Desert Beyond
ひさ



 もみじばふう

まだまだ引き続き体調が悪いのです。
熱いお茶を飲んでも
濃い珈琲を飲んでも
白いお薬を飲んでも
どうにも喉が軽く痛くて。
風邪じゃないようで風邪なのかなぁ、これ。

昨日、環状八号線夕方前。
東京はひどく混んでいて
車やらトラックやらバイクやらごたごた。
日は西に傾いてちょっと黄色だった。
良い感じに風が吹いていて
街の人達は連休を前にして
うきうきしてるような顔で自転車などこいでた。
風と日を浴びてきらきらとしていた街路樹
きれいだなぁ、と思ってたら
木に排気ガスでくすんだ古くて小さな札がついてて
そこには「モミジバフウ」と書いてあった。
モミジ葉風、なんだろうな。
googleで検索したら
見た感じに近く日を浴びて
キラリとしている画像もあったよ。
雲は冬なのか夏なのかわからないような雲で
白くてすぐに光に返事をするような
青空に映える雲たちだった。

今日もまた良い日だったのに
午後のおやつの時間まで寝ていた。

おばあちゃんが農協まで
茄子と胡瓜の苗を買いに行ってきたみたい。
家の老犬の大好物は
瑞々しいもぎたての胡瓜。
そうじゃない胡瓜は食べない贅沢さ。
苗も胡瓜の匂いがしたのか
苗に首をつっこんでくんくんくんとしてたって。

2004年04月29日(木)



 盛り塩

盛り塩をつくってみた。
ためしに玄関の脇にでも盛っておくと
老犬が何をしているのかとやってきて
めずらしい形、円錐形の盛り塩を
ぺろり、とやったものだ。
ものすごくしょっぱそうな顔をして
ぺろぺろ舌を出しながらうろうろしていた。

家の話だけど
昔、といっても6,7年前
神主を呼んでお祓いなんかをしたときに
神主が庭の南に生えている松は
切ってはいけないよ、と言った。
ついこの間家の一部屋の畳を入れ替えたのだが
その畳屋が修験道だか何だかをやってる人で
ついでにと祈ってもらったら
この南にある木は切らないように、と言った。
あれ、随分前に神主に言われたのと一緒だ、と。
やっぱりそういうのってあるのかねえ、
そんなこんなで盛らぬより盛ってみるかと
塩などを盛って見たのです。

2004年04月26日(月)



 じっとしている

風邪なんかで寝ている
窓はふたつとも曇り硝子の部屋なので
外の景色はみえない
外の色はわかる
夕方は暗め、灰色青
少し何かについて考えたり
他の何かについて考えもしたり
天井やらを眺めていて
ふと気づくともう夜の帳は下りていた
外から車が走る音がきこえてきて
どこか遠くで吠える犬の声が虚ろなようで
むしょうに哀しくなってしまった

2004年04月25日(日)



 ちんどん屋

昨日は最寄り駅前の商店街
新しく建ったパチンコ屋が
開店したみたいで、店前にちんどん屋が出ていた。
ちんどん屋なんて久しぶりに見た。
太鼓のリズムがしばらく耳に残った。
駅のホームから北の空に飛んでる烏を見ていた。
ゆっくりと大きく円を描きながら
遠くへ遠くへと飛んでいく黒い点。
最後に点は小さすぎて見えなくなった。
どこを飛んでいるのか見えなくなった。

風邪があまりにもひどくて
明日は仕事のトレーニングの日だが
おやすみをいただいた。
早く治さないとまずい。

今日も午前中は爽やかないい日っぽかったのに
午後からはずっと曇りで
また冬のような日になってしまった。
今も寒い。とても寒い。


2004年04月24日(土)



 藤と風邪

どうにも花粉症で調子が悪すぎて
どうにもならないと思って医者に行ったら
「風邪です。」
と言われた。
なあんだ。風邪か。
と、思った途端になんだか苦しくなってきて
辛くなってきちゃって
少しばかり寝込んだりした。
本当は火曜日には海釣り
水曜日には新江ノ島水族館へ
なんて予定を組んでいたのに
結局絵に描いた餅。

