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2007年04月29日(日)
『写楽考』楽日

『写楽考』@シアターコクーン

今回2F席で初めて観ましたが、コクーンの高い天井を活かした演出と装置だったなあと改めて実感。奥行きも同様。出演者が6人(+演奏者2人)しかいないのに、空間をもてあましている様子がないのです。役者陣の存在感も大きいんだろうな、これ。皆さん声もいいし!小さい声もきちんと2F席迄通ります。これ、当たり前のようでいて意外と出来ないひとって多いですよ…。

観る度長塚くんがいい感じになっていってたので、もう少し観てみたかったなあ。

大楽、カーテンコールは4回。銀色の紙吹雪が降りました。『BENT』の楽日もやったね、これ。舞台上の皆が、堤さんに最後に何か言えって促したのに、役を離れるとシャイな?堤さん、はにかんで黙ってる(笑・2度目のカーテンコールの時は「あの………有難うございました(笑顔)」て言ったんだけどね)もじもじして下がって行くので、見かねた西岡さんが「有難うございました〜」と言っておしまい。おつかれさまでしたー!

研究が進んだ近年、写楽の正体はほぼ特定されている。しかし写楽が誰であるか判明したことでこの作品が無用のものになるかと言えば、そんなことはない。「謎」を基にこの作品が生まれたと思うと、謎ってのも粋なものです。



2007年04月28日(土)
『CLEANSKINS / きれいな肌』

『CLEANSKINS / きれいな肌』@新国立劇場 小劇場 THE PIT

至ってシンプル。ストーリーとしては決して珍しいものではない。家族の秘密も結構早い段階で観客には感じ取れる仕組み。

しかし120分の上演時間中全く退屈しない。台詞運びのテンポの良さもあるが(翻訳は小田島恒志さん)、ちょっとした言葉や、ちょっとした仕草に登場人物の生活、過去がきちんと定着しているからだ。神に祈ってスクラッチくじをひく母親、「自分を唯一救ってくれた人物」に傾倒する弟。母親と息子のやりとり。母親が薬物中毒で行方不明になっていた姉を家に入れた後、帰宅してきた弟とのやりとり。情報量がとにかく多い。そこにはストーリーの時間だけ、劇場の中で生きる筈の登場人物の人生が息づいていた。

脚本に実感と言うものが込められているからだとも思うが(作者のシャン・カーンはロンドン在住のパキスタン系イギリス人)、これペラい役者が演じたらみるみるそういう細やかな描写がとりこぼされると思う。それくらい繊細。銀粉蝶さん、中嶋朋子さん、北村有起哉さんはドッティ、サニー、ヘザーを「生きていた」。

結局最後に姉は神に祈る。その神は母親の信じる神ではないが、母親の神とはくじを当てる時に頼る程度の神でもある。父親と母親が別れた原因は、宗教上の理由と言うより、周囲のひとびとの目や迫害、そして自分の生活、嗜好(それは煙草を吸ったり酒を呑むことも含まれる)を変えたくなかったことによる。ストーリーはこの丸投げのシーンで終わるが、そこにはある種の気楽さも感じられる。だから希望も垣間見える。

しかし多分、この家族はずっとこんなことの繰り返しなのではないだろうか。実際問題の根は深い。それでも何とかやっていくのだ。あの修復能力はちょっと羨ましくもあった。

気になったのは暗転の多さ。短いシーンをどんどん見せて行く脚本の構成も大いに関係しているが、10分もしないうちに次の暗転、と言うのは観ていてちょっとつんのめった。リズムが途切れる。暗転なしでも時間の経過と登場人物の心理状態の変化は充分見せられると思ったのだが…演者の力量も申し分ないのだから。

それにしても北村くんは姉(役)に向かって「死ねば?」とか「死んでくれ!」って言う役が多いなあ(苦笑)

CLEANSKINSとは「きれいな肌」「焼印のない家畜」「群れからはぐれた者」「前科のない者」「白人のイスラム教への改宗者」の意味を持つ。2005年7月のロンドン地下鉄・バス同時多発テロ後は「前科のないテロ容疑者」の意としても使われるようになったとのこと。新国立劇場の「国際演劇人交流」の一環としてシャン・カーンが新作を書き下ろした今作。翻訳現代劇にどうしても出てしまうタイムラグがなく非常に興味深かったです。

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■鴨ちゃんのお別れ会
いい会だったようでよかった。あの豪雨は会が始まるちょっと前だったかな

■今出てる『せりふの時代』
篠井さんのエッセイにいたく感動した。そんで昨年の篠井さんのベストワンが『津田沼』だったことに驚愕した。わーいつかあかほり(敬称略が敬称)の芝居に出てほしいー!



2007年04月27日(金)
『授業1980』Hとか

劇団東京乾電池 伊藤潤プロデュース『授業1980』H@OFFOFFシアター

教授=ベンガル、生徒=吉川靖子、女中=鈴木千秋のHプロ。ゆ〜る〜か〜っ〜た〜。基本的に演出は同じですが、演者が変わると全体の印象もかなり変わります。『授業』はこれ迄何パターン観たっけなあ…数回観てはいるのですが(ジァン・ジァン最終公演も滑り込みで観れたよ!)、今回の生徒は初めて観るタイプの演技プランだった。図太い。で、ちょっとだけ挑発的なエロがある。はああ、こういうやり方も面白いな。あーやはりあと何パターンか観たかったな、若手が演じる教授も観てみたかった。

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■2日経った今
強烈な喪失感に襲われている。昨日はCDの「HEY JOE」聴いて「…上手い!」とかゲラゲラ笑ってたんだけど、今日になってガクーッと来たー。ああもうあんな思いは出来ないんだな。DCPRGのフロアには天国と地獄があった。
今のとこコメント出してるのは坪口さんとこだけですね。うんうん、ショルキーイケてた(笑)最後のフライングVもイケてたよ!

■そんな訳で
最近はーようやっと日本盤出ましたよNIN!川辺さんの初(!)MIX-CD、やっと出たよーBATTLESのフルアルバム、辺りを聴いてます。で、間にDCPRG入れてううっとなったりしている



2007年04月26日(木)
DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN TOUR 2007

DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN TOUR 2007@Shibuya O-EAST

昨日の続き。うぬー詳細と言っても何書きゃいいんだ。とりあえず出張でチケットパーにした、まだ帰国してない友人のために書いときますよ…な、なんと言ったらいいか…残念だったねとしか……。

おぼえがき。長いっすよ。セットリスト思い出せねー。どこかで見付けたら追記します。

・180min、『アメリカ』中心、『構造と力』からはなし、本編ラストは「花旗」、オーラスはぐだぐだ「HEY JOE」
・えーと?と言うことは?「ジャングル・クルーズにうってつけの日」「(?)」「フォックス・トロット」「PLAY MATE AT HANOI」「CIRCLE/LINE~HARD CORE PEACE」「花旗」「HEY JOE」かな?2曲目が思い出せねえ!そしてあともう1曲あったような〜繋がってるから何が何だか!
(追記:ああ「ワシントンDC」もやった!これが2曲目だったか?)
(追記2:bobbidaさんとこで教えて頂きました、有難うございます)
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 01. ジャングル・クルーズにうってつけの日
 02. 競売ナンバー49の叫び
 03. ワシントンDC
 04. フォックス・トロット
 05. PLAYMATE AT HANOI
 06. CIRCLE/LINE~HARD CORE PEACE
 07. 花旗
(encore)
 08. HEY JOE
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・いっやこれがまたハイライトハイライトで聴く方もすっごい集中力いった(つ、疲れた……)んだけど楽しくて楽しくて
・もうどんどん姿が変わるんだ!気ぃ抜く暇などない!
ど、どす黒い!!!
・『アメリカ』からの曲もこなれまくってて
・ツンデレ盤がライヴでは音を司る女王様に!
・「ジャングル・クルーズ〜」がこんなに横にクるとは!
・何度かライヴで聴いてた曲なのになー。こんな化け方をするのかと
・つうかこれ迄は数えるのに必死だったってのもあるか。自分が(苦笑)
・「フォックス・トロット」はアルバムで聴いてこれはクるー、と思っていたが、更にとんでもないことに
・またちょっと不気味なくらい親切だったってのもある。ハッキリと菊地さんがガイドしてたし、高井さんと藤井さんで引っ張る珍しい場面もあったし
・いやもう寒気がする程だった…でもゲラゲラ笑ってたんだけど。凄過ぎて

