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2009年02月28日(土)
『トワイライツ』とか

■24日の
「Only」の動画、画質がいいやつを張りなおした。やっぱすげーこれ

■もくようびは
いーすたんゆーすをごきょくだけききました。ばたり
しかし帰りにMIOさんに連れてってもらったタイ料理屋さんのえびのすりみ揚げがうまくてですね…なんつうの、タイで、すりみ揚げつうたらさつま揚げぽいのかなって思うじゃん、それがパン粉揚げで!外はサクサク中はふわふわで!うまかったー

■どようびは
早起きして採血に行き、吉祥寺に移動してごはん食べたら残りの血が胃に行ったのか目の前真っ暗、しばしぼんやり。くそーこれどうにかならんか。その後パルコに行ってまこにかつあげされ、吉祥寺シアターでヒさんに会った。NIN@サマソニ以来

■そんで
お互い夜に予定があったのでお茶しつつ30分程モダンスイマーズ、飴屋法水、中山ダイスケ、山崎哲、東野祥子、野田秀樹、東京サンシャインボーイズ(ええ一次は外れましたよ…しかし知人にあたったひとがいてビックリ!いやこれはもう素直に祝福するわ…楽しんできてくだされー)、宮城聰、ケラ、長塚圭史等の話をする。最近の中堅でどこが面白いかと言う話題になり、こちらは赤堀雅秋を推す推す。ヒさんは三浦大輔とのこと。やはり…ここで観ておくべきか、ポツドール……。THE SHAMPOO HATとの共通点は、ひとと観に行くと終演後お互い無口になる程いろんな意味で打ちのめされるが、観てよかったと言う結論に至ると言うところ

■長塚くんと言えば
おおー今年観られるものがあるとは。いつ書いてたんだ。
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Bunkamura20周年記念企画『桜姫 −現代劇版』
2009年6月7日(日)〜30日(火)
原作:鶴屋南北 脚本:長塚圭史 演出:串田和美
出演者:秋山菜津子、大竹しのぶ、笹野高史、白井晃、中村勘三郎、古田新太
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しかしこれ、上演されたものを長塚くんは生では観られないんだよな。帰国出来ないから

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モダンスイマーズ『トワイライツ』@吉祥寺シアター

ネタバレあります。

劇団公演は初見、蓬莱さんの作品としては『第32進海丸』以来。話運びがとにかく巧い、ストーリーテラーだなあと言う印象の強い方でしたが、今回は実験的な要素も多かったように思いました。肩すかしを喰らった感じ。常連のヒさんによるとここ1〜2本で演出も含め変化があったとのこと。過渡期と言うと聞こえが悪いかな…巧い巧いと言われることにちょっと反発しているのかなと邪推したりして。

しかし巧いもんは巧い。策に溺れることなく、パラレル、ループ、時間とリズムのズレ、残る記憶、一方通行で平行線の思い、ひたすら受け身で留まる状態、負のスパイラルから出て行こうとする意志を丁寧に描く。蓬莱さんが言うには「苦手意識があるからこそ、取り組んでみたかった」初の恋愛がテーマの作品だったとのこと。徹底して男芝居で男目線です。しかしここ迄徹底されると興味深く観てしまうなあ。三人の男(パラレル上にある同一人物)は違う方法を選ぶが結果は同じ。ひとりの女が幸せになるためにはその三人の男ではなく、義兄の力が必要であると結ぶラスト。む、むくわれない…。その報われない思いを詩情と叙情深く描き、せつない物語に仕上げているのがやっぱり巧いなあと。

三人の男はパラレルごとに役者が変わる。モダンスイマーズのメンバー三様のパターンで魅せる。ポイント毎に介入する客演の義兄役・山本亨さんの異物感と、ラストに見せる決意のさまにははっとさせられるものがありました。鶴田真由さんは小柄で華奢ですが、舞台で観るととても存在感があります(思えば彼女の出演の舞台全部観ているような…)。声の力が強い。梨澤慧以子さん、菅原永二さんのテンポよい転がしっぷりも楽しめました。

それにしても山本さん、先月『リチャード三世』で観たんですけど…いつ稽古してたんだ。すごい。

古山さんはエレカシの宮本さんに似ているなあと思った。今回の髪型と言い佇まいといい(笑)



2009年02月25日(水)
なごむわー2題

■停電しとるー
NIN Sydney 2.24.09 - Mid-show Power Outage

バックステージの様子も見られて面白い

■『THE KUNDALINI TARGET』STEVE CRADOCK
クラドックさんのソロが出ましたよ。Amazonとかでも扱ってるけどリンク先のレーベルから買った方が安いよー。送料足しても安かった。10日弱で届きました。
なんか家内制手工業っぽいよ。スタッフクレジットもクラドック姓だらけです(笑)
いやこれがですね、とてもなごむ…心がほわんと軽くなる!ここ数日の仕事修羅場はこれで乗り切っている!
OCSと言えばサイモンと言う強烈なヴォーカリストがいるので、クラドックさんが歌ものソロアルバムを出すなんていったいどういう…ギター鬼炸裂?と言う予想を裏切り、アコースティックな音がメイン。ピアノも使っており、とても暖かいほわんとした作品です。バンドサウンドではあるんだけど、ゲストミュージシャン以外のクレジットがない。宅録なのかしらん。どこ迄クラドックさんが演奏してるのかしらん。
そして歌がウメーよ!ビックリだよ!(失礼)ゲストのウェラー師匠とのハモリがとても心地よい。
なんか…あれだ、音は違うけど、リチャード・ハーレイ(ex. Longpigs)のソロ聴いた時と似た感覚だ…嬉しい驚きと言うか。Longpigsにもクリスピンと言う孤高のヴォーカリストがいましたが。
11曲30分ちょいと言う長さもほっとする優しさです。ああなごむ



2009年02月24日(火)
おしゃー!

