていたのは下元とプー。
最初の挨拶はもちろん「おいーっす!」
いやいやいやメイン視聴者層(お子さま)にそのネタ分からないから!!
えー、彼らは今回のゲストキャラ。
終始こんな感じでドリフネタ続きです。やりすぎ感が漂ってますがこれでも監督は抑えた方です。
銀魂自体がパロ漫画みたいなところありますが、パロに関しては高松監督の方が一枚も二枚も上手っつか年季入ってるんである意味ピッタリの采配だったんじゃないでしょうか。

しかし感想書きにくい。
・取りあえずドリフネタ
・企画書見せて「春番のプレゼンかよ!」とカリヤが切れたり(高松監督の好きな)楽屋ネタ
こんな感じ。観てもらった方が早いです。
ドリフターズは何やら密談している様子。
それを外で監視している一人の青年が……。
青年が料亭の門を開けるとそこにいたのは「真選組」、幕府の特殊警察らしい。
………これもツッコミ待ちなのかな。
取りあえず「これはパロこれはパロこれはパロ」と数十回唱えましょう。
そしたら慣れるはずです。
そうそう、焼きたて!ジャぱんの後番なんですから火曜ゴールデンはパロと決まってるんですよ。うん。
副長は土方十四郎。真選組の頭脳らしい。
沖田総悟は組随一の剣の使い手。
さっき料亭を嗅ぎ回っていたのは当然山崎でしょうね。
……これはパロこれは(略)

「ご用改めである!!」
お決まりの台詞を吐いて料亭に飛び込む土方以下隊士達。
階段から襖にかけて無駄にCG。
「真選組だ!」
襖を蹴り倒して乗り込んだ土方だったが既にドリフターズは逃げた後。
舌打ちをする土方の後ろでバズーカを構える沖田。
(グッバイ副長。あの世でマヨネーズでもすすってくだせェ)
一発ぶちかますものの土方は紙一重で避け
「どさまぎで何さらしてやがる」
と一言。どさまぎって……(笑)
「チッ」
「チッじゃねー!いっぺん死ぬかコラ!?」
「いやだなぁお茶目ですよお茶目、いつものことじゃないですか」
「いつも俺をつけねらってんのかお前は……」
沖田は土方の命狙ってんのか……そこは新しいかも。
つーか土方。
土方っていうかゾロやん!!
もろにゾロ。
画面から目をそらし瞳を閉じればそこにはゾロがいる。
からぶりだったか、と呟く沖田だが土方は連中の残していった計画書の一部を入手。

場面変わって万事屋銀ちゃん。
長椅子に寝転がってジャンプ読む銀さん。
俺もそろそろジャンプ卒業しなきゃなんない歳だよな〜とか言いつつ読みふける。
仕事しろよ。いや仕事ないのか。ダメじゃん。
神楽は神楽でおむすび食べてるし。この世界学校ってないのかな。
しかし神楽は美少女と煽られるのに違和感を覚えてたんですが、こうしてアニメで観るとなかなか可愛いですね。
透き通るような青い目ってのが良いなぁ。
「銀さん不味いですよ」
「そうだよなぁ、やっぱこの歳でジャンプは不味いよなぁ」
「確かにお前のにぎったおむすびは不味いアルネ」
「どっちも違うわ!!!」
そんな三人の会話を経て貯金通帳の残高が限りなくゼロに近くて不味いと新八。
アバンの黒猫結局捕まえられなくてただ働きだったらしい。
うわぁギリギリだな……つかこの世界銀行もあるのか(笑)

