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■ 取り戻したい、あの手。
2001年10月の日記(うわ・・古。)にも登場した 「おにいちゃん」という人の存在が、 あたしにはありました。
いかせんと同い年で いかせんと同僚の、その人は 場所こそ違えど、部署がいかせんと同じで おまけに麻雀好きという共通点もあって 比較的、いかせんに近いところに、居た人でした。
あたしはその人に結構かわいがられていて その人はちなみに、 すごく自分のことが好きな人だったんだけど そんなとこも含めて、あたしもその人が けっこう好きでした。
それが、おにいちゃん。
彼と逢うとなぜか元気が出たし いつも無条件であたしのことを褒めてくれるので それこそ元気の無いときや 自信を喪失したときにあたしは彼に会いに行く。
そうすると、なんだか自分が特別な娘のような 錯覚に一瞬だけ陥れて元気になったりした。 単純。基本的には。
今、無性に彼に逢いたいよ。
あたしの造った罪を消して欲しい。 どうでもいい男に抱かれるくらいなら あなたに抱かれたいと思う。
あたしの造った罪を あたしを抱くことで彼に消して欲しいって 思ってる。
でも、そんな時に限って 彼は遠い存在になってしまっていたりする。
そしてそんな時に限って 彼は、あたしに手を出さないだろう。
そういう人だから。
いかせんに抱かれたすぐ後だったと思う。 遠い街に就職するあたしを 励ますために、彼は逢いに来てくれた。
車の中であたしを抱きしめようとしたその腕を あたしは反射的に振りほどいた。
誰も、いかせん以外の誰も あたしに触れて欲しくなかった。
いかせんに触れられた全ての場所を 誰の手にも汚されないまま とって、おきたかった。
そうやって一度、彼の手を 自分から離したのに。
こうやって、自分が苦しいときだけ 救ってもらおうとするなんて。
後悔に押しつぶされそうな時だけ 手を差し伸べてもらおうなんて
そんな考えが通用するわけない。
世の中そんなに甘くないよ。
あたしの心の中で記憶の中で おにいちゃんが、いつまでもあたしを 救い続けてくれる存在だと 信じ込んでい続けたほうが あたしは幸せで居られる気がするよ。
24歳の確信。
2005年03月02日(水)
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