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■ 信用
彼はわたしの身持ちの硬さについて信用してないのだそうです。 多分、それは、それだけじゃなくて、全部を信用してないのだと思うのです。 わたしは、自分が信頼できて尊敬できる人でないと好きにならないので、 なんというか、そう言われてしまうと何も言えません。 信用してない人に対して、「信じて」って言っても、何をしても多分信じてくれることはないんだろうと思うのです。
以前の彼もそうでした。 「信用してないわけじゃない」って言いながら、いつもわたしのこと疑ってた。 自分は奥さんのところに帰るのにね。わたしは友達も、知り合いもみんな疑われて、女友達だって「男友達と会ってたんだろう」とか言われて。 結局、最後まで信じてくれなかった。
何というか、わたしは恋愛と信頼が感覚として特に密接なので「信じてない」っていうのは、好きだという気持ちを裏切られているような気がしてしまうのです。
「ごめん」って言いながら奥さんの居る家に帰って、家庭を守る彼をただ見送って、けんかしたって言えば「まあまあ」ってなだめて、子どもの話だって聞いて。 そういうのは全部、彼が「好きだ」と言ってくれる気持ちだけを信じてるから。 疑い始めたら…も何も、最初から「守るものは別にある」の分かってて、それでも信じていようと決めているのに、それでも信用できないとか言われて。
多分、立場が違いすぎてわたしの気持ちなんて考えられないんだろうと思うのですが…。 無意識にでも、「浮気」だって分かってても付き合う女だと思ってみているのだろうしね…。
「奥さんのことは好きじゃない」って言うことば信じて、それでも「夫」の顔して帰る彼を見送るのを「慣れてるから」なんて強がってみたって、そんなのいつまでも慣れるわけない。 「好き」の気持ちを共有しても、一緒にすごすことも家族共有することもなくずっと一人で待ってるのが平気なわけないじゃん。
それでも好きだといってくれる気持ちを信じてたいから頑張ってる。
多分、彼は「疑うこと」と「信じること」なら疑うことの方が容易いんだろうと思う。だから最初から疑ってくる。 以前少し「浮気を疑い続ける奥さんも辛いだろうに」と言ってたのを聞いたことあるけど、多分彼もそうなんだろうなと思う。
まあ、だから、結局のところ「信じていられる」ことはすごいことで、それができるのは自分の美徳なんだから、それを無くさないように頑張ろう。と思ったわけです。 なんかよくわかんないけど、そーゆーところも好きになってくれたみたいだし。
で、それを守るためには時折こうやって吐き出さないとね。
うん、大丈夫。明日は笑ってられる。
2006年09月29日(金)
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