Movin'on without you
mako



 inocent。

誰かと一緒にいて、



こんなに自分自身が

心から「純粋」でいたいと

思ったのは初めてで。






綺麗でない言葉を使ったり
人のことを悪く言ったり


そういうことを、絶対にしたくないと

あなたといるとあたしはそんな風に思う。






野の花にふと立ち止まったり
空を見て美しいと思ったり
平凡な日常の中に楽しいことを見つけ出したり
人のいいところをたくさん見つけたり
綺麗な日本語を使うように心がけてみたり

人にほんの少しだけ、優しくなれたり



美しいものをみて美しいと思える。

毎日を楽しんで生きていく。

人のことを絶対に、悪く言わない。






そんな人になりたいと

思ったのはあなたに恋をしているのかな。








2002年05月26日(日)



 秘密主義。

昔から


本当に大切なものは
誰にも言わない子供だった。







今も

彼のことが好きすぎて




あたしは誰にも
いかせんのことを言えない。





その存在を知られたくないからなのか。


別に奥さんがいるから、とかが理由じゃなくて。





言えないんじゃなくて
言わないのかも。




いかせんの話をいくらしたって
いくら素敵な所を語ったって




あたしが知ってるいかせんは
言葉だけじゃ、伝えきれないよ。










だから
あたしは
この気持ちをひとりだけで受け止めていたくて


わざと
誰にも告げないんだと思う。




この、
彼を愛しいと思う気持ちを
そして辛さや切なさや苦しささえ

誰かに話して半減させてしまうのは


勿体無い気が、するのかもしれない。






あたしが彼を想う気持ちと
彼の全てと

あたしたちを取り巻く環境
全てを受け止めて



あたしは明日も彼を想って生きていく。








2002年05月25日(土)



 ただ思いのままに。

この世に


たとえ自分が傷ついても
自分の分の幸せを削ってでも

幸せになってほしいひとが



あなたには、いますか?







どんなに好きになっても
どんなに恋で傷ついても

また恋はやってくるけれども





あの人がただ
生きていてくれるだけでいい。


この世界のどこかで
笑っていてくれればそれでいい。



そんな風に思える恋は

きっと、一生に

一度しかやって来ないのだと思います。






そう思える瞬間が

今のあたしにはあって



そう思うたびに

あなたが隣にいないことが




こんなにもこんなにも辛くなる。






そんな矛盾が

毎日のように



あたしの心に押し寄せてくるのです。








その度にあたしは

辛さをどこかへ流すかのように



いっぱい涙を流すのです。









2002年05月23日(木)



 誰のものでもないけど。

昨日女子社員の方々と
ごはんを食べつつ喋っていたら
いかせんってかっこいいよね、って話になって。


最近どうやら
彼はとても人気があるらしく
しかも新入社員の中で人気があるらしく。



あたしはぶっちゃけ
とっても不安だった。
怖くて、嫌で、心配で
でも「そうなんですか?」って
知らない振りして、驚いて見せた。



そうやって
何のためらいもなく
いとも簡単にかっこいいと言える
あの人たちがとても羨ましい。






あたしは・・・
ほんの少しでも「かっこいい」とか
「ファンです」だとか
とにかくそういう賛辞を述べてしまえば
もう止め処も無くあの人への想いが
あふれてしまいそうで
怖くて絶対に口にできない。


自分の心にかけている鉤を、
少しでもはずしてしまったならば

あたしの気持ちは
たとえ誰の前であろうと
止まらないだろう。



だから
「どう思う?」って聞かれても
「いい人だと思いますけど」って
そやって言うのが精一杯で。

他の人のことなら
普通に「かっこいいですよね」とか
「素敵ですよね」とか
そんな誉め言葉くらいいくらでも言えるのに、

本当は好きで好きで仕方なくて
かっこいいことなんて4年も前から重々承知で

誰よりあたしが知ってるって自信があるのに

誰より気持ちがばれるのが怖くて

必死に隠し通してる。







ほんとはね
あたしだって叫びたいんだよ。

いかせんは、
あたしが知ってる男の人の中で
誰より格好良くて
誰より強くて
誰よりすっごく素敵だって。
誰よりすっごく凄い人だって。

だから
あたしが世界でいちばんいかせんが好きだから
そんなに容易く
彼の名前を呼ばないで
「かっこいい」なんて言わないで。



そやって叫べたら
あたしはどんなにか楽になれるんだろう。

せめて本人に向かって
「あたしは世界で一番
 あなたのことが好きだから」 って言えたら

どんなにか楽になれるだろう。






だけどそれは

あたしには一生



言えないことなんだ。








2002年05月22日(水)



