初日 最新 目次 MAIL HOME


I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
kai
MAIL
HOME

2006年09月29日(金)
いろいろ

■ニュース23
地上波にー、報道番組にー、トム・ヨークがああー!
時間も少なかったしそんなにつっこまれることもなく終わってしまったが…ううーん紹介されたのは嬉しいけど、最近のトム見れて嬉しかったけどこの紹介のされ方は……。カリスマ言われるの大嫌いなトムですよって。
そんでこの人選には大層ビックリしましたが(ディレクターが選ぶのかな)、それならインタヴュー内容ももっと…もっとさあ……。
いやまあ…でも、まあ、よかったです。しかしトムまた痩せた?おつかれだったような…。でもこどもの話をするとこはかわいかったな。かわいいとはちょっと違うか、おとうさんの顔だったな。
「どんな未来でもいい、未来があるのなら」
深い。そして重い。
ジョニーもちょろっと出た

■R30
そのままTBSつけてたら、軍艦島とかうさぎ島の特集だった。歴史的背景もきちんと紹介されていて興味深い内容でした。うさぎ島、ホントにあんなにごろごろうさぎがいるんだね…そのごろごろいることになった経緯ってのがまた重いですが

■とあるひとの
こどもが生まれそう。陣痛が始まったとのことで、日記が実況状態です。こっち迄おろおろしてしまう……無事生まれますように!全くの第三者だけど、昨年の出来事から始まり、これ迄のことを読ませて頂いてたので…いろいろ思うことが……

■確定
FOO FIGHTERS@日本武道館、12月4日(月)
アリーナはブロック指定オールスタンディング、呼び屋はウドー。
現在ここ11年の思い出ぐるぐるになってるので敢えて情報のみメモ



2006年09月27日(水)
恒例?+小ネタ

鎌倉切れしたんで行ってきた。まぬるねこも切れてるんでそろそろ補給したいものです。涼しくなってきたし。

よりにもよって、いちばん歩いてる時間にいちばん雨が降り、なおかつ目当てだった釜飯のお店が…な、ない……建物はあるけど看板が出てなくて、どう見ても住居の佇まいになっている(もともと、フツーの家でお店やってるって感じだったんだけど)。以前叔父に連れてってもらったお店で、かーなーりーお気に入りなんだが休みが不定期で。定休日以外にもいきなり休みだったり。ひとがいっぱいで入れなかったり。でも鎌倉散歩はいつもいきあたりばったりと決めているので(…鎌倉だけじゃないか…いつもか……)予約入れるのは嫌なんだよー。

閉店しちゃったんだろうか?と帰宅後検索してみたら、今年の2月に行ったひとのブログがヒットした。2月には開いてたのか…。うわーん最近はどうなの?誰か知ってたら教えて!浄明寺前の多可邑(たかむら)ってお店です。

と言う訳で、ごはん難民になりました。どしゃ降りの中しばしうろうろ、報国寺入口付近のフレンチのお店『SAISON』ってところに入る。膝から下はぐしょぐしょです。入れてくれて有難う!そんでごはんもおいしかった!プチランチで¥1,500ちょい、プチだけどボリュームありました。たまたま入ったけどいいとこだったー。ビバいきあたりばったり。

その後、報国寺→宝戒寺→鶴岡八幡宮。あと周辺をうろうろ。雨の中観る報国寺の竹林は気持ちよかったざんす、水と竹って合うねー。季節柄、行くとこ行くとこ萩と彼岸花が満開。はーまったりした、じんましんも治まろうぞ。

神奈川県立近代美術館・鎌倉館でやってる企画展に古賀春江の『窓外の化粧』が出品されてるんで気になっていたんだが、時間がなくなって観れませんでした。残念。

きんもくせいのお香とか露西亜亭のぴろしきとか買って帰った。露西亜亭、いつの間にかピロシキと紅茶のお持ち帰り専門店になっていたよ!ぎゃーん店内でボルシチ食べるの夢だったのにー!平田オリザさんも残念であろうよ(露西亜亭の奥にはツンドラが拡がっている…とかってエッセイ書いてた憶えが)。

****************

■『KING』創刊号
「新井浩文のオトコの世界の歩き方・見たことのない韓国大冒険ガイド ―半島を南に下れ!」で新井くんが14頁も!また骨太いテーマで!江森康之さんの写真もいいです!
(追記:おおうシングルモルト入門コーナーにも載っている!立嗣兄さんもちょこっといます)

■『この映画がすごい!』11月号
『キャッチボール屋』公開に合わせて、おーもりくんと寺島進さんの対談。おおうありそでなかった顔合わせですね、確かに共演は多いけど一緒のシーンに出ることは…でしたもんねー。おーもりくんも寺島さんも、そういう“共演者”多そうだなあ

■『レプリーク Bis』VOL.5
『トーチソング・トリロジー』、篠井さんと長谷川博己くんの対談。現代演劇の女方としてがんばってきた篠井さんは、ゲイを演じることでこれ迄の努力がチャラになってしまうのではないか、と思って断った仕事もあったとのこと。でも今は大丈夫。自分を女優として扱ってくれる演出家=スズカツさんと出会えたこともよかった、ってな深い話。
スズカツさんと篠井さんタッグの舞台は全て(…じゃなかった(泣)北九州芸術劇場のリーディングシリーズ以外)観ているけど、こういうのを読むと感慨深いもんがあります。『銀龍草』から14年。長い14年、短い14年。これからもまだまだ増えるよね。
あと長谷川くんが岸田森さんの『血を吸う』シリーズをよく観ててーとかって話。うわーいますます楽しみになってきたよ

■と言う訳で
最近のヘヴィロテは『ウェアハウス』。テープ作品(Vol.4迄あったよね)も全部MP3化してiTunesに入れたったー!横川さんとスズカツさんのタッグもの、『BENT』とか『レインマン』とかのサントラ出ればいいのになー!『SWEET HOME』のエンディングテーマすごく好きだったなー!今でもちゃんと憶えてるもんね

■パッチョ電車
乗ったー!うれしい



2006年09月26日(火)
たんばさん+小ネタ

今度こそ本当に大霊界に行ってしまったのね。

思えば…おととし…『夜叉ケ池』で観てるんだよね……。この時点でもう「いい思い出になりそう」なんて書いてるよ(苦笑)

いやでも、あっちでも元気でね。あっちにいる監督と、あっちの映画を撮ればいいよ(笑)

****************

■最近のヘヴィロテ
舟和さんとこでもオススメされてた猫ケースもといNEKO CASE、訳詞も読みたくて迷ったが、ジャケがあまりにもかわいー外盤を購入。ぎゃひんかわゆい!しかし歌は骨太でございます。曲もいいー。
ちなみに邦題は『キツネにつつまれたニーコ』。ぎゃひんかわゆい!そうそう、メリッサに雰囲気似てますね

■あとは
ジャニス・イアンとかネナ・チェリーとか。自分にしては珍しく女性ヴォーカル祭り中。あとピーチズか(笑)来日決まったようでー

■来日と言えば
あのバンドが武道館って噂は本当なんですかー!ローソンのフライングってよくあるから9割は間違いなさげですが武道館…武道館かよ……とうとう、と言うかなんと言うか



2006年09月24日(日)
『SWEET LOVE SHOWER 2006』+α

『SWEET LOVE SHOWER 2006』@日比谷野外大音楽堂

以前あるドキュメンタリーで、10年ほど前に亡くなった奥さまのお骨を今でも自宅に置いて、毎日話しかけている役者さんを取り上げたものがありました。これ、私はいい話だなあと思ったのですが(前向きか後ろ向きかは置いといて。ウチの父親もそうだったんだけど、これは後ろ向きっぽかったので姉と私が納骨しろって言ったんだった)、その話題を一緒に聞いていた友人が「ええっ、気持ち悪い!」と一刀両断。

これが嫌だったってことではなくて、あーやはりひとの価値観って違うものだねーと妙に納得したのでした。そだよなあ、骨、だもんなあ。そんでウチのことも、ちょっといい話のように見えるが、こどもの心中の何割かは「父親を働かせなきゃ一家全滅だ!稼がせなきゃ食いっぱぐれる(自分が)!」って思いもあったと見た(笑)とひとごとのように言ってみる。きれいごとでもないわな。

と、全然関係なさそな話題から入ってますが。そんなことを思い出しながら観たイヴェントでした。なんでだろ、お彼岸だったからか。

■レミオロメン
トップだったので場が騒然。粉雪くらいしか知らないよーと思っていましたが、いやいや聴いたことのある曲が沢山あった。それだけ巷に溢れていて、耳にしてることが多いってことか。盛り上げてってくれました。声綺麗だねー!

