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しもさんの「気になる一言」
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2021年06月30日(水)
選んでもらうためには、何をしたらいいか

最近、観光分野で仕事をしていて、気になることが増えた。
と言うのは、多くの観光地が、HPやSNSなど、
多角的な情報発信ツールを使い、魅力を発信し続けていること。
それが、全国画一的で、ちょっと怖い気がする。
コロナ感染が「終息」はしなくても、いつか「収束」はする、
その時、全国一斉で「観光客」を奪い合うこととなるが、
旅行行きたい症候群の国民には、ものすごい量の選択肢が示され、
その中から、行きたい場所を選ぶこととなる。
それは、私たちが考えている観光地同士の戦いではなく、
ディズニーランド、ユニバーサルスタジオなどのテーマパークや、
買い物などを楽しむ、アウトレットなどの商業施設、
歴史ある温泉や、ちょっと豪華なリゾートホテル、
コンサート会場、スポーツ競技場など、数えたらキリがない。
そんな中で、付加価値をつけ、他施設と差別化を図りながら、
最後は、選んでもらわなければ、意味がない。
だから、今、考えておかなければいけないのは、
数多くの提案されたプラン・候補の中から、
「選んでもらうためには、何をしたらいいか」に尽きる。
これって、婚活などのイベントに代表される、
相手に「選んでもらう」ことを意識することと同じ。
どんなに素晴らしい才能があっても、選んでもらわなければ、
何も始まらないのだから。



2021年06月29日(火)
日本とイギリスは、家の間取りが似ているから

あれっ、誰のコメントだったかな・・と探していたら、
作家・柳美里さんだった、と思い出した。
確か、イギリスアンティーク家具が好きで、
大切にしているって話の中で、メモした話であった。
「どうして、イギリス家具が好きなんですか?」の問いに、
いくつか好きな理由を挙げたあと、
「日本とイギリスは、家の間取りが似ているから」とまとめ、
「島国で狭くてですよ、寸法的に家具もほとんど一緒なんです」と
付け加えた。
他のヨーロッパ家具と違い、イメージがピッタリなんだと思う。
うまく言えないけれど、家具だけが主張せず、
他の家具どもうまい具合に調和がとれているってこと、
そんな意味に理解した。
そういえば、自動車も右ハンドルだし・・
イギリスとの共通点って、多い気がする。
EUから離脱し、自国の文化を大切に守ろうとしたイギリス。
なんだか他の国より、身近に感じちゃうのは私だけかな。



2021年06月28日(月)
大谷の活躍はバランス

今シーズン、メジャーリーグで大活躍の大谷翔平選手。
それに合わせて多くの特集記事、特集番組が組まれているが、
その記録の凄さにスポットを当て、大リーグ史上・・と
後追いのように取り上げている記事が目立つ。
私が知りたいのは、どうして今シーズンは、
大谷選手が活躍できているか・・なのだが。
それをズバッと解説してくれたのは、
やっぱりこの道の解説では欠かせない「落合博満」さん。
簡単には説明できないと思っていたら、
「大谷の活躍はバランス」と言い切った。
ハヤトちりの私は「投打のバランス」と勘違いした。
打つことも投げることも含め、野球大好きな大谷選手は、
疲れることなど考慮せず、試合に出続けることで、
精神的なバランスをとっているから・・と解釈した。
しかし、落合さんの視点は、全然違った。(汗)
一回り大きくなった大谷選手の体格を眺めて、
「上半身・下半身、バランス良く鍛えたから」と語った。
アスリートは、オフシーズンなどを利用して、
よく筋肉トレーニングをするが、どうしても弱い部分の筋肉を
強化しようとして、バランスを崩す。
なるほどなぁ・・そういうことだったのか・・さすが。



2021年06月27日(日)
「これは悲劇かい?」「喜劇かい?」「女が絡むとわからん」

映画「女は女である」
(ジャン=リュック・ゴダール監督)から。
フランス映画・・というか、ゴダール監督の作品というべきか、
私には、まったく理解できなかった。
観賞後、作品解説を読んで、少しだけ・・なるほど・・と思ったが、
それでも、やっぱり、私には難しかった。
「登場人物が歌わないミュージカルコメディ」という発想に基づいて
制作されたラブコメディ。(らしい)
私の映画鑑賞の仕方が、作品内で発せられる台詞やフレーズに重きを置き、
そのメモから、作品レビューを書くからすれ違うのだと理解した。
監督らしい視点とか、構成とか、色合いとか・・あまり興味がないからか、
心に刺さるものが少なかった、と推察した。
気になった会話は、2つ。
「これは悲劇かい?」「喜劇かい?」「女が絡むとわからん」
人生でも仕事でも、たぶんなんでも、女が絡むことにより、
見方によっては、悲劇にも喜劇にもなる、というのが面白かった。
「すぐ戻る」「なんで男は中座するとき『すぐ戻る』と?」
「卑怯だからよ」「お互い様だ、女は皆ワルだしな」
あぁ、これは国に関係なく、日本人もそうかもなぁ・・・と笑った。
風刺があったり、コントみたいなシーンがあったり、
意味不明なカットも、この作品には必要だったんだろうけれど、
やっぱり、私には難しすぎた。
絶賛の評価が溢れている中で、レビュー投稿するのは、
う〜ん、気が引けるなぁ。(汗)



