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しもさんの「気になる一言」
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2021年05月31日(月)
自分の好きなものぐらい自分で守らなくてどうするのよ

NHKラジオ番組「FMシアター」から。
毎週週末の夜(土曜日)、耳で味わう珠玉の物語を届けてくれる劇場、
それが最近おきり入りの「FMシアター」
独創性溢れるオリジナルが私の脳を楽しませてくれる。
今回は「新撰組・土方歳三」が、幽霊として現代に復活し、
五稜郭の舞台、函館が大混乱になる。
最後は、多くの幽霊たちと、函館市民が戦うところまで発展する設定。
しかしメモした台詞を後で読み直すと、
まちづくりのヒントになる視点がいっぱい詰まっていた。
「自分の好きなものぐらい自分で守らなくてどうするのよ」
「人は生きてる間しか夢はみられないんです。みてはいけないんです」
「この時代のことはこの時代の人間が守る」
「なんだかよくわかんないけど、せっかく自分の手で守った街なのに、
出て行くのはどうかな?と思って・・。
この街のためになんか頑張りたくなっちゃった」など。
極端な人口減で寂れていく函館を出ていこうとしていた女性が、
この事件をきっかけに、転出を考え直すシーン。
「郷土愛の醸成」など、カッコいい言葉はいらない。
本気で消滅の危機感を感じ、必死に守ろうとしたこと自体が、
彼女に、郷土愛が芽生えた・・そういうことなんだと思う。
全国で、人口減対策として、移住・定住を促進する施策が花盛りだが、
まずは、今住んでいる住民を留まらせる施策の方が大切だ、と
最近、特に思う。
彼ら彼女らが、本気で住んでいるまちに愛着を感じたら、
その魅力を外に向けて発信してくれるはずだから。



2021年05月30日(日)
今更だけど・・無症状感染ってなに?

コロナ禍の中、いろいろ考えることが多くて、
なんだかモヤモヤした気持ちを抱えながら、床に入った。
ワクチン接種のこと、PCR検査のこと、感染拡大のことなど、
この1年半の慌ただしい動きを振り返りながら、
今更だけど、いくつかの疑問が残ったので、吐き出してみたい。
一番の不安は、PCR検査がコロナウィルス感染用の検査でないこと。
毎日、都道府県の感染者数で一喜一憂しているが、
分母が表示されないのは、なぜなんだろうか?って思うこと。
何人検査して、そのうち何人が陽性で、
なおかつ何人が無症状だけど陽性反応があった、という数字が欲しい。
分母が違う感染者数だけを発表されても、統計として使えない気がする。
それは、外国の感染者数でも同じなんだけど・・と。
それよりもわかりにくいのは「無症状感染」って単語。
症状が出ない感染ってどういうものなのか、って未だにイメージできない。
小さい頃から、病気って症状で判断するものだと思っていたから、
どうもピンとこないのかもしれないが、恥を忍んで聞きたい。
「無症状感染ってなに?」
誰かが言っていたけど「PCR検査陽性者数=コロナ感染者」ではない。
そこのところが、62歳の私には、わからないんだよなぁ。(汗)



2021年05月29日(土)
皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

緊急事態宣言が出されるたびに、延長されるたびに、
菅総理や知事、首長から発せられる、お決まりのフレーズ。
それが「皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます」
あまりに、繰り返されてしまっていて、挨拶の枕詞、
「日頃のご理解とご協力に感謝申し上げます」とペアで、
挨拶の常套句として使われる存在となっている。
今年は、流行語大賞にノミネートするくらい、何度も耳にする。
首長でもない行政職員が、住民の前で挨拶する時は、
このふたつのフレーズは、欠かせない。
逆に、このフレーズの間に、気の利いた話題を挟めば、
とりあえず、挨拶に聴こえてしまうから、不思議だ。
(私も現役の時は、よく多用しました。(汗))
だから本当の意味で「ご理解とご協力をお願いする」のであれば、
もう少しインパクトのあるフレーズを使わないと、
こちらはお願いされた気にならない。
ボキャブラリーが少なくて、うまく表現できないけれど、
(国民)住民に「本当に困っているから、行動の自粛をして」を伝える、
何か違った角度からの表現が欲しいと思う。
それも、行動自粛の意味を理解しない・できない人たちや、
それでも協力をしない、と言い切る人たちに、
その切実なお願いが届く周知方法を選択して欲しい。
なんなら、国民から公募してもいいのでは・・とまで思う。
今こそ「言葉の力」に頼って欲しいなぁ。



2021年05月28日(金)
水が怒るんと違いますかのし

NHKラジオ番組「朗読」から。
この番組は、明治以降の日本文学、西洋古典の翻訳を中心に、
著名俳優やアナウンサーの朗読で名作の息づかいを感じられる。
名作をたった一人で朗読するだけの番組だけれど、楽しい。
今回は「有吉佐和子作『紀ノ川』」の一節、
作品の舞台が、紀州和歌山であり「小さな川の流れを呑みこんで
しだいに大きくなっていく紀ノ川のように、
男のいのちを吸収しながらたくましく生きる女たち」の物語だが、
明治・大正・昭和の時代背景をよく表している。
明治時代「紀の川」は、頻繁に氾濫を繰り返して、
下流域の住民を苦しめたようだ。
夫のけんさくが「どうして、氾濫が多いのかな」と首を傾げると、
妻のはながサラッと、こう答える。
「豊かな紀の川を豊かに使わんので、水が怒るんと違いますかのし」
歩きながら聴いていた私は、立ち止まってメモをした。
「川」とか「水」に関する表現に、敏感に反応してしまう。(汗)
「〜のし」というのは、紀州和歌山の方言なのか、
何度も耳にしている間に、違和感なく聞き流せるようになった。
さて、本題のフレーズ。
「豊かな川の氾濫は、豊かな生活になるよう利用されないから、
怒って氾濫する」という視点が気に入った。
せっかく「日本一の湧水量を誇る、自然豊かな柿田川」も、
「地元に住んでいる人々の生活が豊かになるように使わない」と
怒って氾濫するかもなぁ、と思った。
柿田川は、全て湧水だから氾濫することはないんだけど。(笑)