塾のほかにやるアルバイト
2回目のオーディションに通って
晴れてそこの講師に。
ものすごい重荷。
自分に備わっていない技術や感性を使う仕事。
生徒が社会人なので恐ろしい。
トレーニングをするのにもストレス。
自分の弱い場所を強くするための修行
そういう風に思っています。

今日は本当の夏が来たようだった。
海へ出て砂浜なんかがあったなら
そこを駆けて行きたいような、そんな日和。
夕方もなんだか夏の夕方みたいで
6時過ぎのホームには
ネクタイをゆるくした人がたくさんいた。

藤の花も満開。

2004年04月22日(木)



 花粉症がつらくて

昨日新江ノ島水族館がオープンした。
トイレも水族館なんだって。
1000万円だって、トイレ。
どんな水族館なんだろう。

嵐のなんとかって番組を見ていたら
来週は金目鯛つりをするみたい。
金目鯛ってあんな赤い色して
いったいどこに住んでるのかと思ったら
海底200メートルくらいのところを
すいすい泳いでいるらしい。
それを海面に舟をぷかりと浮かべて
えさをつけた糸を垂らしていくなんて
ゲームみたいな感じといえばそうだけど
ロマンだといえばロマンだなぁ。

ここ1週間くらい
花粉症に苛まれて
つ ら い 。
くしゃみ、はなみず、めがかゆい症状
春ですよー、春ですよー、と主張

今日は少し風があるもののウララカ。

イラクの人質は大変な事件でしたねぇ。
勧告が出てるにもかかわらず(中略)
という意見は僕も一緒だけど。

昨日のニュースでジャーナリストが「キケンな場所でも真実を伝えるのが仕事であるジャーナリストに、そういった場所に行くなということは、その危険な場所で起きている真実を発信するなと言っているのと同じ事だ」みたいなことを言っていた。
もっともだと思った。

近代日本という国は
ほぼ戦争状態の場所で
日本人を人質としてとられたりした経験がないので
未然に防いだり、起きたときに困らないための
法律やら出国に際しての契約がないに等しい。
だからこそ国が対応に困ったり
世論が「かわいそうだ助けてあげろ」から
「自分勝手にして迷惑かけて」に
一気に変わったりしたわけで。

あの女性の「続けていく」発言は
またイラクに行って続けるという意味だったのかな。
どこのニュースもそう解釈してるけど
あの女性は具体的な場所やらを明言してないから
決め付けて批判するのはちょっと早いと思うんだけど。
でも、またイラクに行く、って意味だったら
それはどうかと思う。




2004年04月17日(土)



 鯵さばいてみた

今日は休みで一日好きな事をしていた。
外はすっかり春で半袖の人もいた。
つりの本なんかを読んだりして
運動をしに行って
帰りにジャスコで豆腐とアジを買って来た。
刺身を食べるためにアジをさばいてみた。
3匹買ったのでずいぶん練習になったよ。
豆腐で湯豆腐、中華風、和風、と3つ。
帆立の塩焼きを食べた。
発泡酒を一本だけ飲んじゃった。

天気がいいのは嬉しいんだけど
外に出ると花粉症のやつが首をもたげ
僕を終始悩ませる。
くしゃみ。むずむず。

なんだか眠くなってきちゃったなぁ。

2004年04月10日(土)



 旅立ちの空桜色

小学生・中学生の春期講習が終わり
今日が入学式みたいだった。
なんという門出日和。
青空。桜もまだ残っている。
入学式を終えた新中学生たち。
男の子なんてダボダボの制服着て
まだ顔は小学6年生でかわいかった。
大宮公園に行ったら
桜がたくさん散っていて
花びらのじゅうたんがずっと続いていた。
花びらを手ですくうと
それは優しい柔らかさだった。
春に触れた気分。
椿も優しい桃色、下から見上げると
青空に映えた。
とても携帯のカメラで伝わる色ではなく
それでも撮らされてしまうほどの魅力。