2021年06月26日(土)
コロナ禍の生涯学習講座は、大学の先生を講師に

社会教育、生涯学習の経験が長かったからか、
(他市町の)公民館等の職員から、こうしたコロナ禍の中で、
どうやって講座を企画したらいいですか?、
という質問を受けることがある。
さすがに私が現役の時は、コロナウィルス感染拡大がなかったから、
こうすればいいよ、と経験談を語ることはできないけれど、
こういう時だからこそ、現代が抱える問題として、
住民に向けて、講座・教室の企画を考えたくなる。
そのヒントは、大学で教鞭をとっていた先生方のコメントにあった。
対面授業よりも、オンライン授業の準備の大変さ、を綴った先生方が
とても多かったことが私の記憶に残る。
以前から、高齢者の学習意欲はすごかったけれど、
このコロナ禍で、学びたい・・と思う高齢者が増えているし、
コロナ禍で自宅に引き篭もっている高齢者も多いと聞く。
そんな彼らが、テレビのワイドショーばかり見ているのではなく、
まちの文化や歴史を学ぶ機会を与えたら、どんなに盛り上がるか、
考えただけでも、想像がつく。
若い生徒さんたちに教えている大学の先生方、
この1年間溜め込んだ、オンライン授業のノウハウを、
是非、地元の人たちの生涯学習講座に力を貸していただきたい。
それが、学社連携っていうものなんだよなぁ。



2021年06月25日(金)
「大丈夫?」って訊かれると「大丈夫」って答えてしまう

身体的にも、精神的にも、辛い時があって、
時には体調を崩して長期休暇を取る人もいる。
事故等で身体障害になり車イス生活を余儀なくされる人も。
そんな生活弱者の人たちと話をしていて、
そしてまた「東京オリ・パラ」で特集番組を観ていて、
メモしたフレーズ。
「『大丈夫?』って訊かれると『大丈夫』って答えてしまう」
本音は「大丈夫」でなくても「大丈夫」って言わせてしまう
そんな雰囲気を訊ねるほうが醸し出しているようだ。
では、どんな言葉をかけたらいいのだろう・・と思っていたら、
「休んでもいい」「立ち止まってもいい」という意味を込めた、
「ちょっと休もうか」「少し立ち止まろうか」などの方が、
気が楽になるらしい。
これもまた人によっては違うのかもしれないが、
これから始まる「東京パラリンピック」に出場する選手に、
どんなインタビューがされるかは、私の楽しみの一つでもある。
少なくても「頑張っている選手」に向けて、
これ以上「頑張ってください」と言わないインタビューを
期待したいと思う。
勝った選手には「喜び」を中心に話せばいいけれど、
負けた選手へのインタビューは、難しいからなぁ。



2021年06月24日(木)
夏まつり中止。「コロナ」&「オリンピック」

年に一度の大きなイベントである夏まつりは、
コロナ禍の中、2年連続の中止や規模縮小開催が叫ばれ、
大きな話題となっているが、我が町だけ考えてみれば、
コロナ禍でなくても、中止の判断は正解だと思う。
なぜか?・・
それは日程が「8月第1土曜日」だからである。
メモ魔の私は、いつもの癖で、手帳にいろいろ書き込む。
さて、東京オリ・パラも、中止はなさそうなので・・と、
主な競技の日程をチェックしながら、書き始めたら、
お祭り予定の8/7(土)って、8/8(閉会式)の前日で、
ほとんどの種目が「準決勝や決勝戦」などであった。
(陸上・ゴルフ・バレーボール・水泳・カヌー・体操・
バスケットボール・野球・ボクシング・空手・近代五種・
自転車・ハンドボール・レスリング・馬術・サッカーなど)
言い換えれば「お祭り」がよほど魅力がなければ、
オリンピックのテレビ観戦を優先すると感じたから。
実は「8月第1土曜日」は町が制定した「柿田川の日」。
う〜ん、悩ましいところだなぁ。



2021年06月23日(水)
近のマイブームは「町全体シリーズ」

最近「町全体シリーズ」にハマっている。(笑)
私の住む「静岡県清水町」は、東西約2キロ、南北約4キロ、
心臓のような形、伊豆半島のような形の小さな町だからこそ、
この「シリーズ」が活きてくる。
一時は、東京ディズニーランドを始めとしたテーマパークのように、
東西南北でのゾーニングも考えたが、やや無理があった。(笑)
それならば・・と考えたのが、町全体シリーズ。
実は、この「シリーズ」、私が社会教育課で働いていた時、
それも、20年以上前に企画し、今でも続いている長寿文化事業。
文化振興を担当していた当時、町内に美術館がないのが悔しくて、
それならば・・と、逆に、町内のいろいろなところに
文化芸術の作品展示ができるスペースを確保しようとしたのが始まり。
地域交流センター、防災センターを始め、町内2中学校の廊下、
JAのロビーなど、官民を問わず、展示させてもらっている。
これが「町全体が美術館」事業だが、同じ発想で
・町全体が音楽ホール・町全体が博物館・町全体が寄席   
・町全体が植物園・町全体が専門書店・・など頭に浮かぶ。 
今、情報を集めているのが「町全体が柿田川レストラン」
柿田川をイメージして作った、実際のメニューを集めて、
バーチャルの「柿田川レストラン」として、紹介する。
レストランのメニュー、ちょっと研究してみようっと。

