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2004年04月29日(木) ■ |
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『YES オノ・ヨーコ』展+α |
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『YES オノ・ヨーコ』展@東京都現代美術館
思えば何で今迄なかったのか、オノ・ヨーコ氏の回顧展。半世紀に渡る創作活動が、6セクションにわたって紹介されています。
こういうのでちょっと寂しく思うのは、ハプニング型の作品にもう触れられなくなっていること。保存状態をこれ以上悪くさせたくないから、と言うのは判るんだけど、やっぱり『天井の絵/イエス(YES)・ペインティング』では梯子を上ってルーペで“YES”を観たいじゃないですか。の、のぼりたい。でも見張り(見張り言うな(笑))がいるから上れない。オノさんの作品は流し見出来ないものばかりだし、ひとなつっこいものが多いので、やっぱり触りたい。
その分参加型の作品では随分遊んで来ました。『願かけの木』にもお札(違う)下げてきたよー。何て書いたかは内緒、ニヤニヤ。『アメイズ』は混んでいたので断念。他にもブースがぎゅうぎゅうで観られなかった映像作品もあるので、リピートしたいなあ。全部きちんと観るにはかなり時間に余裕を持って行かないと無理げです。
単純にいちばん気になったのは『テレフォン・ピース』。オノさんから電話がかかってくるの。いつかかってくるかわからないの。かかってきたら受話器を取って、オノさんと話せるの。…面白い〜!受話器を取らずとも、その場にいたいよ!受話器を取ったひと、周りのひと、きっと皆笑顔なんじゃないかな、その顔を見たいな。って、ベルが鳴った瞬間は、その場にいた皆が凍るんだろうなー。で、一瞬の間を置いてダッシュで駆け寄るひと多数、みたいな(笑)居合わせたひとラッキーだったね!って言うか、居合わせたひとの話を聞きたい!どっか載ってないかな。
現場に居合わせ感って、このひとの作品にはとても大きなものだと思う。だから今迄回顧展がなかったのかな、とも思った。だからこそ『戦争は終わった!』を今観るといろいろ考える。とても混雑していた館内で、ジョン・レノンとの共同制作のブースはとても静かだった。作品から発せられる音声しか聞こえない。言葉を奪う空気があった。
あー、あとまとめて作品を観ると、見事に色が白!か黒!あとは空の色か、植物の緑、茶くらい。空と緑は自然物のものだから、着色はほんっと白か黒しか使ってないんじゃないかな…アイボリーもあるにはあるけど。あとはガラス、アクリル等の透明なもの。この統一感は圧倒的でした。
TMGE『GT400』の元ネタ『YOKO at INDICA』も観られて楽しかったです。チバくんがオノさんなんだよね(笑)あ、あと観る迄思いつきもしなかったんだけど、『9Souls』のガラスの鍵って、オノさんの作品からインスパイアされたのかなとふっと思った。
タイトルにも象徴されるように、“YES”と言えるまっすぐさが感じられ、何だか元気が出た。空の色はひとの力では変えることが出来ないし、変えてはいけない。自分も「ハローと言うだけで 俺はイエスと答える」((C)アンソニー)くらいになれたらいいな。
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■急に思い出したんだけど むかーしジョンとヨーコのテレビドラマやりませんでしたっけ。誰が出演していて、誰が監督やったかも憶えてないんだけど…ちっちゃい頃に観たような…。内容は殆ど忘れてるんだけど、ジョンが「ヨーコってどういう意味?」って訊いてヨーコが「海の子供って意味よ(洋子だから)」って答えるシーンだけはやたら憶えてるんだよなー。あれ何だったかなー。ソフト化されてないのかな。今になってすっごい気になってきた
■現美は常設も面白い 行ったら絶対常設もなめて帰る。今回は初見も結構あった。でもね、また上田薫氏の『なま玉子 B』はなかったよ…いつ行けば観られるんだよー(泣)宮島達男氏の『それは変化し続ける それはあらゆるものと関係を結ぶ それは永遠に続く』は、時間があれば1時間くらいボケーと観てたいんだよねー。現美って運が良ければひとりっきりになれるエリアってあるからね
■ベニーの続き キディランド行ったらしいじゃないですか…ぐはー!ベニーがキディランド!デイヴ・ナヴァロがキディランド行ったって聞いた時と同じくらいのミスマッチ感に腹がよじれる…か、かわいい!助けて! ちょこちょこ来日時の模様がテレビで見られましたが、ベニーにあるまじきちゃんとした格好でちょっとがっかりした(おい)いや本当はすごく嬉しい!ちゃんと似合う格好をしている!野球帽を被っていない!サングラスをカチューシャにしていてそれが変じゃない!シャツはインだけどフォーマルだったからいい!うわーん(泣) ご両親も連れてきていて、京都に寄ったりもしたそうです。うわーん(泣) 『英語で喋らナイト』に出るらしいよ!5月31日。忘れるな自分!あー『21グラム』はやく観たい。観たらヘコむ気配満々。進んでヘコみに行くのか。そうなのか。ああ何を書いているのか判らなくなってきた
■山猫軒 宮沢賢治のあれですが。同名ののみやさんがあってですね、春のメニュー欄に「モミザのサラダ」ってのがあるんですよ。「ミモザ」じゃないのかね…ホントに山猫が化けて経営してるんじゃないかと非常に気になっています
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2004年04月25日(日) ■ |
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『東京オペラシティ 能・狂言』+α |
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『東京オペラシティ 能・狂言』@東京オペラシティ コンサートホール
土曜日『イノセンス』とハシゴ。演目は狂言『靱猿』、能『賀茂』「御田」。
せ、席がすんごく悪くてですね。能楽堂ではないホールなのでものすごく観づらい!これはツラかったー。多分5%くらいしか見えてない。演目がどうって以前の話ですわ…殆ど耳鑑賞。
まあでも野村家三代揃い踏みの『靱猿』観られたし。5%の視界で見たゆうきくんは大層かわいかった。万作さんがやっぱりすごかったなー。呑気大名の浮かれたさまがかわいいのなんの。し、失礼!いやでもホントかわいくてさ…チャーミングで。萬斎さんは声がやっぱいいなと思った。視界5%でも(しつこい)出てきたらすぐ声でわかるもんね。
『賀茂』の時点では視界が3%くらいになり。演奏が面白かったです…って、珍しく能で眠くならなかったと言うのに!見えないって切ないわ!