■サマソニ出演者第一弾発表
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Linkin Park/My Chemical Romance
Nine Inch Nails/The Specials/The Flaming Lips
Aphex Twin/CSS/The Enemy/Klaxons
Mogwai/Paramore/Placebo
Sonic Youth/Soulwax/Teenage Fanclub
Boys Like Girls/Cancer Bats/Datarock/Enter Shikari
Ghostland Observatory/Girl Talk/Hollywood Undead/Kid Sister/Kyte
Lady Gaga/Lenka/Little Boots/Mando Diao/Matisyahu/Metronomy
Mew/Mercury Rev/Mutemath/Red Light Company
Saosin/2 many DJ’s/The Vaselines/VV Brown/Yuksek…and more!!
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でかした清水!(呼び捨てか)
この並びだとNINは屋内トリか?
しかし他のメンツもいい…す、すぺしゃるず!まだ仲直りしてないすぺしゃるず!大丈夫なんか(笑)リチャ@AFXも久々!つうかリチャはトムとカニンガムもつれてこい(無茶振り)
さりげなくレヴとかソニックユースとかヴァセリンズとか……結構フジっぽいとこから引っ張って来てる感じが

■景気付け
こないだのNIN来日2日目1曲目「Somewhat Damaged」


昨年のツアーLights in the Skyから「Closer」


同じく「Only」


つうかこのツアーでは来日しなかったから、特別編て感じでこのセット持ってきてくんないかなーまあメンバーも入れ替わってるし、来てくれるだけでも嬉しいけど



2009年02月22日(日)
『シンフォニー・M』とか

大駱駝艦/麿赤兒『シンフォニー・M』@世田谷パブリックシアター

麿さんのソロ公演。大駱駝艦からは村松さんを筆頭に14人が鋳態として参加。音楽もいつもの千野さんではなく、既存のクラシック(シンフォニー)が使用されていました。5つのシーンで構成。

音楽が天賦典式の時よりも少なく、その分いざ音が使われた時とのメリハリが利いていました。序盤20分くらい迄は全く音がなかったんじゃないかな、季節柄花粉症と思われる観客の咳や鼻をすする音が響く響く(苦笑)下手すると唾を呑み込む音も聴こえるくらい。麿さんの摺り足や、衣擦れの音を聴き乍ら、ゆったりと移動する姿を目で追う。蝶のようにも、鳥のようにも見える。

鋳態は4人が盛装で麿さんの衣装替えをしたり、姿勢を変えたりする黒子的な役割を担っており、あとの10人はアンサンブル。このアンサンブルがまたよかった。中盤から鞭を使った踊りがあったんだけど、その鞭の音がまたいい効果になっていました。

カーテンコール前の麿さんの姿は『欲望という電車』のブランチに見えたなー。ザ・女優!基本ドレスだし(しかし今回、舞台上で衣装替えされてる時、スカートではなくてパンツ型だったと初めて気付いた。足入れるところが分かれてたのねー)、童子だったり娼婦だったり、リボンでヒゲで、基本妖怪…いや妖精(笑)な訳ですけど、今回ティンカーベルみたいな舞もあったしな!あー素敵だ!

いやー格好よかったなー。筒井さんのブログを見たら、なんでもご病気の後だったとか。当日会場で配布されていた『激しい季節』の見出し「舞踏歴37年 役者歴46年 それがどうした!!」の言葉をしみじみ読みました。怪物麿赤兒でも病気するんだなあ…いやそりゃそうだけど。まだまだ元気でいてください。

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■うわーこりゃ賭けだな
February 19, 2009『Note from Eric』
今回ジェーンズは初の(…)オリジナルメンバーでの再結成なのですが、これ迄の再結成には頑に参加していなかったエリックのコメント。
…要はトレント次第ってことかと。違う意味で楽しみになってきた…

■書いてるのは月曜日
オスカー、ミッキー・ロークにとってほしかった…と『The Wrestler』を観る前から言うか。いやでもショーンおめでとう。ショーンのミッキーへのコメントがよかったな。
ミッキーと言えばIndependent Spirit Awardsでの受賞コメントをYouTubeで見付けた。いぬ…このいぬの話しょっちゅうしてるよねえ……ほろり(泣)



2009年02月21日(土)
『ベンジャミン・バトン ―数奇な人生』とか

昨年末Amazonに注文したReport Suspicious Activityのファーストがまだ届かないよー一度出荷準備が出来ましたって連絡きたのにー。がんばれAmazon

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わー週末だーやっとチェ39観に行けるよと確認してみたらば、モーニングとレイトばかりになっている…がーん。昼前に起きたのでモーニングはもう無理、明日早起きなのでレイトはキツい。とりあえず新宿に出る。そんじゃメリケンサックかベンジャミン…時間が丁度よさそうなのを探して、今日はこっち。

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『ベンジャミン・バトン ―数奇な人生』@新宿ピカデリー スクリーン1

ネタバレあります、未見の方はご注意を。

うえーんしみじみいい話でした。フィンチャーがこんないい話を撮ったってのに少なからずビックリですよ…勿論フィンチャーならではの徹底した画作りはそのままですが、今回はストーリーありきでテクノロジーを使っているところにとても好感を持ちました。

例えば『パニック・ルーム』のコーヒーカップとか、『ゾディアック』の直角に曲がる鳥瞰カメラワークとか、うわっ面白い!と言うCGシーンはぶっちゃけストーリーとは関係のないもの。フィンチャー色としてニヤリとするものでしたが、必要性があるとは思えないものでした。しかし今回使われたCGは、ストーリーに必要なものを、テクノロジーを前面に押し出すことなく(しかし非常に労力をかけて)さりげなく使っている。若返るベンジャミン、老いるデイジー、ハチドリ。