P.S
「柿田川○○」というこだわりメニューのあるお店、
ジャンルは問いません。知ってたら教えてください。
バーチャルだから「町外・県外・国外」でもOKです。(汗)



2021年06月22日(火)
「平和ボケ」って言葉がここまでピッタリくるとはね

映画「サイレント・トーキョー」(波多野貴文監督)から。
この作品、サスペンスと言いながらも、
爆破事件の犯人を当てる推理ドラマではないし、
もっと重たい話題だった。
日本人の「戦争・平和」に対する意識改革を目指した
ドラマだった気がする。
「渋谷ハチ公前」付近で、爆破予告があったにもかかわらず、
「爆発を見たいと言う群衆心理」が働き、回避するどころか、
多くの日本人がスマホ片手に集まってきてしまう。
そして、予告通り本当の爆発が起こり、被害者が出る。
このあと、こんな台詞が私のメモに書き込まれた。
「あの状況で渋谷に行くなんて、この国の人たちぐらいだよ。
想像力がなさすぎる。もちろん君たちも含めて
『平和ボケ』って言葉がここまでピッタリくるとはね。
爆破予告が出てるのに、みんな自分だけは助かるって信じてた、
何の根拠もないのに・・」
これに尽きる気がする。
題材が「戦争」であったから話が多くなているけど、
自然災害での避難勧告が出ても、自分は大丈夫、と避難しない、
コロナ禍で「緊急事態宣言」が発令されても、
自分は感染しないと思うのか、北海道や沖縄に旅行する・・
もちろん、もっと身近なこととして、宴席を設けるなど、
「みんな自分だけは助かるって信じてた、
何の根拠もないのに・・」で言い表されている。
戦争も「憲法9条」があるから、起こらない・・って、
本気で思っている日本人が多いかもなぁ。



2021年06月21日(月)
第2展望台に、ミステリーサークル出現

最近の柿田川公園は、ありがたいことに、
遠足、社会科見学、修学旅行で、子供たちが多く訪れてくれる。
そんな彼ら、彼女らに混じって、公園内を散策していると、
予想外の会話から、公園の話題づくりのヒントをいただく。
「ブルーホールって、意外と小さいねぇ」「もっと大きいと思った」
そんな会話から、以前メジャーで測定した「直径と深さ」を、
どこか近くに表現できないものか、とずっと考えていた。
ちょうど、地元・西小学校の3年生71名が訪れるというので、
先週の金曜日、第2展望台に、白チョークで直径4.5メートルの円を
描いておいたら、週末の雨で、すっかり消えていた。(当たり前か・・)
そこで、今朝は早起きをして、懲りずにチョークで円を描いた。
(行政に叱られたら、すぐ消せるように・・(汗))
そして子供たちに「第2展望台に、ミステリーサークルが現れたよ、
昨日までなかったのに、不思議だぁ」と驚いてみせたら、
興味津々で、一時、大騒ぎとなってしまった。
本物のサイズを体験させる、という試みは大成功なんだけど、
「これって、ブルーホールのサイズ」と想像した子は少なく、
本気で「ミステリーサークル」と思っている子もいた。(汗)
大人の皆さん、白いチョークが消えないうちに、
「柿田川ブルーホール」のサイズを一度、確かめてください。
きっと、その大きさに驚くはずですから・・。
ちなみに、大相撲の土俵の大きさと、ほぼ同じだから、
大相撲が始まると、なぜか土俵を意識してしまうんだよなぁ、私。



2021年06月20日(日)
選挙は「投票日当日投票所投票主義」

静岡県知事選挙の投票日に感じたこと。
公務員時代を振り返ると、当日の選挙事務は忙しかった。
投票管理者になると責任重大で、自分の判断ミスで
選挙無効になったら・・と思うと前日から緊張していた。
選挙は長い間「投票日当日投票所投票主義」を貫き、
現在でも選挙期日に投票するのが原則となっている。
しかし今の投票方法は、投票率のアップ、事務の簡素化を目的に、
期日前投票が推奨されている。(?) 
以前の「不在者投票」は、投票日当日に「不在」となる
それなりの理由がなければ認められなかったし、宣誓書を書いたり、
投票用紙を内封筒及び外封筒に入れ、外封筒に署名する手続きもあり、
確かに面倒くさかったけれど、それだけ一票の重みを感じた。
投票立会人も、投票時間の間に、外封筒、内封筒から出して、
数の確認をしながら、投票箱に入れてもらっていたのを思い出す。
何を言いたかったかと言えば、投票行為が容易になった分、
選挙自体の重みがなくなり、候補者の主張を比較する前に、
多くの有権者の投票行為が行われることが気になっている。
期日前投票や、投票時間の延長、有権者の年齢引き下げなどの対策が、
どれほど選挙の投票率に影響しているのか、検証すべきでは?
そんなことを感じている。
今後、デジタル庁などの開設により、選挙もネット投票が議論される。
しかし、選挙は投票率さえ上がればいいものではない。
一票の投票が自分たちの生活を変えるという意識の醸成が必要となる。
選挙の目的と目標、しっかり認識すべきであろう。
選挙当日まで、悩んで悩んで・ということがあってもいいのになぁ。



