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しもさんの「気になる一言」
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2021年07月31日(土)
ここまでの道は平坦ではなかった

オリンピック期間中、メダリストの特集を組むと、
必ずと言っていいほど、このフレーズを耳にする。
「ここまでの道は平坦ではなかった」
たぶん、それは今回に限らず、何年も前から使われ、
彼ら彼女らも、みんなが思っているほど順風満帆ではなく、
山あり谷ありの人生を経験した後に、この栄光が待っていた。
そんなことを伝えたくて利用されるのだと思うが、
メダリストになるまでのプレッシャーや不安だけでなく、
試合中・練習中のアクシデント、それに伴う怪我などから、
不屈の精神で立ち上がり、辛いトレーニングを積み重ね、
今、こうして表彰台の上に立っている。
しかし。そんなストーリーは、1人か2人でいい。
メダリストの全員が全員、その筋書きで仕立てられると、
にわか「オリンピック・ファン」の私たちにとっては、
ちょっと荷が重たくなってくるのも現実。
へそ曲がりの私は、私たち小市民だって、
平坦な道ばかりを歩いてきたわけではない、と愚痴りたくなる。
オリンピックを、意識的に「感動」させようとしなくても、
伝わるものは伝わる・・と私は感じているから。
これが「パラリンピック」になったら、もっと増幅され、
(勝っても負けても)ここまでの道は平坦ではなかった、と
繰り返され続けるに違いない。
本当にそれでいいのかなぁ・・と思ってしまう私。(汗)



2021年07月30日(金)
今からでも、ワクチン接種順を変えたらどうか

新型コロナの感染拡大が止まらない、と、大騒ぎしているが、
その解決策が、緊急事態宣言発令だけでは、話にならない。
かといって、外国のようにロックダウンすることもない。
それでは、どうすれば・・・と私なりに考えたのは、
「今からでも、ワクチン接種順を変えたらどうか」である。
接種を始めた頃、2021年05月24日(月) に
「ワクチン注射は、若い人からでいいのに・・」と書いた。
当時は「感染拡大」VS「高齢者の重篤化・命」であり、
医療体制の逼迫を考えると、高齢者からの接種を優先した。
その選択が間違っていたとは思わない。
しかし、変異株が猛威を振るい、現状が変わった。
「感染拡大」VS「若者の重篤化・命」となり、
感染を広げるのも、行動範囲が広い若者、
そして重篤化するのも若者が多い、
さらに、経済活動を支えているのも若者なのだから、
この事態を切り抜けるには、若者優先のワクチン接種。
私も、既に接種の予約をし当日を待つだけとなっているが、
それでも国の方針が「若者優先」ならば従いたいと思う。
高齢者の私たちは、オリンピックのテレビ観戦が楽しくて、
ほとんど自宅から出ないから。(笑)
一度決めたことを変えるのは、勇気がいるけれど、
もうそんなことを言っている場合ではない。
ワクチン接種の目的を今一度、考え直して欲しいな。



2021年07月29日(木)
今日は出張レファレンスサービスに参りました

映画「天使のいる図書館」(ウエダアツシ監督)から。
本好きの私は、どうしても図書館ネタの本に弱い。
だから、監督はこの作品で何を伝えたかったのだろう、
そんなことよりも、図書館サービスなどが気になってしまう。
今回は、レファレンス・サービス。
「あの〜、泣ける本が読みたいんですけど・・」と言われ、
「1番泣ける確率の高い本です」と言い、
「残虐・拷問・処刑 西洋拷問器具辞典」を探すのはギャグだけど、
やはり、図書館司書の醍醐味は、レファレンス。
主任らしき司書さんが、何度となくアドバイスをする。
「相手が何を求めているのか、それをわかってあげるのが
レファレンス・サービスだと思うよ、私はね」
「どんな方がどんな気持ちで読むのか、
それに寄り添えば、その方に合う方がわかる気がするんです。
私たちの1番の喜びは、利用者の方と本をつなげることですから」
「レファレンスをするときには、
その一冊が利用者の人生を変えるかもしれないということを
きちんと考えて、本を選んでください」・・
うんうん、いいこと言うなぁ・・とメモが増えた。
ただ選んだのは「出張レファレンス・サービス」
高齢者が増え、町の中央図書館にも足が運べなくなった時は、
また近くの公園まで車で運ぶ「移動図書車」復活かな・・と
漠然と考えていたから「出張」は新鮮だった。
これって、どこか実施している図書館あるのかなぁ、気になる。