美術は假屋崎省吾さんでした。黄色、好きなのかな?このひとのって黄色を良く使っているような。華やかで良かった。コンサートホールのつくりも面白かったです。天井高くて、天窓がついてて、日光が入るようになってるの。
とまあアホなコの感想ですわ。
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日曜日は前の会社の同僚・たまきちゃんが個展を開いていたので銀座の画廊へ行く。久々に会った。元気そうでした。空手はもうやっていないそうだけど、相変わらずスレンダーだったわー。「描くと痩せるんだよ!」だって(笑)最近は幼稚園の送迎バス用のイラストを描いたりもしているそうだ。走ってるのを見かけると嬉しいと言っていた。そだよねー。私も書店行くと自分とこの本見に行くもんね、いまだに(笑)
当時の同僚の誰が来たとか、誰とは連絡がつかなくなったとか言う話をちょこちょこ。かとうくんが子供と一緒に来たとか。ニコニコしててかわいかったとか。えっこの前私が会った時にはガン飛ばされたのに!笑顔見られなかったよ!いいな!キミシマは引っ越したのかね…今でもお芝居観てるのかなあ。
搬出の準備をしなきゃならないギリギリに行ってごめんよー、時間間違えててね…。短い時間でしたがいろいろ話せて楽しかった。このひとの絵はやっぱ好きだな。こっちはもうデザインがメインになって、イラスト描く頻度はごっそり減ったけど、ふたり展やれたのは今でもいい思い出になってます。面白いひとと一緒に仕事出来て良かったな。
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おっ、今日のは何か日記っぽい(笑)
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2004年04月24日(土) ■ |
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『イノセンス』+α |
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『イノセンス』@新宿オデヲン座
おー、『LYNX』の後に観たってタイミングが良かった。ある意味これ「脳が主導権を持つ」世界の話だ。と言う訳で両方観てないひとには何がなんだかなことも書いてますがご勘弁を!この話、支配・被支配、庇護・束縛の関係も大きい(いやむしろそっちがメインだろう)と思いますがここでは置いておきます。ちなみに押井監督作品は初見、『攻殻機動隊』はTVシリーズをチラ見している程度です。『攻殻〜』映画版はDVD借りてて、予習しようと思っていたけど間に合わなかった。
台詞に多用される引用は、登場人物が電脳を介してアクセスしたデータベースからのものだ。その「言わされてる感」に違和感を覚えるかどうか。トグサの言わされてる感と、バトーの言わずにはおれない感の違い。電脳世界でどれだけ動けるかと言う技術的な差も出る。その使いこなし感、検索能力を自分の個性と把握してもいいだろうか?少佐の電脳は政府の備品であることからも、知識の蓄積はアイデンティティにはならない。
となると編集能力による違いがキモかな。「すべてのアートは編集である」。
肉体がなくても存在出来るもの。この作品でゴーストと呼ばれているものは、魂であったり、思いであったり。もともと肉体と言うものはバグだらけなんだけど、その肉体を人工的なものに差し換えたからと言って問題が解決する訳ではない。人形にも人格が出来る。それを命と呼ぶかどうか。そして肉体を離れたからと言って、それは果たして自由なことなのかどうか。永遠のものと受け取っていいのか。いや、永遠じゃなくてもいいんだけどね。肉体をなくしたオガワはどこへ行ったんだろう。
ハードボイルドのフォーマットを使っているところが良かったのかな。ともすればウェットになりがちな関係性をカラッと見せられる。宗教観を哲学として見せられる。
あとやっぱ画がすごかった。それと音(効果音、音楽ともに)。圧倒的でした。人物と背景もしっくりしてる。ここらへんが『APPLESEED』で不安なとこなんですが…どうかなあ。
うーん手癖で書いてるなー。不親切ですみませんね。と言う訳で、面白かったので、これから復習出来る楽しさを堪能しまっす。まずは『攻殻〜』DVD観るぞー。
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■チェックしそこねていた DCPRG@AX(当日の感想はこちら)のライヴダイジェスト版がViewsicでオンエア。 音が良くてビックリしたよ。なんだよ、ちゃんと拾えてるんじゃん!てことは返しの音響が悪かったってことなのか…AX、ここらへんどうにかならんもんでしょうか。 菊地さんの毒舌MCは全カット。ノーーー!何て勿体ないことを!(笑) 「CIRCLE LINE〜」の高揚感はたまらんなー。「戦争になる前にダンスバンドを作って」、今も続いている。そんな中この曲で踊ると涙が出る、こともある。 1曲が長いので、オンエアは5曲(笑)しかも「MIRROR BALLS」は途中迄だったのが残念
■で これ行きたいんだが日程が厳しい…。 +++++ 5/10(mon), 11(tue) ラブレター フロム 彼方(ラブかな)presents http://www.lovekana.com/ 「2014年のエチュード」クロージング・イヴェント 山下洋輔×菊地成孔 Play Standards *** 2 0 1 4 年 の ソ リ チ ュ ー ド *** open18:30 / start19:30 (両日とも) カンパ:一般3000円 新入生特割2000円 会場:東京大学駒場小空間(東京大学駒場キャンパス内、正門より徒歩3分) +++++ 一緒にやるのは7〜8年振りだそうです
■あー じめじめしてるとアンソニーの声が聴きたくなるな!あのカラッとしたカリフォルニア声。ウドーフェスは…ウドーフェスは……ラインナップが…。ワンマンで観たいよー
■チバくんが 暴れたようですが大丈夫でしょうか…ひとさまんとこではやめときなさいよ(泣)酒はほどほどに!言っても無理か!無理なのか!
■ベニー! ベニシオさんが『21グラム』のプロモーションの為に来日中よ!キャーッ! 昨年『ハンテッド』のプロモで来る筈がSARSがらみで中止になっちゃったのよね。桜が見たかった〜なんて言ってましたが今年も桜には間に合わなかったのでは…でもトロは食べたかしら? 今朝(書いてるのは28日)めざましテレビに出てたよ!トロが(ねこの)トロをー!膝に乗せていたー!ギャー(壊)
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2004年04月23日(金) ■ |
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『LYNX』うちあげ+α |
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違います(笑)金曜日にあのじさんとえのもとさんと飲み会。全員『LYNX』初演(WOWOW込)も観ているのでその話がメインになってましたよ。
■で 「アマリ、オガワになんてこと言うんだと思ったよ!」「そうそう、あんた酷いよ!って思った!」「アマリさんってオガワがどうとるか判ってて『俺は君の味方だよ』つってるもんね!」「何が味方じゃ!ボケー!」「『俺にとっての君のことはよく解る』とかさ!そりゃそうだよ!だからってそれを敢えて言うかね!」「だからイヤなんだよ!…好きだけど」「そう、アマリさんいいよねえ…」と盛り上がる(笑)
■ここらへん アツヒロくんがあまりにもオガワだったからなんだよね…と言う話にも。「何が味方じゃ!ボケー!」の話を本人がしていた記事もあったしね。 比べるわけではないけど、初演の勝村さんのオガワは狂気が前面に出ていた感があるので、「ああイッちゃってる…手ぇつけられん」と思ってしまうところもあったんだけど、アツヒロくんのオガワは共感を呼ぶと言うか…何でこうなっちゃったか、何とかしたいと思っているのか、何とかした結果がああだったのか、そこらへんのロウっぷりが見事だったと言うか。だから観ててすんごいしんどいんだけど。あて書きな筈がないのにあのハマりっぷりは凄かった
■あと 「静」のさとしさんはなかなか見られないものだから貴重だったー、良かったー、タイプじゃないのに惚れそうになった(笑)、いや惚れた、『ミス・サイゴン』観に行く、って話を
■そんで すんごくどうでもいいんだけど、出演者のプロフィールを調べていたら、初演のオガワ・エンドウ(勝村さんと松重さん)と今回のオガワ・エンドウ(アツヒロくんとさとしさん)の身長差が同じ16cmだった!って話に爆笑。だからどうだってことじゃないけど、す、すごー!偶然にしても!
■これもどうでもいいが 再演のオガワ・エンドウ(大沢くんと哲司さん)の身長差は4cmだったけど、哲司さんがプラチナブロンドの髪にしたりしてて、色味の対称が面白かったなと。オガワまっくろ、エンドウまっしろ、てな感じで
■やっぱり 初演・再演を観ているひとは、劇場の中に亡霊とか呪縛(笑)みたいなものが残っていたりするよね…って言う話もして。それを忘れさせる訳じゃなくて、初演・再演もあっての、2004年版『LYNX』として観られるパワーがあった今回の再々演はホント面白かったねって。素晴らしいキャスティングだったねって
■で 亡霊って話から、劇場にいる幽霊の話になった(笑)円形とかサンシャインはいるってねーとか(笑)勝村さん本番中に見たって言ってたよねとか(ヒー)見えても演技は続けねばならないのよ…役者さんて凄いね…
■そうそう 誓さんの日記にまたしみじみ。老体にムチ打ってたんだー(笑)お疲れさまでした。いやああのオリンピックじじいっぷりは素晴らしかったですよ!代表作だって、嬉しいなー
■7本らしい 今年スズカツさんがやる演出仕事。ヒー!か、身体にだけは気を付けて!