やっと仕事がレギュラースケジュールに戻り
少し楽になってくれればと思う。
かなり余裕がなくなって
日記すらも書けなかった。

SOFFetのアルバムが聴きたくて
つたやに借りに行っちゃった。
やっぱ思ってたとおりで良いな。
UAの二枚組みベストも
やっと1週間レンタルになっていたので
今まで我慢した甲斐があった、
などと思いながら借りた。



2004年04月08日(木)



 おお、すごいフィギュア!4

正直言って興味がないからだと思うけど
ペプシマンとか、サッカー選手とか
ピンクレディーとか、そのほか諸々。
ジュースについてくるおまけには
全く動かされなかった僕なのですが
とうとうやられました。
「荒俣宏 海洋堂 "新江ノ島水族館への誘い"」
あまりにもリアル。
これは飲み物より高いですね。
という感じのフィギュアです。
しかもこの「新江ノ島水族館」
是非行きたい。
「人は自然に生かされてる」とわかれるような
新しい水族館。16日オープン。
絶対に行ってきます。

眠い。今日で春期講習終了しました。
長野に就職した神奈川の友達が
長野に帰る前に一杯、ということで
ちょっとだけ大宮で飲んでみました。


2004年04月06日(火)



 やめておけばいいのに

今日は終わりそうな桜の木々沿いに歩き
お昼ごはんを食べに一人で散歩。
何かいい店はないかと思って
やめておけばいいのに廃れきった中華屋へ。
お昼時を過ぎた頃に暖簾を出していた。
中は昭和へタイムスリップしたような油と埃。
懐かしい感じの椅子とテーブル。
休み時間は50分なんだけど
お客は僕だけ、注文してから
食べ物が出てくるのに30分かかった....。
ジャンプなんて久しぶりに読んじゃった。

今日は月が綺麗な夜だなぁ。

夜中、ストリートミュージシャンの情報番組がやってる。
なかなか面白く、なかなか感動する。
ストリートへ出ないとだめだなぁ。
出たいなぁ。


2004年04月05日(月)



 桜を植えたい

また随分と日記を休んでしまった。

ひらひらと舞う桜の花びらと対照的に
ばたばたと忙しい日々。
これも春期講習のせい。なのか、おかげなのか。

最近は桜がとにかく綺麗で
ハッとしたり息がつまってしまいそうだったり。
桜とはこんなに綺麗なのかと思わせられる。
たぶんここまで桜を美しいと思ったことは
今までなかったんじゃないかというくらいで
年齢的なものなのかな、とも思うけど。
それとも久しぶりに見る桜だからかな。

いつだったろうか。
たぶん3月の30日かな。
桜がとにかく綺麗で、満開という感じで
それでも仕事だったんだけど
仕事場の近くは何とか千本桜という
昔ながら沢山桜が植わっている場所のすぐそば。
仕事場の前の道まで桜の花びらがたくさんきて
時折吹く風が逆巻いて
小さな小さなたつ巻のようになる。
さくらの花びらが一度にくるくるくると
踊るように巻きながら向こうへ動いたり
こっちへ来たり、上の方に上がっていったり。

昨日は昨日でお昼ごはんを買いに行く時
もう終わりに近い桜の木々から
とてもゆるい風に乗って
一斉に、とにかく一斉に
ゆらゆらひらひらひら
と、こっちに向かって飛んできた。
なんて綺麗なんだろう、と思った。
まるで花びらが生きているようだった。

曇り日の桜も、夜の桜も
雨の日の桜も、昼の桜も
とにかく好きだと思った。
日本人でいてよかった。
桜。見た時はほんの些細なことなのに
それに激しく心を動かされるような
そんな感受性を持つことができて良かった。




2004年04月04日(日)
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