・すごいすごいばっかり言ってますが何がすごいって、グルーヴがすごかったとしか説明出来ない…
・もうね、物理的に物動かせるんじゃね?ってなグルーヴ、ドライヴ
・会場が動きそう(笑)
・油断すると振り落とされる。もう必死
・全体的にテンション高いと走り気味になるんだけど、それがいい方向に行くんですよね
・モニタの返りが悪かったのか、ブラスセクションがズレているように感じられた箇所もあったんだけど、それすら巻き込んじゃうの
・珍しく津上さんがテンション高いソロでええっと思って
・ゴセッキーも巧くなったなーとしみじみしたり(自分何様)
・そう、全員のソロが長めだった…今思えば。で、そのソロが全て緊張感に満ちていた
・個人的には2年前のクアトロがベストライヴと思ってたんだけど、あれより上はないだろと思ってたんだけど、その上を行きましたよ
・で、おおおまだ上を見せてもらえるなんて!てか、まだ上があったんだ!と思って
・おかしい…これはヤバい……と言う妙な気分になって

・ひとりいないぞと思っていたら関島さんがハシゴだったそうで、「CIRCLE/LINE」から入ったんだっけ?メンバー皆わあっとなって、間に合ってよかったね!って感じで
・こっから「HARD CORE PEACE」の流れはもう…うへー、おえー
・「CIRCLE/LINE」から「HARD CORE PEACE」の間、普段は大儀見さんと吉見さんでパーカッションタブラ合戦するんだけど、この日はそれに芳垣さんも加わってた。これも珍しいなーと思って
・坪口さんがジェイソンの頭でショルキー弾いたよ(笑)
・本編ラスト「花旗」の関島さんソロが凄まじかった!怖素晴らしくて鳥肌が!

・で、アンコール前に解散でーすて(追記:菊地さんによると「解散とはひとことも言ってない。活動終了」)
・そんな予感が皆してたのか、ビックリし過ぎて反応出来なかったか、「騒然」と言う感じはなく
・また菊地さんのMCが面白過ぎるからね…
・「何で黙ってたかっつうと、解散とか事前に言うとしばらく来てなかった連中が観に来るでしょ?最後だからっつって。そんな奴らの前で演奏したくなかったの!」「『アメリカ』レコーディング中に決めた」「リリースに関してのプレスインタヴュー、解散決めてからだったから話せなくてツラかったー」「プレスのひと黙っててごめんね!」「メール一通で知らされたメンバー(笑)ごめんねー」「でも反対は全く出なくて(笑)」「普通バンドってものは、金か、女か、麻薬か、これで解散するもんなんだけど、ホント皆仲いいのよケンカもしたことなくて」「本当は俺と青木さんが女のとりあいで凄まじい争いをね、俺が青木さん家に乗り込んでね(以下つらつらと修羅場を語る)嘘ですよ!嘘!」「でも珍しくこういうこと言うけど、デートコースはホントに素晴らしい、今がピーク、これ以上はない、解るでしょ?」「あとシーンが安定してきたので壊したくなったってのもある」「俺がデートコース始める時皆から『ブッ(失笑)』て言われたんだよ」「『俺と津上と坪口で「ススト」をやるよ、ダンスホールで』『ブッ』『菊地何やんの?サックス?』『いや、俺はオルガンと指揮をやる』『指揮?ブブッ』」「電化マイルスが見向きもされない頃からやってきたんだ」
・観に来てたキップ・ハンラハンと「俺たち今日ラストショウなんだよビックリでしょ?」「マジで〜ラストショウつってまたすぐやるんでしょ?」てな会話も(うろおぼえ)

・で、「デートコースは俺が仕切って俺が曲書いて指揮してきたけど、メンバーはよく付いて来てくれた。そしてここにいる皆がいなかったらここ迄やれなかった」なんつー泣けることもしっかり言ってですね
・「でもメンバーが『お前がそんな我儘言うんだったら、俺たちも我儘言う。最後に全員楽器交換して「HEY JOE」を演奏させろ』って」
・(爆笑)
・「もう今日はこのことばっかり考えてた!早く本編終わらせて「HEY JOE」やるんだー!って(大笑)」
・メンバー紹介の時皆いつもと違う楽器持つから何で?て思ったんだよ!
・ちなみにコンバートは(暫定)
 菊地さんは一緒
 坪口さん=G(ジェイソンの)
 高井さん=S.sax
 ジェイソン=T.sax
 栗原さん=Tb
 芳垣さん=Tp
 藤井さん=Tab
 大儀見さん=Drs(芳垣さんの)
 吉見さん=Drs(藤井さんの)
 津上さん=Per
 ゴセッキー=Tu
 青木さん=B
 佐々木さん=Key
 関島さん=G(高井さんの)
・演奏は、何度でも言うがぐだぐだでした(笑)
・意外と弦は皆さんなんとかこなしてた。でも管が、もう……(笑)
・高音って出すの難しいんだね…いや音が出てただけでもすごいとしておこう……
・菊地さんズッコケてたよ
・いやー笑った笑った

・で、勿論これ以降のアンコールには応えません
・分かっていたけど何だか帰り難くてフロアにいたら、撤収でメンバー自ら出て来ました。そう、自分らで撤収すんだよね(笑)
・すっぴんの菊地さんが「ごめんねーもうやらないよ」つったら「ヘイジョーちゃんとやってよー!」と声が飛んで、「うっせえちゃんとやったじゃねえか!おまえらの甘えた要求なんかに応えるか!」とののしりあい。笑顔で
・そうそう菊地さんてこういう暴言すら陽性なんだよねー。最後の最後迄笑わせて頂きました

・てか、関島さん解散ライヴに遅刻……(笑)
・まあこういうとこも“らしい”。本当に急な話だったんでしょう
・そしてパーマネントのバンドって意識が薄い
・ジャズ畑のひとたちだから、一蓮托生とか添い遂げましょうとかってのはないんだろう
・腕利きが集まって、その場でしか出来ないガチンコ演奏を繰り広げて、そんじゃまた会えたらいいねとさようならって感じ
・だから清々しくさえあったなあ
・9年(9年目、か。8年間ですね)続いたのも奇跡的だ。大体戦争も始まっちゃったし
・あーでも「MIRROR BALLS」を聴けなかったのは残念だった。最後に聴いたのはいつだっけ
・てか解散するならオーラスは「MIRROR BALLS」だよなーと思ったことがあったんでしたよ…
・それをあんなぐだぐだ「HEY JOE」で!(爆笑)
・作ったら必ず壊したくなるもんなんですね
・そういえば「MIRROR BALLS」の日本語タイトルって「泣きたくなる様な安っぽい話し」だったなあ