■チャットモンチー
きゃー、かわいいな!演奏はまだちとつたなかったけど、ハイトーンのヴォーカルは意外にも強い。ゆらいだりしないの。よく通るし、ふらつかないし。
関係者エリアのギャラリーがものっそい増えてました。中野くんも観てた。川島さんはうろうろしてたが観ていたかは定かではない(笑)

■THE BIRTHDAY
出演者中いちばん年長さん(多分)で、キャリアもいちばんあるのではないかと思いますが、何せデビューアルバムも出ていない新人バンド。まだ明るい時間帯の出演です。ものすごい違和感、良くも悪くも。
和気藹々とした雰囲気(客席が)の中始まった演奏。既にライヴで何度か聴いたものばかり。チバくんの絶叫だけで数フレーズ続ける曲(まだタイトル判らないんだけど)で客席が凍り付いたように静まり返ってしまった。そのくらい、あののどかな場所には異物感ありまくり。これは爽快だったな…。
最近気になるのは、このチバくんの声の出どころで。精神的に安定しているとか暗い森に入ってない状態でこの声が出せるのなら申し分ない…と言うか安心して聴ける。でもそうではなかったら?
まあ安心して聴けるってのも嫌ではある、こう言うバンドの場合。こっちがそういうことを気にし過ぎなんだろうとも思う。元気でやれてるのならいいのですよ…。
音は出演者中ケタ外れにデカかった。
マイペースにやって帰って行きました

■BY PHAR THE DOPEST
KREVAくんのプロジェクト。1曲披露、5分もあったかな?ちょういい子((C)ぴーとさん)そうだった

■SUPER BUTTER DOG
わーいバター犬だよー。始まる前に竹中直人さんがトイレ付近でファンに捕まっていた。「ああん次なのに!」と焦ってたかもな(笑)
4年振りに活動再開とのことで、盛り上がりました!「そういえば今年は戌年だったー!」「解散しないでよかったー!」と言ってました。ああ素敵な声だなー!野外に合うなー!

■BOOM BOOM SATELLITES
-----
セットリスト
01. MOMENT I COUNT
02. KICK IT OUT
03. PILL
04. DIVE FOR YOU
05. GHOST & SHELL
-----
序盤の川島さん、かなりデカい声が通って「お、今日は調子いい!」と思ったが、「GHOST〜」の時にはもう潰れてました。これって…大体どのセットでも(長かろうが短かろうが)こうなので、ひょっとしてこういう唄い方として確立してるんじゃないかと思うようになってきた。鶴の機織り、「キョエー!」のやつですね。巧く唄おうとかピッチを正確に、とかではない、聴いてるひとがギョッとするような声を伝えようとしてるのかなと。
意識的だとしたらすごい。でも意識的かは判らない。
「MOMENT〜」のアレンジが変わっていた。いつもの足し算形式ですねー。かなり格好よかった、ソナーのフロア対応のセットでもこれ使うだろうな。
中野くんのアンプ2台の前にマイクが設置してあった(あれマイクだよな…マイクだと思う……)んだけど、通常のスピーカー出力の音に、アンプからの音も足してデカくしてたんだろうか。音はTHE BIRTHDAYの次にデカかったです。
日も沈んできて、照明が映えてました。
演奏後のインタヴュー、ふたりとも普段の1.5倍早く喋っていたようにお見受けしました(笑)が、短時間で持って行くのに使い切ったか、どちらも魂抜けたようなトークになってました…特に中野くん……。おつかれさまでした

■元ちとせ
今回のイヴェント、緩急激しくて面白い。ブンブンの次にちとせちゃんなんて滅多にある機会ではないですよー。堪能しました。山崎まさやんの「名前のない鳥」、FAIRGROUND ATTRACTIONの「PERFECT」と、カヴァーも織りまぜしっとりと。日比谷公園から虫の声も聴こえてきていい感じでした

■HY
初のトリと言うことで、メンバーの皆さん感極まっていたようでした。秋の野外に映えますねー、とてもハッピーな雰囲気に溢れてました。ヴォーカルのひとのMC口調がサラリーマンNEOのサラリーマン体操の近藤さんの口調に似ていてひとりでウケてしまった。アンコールもあって盛り上がり

最後はSLS常連の清志郎さんの回復を祈ろう!と出演者(HY、ちとせちゃんとこ、チャットモンチー)で「DAY DREAM BELIEVER」をセッション。そうだ去年のSLSで観たんだよね、清志郎さん…。来年戻ってくるかな。またあの声が聴けるといいな。

後ろの席で女の子が泥酔して寝ていたが誰目当てだったんだろう、観れたんだろうか。ちゃんと帰れたかしらん。

****************

■今出てるキネ旬、映画秘宝
塚本監督インタヴュー。加瀬くんについてと、『HAZE』DVDの話と、『哀しい予感』の話。
映画秘宝は『ブラック・ダリア』の大特集も!

■TIFF
ううーむどう組んだらいいものか。『M』がある21日は東京にいないので、27日に観たいんだけど、上映開始時間がネック。『ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド』も時間が厳しい!『松ヶ根乱射事件』『魂萌え!』辺りも観たいのだが



2006年09月23日(土)
ギャース

■NINE INCH NAILS LIVE : BESIDE YOU IN TIME [TEASER]
おーきたきた!ティーザー段階でこれですよーい!鳥肌たった。
そんでこのタイトルときましたか……あ、あなた………(涙)

****************

『魔界転生』@新橋演舞場

えー役者さんはとてもがんばってたと思いますが脚本に!問題があると!思いました!まるで!ダメなRPGのような展開に!なっていました!(バッサリ)

RPG構成にしたってのは解らないでもない…転生した敵を倒して行って、最後に大ボス=天草四郎と対決って場にする訳ですから。でもそれだからこそ脚本が大事でしょう……。もったいないあのシーンこのシーンあの見せ場。橋之助さんあんなに格好いいのに…成宮くんあんなに妖艶で素敵だったのに…陰山さんすごくいい役回りだったのに……。

終盤15分、四郎が滅びるところの成宮くんが迫力で。しかしやたら鬘(ざんばら髪)を一定方向に引っ張り乍らの演技で、それが痙攣ダンスみたいでおお怖!と思ったものの動きが不自然。「???」と思っていたら、カーテンコールでの様子から、どうやら鬘がとれかかっていた模様。本番中に外れないでよかったね。

あ、あと女に手を出さない升さん(の役)って初めて観た気がする…あの状況の中よく耐えました(笑)

えーあとはニューデザインパラダイス展に行きました。面白かったです。実用化すればいいのにな!てのが沢山。



2006年09月21日(木)
MADONNA Confessions Tour+α

きんもくせいのいい香りがしてきた。秋ですなー。

■『ダム・ショー』補足
ぴーとさんの感想で、あの転換スタッフは「スタジオスタッフの」扮装とのこと。
あ、成程!その方がホテルの従業員よりしっくりきますね。うーん徹底的に皮肉ってるなあ…うまいやらしい(笑・使わせて頂きます)!
25日の名古屋公演で千秋楽。お近くの方は是非にー(主にSス子マスターに言ってます)

****************

MADONNA Confessions Tour@東京ドーム

行ったひとのブログを読んでてわー楽しそうだなあ観てみたかったなあと思っていたらメールが。MIOさんのお友達夫婦が行けなくなったのでチケット譲ってくれるとのこと。うわーおマジですか!行きます行きます!

