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しもさんの「気になる一言」
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2019年03月31日(日)
公務員生活を最後まで走り切ること

金曜日の3月29日、退職の手続きを全部済ませ、
公式な送別式や、職員互助会の送別会も無事に終え、
土日は、少しのんびりしながら、新しい4月1日を迎える。
それが本来の形なのかもしれないが、私の場合、
偶然かもしれないが、3月30日(土)に開催された、
清水町文化協会主催の「わきみずコンサート」には、
「生涯学習課長」として招待され、来場者に紹介されたし、
31日(日)も、近隣町の方々と情報交換をする予定。
達成感を得るためには、ゴール直前で力を抜くのではなく、
ゴールまで全力で走り抜け、力を抜くのはその後。
最後の最後で力を抜いたら、好記録は出ないことも知っている。
だからこそ、公務員最後の1日も全力で走り切りたいな。
(珍しく、この「気になる一言」を朝に書いている・・(笑))



2019年03月30日(土)
「エイプリルフール」の日に発表しなくても・・

巷では、新元号発表の日が近づき、大きなイベントのごとく
カウンドダウンまで始まっている。
もちろん、いろいろな影響を考えてのことと思うが、
どうしても、4月1日が気にかかる。
そう、4月1日は「エイプリルフールの日」だから。
インターネット全盛の今日、愉快犯は必ず、嘘の元号を流す。
それをまた国民が真偽も確かめず、シャアし、あっという間に
嘘の「元号」が、国内、いや世界中を駆け巡る心配はないのか。
不思議なことに、それに関する注意喚起の記事は見当たらない。
私の取り越し苦労なら、それに越したことはないけど、
多くの国民が楽しみにしている「新元号」だからこそ、
厳かに、発表の時を待ちたい、と思うのだが。
予定では、11時半に菅氏が新元号を発表し、
安倍首相が正午ごろ、記者会見し、自ら談話を読み上げ、
新元号に込められた意義などを国民に説明するようだ。
私の心配が杞憂に終わることを願って、この一言を書いている。
私の心配性は、これからも続くんだろうなぁ。きっと。



2019年03月29日(金)
みんながいてくれたから、乗り切れました

地方公務員最後の1年は、激動の1年だった。
4月に着任した時は、あまり予算もなかったし、
予定されている事業を自分なりにイメージしたら、
簡単に乗り切れそうだな、と思った。(汗)
しかし予想に反して、予定も予算もないはずの、
町制施行55周年記念事業が、これでもか、と求められた。
無理難題(?)を押しつけられ、叱咤され、今振り返ると、
正直めげそうになったことも何度もあった。
それを救ってくれたのは、わが課のスタッフ。
4月当初、私は「今年は『楽しいけれど大変な課』ではなく
『大変だけと楽しい課』を目指す」と宣言した。
それをしっかりと記憶に留めていて、私が挫けそうになると、
「課長、大変だけど楽しいですよね」と励ましてくれる、
今年の私にとっては、頼りになるスタッフたちがいた。
今年度最後の、いや、公務員生活最後の「送別会」の挨拶は、
もう既に決まっていた。
「みんながいてくれたから、乗り切れました。ありがとう」
38年間、長いようで短かったなぁ。(涙)



2019年03月28日(木)
神様におしりを向けてすわらない

先日行った京都旅行2日目、伏見稲荷のてっぺんを目指して歩いた。
延々と続く登り坂に、体力には自信があった私でさえ、
正直、根をあげそうになったが、妻も娘とともに登りきった。
そこには、妙な達成感があり、頂上でお賽銭をあげた時、
「面白注意看板」が目に入り、思わずパチリ。(笑)
三段に書かれた英語、中国語、日本語は
「DO NOT SIT ON STEPS.」
「不要坐在台(こざとへんに「介」)上(止?)」
「神様におしりを向けてすわらない」
手書きなので、中国語がはっきりしなかったが・・。
誰が誰に宛てたメッセージかはわからないけれど、
この看板がなかったら、疲れたぁ・・と言いながら、
私でさえ、近くの石段に座っていたかもしれない、
この日本語のフレーズが、けっこうウケた。
英語や中国語は「石段に座るべからず」的な表現だけど、
日本語のような表現をすると、通じないのかな?
思わず、クスッとした注意看板、このセンス、いいなぁ。



2019年03月27日(水)
私だけの「柿田川事典」

大好きな「柿田川」を調べれば調べるほど、その魅力にハマり、
いろいろな角度から集めた「柿田川情報」が溢れてきた。
次にすることは、その情報をどう処理し、編集するか。
言い換えれば、料理の具は豊富に集まったけれど、
それをどう調理するかにより、その味は大きく違ってくる。
そこで考えたのは、私だけの「柿田川事典」
多くのジャンルにこだわりながらも、
教科書に掲載されているような情報だけでなく、
自分が足で集めた私ならではの情報をメインに、
非公式だけど、柿田川の面白い情報が満載、
そんな、事典があればいいな、と思ったから。
「辞典」は「言葉」を集めたもの。
「事典」は「事柄」を集めたもの。
「事物や事柄を表す言葉を集めて一定の順序に配列し、
解説を施した書物」を目指すのだから、
やっぱり「柿田川事典」だな、やっぱり。