会場を出たのは23:30過ぎ。「最後のライヴの対バンが半裸のおねえちゃんたち(BON-BON BLANCO(ボンボンブランコ略してボンブラ))とは…」「いや入場した途端半裸のおねえちゃんたちがハジけて唄い踊ってたんで、会場間違えたかと思ってものすごく狼狽したよ…」「私もすごいきょろきょろしたよ。客層観て、あ、ここでいいんだよなって」「でもいいコたちだったねー、あんなアウェイの中で笑顔でがんばって」「けなげだった…いいコたちだった……」「どうでもいいけどあそこ(2Fで観てた)からだと菊地さんの帽子見下ろす形になるじゃない?ずっと見てると本当にあらいぐまが動いてるみたいに見えてきてツボに入ってひとりで笑ってた(爆笑)」「いやしかし今日はおかしかったよね」「なんか…すごかったもんね……」「神懸かってたよね」「そう!すごいライヴだった」「うん」「いやー…せつない、ね……」「はかないねー……」「忘れられない誕生日になったわ」「よくもわるくも(笑)」と実にならない会話をしつつ帰る。もうぼんやりしちゃって。

帰宅したら「さっきは言えなかったけど、菊地さんが最後に出てきた時、あ、化粧を落としたオバサンみたいだ!と思った」ってメールが来てた(爆笑)おあとがよろしいようで。

凄まじい音を見せてくれて有難う、あんな光景は二度と聴けないだろう。DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENが活動する時、場所に居合わせることが出来てよかった。感謝、感謝、感謝。



2007年04月25日(水)
解散しやがった

DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN TOUR 2007@Shibuya O-EAST

180minセット、演奏は神懸かってた、もうすごすぎてゲラゲラ笑ったもん、このグルーヴマスターめ!とか思ってた、ちょっとこれはヤバいんでないの、おかしい、なんかへん、なんかへん、と思い乍ら笑って踊った、アンコール前に結成して9年(目)で〜とか言い出すからあれー、あれー、と思った。その直後。プレスにも、黙っててごめんねって。

あの舌禍マンオブジョイトイが今日迄よく口を滑らせなかったな!よく黙ってられたもんだ。それもまた菊地さんらしい。

最後は全員楽器をコンバートしてぐっだぐだのHEY-JOE。こんなへっぽこHEY-JOEが最後の演奏か!これも、らしい。

見事な引き際でした。詳細は明日。



2007年04月23日(月)
『授業1980』B

劇団東京乾電池 伊藤潤プロデュース『授業1980』B@OFFOFFシアター

イヨネスコの『授業』を16パターン。授業祭りー!網羅したかったけどちょっと無理です(泣)教授=柄本明、生徒=高尾祥子、女中=西村喜代子のBプロを観ました。あともう1プロ観ます。

…いやもう祭りなもんで悪ノリ部分もありましたが〜面白かったんでいい。しかしこれが初見のひとはどうなのかと(苦笑)もう、柄本さん反則!笑い過ぎ!アドリブも多かったなー。動じない高尾さん尊敬する(笑)西村さん本気でビンタして柄本さんのメガネが飛びました。これは演出かな。でもビンタはマジで痛かったと思うぞ…すごい音したよ(笑)

しかしその悪ノリすら取り込んでしまう懐の深い話ですわね…。不条理劇としても有名な作品ですが、イヨネスコはルーマニア人、初演はフランス、劇中にはスペイン語や新スペイン語も出てくる。それを全部日本語で話しちゃうことがもう不条理ですよ。「先生、花はスペイン語で何て言うんですか」「は・な!」「先生、花は新スペイン語で何て言うんですか」「は・な!」てなもんで。

あーテキストではどうなってたっけ…家のどこかにある……。これに掲載されています↓
『新・ちくま文学の森14 ことばの国』
今回の上演は安堂信也・木村光一訳でした。

当時勢いでフランス語版のペーパーバック買っちゃったんだけど読めてないよ(笑)スペイン語として話される台詞はスペイン語で表記されてるんだろうか。それによってまたこの作品のねじれっぷりと日本語で上演する面白みが加わってきますねえ。やっかいな話だなー(笑顔で)!

そういえば最前列にどう見ても小学校低学年のコがいたけどどう思ったのか…トラウマにならなかっただろうか…おとなしく観てたし結構笑っていたけど、最後がねえ…ちょっとエロもあるしねえ(しかもねじれたエロ)……。私がその歳で観たら絶対泣いたと思う、怖くて(笑)



2007年04月22日(日)
『ウェルカム・ホーム!』

Msquare's company『ウェルカム・ホーム!』@ウッディシアター中目黒

再演あってよかった。現代演劇の戯曲はなかなか再演されない。そしてこれは未完の作品だ。現在を反映してちょっとずつ更新されて行くのはアリだ。今回「ニート」と言う台詞があった。ああ、鷺沢さんはニートって言葉を知らなかったかもな、と思った。

テーマ、モチーフ、目のつけどころとそれを細かいところ迄観客に気付かせる丁寧さ。残された脚本を完成させた演出の小林さんの力も大きいと思う。初演の時よりは落ち着いて観られたので、改めて面白い作品だなあと思った。役者陣もよかったなー。

何年かごとに再演あるといいな。しかし本当は、作品で提示されている問題がひとつずつ解消されていき、ここで書かれていることが通用しなくなり、いずれ上演されなくなるのが理想。もしくは「ええ、こんなことがあったの?信じられない」と、笑い話として上演されるような。でも多分、そんなことはない。そういう意味では、再演がある毎に複雑な気分になるだろう。嬉しいけど悲しいみたいな。

でも、全ては無理でも、この中のいくつかは道が開ければいいな、と思う。この作品のすごいところは、これだけ問題が山積していても、何らかの解決策がきちんと示されることだ。それが偶然の産物や、時間が解決することであっても、「こういう手もあるよ」と見せてくれる。

上演されなくなっても、観客の心には残る。案外ちょっとした、どうでもよさそうな箇所こそが残るかも知れない。家族のスリッパが同じ形の色違いで、それを全員が履いている様子がかわいかったとか。

そういえばテキストで読んでないなあ。上演されたものとは構成が違うようだが、読んでみようかな。
『ウェルカム・ホーム!』鷺沢萠

(追記)あ、戯曲あった。『ばら色の人生 ―La vie en Rose』鷺沢萠



2007年04月21日(土)
『写楽考』2回目とか

あわー『バベル』公開に合わせてか今TVで『21g』をやっている…これ好きな作品だったけどめちゃヘコむ…けど観てしまう。けど今真剣に観たらすごいロウになりそうだからながらで観る(笑)

映画が公開された時、前売り券買うとおまけで分銅キーホルダーくれたんだよなー。まだ持ってるよ。ひとが死ぬとこの重さだけ軽くなる、21g。

これベニーとペン兄とナオミ・ワッツのガチンコっぷりがすごかったけど、ゲンズブールもちょっとの出番ですごい印象的だったなあ。

あれ、そういえばベニーてこの後『シン・シティ』出てから出演作公開されてないよな。ゲバラの映画はいつ出来上がるのですかー。

うわ面白い偶然、明日『ウェルカム・ホーム!』の再演観に行くんだけど、これの初演と『21g』、ほぼ同じ時期に観たんだな→当時の日記

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『写楽考』@シアターコクーン

うっわ笑いどころが増えている…写楽が背負ったと語られる「滑稽と悲惨」がギリギリの線で現れている。これどっちに転んでもダメだから、難しいですね。悲惨であればある程笑えるし、滑稽であればある程やりきれない。