マドさまに失礼のないようにしなきゃ!おめかししなきゃ!と思ったものの、じんましんで全身デコボコ中なのでおめかししようにも。とりあえず囲みアイラインにして(普段のおめかしアイラインは下のみ入れる)ゴルチエの指輪して行きましたーい(自分が持ち得るせいいっぱいのマドンナのイメージ)。余談ですがゴルチエ、デザイナーが変わっちゃったのか最近ジュエリーで気に入るのがない。と言うかジュエリー部門自体が縮小してるような…扱ってるとこ減ってきたよね……。

まあそれはともかく。2階席1塁側の席でした。19時ちょい過ぎに着くといきなり後ろの席のおばあちゃん(60代くらい?)から「どのくらい遅れるの!」と訊かれる。し、知りません。「大体1時間程遅れて始まるらしいですが…」と言ったら「1時間ね!」と席を立ってどこかへ行ってしまった。ど、どうしようすぐ始まって「あなたのせいで席立っちゃったじゃないの!」て怒られたらとヒヤヒヤしましたが(小心者)大丈夫でした。20:10くらいにスタート、ガッツリ120min、アンコールなし。あの構成ならアンコールなしなのも納得。

-----
セットリスト
01. Future Lovers
02. I Feel Love (*Donna Summer)
03. Get Together
04. Like A Virgin
05. Jump
06. Live To Tell
07. Forbidden Love
08. Isaac
09. Sorry
10. Like It Or Not
11. I Love New York
12. Ray Of Light
13. Let It Will Be
14. Drowned World/Substitute For Love
15. Paradise(not for me)
16. Music
17. Erotica
18. La Isla Bonita
19. Lucky Star
20. Hung Up
-----

マドさまはどんな男よりも凛々しく、どんな女よりもスウィートで、どんなドラァグよりも艶やかな、究極のプロフェッショナルのアスリートに見えました…。そしてタフなアーティスト。ひー、モンスターだ。でも人間。以下おぼえがき。

・ミラーボールの中からご登場
・カリスマが、カリスマがいますよ!
・Like A VirginではSM仕様のおうまさんに乗って妖艶ダンス。スクリーンには落馬の映像とレントゲン画像がフラッシュバック。この前落馬して骨折したことをもうネタに!?
・ダンスの激しい数曲は口パクでした。あのダンス見せられれば…口パクも当然でしょうと……
・しかも数曲だったし
・声のびるなー!
・48!?48!?
・絶句

・全体的にダンスフロア仕様にアレンジされてました
・キック強め、うわものキラキラ、音質シャリシャリ
・ドームなもんでディレイがすごかったですが、そっちに気が向かない程ショウの構成がよくて
・ダレない!飽きない!
・マドさまが衣裳替えでステージからいなくなっても、ダンサー、映像、照明…退屈しないなー!
・天井にダイアグラム映せるのもドームならでは
・ステージ上のLEDスクリーンに流れる映像もすごかったなー。2階席から全体を観られてよかった!
・こういうのはやはりスタジアムだからこそのショウですね…
・Don't speak! Don't talk! Is anyone listning?
・込められたメッセージは熱いものばかり。伝えること、知らせることに自覚的

・衣裳何パターンあったっけ。乗馬スタイル(帽子かわいかった!勿論鞭も持参です)、ボンデージ、Tシャツ+ジーンズ+プラチナブロンドボブのウィッグ、真っ白なスーツ、タイツ、ハイレグレオタード……眼福だー!!!
・“Dancing Queen”のケープも素敵すぎた
ここにどどんと載ってますね。更新早っ!

・で、上記のページに記事もありますが
・6人組のダンサーがレンジャーのお面で踊る場面も。どこで買ってきた!
・こども用だから顔のサイズ合ってない。はみだしてる(笑)
・しかも6人だからひとり余る…あの黒いお面は誰ですか
・と思っていたら、仮面ライダーだったそうです(笑)
・帰り道にドーム向かいのたこ焼き屋さんでお面売ってるのを発見。ま、まさかここで買ったのか…?
・戦隊ものっぽいポーズをとっていたがあれはアドリブなんだろうか、直前に振付決めたんだろうか
・私前回ドームに来たのって、ダブルヒーローなんだよね…2回続けてライダー+レンジャーをドームで観た……

・何故かステージ上におっきなミッフィー(うさ公)のぬいぐるみが!
・見間違いかと思って二度見してしまったよ。耳を紐でぐるぐる巻きにされてくくりつけられていた

ショウの中に政治的・宗教的主張を組み込むのも巧い。ロシアで問題になったと言う十字架磔も、その後の映像の流れと併せると至極納得の行くものだったし。信仰を持つひとにはかなり不快なんだろうけどね…。メッセージを伝えるにはこのテーマで行く、と言う強い意志は伝わったし、印象に残った。今『ナイロビの蜂』読んでるんで、いろいろ考えちゃったな。

ダビデの星(ユダヤの象徴)と、三日月と星(イスラムの象徴)のボディペイント(あれ、タトゥーかな?)をしたダンサーがどうしても手を繋ぎあえないダンスも印象に残った。あと男女で殴り合いダンスとか。

それにしても、実物のマドンナは本当に小さかった。いや2階席だからってんじゃなくて、小柄でつくりが華奢!腕と脚の筋肉は確かにしっかりついているし、バストとヒップが立派だからそっちに目が行きがちだけど、体幹はものっそい細かった。内臓はどこに?てなもんです。終始5cm↑のヒール履いてたし。あのヒールであれだけ踊れるってのもすごい…。

で、ショウの規模のデカさばかり語りがちですが、何たって曲がいいんですよね…このひとって。ポップなメロディ。そして声。個人的にはRay Of Lightが聴けて嬉しかった。これ大好きー。

いやーすごいもんを見せて頂きました…有難うございました……。素晴しかった。

****************

レミさんともご一緒。『A to Z』展から帰ってきたばかりだったそうで、いろいろ話を聞く。展覧会場になっている吉井酒造煉瓦倉庫だけでなく、周辺も奈良さんの作品だらけだそうです。県立美術館には成田亨さんの怪獣デザイン画があったよー、ダダが格好よくて…とのこと。おおダダのデザイン画まだあるんだ!観たい!あおもり犬を観るので県美には当初から行く予定だったけど、これはかなり時間に余裕をみておいた方がいいな。



2006年09月20日(水)
『ウルトラマン伝説展』+小ネタ

『ウルトラマン伝説展』@岡本太郎美術館

2回行って来ましたよー。向ヶ丘遊園駅から山の上へ、ちょっと遠出で行程も楽しい。往路はバス+徒歩で。バス停から生田緑地内の美術館迄は、うっそうとした森の中を通ります。これがまたいい気分。たぬきが出るよの看板があるんだよね…うん、多分ホントにいますよ…。照明も殆どなかったので、夜は遭難しそう。

まずは常設展『《明日の神話》完成への道』へ。その奥に企画展示室があります。先頃修復が終わり日テレ前で展示されていた壁画『明日の神話』の原画、制作過程の写真や映像の展示。原画だけでも何点あったかな…完成形との違いを探したりしてみる。いやしかし…よく見付かったねえと言うかよく保存されていたなあ。よかったよかった。

このセクション以外はいつもある展示。ちょこちょこ内容が変わっていたりもします。何度か観ているけど、何度観ても怖いですね…太陽の塔とか未だに観る時身構えるもんね。ちっちゃい頃旅行で万博公園に連れて行かれて大泣きしたのを憶えています(笑)どっから見てもいるんだもん!月が追っかけてくるのと同じ感覚でもー怖くて怖くて。今は「かわい〜」とか言えるようになりました。

最後のセクション室の向こうに、ガラス張りの大きなボックスが見えてきました。中にはウルトラマンとレッドキング!デカい!その足許には倒れたちっこいピグモン!うわあああ死んでる!(泣)凝ってる!

こちらの美術館は天井が高いこともあり、ウルトラマンや怪獣の着ぐるみが多数展示されていました。人間大(実際に中にひとが入れるサイズ)のと、展示用と思われる2.5mくらいの。時代背景の紹介、怪獣のデザイン画、ストーリーボード等も展示。以下おぼえがき。

■それぞれのウルトラマンの足と言うか、靴が話題に
■普通にブーツだったりするのもある(笑)かわいい
■タロウの着ぐるみが他のより骨格がよく判る感じになってたような…骨盤とか、綺麗に浮いてて
■あれよ『ウルトラヴァイ俺ット(ナイス変換なのでママ)』のミラジョボの骨盤を思い出したね!
■タロウはローライズのジーンズ履けばモテモテだね!おへそも出せばいいんじゃないの!