2019年03月26日(火)
一歩前にお進みください、もう一歩前にお進みください

恒例となりつつある、男性トイレの小便器で見つけた標語?
「一歩前にお進みください、もう一歩前にお進みください」
「半歩前」か「一歩前」か、この議論は別として、
最近、公衆トイレで見かける言葉は、この注意喚起が多い。
好奇心旺盛の私は、ついつい「なぜ?」と考えてしまう。
出た結論は「高齢者が増えたから」
なんでもかんでも、この理由で片付けてしまう気はないが、
自分が高齢者の仲間入りをして、初めてわかることがある。
それが、この小便器利用者へのメッセージ。
本人は、しっかり近づいて放尿しているつもり。(汗)
それが、外れてしまうことも、ままある。それが高齢者。
また、自分では、最後まで出し切ったつもりでも、
実はまだ・・というケースも、よくある。
だから、本人の知らない間に、便器の外に尿が洩れている、
そんなことを理解しないで、ただ闇雲に「もう一歩前へ」と
書かれてもなぁ・・が、高齢者男性の本音であろう。
小便をするときくらい、自由にさせてよ・・と言いたい。(笑)



2019年03月25日(月)
「妻の誕生日を家族全員で祝える幸せ」ってこういうことか

定年退職を1週間後に控えた朝は、とても寒かったが、
なぜか、東日本大震災の後の東北地方を襲った寒波を思い出した。
メルトダウンした「福島第一原発」が、雪に覆われ、
静かに冷やされていた光景が目に浮かぶほど、寒かった。
そんな今日、妻が60歳の誕生日を迎えたので、家族4人、
お気に入りのイタリアンレストランで、お祝いをしたのだが、
定年退職が間近なためか、例年とは少し違う想いが蘇った。
出会ってから42年。結婚してから36年の月日が流れ、
その間には、幾つもの出来事があり、今日の日を迎えている。
お互い大きな病気もしたし、入院するような手術もした。
もちろん大喧嘩もしたし、仲良く手を繋いで歩いたこともある。
あの時のあのことがあったから、今日の日を迎えられている、
そう思えるようになったのは、つい最近のことかもしれない。
夫婦のことだから、あまり多くを語らないけれど、
母と娘と私に囲まれながら、還暦を意識してか、
赤のカーディガンを身に付け、いつもよりちょっと酔っ払った妻を
見ていて、感じたことがある。
「妻の誕生日を家族全員で祝える幸せ」ってこういうことか。
さて、来年はどんな気持ちでこの日を迎えているのやら。
それはそれで楽しみである。



2019年03月24日(日)
今年の大河ドラマのタイトルは「韋駄天」(いだてん)?

毎年、ほぼ毎回欠かさず観ていた、NHK大河ドラマであるが、
今年は、私の中で、なぜか盛り上がらない。理由は2つ。
ドラマとわかっていても、なぜかウケを狙いすぎている。
今回の試合当日の行動で、体の弱い監督をオンブして会場まで
道に迷いながら辿り着くシーンなどは、必要ないのでは?
事実に基づいているの?と、冷めてしまっている私がいた。
若い層にも見て欲しいから・・という気持ちはわからなくもないが、
もう少し、落ち着いて見たいと、というのが今までの気持ち。
さらに先日、京都旅行で訪れた「御寺・泉涌寺」で、
「舎利殿・韋駄天立像」、「仏殿・大涅槃図」(日本国内最大)、
「舎利殿裏堂・韋駄天図」を目の前で拝見したからか、
「日本初のオリンピック選手の金栗四三選手」と、
「韋駄天」のイメージが重ならないからかもしれない。
その「金栗四三選手」イコール「足の速い人」なのだろうか。

P.S.
ちなみに「泉涌寺」の観光ガイドさん?に聴いた説明では、
「お釈迦様がお亡くなりになられた日、
捷疾鬼(しょうしつき:足の速い鬼)が、お釈迦様の御遺体から
「仏舎利(ぶっしゃり:釈迦の遺骨・歯)」を盗み出しました。
慌てた弟子たちが、この神・韋駄天に仏舎利を取り返してほしいと頼み、
韋駄天は一瞬で100万キロを駆け抜け鬼を捕まえ、
大切なお釈迦様の歯を取り返した」という。
その、お釈迦さんの歯の一部が、泉涌寺には大切に祭られていた。