2021年06月19日(土)
コラムは、読者と静かに対峙できる

以前、エッセイストではなく、コラムニストになりたい、
そんなことを書いた。
以前と言っても、新聞投稿にハマっていた頃だから、
もう何年も前のことである。
その後、なぜ「エッセイ」ではなく「コラム」なのか、
どこが違うのか、自分なりに考えてみた。
一つの題材に対して、上から下から、右から左から、北か南から、
遠くから近くから、正面から斜めから・・と視点を変えて書き、
綺麗な言葉でなく、自分の意見をはっきり書く、という意味で、
コラムの方が好きなのであるが、
エッセイは、個人の呟き、コラムは、読者との会話だと思う。
自分の意見はこうです、あなたはどう考えていますか?、という
読者への投げかけをしているのかもしれない。
そう言う意味では、胸を張って
「コラムは、読者と静かに対峙できる」から好き、
と言えるかもしれない。
まぁ私の文章の特徴として、比喩が苦手、形容詞が少ない、から、
「エッセイ」より「コラム」の方が好きなのかもなぁ。
「エッセイスト・しもさん」と「コラムニスト・しもさん」
あなたは、どちらが好きですか?



2021年06月18日(金)
「そうですね・・」の戸郷投手

ジャイアンツの若手、戸郷投手のヒーローインタビュー。
どんな質問でも、まず口から発せられるのは、
枕詞のように「そうですね・・」で始まる。(笑)
(気になりだすと、笑ってしまうくらいなのだが・・(汗))
私は、いい意味で、この「そうですね・・」をメモした。
「インタビューアーの質問」に対して、
頭に浮かんだことを、すぐに答えるのではなく、
一度、自分の中に受け入れて・・という、
そんな姿勢が感じられるし、一呼吸置く感覚もある。
相手のペースではなく、自分のペースで受け答え、
ピッチャーには、一番大切な要素が感じられる。
もちろん、これは私の勝手な思い込みだけど、
毎回のインタビューで繰り返されるのだから、
周りもきっと、いい答えだと・・思っているんだろうな。
マニアックなメモかもしれないけれど、
「『そうですね・・』の戸郷投手」を記録に残しておきたい。



2021年06月17日(木)
世間は勝手に憶測をし始めるんです

映画「望み」(堤幸彦監督)から。
息子の同級生が殺害され、息子が事件に関与している可能性が高い。
行方不明となっているのは3人、そのうち逃走中の少年は2人。
ということは、残りの1人は殺されている可能性もある。
自分の息子が犯人(加害者)なのか被害者なのかわからない中、
犯人であっても息子に生きていてほしいと「望む」のか、
被害者であっても息子の無実を信じたいと「望む」のか。
究極の選択とも言える「望み」かもしれない。
でも私が注目したのは、憶測で誹謗中傷する世間の動き。
マスコミをはじめ、今まで親しかった人たちまで・・。
警察に対して、わかっていることを公表するように求めたが、
捜査に支障が出るから・・と口をつぐむ。
両親は苛立って、警察に再度、こうお願いする。
「捜査で分かった事が表に出ないと」と前置きをして、
「世間は勝手に憶測をし始めるんです」
警察の人も、同じ環境に置かれないときっとわからない。
世間の誹謗中傷の凄さ、嫌らしさ・・を。
象徴的なのは、犯人じゃないわかった時の掌の返し方。
息子を犯人と決めつけ罵った人達が、彼のお通夜で謝る。
「すまなかった」「すまなかった先生、この通りだ許してくれ」
物語だから、このまま終わったけれど、私なら許さない。
私はこのシーンが一番嫌いだった。
憶測だけで判断し行動すると、こんな辛い目に遭うことを
もっと強調して欲しかったなぁ。



2021年06月16日(水)
「米」から「米プラ」

ラジオから流れてきた情報。「米」から「米プラ」
新潟県はお米の産地は、誰もが認めることなのだが、
その新潟県で、お米からプラスチックをつくっているらしい。
私も以前、日本の食糧難に備えて、生産調整などせずに、
つくるだけ作って、いろいろな用途に使えばいいのに・・と書いた。
その時は「米」から「米粉」にして、米粉のパンを作ろう、
程度の発想だったが、今は、食べ物だけでなく、
プラスチックを作っている会社がある、と聴いて感激した。
お米の産地だから、当然、酒蔵も多い新潟県であるが、
吟醸、大吟醸など高級と言われる日本酒は、
お米を削って削って、ほんの一部分だけを使うので、
多くの部分を捨てることになるという。
その廃棄する部分などを使って、他の製品をつくるという。
その視点・発想が私を喜ばした。
私の興味関心は「お米から、どんなものができるのだろうか?」
コロナ禍が続き、世界からの輸入がストップした時、
やはり一番頼れるのは「お米」だと思っているし、
それが、食べ物以外のものもできるとしたら、
農家のつくる「米」は、原材料として需要拡大間違いなし。
ゆっくり、調べてみようっと。



2021年06月15日(火)
「ドラえもん」と「ポケモン」の違いは?