2021年07月28日(水)
ここがチョロチョロなのに、あそこではもう川になっている

今回は、柿田川公園・第1展望台で耳にした解説。
小学生くらいの子ども2人を連れた家族だと思う。
お父さんが川の始まりを目にして驚き、その後に
「すごいよね。たったこれだけの湧き間で、
この川を作るんだから」と自分の方が興奮しながら話し、
その意味が伝わらなかったのを感じたのか、
「ここがチョロチョロなのに、あそこではもう川になっている」
ほんの少しの距離で、源流から一気に大きな川になる、
それくらい、あちこちで湧いているんだね、と付け加えた。
まずは、この凄さに気付いたお父さんに拍手を送りたい。
どうしても、目の前の「大きな湧き間」を注目してしまうが、
それ以外の要素で、柿田川の凄さを表現したからだ。
第2展望台でも、ブルーホールの湧き間に驚く人が多いけれど、
溢れる水量に驚く人は、なかなか少ない。
この視点、もっと柿田川の凄さがわかってくるんだよなぁ。



2021年07月27日(火)
見えない敵と戦うことで見えてくる人間関係

最近、新型コロナの話題がないですね、と数少ない読者から
メッセージをいただいたので、ちょっとだけ。
確かに、ワクチン接種のことばかりが話題になり、
このコロナ感染拡大が、どんなことを引き起こしているのか、
そんなことを考える時間が少なくなってきていた。
(最近では、オリンピックにも話題をさらわれている(汗))
たぶん、ラジオから流れてきたフレーズだったけれど、
そうそう・・と思ったので、紹介したい。
「(新型コロナウィルス」という)
「見えない敵と戦うことで、見えてくる人間関係」。
これって、奥が深いなぁ・・とメモをした。
こんなに長い間、人に会わないことってなかったから、
コロン感染拡大前の人間関係と、現在の人間関係が
ガラっと変わった気がするのは私だけだろうか。
良い悪いは別として、定年退職後にしようと思っていたけど、
なかなか進まなかった「人間関係の断捨離」も、
僅かだけれど進んだ気がする。
最後は、ほんの一握りの人間関係を大切にすることで、
一日、一週間、一月、一年が過ぎていくに違いない。
それはそれで、いいんじゃないのかな。



2021年07月26日(月)
「兄弟」「兄妹」「姉弟」「姉妹」

オリンピック・柔道の「阿部一二三、詩」選手が、同日に金メダル。
テレビに映し出されたテロップは「きょうだいで金」。
えっ「兄妹で金」でいいのに「ひらがな?」と思った。
どうしてもスルーできない違和感を感じ、調べてみた。
まずは、PCの変換。「きょうだい」で入力し、漢字変換したら、
「兄弟」「兄妹」は表示されたが「姉弟」は、出てこなかった。
もう少し詳しく調べたら、
「兄・弟・姉・妹を合わせて兄弟姉妹(けいていしまい)という。
また、男性のみの場合兄弟(きょうだい)、
女性のみの場合姉妹(しまい)が用いられる。
構成員が2人で男女の組み合わせである場合、兄妹(けいまい)、
姉弟(してい)が用いられることもある。
また、近年はひらがなで『きょうだい』という表記をする
場合もある」(場合もある?ってどういうことだろう)
新聞やネットの世界ではほぼ「兄妹」の表記で紹介しているが、
ほとんどの人が「きょうだい」と読み、共通認識している気がする。
多くの人が見ているテレビ(NHK?)だけが「きょうだい」表記。
これには、何か訳があるに違いない。
日本語だからこそ「きょうだい」と入力したら、
「兄弟」「兄妹」「姉弟」「姉妹」と変換されればいいのに、
そんなことを思った。
どんな組み合わせでも「きょうだい」なんだから。



2021年07月25日(日)
連休にしては、人出が少ないような気がします

あるマスコミのレポーターがこう話した。
「連休にしては、人出が少ないような気がします」
さらに街中でインタビューを受けている人たちも、
「もう少し減った方がいいと思います」「ちょっとヤバイですね」
「経済支援になれたらいいな、と思って出かけてきました」
自分もその1人なのに「こんなにいるとは思いませんでした」など
地方では、感染拡大を恐れ、自粛している人たちが多い中で、
このレポーターや街角の人たちに、正直ムッとした。
緊急事態宣言が出ているのに、飲食街が大勢で賑わっている映像、
海開きを中止したはずの熱海サンビーチに、海水客で溢れる映像。
マスコミ各社は、どのようなことを伝えたいのか?
感染防止・経済支援、どちら側の映像を映したいのか?。
どのチャンネルを回しても同じ内容の報道でなく、
各社、極端に偏った報道でいいのに、と思う。
そしてチャンネルを選択するのは、視聴者の私たちであるから。
我が局は「感染拡大防止」、我が局は「経済支援優先」でいい。
広く浅くの情報よりも、狭く深くの情報が欲しいと思う私である。



2021年07月24日(土)
今こそ「奴雁(どがん)」役が必要では・・

前にも、何度か紹介した「奴雁の哲学」・「奴雁の精神」。
繰り返しになるが、今こそ「奴雁(どがん)」役が必要では・・、
そう感じたので、記録として残しておきたい。
「奴雁の哲学」・「奴雁の精神」
「群れを成す雁、野にありて、餌を啄ばむ時、