ああしかし贅沢言うなと言われそうだが、このメンツなら、まだ化けるんじゃないのかなと期待してしまう部分もある…いい意味でそつがないんですが、もっとマジック起きそうな気がするんですよね、このメンツなら。勿論今の状態で観ても面白いのですが。

とは言いつつも、やはりあのつかみはいい。和太鼓の音ってすごく大きい。それ迄話していた観客がビクーッとなって途端に静まり返る瞬間は観ていてとても面白い。

個人的には蔦屋重三郎に興味が行く。写楽のプロデューサー。野心、ハッタリ、根回し、企画力、時代を見極められる目、全てが魅力的に映る。拾うのも捨てるのも早い。死に様もあっけない、そこがまた“らしい”。「写楽が28枚の役者絵で浮世絵界に殴り込みをかけ」てからのシーンの緊張感、高揚感はすごい。語りだけであれだけわくわくさせられる西岡さんの声の力。

基本的に登場人物は皆あっけない。短期間で燃え尽きる。それは自分の意志とは関係がない、と言うかどうにもならない。それでも皆引き際は笑顔だ(歌麿はちょっと違うかも知れないが、彼はお米とお春にある種の思いを託すことが出来たのではないだろうか)。首くくりにされる写楽ですら現状に感謝する。矢代静一氏の作品は初めて観たが、他の作品もそうなんだろうか。ひとの生き死にのあっけなさ、しかし生きたと言う喜びは確かにあると言うこと。



2007年04月19日(木)
NINシークレットライヴとか

経緯はいろんなところに出ているので探してみてください。いやー今回徹底してますなあ。

当日の模様はこちらで。ライヴは15分過ぎ辺りから始まります。映像データをダウンロード出来るとこもあるでー。

セットリスト
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1. THE BEGINNING OF THE END
2. SURVIVALISM
3. LAST
4. MARCH OF THE PIGS
5. WE'RE IN THIS TOGETHER
6. THE FRAIL
7. THE WRETCHED(中断)
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うおおおいWITTやってる!WITTやってるよ!!!

えーと畑違いの話を出すのもなんですが、でもどーしても連想してしまうんですが、野田さんが『オイル』を書いた以降のことをね…野田さんが、これを書かねばならないと思った今の世の中ってとか思う訳ですよ……。まーこれに関しては延々考えることになると思うなあ(自分の価値観とか、宗教観とか、政治的なこともね)。まあこういうことを考えるのは嫌いじゃないのでいいのだが。

とかなんとか悶々しつつ、グラインダーマンとダイナソーの新譜だけを買って帰って来た(笑)そして聴いているのはDCPRG。ああ、DCPRGが結成されたのって、菊地さんの戦争が始まるって強迫観念からだったよなあ。そして本当に戦争は始まってしまった。

そんな訳で日本盤待ちですが、kaollyさんとこの記事読んであの著作権侵害を皮肉ってるステッカーは日本盤には貼ってないのかが気になってきた。なんだかんだ言ってアメリカ盤も買うことになりそうな気がしてきた(笑)

■『センド・アウェイ・ザ・タイガーズ』解説 by Nicky Wire
「国はひとつの要素だけでは生き残れないということを語っている。宗教、愛、民主主義、いずれかひとつだけでは立ち行かない。」

■パッチョのおとうさん
れいさんからパッチョのアートディレクターは田中元さんだと教えて頂きました。電通の方で、カラオケUGAとか角川文庫(かばのやつ)も手掛けているそうです。おおお言われてみれば皆ちょっと腹黒ぽくてかわいい…(笑)『アドバタイジング』vol.13買ってみました、特集記事面白かった!有難うございますー



2007年04月18日(水)
また小ネタですよ

■まだ話す
どるさんの日記で数年前と今のジェイムズの画像を並べてみてたのを見た…一目瞭然!二の腕の太さとか全然違う!
酒止めたとか?奥様の食事療法?今はまたカーディフで暮らしてるんだっけ…不摂生しなくなった?
えーとジェイムズって確か私より2歳上だったっけ…やれば出来るんだな!私もがんばろう……。
ああ新譜がますます楽しみだ、あの姿でのライヴも楽しみだ!いやパツパツのシャツで身軽にはねたりくるくる回ったりする兄貴も好きだけどさ…てかジェイムズはどんな姿でも好きだけどさ!あの声あのメロディーあのギターがあれば!
でもまあパツパツよりはそれなりにシェイプアップしていた方がライヴもいい感じになるんじゃないかしらと……。ほらパツパツになってからは曲間のMCでぜえぜえ言ってたから(笑)ただでさえどこでブレスするのんて歌が多いからね…。
ああ私もがんばろう

■『YEAR ZERO』輸入盤が出た訳ですが
国内盤を買う組なので。しかしそれ以前にCD屋が開いてる時間に帰れねえ。
温度によって色が変わるのって、パッケージだけじゃなくてCD本体もかい!プレイヤーに入れてから出すと色が変わってるとか…あと触ってると体温で色が変わって文字やら数字やらが見えてくるところもあるとか〜実物が手元にないんでよく解らん。まあそれは手にしてからウハウハ喜びますよ…。
で、やっぱり仕掛けがあったようでー、その文字列を変換するとまたヒントサイトが見付かるようです。ああETS有難う、熱狂的なファンのおこぼれでファイルをいろいろ拾えてます

■音楽のリリース形態って
これからは配信メインになって行くんだろうな。こういう面白さが楽しめる期間はあとどれくらいだろう。今回のNINさんは両方を絶妙に使ってますね。その両方をリアルタイムで楽しめる今の状況に居合わせられてラッキーだなと思う

■そんな訳で
CD屋に行けない分、職場でちょこちょこダウンロードなど…いやウチ待つのも仕事なんで、その待ち時間の間にね……。
QOTSAの「Era Vulgaris」。これは行けない以前に、CD屋では手に入らない(笑)
もうすぐ新譜が出るんですが、この曲は入らないそうで(アルバムタイトル曲なのにな(笑))、バンドが意図的にmp3ファイルをリークしています。トレントさんが1枚噛んでいます。
ダウンロードサイトはランダムに選ばれたのかな?結構あります。気になる方は探してみて〜

■ナゴヤジェントルマン
カヴァーのスタッフクレジットを見たら、撮影とヘアメイクがSTEREO/gn°のおふたりでした。おお、今サイト行ってみたらすっかり更新止まっててまだポップアップにおーもりくんの画像が出てくる(笑)
『STRUCTURE』のようなエキシビション、またやってほしいですなあ



2007年04月17日(火)
小ネタ

■まだマニックスの話をする
最近のライヴ映像観たんだけど、ホントにジェイムズすっきりしてませんか…あのジャケット3rdの時と同じやつだったりする?また着れるくらい痩せたよ〜てこと?いやそんなにものもちよくないか…?いやでもジェイムズはものを大切にするひとだよね!ああどうなんだ、気になる!
くまさんジェイムズもかわいいですけどね…気になるのは何故痩せることにしたかってことだよ!自然か?自然に痩せたのか?
まあ元気ならいいのですよ……

■菊地さんオススメのフレンチ
こないだ行ってみたけどうーまーいーどー!
ランチはパンとサラダとスープとデザート付きのワンプレート。こんだけ充実しててえええいいんですかってなお値段なんと¥1,000ポッキリ。キャー!しかもランチタイム〜16:00。キャー!ぐうたらに優しい!
お店のひとも感じよくて、食後にコーヒー出してくれるんだけどこれがまた豊臣秀吉にお茶を出した、誰だ、あれだ後の石田光成だ、あのコのような気配りだったぞ!まあこれは偶然かも知れないが。
いつかはディナーも行ってみたいものです

■『三文オペラ』@SePT
秋に白井さん演出でやるんだけど、音楽監督が三宅純さんだそうです。おおお。
三宅さんてパリにお引っ越しされてますよね。この仕事の間は戻ってくるのかな?

