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■ 純愛
ふりんだと、純愛だとか、純愛じゃないとか。 よく、言われるね。
そこで考えてみる。
「純愛って…?」
その、純愛の定義がいまいちわたしにはない。 今までの恋愛のどれが純愛なのかなぁ、と思ってみても、思い当たるものがない。 逆に、純愛でなかったのはどれだろう?と思ってみても、思い当たるものがない。
誰を好きになったときだって、恋と気付かずに恋をしてたって、 その時のわたしは、精一杯だった。
自分のちからの全部『スキだ』っていうパワーになってた。
そしたら、それは純愛じゃないんだろうか? 「ただ、アナタがスキなんです」 それだったら、純愛じゃん? と思うんだけど。
じゃあ、今だって純愛なんだ。
なんで、ふりんだと、よく『純愛』って言うのか。
そんなん、してみた人にしかわからないかもしれないけどね、 『好きな気持ち』しか残んないから。 それまでの恋愛と違って、求めるものが極端に少なくなる。 言い換えれば、求められないものが多くなるんだ。 『気持ち』しかもらえないなら、求めるのは『気持ち』だけじゃん。 それ以外は、ぐっと涙こらえてがまんするしかないのだ。
お金なんて、絡む余地のない人の方が多いと思うな。 恋をしていて、誰かを愛してて、 そしたら、それは全部『純愛』だと思うな。
だって、本当に最後にほしいのは、 お金でも、地位でも、名誉でも、安定でもない。 あなたが「スキだよ」と思ってくれるきもちだから。
ふりんだと、ただわかりやすいから『純愛』って言うだけだと思う。 普通の恋愛で、求めちゃいけないものだの、 気持ちしかもらえないだの、 あなたとの将来はないのね、だの、 そんなこと考えますか?
わたしは、考えなったね。 きっと、似た立場の人も考えなかったんだよ。
それで、ふりんして、初めて考えたんだ。 そしたら、すごく自分の気持ちが純粋であったことに改めて気付いた。 子どもの恋愛みたいにね、『思われているだけでいいの』ってね。
それで『純愛』って言うだけだと思うな。
それを責めるなんて、 「ふりんのくせに純愛だとは笑わせる」なんてね、 そんな人には聞いてみたいよ。
あんた、純愛ってなにか知ってるの? どれが純愛って言うものなの?
恋する気持ちは、いつだって、誰だって、いっしょうけんめいで、 「すきになってください」「わたしを愛してください」ってね、 全部いっしょだと思うのよ。
できるなら、みんなが笑える恋をしたいよ。
できないんだから、しょうがないけど。
で、わたしなりの答え。 純愛とは、恋。 恋なら、全部純愛。 それ以外はの付属物なのだ。モトは全部純愛。
2002年05月29日(水)
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