初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2021年03月31日(水)
4/1は、生活を切り替えるチャンスの日

明日、年度始めの4/1がやってくる。
公務員生活が長かった私は、どうしても(知らぬ間に(汗))
年の切り替えよりも、年度の切り替えを意識してしまう。
そして、4/1から勤務する環境がガラッとかわることも、
何度も何度も経験した。(場所も人間関係も・・)
しかし、2年前に定年退職してから、人事異動もなく、
当然、配属先が変わることもなくなった。
これはこれで、仕事も生活も大きな変化がなく、やりやすいのだが、
1年に一度、生活を切り替える機会がなくなったことを意味する。
たとえ自分が異動しなくても、スタッフの入れ替わりはあり、
その度に気持ちの入れ替えをしながら、生活の切り替えも意識したが、
これからは、自分で意識しないと、切り替えができないな、と思った。
人間関係も、ネット情報も、もろん生活環境も、切り替えるチャンス、
そう考えて、明日の4/1を迎えたい。
しかし・・なぜか手帳は、いつまでたっても、
年末に切替え作業をする「年仕様」。
今では、4/1切り替えの手帳も売っているのになぁ。



2021年03月30日(火)
北の富士の人柄だろうね、きっと

(大相撲ネタ、三連発ですみません。(汗))
定年退職してから・・というわけではないが、
奇数月に開催される「大相撲中継」を楽しみにしている。
主な理由は、3つ。
1つ目は、以前紹介した「柿田川公園・第2展望台」から眺める
「柿田川ブルーホール」の輪の大きさが、土俵と同じ大きさと知って、
相撲中継をテレビで観戦するたびに、あの「湧き間」を思い出すし、
逆に、翌朝、柿田川公園でブルーホールを撮影していると、
相撲の熱戦を思い出せるから。
2つ目は、今やネットで話題になっている「謎のお嬢様」(笑)の、
凛々しい観戦姿を確かめる楽しみ。
テレビ中継がはじまる早い時間から、背筋を伸ばし正座を崩さず、
結びの一番まで、力士に拍手を送り続ける姿に、私は惚れそうだ。
そして、最後の楽しみは、楽しい解説を繰り広げる
「北の富士」氏(元横綱)と「舞の海」氏(元小結)の会話。
台本・打ち合わせはないらしく、生中継にもかかわらず、
舞の海さんの一言に「バカにしているのか?」などと怒ってみたり、
今の時代、ちょっとした差別発言などで大騒ぎするにもかかわらず、
北の富士さんの発言は、問題になったことはない。(と思う)
私たちの想いを代弁してくれている気もするし、
元横綱としての「叱咤・叱咤・叱咤激励」のバランスが心地よい。
私が「こんなことを言っても、誰も問題にしないなんて不思議だね」
と呟いていたら、隣で一緒に観ていた妻がこう言った。
「北の富士の人柄だろうね、きっと」
こんなに過激なことを言っても、視聴者からクレームがないとしたら、
やっぱり「人柄」って、大事なんだな、と気付かされた。
これって、お金じゃ買えないものなぁ。



2021年03月29日(月)
よく復活させたね・・

コロナ禍の中で開催された、令和3年・大相撲三月場所は
「照ノ富士」の感動的な優勝で幕を閉じた。
彼の不屈の努力と、強靭的な精神力・心の強さなどが注目を浴び、
これからマスコミは、しばらくの間、
大関〜序二段〜大関までの復活劇の特集を組む。
そんな中、元横綱・北の富士さんは、彼の快挙を讃えながら、
師匠をはじめとした、周りの人を一番に賞賛した。
照ノ富士の優勝に対して、コメントを求められ、こう答えた。
「周りが良かったんでしょうね。一人じゃなかなか・・」
その言葉に込められている意味は、深い気がした。
「大関」経験者が「序二段」まで陥落し、そこから諦めず
また元の「大関」まで、戻ってきた影には、彼を見捨てずに
「叱咤・叱咤・叱咤・激励」してくれた人たちがいたってこと。
だから、一番最初に「よく復活したね・・」ではなく、
「よく復活させたね・・」という言葉が口から出たに違いない。
「自分だったら、絶対無理だね・・」という表現で、
照ノ富士関、復活の凄さを私たちに伝えながら、
3大関を全て破って手にした「殊勲賞」についても、
「(実力が上なのに)「殊勲賞」は失礼じゃないか・・」と
皮肉たっぷりにいうところなんかが人気の的なんだろうな。
後から考えたコメントではなく、咄嗟に出たコメントだからこそ、
私は「よく復活させたね・・」が心に響いた。



2021年03月28日(日)
「辞めなくて良かったですね」「そうですね。良かったです」

令和2年・大相撲7月場所「照ノ富士」が優勝した時、
「大関」経験者が一度「序二段」まで陥落して、
そこから「大関」を目指して上ってきた精神力の強さについて
「優勝の凄さを子供たちに伝える例えが見つからない」
「三浦知良選手がJ1リーグで活躍するくらいすごい」など、
「気になる一言」に書いた。
「水泳の池江璃花子さんが活躍するくらい・・」とも思った。
振り返ると、活躍こそしなかったが、
三浦知良選手は13年ぶりにJ1リーグでプレイしたし、
水泳の池江璃花子さんは、昨年8月、594日ぶりに競技会に出場し、
今年2月、競泳ジャパン・オープンの50メートル自由形2位となり、
復帰後4戦目で初めて表彰台に上がった。
私が、想像しなかったことが、コロナ禍の中で現実となり、
例えとして名前を使い、大変申し訳なかった・・とお詫びしたい。
しかし8ヶ月後、もっと想像しなかったことが起きた。
そう、照ノ富士が、3回目の優勝を果たした。
その凄さについては、もう何度も語られているので省くが、
「諦めずに、続けることの大切さ」は、私も伝えていきたい。
この感動を残すために、嬉しいほど長かった(笑)
優勝インタビューをメモに残した。
「辞めなくて良かったですね」「そうですね。良かったです」
会場全体が、暖かい雰囲気に包まれたインタビューだったなぁ。