2019年03月23日(土)
近隣市町で、こんな面白いことやってますよ

定年退職をあと1週間後に控え、久しぶりに朝寝坊し、
スケジュールを確認するために手帳を開いたら、
午前中は、天然記念物の清流「柿田川」に入り、
外来種駆除作業で、心をリフレッシュ。
午後からは、日本人に愛され続けてきたベートーヴェンを
とことん楽しむ音楽祭が隣市・三島市で開催されており、
文化センターで妻と一緒に「静岡交響楽団の演奏」を堪能。
明日は、我が町の大型商業施設「サントムーン柿田川」で、
愛媛県のイメージアップキャラクター「みきゃん」と、
我が町のイメージキャラクター「ゆうすいくん」の
コラボイベントがあるようだ。
午後には、隣市・沼津市では、文化センターで、
「沼津ブラス・フロンティア」の演奏会などあるし、
隣町・長泉町「ヴァンジ彫刻庭園美術館」では、
陶芸家・黒田泰蔵氏の「白磁」の展覧会などなど・・
私の休暇の行動範囲は、近隣市町のイベントだった。
ということは・・わが町の町民に伝えるのは、
自分の住む町のイベント情報だけでなく、
「近くで、こんな面白いことやってますよ」という
近隣市町のイベント情報提供もありだな、と。
観光客も、もちろん大事だけど、やっぱり、
住んでいる私たちが楽しまなくちゃね、この地域を。



2019年03月22日(金)
「草文化」清水町に定着

議会最終日の静岡新聞・朝刊(一面)の大見出しは、
「『草文化』清水町に定着」
地方新聞が「静岡の『平成』」と題して、大きな流れの中で
平成の特徴的な事柄を特集してきた、その最終章。
「地域を支える市民の力(1)」
平成は市民活動の代表として、NPO法人の設立、そして活躍が、
まちづくりを押し上げてきた、そんな記事である。
まさか、その記事の中に、自分の名前が載っているとは・・。
わが町を代表する、NPO法人「ウォーター・ビジョン」、
職員で発足当時の苦労を知っている人は、ほとんどいなく、
なぜか、社会教育課(現・生涯学習課)の担当係長だった私が
当時の苦労話を含めながら取材を受けたのは、先日のことである。
まさか、議会最終日、それも残すところあと10日(実質は6日)で、
長かった公務員生活を終えようというところでの新聞記事。
これは、神様が私に与えてくれた「勲章」とも言えそうだ。
公民館職員の心構えを、胸を張って話ができそうな気がする。
結果はすぐに出ないけれど「文化」ってそういうものなのだから、
根付かせるには「地道にコツコツ」が一番の近道なんだよなぁ。



2019年03月21日(木)
「気になる一言」を止めるな!

実は、ここ数日、毎晩のように「送別会」が続き、
何十年も続けてきた「気になる一言」がピンチ。(汗)
基本的には、気になるフレーズは、瞬間冷凍のように
書き溜めてあるのだが、それを読み物風にする時間が無い。
言い換えると、ネタ(材料)は溢れているのだが、
それを調理する時間がないってこと。
今までなら、体調やお財布具合を考えながら、
「今回はちょっと・・」断ったりすることもあったのだが、
私が主役の「退職記念の送別会」となるとそうはいかない。
自分自身も、これが本当に最後だから・・と言う想いがあり、
夜遅くまで思い出を語り、早朝、お風呂でアルコールを抜く。
若い頃なら、酔っぱらって帰宅しても、書いていたのに、
さすがに、PCを立ち上げる体力は残っておらず、
そのまま、のび太に負けないくらいの速さで、爆睡状態。
朝は朝で、若い頃は、早起きして書くこともあったが、
今は、半身浴で汗を出すだけで精一杯。(汗)
だから久しぶりの「休肝日」となった祝日を使って、
映画「カメラを止めるな!」を鑑賞した。
そして頭に浮かんだのは「気になる一言」を止めるな!。
いつか止めるんだろうけれど、もう少し頑張ってみようかな。



2019年03月20日(水)
だって散らかして食べる方がおいしいんだもん

映画「未来のミライ」(細田守監督)から。
期待しすぎたせいか、場面設定も、ストーリーも、
なぜかわからないが、うまく入り込めなかったし、
作品中のメモを読み返しても、心に残る台詞も少なかった。
その中で、あえて探すとすれば、
子供たちが、オモチャでも食事でも「散らかす」理由。
「だって散らかってるほうが面白いもん」「ああ…確かに」
「だって散らかして食べる方がおいしいんだもん」「…おいしい」
この気持ちって、なんとなく理解できて面白かった。
私は今でもよく言われる。
「自分の部屋でも、机の上でも、もう少し片づけたら?」。
私は言い返す。「だって散らかってる方が落ち着くんだもの」
その感覚に似ていたからか、妙に頷いてしまった。
あっ、もう1つご紹介、母娘の会話。(祖母と母親と言うべきか)
「気づいたら怒ってばっかり。
こんなお母さんでいいのかなって不安になっちゃう。
でも少しでも幸せになって欲しいから…」
「それが分かっていればいいんだよ、子育てに願いは大事だよ」
「願い、か・・」
この「子育てに願いは大事だよ」のフレーズは、良かったなぁ。