■成田亨さんの怪獣デザイン画がすごく格好よかった!ほしい!とキィさんと悶える
■しかしウルトラマンの前身レッドマンはちょいブサイクで、これが採用されていたらきっとこんなに愛されることはなかっただろうよと思った(笑)何か…よ、弱そう……
■ダダのデザイン画ちょう格好いい…カタログに掲載されていなかったので(何故!)必死で目に焼きつける
■ちゃんとA、B、Cと3パターンあって。スミ1色のペン画なんだけど、ポリゴンみたいなの。あの唇も直線的
■それにしても柄がサイケだよねと話す
■当時こんな柄のワンピースとかあったんじゃないの…
■シーボーズに至ってはゴスっぽいとキィさん
■「ゴスっぽい!」が流行語に

■高山良策さんの造形用デザイン画も面白かった。立体化+中にひとが入るようにする為の設計図とか
■首が長い怪獣は、中のひとがバンザイした状態で動かすものも
■これかなり大変だよね!重労働
■ペスターはふたり入って肩組んで外側の腕は挙げた状態だし
■それにしてもこれを毎週作っていたのかと思うと…す、すごい……
■彫刻家の成田さんがデザイン、画家の高山さんが造形と、それぞれの専門ではない分野を担当した為に、いろんなアイディアが生まれたとのこと

■映像ブースでは、出演者が当時を振り返る座談会形式の番組や、ドキュメンタリー等が上映されていました
■皆さん元気でなによりです。亡くなった方ももういるけどね

■カフェテリア「TARO」には特別メニューとして「スペシウム・ラテ」(クリームにウルトラマンの顔が描かれてる)、「流星ソーダ」(まあ普通に青いソーダで(笑)星の砂糖菓子とアイスクリームがトッピング)。どちらもおいしかったです。あとこどもメニューで、ウルトラマンの顔の形をしたパスタとハンバーグの「光の国プレート」があったけど、おとななので断念しました。おとなでも頼めば出してもらえたんだろうか

いやー楽しかった。今度の日曜日迄やってます、気になる方は是非。

****************

■なのはなの煮浸し
がウマいのならブロッコリーでもイケるんじゃないかと思ってやってみたが、イケてなかった。
苦味がないとダメなんだな…

■じんましん
久々に出した…まああれだ、残った煮浸しを冷蔵庫に入れてなかったのが敗因ですな。涼しくなったから大丈夫ーとか思ってたらこの2日暑いんだもん!アホー!かゆいんじゃー!(やつあたり)火通しなおしたから大丈夫!と言い聞かせてみたが無理でした。おかしいと思ったら食べるのをやめようよ

■藤本浩二さんが
貧乏時代「多少腐っていても火を通せば食べられると思って食べた」と言っていたなあ(遠い目)

■スパークス@O-EASTと同じ日にー!
ブルートーンズ@UNITが決まりよったー!(泣)何で同じ日やねん!ブルトン久々もいいとこなのに。しかもUNITで観れるのに!

■『トーチソングトリロジー』
いろいろ情報があがってきています。上演台本もスズカツさんになってますね、これは楽しみ。
それにしても篠井さんはここ数年でぐぐっとお痩せになられて…それ以前も別にねえ、太ってた訳ではないのに

■パッチョ電車
け、今朝見た!沿線の!電車に!火ぐまが!火ぐまのパッチョがあああああ!うわー次いつ見れるかな



2006年09月17日(日)
『DUMB SHOW ダム・ショー』楽日

『DUMB SHOW ダム・ショー』@シアタートラム

初日とそんなに印象が変わらず。いい意味で。最初から出来上がっていた、と言うことでしょうか。

初日とは違う角度から観たので、所謂“ショー”、茶番的な登場人物の言動を反映するセット転換が面白く観れました。最後のシーンの後、窓と扉を全開にして舞台裏を全部見せるんですよね。ぺらぺらのセット。登場人物もぺらぺら。最後の最後迄ブラック。とてもイギリス人的な話だなあと思ったものの、ペンホールはまだイギリスには20年も住んでいないんですよね。いや、20年も住めば…と思えばいいんだろうか。

余談ですが野田さんの『THE BEE』、イギリスでかなり評判がいいそうです。外国の戯曲・演出・出演者が自分たちの母国語で作品を上演する時は寛容だけど、それを英語上演するとなると、イギリスのプレスは、かーなーりー厳しい評価になるのだとか。しかもその評価がとんちんかんだったりするらしい(苦笑)お国柄…ですかねえやはり。そこで相当の評価を受けている、と言うことはかなり…野田さんからすればやった!と言う感じなのではないでしょうか。根気よく続けて来たことが実を結び始めた、と言うか。

閑話休題。その英国プレスの気分、を逆手にとるペンホールって面白い。「度胸がないなら地方の新聞社に戻ってつまらないコラムでも書いてたらいいのよ!」ってな台詞(おぼろ)もありましたが、これもかなり…地方紙の記者をしていたペンホールの自虐的なギャグ?ですね。

そんな話のテーマ曲を「NOBODY LOVES YOU」にしていたペンホール、そしてそれをエンディング曲にを選ぶスズカツさん。どっちも相当だと思います(笑)。

****************

■で
『THE BEE』。日本での上演予定はないんでしょうかね…。これも「復讐の連鎖」の話だよね

■と
ここ迄書いて気付いた、『ロープ』の先行予約忘れてたーーーーー!!!!!あああああ!!!!!(倒)

■しかし
『ウーマンリブ先生』はとれた。プラマイゼロ…じゃないよーーー!!!(泣)

■無印良品@三茶の2Fカフェ
カレーがパンじゃなくてごはんになっていたよ〜。他にも若干メニュー変更が

■『僕たちの戦争』@TBS
何の気なしに観ていたら、篠井さん古田さん哲司さんが出ていた…哲司さん回天に乗って行ってしまった……(泣)



2006年09月16日(土)
『オレステス』

『オレステス』@シアターコクーン

いきなりネタバレします、未見の方はご注意を。

『ユナイテッド93』観た翌日にこれかい!ラストシーンで劇場中にバラまかれたビラには、パレスチナ自治区、イスラエル国、レバノン共和国、アメリカ合衆国の国旗と国歌が記されていた。蜷川さんはホント大人げない…そこが好きだ……。かなり強引な収拾のつけかたをするギリシャ悲劇ですが(神が出てきて一件落着かい!と言う)、それを現在、ここで上演するにはこういう演出が必要だったということか。復讐の連鎖はいつ迄も終わることがない。

『ディファイルド』の時も図書カードまいたけど、これは天井の高いコクーンではとても効果的。

『エレクトラ』に続く、女性コロスはやはりいいです。群唱が綺麗。しかし序盤は雨の力(音)に押されていたか、台詞が聞こえづらかった。中盤〜終盤にかけて、エレクトラの共犯になっていくコロスの緊張感には目が離せなくなった。喪服のような衣裳、鈴のついた傘と、ヴィジュアルもよかったです。ただ傘がビニ傘なのはちょっと…これは傘の中にいる役者の表情が見えるようにと言う配慮かも知れませんが、やっぱりちょっと、ね。他の役者さんの衣裳類が具象なので尚更。鋼太郎さんの鎧、すっごい重そうだった…。八百屋舞台だし、雨で床は滑るし、マントは長いし、動くのが大変そうだった。

雨の力がかなり強い。まず音。結構な量を結構な頻度で降らすので、それに負けない声を出し、なおかつ観客が聞き取れるように台詞を通さねばならない。そして体力も相当奪われる。藤原くんは半裸で狂乱の演技を続けるので、どんどん身体に傷がついていく。実際見えるんですよ、怪我していくのが…擦り傷や、打ち身や、床との摩擦で皮膚が灼けたりとか。公演始まって何日だ?大丈夫か?と心配になる程でした。

役者陣への“縛り”がかなり多い演出だと思います。その中でどれだけ暴れられるか、と言うところに目が行きます。プリュギア人役の横田さんが、短い出番ながら観客を惹き付ける演技をしていました。ここでちょっとリラックス出来た…かなり終盤だけどね。それ迄はもうずっとどテンション芝居。やる方は大変だろう。その中ピュラデス役の北村くんが、抑えた演技なのに力強く印象に残る。藤原くんの激しさと対比して、面白いバランスになっていました。

とまあ、出演者の心配ばっかりして観ていましたよ…で、そういうとこに注意が行っても理解出来る展開なのです。台詞も説明的でとても判りやすい。それだけに…なかなか……上演するのは難しい戯曲なんだろうなと思いました。腑に落ちないところも多い。まあそれを気にしては、ギリシャ悲劇を観るのはキツいですが。しかし『エレクトラ』ではまだ納得出来る部分が多かったんだよな…今回は、最後のあの演出がなければ、そりゃないよ!と思っただろうな…。

初日よりは雨のシーン減らしたそうですが、出演者の皆さん、千秋楽迄無事演じきってください。



2006年09月15日(金)
『ユナイテッド93』

『ユナイテッド93』@新宿武蔵野館3

入場待ちの観客の表情がどことなく硬い。前の回が終わって出てくるひとたちは、皆ぐったりした顔だ。整理番号順に呼び出され館内に入ると、小さめで細長いレイアウトの武蔵野館3が機内そのもののように思えた。席数は84。入りは8割程。これから2時間弱、ユナイテッド93便の機内で起こったことを、フィクションであれ(実際に何が起こったかは誰にも判らない)追体験することになる。隣席には知らないひと。自分は、その状況にいて、何か出来ただろうか?