2021年03月27日(土)
今年初の柿田川水中レポート

暖かくなって、いろいろなことが動き出し始めた。
年度末から新年度に向けて・・と表現した方がいいかもしれない。
私にとっては、3月の第4土曜日、柿田川外来種駆除作業がスタート、
「今年初の柿田川水中レポート」が始まる季節である。
緊急事態宣言解除後の土日とあって、観光客はいつもより多め、
彼らは物珍しそうに、ウェダーを着て作業している私たちに、
「何をしていてるのですか?」と声を掛けてくる。
以前の「気になる一言」でも紹介したが、
「行動」だけで答えると「外来種駆除をしています」
「目的」で答えると「絶滅危惧種のミシマバイカモを護るために、
こういった外来種駆除をしています」
そして「意味」を意識して答えると
「何十年、何百年先まで柿田川の多様性が続くように、
大勢の方々と、外来種駆除作業をしています」となる。
最近、意識せずに、作業の「意味」を答えられるようになった。
これって「継続」することで、自然と身に付く気がする。
最初は「外来種駆除しています」でもいい。
少しずつ「行動」の説明から「目的」の説明、
そして「行動の意味」へと、意識が変わっていくのだから。
私の現役時代は口癖のように「狙いは?」とスタッフに訊ねたけど、
今は、自分自身に「行動の意味は?」と問えばいい。
不思議なことに「今年初の柿田川水中レポート」の意味も、
「何十年、何百年先まで柿田川の多様性が続くように、
大勢の方々に向けて、魅力を伝えています」。
「柿田川」に関する活動の全てが、同じ意味かもしれないなぁ。



2021年03月26日(金)
自分の正しさに酔ってるみたいで、すごく卑しい感じがする

作家・高橋源一郎さんは、明治学院大学・高橋ゼミの方針は何かと問われ、
こう答えた・・こんな記事が、インターネットで目に止まった。
「誰かを論破しようとしている時の人間の顔つきは」と話し始めて、
「自分の正しさに酔ってるみたいで、すごく卑しい感じがするから」と。
うんうん・・・とクレーマーを思い出しながら、メモをした。
氏の答えは「論破禁止」だったようだ。
そもそも対話は、相手の主張を論破することが目的ではないし、
そうあって欲しくない。
相手に敬意を持ち、傾聴の姿勢が大切とする対話が大切なのに、
最初から敵対心剥き出しでは、話をする気にもならないから、
本人は、論破した気になっているけれど、実は、議論にもなっていない。
大きい声を張り上げ、相手が尻込みするのをドヤ顔で眺める、
そんなシーンは、今までに何度も経験してきたから、わかる。
思い込みも激しく、自分だけが正しい・・と思うからこそ、
顔が卑しく感じてしまう・・という例えは、とてもわかりやすい。
ただ、それをクレーマーに伝える術が見つからない。(汗)
クレーマーは、自分をクレーマーと思っていないしなぁ。



2021年03月25日(木)
育つのを見るのって楽しいよね。

NHKラジオ番組「高橋源一郎の飛ぶ教室」から。
ゲストは、詩人の伊藤比呂美さん。
テーマ「学ぶって、どんなこと?」だった。
作家の高橋さんも、詩人の伊藤さんも、
この春まで、大学で若い人たちに講義をしていたという。
そんな二人の会話は、雑談のようだけれど、いつも楽しい。
「教育って双方向」、そんなフレーズが飛び出し、
「教育しているつもりが教育してもらっていたり」と笑いながら、
教壇に立っていた思い出を語っていた。
そして、ふたりが、その気持ちわかる・・とラジオの中で意気投合し、
それを聴いていた私も、そうそう・・とメモをしたのが、
「育つのを見るのって楽しいよね。」だった。
これって、まだまだ自分が・・と思っている人にはわからない感覚。
とりわけ人間だけでなく、動物でも、植物でも、同じだから、
年齢を重ねなければ、わからない感覚でもない。
とにかく、時間の経過とともに、自分との関わりの中で、
何か、誰かの成長していく様子を見る、これって本当に楽しいよなぁ。



2021年03月24日(水)
速さがよいこととは思わない

映画「ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち」
(キム・グエン監督)から。
作品中に「16ミリ秒って何?」「ハミングバードの一回の羽ばたき」
そんな会話があり、気になって調べてみた。
タイトルの「ハミングバード (humming bird, hummingbird) は、
ハチドリの英語名。毎秒約60回の高速ではばたき、
空中で静止するホバリング飛翔を行うことで有名な鳥だ。
1秒を60回で割ると、0.016666・・確かに、16ミリ秒、納得。
さて物語は、カンザス州とNY州、直線距離1600キロに、
光ケーブルを敷き、株取引で儲けようとしたプロジェクトの顛末。
実話を元にしたドラマだと知って、驚かされた。
ほとんどの地権者は、自分の土地の地下をケーブルが通っても気にせず、
予期せぬ臨時収入が入ることで、土地売買にサインをした。
しかし一箇所だけ、断固としてサインしない人たちがいた。
彼らは「皆さんの暮らしを向上させ、繁栄をもたらします」という
説明に「わかっているが興味がない」とバッサリ。
「我々は神に従い素朴に生きる」と理由を答えた後、
超高速など求めないし、金は争いを生む。
速さがよいこととは思わない。
新しい技術により人は疎遠になり孤立する。
だから我々の土地の下に超高速ケーブルなど望まない」と主張する。
速さがビジネスの基本の昨今、この言葉は胸に響いた。
ビジネスに並行して、生活のリズムも速くなり、人生が息苦しい。
「ゆったり」「のんびり」などの単語を耳にすることが減ったから、
私も思う。「速さがよいこととは思わない」と。
ラストシーン、雨が空から降るシーンのスローモーション映像、
そこだけ「ゆっくり」時間が流れた。なるほどなぁ。