2021年05月27日(木)
不倫ってさ、恋じゃないでしょ

映画「昼顔」(西谷弘監督)から。
物語の内容はどうであれ、不倫をテーマに描かれた作品。
それは、男女の永遠のテーマなのかもしれないが、
ハッピーエンドの結末だけは、映画とはいえ、認めたくない。
映画をそういう視点で観ることは、おかしいのかもしれないが。
しかし不倫に関するメモは、けっこう多かった。
「純愛ごっこのつもり?」「ばっかみたい、何2人で酔ってんの?」
「男は いくつになっても人のものが欲しい。
で、女は奪われるとすごく愛されていると勘違いする。
だから結婚したって、不倫がやめられない馬鹿が多いんじゃない?」
「なんか、ダッさぁ。だって不倫ってさ、恋じゃないでしょ」
「お前たちが楽しんでいる裏で、全てを失う人間がいるってことだよ。
そういう人間の痛み、考えたことないだろ?
そのくせして、彼がどうしたとか奥さんと別れてくれないとか、
気持ちよくしゃべり倒しちゃだめよ」
「泣けば・・・泣いても罪は許されないけどね」
物語は、意外な方向へ展開するけれど、仕方ないのかな。(汗)
不倫している人たち、この作品、真っ直ぐに観られるのかな。



2021年05月26日(水)
女性はなぜ (検索)

短い時間が空くと、時代の流れが知りたくて、
インターネットの「検索」遊びをすることがある。
先日は「女性」をキーワードに「女性はなぜ」と打ったら、
頻繁に検索されるフレーズがいくつか候補となって出てくる。
「女性はなぜ」と続くフレーズは、
「活躍できないのか」「化粧するのか」「生きづらいのか」
「スカートなのか」「甘いものが好き」「便秘」「おしゃべり」など
女性の不思議さを検索する日本人が多いことを知った。
特に「女性はなぜ活躍できないのか」「女性はなぜ生きづらいのか」
この2つのフレーズは、笑い飛ばすわけにはいかない。
この2つだけは「男性による検索」ではなく「女性自身の検索」だと
感じたからだ。
2016年4月「女性活躍推進法」などが法整備されてから、5年。
いまだに、こんなキーワードで検索する女性が多いことを、
政府は認識すべきだと思う。
なんとこの法律、短期間で集中的に行う必要があるから、と
10年間の時限立法であるから、すでに折り返しを過ぎた。
あと5年後、この一言が笑い話になっていることを願いたい。
ちなみに「男性はなぜ」と入力したら「浮気する」のみ。
これも、女性の検索かなぁ。(汗)



2021年05月25日(火)
首長のフライングワクチン注射

巷で大騒ぎとなっている「首長のフライングワクチン注射」
「しもさんは、どう思う?」というメールが届いたが、
「私は、いいと思うよ。行政の判断をする立場の人が、
コロナに感染して、身動きできなくなったら、困るでしょ」
と、私の基本的な考え方を返した。
ただ、私も医療関係者だ・・とか、廃棄する分だから・・とか
いろいろ言い訳をするから、おかしなことになる。
医療関係者より優先して、注射してもおかしくない、とさえ思う。
一番ダメなのは、道理の通らない言い訳をした上に、
三役「市(町)長」「副市(町)長」「教育長」が一緒に注射したパターン。
この自治体の危機管理能力はどうなっているんだ?と思うから。
飛行機のパイロットは、機長と副機長は、もしもの時のために、
同じ行動をしない、同じ食事もしない、という話を思い出した。
そういえば、都道府県知事のワクチン接種はどうなのか?
していなければ、優先して注射をすべきではないだろうか。
これからもっともっと大変になる立場だからこそ、
優先して注射をすべき・・というのが私の考え方。
自分がコロナウィルスに感染したら、民が困る・・と、
自信を持って言えるならば、逆に接種しなければいけない。
「首長」に「なぜワクチン注射をしないんだ?」と
住民が催促するくらいの雰囲気になるといい。
国会議員や都道府県知事、首長らが、民に「忖度」しているなんて、
やっぱり、おかしいよなぁ。