■スズカツさん
ブログスケジュールの書き方が意味深ですよ…ひょっとして今年は9本演出(長崎のも入れて)ですか……。
あくまでも深読みです。深読みですけど。
7、8、12月は注意しとこう……

■『2007年度 シェイクスピア祭 演劇講座』
お知らせ頂いたけど行けないー!誰か行ってどんなだったか教えてください…。
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演題「シェイクスピアへの実践的アプローチ、読むのとやるのとは大違い〜ミニワークショップを通じて〜」
講師 吉田 鋼太郎 氏 (『タイタス・アンドロニカス』主演俳優)
・講演の概要
『ベニスの商人』『コリオレイナス』『十二夜』『マクベス』(予定)あたりを使って、実際に演じながらシェイクスピアの万華鏡的な面白さに迫ってみる。また、拙劇団で行っているワークショップに参加者も加わり、演劇の楽しさに触れていただく。
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もう1日のも面白そうだけどこっちは平日だ…

■『NG ナゴヤジェントルマン』2007 春夏号
名古屋から取り寄せてみたぜ!便利だなセブンアンドワイ!しかしすごいタイトルだなナゴヤジェントルマン!



2007年04月15日(日)
マニックスメモ

書いとかないと忘れる…自分が。

■『Send Away The Tigers』
うわ、ぽくねえ!ジャケが!
しかしオフィシャルサイト(ヴィデオも観れるで!なんかジェイムズ痩せてない!?毎回言ってるような…いやまるまるしてよーがどーだろうが健康さえ損なってなければいいんですが!)に出てる先行音源だけ聴くと、相変わらずのマニックス節だ…アガる!全体像がどうなるかー

公式、リニューアルしてていろいろネタが増えてますよ…ニッキーのベスト10リストが面白いよ……(俺のガンズベストとかローゼズベストとかやってる)あ、ジェイムズのもオモロい!何だ俺のVネックTシャツベスト5って(大笑)俺の好きなソロアルバムベスト5とか興味深い。ジョン・ケイルのは自分のソロアルバム出した時にも名前をあげてたなあ。
ショーンのもショーンらしいな、テーマのチョイスが(微笑)
いかん、読み乍ら書くとまんま実況になる。これからリリース迄じんねり読みます…。

■『Everything Must Go: 10th Anniversary Edition』
もう10年過ぎとるわー!いや本国ではちゃんと'06年に出てるんですが。遅れても日本盤出してくれるのは嬉しいことですよ…。『THE HOLY BIBLE』10thの時みたくパッケージもまんま(しかもレイアウト変えずに訳文入れてくれてて、あれには感動した…丁寧な仕事で嬉しかった……)で宜しくお願いします

今『THE HOLY BIBLE』のリマスター盤とUSミックスの聴き比べしてるんだけど、ふたつを足して2で割ったやつも聴いてみたい…ドラムの音はリマスター盤のが好きなんだけど、他のトンガリ具合はUS盤のが好きだ……。

あーホントにサマソニ来るよね?キャンセルとかなしでお願いしますよ!ここんとこキャンセル続きなのでビクビクですよ…そういやホントは昨日ガンズに行ってたんじゃーん!予定がなくなったんで家で本の整理とかしてたら『AKIRA』のマーヴェル版が出て来たんで延々読んでしまったりしてましたよ…うお懐かしい……おおともさんはもうマンガ描かないんですか…こないだのBRUTUSのは読んだけど。



2007年04月13日(金)
小ネタ

あ、13日の金曜日だ。

■『Mystery cat takes regular bus to the shops』
バス通勤するねこ。ぎゃー

■マニックス@サマソニ
どうせならソロキャンセル分も入れてジェイムズ90分ニッキー90分マニックス120分やればいいんじゃない…そんなことしたらジェイムズが死んでしまいます。いやジェイムズなら大丈夫なんじゃない(むちゃくちゃ言う)

■最近気になっているもの
ジョンソン ベビーローション
SPF15だけど紫外線93%カット。SPFの意味って…てか、そもそもSPFって何なんだっけ……単に数字が高ければ高い程灼けない!てもんかと……(バカ)

■最近気になっていること
職場の近所に住んでいるねこ3匹は近所のひとからかわいがられえさも貰い放題でまるまるしてるんだが、最近そこの飼い主(会社)が倒産したらしく建物が差し押さえっぽくなった。外から南京錠と「弁護士が来る迄開けちゃダメ!」て封ラベルがしてあるのね。
ねこは夜も外でごろごろするようになった。前は夜は出てなかった…と思う。中に入れないのかなあ。飼い主いなくなっちゃったのかなあ。ねこは皆相変わらずまるまるとしている。あらゆるひとがあげてるからえさには困ってないっぽいが……

■『アンダーグラウンド』村上春樹
事件が起こった当時新橋勤めだったので、当日の異様な雰囲気はよく憶えている。携帯も普及していない頃で、出勤した家族や友人知人の身を案じる電話が会社にどんどんかかってきていた。
その割に「この日どこで何が起こったか」と言うことはあまり把握出来ていない、と言うことに気付かされた。霞ヶ関駅でのことが話題になることが多いので、千代田線がいちばん被害が大きかったんだと思っていた。実際は、日比谷線がいちばん酷かったんだな。被害の度合いとひとの命の重さを比べることは出来ないのは無論だが。
証言に記憶違いが結構ある。真実と事実は違うと言うやつだ。しかしこの真実は、彼、彼女が間違いなく“遭遇し、体験した”ことだ



2007年04月11日(水)
あはははははは

■ガンズ延期
そんなこったろうと…RHCPほどビックリはしなかったが〜て言うかこのひとはその日その場で観る迄は信じないことにしているし〜。ちなみに中止が怖いので初日のチケットとってました。それも無駄無駄無駄ぁ〜!
しかし延期。何かと被りそうだなあ7月以降って…

■行くの決定
サマソニ。もひとつーもうひとこえーと思っていたが、マニックスが決まればもう反射で行くに決まってんじゃねえかー!おおおおお

■そんで
PSBも来るー!