2021年03月23日(火)
後になって、できる限りのことをした、と思いたい

62年間の年を重ね、あと数ヶ月で63歳になろうとしている。
年金受給のお知らせが届く年齢になった私は、
「残された人生」という言葉が実感できる年齢でもあるが、
さらに最近、コロナ禍にあって、突然感染、
重篤化で、いつ他界するかもわからない時代だからこそ、
生き方について、真剣に考える時間が増えた気がする。
今の時点で感じていることは、
「後になって、できる限りのことをした、と思いたい」
ありふれたことなのかもしれないが、これに尽きる。
心身ともに動けるのは、(たぶん)あと僅かだから、
動けなくなった時に、後悔だけはしたくない。
もっと具体的に言うと、総論、一般論ではなく、
「自分で体験したこと、目で見たことを、伝えていきたい」
そう思うようになっている。
もちろん、私なんかにできることは限られているけれど、
自己満足でもいいから「できる限りのことをした」、
毎日、毎週、毎月、そう言い切れるような時を過ごす、
それには、ちょっとやりたいことに、浮気している暇はない。
「最良」の敵は「良」(一番やりたいことを邪魔しているのは、
やりたくないことではなく、ちょっとやりたいこと)
研修の講師を頼まれると、必ず最初に紹介するフレーズだけど、
この歳になっても、興味関心が多いのはいいことではない、
もう一度、自分の生活に置き換えてみなくちゃなぁ。



2021年03月22日(月)
「Note」は「柿田川情報コントロールセンター」

創業・起業のお手伝いをしていると、必ず「ターゲット」の話になる。
そのターゲットは、大まかなものではなく、
具体的になれば具体的になるほど、こちらの想いが刺さりやすい、
そう理解して、数年間、迷うことなく柿田川の情報発信をしてきた。
柿田川の写真が気になる人は、instagram中心、
動画が気になる人は、You-tubeやFacebook中心、
その他、ホームページやTwitterなど、
こちらが、ターゲットとなるペルソナの生活を想像し、
多くのSNSサイトを(私なりに)使い分けて、情報発信してきた。
しかしながら、あまりに細か過ぎて、発信している私が疲れた。
原因は、毎日の情報発信にばかり気を取られしまい、
大好きな「柿田川」を楽しむ余裕がなくなり、疲れが残る。(汗)
関係資料を読み漁りたいが、時間が足りないことにも気付いた。
ここは「自分が楽しむ」という原点に戻り、
その上で、興味関心がある人に、お裾分け・・を意識したい。
最近「Note」というサイトに、その便利さを実感して、
「柿田川情報コントロールセンター」の役割を与えてみた。
もちろん、全ての情報が網羅できるわけではないけれど、
「Note」を中心に、柿田川情報の一元化を図り、
必要に応じて、シェアしていく。
しばらくは、このスタイルを試行錯誤していこうかなぁ。



2021年03月21日(日)
音楽のあるところは、人が集まってくる

最近、なぜか「音」に関することが、私の周りを賑わせている。
今までは、一番苦手なジャンルだし、詳しい人が多い中で、
変な投稿・コメントはできないぞ・・と構えていたが、
「BGM」をキーワードに、コンサートを企画したり、
「ウグイスの初鳴き」を録音してネットに投稿したりすることで
今までにはない、快感を味わっていることを記しておきたい。
写真や動画など目から入る情報は刺激的だけれど、
目を閉じて、音だけに集中することで、想像が膨らみ、
時には、歌詞、鳥の鳴き声だけで、涙腺が緩むこともある。
たぶんこれは、コロナ禍で「ラジオ中心」の生活になったことが
「音」に触れる機会が増えたんだと思う。
最近感じたことは、人を集めるコンサートでなくても、
「音楽のあるところは、人が集まってくる」ということ。
多くの方の興味関心を惹きつけ、遠くから眺めながらも、
「音」に対して敏感に反応し、リズムをとったり
演奏が終わると、自然と拍手をしたくなる。
人間の偉大な発明の一つに「音楽」がある、というフレーズ、
妙に納得してしまう私がいた。



2021年03月20日(土)
体調管理には、洋便器風の和便器型

久しぶりに、私の呟き。
先日、早朝から胃痛がして、吐き気があり、すぐ病院へ。
熱もなく、症状から「ウィルス性の胃腸炎」と診断され、
処方された薬を飲み、二日ほど安静にしたら、元の元気に戻った。
その時、観察好きに私がしたことは、
自分の体からアウトプットされる「便・尿・嘔吐物」などを、
細かくチェックすることだった。
体調が悪くなってから、快方に向かうまで、
それらの色や硬さ、匂い、どんなものが混ざっているか、
なんてことを、くだらないけれど、気にしていたら、
体調が悪い時とか、薬を大量に飲んだ時の尿の色と匂いなどは、
本当に時間の経過ともに、変化が顕著に現れ、我ながら感動した。
(まぁ、感動するものでもないけれど・・(笑))
その観察ができたのは、私が使用する1階のトイレの、
和便器に洋便器風のプラスチックを被せた簡易なものだったから。
本物の洋便器では、観察したくても、平らには留まらない。
今回の体験で「和便器の洋便器風の改良、予想以上の効果」と
ワンフレーズで残したい。
自分の体のアウトプットに注意を払いたければ、
洋便器風の和便器型だな。(汗)