不謹慎かも知れませんが、すごくよく出来ている映画だと思いました。

観客と言うのは観ることしか出来ない。受け身。視点を選べない。ただ、このユナイテッド93便がどうなるかは知っている。この映画は、この状況、このタイミングにこのシーン、と、観客が観たいと思うシーンを次々とテンポよく提示してくる。乗り込む人々をどうしようもない気分で見送り、ハイジャック犯が繋がってもいない携帯に「愛してるよ」と呟くのを見て絶望的な気分になる。ちょっと我に返ったが、この演出の介入にいやらしさは感じなかった。出発する前の乗客たちが、携帯で「I Love You.」とごく自然に言っているのを見たハイジャック犯が、ちょっとした興味で口にしてみた、と言う風に見えたからだ。あの言葉には、あまり真実味が感じられなかった。このリーダー格の犯人は、93便を操縦する時、操縦桿にモスクの写真を貼り、祈りの言葉を呟いていた。

飛び立ってからは、管制塔は何をしている?状況は把握されている?他の飛行機はどこを飛んでいる?それは外部にどれくらい伝わっている?と次々と気になることが出てくる。画面は、それらを丁寧に、バランスよく映し出していく。

管制センターは混乱を極める。TVのニュースがいちばん情報が早い。上空には4000機(!)もの飛行機が飛んでいる。どの飛行機がハイジャックされているか判らない。空軍は司令待ち。

再現ドキュメンタリーの手法で撮っている。エンドロールの「as himself」の多さには驚いた。そして、ハイジャック犯4人を演じた役者たちは、相当の勇気を持ってこの仕事に臨み、公開後はある種の恐怖感を持って日々過ごしているのではないだろうかと思った。それが役者という仕事だとしても、恐ろしいことだ。実際、ワールドプレミアにこの役者(たち?だろうか。全員か、この中の何人かは不明)は出席出来なかったそうだ。

カメラの手ブレがすごいです。酔った。でも、画面の揺れだけが酔いの原因ではないだろう。終わった時には頭痛と胃痛でふらふらだった。

でも、観てよかったと思う。武蔵野館3で観れたのもよかった。

****************

■そういえば
『ユナイテッド93』の前に『CLICK(邦題なんだっけ…もしも昨日が選べたらだっけ…)』の予告編を観たんですが、これのアダム・サンドラーがどうにもトレント・レズナーに見えてですね…。髪型とか肩の感じとかがね……

■そのレズナーさん
ひっそり更新してましてん
-----
[09_04_2006]
If you have the opportunity, I highly suggest watching Spike Lee's documentary "When the Levees Broke: A Requiem in Four Acts" currently playing on HBO. It's a very well done look at what happened and is happening now in New Orleans.

12:14pm_PST
-----
ベネチア映画祭に出品されてたやつですね。スパイク・リーは最近精力的に撮ってるなあ。4時間超の作品だそうで、日本で公開されるかは怪しいな…。
ベネチアと言えば『蟲師』が出品されていたので、おーもりくん行かれてたそうで。盛装でいらっしゃいましたわ



2006年09月13日(水)
ひょえー

■『オーラの泉』
スズカツさん観ればよかったと思いますよ…まえだがまえだあきらが。観ましたかー!(とここで叫ぶ)

■『I KILLED THE ZEITGEIST』NICKY WIRE
ニッキーのソロ。いいじゃないっすか!これ、この声この唄い方…誰か…誰かに似てる……誰だっけ……喉が開ききってなくて声が揺れるこの感じ!ニッキーの歌声は「WATTSVILLE BLUES」で初めて聴いたけどかなり好きな声なんだよね…。巧くはないけどね、巧くは、でもすごく好きな声。
音が全体的にひずんでるとこもいいなあ、何か。
なんだこの訳の判らない感想は(泣)
あ、あと「コンピューターではなくタイプライター」ってキーワード。エディ・ヴェダーのことをちょっと思い出しました。ローファイ詩人。
歌詞はそらもう難解なんで解説を読みつつ頭に入れて行こうと思います…よって長く聴くであろうよ。ジェイムズのソロと交互に聴いていくよー

■それにしても
これの帯にも「来日公演決定」とか書いてあって唇を噛み締めますよ…キー、来週!来週来てた筈なのに!どっちのソロも聴けば聴く程ライヴで聴けない悔しさがあああ!!!

■あ、そだ
メトロファルスが久々にライヴをやるよー!
-----
2006 師走LIVE『わくらば まれびと もっけのさいわい』
2006年12月26日(火)@渋谷O-WEST
チケット発売日 11月26日(日)
-----
ようやっと来ましたよ。それにしても涙ぐましい…いろいろ(泣)

■ヨタロウさん関連と言えば
『演歌なアイツは夜ごと不条理(パンク)な夢を見る!』がDVD化
むー、これのビデオ持ってるの自慢だったのに(笑)しかし綺麗な映像でまた観られるのなら嬉しいですよ…と今クレジット見直してて思い出した、そうだこれの音楽って東京ブラボーだったよ!ヒー!
ピンポンパンみたいな吹越さんの衣装がかわいかったのを憶えてますよ…まあそんなかわいい衣装でやることはそらもうヒー!ってなことでしたが。いい話だったよなあこれ



2006年09月12日(火)
『不滅のヒーロー ウルトラマン展』

■大人フェス補足
・騒音おばさん
おばけ屋敷のおばけだったそうです(笑)私が見たのは2人だったが、3人の時もあったらしい
・イケテツさん途中でダウン
夕方には復帰されてたそうですが。あの野外ステージでずっと司会、ってそりゃダウンもするわ。おつかれさまでした…

さてようやっとウルトラマン展の話を書きますよ。世田谷は3回、岡本太郎美術館は2回行きました。何をやってる…いや招待券頂いたりもしたもんでー。あと世田谷では会期中若干展示替え(怪獣図解原画が数点入れ替わっていた)があったんですよ。ご一緒したシス子マスター、MIOさん、キィさん、ウチの姉(笑)どうも有難うー。

何度も行くと逆にわけわかんなくなりますね…どうにも支離滅裂になるんでおぼえがきで。

****************

『不滅のヒーロー ウルトラマン展』@世田谷文学館

■円谷プロが世田谷にあるそうで、その縁もあっての展覧会だったようです。祖師谷大蔵周辺の案内も出ていました。商店街にはこの春ウルトラマンのシンボル像も出来たそうですよ

■世田谷文学館は2階建て。1Fには常設展示場と売店、喫茶店。文学館らしく絵本コーナーも。ウルトラマン関連としては、大きなブースカのぬいぐるみ(いじりたおされたのか首がもげそうになってた)、君もガラモンになって写真を撮ろうコーナー、ロビーに『ウルトラファイト』の上映ブース

■そうそう、この展示観る迄ガラモンとピグモンが別人(別獣?)だって知らなかったよ…確かに見比べると顔が違う!ガラモンの方が怖いのね

■喫茶店には特別メニューとしてウルトラまんじゅう(笑)のセットがありました。食べ損ねた!お土産にあればよかったのに!

■2Fがメインの企画展示場。シナリオ、怪獣図解原画、セットや小道具・怪獣のレプリカ等盛り沢山!