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■今観ると感慨深いもんが 『APPLESEED』公開に併せてか、ブンブンのライヴがViewsicで再放送されていたので観る。当時の感想はこちら↓ 1日目、2日目 オンエア分は2日目。カメラが入ったのがこっちでホントに良かったよ…終盤中野くんが感極まって、卓を離れてステージを飛び回っていたのに当日はホロリときたもんですが、今観るとあまりに妖怪っぽくて(動きが)笑った。ごめん。 そんな中野くんを、ステージ袖のスタッフが笑顔で見ているのが映ってて、これにはまたホロリときた。 このバージョンの「FOGBOUND」はやっぱすごいな、盤にしてくれればいいのに
■と言えば これの前プログラムの『APPLESEED』特番にブンブンもコメントでちらっと出演してたんですが、中野くんの髪型が何だか恐ろしいことになっている気がして怖いです。その帽子の中はどうなっているんだ。過去最ロン毛ですか
■で ブンブン、夏フェスRSRFかよ!北海道…と、遠過ぎる…
■で まずは夏フェス、WIRE04に行くことに決定〜
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■ここ半年くらい お風呂でしょっちゅう寝る。江戸アケミ…気を付けます。いやいや天然で寝てますんで溺れたら目ぇ覚めると思うけどね
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2004年04月21日(水) ■ |
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『LYNX』使用曲 |
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ハーイ!(エンドウ)使用曲一覧ですヨー!基本的に@TOWER.JPで検索してますが、タワーの回し者ではありません。PROPAGANDAだけTOWERでひっかからなかったけど、HMVにありました。カッコ内は曲が収録されているオリジナルアルバムです。国内盤が出ていない(または廃盤)の場合は輸入盤。国内・輸入盤ともに廃盤になっている?ものはオフィシャルのディスコグラフィーからひっぱってます。中古屋を探そう! (追記:この後ちょっと調べなおしてみたら、ひょっとすると廃盤になっているアルバムはないかも。在庫僅少かも知れませんが…廃盤って言うのは在庫もろとも廃棄してしまうことを指すそうです)
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1.「WASHING BRAIN MACHINE」清水靖晃(『ADUNA』) (追記:『ADUNA』は@Victor Entertainment、Amazonで入手可能のようです) 2.「COME ON LET'S GO」LOS LOBOS(『LA BAMBA』オリジナル・サウンドトラック) 3.「ROCK'N ME」THE STEVE MILLER BAND(『FLY LIKE AN EAGLE』) 4.「THE JOKER」THE STEVE MILLER BAND(『THE JOKER』) 5.「WIND IN LONELY FENCES」HAROLD BUDD/BRIAN ENO(『AMBIENT 2/PLATEAUX OF MIRROR』) 6.「EVERY BREATH YOU TAKE」THE POLICE(『SYNCHRONICITY』) 7.「LA CARNE, LA MORTE E LL DIAVOLO」PROPAGANDA(『1234』) 8.「THE PLATEAUX OF MIRROR」HAROLD BUDD/BRIAN ENO(『AMBIENT 2/PLATEAUX OF MIRROR』) 9.「TOM TRAUBERT'S BLUES」TOM WAITS(『SMALL CHANGES』)
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劇中使用されているバージョンの「WASHING〜」が収録されているのはマキシシングルの『DAY O』(オフィシャルデータでも見付からない…)で、『ADUNA』のものとは若干バージョンが違います。1998年の再演では、『ADUNA』のバージョンが使われていました(確か)。『DAY O』、先月新宿レコファン(PePe内)のワゴンにあるのを見かけたぞ!気になるひとは急げ!(笑)
THE STEVE MILLER BANDは、『GREATEST HITS 1974-78』だと使用曲が全曲収録されていてオトクです(笑)
あと初演ではTHE ROLLING STONES「SLIPPING AWAY」(『STEELWHEELS』)、THE STEVE MILLER BAND「SERENADE」(『FLY LIKE AN EAGLE』)が、再演ではTHE STEVE MILLER BAND「DANCE, DANCE, DANCE」(『FLY LIKE AN EAGLE』)が使われていました。
ああ今はWebで探せて便利だな!試聴も出来るし、通販も出来るし。昔は探すのに苦労したよ…な〜んて、実はこれ、当時親切なひとがリスト送ってくれたんです。ありがたやー。わたくしいつも見ず知らずの方のご親切にすがって生きてきましたのー((C)ブランチ)。でも実物探すのも大変でしたよ結構。見付けた時は嬉しかったなー。これはWeb探しでは味わえない達成感があり、だからこそ思い入れと言うものが(以下略)怖いっちゅうねん。
以前からちょこちょこ「あの曲何?」って書き込みをWeb上で見かけていて、このデータ寝かしとくには勿体ないなと思って載せてみました。探してるひとの検索に引っかかりますように!(笑)まあ日記ですので流れちゃうんですが、それもまたよし。歌詞も各々のシーンにドンピシャなものばかりなので、いろいろ噛みしめられますよー。
『欲望という名の電車』では、パンフレット(2001年版)に掲載されていた出演者のキャッチコピーが曲名だったので結構探しやすかったです。でも「REMEMBER」で検索したら風間三姉妹(スケバン刑事)が大量にひっかかって狼狽した(笑)そういや出してたねえ、そんな曲…。
って、こんなことしてるの私だけなんだろーか。いや、そんな筈はない。ないと思いたい。英介さんが言う通り、「ザズゥにはコアなお客さんがいる」筈だ!むしろ私の方がいろいろ訊きたいことが!(泣)
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2004年04月18日(日) ■ |
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RADIOHEAD JAPAN TOUR 2004 |
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RADIOHEAD JAPAN TOUR 2004@幕張メッセ国際展示場9〜11番ホール
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セットリスト(IDIOT COMPUTERから引っ張ってます。更新超早い!有難うございます)
01. THERE THERE 02. 2+2=5 03. MYXOMATOSIS 04. KID A 05. MORNING BELL 06. WHERE I END AND YOU BEGIN 07. BULLET PROOF..I WISH I WAS 08. BACKDRIFTS 09. MY IRON LUNG 10. SAIL TO THE MOON 11. GO TO SLEEP 12. NATIONAL ANTHEM 13. SCATTERBRAIN 14. SIT DOWN, STAND UP 15. PARANOID ANDROID 16. EXIT MUSIC 17. IDIOTEQUE en01 18. I MIGHT BE WRONG 19. PYRAMID SONG 20. A WOLF AT THE DOOR 21. STREET SPIRIT en02 22. PLANET TELEX 23. EVERYTHING IN ITS RIGHT PLACE
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昨年のサマソニを逃したので(泣)2001年の横浜アリーナ以来。『HAIL TO THE THIEF』からの曲をライヴで聴くのは初めてです。
うー、『KID A』以降の曲を幕張でやるとこうなるのか…と序盤は音の悪さに困惑。低音が軽い。音が散る。『THE BENDS』や『OK〜』の、ギターでガーン!辺りの曲はまあなんとか。やはりあの音をやるにはPAやハコの効果もデカいのだなと言うのが第一印象。これはちょっと残念だったな…。
とは言うものの、久し振りにスタンディングで観られるのは嬉しい。BLITZ以来だよー。1〜2曲目は様子見してたんだけど、「MYXOMATOSIS」でプツッと来て(いやしかしこういう曲こそ低音が(以下略))するする前へ。近いよ!困ったちゃんも周囲にはいなくて快適!AR300番台だったけど、最前から20mくらいの位置にするっと入れた。端だったから下手側のスクリーンは見えなかったけど、フロント3人は実物がよく見えたし!エドが男前でさー!あんまり近くで観るとあまりの美しさに目がつぶれるのでこれくらいの距離でいいです!あとジョニーがめっさ近い!トムもよく見えた。コリンは前に出てきてくれた後半はよく見えた。
フィルは…フィルは見えなかった…スクリーンで見た。途中近くの兄ちゃんが「フィルがんばれー!」って声かけて周辺大ウケ。白いスーツでパリッとキメてて格好よかった。
スクリーンのエフェクトや照明も綺麗だったなあ。音とシンクロさせてるところも多くて面白かった。トムのタコ踊りすらもアートに見えた!(笑)
ライヴで見るとエドの貢献度がよくわかって面白い。て言うかこのバンドも3枚目以降は誰がどの楽器担当とかようわからんくなってますわな(笑)誰が欠けてもダメなんだ。ジョニーがガーッと弾いてる時、コリンとエドが「やっとるやっとる」みたくニコニコ笑って観てたのが微笑ましかったな。
「PLANET TELEX」が聴けたのは嬉しかった。「BULLET PROOF〜」もね!ここらへんの曲は、ここんとこ「ライヴではもう二度と聴けないかもなあ」と思いつつ聴いてる。「NATIONAL ANTHEM」も良かったな。「EVERYTHING〜」がオーラスってのもニクい。以降の曲は絶対ないって思い知らされる(苦笑)
また来てね!今度はもちっと音がいいところで(本音)
そう言えば、この会場に来たのはミッシェルの解散以来だ。うっ。