2021年03月19日(金)
人間関係までは、引き継げない

年度末、各自治体の新年度人事異動が内示され、
新聞紙上を賑わせている。(教職員も・・)
この内示から、3月31日までの間に、後任へ「引継ぎ」をし、
新しい配属先からは「引継ぎ」を受けることになる。
これが、けっこう厄介な事務量となり、年度末を気忙しくさせる。
退職してから2年、風物詩として、後輩たちの作業を見守ることとなるが、
先日、帰宅途中に、ぱったりと後輩に会い、そんな話をした。
人事異動につきものの不平不満は「撒かれたところで咲きなさい」だが、
引継ぎをする際に、一番困ることは、引継ぐ懸案問題の多さではなく、
「人間関係までは、引き継げない」ということで意気投合した。
自分が時間をかけて築いてきた「人間関係・ネットワーク」は、
単なる事務作業ではないため、なかなか文字にできるものではないし、
ツー・カーの関係や、無理にお願いしたり、お願いされる関係は、
また、振り出しに戻ることになり、とても大きな損失になる。
民間企業と違って、業者との癒着などを警戒してからか、
3年・4年を経過すると、異動対象となることも事実だが、
今、これに力を入れているから、このプロジェクトが終わるまでは、
異動させない・・というくらいの強引さが欲しいと思う。
毎年、年度末に感じていた、昇級昇格も含めた「人事異動」の顛末、
第三者的に眺めると、面白いものだなぁ。(ごめん・・(汗))



2021年03月18日(木)
桜は冬の寒さで目覚め、暖かさで蕾が開く

ラジオでは、桜の開花時期が毎日のように報告され、
桜前線が、南から北へと移動していることがイメージできる。
しかし、桜前線の桜は「ソメイヨシノ」の開花なので、
伊豆地域では「河津桜」が多いためか、
もうとっくに、桜を楽しんでしまった感があり、
素直に、春だなぁ、うぁ、桜だ・・という実感がない。(汗)
柿田川公園では「カワヅザクラ」をはじめ「アタミザクラ」
「オオシマザクラ」「カンヒザクラ」「ヤマザクラ」など、
多数の桜が咲き乱れている。
色も濃いピンクから、薄いピンク、さらには「白」に近い色も
公園内で楽しめる。
新年になってから、ウメ、モモ、サクラ・・と、
少しずつずれて色彩豊かに、私を楽しませてくれている。
しかしラジオから流れてきた「サクラ開花情報」で、
「桜は冬の寒さで目覚め、暖かさで蕾が開く」と説明したあと、
全国的に例年よりも相当早い開花にもかかわらず、
「今年は、冬が暖かったから・・」を理由に「色合いが・・」と、
やや寂しげに伝えていた気象予報士が気になった。
花開く前に「寒さ」がないと、スッキリとした開花にならないようだ。
これも「地峡温暖化」の影響なのか、とメモをしたが、
冬が極端に暖かくなったら、目覚める機会がなくなり、
桜が咲かなくなるのかな?って心配もあるよなぁ。



2021年03月17日(水)
俺は君子だろうか?、いや違う

書籍「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
(伊坂幸太郎著・幻冬舎刊・285頁)から。
久しぶりの伊坂幸太郎さんの世界を味わったが、
映画「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を鑑賞後。(汗)
彼らしい、ところどころに散りばめられている伏線が丸見えで、
ちょっとばかり、気が抜けてしまった感じさえした。
ただ、映画には、タイトルの意味が説明されていないが、
書籍では、しっかり定義されていた。
「これが出会いだって、その瞬間に感じるんじゃなくて、
後でね、思い返して、分かるもの。
小さく聞こえてくる、夜の音楽みたいに?
そういえば『小夜曲』ってなかったっけ? モーツァルトの」
僕は言う。「あの超有名な」
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク?」織田由美が言う。
ドイツ語で「ある、小さな、夜の曲」
だから「小夜曲」とはそのまんまじゃないか・・。」
「出会い」=「小夜曲」=「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
この図式がわからないと、なかなか映像だけではわからない。
今回の場合「他力本願」=「自力本願」という仕掛けがいい。
私としては「君子危うきに近寄らず。」と呟いた後、
「俺は君子だろうか?、いや違う」と自問して、
「近寄る」を選択するところが面白かったなぁ。



2021年03月16日(火)
25年を振り返りながら、25年物の古酒を飲む。

少しだけ、創業・起業のお手伝いをすると、
ビジネスだけでなく、まちづくりにも同じことが言えるよな、
そんな視点、フレーズに出会うことがある。
今回紹介したいのは、インターネットで見つけた、
同じ商品(25年物の古酒)でも、売り方次第で
「売れないお店」と「売れるお店」に分かれるという視点。
Aは「奇跡の古酒』の、醸造元、原材料名、特徴などを説明。
Bは「25年を振り返りながら、25年物の古酒を飲む。」と
この25年古酒に「意味」を与えてDMなどを出しただけ。
結果は「Aは全く売れず、Bは驚異的な大ヒット」だったという話。
この例え話が教えてくれるのは、商品・サービスを売るためには
「良い商品」だけでは売れないということ。
これを「まちづくり・観光」に置き換えると、
「世界遺産・国指定文化財」など、観光素材は良くても、
それだけでは、誰も訪れてくれない、ということ。
「美味しいものを作っていれば、客は来る」
そんな時代ではない、と言われた気がする。
日本全国、名水、湧水、湧き間などを素材にして、
まちづくりをしている自治体は多いので、
どんな「名水」なのかを、詳細に説明してもダメ。
その「名水」に「意味」を与えなければ・・。
「まちづくり・移住促進」のキャッチコピーが、
「このまちに住む人が温かい・・」なんて、響かないってこと。
どうやって「商品の良さをお客様に伝えるか?」
これは、まさにマーケティングの本質なんだよなぁ。