■ウルトラQのシナリオがすごく凝ってて…。毎回装丁が違う。その回のイメージイラストがあしらってあって。タイトルロゴも手書きデザイン書体で!決して表には出てこない、役者とスタッフだけが使うシナリオにもこんなに手が込んでいるよー。作品への意気込みと愛情を見た感じがしました

■特撮トリック図解もあり。光線の作り方が面白かった!「ちゃんと透過光を撮るんだよ!CGとは質感が違うんだよ〜やっぱこうでなくちゃ!」とシス子マスターが感じ入っていた。「スターウォーズも以前はこのやり方でやってたと思うんだよ、ライトセーバーの質感が今は違うんだよ〜!」と嘆いていた。確かにノイズ入ってるピントの甘い光線が格好いいんだよね…不穏な感じで

■各ウルトラマンと代表怪獣のプロフィールテキストが淡々としていて面白過ぎた。バルタン星人が実は可哀相な経緯で地球にやってきたんだと知って気の毒になった。MIOさんがものすごく同情していた

■可哀相て言ったらやっぱりジャミラだね!だってあれよ、宇宙開発で出かけた人間が過酷な環境のため変異してジャミラになっちゃったんだよ!おいてけぼりで助けに来てもらえなかったんだよ!酷い話だよ!と紹介文を読みながらいい大人が集団で憤る

■そしてジャミラつったらブレザー被ってジャミラごっこしたよねーと言う話にやったやったやった!とブンブン頷く全員30代

■で、その世代はやっぱ平成ウルトラマンの肌の質感が綺麗過ぎてどうも…となる。洗練され過ぎてると言うか…。そしてエイティは皆顔がおかしいと言う(エイティが原体験のコ、ごめんな)

■アルカイックスマイルがしばし流行語に

■中のひと(スーツアクターですね)のプロポーションによって、同じウルトラマンでも印象が変わるよねと言う話に。初代ウルトラマンの中のひとはほんっとバランスがいい!シス子マスターが言うには「キックとか、技のキレも違う!」「アクションが綺麗だし、スピードもある!」

■怪獣図解のテキストもクールで大ウケ。「おかしやさんはたいへんだ」とかね…チョコレートが大好きな怪獣がいたそうで

■高山良策さん作のカネゴンミニチュアがものすごっく格好よかった。デザインもだけど肌の色とか質感が!キィさんとほしいほしいと悶える

■印象に残った怪獣アンケート集計結果が出ていた。1位ゼットン。もうほんといやだゼットン…怖い…と今でも思うもんな……

■怪獣とウルトラマンが世田谷文学館をぶっ壊しているジオラマもあった。太っ腹だな世田谷文学館

■お茶の間で会談するメトロン星人とマックスのコーナーでは撮影OK。携帯カメラ持ってるひとはウハウハで撮影。これ、撮る角度によってメトロン星人がマックスに迫ってるみたいに見えるんだよ(笑)マックスたじたじみたいな

■ものっそい興奮した男のコが駆けてきて前に立ち塞がって「あのね、ぼくの好きなウルトラマンがなんとかかんとか(ハイになっちゃってるんで何言ってるかわかんない)なんだよ!ほら!ほら!」とか話しかけてきた。そんで「こっち!こっち!」とか言う。付いて行くと「これがなんとかかんとかで!」ともう瞳孔開いてませんかってな勢いで喋り出したのでうんうんそうなんだ〜とフラットに聞いていたらおかあさんがすみませんすみませんと連れて行ってしまった

■しかし今のこどもも昔のウルトラマンのこと結構知ってるんだねー。親が見せてるのかな。「セブンだ!かっこいー!」とか言ってるコいましたもん

■ウルトラファイトのダイジェストを観てまた大ウケ。これ、本編で使われたものばかりなの?アホみたいな設定でプロレスしてる回とかって、ロケに行ったついでに撮ったんじゃないの?ゴミだらけの海辺とか雪の富士山が見えるロケーションで戦ってたりするの。怪獣3人にウルトラマンひとりとかでめためたにケンカしたり。椅子とりゲームみたいにぐるぐる回ってる設定もあった。シュール過ぎる〜!(爆笑)

■怪獣もウルトラマンも塗装がはげかかってたりして、わびさびすら感じます。うっかりDVDボックスセット買ってしまいそうだ。危険だ

まあこんな感じです。もうあっと言う間に時間が過ぎますよ!楽しかった……。



2006年09月10日(日)
『大人計画フェスティバル』

『大人計画フェスティバル』@旧西落合中学校

今夏参加したなかでいちばん過酷なフェスでした…腕もデコルテも丸灼けだ!痛いよー!今シーズンやってきた日灼け対策もパーですよ!そして並んでる時に目の前が真っ暗になること5回(貧血持ち)。おえーヤバかった…キツかった……しかし楽しかったです。

土曜日にも参加したサガラさんが「こりゃ昨日よりもキツい!」。動員が増え、暑い、湿度高い。炎天下で長時間並ばねば室内に入れない。クドカンの『あの娘おばけがダンクシュート決めたらどんな顔するだろう屋敷、略しておばけ屋敷』は6時間待ち!無理!

野外ステージの松尾ちゃん×リリーさんのトークを聞きつつとりあえずごはん。三宅さんとこのチョコバナナと猿時くんとこの串タローは長蛇の列、遠目にいるいる〜とにぎやかしつつかき氷。日陰を探してうろうろするも見付からず。あってもひといっぱいで入れない。もうこの時点でいきあたりばったり行程にしようと決める。計画通りに動けるってことは絶対にないね!まあそんなとこもフェスらしくていいんじゃないの。

前売り有料イヴェントは『東京ムードパンクス in 体育館〜先生だって、まだ子供だ!〜』のみチケットを確保。こちらは指定席、快適。体育館涼しい。リリーさんのバンドとしか知らなかったけど、G=遅刻、B=はなちゃん(!)、Key=チャーベくん、Drs=ZAZENの松下さんと言うメンツ。なんじゃこの豪華メンバー。NHKで放映されるとのことで、言葉に気を付けないとねと言っていたリリーさんはいきなり「おまんこー!」と叫んで(あまりにも清々しいのでもう伏せ字にする気も起こらん)カメラのひとに「編集してくださいね」と言っていた。観客にこどもがいて「ごめんねおまんこなんて言っちゃって」と謝っていた。演奏は鬼のように巧かったです。40代のパンクをやるにあたってリアルな歌詞、と言うことで、「尿漏れ」「夫婦間の没交渉」「膝が痛い」等がテーマ。これが格好いい曲と演奏で繰り広げられる訳ですよ…しかもリリーさんのヴォーカル迫力なのよ…聴いてたらだんだんせつなくなってきてな。これはよかったな〜。

その後ママさんコーラス『飢餓の夕べ』を観る為に炎天下で2時間並び。灼けた灼けた、目の前真っ暗。しかし並んで観た甲斐はあったね!キガ松尾×門司肇コンビのオリジナルを5曲と、尾崎豊の「卒業」を唄い上げました。いや、こういう編成で聴くと「卒業」っていい歌詞ですね…夜の校舎窓ガラスのとこばっかで有名だけどね…とゲラゲラ笑いつつしみじみしてしまったよ(思うツボ)演出も行き届いていてママさんたち素晴らしかった。

夕方になってやっと校舎に並ばず入れるようになった。無料イヴェントスペースをうろうろ。「引っ越し!引っ越し!さっさと引っ越し!しばくぞ!」の声が時々聞こえてたので何なんだと思っていたら、校舎3階に布団が干してあって、定期的に布団叩きが行われていたようです。『大人計画風雲録』の教室からよく見えたので手を振ってみた。振り返してくれた。直後「見せもんじゃねえぞーーー!!!しばくぞーーー!!!」と怒られた(笑)あれ、誰だったんだ?

風雲録ブースで写真展を観乍ら、「新井さん!」「フキちゃん!」「トモロヲさん!」「温水さん若い!」「『ヘヴンズ・サイン』辺りから急にチケットとれなくなったんだっけ」なんて話す。負の塊みたいな劇団が、こんなに動員出来るように、これだけ支持を集めるようになったってのもすごいことだよねと話した。露悪趣味ではない、偽善もない。だからヘヴィー。それはぬるい地獄の歩き方ガイド。

野外ステージから聴こえる星野くんの弾き語り(よかった!ちゃんと観ればよかったな)をバックにいろんなブースを観てまわり。浴衣姿の公園くんやフリマでセーターをお客にすすめるたがめちゃんに遭遇。公園くん爽やかだったー、たがめちゃんかわいい!あと外でうろうろしている河原総代と、枡野さんを見掛けました。

夜になっても涼しくならず、体力的にはキツかったですが楽しかったです。エンディングセレモニーもゆるゆるで大人らしく。松尾ちゃんの「メモリーグラス」でおひらきでした。と思ったら、この後仕切り直したらしいですね(笑)ここで帰っちゃったよ!

■ごはん
タコライス、かき氷アイスコーヒー(ブラック)がけ、チーズドッグ、かき氷ピーチ青りんごシロップがけ、やまいもたこ焼き。どれもおいしかったよー。かき氷こんなにガツガツ食べたのって小学生以来な気がするよ…。

運営的にはかなり大変だったんじゃないかなと思いました。準備も含め。廃校をリフォーム(体育館にエアコン入れたり)したり、資金もかなりかかっただろうな。次回はない…だろうけど、やるなら10〜11月くらいがいいような気がします。

あ、あとね、スタッフさんがすごくよかった。炎天下で長時間仕事してて、あなたの方がキツいでしょう!て感じなのに対応もしっかりしているし、それが事務的じゃないし、室内に入る時にも「お待たせしました、中は涼しいですよ!」とニッコリしてくれるし。偉い…。大人の制作チームのしっかりさが伝わりましたよー。おつかれさまでした!