小学校3年生に、柿田川公園の魅力を伝える機会をいただき、
大判のボードを作っていたが、10歳にも満たない彼らに、
日量100万トン、水温が15度一定で、国指定天然記念物・・と
ありきたりの説明をしても、きっとわからないだろう、と考え、
「柿川公園の秘密を探れ!」とばかり、
実は公園は自然に溢れているので、こんなポケモンが隠れているよ、
柿田川の自然とポケモンを探してみよう・・と
草や水、虫タイプのポケモンなどを中心に資料を整えた。
背の高い木には「アローラナッシー」、カニと一緒に「クラプ」、
カタツムリと「オムナイト」、珍しい石には「イワーク」などなど。
63歳の私は、もちろん全部は覚えていないけれど、
スマホゲーム「ポケモンGO」で知ったポケモンを駆使し、
子どもたちが興味を持ちそうな楽しいボードができた。
あとは、図書館で調べて、もっともっと探してみよう・・と
まとめるつもりだったが、
なんと我が町の図書館に「ポケモン」の本が置いてない。
子どもフロア(1F)で検索したら「ドラえもん」はあるのに、
「ポケモン」に関する本はゼロ。
「ドラえもん」と「ポケモン」の違いは?と首を捻った。
全国の図書館の傾向なのか、各図書館独自の判断なのか、
誰かわかる人がいたら、是非、教えて欲しい。



2021年06月14日(月)
褒められたかったら、第二展望台へ

最近の私の週末は、柿田川公園の写真撮影より、
もっと楽しい遊びをしている。
それが「褒められ体験」(笑)
場所は「柿田川ブルーホール」でお馴染みの第二展望台。
観光客のフリして、青い輪を覗いていると、
柿田川公園に初めて訪れ、この湧き間を観た人は、
本当に高い確率で、驚きの声を挙げる。
この時、目をつぶって、観光客の声だけを聴いていると
「すごい」「信じられない」「きれい」「素敵」
「癒される」「ずっと眺めていたい」のオンパレード。
こんな言葉を、町のど真ん中で浴びられるのは、
たぶん、ここだけ。(汗)
この年齢になると、そんなに褒められることはないから、
なぜか、自分のことではないと分かっていても、
気分が良くなり、ワクワクしている私がいた。
そういえば最近、褒められたことがないな、
そう思ったら、試してみて欲しい。



2021年06月13日(日)
頑張れ!!「渋沢栄一」、「論語と算盤」で切り抜けろ!!

久しぶりに、私の呟き。(汗)
2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」。
今回の物語の主人公は「渋沢栄一」なので、
明治維新から新しい時代を切り開いてきた彼の実績として
今の生活にも影響を及ぼした民間改革の数々が、
角度を変えて紹介されるのかと思ったら、6月になっても、
まだ「一橋慶喜」の家臣で、心配となっていた。
これから彼の転機となる「パリ万国博覧会の随員」となって渡仏、
さらに予想もしなかった、大政奉還を経て、
やっと、波乱万丈の人生が展開される。(はず)
この武士の経験、確かに彼を成長させたと思うし、大切だと思うが
いつまでこれが続くのだろうか・・と気を揉んでいたら、
今回のラストシーン、やっと「算盤(そろばん)」が登場した。(笑)
彼の持論である、単なる金儲けだけでは良い社会は築けず、
道徳心を持った金儲けこそ、社会の役に立つ、とした意味で、
「渋沢栄一」の代名詞となっている「論語と算盤」が、
ここにきて、やっと揃ったことになる。
前半、武士の世界で、論語というべき道徳心を徹底的に学び、
後半、その「道徳」を常に念頭におきながら、ビジネスをする。
これからも、何度もぶつかる試練に立ち向かいながらも、
「おきあがりこぼし」のように立ち上がってくる「渋沢栄一」を、
楽しみに観続けていきたい・・と思う。
これから、東京オリ・パラ開催期間の放映も心配だけど・・
頑張れ!!「渋沢栄一」、「論語と算盤」で切り抜けろ!!