2021年05月24日(月)
ワクチン注射は、若い人からでいいのに・・

異論反論を覚悟で書くとすれば、
「ワクチン注射は、若い人からでいいのに・・」と言いたい。
まず、あまり病気にならず「かかりつけ医」を持たない若者は、
大会場で、集団注射の方が接種しやすい。
また、ネット予約も、PC・タブレット・スマホ等で簡単に済ます。
もちろん、行動範囲の広い若者が、感染を広げているのだから、
まず「若者からワクチン注射」を・・がいいと思う。
経済を支える若者だからこそ、早くワクチンを注射し、
バリバリと働いて、日本を元気にして欲しい。
自分も含め「高齢者は後でもいい・・」という理由を書きたい。
もちろん、重篤化する確率が高く不安はあるが、
日頃からの行動範囲が狭く、感染する可能性が少ない。
また、ワクチン注射も自宅から近い「かかりつけ医」で、
先生と相談しながら予約をし、接種した方が、
予約が取れない・・と大騒ぎし、ストレス溜めるよりもいい、
とにかく、注射に対する不安解消に繋がると思うから。
60年以上生きていると、いつ死んでも仕方ない・・と思うし、
それが、若い人のためならば・・と思うのは、カッコ良すぎる?
実はこれから「かかりつけ医」を探して、予約するのが面倒臭い、
そんな理由かもしれない、62歳の私がいる。(汗)
まさか、選挙対策で、高齢者優先ってことはないよね。(笑)



2021年05月23日(日)
結果をひっくり返すには、それなりの責任が伴う

毎日、興奮してテレビ観戦している大相撲5月場所、
どうしても、一言ネタが相撲ばかりになってしまう。(汗)
ど素人の私が、取組み、勝敗について語るつもりはないが、
翌日の新聞を読んで、そうだよなぁ・・と感じたので、
久しぶりに、私の呟き。
14日目、優勝争いをしている「照ノ富士」VS「遠藤」、
土俵際、際どい戦いで、行司軍配は「照ノ富士」。
当然のように、物言いがついて、長い審議の後、
結果は「行司差し違え」で「遠藤」の勝ちとなった。
どんな審議がなされたのかは定かではないが、
翌日の新聞で「立行司・第41代式守伊之助」が、
口頭で「進退伺」を申し出たことを知った。
最近は、ビデオ判定が取り入れられている競技も多いが、
相撲だけは、立行司の軍配を優先して・・と願う。
行司の死角に入り足が出た等、見えなかった部分の物言い以外は、
行司軍配どおりでいい、と私は思う。
彼らにも矜持はあるし、一番近くで観ている行司を、
そして経験を重ねて、修練してきたプロの目が下した
「結果をひっくり返すには、それなりの責任が伴う」ことを、
審判団は理解した方がいい。
彼らには、相撲力士を育てるだけでなく、
行司を育てる役割もあるということを肝に銘じて欲しいから。
(またまた「甘いよ」と言われそうだけど・・(汗))



2021年05月22日(土)
犯罪を犯したわけではないので・・

大相撲5月場所は、大関・朝乃山関の休場に驚かされた。
もちろん、各界全体で決めたルールを、
大関の地位にいる彼が、破ったことの意味は大きい。
しかし、本人が言い出した行動かもわからず、
もしかしたら、タニマチと呼ばれる、
断るに断れない後援会の人の誘いだったかもしれない。
事の全体がわからない中、キャバクラに出かけた、
という事実だけで、人格を否定するような
コメントや処罰が下されることに、やや違和感を感じている。
相撲協会の対応に対して、舞の海さんがこうコメントしていた。
「犯罪を犯したわけではないので・・」
私も同意見だったから、メモをした。(甘いかもしれないが・・)
彼の行動が軽率だったことは、異論を挟む余地はないが、
倫理に反した行動「不倫」だったから、否定されるのであれば、
同じように処罰を受けなければならない人は多いはず。
今回、場所後に、どんな処遇が言い渡されるのか、
見守っていきたいと思う。
でも嘘をついた(虚偽報告)のは、私でもかばい切れないな。
多くの朝乃山ファンを裏切ったのだから。

P.S
「犯罪を犯す」というのは「重言」であるらしいが、
コメントそのまま使いました。(汗)



2021年05月21日(金)
GWに、県外へ旅行に行きましたか?

沖縄県を筆頭に、各地から感染者増の報告が上がる。
その分「東京都・大阪府」などは、減少している、と報道。
それならば、是非、感染者にアンケートして欲しい。
「GWに、県外へ旅行に行きましたか?」と。
携帯電話などのビッグデータを使えば、
アンケートを取らなくてもわかるのかもしれないが、
ここは敢えて、本人からのアンケートにこだわりたい。(汗)
その人の流れが、沖縄県の感染者を増やしたとしたら、
こんなに迷惑なことはないし、沖縄の人に申し訳ない。
来ないで欲しい・・とまでは言わなかったけれど、
「緊急事態宣言」地域から、どっと人が押し寄せ、
知らないうちに、多くの地元民に感染させてしまい、
自分たちは楽しかったね・・と帰る行為が、
どれだけ、沖縄県民に失礼なことか、知って欲しい。
少なくとも、コロナ感染とGWの旅行の相関関係を調べ、
国民に周知する必要性を感じる。
逆に関係なければ、旅行はOKということになるのだから。



2021年05月20日(木)
歯科医師にマイクを向けて「大丈夫ですか?」

「コロナワクチンの打ち手に、歯科医師が協力」、
それだけ接種する医療関係者が不足していることを知った。
本当に「感謝」の言葉しか、浮かばない。
それなのに・・話題を面白おかしく取り上げるマスコミは、
どういう視点で、これを捉えているのだろうか。
歯科医師にカメラを向けて「大丈夫ですか?」、
発想は、歯茎などの口内への注射しかしたことがない歯科医師は、
筋肉注射は慣れていないかもしれない・・という興味本位にしか
私は感じなかった。
それって、国民の不安を煽っているだけ・・ともとれたし、
なるべく早くワクチン注射を終わらせようとする気持ちに、
水を差すインタビューではないか。
「善意」は「善意」として受け止め、それを国民に周知する。
少しでも早く注射ができるようになった「安心感」を伝えて欲しい。
小市民と同じ目線で、取材します・・というなら仕方ないけれど。