■こっちはまだ本決まりじゃなさそうだけど
フジにOCS。おおおおお(泣)これが何曜日に入るかによって行く日を決めようかな

■『Franz Kafka's AMERIKA』DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN
ツンデレ盤…!とっつきづらいけどハマりますわー。とは言えずっとライヴで聴いてたものなので身構えはしなかったな。
踊れるかどうかってのをDCPRGに繋げがちなんですが(自分が)これはこれで好きなんですよー。最近のライヴ構成も面白いし、あの緊張感は心地よい。算数なとこも(笑)
ピンチョン迄出てきてニヤニヤ

■『ネコを撮る』岩合光昭
「ネコのことなら、イワゴーさんに聞け!!」カメラは持ち歩かないし携帯も持っていないのでねこを撮る機会は殆どないが、そこらへんのねこと仲良くはなりたいのですよ。写真も多数掲載。寝そべってねこを撮ってるイワゴーさんの上にねこが乗っかってたりする写真がおかしかったーめちゃめちゃ信用されとるやん。かわいいー

■徹子の部屋
月曜日にイワゴーさんが出ていたので録画しといた。ねこだけでなくパンダの写真も多数紹介。てつこは何度「かわいい」と言ったか知れない。
『ネコを撮る』にも書かれていた画面構成のポイントやねこを撮る時間帯、撮ったねこの紹介とかいろいろ面白い話が聞けましたー

■セクシーボイスアンドロボ
ちらっと観たんだけど面白そうだ…セクシーボイスのお父さんが塚本さんだし

■サラリーマンNEO
相変わらずだ(笑)南野さんがレギュラーになったらどうしよう

■本当は今日出てた筈の〜
『YEAR ZERO』日本盤。ここではまだ11日発売になってるな(笑)どこそこで話題になってますがパッケージが凝りまくってて日本国内で作成するとすんげーコストがかかるので、すったもんだの末輸入盤にライナー付ける仕様になり、結局外盤より発売日が遅れることになったそーです。まあそれはいい。
公式サイトではフルヴァージョン試聴ファイルが公開されています。しかもCDクオリティの音質だとか。レズナーさん太っ腹。レコード会社はご立腹かも知れん(苦笑)

■しかし
邦題に関してはそのセンスよりもなんで「・・・」が付くのかの方が気になる。
『帽子が笑う…不気味に』を思い出すなあ(笑)



2007年04月08日(日)
『HEDWIG AND THE ANGRY INCH』TOUR FINAL

『HEDWIG AND THE ANGRY INCH』TOUR FINAL@東京厚生年金会館

おわかれです、さびしいなー。

FACEでの場末感はありませんでしたが、やはりデカいキャパだと観客の反応もデカい!盛り上がりました。

そこらへんは「演技と言うもの」に繋がって時々考えるんですが、例えば「才能がない冴えない人物の役」だからと言って、それを演じる役者が冴えなかったら舞台で見せても意味がない訳です。だから「スキャンダルを起こし、トミーのツアーをストーカーのように追い回し、好奇心で観に来ている客も少なくない場末のステージで唄い話すヘドウィグ」がこんな大きな会場で唄い、観客から愛情を持って受け入れられていると不思議な気分にもなります。

勿論ストーリーも楽曲も素晴らしいし、山本くんと中村さんの歌はひとの心を鷲掴みにする力がありました(いやーこれサントラ出してほしいくらいですよ)。それをどう感じるか。まあこれは自分の都合だなー。観ている最中はそんなこと考えず楽しんでいました。「MIDNIGHT RADIO」は毎回グッと来るなー!ラストの照明が消える瞬間は、SEと実際の歓声が重なって鳥肌。高揚感と寂寥感に同時に襲われました。これからヘドはどこに行くのかな。どんなことがあっても前に進んでいくことは間違いない。そんなヘドにもう会えないのはさびしいけど、後ろを向いてばかりもいられない。私も前に進まなければ。

アンコールで「THE ANGRY INCH」「THE ORIGIN OF LOVE」をもう一度。うん、やっぱりこのヴァージョンのヘドウィグ、大好きです。



2007年04月06日(金)
うおーい

■もう、次から次へと…
どうなってんだ……あーでもこれは一応来年だから。
『大沢たかお、怪人になる ミュージカル初挑戦』
ミュージカルの演出に意欲的ですね。いずれオペラもやるかもな。
「人気演出家・鈴木勝秀さん」。人気演出家…人気演出家……(笑)いやでも年間6本以上が当たり前になってきてますもんね……いやはや身体には気を付けて

■写楽がらみ
bobbidaさんが紹介されていた本が気になる。
内田千鶴子『写楽を追え 天才絵師はなぜ消えたか』

■もひとつ探している本
『わが家の夕めし』アサヒグラフ編
ここのユーズド価格は結構はねあがってますが定価の新品探せないかしらん。麿家が紹介されててちっちゃい立嗣さんと南朋さんが出てるそうなんですねー(笑)山田風太郎ん家とか気になるわー、エッセイで奥さまの料理がうまいって自慢してたし(微笑)

■風太郎といえば
突然Sス子マスターが今日上京してくるそうで「田村町キムラヤに行きたい」と言っていたので地図の載ってるサイトを教えてみたが辿り着いただろうか



2007年04月05日(木)
『写楽考』初日とか

■一気に出ましたよー!初日のチラシ束より
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『レインマン』@PARCO劇場
(日程は昨日の日記参照)
演出・脚本:鈴木勝秀
チャーリー・バビット:椎名桔平
レイモンド・バビット:橋爪功
スザンナ・パルミエリ:紺野まひる
ウォルター・ブルーナー:佐藤誓
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キャスト変わりましたね、どうなるか!
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『欲望という名の電車』@東京グローブ座
2007年11月16日(金)〜25日(日)
演出:鈴木勝秀
ブランチ・デュボア:篠井英介
スタンリー・コワルスキー:北村有起哉
ステラ・コワルスキー:小島聖
ハロルド・ミッチェル:伊達暁
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…………だだだだだだだてくんがミッチ!!!???
ぎぃおえー!!!!!
えええだてくんてどっちかっつうとスタンリーなタイプでは…いやでもだてくんだったらあの終盤のシーンがめっちゃめちゃ怖くなるー!と思うー!そういう意味ではすごいことになりそう、えええどうなるどうなる。
ステラが小島さん、これは久世さんとはまた違った意味でハマりそう!
そしてとうとう円形を出ることになりました。篠井さんずっと「いつかはプロセニアムの劇場でやりたい」って言ってたもんね…となると美術から何からがらっと変わる可能性も。グローブ座はギュッとした空間作るの難しいところだからな…ううむ、どうなる。
そして結構公演数少なくないですか…?チケット激戦になりそうだなあ(泣)そしてやはり日程が被っている。まあ被り部分は少しですが

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『写楽考』@シアターコクーン

えー初日なのでネタバレ避けつつメモなどを。

・上演時間120分、休憩なし
・導入がエラい格好いい、ガッツリ掴まれます、持ってかれます
・和太鼓と横笛が生演奏で入ります。これがいい!迫力!
・はえー!スピード感はすごい
・転換も早い、ドリフのようだ(笑)
・しかし観客欲張りなもので、「もうちょっとスピード出せるんじゃね?」と思ってしまったり…
・えーこれは台詞を早口で言えとか動きを早くしろと言うことではなく
・ひとり芝居の応酬になる部分、モノローグの長さを、観る側がどう消化していけばいいかなと思う部分もありました
・あとあれだけ和楽器でまとめといて何故ラストの曲だけがあれなのか気になる

・役者陣はまさに少数精鋭。休む間ねえぞーこれは大変だろうな、特に男優陣
・男は皆格好いい!そしてバカ!(笑)女は皆美しい!そしておっかねー!
・皆いいですが、ストーリーテラーの克実さんが素晴らしいですよ
・ああとても素晴らしかったのに格好よかったのにラストのラスト痛恨の台詞ミス(苦笑)
・あれは惜しかった…言ってはならん名前を言ってしまった……その名前を言ってしまってはその会話はパーに………
・しかしそれを除けばすごいよいです克実さん
・つうか皆うまいわー!
・西岡さんの商人っぷりが素晴らしいですよ…写楽の仕掛人。切れ者、貫禄
・緑子さんがもうかわいくておっかなくて悲しくて
・なつみさんがもうかわいくてけなげで愚かで優しくて
・長塚くんがめちゃ重要な役で!いや皆重要な役なんだけど!すごく悲しい役で!あああ(泣)
・和物合いますね…帰り道「長塚さんて着物似合うねー、かっこいい!」と言ってたお嬢さんがいてニヤニヤしてしまったよ

・与えられた才能は返さないといけないって話はいろいろ思うところがありますよ…
・でも努力を続けられることも才能だと思うのよね
・そう考えると歌麿て…と思う(泣)
・そしてああ迄追い詰められないと才能を発揮出来なかった写楽て……とも思う
・そのバカでどうしようもない写楽の堤さんが滑稽で悲しくてもう大変です
・勇助の家に入り浸ってぐだぐだしてた時が楽しそうだっただけにね…

わずか10ヶ月で約150点の役者絵、相撲絵の傑作を残し忽然と消えた写楽。その背景には何があったのか?と言う謎解き=ある劇作家の妄想であり乍ら、天才の業を描いたものであり、その才能は自分の力ではどうにもならない「与えられたもの」であると言う人間の無力っぷりをも描く作品。才能はどこ迄発揮出来るのか?どこ迄行けば「返した」ことになるのか?