2019年03月19日(火)
君の今までの闘いをすべて教えてくれ

映画「ロンドン、人生はじめます」(ジョエル・ホプキンス監督)から。
ハッピィエンドと言えるかどうかわからないけど、
う〜ん・・ちょっと予想していた展開と違ったなぁ、が本音。
メモした台詞の中で、輝いていたのは、
まだ、主役の2人が知り合ってまもない頃の会話。
何年もホームレスに近い状態で、手作りの小さな小屋に住む男性は、
多くの嫌がらせを受けながらも、必死で生きてきた。
それを偶然の出会いで知り合った、高級マンションに住む女性が、
いかにもわかったような口ぶりで、彼を諭すように言う。
「立ち退き要求は初めてじゃないんでしょ?
ここで暮らしたいなら闘わなきゃ」と。
その言い方にムッときたのか、彼は毅然とした態度で言い返す。
「君の今までの闘いをすべて教えてくれ。
自らの信条に従って負ったリスクはあるか?
他人の人生にも影響を与えるようなリスクだ」
胸がスッとした瞬間であった。
映画の中だけでなく、私たちの暮らす社会でもよくあること。
経験したことのない人が、分かり顔で言うシーンに出会うと、
私も同じことを思っていたから。
今度から、この台詞、使ってみようかなぁ。



2019年03月18日(月)
アクティブに行動し、メリハリのある楽しい家族旅行

家族旅行(京都)2日目は、母が行きたがっていた、伏見稲荷大社、
妻と娘が行きたがっていた、建仁寺、
3月議会でギリギリまで追われていた私は、
今回は行き先の要望もなく、黙ってついて行くだけだったが、
そんな旅行もまた楽し・・だった気がする。
当初は「京都といえば、バスや電車での移動が楽」と考えていたが、
大人4人なので、タクシーでの移動に切り替えてみた。
これまた、駅で迷うことなく、正解・・だった気がする。
食事も、夕飯は祇園でオシャレに・・から、駅前の居酒屋に変更、
朝食は逆に、ゆったり過ごしたいから、ホテルのバイキングに・・。
往復の「新幹線・グリーン車」も含め、今まで以上に、
アクティブに行動し、メリハリのある楽しい家族旅行、だった気がする。
これからあと何回、家族全員が健康で、一緒に旅行に行けるかな、
なんて考えながら、母、妻、娘の後ろ姿ばかり撮影していた私。
さて、明日から月末まで、体調を維持しながら、走り切ろうっと。



2019年03月17日(日)
2つの時間が流れる泉涌寺

定年退職記念の家族旅行、今回は京都。
行き帰りの新幹線は、ちょっと奮発して、往復グリーン車。
時には、ゆったりとした時間を過ごしたいから・・と私の希望。
現地の行動計画は、妻と娘が毎晩遅くまで「ガイドブック」や
「インターネット」で調べ上げてくれただけあり、
泉涌寺、東福寺、そして東山花灯路のライトアップなど、
旅行代理店のツアーにも劣らない、大満足の1日目だった。
特に、天皇家からも篤く信仰された「泉涌寺」(せんにゅうじ)は、
「泉が涌く寺」と書くため、他の寺よりも身近に感じた。
「泉が湧く川」イコール「柿田川」とうまく繋げたかったので、
一度、ゆっくり時間をとって訪れたかった寺でもある。
さらに、今年にピッタリの「天皇陛下在位30年」と
「NHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」
の放映を記念して公開された特別展示(3/1〜3/17)も重なり、
話題は尽きない。(この話はまた後日に・・)
そんな雰囲気が漂い「他の寺とはちょっと違う時間が流れている」
と感じていたら、偶然にもこんなキャッチコピーを見つけた。
「2つの時間が流れる泉涌寺、安らかな時間と美しい時間」
まさしく、これこれ、この感覚、と喜んでしまったフレーズ。
「柿田川公園」も、イメージにあったキャッチコピーが欲しいな。



2019年03月16日(土)
外来種がいるから心が1つにまとまるんだよ

毎年恒例の町内各種団体による、柿田川公園清掃活動。
目的は「外来種(主にトキワツミクサ)の駆除作業。
100人以上の人が集まり、2時間、黙々と外来種を抜いた。
倒木を運び出したり、竹を切ったり、ゴミを拾ったり、
自分の体力、技術にあったボランティア活動、とも言える。
ちょうど隣り合わせで作業していた若者たちが、
「毎年、こんなに大勢で作業しても、絶滅しないんですか?」
と不思議そうに訊くので、外来者の繁殖力の強さを説明し、
そのあとに、私が想像する、真の目的を話してみた。
「実は、外来種駆除が目的ではなくて、本来の目的は
町民みんなが、自らすすんで柿田川を守ることなんだよね。
外来種駆除は、その手段の1つであって、変な言い方だけど
外来種がいるから心が1つにまとまるんだよ」と。
彼らに説明しながら、う〜ん、我ながらいいこと言うな、と
久しぶりに、自分のセリフをメモにした。(汗)
世界の国々の外交でも、これから賑やかになる選挙戦でも、
共通の敵を作ることで、関係者の心が1つになることは、
誰もが承知の事実であるし、まさしく戦略の1つ。
日本は隣国と違って、それが出来ないけれど、
「柿田川」を「外来種」という敵から守る、という戦略は、
大いに活用すべきなんだと思う。
町民の心を1つにする、大切なイベントに育てたいな。