2021年03月15日(月)
〇〇らしさを出すのが演奏者のテクニック

NHKのラジオ番組「カルチャーラジオ 芸術その魅力」、
今は「今、もう一度『ジャズ入門』を聴いている。
私の中では、ほとんどチームで息を合わせて、
アドリブで演奏しているのかと思ったら、大きな間違い。
必ず、基本となる楽譜があり、
その素晴らしい素材で、個性的表現をするのがジャズ、
そんな説明に、妙に納得した。
どうアレンジするかが演奏者の技量、ということなのだろう。
「〇〇らしさを出すのが演奏者のテクニック」であり、
有名なジャズマンは、どの曲にも「〇〇らしさ」があるらしい。
マイルス・デイヴィス(Miles Davis)らしさ、
ビル・エヴァンス(Bill Evans)らしさ、
レッド・ガーランド(William "Red" Garland)らしさも、
基本の曲をどう表現したか、どう特徴を出したか、
私のスタイルはこうだよ、と言っていることらしい。
音楽のことはよくわからないけれど、
まちづくりも同じようなことが言えそうな気がする。
全国で活躍する「まちづくり仕掛け人」は、
きっとジャズに似た「〇〇さんらしさ」を持っている。
それはたぶん、仕掛け方だけで「〇〇さんが関わっている」と
わかるような特徴が必要なんだろうなぁ。
「ジャズマン」と「まちづくり仕掛け人」は共通点が多い。



2021年03月14日(日)
消えても消えても、誰かがまた思い出させてくれる

映画「記憶屋 あなたを忘れない」(平川雄一朗監督)から。
人の記憶を消せるという都市伝説的な存在「記憶屋」について
存在を肯定する人の意見はこうだ。
「記憶を消したい人がおるけ、記憶屋がおるんじゃないん?」
「まぁ記憶屋は悲しい世の中に、
生まれるべくして生まれた伝説なのかもしれないね」
「記憶屋は世の中の不条理が生んだ怪物じゃ」
「記憶屋は世のため人のためにおるんじゃと」
だから「記憶を消したいと思うこと」は悪いことではない、と。
しかし、それを否定するわけでもなく、こんな台詞が。
「記憶ってさ、消されたところでまた再生できるって思わん?。
人間って誰でも1人で生きてるわけじゃないけぇ、
記憶がなくなっても周りの人がまた作ることができる。
消えても消えても、誰かがまた思い出させてくれる。
思い出したところでまた忘れてしまうかも知れんけど・・」
それが「記憶」なんだ、という定義に、頷いてしまった。
まぁ、故人になると「いい思い出」しか浮かばないけどねぇ。
死んだ人まで、恨めないからね。



2021年03月13日(土)
お前ここダメだよって言ってくれる人

「お前ここダメだよって言ってくれる人がいるかどうかは大事」
そんな話を、NHKのラジオ番組「DJ日本史」で耳にした。
織田信長には、明智光秀、豊臣秀吉には、黒田官兵衛、
徳川家康には、本多正信、なるほど、確かに・・とメモをした。
それに比べ「承久の乱の主犯格(汗)、後鳥羽上皇は、
ワンマンだったために周囲には冷静に情勢を判断できる人や,
上皇を諌める人がいなかった、と歴史の話としてまとめた。
それは、現代社会でも同じことが言える。
どんな小さな世界でも、組織として成り立つには、
強力なリーダーシップを発揮する人も必要だが、
行き過ぎな発言、行動に対して、諫める役の人も必要。
そんな嫌な役を引き受けてくれる人を大切にするリーダーこそ、
大きなことを成し遂げることができるに違いない。
そんなこと、昔から言われていたことだし、今更・・と思うが、
知っていたけど、実行に移さなければ、知らなかったことと同じ。
いくつになっても「お前ここダメだよって言ってくれる人」
大切にしなくちゃなぁ。



2021年03月12日(金)
今までの人生なにを学んだのか

最近、政治家・首長がSNSの効果に目覚めたのか、
多くの方から「友達リクエスト」が届く。
特にFacebookは、実名登録が基本なので、
国会議員や県会議員、近隣市町の首長、議員など、
えっ、あの人から?と思うような大物まで。(汗)
でも私は、どんなに偉い人でも、
ノーメッセージの人は、承認しないことにしている。
それは、政治家に限らず、友達申請してくる知人でも同じ。
その考えは、ネットで見つけたフレーズに賛同したから。
「ノーメッセジリクエストは、圧倒的に年配者男性が多い。
今までの人生なにを学んだのか。」
仕事でもなんでも、何も挨拶なしに、黙っていて知らずに、
お近づきになることはないことは、長い経験で学んでいるはず。
もしかしたら、それは、新人でも習うことなのに、
ネットの世界だから、友達申請しておけばいいだろう・・
そんな気持ちだったら、逆効果だと思うんだけどな。
講演会や秘書が一括で「友達リクエスト」するならば、
ノーメッセージのリクエスト、やめた方がいいのになぁ。