それにしても潜水艦から銃撃されるシーンがすげー迫力で、ここで泣いた、怖くて(笑)もうっホント勘弁して、戦争イヤだー(泣)時計作ったおっちゃんの息子が戦場からリワインドして帰ってくるとこも泣いたけどな!そんなことあればどんなにかいいのにな!でもないんだもんな!とまあことあるごとにさめざめ泣いてもうた。ちょっとした楽しかったことや、それはどれも長くは続かないことや、でもそういうことこそ死ぬ時の走馬灯には浮かぶんじゃないかしらとか、あーいちいちしみじみ来たなー。

ベンジャミンが暮らしているのが老人ホームみたいな施設なので、程なく死んでいくひとが殆ど。雷じいちゃんが俺は7回雷落ちたんだぞーと話す度に、その雷が落ちたシチュエーションがひとつひとつ映し出されるので、うわーんこれ7回目が映ったらきっとこのじいちゃん死んじゃう!とかもうそれだけで半泣きでござった(しかしあのじいちゃんすごい長生きだな・笑)。それとか泳ぐおばあちゃんが忘れた頃に出てくるところとか、あとやっぱり最後のハチドリ!ああしみじみするよ…。

そして育てのかあちゃんがすげーよかったなあ。牧師さんとこにお願いに行くとこは、あの盛り上がり方が『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』に出て来た狂信的な集団を思い出してちょっとドキドキしたけど、神の力かどうかはともかく、願いが叶ってよかったなあと思った。と言えば、この作品、独特な宗教観(と言っていいのか…)があるように思いました。アメリカらしくない、と言うか……キリスト教らしくない。死の向こうには何もない、それ迄生きていた中で起こったことは素晴らしい、死ぬことは怖くはない、とでも言うような。これはフィンチャーの色なのか、脚本のエリック・ロス(『フォレスト・ガンプ』の脚本のひとなんですね)の色なのか。

ニューオーリンズと言う土地柄も関係あるかな。お葬式とか、死者を明るい音楽で送るところとか。シーンとしてはそれ程多くない黒人霊歌がとても印象に残ります。たまたまロケ地に決まり、カトリーナ後それを変更することなく撮影されたそうですが、この土地で撮ったからこそ、死生観に独特な味わいが増したようにも感じました。

ブラピとケイトはも〜すんごくよかったよー。おおおー(泣)ブラピってホントチャーミングだなー。そのチャーミングっぷりが、外見じーさん中身は無邪気なこどものベンジャミン像に不思議な魅力を与えていました。で、若返る程に哀愁が出てくるの。これがせつない。ケイトは…もうねえ美しくて大変でござった。こんな美貌で「歳をとりたくないの」とか言うか!凡人はどうすりゃいいんだよ!いや待て、美貌だからこそその容貌が衰えるのがショックなのか…身体を使うお仕事だったしね。それが自分の限界を感じて、ではなく、事故で断ち切られたのも悲しかった。バタフライ・エフェクト的なシークエンスがせつなかった。

と言えば、ここでケイトが出た『オスカーとルシンダ』を思い出しました。人生は一瞬一瞬が賭け。



2009年02月20日(金)
うわわ

■さ、
さささささサマソニサマソニ
おちつけおちつけ、正式発表は来週だ、まだわからん、しかしあのヒントに該当するものを他に思いつかない。
と、おちつくために13時間程放置してみましたが、やっぱ書いとこう…ことだまって言うしな!
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1. 今年での活動休止を示唆しているアメリカ音楽シーンのカリスマ
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これ、N I N だ よ な
そうであってくれ!!!
つうかジェーンズも連れてこい!ナヴァロ言うところのNINJAツアー(NINとJAだから笑・ナヴァ郎って男前な顔してこういうとこがアホで好きだわー)を日本でも!
お願いしますよ、もう…(泣)

■デンジャーな(17日の日記参照)
そうだあったよ!職場の近所にデンジャーなインド料理屋さん。多分店員さん皆インドのひとで日本語がまだちょっと怪しいのね。
で、持ち帰りのお弁当頼むと毎回仕様が違うんだ…ナンをサフランライスにすると50円ひいてくれる時もあれば、ライスにしても割引してくれず、あれ?と思いつつ持って帰って蓋開けるとライスの上にインド風さつまあげが載っている時もある。
面白いしおいしいのでまあいいかと。皆にこにこしてていいひとそうだしなー。テイクアウト用の小窓から外を眺めてにこにこしているおっちゃんがいて、ただ通りかかっただけの時も挨拶したりする



2009年02月19日(木)
えええ

■『Touch & Go To Cease New Signings, Distribution』
んんんんんーーーーー
公式にはまだ出てない

■いやしかししかし
バックカタログが残るのは救い…こないだ筒井康隆がブログで「新作書かなくても時をかける少女やら七瀬シリーズは再版されて有難い」とか言ってたし……べみょうにそれとは違うけど前向きに考えてみる

■しょんぼりしたので
例の歌舞伎町のねこがいる中華屋さんのPVがあったので貼っておく。

35秒くらいんとこでねこが出てくる。あーかわいいなあああー
それにしてもこうやって見ると不・夜・城!て感じだなあ。でもおいしいよー。お店にどうぶつがいる+やかましいのが大丈夫なひとは是非。
そしてお店の名前がべみょうに読めなくてやっぱり憶えられない。しゃんはいなんとかとか言う

■それにしても
webは便利だねーおぼろな記憶で「歌舞伎町 猫 上海」とかで検索するとお店見付かるもん。しかし同時に伊坂幸太郎の『魔王』での一文「おまえ、パソコンぶっ壊れたらどうするんだよ。外で、誰かが出血した時、『出血の止め方』とか携帯電話で調べるのか?その場ですぐ対処できる奴が本物なんだよ」てのも思い出します。臨機応変に使い分けられるようになりたいものです

■そうすると
名前憶えてなくても行くことは出来るからいいか。ひとに説明するのが難しいけどなー(ふりだしにもどる)

■そういう訳で
フィジカルな書籍の面白さを実感している今日この頃野口五郎

■そうそう
今日はおーもりくんとベニーの誕生日だよー!