てか新八の話を聞くために起きあがって長椅子に手をかけた銀さんが……こう、なんて言えば良いんだろう。
エロカッコイイというのかな。いやいや倖田來未じゃあるまいし。
ん、でも表現しにくい。普通にセクシーと言うべきなのか。
気怠そうなのに色気があるというか、別に腕フェチじゃありませんけど銀さんの上腕二頭筋はエロイと。
おまけに流し目だし。
騒ぐ新八に
「慌てんじゃねーよ。ジャンプ買い逃したわんぱく坊主ですか?金がねーのは慢性の鼻炎みたいなモンだろうか。俺たちは金欠と付かず離れず生ぬるーく付き合っていかなきゃならないデスティニーなんだよ」
とか抜かす銀さん。
デスティニーはもちろんSEEDを意識してるサンライズの悲しい性。
言ってる事はどうしようもなくダメ人間なのになまじカッコイイから始末に悪い。
「アンタ何開き直ってんの!!ジャンプじゃなくピンチなんだよ!キケンなの!明日からパンの耳すらご馳走なんだから!」
全く持って新八のほうが正論。
と、そこに地震が。
最近地震が多いらしい。
銀さん曰く
「五人同時に告られた男子高校生みたいに揺れに揺れまくってるな」
それって……。
「普通有り得ないシチュエーションアルね」
「でも、ジャンプにはあるんだよな」
やっぱりいちご100%ネタですか。
しかしほんと仕草にいちいち色気ある人だな。そんなゴールデンで色気振りまかれても困っちゃうよ。
しかもこっちは朝っぱらからなのに。

そこへお客さんが。
「どうせ新聞の勧誘だろ?新八、日経以外だったら日経取ってるからって追い返しとけ」
「日経だったら朝日のように爽やかに追い返すアル」
すごいギリギリな笑いの取り方してるな。
いや笑ったけど。

新八が玄関を開けるとそこにいたのは加藤茶っぽいひと。
当然のようにくしゃみをする。
「ここは頼まれれば何でもやってくれる万事屋と聞いて来たのですが……」
「ば……っ!?」
突然の依頼人に稲妻くらったように固まる新八。
「新八、なにやってるアル。早くしないとレディス4始まっちゃうアルよ」
まだレディス4ネタ引っ張りつつ神楽もやってくる。
「ここは万事屋と聞いてきたのですが……」
「ぐぁ……!?」
同じように固まる神楽。
「どうした?そんなにトンチのきいた勧誘なのか?いざとなったら実力行使もじさないぞとか言って」
更に銀さんも出てくる。
「万事屋……ですよね?」
「なぁっ……!?」
三人で固まりつつもう一度
「ば……っ!?」「ぐぁ……!?」「なぁっ……!?」
要するに三人揃って「馬鹿な!?」と言いたかったらしい。アホだこいつらアホだ。

浪人の名前は加藤健。今回の依頼人。
「オイオイ、一体何があったってんだい」
「二日連続で依頼が来るなんてスペシャル以外ありえないヨ」
神楽と顔付き合わせていぶかしがる銀さん。
首に手をやる仕草がまたエ(略)
ちょっと神楽が羨ましいぞコノヤロー。
新八に至ってはテンパりすぎてカトケンの股間にお茶を零す始末。

依頼の内容「はなくした大切な物を取り戻したい」
三千万ほどあれば取り戻せるらしいが……。

「楽して儲けるか。いつも手が届きそうになるたびにこぼれ落ちてんだよなぁ」
「その所為か!手ぇ回すたんびに残高がこの状態か!!」
パチ台回す仕草をしてみせる銀さんに新八がさっきの通帳ヒラつかせてすかさずツッコミ。
銀さんパチンコかよ……いよいよダメ人間だな。
ダメ人間の見本をこんなゴールデンに流して良いんだろうか。
日本の将来が心配になるな。

そんなスペシャルな依頼に興奮してテンションのおかしい神楽と新八を抑えつけて、その金何に使うんだ?とカトケンに訊く銀さん。
カトケン曰く
「一月前、窓際族を卒業して無職になりました。三週間前上手い言葉に乗せられて家を土地ごと騙し取られました。二週間前、手紙も残さず妻が娘を連れて出ていきました。一週間前……」
そこで一旦お茶を飲んだカトケン。
一週ごとに襲い掛かる超ハードなイベントの数々の続きが気になって仕方ない三人。
「続き、訊きたいですか?」
そこでCM入り。

CM入りすらもツッコミ待ちっぽいのであえて放置プレイの方向で。


2006年04月04日(火)
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