2021年06月12日(土)
「風林火山」の「山」担当だから、俺

映画「新解釈・三國志」(福田雄一監督)から。
「三国志」関連の映画も、いろいろ観たけれど、ムキになって、
今回の作品・監督に対するレビューを読むと、残念で仕方がない。
私は、ここまでコミカルな「新解釈」も楽しかった。
だって、その時代に生きていた人が今はいないのだから、
100パーセント違うって断言できないじゃん、と思う。
劉備が臆病だったり、面倒くさがりの性格だっていい。
戦いを前に、こう言うのもアリかもしれない。
「『風林火山』の『山』担当だから、俺」
「なにそれ?」「『林』でも可能だけど・・」
「静かでいるか、動かずにいるか、ですな」
風林火山の原文の出典は「孫子の兵法・軍争篇」の一節だから、
面白い・・と思ってメモをした。
もしかしたら、日本の戦国武将、織田信長だって、
明智光秀だって、徳川家康だって、違うキャラかもしれない。
何も映画にしなくても、という人もいた。TVドラマで充分と。
こんなことを「映画化」したからこそ、私は観たのだし、
TVドラマだったら、観なかったかもなぁ。

P.S
個人的に好きだったのは「晴耕雨寝」という四字熟語。
雨の日は「本など読まずに寝る」から「晴耕雨寝」。
このネタ、いつか使わせてもらおうっと。(笑)



2021年06月11日(金)
気持ちで集めるなら、愛着が先。

先日「ボランティア活動に、人を集めるには?」という話題で
意見交換したら、面白い話が聴けた。
例えば、花壇や公園の清掃活動。
私は、最初は、やや強制的に参加を求めても、
何度もボランティアで清掃活動を重ねていくうちに、
手入れしている花壇や公園に愛着がわき、
清掃活動が定着するんじゃないか、という話をした。
そんな考えを持っていたら、ある女性がこう教えてくれた。
「えっ、愛着が先ですよ」と。
特に公園などは、あまり制限をかけず、自由に使わせていただき、
自分たちが使える楽しい場所、として愛着がわいたら、
何も仕掛けなくても、普段使わせていただいている場所だから、
これからも使わせていただく場所だから、たまには清掃活動しよう、
そんな気持ちになる、ということだろう。
これには、目から鱗のヒントがあった。
行政経験の長い私は、どうしても「安全・安心」から入り、
「公平・平等」と続き、条例どおりに・・という方向へ向かう。
それでいて、もっと活用して、賑わいを創出して、と要望をする、
行政の悪いパターンだなと、我ながら猛反省をした。
「ボランティア」って「自ら進んで・・」って意味があることを、
この「気になる一言」でも紹介したことがあったなぁ。
「気持ちで集めるなら、愛着が先」、うん、わかりやすい。



2021年06月10日(木)
俳句+短歌=俳歌(短句)

ほぼ毎日撮影している「柿田川」を紹介するには、
情景を長々と説明するときっと続かない。
そう思い「5・7・5」の17文字、標語調で綴り始めた。
その後、季語を入れた俳句に形を変えてみたが、
毎日、季語を選ぶのに一苦労して、続かなかった。
一番しっくりきているのが「5・7・5・7・7」の短歌調。
31字あれば、それなりの景色、気持ちが伝えられるからだ。
しかし、最近の私にしては珍しく、欲が出たのか、
「俳句」の要素を、少しだけ入れたくなってきた。
そこで、考えたのが「5・7・5」の俳句と、
「7・7」を付け加えた短歌調の表現。
かといって、社会風刺や皮肉、滑稽を盛り込み、
「5・7・5・7・7」の音で構成した「狂歌」とはちょっと違う。
こういう文芸はないか、と調べてみたが、
なかなか思うような「単語」にぶつからなかった。
そこで、とりあえず「俳歌」(短句)と名付けてみた。(笑)
お見込みの通り「俳句+短歌=俳歌(短句)」の造語。
「シャンプー+リンス=リンプー」
「シャンプー+リンス=シャンス」みたいな感覚。
毎回とはいかないけれど、時々、季語を入れてみたくなった。
たぶん、挫折した「俳句」への心残りかなぁ。



2021年06月09日(水)
私は保育士。パートナーはトラックの運転手。

テレビでは「日本のジェンダー意識が低い」ことを、
世界各国の外国人が指摘していた。
「LGBT」の理解も薄い・・と重ねて指摘していた。
そんなテーマで意見交換がなされ、話が盛り上がった中、
司会者がこんな質問を投げかけた。
(ちょっと曖昧な部分がありますが・・)
「私は保育士。パートナーはトラックの運転手。
一緒になる前は、2人で協力しようと約束していたのに
家事を私にばかり押し付けて困っています。
あなたはなんとアドバイスしますか?」
この回答の大事なポイントは、性別を意識しない視点。
「私」は男性かもしれないし「パートナー」は女性かもしれない、
もしかしたら、同性同士かもしれない。
「私」と「パートナー」の組み合わせは一つではない。
私は不思議なことに、このジェンター問題に引っ掛からず、
ケースバイケースだよなぁ・・と頭の中で答えていた。
先ほど、日本のジェンター意識の低さを指摘していた、
世界各国の外国人でさえ、引っかかっていたから少し笑えた。
国・性別というよりも、個人の意識の違いかな、これって。