2021年03月11日(木)
「3.11」をキーワードに検索したら

先日、10年を振り返って・・と題して、一言を書き、
「3.11」でも検索できる、と書いたら、早速、問い合わせがあった。
自分の日記が、ある「キーワード」で検索できるので、
どんな単語でも検索でもできる、データベースとなっている。
実は「3.11」をキーワードに検索したら、こんなにあった。
しかし、地震があった「2011.3」は「3.11」というフレーズを
まだあまり使っていないこともわかったし、時の流れを感じる。

2021年03月10日(水)  「音」は、相当意識しないと残らない
2021年03月09日(火)  10年は節目であり、区切りではない
2021年03月04日(木)  時は流れない。それは積み重なる。
2021年03月01日(月)  「3月11日」の10年を振り返って
2020年04月03日(金)  天災は忘れる間もなくやってくる
2020年03月27日(金)  東京都民よ、日本国民が注目していることを忘れないで
2020年03月11日(水)  「東北」というイメージを払拭するような計画
2020年03月08日(日)  上からの指示が降りてこなくて戸惑っていました
2019年08月12日(月)  8月12日は映画「クライマーズ・ハイ」を観る
2019年03月11日(月)  私のケジメは「3.11」の日記を読み返すこと
2018年03月12日(月)  あの原発事故は、国民の意識を変えるまでには至らなかった
2018年03月11日(日)  3.11は、一年を丁寧に生きてきたかを振り返る日
2017年03月11日(土)  北朝鮮ミサイルが日本の原発に向けて発射されたら
2016年05月10日(火)  まずは、体制を確保してから・・
2016年04月17日(日)  こんな時こそ「東北支援」を忘れないこと
2016年03月11日(金)  復興の喜びをお召し上がりながら感じていただければ幸いです
2015年12月28日(月)  非常時には、非常手段です。
2015年07月08日(水)  でも、知り過ぎない方がいいんだよ
2015年03月11日(水)  あの災害を契機に・・・
2014年09月11日(木)  9.11は「現実」が「映画」を越えた日
2014年04月21日(月)  「8.11」の「山の日」は、もっと慎重に
2014年03月12日(水)  3月11日だけ『電気』を停めてみてはどうか
2014年03月11日(火)  海水に、下水やガソリンが混じって凄い臭いで・・
2013年12月26日(木)  食べるものは、我慢できるけど、出すものは我慢できないからね
2013年11月04日(月)  3.11(悲愴)から11.3(歓喜)へ
2013年08月12日(月)  政府は「計画停電」の検証を
2013年07月03日(水)  「いつ、やる」「今だ」と奥村が答えた。
2013年03月11日(月)  そっとしておく おもいやり
2013年03月10日(日)  人間は弱い存在ですが、絶望の時にも希望を持ちます
2012年08月09日(木)  「被災者のために」というモチベーション
2012年03月11日(日)  落語の演題の1つに「黙祷」を追加
2012年03月05日(月)  学んだ知識を、行動に移しましょう。
2011年12月31日(土)  2011年「今年の熟語」・・「愛犬他界」に決定
2011年11月10日(木)  未来が見えない社会に震災が襲った
2011年08月19日(金)  いい人だって死ぬ、それが戦争だ
2011年04月16日(土)  このコンサートに向けて練習していた帰りに・・



2021年03月10日(水)
「音」は、相当意識しないと残らない

最近、出勤前の柿田川公園撮影に、音の録音を加えた。
どうしても、写真や動画が注目を浴びるが、
その場所ならではの「音」の保存が必要と感じたから。
きっかけは、もうすぐ10年を迎える、3.11の特集番組。
特に今年は、10年を経過するとあって、だいぶ早い時期から、
特集番組が組まれ、いろいろな角度から紹介されている。
実話を元に映画化されたり、ドキュメントレポートがあったり、
3.11の大震災と原発事故が、クローズアップされている。
私が驚いたのは、ラジオから流れてきた、
原発事故直後の、原子力発電所ないの音。
たぶん、原子炉を冷やす冷却水の音だと思うが、
ひ映像もく、耳だけで聴く「水の音」は、
なぜか、必死さ、緊迫さが伝わる水の音に聞こえた。
そして、コメンテイターが、静かに呟いた。
「『音』は、相当意識しないと残らない」と。
さらに「現場の音は特に・・」と付け加えたことで、
より一層、「音の記録」を残す必要性を感じた。
ここ数年間、気軽な「写真・映像」撮影をしてきたが、
その部分は、観光客を始め、多くのカメラマンに任せて、
そろそろ、地元ならではの「音」を保存したくなった。
ただただ、柿田川の今の「記録保存」を。



2021年03月09日(火)
10年は節目であり、区切りではない

(すみません、情報源のメモが不明です。(汗))
「3.11東日本大震災・福島現場事故」から10年が経過し、
今週は毎晩のように、特集番組が組まれるが、この時期を過ぎると、
パタっと違う話題に移ることも、悲しいかな事実である。
そんな特集の一つで、風化を恐れる被災者が語った、
「10年は節目であり、区切りではない」のフレーズが印象に残った。
これでもか・・と続く「3.11の特集番組」の中には、
いかにも「10年一区切り」とするようなものもある。
あの災害以後も、日本列島では、各地で自然災害が起こり、
「東日本大震災」だけが特別でないことも理解できる。
しかし、地震という「自然災害」と「原発事故」が重なったのは、
この「3.11」だけだと私は思う。
復興は思うように進まず、住めない場所がそのままの状態、
決して、一区切りついた案件ではない。
だからこそ、このフレーズは、私に響いた。
「節目」と「区切り」・・似ているようで意味は全然違う。
言葉の使い分け、しっかりしなくちゃなぁ。