2021年05月19日(水)
「緊急事態」を伝えたい相手に、緊張感が伝わっているか

国も地方も、マスコミも、情報発信の大切さは、わかっている。
しかし、国民の動きを見れば、口では、気をつけるといっても、
実際の行動につながっていない・・と言わざるを得ない。
緊急事態宣言中は、病院と買い物以外は出ない・・と、
自身の感染を恐れるとともに、誰かに感染させては申し訳ない、
そう言いながら、自宅での自粛生活を送っている人たち。
逆に、GW中に、緊急事態宣言など、どこ吹く風で、
帰省したり、旅行に行ったり、飲み会を開いたりする人たち。
同じ日本人でありながら、この違いはなんだろうか、と、
ずっと考えていたが、結論は出ない。
ただ後者の人たちに、その緊張感が伝わっていないことは確か。
彼らの生活パターンを分析し、どこから情報を得ているか、
新聞なのか、テレビなのか、ラジオなのか、インターネットなのか、
さらに、いつ頃の時間帯に、情報収集をすることが多いか、
そんなことを考えず、ただガムシャラに情報発信しても、
「緊急事態」を伝えたい相手に、緊張感が伝わっていない。
伝わるのは、前者の情報過多の人たちばかりだから、
両極端な行動を取る日本人が不思議に見える。
しつこいけれど、ターゲットに届く情報発信でありたい。
だから「『緊急事態』を伝えたい相手に、緊張感が伝わっているか」
を気になる一言して、残したい。



2021年05月18日(火)
予想通り新聞記事に大満足

最近、私の周りでは面白いことが起きている。
地元紙ではあるが、早朝、新聞を開くと、
自分が少しだけ関わった記事が掲載されている。
それが面白いというわけではないが、
記事や写真を読むと、その内容に驚かされることが多い。
以前にも、この「気になる一言」で書いたが、
私の仕事の仕方は、アウトプット主義。
ゴールを、えっ、ここまで・・・と言われるくらいに、
可能な限り、鮮明にイメージすること。
それは、時として、新聞掲載がゴールとなるが、
「こんな見出し、こんな内容の記事で、こんな写真が添えらる」と
あたかも、もう掲載された記事を読んでいるかのごとく、
嬉しがっている自分までイメージすることもある。
それが最近、続けて、現実となって起きているから、面白い。
実は、偶然なのか必然なのかも、わからない。
ただ「あれっ、このシーン、どこかでみたぞ・・」みたいな
再現性の高い生活が続いていることは確か。
曖昧なアウトプットは、結果に結びつかず、
より精細なアウトプットは、成果に結びつく可能性が高い、
それだけは、言える気がしてきた、体験として。



2021年05月17日(月)
「かかりつけ」ってなんだろうって思いました。

コロナワクチン注射の集団接種が始まり、
いろいろな課題を抱えながらも、スタートを切ったが、
全国には、集団接種ではなく、64歳以下と同じように、
「かかりつけ」医院での個人接種をしているところもあるようだ。
しかし、先日流れたテレビでは、驚くようなコメントが。
近所の医院にワクチン予約をしようとしたら、
「あなたは、ここがかかりつけではないから、受けられません」と
断られたという話。
困ったその人は、カメラに向けて、こう呟いた。
「『かかりつけ』ってなんだろうって思いました」と。
日本医師会の定義ではなく、今回のワクチン接種でお世話になる
「かかりつけ医」の定義は、わからずじまい。
そもそも「掛かる」の意味は「頼る、頼む、世話になる」ことらしい。
だから「かかりつけ医」とは
「病気などの時にいつも世話になっている特定の医者や病院」となる。
ただ、病院という建物についていうのではなく、
「かかりつけ医は、患者様やご家族の病気のことについて、
親身になってくれるお医者様のことです」
「かかりつけ医は、患者様がまず第一に診療を受ける身近な医師です」
と、医者本人のことを指すこともあるようだ。
そうなると、ますます「かかりつけ医」の定義が曖昧となり、
今後始まる「かかりつけ医」のワクチン接種で混乱が予想される。
そもそも、あまり病気にならず、または、病院に行く習慣のない人は、
「かかりつけ医」という感覚さえない。
集団接種をしている高齢者の方が「かかりつけ医」を持ち、
今後「かかりつけ医」での注射をするであろう、若者たちの方が、
「かかりつけ医」を持たないのではないか。
ワクチン注射の方法と対象者がチグハグな感じがしてならないのは、
私だけだろうか。う〜ん・・