そのうちに必ず1羽は、首を挙げて四方の様子を窺い、
不意の難に番をするものあり。これを『奴雁』という。」
(雁が夜、沙渚中に宿するには、千百の鳥が群れを成し、
大なる者は中に居り、小なる者は外を囲んで雁奴(奴雁)となり、
動静を察し、狐・人などの来り捕へるといふ)
「奴雁」とは、その雁の群れが5羽であれ50羽であれ、
たった1羽しかいないらしい。
何をする役割かというと、みんなが羽を休めて、
餌をついばんでいる時でさえ、その1羽だけは天高く首を伸ばして、
辺りを伺って、もしそこに危険が来たら大きな声を出して
その集団を導いていく1羽のこと。
日本国民全体が、コロナ禍にも関わらず、溜まったストレスを
東京オリ・パラの観戦で発散し、予想以上に大騒ぎする事で
感染拡大が急激に拡がりをみせることも考えられる。
期間中に、異常気象に端を発した自然災害や、
予想外の大きな事故だってありえる。
だからこそ、全体の流れを俯瞰して、冷静に判断できる人が欲しい。
みんなが同じ方向を向いているのが、一番危険なのだから。
でも、こんな役、進んでやりたがる人がいないかもなぁ。



2021年07月23日(金)
魔女狩りが始まる予感さえする

過去、意識的に多くのいじめをしていた人が「辞任」で、
コント脚本の一部が差別発言だとされた人は「解任」。
この幕引きにも違和感を覚えるが、またその話題で書けば、
誰かの目に止まって、標的になる可能性さえある。
私も36歳から「気になる一言」をほぼ毎日書き続けているが、
その間の約27年間に、差別発言、誹謗中傷をしていないか、
行政批判をしていないか、と問われれば、自信がない。
およそ10,000話を読み返す作業も、簡単ではないし。(汗)
当時の生活環境により影響を受け、その時、その瞬間の
感情の昂りに合わせた日記だって書いている。
書籍や映画のレビュー、講演会や音楽会の感想なども含め、
私はこう思う・・と辛辣に書いていたこともある。
世界に影響を及ぼす「オリンピック」に携わる人だから、
今、世界を揺るがすほどの大きな話題となっているが、
これを契機に、対象規模が縮小して、ほんの小さな役職でも、
その役に相応しいか、の魔女狩りが始まる予感さえする。
どんどん生きにくい世の中になっていくなぁ。



2021年07月22日(木)
オリンピックは、夢が叶う瞬間をみる機会

明日(7/23)には開会式を迎えるというのに、
今の時点でも「オリンピックの意義は?」と書かれた
新聞の社説などを読むと、ちょっとがっかりする。(汗)
私の「気になる一言」は、これからしばらくの間、
オリンピック話題が増えるが、書き綴るからには、
私なりの「意義」を、テレビやラジオから集めた
多くのメモから、まとめておこうと思う。
「オリンピックは、夢が叶う瞬間をみる機会」。
私のアンテナに引っかかる台詞を、夢に向かって努力し、
掴んだ選手、逃した選手が、それぞれ心の底から発せられる
熱い想いをリアルに聴くことができる機会、と捉えたい。
日常生活をしていては、そんな機会をみることは稀れ。
いや、ほぼ皆無に近いといってもいいだろう。
オリンピックの自国開催は、そんなシーンを身近に聴けて、
次世代を担う子供たちに、夢を持つ大切さ、
そのための努力の必要性などを伝える、絶好のチャンスと捉え、
今年の夏休みの宿題は、オリンピックのテレビ観戦だけでいい。
もちろん、夢が叶わない瞬間も目にすることになるが、
それはそれで、子供たちに何かを感じさせてくれるはず。
単なる勝負に「勝った・負けた」ではなく、
そのオリンピックの場に立つためにしてきた多くのこと、
そして多くの人に支えられてきたことを、
アスリートたちは、必ず伝えてくれるはず。
さぁ私も、オリンピック専用のメモ帳、買わなくちゃ。



2021年07月21日(水)
ちょっと雲がかかってくれると真っ青になるんだけどね

柿田川公園・第2展望台で耳にした、観光客の解説。
何度か訪れたことのある様子の男性が、
初めて訪れたと思われる女性に説明していた。
耳をダンボにして、二人の会話を聞いていると、
首都圏から来園してくれたようだ。
柿田川のこと、とても詳しくて、嬉しくなった。
その中でも、この説明は気に入った。
「ちょっと雲がかかってくれると真っ青になるんだけどね」
季節、時間によって「柿田川ブルーホール」の青色は、
変わるけれど、その日の天気によって色が違う発見は
私を喜ばしてくれた。
確かに、空が雲ひとつない青空だと、水面にも映り、
水の青さが際立たないのかもしれない。
私も、上空に雲があったほうが、好きだ。
その青空にぽっかり浮かぶ白い雲が、
ブルーホールから流れ出すような動画や写真が、
インスタ映えするんだよな。