2019年03月15日(金)
あんなことありましたね、こんなことありましたね

議会の閉会を待たず(汗)、(最終日は22日)
最近のアフターファイブは「送別会」に明け暮れている。
自宅のカレンダーは「夕なし」(夕飯なし)の書き込みばかり。
普段なら、いい加減にしなさいよ・・と怒られるのに、
今月ばかりは、家族も許してくれるから、ありがたい。
場所も人数も、そして、企画も全部違うけれど、
共通しているのは、送別者を囲み、
「あんなことありましたね、こんなことありましたね」と
それぞれの思い出を語ってくれること。
いつもの「情報交換会」と称する、ただの飲み会ではなく、
そこには、参加者の「温かいメッセージ」が溢れていた。
人事異動に伴う「歓送迎会」とは、全く違う催しである気がする。
まだまだ続く「送別会」、体だけは壊さないようにして、
残り17日で、公務員生活38年間を振り返っていこうと思う。
こんなに多くの人に支えられていたんだ・・と感じられる、
「定年退職の送別会」・・いいもんだな。



2019年03月14日(木)
ノー・ワイヤー ノー・CG ノー・スタント

映画「チョコレート・ファイター」
(プラッチャヤー・ピンゲーオ監督)から。
この言葉しか、見つからない。
耳についた台詞は、
新人女優ジージャーが繰り返す「ママのお金」。
これだけでは、観ない人には通じない。(笑)
本作のために4年間の修行を積み、スタントなしで
繰り広げるアクションという予告に、興味が湧いたが、
エンドロール直前に流れる「メイキング映像」で、
本当に、その凄さを知って、もう一度観たくなった。
最近、アクション映画といっても、
スタント・ワイヤー・CGが花盛りで、
ブルース・リーみたいな映画は、もう観れないのか、と
諦めていたところに、この作品。
「ノー・ワイヤー ノー・CG ノー・スタント」
ピストルを使って殺し合う銃撃戦は苦手だけど、
素手で戦うカンフー系は、大好きな私。
この気持ち、わかってくれるかなぁ。

PS.
タイトルは、私的には
「マーブル・チョコレート・ファイター」だな(笑)



2019年03月13日(水)
それを喜べるスキタさんってのは最高ですよね

映画「SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬」(相原裕美監督)から。
デビッド・ボウイと40年以上も親交を重ねて、
普通では撮れないような、自然な姿を写真に収めただけでなく、
多くのアーティストに影響を与えた写真家・鋤田正義さん。
アルバムジャケットを手がけてもらった人たちから、同じカメラマンまで、
本当に多くの方が、この「スキタ」という人物像・人柄を語っている。
私のメモは当然のように増えたが、その中で1つ選ぶとしたら、
コピーライター・糸井重里さんのコメント。
「柔らかさの見本なので、みんながこう、親戚のおじちゃんに
お年玉をもらいたい感じで、スキタさんのことを語ってる、と言うのは、
怒る人だったら怒ると思うんですけど、
それを喜べるスキタさんってのは最高ですよね」
だからこそ、みんなが自然と集まってくる、そんな意味なのだろう。
みんなのわがままも、すべてひっくるめて許してくれるような存在、
それが親や兄弟、祖父・祖母という近さではなく、
「親戚のおじちゃん」という距離感に、妙に納得してしまった。
そして「お年玉欲しさに近づいてくる親戚の子どもたち」を、
嫌な顔ひとつせず、よく来た、よく来た・・と迎えてくれる、
そんな存在なのだろうな、「鋤田正義」という写真家は。
相手の心を自然に開いてしまう人・・・いい写真が撮れるはずだ。



2019年03月12日(火)
知らなかったなんて、信じられない

3月議会の民生文教委員会も無事(?)(汗)・・・終わり、
やっとこれで、ひと段落したな、と感じながら、
最近、議会対応であまり会話ができていない課員らを見回したら、
顔をマスクで隠している姿が目立ったので「花粉症対策」と理解した。
しかしその後、私にとって衝撃の発見が・・(笑)。
鼻水が流れるように出る、鼻が痛くなる、眼が痒くなる・・等、
花粉症の症状は知識として理解しているけれど、
我が家には「花粉症」を患っている人がいないので、
その対策方法は、実は未知の世界に等しい。
だから「この箱は手放せません」と渡されたティッシュペーパーは、
もうすぐ61歳になるというのに、今まで感じたことのなかった肌触り。
「えっ・・渇いているのに、このしっとり感はなに?」と驚いたら、
逆に、我が課のスタッフの多くに、驚かれた。
「知らなかったなんて、信じられない」
「もう何年も前から使われているし、知らないなんて嘘でしょ?」と
議会より厳しいご指摘を受けた。
「本当に初めて知ったよ、シルクみたいな肌触りだね」と返したら
またまた「本当に知らなかったんだ」と、さらに驚きの輪が広がった。
自宅に戻り「今日さ・・・」と話したら、妻は当然のように知っていて、
「鼻水が出るとき、私も、時々使っているよ」と追い打ちをかけられた。
そういう機会がないと、知らないことって多いんだな。
でも、この歳まで、花粉症にならなかっただけでも、幸せなんだと思う。
これを治す薬ができたら、ノーベル賞だな、きっと。



