|
|
2019年02月28日(木) ■ |
|
ポーカーは「運」じゃない。スキルが必要よ |
|
映画「モリーズ・ゲーム」(アーロン・ソーキン監督)から。 「トップアスリートからポーカールームの経営者へと転身した 実在の女性モリー・ブルームの栄光と転落を描いたドラマ。」とある。 ストーリーはその通りだけど、監督は私達に何を伝えたかったのか、 観賞中にメモした台詞からは、あまり理解できなかった。 彼女の波乱万丈の人生を伝記のように回想したかったのかも。 私の興味関心は、ポーカーが「ギャンブル(賭博)」かどうか。 冒頭、彼女がFBIに逮捕されるシーン。 FBIはこう叫んだ。「容疑は違法賭博の運営だ。分かったか」 違法かどうかは別の問題として、ポーカーは賭博と判断されている。 しかし、こんな会話が登場する。 「連邦法1955条に、ギャンブルは『運のゲームに掛ける』ことと。」 「ポーカーは『運』じゃない。スキルが必要よ」 ルーレットやスロットマシーンのように、単純ではないし、 勝負する相手がいることなので、運のゲームとは言えない。 だから「ポーカーはギャンブルじゃない」という彼女の主張は、 ごもっとも・・とメモをした。 日本の場合は、どう定義されるだろうか・・ちょっぴり気になる。
|
2019年02月27日(水) ■ |
|
「万引きしたら親父に言うぞ(店主)」 |
|
映画「素敵なダイナマイトスキャンダル」(冨永昌敬監督)から。 久しぶりに、文字にできないメモが溢れた。(汗) まだインターネットの写真投稿や動画配信のない時代、 男たちが女性の裸を目にするのは「エロ本」と呼ばれる雑誌、 それを本屋で立ち読みするのにも、ドキドキだった頃の話。 そういえば、エロ本の万引きが多くて困る、という話を、 書店の店主から耳にしたことがある。 そんなことを思い出していたら、なんと冒頭にそのシーン。 書店内に貼られた「万引き防止のメッセージ」3連発。 「万引きしたら親父に言うぞ(店主)」 「万引きしたら警察に突き出すぞ(店主)」 「万引きすると地獄に落ちるぞ(店主)」 いかにも、段々厳しくなるような気がするが、 実は、一番怖いのは「親父に言うぞ」(笑) それにしても、メモしたフレーズを文字にできないなんて。
P.S.(大丈夫そうなのだけ、記録しておきたい) ・革命的デザインはキャバレーにあったのです (蒲田ハワイ) ・「おしんこ祭り」のチラシ作ってよ ・エロ雑誌は、男たちの幻想によりなりたっている ・「芸術」という言葉が女の子を脱がせるための殺し文句 ・エロ雑誌とは、パンツの中の愛についての永久予告編
|
2019年02月26日(火) ■ |
|
質問コーナー中心の講演会 |
|
先日行われた「柳家花緑師匠」の講演会では、 内容だけでなく、講演の仕方についてヒントをいただいた。 落語と違って「話す内容は決めてない」と言い切り、 「しゃべりたいことがいっぱいあると何もしゃべれない」と続けた。 最近では、プレゼンテーションの画面中心の説明で、 主役のはずの人間にはスポットも当たらない。 さらに、話す前に講演と同じ内容の印刷物を渡され、 これでは、本を読んでも変わらないな、と思うこともしばしば。 それにひきかえ、花緑師匠の講演は、質問コーナー中心の講演会。 通常は、講演会が終わった後に、オマケのように付け足される質疑応答を 講演会の中心に据えて、1つ1つ丁寧に答えていくだけで、 とても印象的な講演会が出来上がることを教えてくれた。 どんな質問が出るかわからないけれど、引き出しがいっぱいある彼には、 このライブ感覚満載の質疑応答形式の方が楽しそうだったし、 その会場に足を運んでくれた人たちを満足させるには、 その人たちの疑問・質問に対して答えていく方が満足してもらえるよ、 そんなアドバイスをいただいた気がする。 どうしても、時間に合わせて講演の内容を組み立ててしまう私には、 衝撃的なことであるが、一度試してみる価値がありそうだ。 その場でしか聴けないからこそ、わざわざ足を運んで聴きたくなる。 そう言うことなんだろうなぁ。