2009年02月17日(火)
いろいろ

■あっ
『SEMINAR』、上演台本もスズカツさんだー。楽しみだー

■土曜日に青山をうろうろしていて思い出した
数年前迄フルラの上の階ってカフェがあって(今はヨガスタジオか何かになってる)、そこの店員さんはモデルさんみたいにほそーくて綺麗な欧州出身ぽいひとで固められていて、日本語が殆ど通じず、オーダーしたものが半分くらい間違って出てくる。なのでデンジャーなカフェと呼んでいた。
間違って来たものもおいしいものばかりだったので、それはそれで面白くて「今日は何が来るかなあ」なんて言っていたものでした。またあのスリルを味わいたいのだが、もうないんだよねー

■そうやって名前をうろ憶えなまま好き勝手呼んでいるお店
・ざんねんなこばやしたけしのカフェ
・おーもりくんとこ
・ねこんとこのとなりのパン屋さん
・ねこんとこ
これを機に名前を憶えようと思う。がきっとすぐ忘れる

■そんで
引っ越ししたネコのシタんとこにお菓子を買いに行きました。おお大通りに面したところだよ!ビックリした!
当日だったからか、チョコレート類には全てバレンタイン用のリボンとシールが貼ってあった。
ちなみにネコのシタはこれ

■青山と言えば
コムデギャルソンの角から入ってしばらく歩いたとこにあるどっかの企業の寮みたいなところがねこだまりになっていて、いつも2〜3匹見られるんだが、この日は6匹いた。木とか登ってた

■わーい
飯島奈美さんの『LIFE』が書籍化されるよ!

■わざわざ言う辺り
『A note from Trent and a wave goodbye』

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2.16.09: A note from Trent and a wave goodbye
Towards the beginning of my career in Nine Inch Nails, our biggest break came in the form of an invitation to perform a series of shows with Jane's Addiction. These performances essentially created and defined the term "alternative" rock in the US, created an ongoing festival franchise that is still thriving (Lollapalooza), set the stage for Nirvana to shift popular taste a few months later, and were really fucking FUN to play and attend - truly the best times I've had. The shows were epic. So epic, they propelled NIN to the "next level" (whatever that means), but caused Jane's to implode. The band broke up at the end of that tour.

Fast forward to the present. Corporate rock STILL sucks. A friend tells me they saw the original Jane's lineup play a tiny show in LA that was unbelievable. I break out my Jane's records and am amazed by how vital they sound. These guys were the real deal and in this current climate mostly dominated by poseurs and pussies it was refreshing to hear something that sounded dangerous, volatile, beautiful and SINCERE.
Emails were sent, phone calls were made, dinner was arranged, ideas were discussed and the next thing I know we're in the studio experimenting. We laugh, we get to know each other, we cry, we yell, we almost quit, we record LOTS of guitar solos, we discuss, we actually begin to all communicate, we yell some more, we become FRIENDS, we laugh again and we do some great things. I get to see first hand why they broke up all those years ago but I also get the chance to see four distinct personalities that become an INCREDIBLE band when they're in the same room.

In NIN world, 2009 marks the 20th anniversary of our first releases. I've been thinking for some time now it's time to make NIN disappear for a while. Last year's "Lights in the Sky" tour was something I'm quite proud of and seems like the culmination of what I could pull off in terms of an elaborate production. It was also quite difficult to pull off technically and physically night after night and left us all a bit dazed. After some thought, we decided to book a last run of shows across the globe this year. The approach to these shows is quite different from last year - much more raw, spontaneous and less scripted. Fun for us and a different way for you to see us and wave goodbye. I reached out to Jane's to see if they'd want to join us across the US and we all felt it could be a great thing. Will it work? Will it resonate in the marketplace? Who knows. Are there big record label marketing dollars to convince you to attend? Nope.
Does it feel right to us and does it seem like it will be fun for us and you? Yes it does.
Look for tour dates soon and I hope to see you out there.

Trent

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まった判りづらい言い回しを…いろいろ振り返ってるし。そもそもジェーンズが再結成するってのも、なあ……(もう何度目か数える気にもならん)いや、新しいものが聴けるならそれは嬉しいけど。
NINはこれ迄なんも言わんと4年とか5年空いてたりした訳ですし。自分からお知らせ出来る環境、心境になれてるってのもいいことではないかと。含みがあるので、10年とか空いてもビックリはしないですよ…まあ20年でもいいよ……。
トレント個人では、音楽に携わることは辞めないだろうし。
しかしこのニュアンスだと来日公演も有り得ますな。最後になるかどうかはともかく、楽しみにしておこう



2009年02月15日(日)
ハシゴでしたが

ぎゃーん接続不良。

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■『珠響〜たまゆら〜』@サントリーホール 大ホール

前々から観たかった『三番叟』を萬斎さんが舞うと言うのでわーいとサントリーホールへ。ひいークラシックの梁山泊違う総本山(のイメージ)!テレビでしか見たことなかった、ステージの後ろにも座席があるどクラシックなホールに初めて入って感動もひとしお。いつかオーケストラをここで聴いてみたいー。