 結婚願望。

結婚なんて絶対したくない。



これが今、
うちの両親を見ていて
あたしが思う、正直な気持ち。


母親を見てると
なんで父親と結婚したんだろう、っていつも思う。

母はいつも耐える一方で。

うちの父親は
まったくもって昔の人間で
男尊女卑の考えから全然抜け出せてない
前時代的な考えがあたしは許せない。


あたしはいつか家を出て行くけど

母親はどうするのだろう。



そやって考えて
なんだか悲しくなって



結婚なんてしたくないって思ったりする。




それでもきっと
あたしは結婚するんだろうな、とか

矛盾することを考えたりもする。







そんなだったから、あたしは
ちっちゃい頃から「およめさん」に
憧れたことなんて一回もなくて。

夢は、1人でも生きていける強い女。





けど
たった一回だけ
結婚したくて仕方なかった頃がある。


ちょうど20になった頃。
初めての彼氏とつきあっていた頃。

あたしは、結婚したくてしたくて仕方なくて

彼との将来を夢見たりもしていた。







その時あたしは
初めて


あたしにも、結婚願望があったんだと

実は、この気持ちの方が
ずっと隠れていたけれど
あたしの「本心」だったんじゃないかと



そう、思ったのです。








好きな人の子供を産んで
幸せに生きていく。

そんな「普通」の人生に

あたしは、心の奥底では


もの凄く、憧れているみたいです。









2002年05月21日(火)



 情けないあたし。

あたしが昔付き合ってた人と
・・・正確に言うとあたしから別れを告げた人と

あたしの昔からの友達が


・・・付き合いだした模様。




この期におよんで
動揺してるあたしが情けなくて
かっこ悪くて仕方ない。


―――何、嫉妬してんだか。






「彼」の方は。
それはそれはすごくいい人で。
あたしはその優しさが余計につらくて
その当時は別れの言葉を口にするしかなかった。

余裕も、思いやりも、優しさも
何ひとつ、もてなかったの。あの頃は。

それくらい、
すごく、傷付いてた時で。

そして、彼まであたしは傷つけた。


今でも
ごめんね、って思う。









「彼女」の方は。
あたしが昔、「親友」だと思ってた友達。

でもある時からあたしたちの歯車は
少しずつ少しずつ狂いはじめて。

それでも修復可能だと思ってた去年の秋。

彼女の心無いひとことで、
あたしは、それを信じるのをやめた。








あたしは今、
大切な人がいて、
いかせんがいて、

だから今さらこんな気持ちを
どこへぶつけていいのかわからないし、

今さらこんな気持ちを抱いてること自体、
なんか情けなくて、
格好悪くて、
自分が馬鹿みたいで、
消えちゃえばいいのに、って思う。

人間だから仕方ないけど
だけどこんなあたしは、要らない。
こんな醜い部分は要らない。

もう好きじゃないのに、
想いは全然ないはずなのに、
なのにこんな変な独占心が、
あたしの心を痛くしてて。



馬鹿じゃんね、あたしって。






明日になったら、
みんなの幸せを祈れますように。




優しい素敵な笑顔が、できますように。






2002年05月20日(月)



 穏やかな日々。

最近、いかせんとはあんまり話してません。
けどあたしは平気。

今、いかせんはすごく忙しいから。
あたしにも、それがわかるから。


こういうときは、
何もせずに、ただ、近くにいる。



あたしの存在が邪魔になりませんように。
そして、すごく疲れた日に、
あたしがそばにいることが
何かの役に立ちますように。






2002年05月16日(木)