2021年06月08日(火)
油断していい状態ではない

まだまだ収束が見えないコロナ禍の中、
それでも東京・大阪などの大都市感染者が減り続けて、
東京オリパラも含めて、新しい段階に入った・・
そう思う人がいるのも現実的であるが、
そんな日本の潮流を眺めながら、ある識者がこう呟いた。
「油断していい状態ではない」
それを耳にした私は、少し違和感を感じた。
私の知っている「油断」って、
「気をゆるすこと。たかをくくって、注意をおこたること。
ぬかりがあること。不注意」などが主な意味で、
「油断できない」とか「油断してはいけない」と使い、
日頃から「油断」しないような生活をするのが常で、
決して「油断していい」という言い方はしないからだ。
感染者が減ってきたからといっても、
今までと同じように感染対策をして
「気を抜いてはいけない」そんな意味で使ったと推察するが、
さすがに「油断していい状態ではない」は気になった。
あまりに何回も、コメントを求められているから、
「油断」してしまったのかな。(汗)



2021年06月07日(月)
強い相手とやったほうが面白いから

映画「AWAKE」(山田篤宏監督)から。
主役は「世界を変える」のフレーズがお似合いの、吉沢亮さん。(笑)
私の場合、囲碁だと全くわからないけれど、
将棋なら、駒の動かし方くらいならわかる知識があるため、
予想以上にのめり込んだのかもしれない。
幼少の主人公ふたりが、将棋会館の前で初めて出会うシーン。
まだライバルになることも知らないのに、こんな会話をする。
「きみ強い?」「まぁ」「よかった」「えっ?」
「強い相手とやったほうが面白いから」
そして中盤にも違った場面で、
「やっぱり強い相手とやりたくなるのは、
棋士の本能なんじゃないのかな」という台詞が飛び出す。
さらに「勝ちたいと思って対局に臨まない時が来たら、
僕は棋士を止めないといけないと思っています」
誰よりも強くなりたい、それも一番強い相手を倒して、
胃が痛くなるような緊張感を味わいながらも、駒を動かす。
しかし、弱い相手とやって勝っても面白くない、
強い相手とやって勝つことが面白いんだ、と言い切れる
この境地を、本当に小さい頃から感じていたとしたら、
その考え方こそ「名人」を生み出す考え方なんだろうな、と思う。
ラストシーン。戦いを終えた2人に対して
「もっと自由な場で戦わせてやりたい、と思いました。
将棋は本来、楽しいものですからね」と先輩棋士がコメント。
楽しい将棋を強い相手とやったら、最高に面白いんだろうなぁ。



2021年06月06日(日)
新聞記事の検索、図書館でしよう

先日、ある記事を探しに、新図書館へ足を運んだ。
我が町の図書館には、地元紙の「新聞記事」を
好きなキーワードで検索できる「日経テレコム」という
システムが導入されており、日付等がはっきりしない場合、
想定される日にちを、何日もペラペラとめくらなくても済むし、
以前からとても便利に利用させてもらっていた。
図書館は、書籍の貸出、返却だけが仕事ではなく、
それ以上に大切なのは、利用者の「?」に答える、
リファレンスに代表されるサービスなんだと思う。
逆に、新聞記事の検索方法を告知し、利用してもらうことで、
住民が自ら探すことを覚えることに繋がるんだし・・。
本を探す楽しみと同様に、記事を探す楽しみを知って欲しい。
だから、もっともっと、告知をして欲しいなぁ。
私が使いたい時に、使えなくなると困るけど。(汗)

P.S.
検索できた記事を容易にプリントアウトできれば、
もっといいのになぁ。



2021年06月05日(土)
県知事候補の公約、横文字・英単語が多すぎる

四年に一度の静岡県知事選挙が近づいてきた。
今までの実績だけではなく、これからの公約を比較して、
これからなってほしい静岡県の未来像をイメージし、
自分の考えと合っている候補者に投票したいと考え、
選挙広報、新聞、インターネット等で情報を収集しているが、
横文字の単語が溢れて、意味不明の公約が羅列されている。
ほんの数年前まで、地方公務員であった私がこう思うのだがら、
私の親世代にとっては、カタカナ表記の単語が並んでいるに過ぎず、
結局は、優しそう、明るそうなどのイメージ、人柄が先行してしまう。
もちろん、選挙権の幅が広がった若者たちにも、難しいと感じる。
老若男女が有する選挙だからこそ、通訳が必要になる横文字・英単語は
極力避けて欲しいと思うのは、私だけではないだろう。
言葉の意味がわからないということは、公約を比較することもできない。
それは、静岡県民の老若男女に対して優しい、とは言い難い。
長年政治の世界に身を置く自分たちだけがわかる公約こそ、
住民の目線に立っていないことを、早く気づいて欲しいと願う。
あっ、久しぶりに、新聞投稿調になってしまったなぁ。