2019年03月11日(月)
私のケジメは「3.11」の日記を読み返すこと

なぜかこの日だけは、8年前から普通の日記が書けずにいる。
いや少なくとも、この日だけは、あの日を思い出す日にしたい。
あの日、あの時間、自分はどこに居て、どんなことを感じ、
どう対応したか、それを思い出すだけでもいいと思う。
揺れた瞬間、目眩がしたと錯覚し、ドキドキしたこと、
当時、東京で働いていた娘や家族の安否が気になったこと、
そして職場でテレビをつけた後、被災状況に驚き、
津波の近くを走っている自動車の運転手に
届くはずがない「速く、速く、逃げろ」と叫んでいたことなど、
忘れようにも忘れようがない光景が、脳裏に蘇る。
だから毎年であるが、私なりのケジメとして、
一人静かに「3.11」の日記を読み返すことにしている。
2011年03月11日は、金曜日だったことを思い出したし、
それから数日、雪が舞う大荒れの天気だったことも記されていた。
2011年は、私にとって激動の一年だったことを物語っていた。
あれから「もう8年」か「まだ8年」か。
私の感覚は「まだ8年」しか経っていない、だなぁ。

P.S.(8年間の3.11)
2011年03月11日(金)  当事者には、最新の情報がない
2012年03月11日(日)  落語の演題の1つに「黙祷」を追加
2013年03月11日(月)  そっとしておく おもいやり
2014年03月11日(火)  海水に、下水やガソリンが混じって凄い臭いで・・
2015年03月11日(水)  あの災害を契機に・・・
2016年03月11日(金) 復興の喜びをお召し上がりながら感じていただければ幸いです
2017年03月11日(土) 北朝鮮ミサイルが日本の原発に向けて発射されたら
2018年03月11日(日) 3.11は、一年を丁寧に生きてきたかを振り返る日
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=40832&pg=20180311



2019年03月10日(日)
イベント企画は、事前のイメージ作りが大切

観光というと、どれたげ賑わいを創出できるか、
そのためには、手っ取り早い「特色あるイベント」が必要だ、
そんなことが話題になるけれど、ある本に、こんなことが書かれていた。
「イベントを企画する上で大切なのは、
どういう人が何人くらい来て、どういう動きをして、どういう思いをするのか?
人がどんなふうに集まって、どのくらい混み合うのか?をイメージする事」
そういう意味では、予想以上の人が集まり過ぎても、失敗。
イベントのターゲットを絞らず、ただ闇雲に人を集めることに奔走する。
だからイベントが終わった後に、残るものが少ない気がする。
関係者の一過性の「自己満足」(マスターベーション)に過ぎなく、
「来場者数」をイベントの評価指標から外さない限り、この現象は続く。
たとえ来場者が少なくても、ターゲットとした人たちが集まり、
コアな情報交換をしながら、そのイベント内容に満足して帰路につく。
それこそが、本当に意味の「賑わいづくり」だと感じているからこそ、
事前のイメージづくりをしっかり立てたい、と思う今日この頃。
そもそも、イベント来場者数って、主催者側の発表が多いから、
当てにならないな・・と、苦笑いしながら、経験者は語る。(汗)



2019年03月09日(土)
入園無料の植物園あります

空気が乾燥して、草木も水枯れか・・そんな季節を過ぎ、
毎日のように、湿った空気が包み、植物が生き返るのがわかる。
そんな想いで、木々たちと一緒に深呼吸すると、
自分まで、体全体の水分を入れ替えてしまったかのように、
気持ちが落ち着いてくるから不思議だ。
毎日、森林浴を浴びながら、植物園内を歩いている気分で、
何と贅沢な通勤をしているのか、と自分でもニコニコしてしまう。
そんな時、ふと思いついた「柿田川公園」のキャッチコピーが、
「入園無料の植物園あります」
もちろん、こんな風景は、山里に行けばどこでも味わえるし、
都会でも、入場料を払えば、都内のど真ん中でも存在する。
しかし、柿田川公園は、国道一号の真横に位置し、
すぐそばに、大型ショッピングセンターが立地する場所にある。
だからこそ、この自然環境の素晴らしさは類をみない。
いろいろな緑に囲まれた遊歩道の写真に添えてみようかな、
「入園無料の植物園あります」



2019年03月08日(金)
とことん悲しむんだ、共に生きたいなら

映画「ウインド・リバー」(テイラー・シェリダン監督)から。
まずはタイトルが気になったが、物語前半、道路脇の看板に登場した。
「ウインド・リバー 先住民保留地」(INDIAN RESERVATION)
そのアメリカ辺境の地「先住民保留地」で起こる事件は、
酷いとしか表現できない差別問題であるが、
娘を、開拓してきた奴らに犯され殺された、先住民の父親は、
どこに怒りをぶつけていいのか、途方に暮れていた。
そんな時、親友の主人公が声を掛けた。
「時が癒すと言うが、実際は違う。
気休めに過ぎないが・・痛みには慣れる」と前置きをして、
主人公自身が同じようなことを体験し、
悩み苦しんだときにカウンセラーに言われた言葉らしい。
「いい知らせと悪い知らせがある」
「悪い知らせは、君が決して元には戻れないこと。
娘の死を埋められるものなどどこにもない。
いい知らせは、事実を受け入れ、苦しめば、娘と心の中で会えること。
娘がくれた愛も喜びも憶えていられる。
痛みから逃げちゃダメなんだ、逃げると失う。
娘の思い出すべてを、1つ残らずな。
初めての一歩から最後の笑顔まで消えちまう。
苦しめ、マーティン。とことん悲しむんだ、共に生きたいなら」
とても心に残ったアドバイスだったし、胸が張り裂けそうになった。