2021年05月16日(日)
優勝より地位を掴んだ方がいいよ

大相撲5月場所の8日目、テレビ解説は元横綱「鶴竜」。
幕内最高優勝2回を経験し、三賞受賞も、
殊勲賞6回・敢闘賞1回・技能賞2回の小結・御嶽海関に
横綱「鶴竜」は、こう助言した、という話が紹介された。
それが「優勝より地位を掴んだ方がいいよ」
自分より地位が上の横綱・大関・関脇に対しては、
めっぽう強い御嶽海は、なぜか下位の力士に負けて、
大関を地位が掴めず、周りの期待を裏切ってきたが、
そのことは、同じ力士の「鶴竜」も感じていたのか、
いいアドバイスだと思ったので、メモをした。
幕内優勝は、何度もできることではないのに、
2回も経験している御嶽海が、
まだ大関に昇格しないことに、違和感を感じたのかも。
それは、心の在り方を伝えている気がした。
優勝を何回しようが、それはその時だけの成果、
やはり、成績に相応しい地位こそ、力士には大切だ、
そう伝えたかったのかな・・と思った。
「地位が人を育てる」というフレーズも思い出した。
今場所の御嶽海関が、どれくらいの成績を残し、
一つ上の地位を、がむしゃらに求めていくのか、
あと7日間を見守っていきたい、と思う。
「鶴竜」の言葉が、彼の心に響いてくれればいいなぁ。



2021年05月15日(土)
傲慢は「見下して失礼な態度をとること」

先日、ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」を原作とした
映画「プライドと偏見」(ジョー・ライト監督)を観ながら、
あれっ、これって「高慢」?「傲慢」?と思うシーンがあり、
映画レビューを書いた後、気になっていた。
辞書で調べると、違いははっきりしていたのでスッキリした。
「傲慢」とは「自分が他人よりも優れていると思い、
見下して失礼な態度をとること」
「高慢」とは「他人よりも自分の才能や容姿が優れていると思い、
得意になること」
作品を思い出してみると、あの人の態度は「傲慢」だったし、
あの人の行い、振る舞いは「高慢」だな、と区別ができた。
ただ映画のタイトルは「プライド」となっていて、
その違いは、比較できない。
「プライド」は、人にとって時には必要なものであるし、
「矜持」「尊厳」みたいな感覚で、私は悪いイメージはない。
だから原作の「高慢」を、映画化して「プライド」と直された時、
少しだけ違和感があった。
単語の持つイメージが同じなら、あまり気にならないけれど、
真逆だと、なんとなく「?」マーマが付くんだよなぁ、私の場合。

P.S
あっ「自負と偏見」ってタイトルの書籍も見つけてしまった。(汗)
中国版は「傲慢与偏见(漢英双語)」・・「傲慢」かぁ。(笑)



2021年05月14日(金)
(方針を)変えたのは、みっともないし、不適切

国会中継をテレビで観ていたら、
立憲民主党の議員が、国会でこう発言した。
「(方針を)変えたのは、みっともないし、不適切」
一度諮問した内容を変え、再度諮問し直したのはおかしいという論理だ。
「朝令暮改」も甚だしい・・と言いたいのだろうが、
「みっともない」という表現に、なぜか違和感を感じた。
国会の討論で使う言葉かどうか、とても気になっている。
調べてみると、類語として
「見苦しい」「みっともない」「はしたない」の違いがあり、
「見苦しい」は、人の動作や様子が相手に不快感を与えたり、
いらいらさせたりするさまにいう。
「みっともない」は、人の動作や恰好が、
普通人前では恥ずかしくてできないようなさまにいう。
「はしたない」は、人の動作が世間一般の作法からはずれ、
下品であるさまにいう。女性の動作について用いられることが多い。
「見苦しい」「みっともない」が外見上からの評価を主とするのに対し、
「はしたない」は言説や動作に対する評価が中心となる、とあった。
私は、政府と専門家が意見討論された緊張感を感じたし、
大切なことだから、前日の意見と変わっても、朝の意見と変わっても、
「みっともない」「不適切」と思うことはない。
コロコロ変わるのを指摘したいなら「はしたない」だけど、
そんな言葉、議事録が残る国会の場で使うことが「みっともない」な。



2021年05月13日(木)
会話は誠実でなければならない

映画「プライドと偏見」(ジョー・ライト監督)から。
原作は、ジェーン・オースティンの同名小説「高慢と偏見」
原作がしっかりしていると、安心して観ていられる、と
何度か映画レビューでも書いた。
最近のラブストーリーは、キスシーンやSEXシーンまで、
とにかく触れ合うことで、愛しあっていることを表現するが、
この作品は、そういったシーンは皆無だけれど、
2人が少しずつ惹かれ合うことが感じられる作品とも言える。
主人公の名は、女性が「エリザベス」、男性が「ダーシー」。
最終的には、ハッピィエンドとなる2人であるが、
冒頭、詩、愛情について意見を交わす場面がある。
女「詩には愛を遠ざける力があるんですね」
男「詩は愛の糧かと・・」
女「詩は強い愛には糧ですが、弱い愛には毒です」
男「愛情を育てるには?」
女「相手にそそられなくても踊ることです」
この会話の前に、ダーシーがエリザベスの印象を
「悪くないが、そそられはしないな」と語ったことを知り、
こんな会話へと続く。
イギリス田舎町の素敵な景色と重なり、作品全体が美しいし、
「彼はとても誠実です」「会話は誠実でなければならない」など、
「誠実」という言葉が浮かび上がったラブストーリー。
そう言えば、最近「誠実」という言葉、聴かなくなったなぁ。