 言葉の約束では繋げないもの。

ここ数日、
何度も日記を書こうとして、
うまく文章が書けなくて止める。

そのくりかえしだった。




あたしは
好きになったら必ず
想いを伝えないと気がすまない性質で

だから「告白できない」なんて経験ないし
絶対にだめだと思ってもとりあえず言ってみるし


「だめもと」
「当たって砕けろ」

俗に言うこーゆー言葉たちを
モットーにしてここまできたから。




この年になって初めて、

「想いを伝えない」って選択肢があることを知った。








あたしは、前の恋で

想いを伝えたことを、もの凄く後悔した。

そんな、時期があった。







今、一緒にいられること。
今、笑いあえること。
今の自分。今の環境。そして、今の気持ち。


今、現在、流れてる時間が
実はすごくかけがえのないもので
二度とは戻ってこないもので



だから、この一瞬を大切にしたいと
なぜか、今、あたしは違う選択肢に気付いてる。




そりゃあたしだって
「トクベツ」になりたいと強く強く願う。

あの人のトクベツでいたいと思う。




だけど、
告白したからって
特別な存在になれるわけじゃないと


特別な存在というのは、
別に言葉で想いを伝えなくても

その時お互いがお互いを必要としていれば
それが「特別」ということで

恋人じゃなくても、大切な人がいる。
好きだよ、と言わなくても、
好きで好きで仕方ない人もいる。




告白してしまったら、
壊れてしまうもの。


今のこの時間。
彼と過ごせる時間。

楽しい日々。
笑いあえる空間。

あたしに語りかけるときの楽しそうな瞳。
時折見せる真剣な表情。




今は、それが大切。
その時間を、関係を守りたい。


だからあたしは、
想いを伝えない。






自分が幸せだったというのは、

案外後で気がつくもんなんだよ。





もう、失った後に
あの頃はよかったと
口にはしたくないから。






だからあたしは、
今、彼といられることを選びます。



一緒にいて
お互いを大切な存在だと思う感情が
あたしたちの間に、ほんの少しでいい。


―――生まれますように。












2002年05月12日(日)



 横顔と寝顔。


あの人の

横顔が好きです。




好きというか、

いちばん見慣れてる顔、

なのかな。








忙しそうにしてるとき、
話しかけられないとき

遠くからそっと横顔を見る。


あ、しぶそうな顔してる。
パソコンに向かってなにやらうってる。
電話して笑ってる。
たまに、寝てたり。




くすって
誰にも知られないように笑ってみる。


すごく、幸せになれる瞬間。








でも、
いちばん好きなのは、


寝顔。








時々、あまりに疲れてると、
彼は仕事しながら寝てる。




その顔を
これまた誰にも気付かれないように

見てるのがすごく好き。

すごく、幸せ。




めったに見れる顔じゃないから。







いつも見てる顔とたまにしか見られない顔。



あたしの好きな、いかせん。









何してても
どんな顔してても

結局はなんだって好きなんだろうけど。














寝顔をいつだって見られる奥さんが

羨ましくて仕方のないのが、最近のあたしだったりします。













2002年05月08日(水)



 彼の、奥さん。

あたしは、彼の奥さんを知っている。



とても綺麗な人だった。
気が強くて、
わがままでやきもちやきできれい好きで



あの人とは、
合わない人だと勝手に思ってた。



だからそれだけに
2人が付き合っていると最初に聞いたときには

ただただ驚きで、
反射的に涙が止まらなかった。






しばらくして彼女に会った時

彼女の中指には、指輪が増えてた。






単純に
悲しくて

あの頃の自分の精神状態を、
思い出すだけで、しんどい。













初めてふたりが一緒にいるのを見たとき。





あたしは、
もう、
どうしていいのかわからなかった。



今でもその時のことを思い出すと泣けるくらい
鮮明で
衝撃で。







だって

あんなに穏やかな彼の顔を
あたしは一度だって見たことがない。










それはまるで
母親が子供を守る時のような

本当に愛しいと思うものに対して向ける
そんな、目をしたあの人を






あたしは、見たことがありません。












2002年05月03日(金)



 途中経過。

彼と会えない時間は長い。

・・・と思っていたんだけど。



黄金週間のあたし、
誰かしらが遊んでくれて
ちゃんとカレンダーには毎日予定があって
楽しくて
彼のことを考える暇がないくらいで。

一安心。


彼がいなくても
彼のことを考えてなくても

あたしは、ちゃんと幸せ。



そのことに
少し、ほっとした。





これからのことを考えて、
少し・・・ほっとした。











彼は今頃
奥さんとどこかに行ってるのでしょうか?

それとも
体の弱い奥さんだから
家でふたりきりでゆっくりしているのでしょうか?







どっちにしろ
あたしには何もわかんない。

連絡をとる術も持ってないし
あったとしても連絡なんてできるはずがなくて。





でも
たまにはこーゆー穏やかな時間もいいんだと思う。

会えば
幸せになれるかわりに
嫉妬とか、かまってもらえない寂しさとか
なんだかどろどろした自分の内面と
戦わなきゃいけないおまけまでついてくるから。





無論。
「たまには」ね。







2002年05月02日(木)
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