人間は無力でも、ここ迄返すことが出来るのだ。それは幸せなことなのか?そこは「桃源郷のような地獄」なのだろうか。それは誰にも判らない。



2007年04月04日(水)
いろいろ

■パルコか!
ぴーとさんとこで教えて頂きました、有難うございます。
チケットスペース『レインマン』
10月30日(火)〜11月18日(日)、PARCO劇場。
光が丘でプレヴュー、横浜からスタート。
(追記:プレヴューと横浜の間に大阪公演が入るそうです)
あれ、この日程…ひょっとして『欲望〜』と被るんじゃないの……?『欲望〜』の日程早く出してくれえええ!予定が組めん!!
ふたり以外のキャストはどうなるのかなー。そして初演と劇場が変わるのであのセットがどう組まれるか。ああ楽しみだなー!

■チケットスペースと言えば
マリーザ・モンチ来日公演
これのフライヤー、こないだ菊地さんのライヴの時もらったんだけど何故か名古屋公演のことしか書いてなくて。東京ではやらんのか?と思っていたのでしたよ…で、出来れば観たい……

■スズカツさんいろいろ
『シアターガイド』で『写楽考』インタヴュー。数日前の朝日新聞夕刊にも載ってたー→『「写楽考」、鈴木勝秀演出で 堤真一が主演』
『写楽考』堤さんや長塚くんのインタヴュー、『ノー・マンズ・ランド』坂本くんのインタヴューが続々各誌に掲載されています。今週末から『THE LAST 5 YEARS』の先行申込が始まりますヨ!いっぺんにいろいろ動くので把握が大変ですヨ!
小ネタとしては『+act.』。高岡くんのインタヴューで、『BENT』とスズカツさんのことがちらっと。ええ話や…(涙)

■そうだったー
MIOさんの日記読んで思い出した、こないだの舞台挨拶、オダジョーの挨拶に続いておーもりくんが「こんな天気がいい日に映画館に来ているなんて、なんて人たちなんでしょう」て言ったんだ(笑)ひとごとかい。「携帯の電源をお切りください」といい、すっとぼけてて面白かった(笑)



2007年04月03日(火)
『BESIDE YOU IN TIME』とか

■きたあああああ!
椎名桔平『レインマン』逆輸出だ…昨年世界初の舞台化10月再演決定
この記事はちょっとおいおい、って感じだけど(苦笑)こんなに早く再演決まるなんて!嬉しい!
早く日程発表してください。そして劇場はどこですか、またグローブ座?すずかつさん今年何本やるんですか、11月は『欲望という名の電車』だし。今出てるのだけで再演が3本かあ。『THE LAST 5 YEARS』、『レインマン』、『欲望〜』

■気付けば
『写楽考』の初日明後日じゃん!また忘れるところだった…あぶない……で、日曜は『ヘドウィグ〜』ファイナル

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■『BESIDE YOU IN TIME』NINE INCH NAILS

え〜通常DVDフォーマットの国内盤を買いましたが。お、お、音がよすぎる…なんじゃこりゃ……。これじゃブルーレイ盤をちゃんとした環境で観たらどんなもんに……ひいいいいい。

以下おぼえがき。

・えーと音のよさと言うのは、分離が鬼のようにクリアって部分です
・めっちゃっめっちゃっ各音が分かれてる
・配置もハッキリ。奥行き、立体感もバッキリ出てる。ハイハット置いてある位置迄判るくらい
・拍手の掌の汗がぺたぺた鳴る音迄聴こえるよ!投げた機材の音迄クリアです(笑)
・粒子が細か過ぎて全体の音が小さく薄く聴こえるようです
・なんだろー粉砂糖ってふわっと消えるようにとけるでしょ、あんな感じ
・臨場感と言うか音の圧力は、むしろリハーサルの方があります
・こっちはざらめとか三温糖って感じか(笑)
・ツアー本編のボリュームのままリハーサルコンテンツ開いて、音がガッツンときたのでぎゃーとなった(笑・ヘッドフォンで聴いてたので)

・あれかなー、これの場合の臨場感とか音圧って、各パートの音が混ざるから生まれる部分ってことかな
・混ざるってのは、例えばヴォーカルマイクが声だけでなく、周りの音も拾っちゃうって言うような(ここらへんの弊害をメイナがロッキング・オン最新号のインタヴューで話してますね)
・音が混ざって塊になるので、圧される感じがあるし、臨場感もある
・正直リハの音を聴いてホッとした部分もあった
・しかしー、まあここらへんは最新メディアでライヴの音をこういう風にも提供出来るんだよって意味でとらえればいいかな…とにかく音の良さには驚かされました

・あとドラムが変わるとこんなにも全体の印象が変わるんだ〜と思った…
・や、曲自体のアレンジも結構変わってるんですが…ギターが特に……
・アーロンは熱心なコやね…ああ見えて……(どう見えてたのか)
・でもやっぱ、いちばんドラムが違うー!と思った
・いや、いい意味でもわるい意味でもなくですね
・まあジェロームの音に馴染んでたってことですかね…自分が
・クリスからジェロームに変わった時ってそんなに気にならなかったんだけどな
・ジョシュのドラムが嫌いと言うことではない
・来月(わああ、もう来月だよ!)はこのメンバーで来る訳だし、覚悟と言うか予習と言うか慣れておこうと言うか
・あーでもジェロームの映像が入ってたのは嬉しいな。なかったことにはされてない。有難う有難う。このツアーには、確かにジェロームもいたんだ

・ステージで映像を使った演出を多用するので、この全景を観られるのはいいですねー
・こういうの観ると、来日公演は後ろで観ようかな…と思う……
・照明の使い方とかすごく面白いし
・「BESIDE YOU IN TIME」のスクリーンが割れる演出は何度観ても鳥肌が立つ
・いやマジで。例えじゃなくて。何度観ても実際にぞわーと鳥肌が……
・しかしこのタイミングを合わせる為に、レズナーさんが何度もマイクスタンド投げる練習したのかなと思うと笑える(笑)
・この全景、ステージに立ってるひとは実際には目に出来ないんだよね!レズナーさん「リアルタイムで観てえよ俺も!」と思ってるのかな(笑)
・演出もすごいんだけど、ああいう映像素材を見付けてくるセンスもすごいよな…どっから探してくるのかね。レズナーさんひとりで延々探してるってことはないよね(笑)スタッフもすごいなあとしみじみ

・と言えば、ブッシュの映像が出た時のフロアの反応が面白かったな…中指立ててるひとも沢山
・これ、パールジャムのこと思い出して。開戦前のツアーで、ブッシュを揶揄する「BU$HLEAGUER」を演奏すると、ブッシュを支持するひとたちが次々と会場を出て行ったって話
・イラク戦争が泥沼になっている今、あの大統領を支持しているひとはどのくらいいるんだろう、そのひとたちは彼の何を支持しているんだろうってこともちょっと考えました

・と、ちょっと深刻な気持ちにもなりましたが
・やっぱりレズナーさんが時々デミ・ムーアに見えます(笑)似てるって!フラジャイル出した頃はゴーストの、今はGIジェーンのデミ・ムーアに似てるって!!(力説)

こんなオチで終わります。ちょっとまだ音に引きずられてる感じなので、映像の方も今後じっくり堪能したいですよー。



2007年04月01日(日)
またハシゴ

ダブルヘッダーと言うとちょっと格好いい。

『蟲師』@109シネマズ 川崎シアター7

いやーもう、いやーもう、画が素晴らしいー!ロケハンが見事ー!VFXもハマってるー!