2021年05月12日(水)
クローゼット/オンライン試写会のご案内

昨年の秋頃、映画「クローゼット」のオンライン試写会の
ご案内メールが、私の自己紹介HPを経由して、届いた。
観た映画作品のほとんどは、レビューを書いている
「映画.com」で私を知り、お誘いのメールが届いた、という訳だ。
ホラー以外は、ジャンルを問わずに書いているが、
コツコツ書き溜めた1300作品以上のレビューが、
少しは役に立ったようだ。
ただし、映画評論家でもないので、気張らず、いつものように
映画の中の「気になる台詞」を紹介した。
ただ自分の生きた証として、老後の楽しみとして書いていることが、
誰かの役に立つことになるなんて、こんな嬉しいことはない。
ずっと書き続けている「気になる一言」から端を発した、
書籍「働く人の夢」(いろは出版刊)にも「公務員の夢」として、
書かせていただいたこともある。
(今でも本屋で見つけると、そっと覗いてみたりする・・(笑))
もうあまり多くのことを望まず、自分が信じて積み上げてきたものを
読み返しながら、隠居生活を送りたいな。
この生活の楽しさ、コロナウィルスが教えてくれた気がする。(汗)



2021年05月11日(火)
コロナ感染者の累計数っているの?

GWを終え、また感染者が増え出した、ってテレビが叫んでいる。
全国で、東京が何人、大阪が何人・・と、毎日、その数字を聞かされる。
県内ニュースに変わっても、県名が市町名に変わるだけで、
一日、何度、コロナ感染者数を耳にするだろうか?と数えたくなる。
それだけ逼迫している状況なんだよ、と伝えたいのかもしれないが、
人間の心理としては、もう完全に麻痺してしまって、
感染者数の数字では驚かなくなってしまったのが現状であろう。
しかし、その数字よりもまだ理解できないのが、感染者の累計数。
ずっと感染者数の累計を発表する「狙い」がわからない。
統計としてカウントすることに意味を感じないわけではないが、
「累計」なんてのは、10日に一度、1ヶ月に一度だっていい。
今私たちが知りたいのは、今までに感染した人の数ではなく、
今、感染している人の数だし、今、重篤化している人の数。
PCR検査の数が違うのに、出口の数字だけ公表して比べる意味、
誰か教えて欲しい。
分母が違うものを一堂に並べて、傾向がわかるのだろうか?
さらに不思議なのは、感染者の住所で累計を示していることかな。



2021年05月10日(月)
高齢者の1人世帯は、不安がいっぱい

我が家は母と同居だけど、巷は1人世帯の高齢者が増えている昨今、
普段でも、体調崩したり、インフルエンザにかかった時、
炊事・洗濯などの家事は、誰がするんだろうか?と気になっていたが、
今回のコロナワクチン接種後、特に2回目のあと、
予想以上の熱が出たらどうするんだろう・・と心配が積み重なる。
高齢者の気持ちになった時、ワクチンの接種予約に際して、
なかなかつながらない電話でストレスを感じ、
家族に手伝ってもらってPC予約できた人にもストレスを感じ、
どうにかワクチン注射したあとも、副作用などの不安が襲いかかる。
それほど「高齢者の1人世帯は、不安がいっぱい」・・と言える。
高齢者になればなるほど、何かしらの持病は抱えているし、
夜が来るのが怖いし、朝が来てホッとするのよ、と話してくれた、
高齢者もいた。
周りは、あなたの不安はわかるよ・・というかもしれないが、
こればかりは、ひとりぼっちの高齢者にならなければ、
わからない心境なのかもしれない。
私、もう長生きしたから、これで人生十分。
コロナに感染して死んでもいいから、ワクチン打たない・・と
涙目の1人世帯の高齢者の呟きが、耳に残っている。
少なくとも、コロナワクチンを注射した時だけでも、
誰かが側にいてあげられる環境は整わないものだろうか?
コロナの不安がストレスになるなんて、あまりにもかわいそうだから。



2021年05月09日(日)
良いか悪いかは、後(のち)のものが決めればいい

何かのテレビ番組のメモだったと思うが、
情報源不明で申し訳ない。(汗)
メモが残っていると言うことは、何かで悩んでいるときに、
これは何かのヒントになるな、と感じてメモしたに違いない。
たぶん私ごとでいえば「柿田川の魅力」を世界に伝えていきたいし、
この価値を次世代に残していきたい、と24時間考えている。
(あっ、飲んでる時は忘れています。すみません(笑))
ただ、あまりに志が大きく、自分一代では実現できないな、と
考えていた時に、このフレーズに出会ったのだろう。
「良いか悪いかは、後(のち)のものが決めればいい」
「志は受け継いでいかねばならぬ」・・と。
以前は、行動すれば誹謗中傷を受け、もうや〜めた、と思ったことも
何度かあったけれど、最近、気にならなくなった。
これでもかって、言葉の暴力を言われ続けたから、
すっかり麻痺したんじゃないの?と、自己分析したけれど、
実は、この言葉で、けっこう単純に吹っ切れた気がする。
「自分は自分の名で自分の仕事をすればいい」
「これが自分に与えられたミッションだ。良いも悪いもない」
そう思えるようになって、とても気持ちが楽になったなぁ。