萬斎さん以外の情報をあまり探しておらず、クラシックと狂言とポップスと書ってどんな企画なんだ…と思いつつ行ったのですが、こういう感じみたいです。……企画主旨がよく判らない。村治さんが「各自の持ち時間内で、それぞれがゲストを連れてきたりしていて、これまで『珠響』メンバー同士のセッションはなかった(今回初めてあった)」と言っていたので、どうも試行錯誤中である様子。フィナーレで進行をしていたひとも誰か説明ないままだったし、『三番叟』では亀井広忠さんが参加していた(萬斎さんも一噌さんもいたから、これって『能楽現在形』の3人じゃん!)のに当日配布のリーフレットには記載がなかったし、なんだかカオスってる印象でした。豪華な幕の内弁当みたいな感じかな…各界の面白いところをちょっとずつ集めて紹介、みたいな。

プログラムはこんな感じ。
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オープニング 武田双雲(書)/市川慎(箏)
三響會 野村萬斎/一噌幸弘『三番叟』
藤原道山「光」
藤原道山/沢井忠夫「上弦の曲」
英哲 風雲の会「七星」
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稲本響「イキガミの旋律」「桜の眠り」
稲本響/江口心一/MaL「虚数・実数・複素数」「Opus 0」
村治佳織「カデンツァ」
村治佳織/ヴォクスマーナ「5つの前奏曲より 第4番ホ短調」「ブラジル風バッハ第5番〜アリア(カンティレーナ)」「ダッタン人の踊り」「カノン」「ア・ネグリート・デ・ククルンベ」
フィナーレ 稲本響/村治佳織「スペシャル・セッション」
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それぞれの演奏は面白く聴けました。あたりまえだが音の返りがもんのすごくいい。二階席の後ろの方だったけど、ステージで針を落としてもそれが聴こえるんじゃないかってくらいでした。尺八の音色がフルートのように聴こえたのも新鮮だったし、和太鼓の繊細な音階も聴けたし、面白かったー。

『三番叟』、今度は能楽堂で観てみたいです。

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「ソワレが18:00開場18:30開演だから、館内清掃とかもあるだろうし、マチネは17時過ぎには終わるだろう。Zepp18時には間に合うな!」と思っていたら、終演17:45。………クラシックホールの進行ってそういうものなのか。歌舞伎並に入れ替えが短時間なのね……。

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■Re: BARBEE BOYS@Zepp Tokyo

と言う訳でZeppに着いたの18:40。「勇み足サミー」辺りから聴きました…。しかしああもうやってたらどうしよう!悔しくて泣く!と思っていた、絶対聴きたかった「翔んでみせろ」「負けるもんか」「なんだったんだ?7DAYS」を聴くことが出来たのでああもう満足です!充分です!とうきゃうきゃしつつ終演後ジェンヌに会ったら、序盤に「小僧」をやったと言われのたうちまわる。

と言う訳でジェンヌのとこからセットリスト借りてきました。

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01. ノーマジーン
02. 目を閉じておいでよ
03. はちあわせのメッカ
04. ふしだらVSよこしま
05. 暗闇でDANCE
06. 離れろよ
07. 小僧 -cryin' on the beach
08. もうだいじょうぶヒステリー
09. タイムリミット
10. 勇み足サミー
11. Dear わがままエイリアン
12. 新曲
13. Shit! Shit! 嫉妬
14. でも!?しょうがない
15. 女ぎつね on the Run
16. わぁい わぁい わい
17. C'm'on Let's go!
18. 負けるもんか
19. 翔んでみせろ
20. チャンス到来
En.1
21. マイティウーマン
22. 三日月の憂鬱
En.2
23. なんだったんだ?7DAYS

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ぎゃーっ序盤に「目を閉じておいでよ」も「はちあわせのメッカ」も「ふしだらVSよこしま」も「暗闇でDANCE」もやってる!(気絶)

いんやそれにしてもライヴ観たの高校生以来でしたが(宮崎迄やってきてくれましてん。なんて有難い…宮崎と佐賀と大分は大概全国ツアー九州レッグでとばされる田舎なんですよ!泣)やっぱエロい!鼻たれ小僧(いや鼻炎持ちだが鼻はたれてないよ、高校生ともなれば一応)がドキドキ憧れたおにーさんおねーさんの艶っぷりは健在であった。そしてコイソはブランクあったから仕方ないとしても、他の4人の元気っぷりと表現力の幅つうか経験値は活かすものよと言うか、伊達に歳はとってねえぜ嬢やボンには判るまいと言う、なんてえんですか、ああいくつになってもこのおにーさんおねーさんには鼻であしらわれるんだわ、いやんたまんねー!と言う……何を書いてるんだろうか。

杏子さんもKONTAもホントいい声だなー。あーエローい!そもそもイマサの書く歌詞と言うのがエロいのに直接的な表現がなく、想像力を喚起させるものばかりで、そこがまた「直截な表現をするなんて、まだまだこどもね坊や☆」って感じでははあその通りです!と言う……もう何を書いてるか判らない。

エンリケのベース漫談を聴けたのも貴重だった。エンリケってベーシストでバンドでいちばん歳下で、なのにいちばん落ち着いていてバカテク、と言うところがどうもレピッシュのタツを想起させるところがあり、そんなイメージのひとが漫談を始めたのですごくビックリしました。20年前にはこんなん予想もつかなかった…いい再結成を観た……。新曲も披露してくれたし、今後も展開がありそうなので楽しみです。

唯一無二のバンドだなあ。また聴けて嬉しい。あー歳とるって素敵なことだね!おらも艶のある大人になりたいものです。がんばりやす。ああっがんばりますとか言ってる時点でまだまだコ・ド・モ☆とかあしらわれるー!(ループ)