2021年07月20日(火)
伊藤みゆきさん・石井かおるさん・村山由佳さん

NHKラジオから流れてくる声で、私を癒してくれる3人の女性。
「伊藤みゆきさん・石井かおるさん・村山由佳さん」
実は昔から、映画「チャーリーズ・エンジェル」が好きで、
事あるごとに、自分を助けてくれる女性を3人を、
「Shimo's angel」と勝手に称して、分野ごとにUnitを組んでいる。
今回は、声で私を癒してくれる、女性パーソナリティ。
題して「Shimo's angels of NHK-Radio」
伊東みゆきさんは、気象情報番組に出演する気象予報士。
ほぼ毎日、彼女の声を聴きながら、徒歩通勤をしている。
楽しみは、彼女が天気に合わせ選んだ曲の紹介と、
今後の天気予報を五・七・五で表現したワンフレーズ。
石井かおるさんは「子ども科学電話相談」や「文芸選評」の司会、
回答する先生や選者の方々を、爽やかな声で導き、
番組をコーディネートしてくれてる女性。とても聴きやすい。
そして村山由佳さんは、直木賞作家という肩書きがありながら、
「眠れない貴女へ」のパーソナリティとして、
隔週日曜日の深夜、落ち着いた声で私を眠りに導いてくれる。
この3人の声を聴くと、なぜか、心が落ち着くという共通点がある。
これからも「Shimo's angels」のUnitを、私の独断と偏見で選び
本人たちにも内緒で、勝手に作っていく予定。(笑)
この作業、意外と楽しいので、是非、お試しあれ。



2021年07月19日(月)
NHKラジオはいつもと同じ番組を

7月23日〜8月8日の期間、東京オリンピックが開かれる。
もう今更、開催の有無を論議するつもりはない。
ただ、いつも楽しみに聴いているラジオ番組が、
「オリンピック放送のため、しばらくお休み」と知ると、
毎日のルーチンが崩れてしまうから、ちょっと寂しい。
いくら世界最大のイベントと言っても、
スポーツ好きばかりとは限らないし、
ゆっくり、音楽や講演なども聴きたい時もある。
主流は、テレビやネットでの映像(動画)だし、
NHKだけでなく、民放もほぼ同じ内容の放送が組まれ、
どのチャンネルを回しても、オリンピック話題となる。
毎日、夜には「ダイジェスト版」が組まれるだろうし、
結果だけなら、翌日の新聞でもわかる。
だからこそ、今更遅いことはわかっているけれど、
「NHKラジオはいつもと同じ番組を」を要望したい。



2021年07月18日(日)
日本国民よ、大谷選手の人間力を学ぼう

今年は、メジャーリーガーの大谷選手が、
投打にわたり大活躍で、久しぶりに日本国民として
誇れる若者が出現したことがとても嬉しい。
しかし、私たちが彼から学ぶべきことは、
小さい頃から実践していたという、
球場内に落ちていたゴミを拾うことから始まり、
折れたバットは、拾って打者に丁寧に渡すなどの、
彼の人間力なんだと思う。
決して「居酒屋では飲めないから、路上で飲む」とか
緊急事態宣言で、協力依頼されていることを破るなど、
法やルールの隙間を見つけ、ずる賢くすることではない。
「道徳」が小学校の教科となって、数年経過するが、
大人に対しても、もう一度「道徳」を学ぶ機会が欲しい。
気になる一言でも、以前こんなフレーズを紹介した。
「『知識』は『道徳』の上に成り立つ。」
「私、道徳って、恥の概念のことだと思うの。」
コロナ禍の中、ウィルスに試されているのは、
感染対策をしている「国民の道徳力」かもなぁ。



2021年07月17日(土)
始めたら信念を持ってやり遂げて

映画「博士と狂人」(P・B・シェムラン監督)から。
映画(英語版)「舟を編む」の表現がピッタリだったし、
もちろん、私の「お気に入り」に仲間入りした作品。
邦画「舟を編む」と違い、やや重たいストーリーだけど、
久しぶりに、重厚な作品と出会い、メモも溢れた。
貧しい家庭に生まれ、学士号を持たない異端の学者マレーが、
豊富な知識と根気が認められ、編集責任者を任される。
彼は、その時の喜びを家族に、こう伝えた。
「今までやってきたことを全て生かせる。
完成させるには気力がいる。
私はすべての言葉を調べて、定義する責任者になる」と。
それに対し妻は、しばらくしてこう励ます。
「迷いと恐れを捨てると約束して欲しいの。
始めたら信念を持ってやり遂げて」と。
あなたがこの仕事を受けるということは、
家族と過ごす時間を減らすことに他ならない。
その大切な時間を使うのだから、中途半端は許さないし、
それを認めた私たちに後悔をさせないで・・
そんな切実な気持ちが込められていて、胸を打った。
一生に一度の人生だからこそ、このフレーズは重かったし、
24時間、365日、そして数十年をかけて挑む大きな仕事って、
それを支える人たち(特に家族)の理解が必要だよなぁ。