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2004年04月17日(土) ■ |
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『LYNX』楽日 |
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『LYNX』@青山円形劇場
ハーイ!(エンドウ風に)千秋楽ですヨー!歴代『LYNX』でいちばん公演期間が長かったけど、過ぎてしまえばあっと言う間でしたな…さびしい〜。次に観られるのはいつかなと今から考えてしまったり(早)。
そんな訳で?最後と言うこともあり余計なことは考えずに(それもどうなのか)楽しんできました。以下おぼえがき。
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■さとしさんに対するアツヒロくんの反撃バリエーションが随分拡がった気がします ■なんか冷たいの ■『こどものしつけ・うまいしかりかた』みたいな(笑)
■テレビは1回で持ち上がりましたよー ■持ち上げられて嬉しかったか、最後だからか持ち上げたまんま走り回った ■ヒー!観てる方が思わず歯をくいしばるよ! ■で、テレビのコードが抜けた(笑) ■アツヒロくんにしかられた ■しゅーん、みたいな(笑) ■いやあ…歯もアゴも無事でよかったよね…まさか毎回やるとは…
■いつもはクイズのあまりにも寒い答えに自ら首をつろーとするさとしさんですが、今回は好評よ! ■「お医者さんを乗せたら死んじゃう車って何?」「寝台車ー!」 ■拍手喝采になったので本人も動揺してました(大笑)首をつらずに済んだ ■調子に乗ってもう1個、「戦争って嫌だよね〜」 ■いきなりそのフリかい! ■あまりに強引な話題転換に場内大ウケ ■「ひとびとが憎み合わないようになる食べ物は?」 ■「あっきっと肉に関係あるんだろ!」とアツヒロくん。でも答えが出ないー ■「これは言うのは勇気がいるぞ。……にくまん!」 ■これも大ウケでしたよ!よかったねさとしさん! ■嬉しかったのか恥ずかしさのあまりか、さとしさんフロアに身投げしてしまいました ■ここのブロックのお客さんラッキーだったねー。まさか落ちてくるとは思わんやろ… ■その後アツヒロくんが奈落を覗き込みに行く ■ここのブロックのお客さんラッキーだったねー(笑) ■「ここはバルコニーだからいいんだよ!」 ■想像力って素晴らしい! ■それにしても結局このクイズって日替わりだったんだよね…一度も被らなかったの? ■そしてアツヒロくんが見事答えた日はなかったの?(笑)
■昼夜の2回公演だったので、ビール一気呑みはどちらもツラそうでした…ははは ■ゲップ出しとかないとねえ。たまりっぱなしだと苦しいよね ■で、アツヒロくんがゲップの出し方指南とかしたんですが ■多分あれはアツヒロくんにしか出来ないんだと思います(笑)
■しかしアツヒロくんがさとしさんに散々迫られたあと、「俺、あんたと一緒にいても鬱陶しくないんだ」って台詞あるじゃないですか ■この時一緒に観てたサガラさんが、小さな声でぼそっと「嘘…うっとうしいよ…」って呟いたんだよね ■これにすごいウケてもうた。ナイスサガラさん!(大笑) ■オガワ、なついてんねー
■で、今回すごく思ったのは、さとしさんの包容力っておっきいなあと ■アツヒロくん=オガワがエンドウといる時とてもリラックスしているように感じられた ■これは初演、再演よりかなり強く感じたことで ■その分オガワが内側の世界に引きこもっているのが顕著になる ■デンワのイタバシ先生、テレビのウサミと遊んでる時と、実際の彼らと話している時のメリハリも効いてた
■カーテンコールは3回 ■さとしさんが笑顔でアツヒロくんの頭をぽん、と叩いたのが印象的でした ■3回目のカーテンコールでスズカツさんが呼び出されました ■なんかいやがってたよ(笑)でも皆がこいこい言うから!愛されてるね! ■舞台上で皆と握手、いい笑顔 ■ホントいいカンパニーだったなあ ■つうか、スズカツさんが手掛けた舞台でこれを思わなかったことはないのだけど ■内実は知りませんが!(笑) ■プロデュース形態として理想的だなあといつも思う
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20公演、休演日は1日と言う結構キツ目の日程だったと思います、おつかれさまでした!無事千秋楽を迎えられて良かったですね!さー次は『ダム・ウェイター』よーうふふふふ。
明日以降、もちっと小ネタを書いていきます。って、まだあるんかい!(笑)でも明日はひとまずRADIOHEADだ!幕張行ってきまーす!
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2004年04月16日(金) ■ |
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reset-N『裸のランチ』+α |
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reset-N ver.18.0.『裸のランチ』@シアタートラム
ややっ、面白かったよ!
1時間10分の上演時間、今時珍しい¥2,500と言う価格設定からして丁度いい、と言う感じでした。バロウズ入門としても面白い…いや、むしろ、バロウズを読んだことがなく、ちまたに溢れているバロウズのパブリックイメージのみを知っていて、このひとどういう作家なんだろう、どういう作品を書いているんだろう、と思っているひとや、劇中出てきたように、映画化された時の監督がクローネンバーグかデヴィッド・リンチかデヴィッド・フィンチャーかごっちゃになってるようなひとが観たらより楽しめたかも。
これよりもう少し長かったら寝ていたかも、これよりチケット代が高かったら「物足りない」と思ったかも。ここらへんのさじ加減がよかったです。飽きることなく、緊張感も楽しめて、作家の道程を少しだけ追体験出来る。作家が「穏やかで正気で、比較的いい健康状態で病から目覚めた」過程を少しだけ、少しだけ。
あとこの作品を舞台化するって気概もすごいなと。そして肩肘張らずに(実際は結構大変だったとは思うけど)このスタイルで上演したってのも好印象でした。
どうでもいいが久保田芳之さんて、ブンブンの中野くんとドニ・ラヴァンを足して2で割ったような顔だなと思っているのは私だけでしょうか…。
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この公演にも出演していたreset-Nの文珠康明さんの次回出演作は鷺沢萠プロデュースの『ウェルカム・ホーム!』だ。この日配布された当日パンフレットにもその予定は書かれていた。チケットはまだ発売されていない。どうするんだろう。公演、あるのだろうか。
鷺沢さんの著作は、初期から結構読んでいる。今回のことは正直しんどい。姉妹揃って読んでいて、このひともしかしたら…なんて話をしたことがある。そういう気配があるひとだった。でも『コマのおかあさん』を読んだ時 、「あ、これからはひょっとしたら大丈夫かも」なんてこともうっかり思ったのだ。あの時姉と交わした会話が、現実になってほしくはなかった。ご冥福をお祈りします。
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2004年04月13日(火) ■ |
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『LYNX』4回目 |
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『LYNX』@青山円形劇場
これはほんっとに個人的なアレなんですが、観ている時にスイッチが入ってしまって。レインのことだ。
レインが亡くなったのは一昨年で、あのことがあってから『LYNX』が上演されたのが初めてだったからだろうけど。この日はいろいろ重ね合わせて観てしまった。いったん「あ、レインと被る」と思うと、オガワの台詞がレインの言葉のように思えてきた。
一応説明しとくと、レインは「自らすすんでヤク中に」なって、それを歌にしていたひとで、「25歳迄俺が生きてるなんて誰も思ってない」なんて唄っていた。実際には34歳で死んだ。クスリなしでも彼には唄うことはあったんじゃないかと今でも思うが、彼はそうしなかった。クスリなしの彼の歌も聴いてみたかった。
レインのことを考えるとジョン・フルシアンテのことも考えちゃうんですが。このひとは「自らすすんでヤク中に」なって、そして「帰ってきた」ひとだ。どちらの環境が良かったとか、友人に恵まれていたからだとか、そういうのは関係ない気がする。なんだかんだ言っても、やっぱり運なのかなと思いますね…その運が神の御業かなんかは判らないけど。そういう諦念みたいなもんはある。ジョンの腕の爛れはずっと消えないし、彼がまたヤク中にならないとは限らない。
こんなことをつらつら書いてると、自分の考え方の癖みたいなものが見えて面白いな。いかに客観を使って主観を書こうとしているかとか。こういう誤読の仕方もある。
で、こんなことを考えている反面、目の前の舞台を観ることにはすごく集中出来ていた。不思議なもんです。オガワとアマリの会話を、とても静謐な気持ちで聞いた。なんだかすぅ〜っと頭に入って来た。その分すごく苦しかった。席が前の方で、いつもよりアツヒロくんの表情を近くで観ることが出来たからかも知れない。
悶々としつつも舞台は面白い。このギャップがたまらん。以下おぼえがき。
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■休演日空けと言うこともあるのか?皆さんえっらいパワフルになってましたよ ■なんだか観客の反応もノリが良かったような ■さとしさんがいつにも増してハジケてたような ■誓さんは「オリンピックじじい」と罵られる程飛んだり跳ねたり回ったり ■返しもウマい、「アテネに出る迄は帰れないな!」 ■このアドリブ?の反射神経もすごいなと思った… ■しかしこの妙な動き、終盤イタバシ先生が刺されてからのたうちまわる時の動きとほぼ同じなんだよね…ちゃんと回るし(笑)ここらへん気付いた時はぞわーとかなりました ■シンプルに考えれば、オガワの幻覚も込みでこういう妙な動きになってる訳で、となるとこの時点でもうイタバシ先生=デンワが最後ああなることは決まっていたんだろう ■イコールやっぱりオガワの最後も変えられない
■フリーコーナーが段々長くなっている気がします(笑) ■早口言葉も増えてるしな! ■そういやさとしさんがテレビを持ち上げるシーン、初めて1回で成功しなかったのを観た ■は、歯が限界なんじゃないですか…大丈夫ですか… ■もうちょっと根元をくわえれば良かったんだよね!ね! ■あと数公演、歯がもげませんように!アゴが外れませんように!