2009年02月14日(土)
『パイパー』

NODA・MAP『パイパー』@シアターコクーン

多分コクーンで最後のNODA・MAP公演になります。このサイズ、この天井の高さ、心地よい距離感にもう会えなくなるのは寂しいな。でも次からの劇場でも、野田さんはいい景色を見せてくれることでしょう。

『ロープ』『オイル』『THE BEE』を収録した戯曲集に『21世紀を憂える戯曲集』とタイトルを付けた野田さんが、こんなラストを書くとはちょっと意外でもありました。そしていつもより散漫に思えた。情報量が多く、それを編集しきれていないような印象も受けました。野田さんの中で「どちらも絵空ごとである絶望と希望」がせめぎあっているのが滲み出てしまったかな、と言う気もした。「自滅していく幸せ」が根底にあってのことだと思います。それは「知っている者」の特権でもある。「知らない者」は生きていくと言う絵空ごとの希望を信じることが出来るのです。

そうなるともう、この作品を肯定せざるを得ない。

この舞台を観る前に、現在朝日新聞夕刊で連載されている野田さんと橋爪功さんの往復書簡を読んでしまっていたことも、肯定の要因になるかも知れません。珍しく野田さんが自分の家族の話をしている。自分の父親の面影が、橋爪さんの役=ワタナベにあると言うような話でした。世界の終わりのような光景を見てしまった者は、見ていない時の自分には戻れない。傷は長い時間を生きるうちに多少癒えても、消えることは絶対にない。それは生き乍ら死んでいるようなものだ。

今後「知っている、見ている」人間は増えていく。「知らない、見ていない」人間が増えていくかは判らない。いや、実は増えないと思っている。それでも「知らない、見ていない」人間が増えていくことをどこかで祈り乍ら、「使い尽くして使い尽くして生き尽くすしかない」。

宮沢りえさんが見事でした。声が嗄れていましたが、『ロープ』の時とは違い、言葉が“伝わる”。こうなるとひょっとして喉を潰すのはNODA・MAPでの仕様なのか、意図的なのか…?とすら思ってしまったのですが(苦笑)今回は声色を低音に設定することで、「知っている」人間の絶望と、それでも生きている図太さが迫力を持って表現されていました(しかし『ロープ』では、あの天使のような声で虐殺の実況中継をすることにキモがあったので、今回の低音発声では別の意味で伝わなかっただろうな…うーん難しいところです)。松たか子さんは流石の安定感。ふたりが姉妹と母子をひとつの流れで演じ分けるシーンは素晴らしかった。ちょっとした声色、ちょっとした仕草の違いで記憶と現在を滑らかに繋げる。

そのふたりの姉妹を育ててきたワタナベ=橋爪さんの、ヤケッパチな言動が知っているからこその絶望から来るものに見える表現力の深度には恐れ入った。このひとは時々怪物のような姿を見せることがあって、とても恐ろしい役者さん。すごいのは判っているけれど、今回は改めて怖いひとだなあと思った。

パイパー担当コンドルズの面々は持ち前の動きを封じられた印象でしたが、アンサンブル(よかった)のディレクションは近藤さんが手掛けていましたし、貢献度は高いと思います。パイパー単体よりも、他の役者と絡んでる時の動きがより面白く見えました。動きに不安のあった(笑)哲司さんとパイパーたちの絡みにはちょっとドキドキ(ヒヤヒヤ?)した。いやでも哲司さん意外に(意外言うな)野田演出に馴染みますね。ああそれで思ったんですが、今回NODA・MAPの割に若干運動量が少なく感じたんですね。特に野田さん本人。役者としての野田さんは歳をとっていっている訳で、当然身体能力も落ちてきます。しかしそれでも、野田演出の色と言うのは変わらない印象でした。これは今後何かのヒントになりそうな気がします。

大倉くんも北村くんも小松さんもよかった。つうか田中さんも含めてこのメンツはNODA・MAP番外で観てみたいですね。少人数で。大倉くんは『赤鬼』に出たし、北村くんは今度『THE DIVER』に出るので、田中さんと小松さんを番外で観たいー!

終盤フォボスと母親が、目の前で展開する「リワインドする火星」を交互にセンテンスで語って行くシーンは圧巻でした。その中に「芸術品は生きるために必要とされない。だから略奪されない」と言うニュアンスの一節があった。野田さんの宣言のようにも感じました。

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■よだん
2/13以降この作品は、あることを「知っている」ひとたちが観ることになった。「知っている」ことが、何らかの希望になることもあるのかなとちょっと思い、それは案外わるくないなと思った。偶然かは判らない。野田さんがどういう過程でこの話を書いたかも知らない。それでも時々、こんなふうに現実と繋がる何かが起こる演劇は、現在を映す鏡として面白いものだなあと思う



2009年02月12日(木)
出ましたよ

■『SEMINAR』@東京グローブ座
2009年5月17日(日)〜6月3日(水)
作:リー・カルチェイム
演出:鈴木勝秀
出演:加藤成亮 他
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おお、リー・カルチェイムて『Defiled』のひとではないですか!あれ大好きだった!
世界初の舞台化だそうです。と言えば『レインマン』がそうだったから、期待期待。とりあえず演出しかクレジット出てないけど、構成はスズカツさんではないのかしらん。
加藤くんはNEWSの子なんだな。これはチケット争奪戦になりそうだなあ…。他の出演者は誰なんだろう

■花粉症
ピアスホールがむずむず。きたな…。
もともと鼻炎持ちだが花粉は皮膚と喉、目にくるんだよなー(泣)