2021年07月16日(金)
せっかくここまで来たのたがら、寄ってみよう

コロナ禍が収束したとは思えないが、
最近、妙に「総会」と称する、リアル会議が増えてきた。
やはり「総会」ぐらい皆で顔を合わせよう、いうことなのか。
ただ、せっかく遠路はるばる会場まで足を運ぶのだから、と
私は、近隣観光地の状況を視察・見学することにしている。
しかし、現状は予想以上に酷く、人影もまばら。
土産店もほぼ閉まっていて、活気というものは感じなかった。
逆にコンビニ前は、多くの車が駐車していたのも事実。
結局は、周辺で開店していた店舗がコンビニだったってこと。
私の「せっかくここまで来たのたがら、寄ってみよう」、
そんな考えは、完全に打ち砕かれた。
柿田川公園の近くで観光案内していると、
「近くでお勧めのところないですか?」と訊かれることが多いが、
開いてるか、開いてないかもわからない場所を案内できないから、
結局は、365日開いてるところをアドバイスすることになる。
食べログと同じように、その日、営業している観光地情報、って
必要だよなぁ。(営業時間も・・)



2021年07月15日(木)
コロナが収束したら、またリアル会議に戻る気がする

まだまだコロナ禍の収束が見えてこない現在だが、
もし収束したら・・を前提に予測したら、
一番最初に考えついたのが「リアル会議」。
やっと、オンライン会議が布教してきてたと感じていたが、
各種団体の総会をはじめ、多くの会議が元に戻る気がする。
「いやぁ、やっぱり、会議は会って話さなくちゃ」と誰かが発し、
「そうだよね。オンライン会議はどうも・・」とか言い、
何事もなかったように、元の形に逆戻りするだろう。
オンライン会議が便利なのは、誰もが理解しているが、
その「費用対効果」よりも「人恋しさ」が先行して、
「顔を突き合わせること」の大切さが叫ばれる。
だから誰かが「会議はこれからオンラインにしましょう」と
提案しても、聞く耳を持たない様子がリアルに浮かぶ。
このコロナ禍で、感染拡大前の不便さ、効率の悪さが、
多くの分野で浮き彫りにされにもかかわらず、
よほど意識しないと、地域の重鎮と呼ばれる人たちの、
それとも新しい生活に違和感を感じていた人たちの、
鶴の一声で、元に戻るなんて悲しいことだ。
だからこそ今のうちに、皆から愛される若いリーダーを
本気になって育てなければ・・と思う。
もう私たち世代に任せてください・・と言える人たちを。



2021年07月14日(水)
NHK「エンジェルス」その他「エンゼルス」

メジャーリーグの大谷翔平選手。
今や、野球をあまり知らない人たちでも、
知っている、日本の若者。
彼は、なんというチームの所属?と訊かれたら、
「ANGELS」と答えるのであるが、
カタカナではどう表現する?と訊かれたら、
ほどんどの人が「エンゼルス」と答えるに違いない。
だって、ほとんどのマスコミやスポーツ関係者も
「エンゼルス」と記しているから。
私も当初「エンゼルス」と書いていたが、
NHKのテレビ・ラジオ放送を聴いていたら、
字幕やキャプションには「エンジェルス」と表示し、
ニュースを読むアナウンサーも「エンジェルス」と発音。
そう言えば、私の好きな映画「Charlie's Angels」は、
カタカナ表記は「チャーリーズ・エンジェル」。
「Angel」(天使)だから「エンジェル」でいいのに、
なぜか、大谷選手の所属チームは「エンゼルス」。
正式には「ロサンゼルス・エンゼルス」なのだが、
(英語: Los Angeles Angels、略称:LAA)
どうも腑に落ちない。
英語をカタカナ読みから入る必要はないし、
どっちが正しい、って問題ではなく、子供のためにも
どちらかに統一するってことはできないのだろうか。
それとも、何か大人の事情があるのかな。(笑)

P.S
そういえば、森永のお菓子は「エンゼルパイ」。
「森永エンゼルマーク」なんてのも、あったよなぁ。



2021年07月13日(火)
横綱の張り手はパワハラじゃないの?