■浩介くんがトリビアの「へぇへぇへぇ」をやらなかったよ ■高橋克実さんが来てたから?(笑)
■あっそういえば!今回何でポスター売ってないの?ほしかったよー!(泣)楽しみにしてたのにー ■公演前、表参道の駅に張られてるのをみやちゃんが写メールして送ってくれました(笑) ■「張られたらとられちゃうの繰り返しなんだよ。今日はあったから今のうちに!って撮ったよ!」って ■あ、ありがとう〜! ■そうそう、今回のパンフの紙質好きだわー ■内容も勿論面白いです。ヨタロウさんと話してる時のスズカツさんの口調がかわいいよ(笑)
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この日は客席も豪華で。開演前にロビーを二代目エンドウ・田中哲司さんがうろうろしていてビビッていたのですが(笑)フロアに入ったら、鴻上さん、ダム・ウェイターBチーム(笑・高橋さんと浅野和之さん)たちが。鴻上さんのリュックかわいかったな。他にもいろんなひとが…。あと気付かなかったが初代オガワ・勝村さんが来てたらしいじゃないか!うわ見たかった(こら)。関係者ブロック?がぎゅうぎゅうで、補助席迄出ていました。スズカツさんも補助席に座ってました(笑)
自分もやたら昔からの知り合いに会ったりして、ちょっと不思議な気分になった。『LYNX』となると駆け付けるひとって多いのかな…。えのもとさんとも会って、帰り道すごく熱く語り合った(笑)打ち上げ楽しみにしてますよ!
あのじさんからは長いメールが来たので、長いメールを送り返した。どちらもオガワは助けられないと思っていて、どちらもオガワの選択は自分たちとどう違うのさと感じている。ここらへんつっこんで話したいな。久々にやろうかなと思ってますよ、夏辺りに。理想と現実のギャップが埋められるか。ちょっとがんばってみよう。
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2004年04月11日(日) ■ |
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『ネコのミヌース』+α |
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『ネコのミヌース』@ポレポレ東中野
か゛わ゛い゛い゛〜〜〜〜〜〜〜!ゴロゴロゴロ〜!(転がっている)家で観てればホントに転がって身悶えしながら観たでしょうよ。結構いいおとなばかりの客席でしたが、ねこがにいにい映る度「はあ〜〜〜〜」とか「ああ〜〜〜〜」の声が漏れまくり。ねこ好きには身体に毒だ、こういうのは(笑)
お話もわかりやすい!こういうの観るとホッとするわ…。ある日突然人間になってしまったネコのミヌース。引っ込み思案で取材が苦手、ネタがなくてクビになりかけていた新聞記者・ティべの秘書になります。ミヌースのネコ情報網を駆使した町のニュースを得て、ティベの仕事も順調に。そんなある日、町の権力者・エレメートさんの裏の顔を知ってしまったミヌース。ティベに新聞でそれを告発するよう勧めるが…。
わかりやすいんだけど、結構シビアな部分もあったりして。鳥を狩ってるねこを見て「残酷ね」って言うけど人間もモリモリ肉喰っとるやん、とか。でもそれが押し付けがましくない。
それにしてもミヌース役のカリス・ファン・ハウテンちゃんがか〜わいくてさー!手づかみで魚バリバリ喰ってて何故そんなにかわいいのか。仕種がほんっとねこみたいで。首の回し方とかさ!顔の洗い方とかさ!
彼女の衣裳や小道具もいちいちかわいくてさー。おうちを出る時緑のバッグに緑のタオルとかをこまごま詰めてるシーンとかも〜かわいい〜!オープニングのアニメーションもかわいかった。かわいいばっかり言ってますか。そうですか。そうですね。いやあ、ほんとかわいいんだもんよ…。出てくるねこも皆かわいい。かわいいったらかわいい。
吹き替え版(ミヌース:室井滋さん、ティベ:利重剛さん)で観たので画面に集中出来ました。
オフィシャルサイトはこちら。ここもかわいいの〜。
面白かったので、ロビーで販売されていた原作の児童書を買ってみたら、装丁が鳥井和昌さんでした。ビックリしたー!なんか嬉しい。
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■どるさん私も絵がダメかもしれん 『APPLESEED』のサントラ、まだ通しで1回しか聴いてないんだけど、ブンブンのトラックすごくいい!特に終盤の2曲。この勢いでオリジナルも出そうよー出してよーそしてライヴを…か、関東でも…なんで関西だけなんだ(泣)てかこれ、こだまさんも出るのか。なんかすごいな 映画本編は観に行くか微妙です(…)話は面白そうなんだけど
■そういえば これのモーションアクターの三輪明日美さんて、あの三輪さんだよね?
■アニメと言えば いまごろになって『MONSTER』を読んでます。ずっと借りっぱでごめんさえきさん!のろのろしてる間にアニメが始まっちゃったよー(泣)しかし面白いねー(何を今更…)今からヘコむ気配満々です
■そんで アニメも第1回目、オープニング観てて音楽がハイ島邦明さんだったので「おっ」と思いつつ…ね、眠くて…。で、その後さえきさんに「あんたエンディングテーマがデヴィッド・シルヴィアンだったのよう!なんで寝ちゃうのよ!」と言われ…えええ!!!(驚泣)ハイ島さんのバックトラックでシルヴィアンが唄っているそうだ。こ、今週は観ますよ!
■最近観て大層怖かったビデオクリップ あんまりにも怖かったのでアーティストをチェックし忘れたんですが。誰だったっけ…ネズミ(?げっ歯類)がずーーーーっとなんかべろべろ舐めてるビデオ。でも撮り方がすごく面白かったの。また観たいような観たくないような
■そんなこんなで ぼんやりしてる間にレディオヘッド迄1週間切ってますよ!ぎゃー
■ありがとうございました 中垣内選手引退コメント 日記の日付は11日ですが、これ13日に書いてるんで。公式発表は12日の午後でした。試合はまだ残ってるんで、おつかれさまはその後に。公式の掲示板にちっちゃい子からのメッセージとかあって泣ける。こういう子たちの憧れになる選手がいて、こういう子たちが後に憧れられる選手になって。彼のような選手がまた出て来てくれるように。黒鷲旗の試合、楽しみにしています
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2004年04月10日(土) ■ |
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『Jam Films 2』+α(αの方が多い) |
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『Jam Films 2』@渋谷シネ・ラ・セット
30分×4本のオムニバス。う〜む〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
『机上の空論』(小島淳二監督)はラーメンズ的に楽しめばって感じで。『CLEAN ROOM』(高橋栄樹監督)はすんません、寝ました。画ヅラは綺麗だった。『HOOPS MEN SOUL』(井上秀憲監督)は、ケータイシネマでやったプロトタイプバージョン(と言っていいのか?)で慣れてるひとなら何とか…この前バージョンでメインだった日村くんが、今回ちょびっとしか出てなくて残念。『FASTENER』(丹下鉱希監督)は画ヅラが面白かった。むしろ台詞がなくて15分、とかの方が良かったかも。
しかし『HOOPS〜』、あのシーンを撮っててあの日大森くんはイベントに来れなかった訳やね…とちょっとメラメラしましたよ。いや冗談よー。シーン自体は結構オモロく仕上がってたのでよかったよかった。こういう切って繋げてループかけてって画はうまくやれば楽しいですな。それで30分て訳にはいかんけどな。
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■大層気になる ピーターラビットシリーズに『ひげのサムエルのおはなし』と言うのがありまして。でかいねずみがこねこを捕まえて、ねこまきだんごにして喰おうとする恐ろしい話なんですが、この「ねこまきだんご」って原語ではどんな言葉なんだ?と話題になりまして。「cat roll なんちゃら」とかか? それにしても「ねこまきだんご」。名訳だよね…
■で 最近のこどもらは「残酷だから」と言う理由で昔話をあまり聞かされてないと言うハナシに。放送禁止だったり出版禁止だったり。『したきりすずめ』がNGだって聞いてビックリした。なんじゃそら!『さるかに合戦』も柿投げないらしいよ。なんじゃそら!