2021年03月08日(月)
おばさんオーラ

以前から不思議だったことが、だんだんわかってきた。
多くの人に「おばさんみたい」と言われても腹がたたなかったし、
それは「変わっている」が褒め言葉・・と理解している私には、
ムキになって大騒ぎすることでもないから。
テーブルの上に置いてあった、女性雑誌とかを眺めていると、
女性の生き方や生活って、楽しそうだな、面白そうだなと思うし、
なんだか、色としても明るいイメージがある。
(男性が楽しくない、つまらない、という意味ではないのだが・・)
普通なら、女性の中にポツンと男性がいると、とても違和感がある。
その場の雰囲気も、遠くからみた雰囲気も・・。
しかし私の場合、なぜかその雰囲気を壊さないようでいられる、
「おばさんオーラ」がある、と冷やかされたことを思い出した。
「男にしておくのはもったいない」とまで言われたもの。
これって喜んでいいんだよね、きっと。
意識しないで、自然体なのに「おばさんオーラ」を出せるなんて
きっとこれも私の特技なんだろうから大切にしようっと。
残り少ない人生、いろいろな生き方があっていいよな、
どれが正解なんて生き方はないのだから・・と思える私がいる。
あなたの周りにもいませんか?
「おばさんオーラを出せる男性」「おじさんオーラを出せる女性」



2021年03月07日(日)
なぜあの時、格納容器が爆発しなかったのか

映画「Fukushima 50」(若松節朗監督)から。
2011年3月11日の原発事故を題材にした映画、
ただそれだけならわかるが、冒頭から気になるクレジット、
「事実にもとづく物語」。
10年前の事故だけに、私たちの記憶もまだ鮮明であり、
このフレーズは「ドキュメントタリー映画」と錯覚させる。
それは、とても危険なことしではないだろうか、と観終わった。
当時政権を握っていたのは民主党、内閣は菅直人内閣。
官邸の判断の甘さ、東電本店からの威圧的な現場への指示。
そして、一番がっかりさせてのは、誰も「菅総理」に、
あなたの判断、行動が事態を刻々と悪化させています、と
はっきり言えない、言わないことだった。
これって、現在の立憲民主党は調整力なし、が表現されている、
そんな印象さえ与えかねないギリギリの作品だった。
しかし、この原発事故を思い出しながら、一番驚いたことは、
ラストシーン、吉田所長の葬儀で読まれた弔辞の一説、
「なぁ、なぜあの時、格納容器が爆発しなかったのか、
いまだにわかってないんだ」
私は、物語の核となる現場の方々、言い換えれば
未曾有の事態を防ごうと現場に留まり奮闘し続けた人々の
努力の甲斐あって、最悪の状況を切り抜けられた、
そう思っていたから、唖然とした。
本当に「格納容器が爆発」していたとしたら、
今、どんな世界が待っていたのだろうか。
改めて、神様、仏様に感謝したい。



2021年03月06日(土)
大人の「ごっこ遊び」

いろいろなお誘いの中で、最近、私のアンテナが伸びるのは、
「大人の『ごっこ遊び』」。
かといって、今から「お医者さんごっこ」をするつもりはない。(汗)
例えば、昔を懐かしみながら、小学生の生活のように、
通学路を歩き登校(登社)し、朝のホームルームから、給食、
授業を予定帳に書き込んだりしながら、勉強に勤しむ。
そんなことを、けっこう真面目に再現してみる。
それが私の目指す「大人の「ごっこ遊び」」だ。
どこまで、本物を真似られるか、それに尽きる。
こういった時、必ず「馬鹿らしい」とか「くだらない」と、
チャチャを入れてくる輩がいるが、気にせず、楽しむに限る。
この発想、視点は「趣味・遊び」に限らず、ビジネスとしても、
応用できるはず。
昨年始めた「柿田川大楽」も「大学ごっこ」そのもの。
コロナ禍で、活動(自粛)まで真似する必要はないけれど、
そろそろ新しい年度に向けて、準備をして行こうと思う。
「校歌」や「楽生証」も必要だな、きっと。
キャンパスはあそこ、学(楽)食はあそこ・・
学(楽)生証を提示すれば、割引してくれるお店、探そうかな。(笑)



2021年03月05日(金)
てゆうかさ、「あと」っていつ?

映画「アイネクライネナハトムジーク」(今泉力哉監督)から。
本来なら、何度も繰り返される
「出会い方とかそういうの、どうだっていいんだよ。
いいかよく聞け、あとになって
あの時、あそこで出会ったのが彼女で本当によかったって、
こういうように感謝するのが一番なんだよ」
「結局さ、あの時あの場所で出会った人が、
この人で本当によかったなぁって、あとで思えるのが一番なんだよ。
自分の幸運に、あとで感謝できる出会いが一番なんだって」
なるほど・・と思いながらも、天邪鬼の私は、
この決め台詞をドヤ顔で言い放った夫に対して、妻が言い返した
「てゆうかさ、『あと』っていつ?」が響いた。(笑)
いつの時点でこう思えたらいいの? 。
結婚?、妊娠?、子育て中?、老後?、死ぬ直前?
さだまさしの関白宣言ではないけれど、
「お前のおかげていい人生だった」って言われても・・が本音かも。
ロマンチストの男性とリアル重視の女性の違いかな、
「男の浪漫は、女の不満」という台詞が頭に浮かんだ。
伊坂作品にしては、ちょっと物足りなかったかなぁ。