P.S
父親の命日(45回忌)にこんなことを考えるなんて・・ちょっと嬉しい。



2021年05月08日(土)
雨の音。うーん、良い音を拾ってきました

映画「蜜蜂と遠雷」(石川慶監督)から。
「ピアノコンクール」自体、私の知らない世界なので、
どこまで、興味を持って観続けられるだろうか、
そんな心配をしたが要らぬ心配だった。
この音楽の世界って、いくらフィクションとはいえ、
これに近い感覚で、葛藤があり、競い合うことだと理解できた。
だからこそ私の関心は、映画を離れ、ノンフィクションとして
どうしたらこんな感覚を持った子どもを育てることができるのか、だった。
もちろん、本人の資質・努力もあるだろうし、指導する先生方、
その他、いろいろな生活環境が、彼ら、彼女らを刺激していた。
いや、もっとその前に、初めてピアノに触れた頃の接し方が気になった。
それを教えてくれたのは、ピアノの楽しさを教えてくれて母の死をきっかけに、
ピアノが弾けなくなったかつての天才少女・栄伝亜夜さんの幼少時期の様子。
耳を澄まし、生活の中で感じたことを音に変えていくシーン。
「雨の音。うーん、良い音を拾ってきました」と我が子に伝える母、
何度となく登場する「世界は音楽で溢れている」よりも、印象的だった。
そして「あなたが世界を鳴らすのよ」の台詞がダメ押し。
自然の音(雨の音)をピアノの音階で表現するなんて、
考えたこともなかった私は、絶対音感ってこんなことなんだな、と
少しだけ、音楽の楽しさを教えていただいた気がする。
この原作って、文字でどう記されているのだろう・・・
う〜ん早速、図書館・本屋で探さなくちゃ。

P.S.
エンドロールで見つけたフレーズ
「この映画の制作に際し、動物に危害は加えられていません」
この表現って、本当にいるのかなぁ。(汗)



2021年05月07日(金)
構想は少人数で、事業のアップデートは、多くの人の手で

先日「まちづくり」を地域文化として残すためには、
「みんなでやりましょう、は続かない」と書いたら、
さっそく何通かの感想メールをいただいた。
私の言葉足らずもあり、誤解を招いたかもしれないが、
多くの人でまちづくりをしてはダメ、という意味ではない。
逆に、最終的には「多くの住民」が関わることが一番いい。
たたき台というか、基本的な部分は少人数で決めて、
それを多くの人の手、意見が入ることにより、
ブラッシュアップされた「まちづくり」となり「地域文化」になる、
そんなことを言いたかったのだが・・(汗)。
「参加」ではなく、事業スタートの段階から「参画」したい、と
意気込む人たちもいるが、「改善」と「改革」の違いくらい、
その関わり方、責任は大きな差がある。
本当に「まちづくり」に参画したいのであれば、
24時間、365日、そのことを考え動いている、という行動力と、
どんな批判にも耐える、という覚悟、
そして、それを自分たちの手柄とせず、
多くの人たちが「参加」しやすいシステムを作ることが、
究極の「まちづくり」だと私は思う。
「構想は少人数で、事業のアップデートは、多くの人の手で」
これに尽きるなぁ。



2021年05月06日(木)
GW の行動をしっかり振り返ってから、再スタートを

今年は、例年と比べ、割と短かったGW。
緊急事態宣言中と言うこともあり、行動は自粛・・と思いきや、
予想以上の人の流れに、驚くしかなかった。(汗)
そしてその結果は、コロナウィルス感染者の数となって、
GW後の仕事・生活にも、影響が出ることは間違いない。
行動を自粛した人たちが、行動自粛ができなかった人たちから、
コロナウィルスを移されたことがわかったら、
損害賠償を要求できるのか?という話題に、反応してしまった。
海外の友達からは、こんな状態では、東京オリパラは無理だね、と
はっきりと言われたし、実は私もそう思う。
私たちが今しなくてはいけないことは、
本気に「収束させるためには・・」を考え、行動すること。
GWが終わり、いつものと同じような生活に戻るのではなく、
この騒ぎの中で出かけた旅行の土産話に花を咲かせるのでもなく、
GW の行動をしっかり振り返ってから、再スタートを、と思う。
昨年の今頃、どんなことを考え、どんな行動をしたか、
そしてそれが、どんな結果を招いたか・・。
今年のGWの過ごし方が、一年後のGWに大きな影響を与える、
そんなことを感じた、2021年のGWであった。



2021年05月05日(水)
ワクチンは、偶然弱くなった毒性の菌を使うんだよ

新型コロナウィルスの変異株が猛威を振るい、
いろいろな国の名前がつけられた変異株が登場する。
けれど、私の知識では・・というか、
NHKラジオの「子ども科学電話相談」という番組で、
「ワクチンはどうやって作るのですか?」という質問に、
専門の先生は、こう答えていた。
「ワクチンは、偶然弱くなった毒性の菌を使うんだよ」
実は私も、ワクチンの作り方を知らなかったので驚いた。
体に影響を与えない程度の弱い菌を事前に体内に注射し、
弱い菌で戦う練習をして、自分の細胞に自信をつけさせること、
それが、抗体を作るってことなんだと理解していた。
(例えが適切かどうかは分かりませんが・・)
私が引っかかったのは「偶然弱くなった毒性の菌」というフレーズ。
それってもしかしたら「突然変異の一種?」と思ったからだ。
変異し、毒性が強くなったら「変異株」と言い、
毒性が弱くなったら「ワクチン」として利用するってこと?
弱く変異する株がなかったら、今回のワクチンも作れなかった、
そういうことなのだろうか?
このコロナ禍、一体いつまで続くのだろうか、想像がつかない。
インフルエンザと同じように、治療薬なんてできないかもなぁ。