2019年03月07日(木)
定年退職前に顔見にきました

最近、私の周りで面白いことが起きている。
なぜか、近隣市町の職員の方たちが、突然、
私の現在の職場、地域交流センターに訪れてくれる。
それも、ほとんどが「定年退職前に顔見にきました」とか
「公務員、最後の勇姿を見にきました」なんて、
ふざけたことを言う輩があとを絶たないから、嬉しい。
いつからか、近隣市町の行政職員とも仲が良くなり、
またひと味もふた味も違う、情報交換が続いていたことを、
今更ながらに、嬉しく思う。
そしてまた「清水町の職員でなくなったら、
○○市(○○町)のまちづくりに力貸してくださいよ」と言われ、
そうか、そういうこともできるのか・・とメモをした。(笑)
そう言えば、以前から近隣市町のまちづくりには興味があったし、
近隣市町の職員にも大変お世話になったから、
微力ながらも、情報発信くらいのお手伝いはしちゃおうかな、
そんなことを思っている。
いくら個々の自治体が頑張ろうとも、
この静岡県東部地域全体で発展しなければ、意味がないのだから。
「行政職員だから出来ること、行政職員だから出来ないこと」を見極め、
「出来ないこと」だけでなく「やりにくいこと」も含めて、
少しでも行政経験のある民間人としてお手伝いできれば・・と思う。
わざわざ、私の顔を見に来てくれた彼らにも、恩返ししなくちゃなぁ。



2019年03月06日(水)
楽しむのではなくて、面白がることよ

書籍「一切なりゆき」(樹木希林著・文春新書刊・215頁)から。
久しぶりに、半身浴をしながら、一気に読み終えた一冊。
第1章「生きること」にこんなフレーズが紹介されていた。
「楽しむのではなくて、面白がることよ。
楽しむというのは、客観的でしょう。中に入って面白がるの。
面白がらなきゃ、やっていけないもの、この世の中。」
(「全身ガン 俳優・樹木希林の死生観」(2017年5月))
この表現を読むまで、私の判断基準としている「ものごとのランク」は、
「詳しい」より「好き」、「好き」より「楽しい」。
「だから、どんなに詳しい人でも、楽しんでいる人には勝てない」
そんなことを「論語」を紹介しながら書いてきた。
しかし、もっと上のレベルがあった。それが「面白がる」。
「面白がる」は、一緒になって行動することで生まれる感覚だから、
バカバカしいことでも「面白がる」、真面目なことでも「面白がる」、
「どうやったら、面白くなるか」を真剣に考えるから「面白い」。
「詳しいより好き。好きより楽しい。そして、楽しいより面白い」
この発想は、さすがに孔子の書いた「論語」にも出てこないな。
やっぱり「樹木希林さん」は、孔子より凄いのかもなぁ。

P.S. (出典「論語」)
これを知るはこれを好む者に如かず。
これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。
(知っているというのは好むのには及ばない。
好むというのは楽しむのには及ばない)



2019年03月05日(火)
もう、カワセミはどこにも普通にいるよね

いつもの柿田川公園散策の途中に耳にしたフレーズ。
大学生らしき人たちの集まりが、写真を撮りながら、
こんな会話をしていた。
「運が良ければ、カワセミが見られます、だって」
「カワセミって、そんなに珍しい?」
「もう、カワセミはどこにも普通にいるよね」
以前、清流のシンボルだった「カワセミ」は、
「翡翠」とも書き、宝石の「ヒスイ」のように持ち上げられた。
しかし、日本全国で自然環境が改善されてくると、
カワセミは、そんなに珍しい鳥ではなくなってきたようだ。
(「ヤマセミ」はまだ珍しいが・・)
だから「運がよければ、カワセミが見られます」では、
もう観光客は来ないよ、そういう意味でもある。
しかし「何時にどこへ行けば、必ずカワセミが見られます」
そんな情報ならば、まだまだ貴重かもしれない。
カワセミは、みんなに見られるために訪れるのではなく、
食事のため(餌を取るため)にやってくるのだから・・。
「カワセミ」の扱い方、1つのヒントをいただいた気がするな。