2021年03月04日(木)
時は流れない。それは積み重なる。

正確なメモは、こう書かれていた。
「時は流れない。それは積み重なる。そんなCMがあった。」
そこで調べてみたら、なんと
「サントリークレスト12年」、ウィスキーのキャッチコピーだった。
なるほど・・「熟成」のイメージがピッタリだと思う。
しかし、私がこのキャッチコピーを知った時、
「東日本大震災、2011.3.11」を題材にしたものだと勘違いした。
それくらい、あれから10年という年月が
「流れたのではなく、積み重なっている」と感じたから。
記憶が薄れるどころか、日毎に重なってきている。
大きな災害だけなら、あれから何度も目にしてきた。
今のコロナ禍の方が、ダメージが強いのかもしれないが、
まだまだ、3.11のインパクトには及ばない。
自然の猛威を突きつけられた時のショックかもしれない。
よく、映画でも「時は流れて・・」というナレーションがあるが、
「時は流れない。時は積み重なっていく」と言いたくなる。
私も、よく「歳をとりました」という人に、
「歳は取らないよ。歳は重ねていくものだからね」・・と
どうでもいいことかもしれないけけど、指摘するのと同じかな。
人間、生きていく以上、その生きた証は、積み重なる。
それを胸に刻むだけでいい。



2021年03月03日(水)
幕府も、浪人も考え方を変える機会となった

NHKのラジオ番組「DJ日本史」は、
大河ドラマを語らせたら止まらない、松村邦洋さんと、
2008年に江戸文化歴史検定一級に最年少で合格した、
タレント堀口茉純さんがパーソナリティの番組。
このふたりの歴史知識と軽快なトークは、
歴史好きには堪らないテーマが毎回用意されている。
今回の紹介は「プロジェクト×(バツ)」と称し、
「歴史上の甘い計画」が紹介された。
「由井正雪の乱」「承久の乱」(後鳥羽上皇)など、
クーデターに近い「○○の乱」は、なぜ起きたか、
なぜ失敗したか、など、その視点が面白かった。
特に、「由井正雪の乱」(慶安の変)は、失敗したけれど、
その後しばらくして、幕府の政治はそれまでの武断政治から、
法律や学問によって世を治める文治政治へと移行していくことになり、
くしくも正雪らの掲げた理念に沿った世になるに至ったことを考えれば、
幕府も、浪人も考え方を変える機会となった、と指摘した。
世界でクーデターで話題の「ミャンマー」も、
「軍も、政府も、国民も、考え方を変える機会」として捉えて、
いい方向に、落ち着いて欲しいと思う。
社会に対する「不平不満」をどのような形で行動するのか、
ただそれだけのことなんだろうなぁ。



2021年03月02日(火)
「費用対効果」ではなく「(使う)時間対効果」

最近、私たち世代では「SNS疲れ」「SNS離れ」が加速している、
そんな気がしているのは私はだけだろうか。
というよりも、あまりに多くのSNSサイトが登場し、
どれが一番、自分がしたい情報発信に使いやすいのか、選べない。
読んでもらいたい、見てもらいたい相手が、絞りきれないと、
何でもかんでも手当たり次第、情報発信するだけでは疲れる、
そういうことなんだろうと思う。
先日、柿田川の最新情報を知りたいのですが・・と前置きがあり、
「Facebookをしていないと見られないのですか?」という、
問い合わせがあった。(汗)
確かに今までは、操作性や管理のしやすさ、手軽さから、
「Facebookページ」を主流に情報発信してきたが、
実名で登録する「facebook」に二の足を踏んでいる人もいるし、
また登録だけして、情報発信せずの人も多い、と聞く。
「Facebookページ」への情報発信、
「費用対効果」ではなく「(使う)時間対効果」を考えてみたいな。



2021年03月01日(月)
「3月11日」の10年を振り返って

3月に入り、そして今年は10年という節目、東日本大震災の話題が増える。
私なりも、10年を振り返って・・と、今年も3月11日に書こうと思ったが、
多くの人の記事に埋もれてしまうのも嫌だったので、
今年は3月1日に、以前から書こうと決めていた。
基本的には、3.11の振り返り方は、人それぞれでいいと思う。
あの日を思い出すだけでもいい、とにかく、忘れず語り継ぐこと。
日本人であり、あの日、あの時間に生きていた証人として、
一年に一度は、思い出したい・・という想いさえあれば・・。
私流の振り返り方は、20年近く続けている日記サイトを
「日付」で検索し、この10年間の「3.11」を読み直すこと。
これができるのは、デジタル化のなせる技である。
今回は、リンクを貼り、興味があれば直接読めるようにしてみた。
やはりインパクトがあるのは、震災当日の緊張した一言。
2011年03月11日(金)  「当事者には、最新の情報がない」かな。
もし「気になる一言」があれば、読んでみてください。

実は「3.11」という「キーワード」で検索もできるから、
自分が、10年間で、どれくらい「3.11」を意識していたかもわかる。
「3月11日」以外にも、ずいぶん書いていたんだなぁ。

■「3月11日」の10年を振り返って
2020年03月11日(水)  「東北」というイメージを払拭するような計画
2019年03月11日(月)  私のケジメは「3.11」の日記を読み返すこと
2018年03月11日(日)  3.11は、一年を丁寧に生きてきたかを振り返る日
2017年03月11日(土)  北朝鮮ミサイルが日本の原発に向けて発射されたら
2016年03月11日(金)  復興の喜びをお召し上がりながら感じていただければ幸いです
2015年03月11日(水)  あの災害を契機に・・・
2014年03月11日(火)  海水に、下水やガソリンが混じって凄い臭いで・・
2013年03月11日(月)  そっとしておく おもいやり
2012年03月11日(日)  落語の演題の1つに「黙祷」を追加
2011年03月11日(金)  当事者には、最新の情報がない