|
2019年02月25日(月) ■ |
|
主食は全部薄味、何にでも合うもの |
|
先日行われた「柳家花緑師匠」の講演会メモから。 話の後半、彼は、年を重ねること、についてこう語った。 「豊かさをより受け取っている」と。 もっと面白い表現は「年を重ねるっことは、薄味になること」 言い換えれば「こだわりを捨てる」と言うことらしい。 今までの、俺が、私が・・と言う自己主張をすることもなく、 若い人たちの主張に合わせながら、生活していくと言うこと。 それが、人の生き方なのかもしれないな、と思った。 その時、ハッキリとした定義はしなかったけれど、 「ご飯やパンのような主食のような存在がいい」と表現した。 「主食は全部薄味、何にでも合うもの」 存在感は残しつつ、辛い、甘いなど、個性の強い味てはなく、 どんなおかずにも合わせられる薄味こそが、高齢者の理想の生き方、 そんなことを教えられた気がする。 60歳を過ぎても、自ら個性を発揮しようとするのではなく、 若い人たちの強烈な個性を受け止め、一緒になって体を作っていく そんな役割をしたい、と心から思った。 キャッチコピーは「60歳を過ぎたら、主食になろう」かな。
|
2019年02月24日(日) ■ |
|
何かが壊れ元へ戻れなくなった。これこそ革命なのかも |
|
映画「グッバイ・ゴダール!」(ミシェル・アザナビシウス監督)から。 冒頭、ゴダールの賛辞が文字となって飛び込んでくる。 「ジャン=リュック・ゴダール。映画の概念を変えた男だ。 野放しの独創性が放つ魅力。予期せぬおかしさで裏をかく。 物語をずらして政治を語る面白さ。つまり若さと自由だ。」と。 そのゴダールがのめり込んでいった「革命」がテーマとなっている。 日常の生活の中でラジオから流れるのは、革命的な潜水艦の情報は、 「『戦慄号』は穏やかな航行と力強さを兼ね備えます。 静寂の戦いこそが『戦慄号』の特徴と言えるでしょう。 これぞ『戦慄号』の暮らしなり」という意味ありげなフレーズ。 さらに「革命」に対する表現が、所々に散りばめられているのも気になる。 「いいかい、革命は靴と同じ。 左と右があるから・・裸足で歩きたくなる」 「フランスもそうなるさ」「そうかな」「便を出せば、胃も軽くなる」 「学生運動の『運動』こそが重要だ、『学生』ではない」 「何かが壊れ元へ戻れなくなった。これこそ革命なのかも」 そして、最後に「これぞ『戦慄号』の末路なり」のフレーズが現れる。 『戦慄号』(静寂の戦い)イコール「革命」ということなのか。 私には、ちょっと難しいテーマだったかもなぁ。(汗)
|
2019年02月23日(土) ■ |
|
楽しみにしてるの課長だけだよ |
|
職員互助会が企画したくれた「体力テスト」。 まぁ、定年退職間際の思い出に・・と参加したが、 やはり根っからのスポーツ大好き高齢者にとっては、 議会前だからハードな種目は棄権する、と 宣言していたのに、全種目参加してしまった。 参加すると決めたらムキになってしまう性格が よかったのか、悪かったのか・・・(汗)。 特にみんなが嫌がる「持久走」(20mシャトルラン)は 普段から歩いたり、軽いジョギングをしているからか、 棄権と言いながらも、楽しみにしていた種目。(笑) それが周りの人に気付かれ、こう言われてしまった。 「楽しみにしてるの課長だけだよ」 若い人に混じり、彼らの瞬発力やパワーに驚きながらも、 数年前の自分の記録と比較することが何よりの楽しい。 でも体の硬さだけは、なんとかしなくちゃなぁ。
P.S. 職員互助会体力テスト記録 握力 (右)46kg (左)46kg 上体起こし 32回 長座体前屈 38cm 反復横跳び 46回 20mシャトルラン 61回 立ち幅跳び 201cm 総合評価 (A) 体力年齢 35歳〜39歳