大相撲・七月場所(名古屋場所)を、テレビ観戦している。
今回は六場所連続の休場の「横綱・白鵬」が、
進退をかけた場所として注目を浴びているが、
私は、以前から気になっていたことがある。
それは「横綱の張り手」。
もう癖なのかもしれないが、立ち合いの時、
ほとんど、1発目に張り手が飛び出す。
これは、見た目、平手のピンタみたいなもの。
もちろん禁じ手ではないし、相手の勢いを止めるには、
有効な技の一つではあるから、それを責めるものではない。
しかし、私が観ている限り、格下の若い力士が、
白鵬に対して、立ち合いで「張り手」をした場面は
あまり観たことがないから、なぜか違和感を感じる。
若い力士も、白鵬に対して「張り手」をしてみるといい。
その張り手に対して、彼がどう反応するのか興味深いし、
横綱だからこそ、泰然自若にドンと構えていて欲しい。
とりあえず、番付が全ての相撲の世界、
「横綱の張り手はパワハラじゃないの?」を残しておこう。
私の考えすぎだろうか。



2021年07月12日(月)
縮れっ毛だから、くるくるパーマみたいになるんだ

このところ蒸し暑く、不快指数全開、湿度も異常に高い。
ビオレのボディシートは手放せないし、1日に何枚も使う。
だけど、一番気になるのは、髪の毛。
(「薄い・少ない」という意味ではありません(笑))
何度も何度も櫛で伸ばしても、クルンクルンに丸まる。
こればかりは、私の手に負えない。
だから、どうしたんですか?、その頭、と言われる前に、
言い訳をしておく。
「縮れっ毛だから、くるくるパーマみたいになるんだ」と。
周りは、いいじゃん、可愛くて・・と冷やかすけれど、
顔が小さいのと、足が小さいのと、縮れっ毛、
本人はいたって真面目に、コンプレックスなんだって。(汗)
まぁ、63歳になって、今は特に気にもならないけれど、
こうやって書くってことは、気にしてたんだなぁ。

P.S
頭の形は、地球みたいにまん丸だから、
どこから太陽が当たっても、丸い影しかできず・・・
夕焼けを浴びて、頭の影が長く伸びた人が羨ましかったっけ。



2021年07月11日(日)
全ての競技を無観客という同じ条件で・・

コロナ禍の中、東京オリンピックが開催される。(らしい)
種目によって、有観客だったり無観客だったりするが、
海外からの観客を受け入れない・・と決めた時点で、
私は、全ての種目で無観客がいいかな、と思う。
それは、観客の声援が、プレイする選手にとって
大きな力となることは、彼らが一番知っている。
日本人の観客だけ入れたら、会場内の雰囲気が偏るから、
日本人選手にとっては、いつでもどこでも「ホーム」、
外国人選手にとっては「アウェイ」で争い戦う。
それだけで、大きなハンデキャップとなるし、
そんな条件で「優勝」しても、なんだかなぁ、って感じ。
もちろん、盛り上がりは欠けるかもしれないが、
それこそ、スポーツマンシップにのっとり、
正々堂々と戦うことになるのになぁ・・と私は思う。
日本の武士道ではないが、こんな状況だからこそ、
同じ条件で戦うってのが、私は好きだなぁ。



2021年07月10日(土)
大河ドラマの主役を演じた俳優たちの討論会

最近、面白い企画を思いついた。(笑)
近年のNHK大河ドラマで主人公を演じた俳優たちが、
激動の時代を乗り切った主人公になったつもりで、
現代の抱えている課題を解決する討論会を。
一年間、その人になったつもりで演じたからこそ、
体に染み付いている考え方や振る舞い、
独自の組織論、戦い方・問題解決策など、
あらゆる角度から、意見交換して欲しい。
パネラーは、福山雅治さん、松山ケンイチさん、
岡田准一さん、堺雅人さん、鈴木亮平さん、
長谷川博己さんコーディネーターは、柴咲コウさん。
さて、大河ドラマの主人公、どれくらい覚えていますか?
歴史上の人物に置き換えると、豪華な顔ぶれ。
パネラーは、坂本龍馬、平清盛、黒田官兵衛、
真田源次郎信繁、西郷吉之助(隆盛)、明智光秀。
コーディネーターは、井伊直虎。
面白そうな話が聴けそうだと思いませんか?
あっ、渋沢栄一(吉沢亮さん)は、
まだ、ドラマ半ばだから、次回の討論会かな。



2021年07月09日(金)
優しいは長所、優しすぎるは短所

昨日、こんなことを言われた、と呟いたら、
驚くほどの反応だったので、一言にして残そうと思う。
「しもさんの長所は『優しいところ』、短所は『優しすぎるところ』」
もちろん、面と向かってではなく、食事をしながら、
談笑する中での会話だったけれど、なるほど・・と思ったので、
「それ、メモしていい?」と断って
「優しいは長所、優しすぎるのは短所」とスマホに打ち込んだ。
「時には、心を鬼にして叱ることも必要ですよ」と付け加えられた。
定年退職してから2年、あまり「欲」がなくなってきたからか、
余計な言い争いや、トラブルを避けようとしてきたことは事実。
(特定のクレーマー対応は別だけど・・(汗))
それが気付かないうちに、声を発しない行為に繋がり、
「何をやっても叱らない人」と思われていたのかもしれない。
それは私の意に反するが、やはり適度に「自分の主張」もしないと、
周りから舐められることと理解した。
だからといって、意味もなく叱る必要もないから、
相手のためになると考えたら、ケースバイケースで叱りたい。
「あんまり強く言うと可哀想だから・・」は、優しさではない。
大切なのは、主観的な感情で声を荒げる「怒る」のではなく
愛情を持って「叱る」こと。
わかっているつもりだったんだけどなぁ。(汗)
今更、鬱陶しく思われるのも、面倒くさいし・・が本音かな。



