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■ 風邪とラジオ
本格的な風邪をひきました。 こんなに寝込んでしまうような風邪は久し振り。 体が痛くて、「悪寒ってこんな感じを言うのか」と思う寒さに 参ってしまって今日は学校を休んでしまいました。
風邪で寝込んで、子供の頃の記憶が甦ってきた。 子供の頃、風邪などで学校を休むと、ただひたすら寝ていて、 寝飽きると、枕元に置いたラジオを聴いてました。 夜中の暗い部屋でひとりチューニングダイヤルを回す....
白色雑音。静かに流れるクラッシク音楽。 白色雑音。トーク番組。 白色雑音。韓国語。ニュース。 白色雑音。天気図用の長い天気予報。流行りのポップス。 そしてまた白色雑音....
音楽だけ流れるような番組や録音された番組は、何故か哀しくて なるべく生放送でディスクジョッキーが話す時間の多い番組を選んだ。 そうすれば暗い部屋にたったひとりで寝ているのに 誰かと時間を共有しているんだという気持ちになって、 少し安心した。
寂しくなっている風邪ひきの子供が聴いて安心するような 真夜中のディスクジョッキーになりたいと思ったくらいだ。
あんな気持ちになっていた子供時代から 時間も空間も、随分と遠くに来てしまった気がする。 何だかこうして思っていると訳もなく ふいに泣き出したくなるような そんな気分になる。
2002年02月25日(月)
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