■ちなみに 私が大好きな昔話は『かちかち山』です。「おばあさんを鍋につっこんだらうさぎに背中を焼かれてドロ舟に乗せられて沈められますよ」って教訓を得ました
■その後の男前豆腐 近所のサミットでは5コ×2列×2段くらいで売られています。いつも品薄です。いいぞいいぞもっと仕入れようよ!ちなみにサミットオリジナルの豆腐は5コ×7列×2段くらい。これを目指そうよ!(誰に言っているのか)
■おっそろしく巧いひとからこんなこと書いてもらえると やっぱ嬉しいな。自分のことのようにな!青山陽一さんが、ご自身の日記に9日の小林くんのライヴのことを書いてました。いいトリオだよねー。窪田晴男さんが入ってる編成も好きよー。バカテクが揃って本気になるとこが面白いよ!
■そういや 小林くんも左利きだ。最近迄知らなかったが、一家全員左利きだそーだ(!)シェー。ラジオで言ってたそうです→ログ。mieさんと言う方のFAXに答えてるとこ
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2004年04月09日(金) ■ |
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小林建樹『春の祭典〜光と影の3ピース』+α |
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小林建樹『春の祭典〜光と影の3ピース』@STAR PINE'S CAFE
久々ワンマン!満喫しました。開演ギリギリに入ったので下のフロアには降りず、バーカウンター前で観たのですが、一段高くなっているとこだったので快適。斜め前に青山陽一さんがいたと言う別の意味でもオイシイ場所でした(笑)青山さん、小林くんの使うギターの音が気になったらしく(後で本人が「やっすいエフェクターかましてるんだけど、ヘンな音するでしょう」と言っていた)しきりに下を覗き込んでました。
最近のレギュラーメンバー、千ヶ崎さん(B)と宮川さん(Drs, Perc)と小林くん(Vo, G, Pf)の3ピースメインで進みましたが、INDIGO CAGE AIRLINESをゲストに迎えての場面あり(「Kangaroo」)、小林くんのソロありでバラエティに富んだ内容。
真ん中辺りにやった新曲がよかったー。変拍子転調多用でベースラインが恐ろしく面倒そう(笑)な曲でしたが、メロディは至ってポップ。このねじくれ感がいいよな!このひとならではな曲で面白かった!
音の鳴らし方も面白くて。前述の「ヘンな音」のするギター、カッティングの音がぺらぺらになってるんですよ。でも腹に響く感じ。薄いのにゴリゴリした音。あとSTAR PINE'S CAFEはグランドピアノが使えるので、このひと独特のタッチの重さが気持ちよく聴けました。
しかし今の時期「今朝新聞で読んだこと 考えてみるに ころされたのは 末端の奴に違いない」って歌詞を聴くとギョッとしますな…「たまに間違ってすごいヤツらが いなくなるけれども それは 陰謀に違いない」。でも「臆病だけども何とか 守ってみせるよ」。そだね。
いやーほんと良かった。やっぱりワンマンはじっくり聴けていいな。
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■ホントに焼きましたよ ULTRA POPが出してたテープ、CD-Rに。カセットデッキが壊れて以来だから、何年振りかに聴けた。…聴きながらひとに手紙とか書こうとしてたんですが、か、書けねえ!俊太郎の言葉が強過ぎる!声も告発力があり過ぎる。アジってる訳じゃないのにねえ。耳がどうしてもひっぱられちゃってもー。手が動かなくなったので、聴き終わってから書きました(笑)いやー、トゥーマッチなバンドだったよねえ…。しかし今聴いてもやっぱいいな。音響的には10数年前独特の軽さがあるけれど、メロディメーカーとしての俊太郎はホントすごい。いい曲はいつ聴いてもいい。「歩く老人」とか「タバコは吸えない」「少女の夢」あたりはずっと好きだなあ
■一緒に 『WAREHOUSE vol.1〜4』も焼いた。ザズゥシアターの『ウェアハウス』公演時に販売してたやつです。久々に聴いた、ええわー。横川さん、『SWEET HOME』の音源も出してくれないかなあ(今頃言うなよ)ラストの曲、すごく好きだったもんなあ。今でも憶えてるよ
■フライングかよ! 中垣内さんの去就について。やーねーもー。とりあえずは公式の発表を待ちますが…。 それにしても彼以来すごいな!と思えるライトの打ち屋が日本には出てきていないと思ってるんですが(わー言ってもうたーでも本音。あの“音”がするボールが打てるひとって出てきてないでしょ…勿論パワーだけじゃなくてさ!甲斐くんはかなり近いと思うけど、彼はレフトだから)はよ若いのが育ってくれないかのう。や、やまもとくーん(笑・名指し) 堺のソシオはずっと続けます。微力でもこういうのに参加して、何か変わればいいなと思っているし
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2004年04月08日(木) ■ |
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『LYNX』3回目 |
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『LYNX』@青山円形劇場
月曜日に仕事がポコッと空いたので(表紙のどうぶつが決まらないよー)当日券狙おうかなと思ったのですが。…あ、5日だ、と気付いてひるんでしまった。
4月5日は、ヤク中で、猟銃自殺したカート・コバーンが死んだ日だ。レイン・ステイリーがスピードボールのオーヴァードーズで死んだのもこの日。流石に同じ日に観るのはキツい。
まあそんなのはこっちの都合だからねえ。この日すっごく面白かったかも知れないし…4月5日が誕生日だとか、ハッピーな記念日のひとがいたらごめんね。でも桜が咲く時期になるとどうしても思い出す。カートが死んでもう10年だ。なんか嘘みたいだ。今でも憶えている。夜中にのだと電話してて、ついてたTVにニュースが出た。ふたりとも絶句して、でも電話は切れないで、TVを見ていた。
レインの遺体が発見されたのは4月19日だったが、後の検死で死亡日が5日と発表された。こんなこと迄お揃いにするなよ、レインのばかー。とか言えるくらいにはなりましたけども。
それはそれで。3回目行ってきました。今回もEブロック。以下おぼえがき。
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■この日何にびっくりしたかって、アツヒロくんがウエハースを知らなかったことだよ! ■「地下室で食べたい甘いものってなーんだ」「えっなに?地下室で食べるとおいしいの?」「いやっ、そこにこだわらなくていいから。地下室で食べたい甘いもの!」「(答えられない)」「うえはうすー!」→寒い…ので自分で自分の首を絞めるさとしさん。「死ぬ!」 ■普通ならここで笑って終わるでしょ。ところが ■「なんだようえはうすって!わかんねーよ!」…え?「だからうえはうす!うえはうすー!(と一生懸命上を指差すさとしさん。上ハウス→ウエハースと言いたい(ここ迄説明せなならんのも切ない))」「だからなんだようえはうすって!どういうこと?説明しろよ!」 ■…ここで皆「ひょっとしてアツヒロくんはウエハースと言うお菓子があることを知らないのか…?」と気付き ■どよどよ ■さとしさん素でビックリしてた。「はあ!?ほんっとに知らないのか?ここにいるひとは全員わかってると思うぞ!」 ■となりのひとが「うんうんうん!」とすごい勢いで頷いてましたよ。つうか私も頷いたよ。わかってる!わかってるよさとしさん!(大笑) ■アツヒロくん逆ギレ。「知らねーよ!」 ■お、おもしろすぎる…
■この会話の前も「甘いもの好き?おはぎとか」「おはぎってあんこがまわりについてるやつ?」「他にどんなもんがあんだよ!」「おばあちゃん家に行くといろいろ出てくんだよ!ややこしんだよ!」 ■うんうんこれはね!きなこやごまがついてるおはぎもあるからね! ■…わ、わらいじぬ…たすけて…… ■他にもアツヒロくん、ボックス(ダンスのステップ)の踏みあいしてて、さとしさんに「やっぱうまいなー」と言われて「うまくねえよ!!!」とものすごい勢いで否定してました(笑)本日逆ギレ気味 ■そんなアツヒロくん、さとしさんにいじめられるストレスを発散するかのように(笑)浩介くんを「前髪みじかすぎんだよ!いつ切ったんだよ!」といじめていた
■ビール缶が舞台下に落ちてしまって、拾いに行ったアツヒロくんがフロアに降りるハプニングも ■観客動揺(笑) ■さとしさんの「もう呑みたくない!」もウケた。あのビールの中味、本物…だよね?さとしさんパンフで「呑めない」って言ってんだけど、大丈夫なんですか