2021年05月04日(火)
苔は奥ゆかしいんです。

映画「柴公園」(綾部真弥監督)から。
なんだろう・・うまく言えないけれど、
観賞後、私、こういった作品好きだな・・と思った。
柴犬を連れた3人の中年男たちが繰り広げる会話劇を描いた
テレビドラマ「柴公園」の劇場版、という解説に、
私のアンテナが引っかかった。
人間とのコミュニケーションが、予想以上に苦手で、
自分の気持ちも相手に上手く伝えることができない。
そんな二人が「柴犬」と「柴犬好きの仲間」に助けられながら、
少しずつ、愛を育んでいく・・大きな仕掛けもなければ、
事件、事故も起こらないけれど、一所懸命、生きている。
主人公は「苔」を仕事として研究している設定だけど、
子供たちが「苔」について質問し答えるシーンに、
この作品を貫いている「奥ゆかしさ」が表現されている。
「苔は何の役に立っているんですか?」
「苔は花も咲かないし、食用にもならないんですよね」
「やっぱり役立たずって意味で使われているんじゃないんですか?」
そんな質問にも、丁寧に答える主人公。
「苔は奥ゆかしいんです。花を咲かせて目立とうとか、
実をならせて食べさせようとか、そういう自己主張しない。
注目されず実用されず、でもじっと人の生活に密着している、
その奥ゆかしさがいいんじゃないですか」と。
「苔」を観ていると、癒される・・という人がいるのも事実。
「苔みたいな人」「苔のように生きる」「苔のように・・」
なんだか憧れるなぁ。



2021年05月03日(月)
新しい道を切り拓く力を持っているかどうか

私の知る限り、多くの団体が世代交代に悩み、
その機会を逃した団体は、高齢化が進むことにより、
活動資金不足などをはじめ、身動きできなくなって、
初めて、組織として硬直していることに気付く。
その処方箋は、ケース・バイ・ケースであり、
簡単にこうすればいいよ、とアドバイスできる状態ではない。
もし、一つだけあるとすれば、
求心力のある、強いリーダーをトップに据えることかな。
どんなことがあっても軸がブレない、心の強さも必要だ。
しかし現実は厳しく、どんな分野でも
そんなリーダーはなかなかお目にかかれない。
だから、どんな人をリーダーに選べばいいですか?と訊かれ、
私の口から、すっと出てきたのは、
「新しい道を切り拓く力を持っているかどうか」だった。
衰退してきた活動を根気よく続けてくれる人ではなく、
今までの活動をリセットしてでも、新しい道を模索し、
迷っているメンバーを引っ張っていってくれる人。
逆に、選んだリーダーを育てていくのは、メンバーの仕事。
判断を否定せず、恥をかかせないことを意識すれば、
うまくいくような気がするんだけどなぁ。



2021年05月02日(日)
本を探すことでいい運動になる

自粛が叫ばれているGWを、新しい図書館通いしている私は、
以前、わが町の町議会議員が、新しい図書館建設の際、
一般質問でこんな話をしたのを思い出した。
「高齢者の健康にとって運動が重要であることは、わかりやすいのですが、
読書が重要だという研究成果があることを最近知りました」と。
山梨県のデータを示しながら、県立図書館の利用者の声を披露してくれた。
「本を探すことでいい運動になる(図書館内をよく歩くため)」
「知的な刺激を受ける(様々なジャンルの本を読むことで)」
「記憶が呼び覚まされる(旅行雑誌を見てかつての旅行を思い出す)」
また「読書習慣のある人は、無い人に比べて23カ月寿命が長い」というデータ、
「性別や健康状態、財産、学歴に関係なく、
純粋に本を読むことが長寿につながった」というデータ、
「図書館が近くにある人は、要介護リスクが低い」というデータまで。
「『心が動くと体が動く』という言葉もある通り、
『本や雑誌を読む』ことは、行動を起こすきっかけを与えてくれる」と。
そこで私は、自分の体で実験することを思いつき、
ある本を探して、町内4箇所の大型書店と新図書館に足を運んだ。
各書店には配架の特色があるし、町図書館にも10分類に基づく配架があり、
一冊の本を探すことで10,000歩以上歩いた、と万歩計が教えてくれた。
確かに「本を探すことでいい運動になる」。
図書館の中を歩き回るだけでも、消費カロリーは増えるに違いない。
是非、お試しあれ。



2021年05月01日(土)
SNSも、投稿の統廃合しなくちゃなぁ

あれっ、あのお店閉店だって・・
あっ、こっちの店舗は移転だって・・
えっ、あのグループの傘下になるらしいよ・・
そんな声が、街のあちこちで聴こえてくるのは、
コロナ禍の中、店舗の統廃合が進んでいる証拠だろう。
社会全体が費用対効果の効率性を求めていることもあるが、
細かく分けすぎた結果、ターゲット層を絞りすぎて、
市場が小さくなってしまった・・ということだろうか。
しかし、消費者の私たちには関係ないや、と思わず、
自分の生活に当てはめてみたら、自分にも関係があった。
私の場合、SNSの活用。
特にFacebookは、情報発信する相手が違うと思うと、
新たに「Facebookページ」を立ち上げて分けていた。
投稿する内容もはっきりしていて、管理する側は楽だけど、
情報を受ける側のことを考えたら、面倒くさいだろうな、と
今更ながらに、反省している。
そこで、久しぶりに私の呟き。
「SNSも、投稿の統廃合しなくちゃなぁ」