2021年06月04日(金)
63歳のテーマは「誰かのために」

元旦に考える「新しい一年の行動宣言」とは別に、
なぜか、誕生日に「○○歳のテーマ」を決めている。
今考えると、言葉遊びかもしれないが、
本当に「テーマ」とか「狙い」とか考えるのが好き、
自分でも呆れるくらいだが、そんな自分も好き。(笑)
長年書き続けている日記を検索したら、
各年齢らしい「テーマ」で、苦笑いするしかなかった。
54歳のテーマは「全国の地方新聞紙、投稿掲載に挑戦」
55歳のテーマは「55歳の1年を人生のピークに」
56歳のテーマは「あとは、ぼちぼち・・」
57歳のテーマは「おかげさまで『57歳』になりました」
58歳のテーマは「もうひと踏ん張り」
59歳のテーマは「柿田川大楽」楽長就任。(笑)
60歳のテーマは「お裾分け」
61歳のテーマは「収穫」
62歳のテーマは「リセット」
さて、63歳のテーマは・・・とずっと考えていたが、
珍しいことに、あれやりたい、これやりたい・・が
ぱっと頭に浮かんでこない。(認知症ではありません)
「無欲」というテーマも考えたが、なんだか違う。
こんなこと悩みながらも、楽しみ、面白がっている私の
63歳のテーマは「誰かのために」。
元旦に決めた2021年の行動宣言は「スローライフ」。
だから、丁寧に生きる(スローライフ)ことを念頭に、
「自分のために」ではなく「誰かのために」過ごしてみたい。
そんな1年間があってもいい気がしてきて・・。



2021年06月03日(木)
語尾に「よ」を付ければ、世界が変わるよ

久しぶりに、マッサージ機にかかりながら、
テレビを眺めていたら、ダウンタウンの松本さんが、
こうコメントしていた。
「語尾に『よ』を付ければ、世界が変わる」と。
確かに、紋切り型の言いっぱなしではなく、
たった一文字「よ」を語尾につけるだけで、
柔らかいフレーズに変わる、ということだろう。
「ね」だと、優しくなりすぎちゃうのかな。(汗)
みんなが語尾の「よ」を意識することで、
殺伐とした会話が、少しだけど、ほんわかムードになり、
コミュニケーションがスムーズになる、ということ。
最初は慣れないから「早く起きなさい」「勉強しなさい」に、
遅れてもいいから「「早く起きなさい・・・よ」
「勉強しなさい・・・よ」と付けるだけでもいい。
確かに、世界が変わる、そんな気になってきた。
さすがに、松本さん、目の付け所が違う。
私も、早速、実践してみようっと。
皆さんも、是非、実践してみて・・・・・よ。(笑)



2021年06月02日(水)
「大厄」は、男女とも61歳ではないか

厄年といえば、神社の初詣に行きながら確認するもの、
それくらいのことと考えていたけれど、
最近、身近な人が体調を崩したり、他界したり・・と
あまり、いい話を耳にしないので気になっていた。
そんな時「しもちゃ〜ん」と後輩に呼び止められて、
また年齢の近い先輩が体調不良だと教えてもらった。
そこで、何か原因があるのかも・・と調べてみたら、
厄年とは、数え年で男性が、25・42・61歳、
女性が、19・33・37・61歳になる1年間のことを呼び、
その前年を前厄、後年を後厄として、
それぞれ、3年間の注意を促している。
中でも男性42歳、女性33歳は「大厄」と呼び、
特に注意が必要な年齢、としている。
厄年の時には変化や人生の転機が訪れる人が多いと言われ、
予期せぬ災難にあいやすく、
この年齢での進学・就職・転職・昇進・退職・結婚・出産など、
体調や精神的にも落ち着かないことが増える傾向にある。
この説明に、妙に納得はしたが、
「大厄」は、男女とも61歳ではないか、と感じる。
生活スタイルも変わり、女性も定年まで働く人が増え、
40年近く働いた疲れがどっと出たり、精神的にホッとしたり、
心身ともに、大きな変化を感じる年齢が、男女とも61歳。
この前後の3年間、60歳〜62歳の過ごし方は、
本当の意味の「大厄」として意識し、
63歳以後は、毎年「後厄」が続く、と考えながら、
丁寧に生きていくしかないんだよなぁ。



2021年06月01日(火)
ブラシの上にのせようって固定概念が間違ってたんだね

映画「解夏」(磯村一路監督)から。
タイトル「解夏」の意味を説明すると、多くの文字を要するし、
単なる解説になってしまうので、ここでは紹介しない。
視力を失う難病に冒され、不安いっぱいの主人公に、
すでに視力を失った先輩(汗)のアドバイスが面白かった。
「こんなこと慰めでもなんでもないんだけど・・」と語り出し、
「私失明して困ったことはたった1つです。一つっきゃなかったですよ」
「それってなんですか?」という問いに、先輩の彼はこう答えた。
「あのね、朝、歯磨こうと思ったら、
歯ブラシに練り歯磨きを上手にのせられないんですよ」と。
そして、こう続けた。「だけどありゃ、なんだね、
ブラシの上にのせようって固定概念が間違ってたんだね。
翌日には解決しましたよ。
なに、先に練り歯磨きを口の中に入れちゃえば済むんですよ。
この程度のものですって言いたいね」と笑う。
だから、不安になることはないよ、そう言ってくれた。
今までと同じ生活ができないというだけで、
何もできなくなるというわけではないんだ、と強く励ました。
目が見えている時の固定概念を、それまでのプライドを捨てて、
どれだけ崩せるかが、これからの生きるコツだ、と伝えた気がする。
早速、目をつぶって歯を磨いてみた・・なるほど、そういうことか。