■とまあ面白過ぎたんですが、今回すごいのは、これだけ笑わせといても瞬時に次のシリアスなシーンに入り込めることなのではないかと ■切り替えが絶妙だなあ。笑いをひきずらないでカチッと戻れる ■あと今回解りやすく感じるのは、さとしさんのリセットが巧いからかも。身体の軸がブレないと言うか… ■エンドウが鏡の中に帰った瞬間が見える気がする
■どうでもいいがさとしさんて左利きなんですね→左利きの有名人 ■鏡だー ■で、初代オガワの勝村さんは左利きで、初代エンドウの松重さんは右利きだったかな ■偶然だと思いますが ■しかしこのサイト(左利きの小ネタ)面白いなあ。自分もそうなので延々読んでしまった ■これによると自分は「左指上(右脳型)→直感的に理解し、左腕上(右脳型)→直感的に表現」型のよーです。矯正されているので(おはしはどーしても右にならなかったらしい。腕時計も左にすると気持ちが悪い。でも書くのは右だからちょっとやっかい)一概には言えないだろうが ■個人的には左利き用のおたまがあると嬉しいです。注ぎ口がついてるやつ。あと改札の左用があるといいなー ■そういえば前の職場に絵は左、字は右で書くひとがいた
■閑話休題。身体のブレがないってのは、デンワもテレビも同様で。誓さんも浩介くんも動きが綺麗 ■そういえばテレビくんはデンワさんが羽交い締めにされてる間、テレビ台の後ろに身を小さくして隠れてるんですが ■うさぎみたいだよー。オオヤマネコ怖いからね! ■ウサミだけにウサギ!?あはははは! ■……すみません…エンドウ並に寒いです…ごめんなさい ■それはともかくこれも、効果大だと思います。「やめろー!」つってんのに助けには出てこないのな。近寄りがたいもんな。怖いし
■二代目アマリ・藤本浩二さんがいらしてました ■えーと、スズカツさんはCブロックにいましたよ…向かい側だから見えるんだよう(泣)
明日はあのじさんが行くって言ってたからいろいろ聞けるぞー。楽しみ。
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2004年04月03日(土) ■ |
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『LYNX』2回目 |
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『LYNX』@青山円形劇場
初演を観た時に考えていたこと、擬似体験について。
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『LYNX』のテーマは「都市生活におけるオリジナルとコピー」でしたが、坂本龍一氏が以前面白いことを言っていました。要約すると、
「ニューロンとシナプスを、正確に作動するICに全部置き換えていく研究を、現在ホフスタッターが進めている。140億個の神経細胞を、全く同じ働きをするICに置き換えていって、それが完成した場合、理論的にはそれは自分である。そのIC=もうひとりの自分を前にして、それでも自分は自分であると断言出来るだろうか?答えられないとすれば、自分と言う存在って何だろう?」。
機能そのものは同じもの。このICからのアウトプットによって、自分自身をも擬似体験することが可能になります(実際問題は別として)。擬似体験によって、自覚していなかった自分が現れる可能性もあるでしょう。それは果たして“自分”なのでしょうか?無意識下のものと認められるでしょうか?オガワとエンドウの関係ってこういうこともちょっと関係あるかなあと思ったのでした。
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…昔の方が頭使ってるなあ自分(笑)この研究って今どのくらい進んでるんだろう。
人間はバグを抱えているとは思う。でも、ICのバグとは違うものだと思う。身体があるからだ。
以下おぼえがき。
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■また歯で持ち上げてたよ…大丈夫かさとしさん!(笑)全部これで通すつもりかいな… ■今日の早口言葉は聞き取れませんでした(笑)初日は「バスガス爆発」だった ■「冷蔵庫の中にいる動物はなんですか!」「(本気で困惑)何?何言ってんの!?」「冷蔵庫の中にいる動物はなんですか!なんですか!」(アツヒロくんより先に客が気付き出し、くすくす笑いが)「えっ?えっ何?(まだわかってない)」「象ー!!!」これ大ウケ ■その後もさとしさんは何かとちょっかいを出そうとし、アツヒロくんから「ヤだ!何かノリノリでヤだ!」と嫌がられていました(大笑)
■この日は初日観たCブロックの若干向かい側、Eブロック ■そしたらCブロックにスズカツさんが座っててさ!ぎゃー ■開演する迄ストーカーのように凝視してもうた…やめれ自分… ■気付いてませんように! ■と思いつつカーテンコールでもちらちら見てしまう(ホントすみません…) ■き、気付いてませんように! ■2度のカーテンコール、ずっと拍手してたよ ■本人も楽しんでいるようです ■いい具合にまわってるもんね… ■Eブロックからは、初日見られなかったオープニングのオガワの表情、デンワが化けてるイタバシ先生(笑)の表情が見られて面白かった ■「かわいい電話だな」って言われてニコーて笑うんだよ、誓さん(笑) ■かわいー(笑) ■浩介くんの声好きだなあ ■時々大倉孝二くんと被る(笑) ■ファニーな声と、腕脚が長いところ、妙な動きってところが(笑)
■アツヒロくん、ハリネズミのようです。「ハリネズミ(ヤマアラシだっけ?)のジレンマ」を連想した ■お互いを傷付けないように、距離感・解決案を出す試行錯誤のことですが ■オガワとエンドウが出した結果ってのがあれな訳で… ■オガワは脳が主導権を持つ世界に生きていたのだから、肉体が朽ちようが構わないと思ってるんだよなあ、だからオガワはあれでよかったのかもな〜んて思ってしまう ■うーん、初演・再演ではよかったのかもとは素直に思えなかったんだよね…やっぱりさあ!と思うこともあって ■でも心の片隅には「いや、いいのかもよ?」なんてのが消えないで ■今回これがかなり「これでよかった」方に傾いている ■だからこそすごく悲しい ■これはアツヒロくんの存在感がデカいんだろうなあ… ■孤独の自覚度の高さと言うか ■まだまだ変化するかも知れないので、リピートが楽しみでもある
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初演・再演との違い
■終盤、やってきたアマリがオガワの身体をひっくりかえさない ■初演(確か再演も)では身体をひっくりかえして、血まみれのオガワの顔面をアマリが確認する ■自殺じゃないかも?オーヴァードーズだったかも?と言う解釈の余地が出来た ■まあエンドウを撃ってはいるけどね… ■あと単純に、血まみれの顔のままカーテンコールに出ないで済む(笑)
■オガワとウサミの関係が、大学のゼミが一緒だった→小学校で成績優秀者だったから印象に残ってた、になっている ■その分彼等の関係の希薄さが際立つ。その程度の関係で人助けをするの?と言う ■「善行を施すってのはそんなに気持ちのいいことなのか?」って台詞がガツンとくる ■でもね、実際にそういう(「自分の知ってるひとが不幸になるのをほっとけない」)ひとって、いたりするんだよ ■悪気はないし、むしろ素晴らしいことかも知れないけど
■初演では床に鏡はなかった。死体の下から手鏡が出てくる ■ここらへんは意図的に解りやすくしたのかな ■まあ手鏡ってちょっと見映え的に…間抜けになるからね(笑)
■鎖の効果は大きいかも ■ああ、そうだ!最後鎖が解かれるから、尚更「オガワは解放された」って感じちゃうんだ ■うわヘコむ…
■オープニングのモノローグ、エンディングの留守電のメッセージ(ウサミから「入院準備が出来ました、ご両親には連絡しておいたから安心して」ってのが入る)がなくなっている ■全体的に削った部分が多いかな?上演時間もちょっと短くなったような… ■凝縮されて解りやすくなった(と思う)分、演出意図の深読みし甲斐があるな〜
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とまあ『LYNX』に関してはオタクですから!読んでるひとひかないで!(泣)
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2004年04月02日(金) ■ |
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『クサマトリックス』『六本木クロッシング』 |
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森美術館、夜に行くと空いてていいですよー。ゆっくり観られる。美術館で24:00迄やってくれる(週末)のは有難い!