2021年07月08日(木)
僕らが考えてもしょうがない世界

私の大好きなラジオ番組、NHK「子ども科学電話相談」。
歳を重ねてきた私たちでは、疑問にもたないことを、
子どもたちはズバッと質問して、毎回楽しみにしている。
今回は「天文・宇宙」「科学」「岩石・鉱物」、
それぞれの専門分野の詳しい先生が、丁寧に説明し、
それでも難しければ、他の分野の先生に助け舟を出して、
なんとか答えていた。(笑)
しかし、今回の「福井県の小学校一年生」の質問は、
誰もうまく説明できなかったので、笑うしかなかった。
「宇宙ができる前は、何もないって言っているけど、
何もないっていうのはどういうことですか?」
この質問を考えた彼は「僕は恐竜が好きなんですが、
恐竜の時代のもっともっと前のことを知りたいからです」
という素朴の疑問から発せられていた。
「時間がない・空間がない・法則もない世界」と定義しても、
子どもたちだけでなく、私たちでさえわからなかった。
「わかってもらえました?」「う〜ん、わからない」
「わかってもらえました?」「う〜ん、だいたい」
最後まで、まとめきれず、照れ笑い?しながら
「僕らが考えてもしょうがない世界」とまとめた。(汗)
この回答を「天文・宇宙」「科学」の先生たちに求めたところが
可笑しかった。哲学とか、宗教の先生が答えた方がいいかも。
「これを質問してきてくれたことがすごいと思う」と呟いた先生方、
屁理屈で答えず「ごめん、私にもわからない」と正直に話してくれて
楽しい会話だった。是非一度、ご視聴を。



2021年07月07日(水)
妻が野球に詳しくなってきた

最近、妻が野球に詳しくなってきた。(笑)
スポーツ観戦に、あまり興味を示さなかった彼女が、
メジャーリーグ、エンジェルスの大谷翔平選手を知ってから、
私が働いている平日・午前中に(笑)、テレビで生中継を観戦している。
夕食の話題が、大谷選手の活躍ぶりなんてこともあるから、
変われば変わるもんだな、と笑って聴いている。
土・日の午前中は、一緒にテレビ観戦をすることも増えた。
知らない間に、簡単なルールも覚えているけれど、
野球・ベースボールに興味が湧いたというよりも、
「大谷翔平選手」の活躍が楽しみのようだ。
対戦相手が戦略として「申告四球」でもしようものなら、
ズルい・・の連発。
まぁ、私としては、夕食のテーブルで、野球の話ができる、
それだけでもいいとしようかなぁ。



2021年07月06日(火)
「柿田川」が「柿田池」になる日

以前は「数年に一度」、最近では「一年に数回」程度、
「柿田川」が「柿田池」になる日がある。
原因は大雨による本流・狩野川の増水で、合流ができず、
水流が押し戻されて流れが止まる。
雨が降り続けている時は、以前も書いたように危険だし、
近づいてはいけない。
しかし雨が上がり、さらに流れがまだ止まっていると
水面、全てが湧水の「柿田池」が目の前に現れる。
公園内の通行止めが解除され、この景色に出会えるのは、
タイミングの問題としか言いようがないが、
その絶景は「うっとり」という言葉しか浮かばない。
毎日のように、柿田川を撮影している私でさえ、
まだ数回しか観たことがない、幻の景色。
たぶん、大雨で空気も澄んでいたんだろうなぁ。



2021年07月05日(月)
「テレビニュース」の情報発信力

今回の長雨が原因で、熱海市の土石流被害をはじめ、
自宅近くの橋が折れ崩落したり、家が流されたり・・と、
全国ニュースに取り上げられたからか、
北は北海道、南は山口県あたりの友達も含め、
本当に多くの人から「大丈夫?」というメッセージが届いた。
実は最近「テレビ」の情報発信力は「ネット」の力に押され、
だいぶ弱くなってきた、とこの場でも書いた気がする。
しかし、今回頂いたメッセージのほとんどは、
「テレビで『清水町』って言っていたから」と綴られていた。
不思議なことに「ネットで知ったけど・・」という人はなし。
やはり、災害などの情報収集は「テレビ」がベストと理解した。
なぜかな?、とじっくり考えてみたら、
やはり、手慣れたリモコンで、テレビスイッチを入れるだけで、
一方通行であるが、瞬時に被害の情報が手に入る。
それも、多くのチャンネルでほぼ同じ内容の報道だから、
受け側が、情報を選ぶ必要がないからなんだと思う。
今回は特に「テレビニュース」の情報発信力は、絶大だった。
詳細を知るのは、翌日の「新聞」だったし、
メディアの使い分けって、こういうことなんだな、きっと。