2019年03月04日(月)
子供みたいだけど、雨の日は「長靴」

この数日、柔らかな春雨がしとしとと降り続いている。
朝起きると、なんとなくウキウキするのは、私だけだろうか。
横殴りの雨でもなく、手が凍えるような雨でもなく、
ひと雨ごとに暖かなるのを感じられる雨だからかもしれない。
いや、本当のところは、長靴を履いて出かけられからだ。
小さい頃から、雨が降ると「長靴」を履いて、
ぬかるんだ場所や、歩くのに躊躇するような水たまりを
バシャバシャと音を立てて歩くのが好きだった。
しかし、大人になってからは、通勤で長靴を履くことはなく、
雨の日でも皮靴で通勤するのが常だった。
それが、何のきっかけだったか思い出せないが、
今のような季節の頃、しとしと雨の中を長靴で通勤したら、
柿田川公園の中も、水たまりを気にせず歩けたのが嬉しくて、
それ以後、雨の日は「長靴」と決めている。
60歳になると、恥ずかしさがなくなるのか、
子供のように、わざわざ「水たまり」を探して歩く。
周りから「子供みたいですね」「雨の日を喜ぶなんて」と言われても、
この楽しさは、やめられない。
「日日是好日」・・雨の日は雨を楽しむってことなんだけどな。



2019年03月03日(日)
違った役割を経験する

四月から走り抜けてきた生涯学習課の最後のイベント、とも言える
「生涯学習フェスティバル2019」が昨日、開催された。
確かに大きなイベントであるが、事前に職員にある提案をしてみた。
イベントにはつきものの「トラブル、ハプニング、アクシデント」
私の経験から判断しても、どれが起きても、なんとかなるだろうと思い、
いつもの決まりきった、職員の役割を変えてみないか、と。
それは、全体統括、来賓者等の接待役をしてきた「課長」の役割も含め、
ガラガラポンしないか、というもの。
狙いは「違った役割を経験することで、いつもと違う景色を見て欲しい」
ただ失敗を恐れ、そうは言っても・・と躊躇されることも想定して、
「最後の思い出に・・」と、自ら「駐車場係をやりたい」と立候補した。
結果、私たち管理職2人は、誘導灯を片手に、来場する町民を出迎えたが、
「これはこれは、課長自ら、駐車場係ですか、申し訳ない」と、
多くの方に声を掛けられ、かえって恐縮されてしまい可笑しかった。
久しぶりに、駐車場内を飛び回り、満車に際しての来場者の不満を聴き、
臨時駐車場の案内をしながらも、楽しく「駐車場係」が出来たことは、
本当の意味で「最後の思い出に」なった、と思う。
そして、スタッフの成長を願う意味での提案だったにも関わらず、
私自身が忘れかけていた「いつもと違う景色」を見せてもらえた気がする。
あと1ヶ月、いろいろな経験をして公務員生活にピリオドを打ちたいな。



2019年03月02日(土)
ゆる起業

へぇ、こんな言葉があるのか・・と感心してメモをした。
何げなく見ていたテレビ番組だったので、
番組名も、放送局も覚えていない。
ただ、私のメモには
「ゆる起業。パン屋さん。ゆる〜く繋がる人の輪」の
3フレーズが残されていただけ。
定年退職を機に起業し、成功した人の特集だった気がする。
実は、定年退職後にどのような生活をしようか、
数年前からいろいろな本を読み漁ったものの、
ほとんどの書籍で「定年退職後の起業は御法度」だった。
残された時間で、一から起業し成功するのは至難の技。
起業なんてものは、体力、気力ともに充実している
30歳代までにすること・・というのが常識のようで、
退職金を元手に・・という発想はやめた方がいい、
そんなメッセージを多くメモしていたので、
今回の放送が、私のアンテナに引っかかったに違いない。
とはいえ、番組内で取り上げた成功例も、
定年前の収入に匹敵するほどの稼ぎではなく、
年金と併せて・・とか、家賃さえ払えれば・・・程度のこと。
さらに、定年後の理想的なライフスタイルとして、
「地域の人とゆる〜く繋がる人の輪」を求めている人には
「ゆる起業」で十分な働き甲斐、生き甲斐が得られるようだ。
一生に一度は「社長」「店長」など、企業のトップ、
言い換えれば「一国一城の主」というのは、
やはり、男の憧れみたいなものだから、
この「ゆる起業」という言葉に触発されて、
なんとなく始める人が増えそうな予感がする。
「吉」と出るか「凶」と出るか、本人の心がけ次第かもなぁ。



2019年03月01日(金)
あら、嬉しい!!

たまに、ランチで利用するお店で働いていた人が、
最近、見えないなぁ・・と心配していたら、
久しぶりに、私を見つけて近寄って来てくれた。
「あっ、久しぶり。最近、顔見ないから心配しちゃったよ」と
声を掛けたら、すぐさま「あら、嬉しい!!」の一言。
話を聞けば、他店で働いている人が病気になり、
彼女がヘルプで手伝っていたとのこと。
「そうか・・大変だったね」と言いながらも、
一番最初の「あら、嬉しい!!」のワンフレーズが記憶に残った。
何気ない会話のつもりだったのに・・と照れながらも、
自分の言葉で、そんなに喜んでもらえるなんて・・と
こちらが嬉しくなってしまった。
「嬉しい」という気持ち、「寂しい」という気持ちを
口に出すことって、なかなか難しいけれど、
一度、言えるようになると、思っている以上に、
素敵なコミュニケーションが取れるようになる。
「今日も、一緒に飲めて嬉しいよ」
「明日休むのか・・寂しいなぁ」
そんなことでいいから、口に出してみるといい。
(これ実は、ある先輩から教わったことである)
きっと、周りの空気が変わることに気付くから。