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『クサマトリックス 草間彌生展』
えーと新作オンリーかな?「ハーイ、コンニチワ!」には驚かされた。かわいいやんけー。「蛍の群舞の中に消滅するあなた。」がいちばん好きでした。こういう、立ち位置が判らなくなるうちに足が浮くような、自分の身体がなくなりそうな感覚は大好きです。長居した。
今回は「水玉強迫」ですらオープンに感じられたなあ。もともとポップな模様ではあるけど、草間さんの作品で水玉をかわいく感じられるとはビックリした。現在進行形のひとだなあと改めて思いました。
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『六本木クロッシング 日本美術の新しい展望2004』
こちらはボリューム満点!6名のキュレーターが「Resonating Individuality(個の共鳴)」をテーマに選んだ、57名(組)の作家たちの展覧会。
作家数も多ければ手法もいろいろ、ほんっとに皆バラバラなのでそれぞれが興味深く、また面白く、多岐にわたっているので頭がごちゃごちゃになる。そんな中印象に残った作品は、自分の興味の範疇にあったか、波長があったものだと言う他にも、プレゼンの仕方が巧いとか、他者とどうコミュニケーションをとろうか前向きに模索しているとかってのもあると思う。勿論他者のことを考えていないものもあるわけで(それが作品的にマイナスになっていなければOK)その違いも面白かった。
個人的には「つれて帰りたくなる作品」ってのが好きです。大きい小さいとかは関係なく、そばにあると楽しそうだなとか、一緒にいると影響される、こちらの想像力も喚起させられるようなもの。
と言うわけで、好きだった作品は(敬称略)木下晋の闘争シリーズ、青木睦子+伊藤存「説子」、渡辺郷「予定変更」、田中功起「トランクの血と光」、ヤノベケンジ「森の映画館」、八谷和彦のオープンスカイプロジェクト、深澤直人「非常誘導灯」、東京ピクニッククラブ「ポータブル・ローン」、石川雷太「Flashpoints(世界紛争Tシャツプロジェクト)」でした。
特に深澤さんの誘導灯欲しい!配置場所もさりげなさすぎて面白かった。本物の誘導灯と思って、画面が変化しないうちに通り過ぎてしまっていたひともいました(笑)こっちはこっちで、本物の誘導灯やサインも、作品かもしれんと凝視してしまったり(笑)
それにしても…作品の前に「不快感を想起する可能性があります」とか「残虐な印象を受けるかも知れません」って注意書きがやたら多いのは気になった。苦情が出るのを事前に防ぎたいと言う配慮は判るけど、作品を観る前に釘をさされると、ワクワク感が削がれるな。
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事故のこともあり、六本木ヒルズの外観はライトアップも自粛されていて、随分暗くなっていました。オープンして初の春シーズンなので、桜祭り的なイベントも予定されていたそうですが、全て中止になったそうで、建物の片隅に使う予定だった装飾用の道具が置きっぱなしになっていました。
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2004年04月01日(木) ■ |
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『LYNX』初日 |
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青山円形劇場プロデュース『LYNX』@青山円形劇場
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私も今時ケータイを持ってない人間なんですけど… と、いいたいことはこんなことではなくて! 『LYNX』は初演(WOWOWですが。何度ビデオを観たか分からないほどです)、再演と観ていて これがなければこんなに舞台にズッパまることはなかっただろうと思っている程大好きな作品です その分 再演される度 期待や不安も大きいのですが 今回もとても面白く観られました 嬉しかった! カーテンコールでの橋本さんの笑顔をみて 涙が出そーになりました キャスト、スタッフワーク、本当にスバラシかったです
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…と、アンケートに書いたけど、恥ずかしくなって出すのやめました(笑)以下おぼえがき。ネタバレ全開です。これから観ようと思っているひとは注意!
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■演出は基本的には一緒です。選曲もほぼ同じ。「WASHING BRAIN MACHINE」がまた聴けるなんてね! ■選曲の詳細は楽日過ぎたら書きます ■ちょっとだけ装置に仕掛けが増えている ■上記のように、携帯が出て来ているところに時代を感じました(笑) ■あと職安がハローワークになってたり、だんご屋がラーメン屋になってたり ■キャストはうまい具合ハマッてる ■実は不安だったんだ…いやいや流石です ■鈴木浩介くんだけ未見で未知数だったんだけど、彼がかなりいい。押し引きが絶妙 ■いいキャラクターのひとだねー ■しかしスーツの袖がずり上がってしまうのが気になります(笑)サイズが合ってないのか?と妙な心配をしてしまったり ■袖が細いパターンの上に動き回るからだろうけどね!でも気になるのよ!(笑) ■橋本さとしさんが…オープニングの時点で「あ、これはイケるかも!」と思わせられた程のインパクト ■佐藤アツヒロくんは彫刻のように整った顔をしているねえ。キレーだったー ■そんなキレーな顔でああいうこと言ったりやったりするからコワ美しくてヤバい ■うっかり「オガワはこれでよかったのかも知れない」と思ってしまうんだよね…それが良いことか悪いことか、いろいろ思うところがあります ■オガワとエンドウの関係性がどう見えるかで作品の印象も変わるだろうが、ここはもうちょっと考えたい ■席が“鏡”の断面の位置だったので、ふたりの動きを丁度対称で観られたのが面白かった ■佐藤誓さんはやっぱいい。安心して観ていられる ■アツヒロくんとさとしさん、誓さんと浩介くんとでフリー(と思われる)の時間がちょこちょこあるんだけど、各々のキャラクターが見られてオモロいよー ■アツヒロくんとさとしさんのパートはかなり笑える。うまい具合さとしさんが引っ張ってるように見える ■つうかさとしさん、歯でTVを持ち上げるの、毎回やるつもりですか…歯が抜けるよ…(笑) ■そういやアツヒロくん、薬のパッケージで指を切ったようでしたが大丈夫でしたでしょうか ■ああ言う衣裳が違和感なく似合うのは伊藤ヨタロウさんならではだよ…柄ものに迷彩ものって(笑) ■アマリはいちばん好きなキャラクターなので自分のハードルも高いんですが(何様)ふふふふふ
■鳥井さんが来てた ■スズカツさん客席にいてました ■円形だと他ブロックの客席が視界に入るんだよね… ■だからちらちら見えてしまうんですが… ■フリーコーナーでは随分笑っていた ■このスズカツさんの表情と、カーテンコールでのさとしさんの笑顔が全てを表してるように感じたな ■いいカンパニーだ!いい仕上がりだ! ■初日でこれならかなり…手応えあり!
■しかし…これが14年前、バブルまっさかりの1990年に初演されたってすごいことかも知れない…とドッシリきた。これは1998年の再演では思わなかったことだ ■再演は再演で面白かったんだけどね ■スズカツさんは状況を提示して、その状況であんたはどうやる?と役者にたくす演出をする(と私は思っている)から、演者の背景が浮き彫りになる ■やる方はかなりしんどいと思う。惰性でやったらそれがまんま見透かされる訳で ■でも波に乗ったら相当楽しいんじゃないかな、ちょっと羨ましい ■それにしても舞台上の会話を聞いていて、次の台詞が頭の中にポンポン出てくる自分にも驚いた。し、染み付いてる… ■客層がちょっと不思議で。アツヒロくんやさとしさんのファンが多いんだろうけど、その中にちらほら初老、中年の男性や、パリッとしたスーツ姿の男のコが ■10数年前スペースゼロのロビーで「スズカツさんの芝居って、カッコいいよな!」と興奮気味に話していた男のコのことを思い出しちゃったよ(また振り返ってるよ…)
■パンフレットがまたスズカツさんらしい構成です ■休んでいた3年間、何をしていたか、どういう状態にあったかがちょっとだけ垣間見られた ■…戻ってきてくれて本当に嬉しいよ!(涙)
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■今年6本やるってホントかも知れん…
5本目。
『ママがわたしに言ったこと』@青山円形劇場 2004年9月4日(土)〜10月3日(日) 作:シャーロット・キートリー 翻訳:常田景子 演出:鈴木勝秀 出演:木内みどり、渡辺えり子、大竹しのぶ、富田靖子
制作はシス・カンパニーのようです。スズカツさんがやりこめられそーなキャストだなー(笑)冗談冗談。女優オンリーの演出って『MUTE』以来じゃないか?楽しみです。
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