2021年07月04日(日)
大雨が創り出した景色は、ライブでアップしない

長雨が続き、数日前から、見たことのない景色が現れ、
話題性だけを目的ならば、スクープ並みの扱いで動画撮影し、
拡散能力の高いSNSなどに、ライブで投稿すればいいのだが、
それは、あまりにも危険すぎる。
その時にしか撮れない景色や、目立ちたい一心の撮影は、
危険な場所に足を踏み入れなければならないことが多い。
だから、私は「ライブではアップしない」と決めている。
自分の投稿がきっかけで、誰かがその場所に出かけ、
撮影に夢中で怪我でもしたら、責任を感じてしまうから。
数日後、記録写真として、実はこんなに凄かったんです、
今は元の景色です・・と紹介するのはいいと思うのだが・・。
今回も、もの凄い勢いで流れる川を、現場レポーター気取りで、
実況する声を入れながら撮影した人の投稿を眺めていると、
自己責任だと思いながらも、やはり心配が先に立つ。
マスコミの人たちの、(災害・台風)現場からの実況中継も、
そろそろ止めて欲しいなぁ、ドキドキしてしまうから。
「大雨が創り出した景色は、ライブでアップしない」
みんなに伝えていかないとなぁ。



2021年07月03日(土)
本流の流れが、支流の流れに大きく影響したかも

自宅からほど近い「黄瀬川」が氾濫し、
「黄瀬川大橋」も、一部が折れ、崩落した。
確かに上流部の富士山東南・御殿場方面に大量の雨が降り、
川の勢いが増したことが直接の原因だろう。
しかし私は、駿河湾に注ぐ前に合流する、
「狩野川」の影響が大きかったのではないか、と思う。
「黄瀬川」は「本流・狩野川」の「支流」であり、
実は「柿田川」も「本流・狩野川」の「支流」。
どちらの川も、合流地点での本流の水量が予想以上に多く、
うまく合流できず、そのまま押し戻される形で、
水位が上昇した、そう考えるのが妥当だろう。
狩野川の上流部に当たる、伊豆半島天城地域でも、
負けないくらいの大量の雨が降ったのだから。
結果から推察して、直接の原因を調べることも大切だが、
間接的に影響した原因も考えられる思考を持ちたい。
コロナ感染がなかなか収束しないのも、
国民ののワクチン接種があまり進まないのも、
もしかしたら、大きな間接的な原因があるかもしれない。
「風が吹けば桶屋が儲かる」的発想も大事たがらなぁ、
こういうこう着状態の時は。(汗)



2021年07月02日(金)
「わだち」を徐行する車に人柄を感じる

6月の空梅雨が嘘のように、7月に入り大雨の連続。
さすがの私も、徒歩通勤を諦めマイカー通勤したが、
対向車や前を走る車に、人柄を感じていた。
子どもたちの通学時間と重なり、
歩道も、パラソルの花が咲いているのだが、
自動車がスピードを上げて通過すると、
車道のわだちに溜まった水が元気よく、
水しぶきをあげ、子どもたちに襲いかかる。
時には、小学校前の小さな子どもと母親など、
びしょびしょになってしまい、悲しくなってしまった。
そんな光景を目の前で見たドライバーは、
必ず、ブレーキを踏み徐行、減速しながら、
歩行者の脇をゆっくりと通過していた。
普段の運転よりも、こういう日にこそ、
ドライバーの人柄が表に出るな、と思う。
雨の日こそ、歩行者をいたわる運転を・・と願い、
「『わだち』を徐行する車に人柄を感じる」を
一言として、残しておきたい。



2021年07月01日(木)
降りますランプ

NHKラジオ「文芸選評」(短歌)のメモだった。
出題テーマも忘れてしまったけれど、
なぜか記憶に残っている短歌がある。
「終バスに2人は眠る紫の降りますランプにとり囲まれて」
遊びなのか、仕事なのかもわからないけれど、
疲れてしまって、どちらかの肩に頭をのせている、
その周りを、ワンマンバス特有の「ランプ」が点灯している。
それも2人を囲むように「紫色」が際立つ、
そんな情景が浮かび、いい作品だなぁ・・と感じた。
しかし、面白い解説があった。
(すみません、選者も忘れてしまいました。(汗))
実は私たちが、あっ、あれね・・とイメージしているのは、
「降りますランプ」ではなく「止まりますボタン」。
私にとって、へぇ、そうなんだ・・という発見もあったし、
現実を短歌にするからと、正直に表現したら、
「終バスに2人は眠る紫の止まりますボタンにとり囲まれて」、
これでは、字余りにもなるし余韻がないな、と感じた。
今考えると、押すのは乗客の私たちだから「降ります」がいい、
「止まります」だと、主役が運転手だもの。
まぁ、どっちでもいいんだけど、
単語1つで、こんなにイメージが変わるんだなぁ。