2009年02月07日(土)
『ベジャール・ガラ』

ベジャール追悼特別公演シリーズV『ベジャール・ガラ』@ゆうぽうとホール

『ペトルーシュカ』『ドン・ジョヴァンニ』『ボレロ』。振付指導はジル・ロマンと小林十市さんでした。

『ペトルーシュカ』のみ初見。前日のリハ中首藤さんが怪我をしたそうで、後藤さんが二日連続で青年役を踊ることになったとのこと。首藤さんは月曜日から出演されるそうです。おだいじに…。人形と人間の人生が交錯し、遂には悪魔に魅入られたように鏡の世界へ入ってしまう。人形の振付けがかわいらしい分、青年の最後の姿がとてもせつない。

『ドン・ジョヴァンニ』はオチが面白い…女性ダンサーが全員ガーンとかなるあのラストシーン(笑)小道具を使った演出も印象的です。まだ見ぬドン・ジョヴァンニに思いを馳せて、自分を美しく見せようとハッスルするおんなの子たちがとてもかわいい。

で、『ボレロ』です。ベジャール追悼のため、と言う悲しいきっかけがあってのことですが、またシルヴィ・ギエムのメロディが観られるとは!しかも今回タさんがすごくいい席をとってくれて、4列目!オーケストラピット席があったので、実質10列目くらい。すごく近いし観やすい。ひいー!ギエムの表情や目線が見える!リズムの男性ダンサーたちを鼓舞するように、そして同時に制御するように目で指揮している。うわー、こんな表情で踊っていたのか…もう鳥肌たちっぱなし。ずっとゾクゾクしていたので「やばい、風邪ひいた?」と思った程(笑)同時に毛穴も開きっぱなしと言うかなんと言うか…15分の曲なのに終わった時にはドッと疲れた。肩がガチガチになってた。観てる方がグッタリなってどうするの(笑)

そして近くで観ると、ギエムって腕も脚も長いけど掌がでかい!あーだからあの掌を開いてシンメトリーに振って行くあの動作が映えるんだ。そうそうシンメトリーが基本にあるこの振付ですが、人間の身体って何げに左右対称ではないので、一瞬だけ肉体から溢れる揺らぎのようなものがあり、それがとてもエロティックなのです。そして振付にはない動作にダンサー個々の色気が垣間見られるような気もする。長い髪が顔を覆い、それを振り払った時の一瞬の頭や首の動き。終盤になるにつれ跳躍が増えていくのですが(それにしてもギエムの跳躍の高いこと!)、それに伴い息があがってくる様子が見えるところも色っぽい。

そして最後には、場を制してきたメロディがリズムに呑み込まれる。メロディは生け贄のようにも見える。そこにもエロスがある。

いんやそれにしても今回にして初めてリズムの動きを観る余裕が出来た…あんた『ボレロ』観るの何回目やねん。女性ダンサーがリズムをやるバージョンもあるそうなんだけど、観たことないんだよね…観たいよー。

曲の特性もあるけれど、終わった瞬間のカタルシスがすごいんですよね…特に今日は、ちょっと異様な程だった。前方の席だったから、と言うのもあるかも知れないけど。比べるのもなんだけど、そして他の二演目も素晴らしいものだったけど、『ボレロ』が終わった瞬間の歓声は、『ペトルーシュカ』『ドン・ジョヴァンニ』とは明らかに異質なものだった。それ迄は常連さん?の「ブラボー」て声が飛んでいたんだけど、『ボレロ』の時はもう自然と身体から出たような声が客席にどわっと湧いた感じだった。「うーわー」とか「わわわっ」とか「はー!」、そういうの。カーテンコールも何回やったか…7回くらい?最後の方では感極まっちゃった観客がステージに駆け寄っちゃって、ちょっとすごい光景になってた。ギエム、どカリスマ。なんかもう…気圧される。オーラがあるってこういうことを言うんだろうなあ。

全ての公演が終わった後、幕が下りたステージの中から拍手が聴こえてきた。演じる方も感動するようなステージだったのかな。

いやもうねえ…画質悪いけどYouTube張っちゃう!ああもう観られないのかなー!今回観られてよかったー!(泣)

Sylvie Guillem - Bolero (1/2)


Sylvie Guillem - Bolero (2/2)




2009年02月06日(金)
いろいろ

■文化村にピーターとナトキンが
あまり深く考えない方がいいとは思うんだが、うさぎとりすが同じ大きさでとても怖い。
もともとおおきい(ひとが入っている)ぬいぐるみが得意ではない。
しかしこの特別メニューは気になるー

■いや
公演自体も気になってますよ……
日本のバレエ団がやるのは初めてなんだなー。と、YouTubeを探したら映画の予告編があった。もともとバレエ映画のための作品だったんですね。

ジェレミー・フィッシャーどんが美脚だー(熊川哲也さんも踊った役だそうで。そ、それは……)そしてねずみが原作そっくり!
ねこの顔の再現は難しいのかな。ちょっと怖い。
と言うか、やはり全体的に怖い……いやでもかわいい気もする(と無理矢理思い込もうとしている)。ああどうしよう

■そういえば
西原理恵子さんがこの絵を「大きいうさぎが小さいうさぎの首を絞めてカツアゲしてるように見える」と何かで言ってて、以来そうとしか見えなくなった。どうしてくれよう