んがっ、ストーリーが詰め込み過ぎな感じが…でもその割にはのんびり進むのね。なので何だかぼんやり流して観てしまうところも多くて……。

虹郎が虹を探している背景は、原作では結構複雑な思いが絡んでいたりするので、そこがごっそり省かれていたのは残念かな。あとギンコの快復の仕方が、温泉?に入ったから元気になったみたいで…(笑)ここらへんちょっと唐突だったので拍子抜けした。

あとヨキがギンコになった経緯とか、ぬいとの関係、淡幽との関係が、丁寧に描いているようで寸止め、と言う感じがしましてですね…。余韻を残すためかも知れないけど、余韻じゃなくて疑問が残ったです……。

虹郎=こうろう=こーろー=いぬじゃねえ!ってシーン、アドリブみたいでおかしかったな。ころとおたまさん、いぬとねこだ(笑)おーもりくんと李さんが共演してるってのが…なんか、嬉しかった。そうそう女優陣が皆素晴らしかったですよ!りりィさん、李さん、蒼井優ちゃん。江角さんは熱演でした。

画はホントに美しかったので、スクリーンでまた観たいなあ。ところどころ眠くなって見落としてるシーンがあるので(…)リピートしようかな。

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上映前にオダギリジョーさんと大森南朋さんの舞台挨拶がありました。オダジョーはオダジョーだったーとても素敵だったー。とてもとても小さな声で話すので、場内が水を打ったように静まり返り、皆がオダジョーの言葉に聞き入っている様がなんだかよかったな。「桜も満開で、日曜日で花見に打ってつけの日なのに映画を観に来てくれて嬉しい。『蟲師』は自然と共生するとは…と言うテーマもあるので、映画を観た後に桜を観に行って自然を感じるのもいいと思います」と言うようなことを仰ってました。「僕は地球に優しい…エコな男なので(笑)宜しくお願いします」とか(笑)

で、『キャッチボール屋』の話もしてくれたんですよ。「『キャッチボール屋』に桜のシーンが出てくるんですが、こういう、(あの桜はもう散ってしまって二度と観ることは出来ないので)消えて行ってしまうものを残す…フィルムに焼きつける映画と言うものについて、それに関わる役者と言う仕事について、いろいろ大森くんと話した」とか。ちょっとグッと来た、この話。

おーもりくんはー、「楽しんでください。携帯の電源をお切りください(笑)」と言っていたのがおかしかった(笑)撮影では自然がとても綺麗だったとか、(初共演の)オダジョーは怖いひとかと思っていたけど気さくでいい兄ちゃんだった、よく呑んでるとか、野生の鹿のフンがいっぱい落ちてるところで転ぶシーンを撮ったとか(笑)。『ハゲタカ』効果かキャーとか言われていてビックリした。なおくーんとか声も飛んでた。おお、人気者!

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利音さんと久々にお会いしました!2003年の7月以来。初めて会う時の目印で「私ベッカムヘアーです」とか言ったんでしたよ…(そのくらい短かった)ベッカムヘアーて、今ベッカムはそんな髪型をしてないぞ(笑)なのでW杯の年か?去年じゃないから2002年?と勘違いしていた。でも4年…ひー!時が経つのは早いものです。

利音さんは前の回の『蟲師』をご覧になっていたので、内容を教えて頂いたり舞台挨拶の様子を聞いたり。上映間の慌ただしい時間でしたがお会い出来て嬉しかったです!『お気に召すまま』のチケットとれるといいですねー。そして利音さんと言えばレイフレイフレイフ。ふふ、ふ……達者で暮らしてるといいですよねレイフ………ハリポタ楽しみです!前売りチケット買おうと思います!

と言う訳で『蟲師』の鋭いレヴューと初回舞台挨拶の模様は利音さんのページでどうぞー。利音さん、前に会った時より若返っていたような……いや前回お会いした時すんごいしっとり落ち着いた方ってイメージだったので!いい意味で!いい意味で!

『蟲師』鑑賞後はラゾーナへ。面白かった!いろいろお店があってもっと見て回りたかったけど、ごはんと冷たい石の上で練るアイス(うまー)を食べたところで時間切れ、新宿へ。またゆっくり行きたいよー。

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菊地成孔&ペペ・トルメント・アスカラール@歌舞伎町クラブハイツ

うにゃーサックス吹く菊地さん観るのすっっっっっごい久し振りだ…最近DCPRGばっかり行ってるから……昨年末の九段会館はチケット持ってたのに日にち間違えて行けなかったし(バカ)。

今回の会場は歌舞伎町ド真ん中のグランドキャバレー。ここ、ハイレグジーザスが『CABALLET NIGHT FEVERったらFEVER!!』やったとこですね…ドレスコードあったらどうしよう!とビクビクしつつ、結局ジーンズスニーカーで行ってしまったよ。基本カジュアルでしたが気合いの入ったナイトドレスや和服の方もいらっしゃいました。華やか。

病み上がりの菊地さんはちょっと調子がイマイチそうでした+キャバレーだけにエレガンにキメようとしていたかMCもよそゆきっぽい感じで序盤カタかったのですが、最後の方では「もう我慢出来ない…」と言う感じで喋りにエンジンがかかってしまった(笑)自分の家はここです!て話迄べらべらと…危ないからやめなよー(泣)しかしこれが日常のひとなんだよね…。

南さんがエレピであれ?と思っていたら、アコピが搬入出来ない状況だったようです。菊地さんによると「これ(エレピ)を動かしたらその指がなくなるぞ!と言われた(笑)これが唯一残念なこと」とのこと。エレピでも素敵でしたけど、あの場だったら、いや、あの場だからこそやはりアコピで聴いてみたかったな。仕方がないのねー。

しかし「ルペ・ベレスの葬儀」には胸が熱くなった…アルバム収録のものよりテンポも速くアレンジも変わっているのですが、キメの部分すらさらっと流すような軽やかさ!同時に炎のような熱もぶわっと放出されるような。いやー鮮やかだった、ちょっとここは泣きそうになった。格好よかった。

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歌舞伎町でカレーを食べつつ、鴨ちゃん、ハシダさん、桜が咲く時期ってなんかひとがどどっと死ぬよね、スカパラ、じゃがたら、クレージーキャッツ、スティーリーダン、菊地さんとフェイゲンって何げにステージ上での振舞いが似てる、バンドをビシッと仕切る仕種とか、キュアー、フジ、RHCPってそういやダーティなイメージだったじゃん、最近順調に見えたからちょっと油断してたわ(笑)、キャセイ航空はジャンボリーかチャレンジャーか、と言う話をしておひらき。