****************

■BUZZに松重さんが!
今夏は自分とこの準備もろもろで忙しく「フェスに行けない〜」とブログでボヤいていた松尾ちゃんですが、BUZZのフェス特集号にコラムを書いています(笑)ポラ日記。
それに松重さんが登場してます。おおうBUZZで松重さんを見るとはね!
吐夢さんのフェス記もオモロかったです

■『俳優になる 06-07』
ナルシーのインタヴューにスズカツさんのことがちらっと。ホントにちらっと(笑)
確かにあの頃、フリーの役者さんて珍しかったよね



2006年09月07日(木)
THE DRESDEN DOLLS

THE DRESDEN DOLLS@duo MUSIC EXCHANGE

や〜…いろいろブッチぎって行った甲斐があった……(いやブッチしてない!その後ちゃんとフォロー出来た!)行ってよかった…すごくよかった……。

遅刻したらOAのバンドがやっておりました。おおラッキー!名前何だったかな…EARTH HALL(HOLE?)だったかな?ごめん失念(追記:OGRE YOU ASSHOLEだって。まんまじゃねーか!(笑))。ギターが結構好み。しかし名前が名前なだけに、バンド名がコールされた時近くでドリンク買ってた外国人のおねーさんがギョッとした顔で振り返ってました(笑)

ドラァグちゃんが司会進行。会場の雰囲気といい、んんーちょっとキワモノ扱いされてるのかなと身構えましたが、まあ微笑ましく進行。ドラァグちゃんはドレスデンのことを知らなかったそうで(どういう経緯で依頼が来たんだろうか)webで調べて感動したと言うインタヴュー(すずきさんとこのだった・笑)の朗読をしてくれました。噛み噛みだったけどな(笑)パートナーシップについて。ええ話だったー。

で、本編。

腹の据わったひとが“just sing”した時、聴衆の心をどれだけ掴むか。エレピとドラムと歌。時々アコギと歌。90分弱のまとまったセット。強い!ガチンコです。どるさんじゃないけど俺対トゥールてなもんですよ…俺対ドレスデンドールズでタイマンですよ…。ああどるさんメイナのモヒはヅラだったってねー(と今更)

前述のショウの構成や会場の選択からも、誤解を受けがちな感じはします。メイクやファッションが独特なので。でも、そういうのをポーズでやってるひとって、どうにも自意識過剰になってしまって、観て+聴いていてこっちが醒めてしまうことがある。それもひとつのやり方だとは思うし、魅力になるひともいるだろうけど、ドレスデンはそれとは違う。どう説明すればいいのかなー。とにかく楽曲と歌が前を向いていて強い!んです。外に向けて唄ってる。そしてそれは、村社会的な「わかるでしょ、わたしたち同じよね、利害を共にして一緒に生きていきましょう」ってなものではない。

アマンダもブライアンもちょうかわいい。女の子が沢山来てました。アマンダに共感するコって多いんだろうな。その共感は、自分ひとりで持って帰るもの。ひとりで胸に抱えて行くもの。あ、こういうところがパンクなんだろうな。

『朝日のような夕日をつれて』の「ひとりで立ち続ける」を思い出しちゃった。引用しちゃう。

-----
朝日のような夕日をつれて
僕は立ち続ける
つなぎあうこともなく
流れあうこともなく
きらめく恒星のように
立ち続けることは苦しいから
立ち続けることは楽しいから
朝日のような夕日をつれて
僕はひとり
ひとりでは耐えられないから
ひとりでは何もできないから
ひとりであることを認めあうことは
たくさんの人と手をつなぐことだから
たくさんの人と手をつなぐことは
とても悲しいことだから
朝日のような夕日をつれて
冬空の流星のように
ぼくは ひとり
-----

あーもうすげーよかったーーーああよかったーーー

そして電話を入れている間にサイン会(やってたそうだよ)に乗り遅れると言う間の悪さ(白目)いいんだいいんだ素晴らしいライヴが観れたから…。

絶対また来てほしいな。そんでもっと沢山のひとが聴けばいい!観ればいい!はああ、すごくよかったです(何度でも言う)

階上のO-EASTではブロンディ(!)がやってました。「MORE THAN THIS」カヴァーやったらしいよ!なぬー!



2006年09月04日(月)
『liquid surprise 02』+いろいろ

『liquid surprise 02』@LIQUIDROOM ebisu

THE ZOOT16とTHE BIRTHDAYの対バン。

■THE ZOOT16
初見。俊美くんのバンドです。ソウルセットでは結構喋ってゆるゆるなのに、こちらではリーダーバンドらしくぐいぐい引っ張ってってました。曲間は殆ど切らないで続けてた。TAKE FIVE等カヴァーもあり。格好よかったでっす

■THE BIRTHDAY
歌詞がまだひっかからない。これは善し悪しとは関係なく、自分の問題もあるだろう。曲と演奏はとにかく格好いい。斜に構えた感じがない。印象はどんどんよくなる。
それにしても耳に悪い音だ(笑)音のデカさもある(ホントにデカい。プレイヤーの耳が心配になる程ですよ)んだろうけど、何か、カ行が多い感じの音なんですよ。ジャーンじゃなくてギャーン!カキーン!みたいな。だから耳が痛くなる。でも音が綺麗ってことではないんだよな…何だろう、これ。意外にもところどころシューゲな曲調もあった。
途中即興ぽい曲も挟んで濃い1時間でした。かなり興味出てきた!面白くなりそう!
チバくんは、すごい声になったなあ

開演前と終演後のBGMがBSSでニヤニヤ。

****************

■『ダム・ショー』ポストトーク忘れ分メモ
またかい。いっぺんに思い出せよ自分!
・英語版ペーパーバックの表紙にバナナの皮の写真が使われていた、これが演出のヒントになった、とスズカツさん仰られてました。と言うことは、テキスト上にはバナナは出てこないんでしょうかね
・イギリスでもバナナの皮って同じ認識?とスズカツさんが訊いたら、ペンホールは「そう、ひとをハメる、ずっこけさせる象徴」と答えてました

■『恋の骨折り損』@さい芸
おお、ついに北村一輝さんが蜷川演出オールメールシリーズに!とれるかなー。
『恋の骨折り損』と言えば、ファインズさんが本番中に衣裳が破れて赤い水玉のパンツを披露した作品ですね(大笑)北村さんもがんばれ!(何を)
それの前にやる『コリオレイナス』もファインズさんは演じてますね。唐沢さんだとどうなるかな、楽しみ

■ぎゃー!
ビル・ヴィオラ:はつゆめ@森美術館
わすれるなわすれるなよ自分。リピ込みで考えます

■わーい!
鈴木志保自選単行本未収録作品集 END& 発刊!
ううううれしいいい〜〜〜

■よかった
無事の生還おめでとう
ちょっと!勘弁してよ!(泣)
先日のライヴのことを思い出してはっとしたり。いやホント健康には気を付けて…まだまだあなたの演奏聴きたいですから!いや演奏云々以前の問題だ!長生きしてくださいよ!



2006年09月03日(日)
バラッと

■『ダム・ショー』ポストトーク忘れ分メモ
・前期ウォーホール、リキテンシュタイン
・「ひとは誰でも15分間だけ有名になれる」
・人種や階級がテーマの芝居を日本で上演するには?
・自由に演出させてくれる脚本家がどんどん出てきてほしい
最後のは構成を好きに出来ると言う意味も含みますね(笑)

■仙台に行ったジェンヌが
仙台大観音ておっきいねーと言っててそういえば…と。
ウルトラマンて身長40mなんだって。仙台大観音92m。うを、倍以上やん!ウルトラマンちっちゃ!