■いただきものでくらしている
有難うございまする。おらしあわせもんだー。

・『ウー・ウェンのおいしい野菜 四季の味』
日曜日『R2C2』チケットとりのため早起きしてぴあに並んでたんですが、その間これを読んでいた。つ、つらかった…外で待ってる寒さより腹が減って腹が減って。
春夏秋冬それぞれの旬の野菜を使った、中国家庭料理のレシピ集。食材や調味料も日本国内でカンタンに手に入るものばかりです。豆知識コラムも面白い。「中国にはすりごまがない」って話はビックリした。
と、せっかく四季で分類されているのに、最初に作ってみたのは『春の章』のほうれん草と豚肉のからし和えだった。何かが間違っている。
川口澄子さんの挿画がとてもかわいいです

・『THE CRUCIBLE』JOHN ZORN
『ファニーゲーム U.S.A.』でNaked City、フレッド・フリスのライヴと来て、うーんジョン・ゾーンをしっかり聴いてみたいんだがどれから手を出せばいいんじゃ…となっていたところ。
マイク・パットンがいましたよ!入口にさせて頂きます!
フリージャズのサックス奏者と言うとホントにフリーでどうなってるかわからん、となりがちなんですが(自分が)、これはパットンのヴォーカル(つうかオタケビ)とユニゾンで展開する場面が多い。音の動きに比較的規則性があるので、衝突事故にならずスピードがグングンアガる面白さです。しかもシンプルに格好いい。ほぼ同じメンツ=Moonchild名義で既に3枚出しているそうなので、そっちを探してみようかな。てか今回は何でMoonchild名義じゃないのだろうか

■自分で買った(笑)もの
・『MYSTIC DADDY』SLY MONGOOSE
何故今になってメジャーデビューですのん。
そもそもソウルセットやSDP界隈からはなちゃんを知ったので、なんでこんな渋格好いいひとらがソウルセットと組んでるのんとか思ったものです(暴言)いやソウルセットもSDPも格好いいと思うんだけど、なんだろスライマングースって“かわいげ”はないですやん…バリバリ硬派のイメージですやん……。
藤井悟さんや松岡徹さんからの人脈からするとしっくりくる。川辺ヒロシを軸に考えればいいのか?そう考えるとヒロシくんてすごく変なDJだよなあ(笑)
グルーヴだだもれですが、アコースティックな曲も入っていて気持ち良さ倍増。卓球が1曲ヴォーカルで参加してます

・『SPEAKING IN TONGUES』TALKING HEADS
先日のライヴがあまりにもよかったのでリイシュー盤を買いました。イーノと関係ないやつを(笑)当時の限定特殊パッケージ(アートワークはロバート・ラウシェンバーグ)を可能な限り再現したものだったからか、一緒にリイシューされた他のアルバムより品薄だった。もともと少なめに作ったのか、私のようにパッケージ目当て(笑)で買い直すひとが多いのか。焦った…四軒目でようやく手に出来た、ヒー。
と言う訳で改めて聴くとやっぱり唄い方が変わったなー!そうそう、当時はキャンキャンしてたと言うか、ピリピリしてたと言うか、喉を絞めるような発声でいつ声がひっくり返るかドキドキし乍ら聴いてて、それがまた魅力に思えたんですが。先週聴いた声は安定感や力強さを感じた。
時を経た声で名曲を聴き続けることが出来るって、嬉しいことだなあ



2009年02月01日(日)
『原研哉デザイン展「本」』とか

■さい芸のたべもの
施設レストランじゃなくて、劇場ホワイエで販売してるたべものが独自の道を行っているような。
例えばコクーンと新国立で売ってるサンドウィッチは同じとこが作っててそれを仕入れてるんだと思うが(これも結構好きだったりするが)、さい芸のサンドウィッチって自家製なんだよね…これがまたうまくて。パンがあれよ、ハイジがチーズ載せてた黒パンみたいなんだよ。
ドリンクメニューも他にはない感じ。
昨日大ホールに行った時は大皿にティラミス作ってて、その場でサーブしていた。うまそうだった。
あれは誰がやってるんですか!(追記:施設レストランが劇場売店分も作ってるらしいです)
惜しむらくはさい芸行く時っていつもギリギリ到着なので(…)食べる機会が滅多にないのだよ。幕間に!と思うが、15分の休憩時間はトイレに並んでるうちにあっと言う間に過ぎてしまうのだよ。かなしい

■それを言ったら
『天保十二年のシェイクスピア』の時コクーンでやってた特設うどん屋さんとか面白かったよな…食べられなかったけどな……

■それを言ったら
SePTは劇場が入っているキャロットタワーにちなんでキャロットジュースを売ってるのが面白いな…飲んだことないけどな……

■それを言ったら
新橋演舞場のおでん屋さんがなくなったのがかなしー

■ところで
職場の近所にあるフランチャイズ喫茶店。おじいちゃんとおばあちゃんが営んでいるのだが、パスタがやんわやわに茹でられて出てきます。もうぶつぶつ切れるで。これはマニュアルなのか、おじいちゃんが茹でているからなのか。このお店の他のとこで食べたことないんで判らない。とても気になる

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『原研哉デザイン展「本」友人、原田宗典がモノ書きだったおかげで。』@武蔵野市立吉祥寺美術館

この副題(笑)確かに原さんを知ったのは原田さんの本の装丁家としてでした。

ご本人が「ブックデザインと言うより環境デザインとして作っている」と言っている通り、その本が置かれた環境が快適になるような雰囲気のものが多いです。パッケージデザインを手掛け、そのパッケージデザインを書籍化する=作品集として刊行した時の方法論も「環境デザイン」として、でした。

白と言う色のバリエーション、写真プリントを印刷インクで再現するための試行錯誤。とことん追求した色と素材に包まれた本たちは、置いていて邪魔にならない、気が散らない。とても静か。

そんな静かで繊細な本が置いてある、静かな展示室にぴろろんぴろろんと写メ撮る音が。っざけんなボケぇと振り向いたら原さんご本人でしたよ(笑)がーん。