■間違ってる…
ここでウルトラマンを思い出すってのが……

■あーでも
ウルトラマンがどのくらいの大きさかは実感出来た(懲りてない)

■そうそう
ウルトラマン展は世田谷文学館も岡本太郎美術館も行ってます。しかもリピートしてます(笑)近いうちに感想書きますよー。世田谷は10日迄。面白いですよう、気になってるひとは是非ー



2006年09月02日(土)
『DUMB SHOW ダム・ショー』ポストトーク

『DUMB SHOW ダム・ショー』ポストトーク@シアタートラム

スズカツさん自ら司会進行、通訳さんを介してペンホールにインタヴュー+観客との質疑応答で45分。サッカーのプレイタイム同様燃費よくまとまっておりました。

以下記憶で起こしているのでそのままではありません。まとめちゃったので話が前後している部分もあります。若干ネタバレあります、未見の方はご注意を。明らかな間違い等ご指摘ありましたらお知らせください。

-----

■初日を観た感想を
「ショックを受けた。イギリスで上演されたものとは全く違うものになっていた、スズキは天才だね(スズカツさん「いやいや」と言いつつニヤニヤ)バリーの深層意識を表現しているような音響効果(ホワイトノイズ)も印象的だった。イギリスで上演した時、リズ役は最初娼婦的な造形になっていて、銀行員的な固いイメージで書いていた僕とディレクターで話し合って、その中間をとる形に落ち着いたんだけど、今回のリズはそれとはまた違っていた。小悪魔みたいだったね」

■あれは、浅野温子さんが演じたからああなったんです(笑)僕は役者が自由にやって、芝居が出来あがっていくのがいちばんいいと思っている。彼女がリズを演じると、ああなる
「そうだね、それは僕もそう思う。役者が自由に演じられるのがいいと思う」

■僕の芝居の客入れはもう20年程ジョン・レノンの『ROCK'N'ROLL』なんですが、ペンホールはこの戯曲を書いている時、ジョンの「NOBODY LOVES YOU」をテーマにしていたそうです。その話をゲネプロ…ドレスリハーサルですね、の後に聞いて、今回の客出しは「NOBODY LOVES YOU」にしました。ビートルズが好き、ハロルド・ピンターやサム・シェパード、エドワード・オールビーが好き、と共通点も多かった。今回のプログラムへの寄稿も、打ち合わせもせず、お互い何を書いたかも知らなかったのに、出来上がってきたものを読んだら似たようなことを書いていた。彼はフットボールにはあまり興味がないようだけど、プレミアではリヴァプールを応援していると言う。それは何故かと言うと、ビートルズの出身地だから(笑)
「「NOBODY LOVES YOU」を自分の芝居でかけてもらえるなんて嬉しいよ。あっちでは断られちゃったんだ。金払ってでもかけてほしかったんだよ(笑)リヴァプールでは、誰もが『俺はビートルズのだれそれと知り合いなんだぜ!』って言うよ(笑)これもお国柄なんだろうね、日本では誰も『俺はヨーコ・オノと知り合いだぜ!』なんて言わないでしょう」

■そのイギリス人は噂好き。タブロイド紙なんて100頁程もあると言います。日本のタブロイドはそんなでもないけど、TVのワイドショーがその役割を果たしているように思います。ペンホールは劇作家になる前、報道の仕事をしていたそうです。その後ロイヤルナショナルシアターの座付作家になり、TVの脚本等も手掛けています。そこらへんを
「地方で新聞記者をやっていた。犯罪の裏側をリポートしたりね。しかしこういう仕事はやはり地方ではなく、中央でやりたいものだし。TVは大概くだらない、退屈しのぎのようなものが多いけど、勿論いいプログラムもある。いいものを書いていきたいと思っている」

■イギリス人のタブロイド好きと言うのは、やはり階級や人種の差別が根っこにある?
「人種や階級の差別、偏見はだいぶなくなってきていると思う。でも、だからこそかな、今はセレブリティをこきおろすと言う方向に向かっているんだと思う。セレブのゴシップを読んで、ああ彼等も俺たちと変わらないんだな、って安心すると言うか」

■日本の文化にも興味があると言うことですが
「兄が宮崎駿や村上春樹の作品を持っていて、こどもの頃から接する機会があったんだ(宮崎作品についていろいろ話す)村上の『アンダーグラウンド』のような、実際にあった出来事から想起された脚本を書きたいとも思っている」

(質問)イギリスと日本では、観客の反応は違いましたか?
「日本の観客はおとなしいですね。イギリスなんてグラスやものが飛んできますよ(笑)」

(質問)芝居を書くにあたって心がけることは?
「扱うテーマ上どうしてもダークな方向へ行ってしまう。ユーモアは大事。バランスが難しい」

(質問)ショウビズの住人について
「僕の好きなTVスターにも、バリーのような、ショービジネスの権化みたいなひとはやっぱりいるよ。クスリやって女やってだらしなくて、でも人気者なんだ」

-----

とりあえず憶えているのはこれくらい。思い出したら追記するかも。

ペンホールはイギリス・サリー州で生まれてほどなくオーストラリアへ移住、20歳でイギリスに戻り新聞記者の仕事をしていたそうなんですが、今回のテーマであるタブロイド・ジャーナリズム、イギリス人へのブラックな目線は、オーストラリアで思春期を過ごした彼が外から観たイギリス人のイメージなのか、イギリスに戻って新聞記者をしている時に得たものなのか、自嘲は含まれるのか、その比率はどのくらいなのかな、と思った。

そうそうホワイトノイズ。いろいろ要素が入ってるよね…あれ、もうホワイトノイズとは言えないような(笑)井上さんとスズカツさんが作った音、ですね。



2006年09月01日(金)
『DUMB SHOW ダム・ショー』初日+わたくしあまかったですわ

8月30日付の『THE GREAT WESTERN』感想に補足。ロキノン最新号のジェイムズインタヴューによると「今回も詞先」とのことでした。ひょえー、甘かった自分。えーとそうなると、これからのマニックスってどうなるんだ?楽しみでもあり怖くもあり。あーそれだけに、だからこそ、ソロのライヴを観たかったよ!ロキノンの表4にライヴの広告載っててさ!必見とか書いてあってさ!必見言われても来ないんじゃー!!!(泣)

いやでも…ジェイムズってすごいねと改めて思いました…。まだまだ聴いていきますよ。

****************

『DUMB SHOW ダム・ショー』@シアタートラム

笑いで破滅するひとを描いた『小鹿物語』、人間のいや〜な部分を露悪的な迄に描いた『噂の男』ときて、これです。偶然ですがいい流れだな。イギリス人のブラックユーモア、“ゴシップのお化け”タブロイド紙の記者とスキャンダルを抱えるコメディアンの攻防戦。以下おぼえがき。

・トリオ、膨大な台詞量、ひとつの言葉であっと言う間に攻守が入れ替わる緊張感は、昨年の『胎内』を観た流れから行くと非常に興味深いものでした
・で、今回はイギリス人の資質で観たらドッカンドッカンウケるんだろうなあと
・い〜や〜だ〜な〜〜〜
・初日のせいか?ブラックだからか?笑いが微妙です
・この居心地の悪さが面白かったりする
・何が「みんなそう思ってる」「みんなが知りたがってる」じゃ、ボケー!とかも言いたくなる
・「みんな」に私を入れるなよ!とかね
・それは自分が安全なところにいたいからか?
・知りたくないことってのはあるのよね
・が、耳に入ってくると「なになに」ってなることってあるわよね
・まあそれにしても、タイトルのひっかけにもある通りバカしか出てきませんよ…
・それを観ているこっちにもそれは跳ね返ってきますけどね
・あーもうバカばっかだ…と半笑いでどんよりしますよ…
・しかしいいとこついてます。嫌な話だね〜ってのを突き詰めると何か、せつなくなってきますよ
・書き割りのような舞台美術。舞台裏のコンクリートはむき出しの状態。ポップで軽薄、ぺらぺらの事実とどこにあるか判らない真実
・場面転換ごとの暗転とストップモーション、小道具の用意をするのがホテルの従業員(的な扮装をしたスタッフ←これに関しては9月21日付の日記に補足があります)、と言う仕掛けも面白かった
・さてダブル浅野にダブル鈴木ですが
・和之さんがものっそいショウビズに染まったバカだー
・温子さんがものっそいエロいーそしてバカだー
・浩介さんがものっそいいやなやつだーバカだー
・勝秀さんはものっそい醒めているーバカではないー(笑)
・役が、ですよ!そして演出家としての仕事が、ですよ!
・あれ、この流れで行くと演出家としてではないスズカツさんがバカみたいではないか(笑)
・そ、そんなことはありません!!!
・まあ人間はバカだと言うことですね…

プログラムがタブロイド版。ニクい作りになってます。明日は作者のジョー・ペンホールとスズカツさんのポストトークに行ってきます。いきなり決まったもんで調整にあたふたですよ!ふんがー!ジョーさん来てるなら飛行機飛んでるんじゃん!ジェイムズもニッキーも来れるじゃん!このやろー!(やつあたり)