|
2019年02月22日(金) ■ |
|
春のイチゴ狩りと柿田川散策ツアー |
|
柿田川公園に訪れる観光客が、どんなバスツアーでくるのか、 とても気になっていた。 少し前までは、伊豆・富士・箱根の観光地に寄った「ついで」に、 時間調整とトイレ休憩も兼ねて、寄ることが多かった気がするが、 最近では、しっかりツアーの目的地として、組み入れられていた。 バスの正面ガラスを掲示されているツアー名をメモしていたら、 この季節は「春のイチゴ狩りと柿田川散策ツアー」。 実際には「柿田川散策ではなく、柿田川公園散策」なのであるが、 それでも、それを目的にツアーが組まれ、参加してくれた方に、 期待はずれだった、と言われないようにするのも、私達の役目。 どんな景色を、どんなおもてなしを求めているのか、 それさえも分からず、ただ案内するのは、やはり違う気がする。 「散策」という文字が与えるイメージは、のんびりなのか、 絶景なのか、はたまた季節感なのか・・ そういうことを観光客に一度訊いてみないと、いけないかもなぁ。
|
2019年02月21日(木) ■ |
|
半チャーハンの大盛り |
|
私がランチでよく利用する中華料理店は、 我が職場に近いせいか、夜の宴も頻繁に開催する。 「〇〇の反省会」「〇〇の打ち上げ」「〇〇のお祝い」等 何か理由をつけては、足を運ぶのだが、 先日、面白いオーダーをも耳にした。(笑) それが「半チャーハンの大盛り」 正式には「ラーメンと半炒飯(半チャーハン)」のセットだけれど、 同席した女性が、私も少しだけチャーハンを食べたい・・と言ったので、 そんな注文になったようだ。 「半炒飯の大盛り」って「普通盛りのこと?」と疑問を持ちながら、 最終的にどんな注文をしたかは、テープルが離れていたので、 分からずじまいだけれど、すぐさまメモをした。 「ラーメン」と「チャーハン」を一つずつ頼むより安いのか、 それ以前に「半チャーハンの大盛り」ってメニューがあるのか、 いろんなことが頭に浮かんで楽しかった。 逆のパターンで「チャーハンと半ラーメン」というのもある。 もし「チャーハンと半ラーメンの大盛り」って注文があったら、 どうするのかな?なんて、くだらない妄想まで・・。 今度、お店の人に訊いてみようかな、半チャーハンの大盛りの値段。(笑)
|
2019年02月20日(水) ■ |
|
元気は足し算ではなく引き算、休む事で元気が出る |
|
先日行われた「柳家花緑師匠」の講演会メモから。 たった1時間半の講演なのに、生きるヒントはたくさんいただいた。 メモは前後するが、思いついたまま紹介したい。 「あの世は、平和だからこそ、霊はこの世に求めるものは・・」という視点。 「悩みたい、迷いたい、苦しみたい、それがやりたくて、人間界にやってくる」 そう考えると「困難を乗り越えるからこその達成感」が、理解できる。 また、祖父でもあり、落語家で初めての人間国宝となった 「柳家小さん」師匠から教えてもらったもの、という中で、 「万事素直」(人を疑わない)ということを紹介してくれた。 さらには、全国各地からお招きをうけ、楽しみにしてくれている人がいるのに、 体調を崩すわけにはいかない・・という心構えとして、 「元気は足し算ではなく引き算、休む事で元気が出る」というフレーズをいただいた。 最後に「感謝」は大事だが、私は感謝をどう教えたらよいか悩んでいる、と言い、 感謝は教えられることなのか?、と自分の胸の内を明かしてくれた。 結局は「感謝の意味を伝えるには、どう表現するかではなく、 どうあるべきか、と自分がどれだけ実践して見せられるか」と纏めた。 翌日の独演会では「長短」「芝浜」の二席を演目とし、会場内の大喝采を浴びた。 会うたびに、彼の魅力に惹かれていくのには訳がありそうだな。
|
2019年02月19日(火) ■ |
|
お酒は前にいる人によって味が違うんだ |
|
先日、3月で定年を迎える、沼津市役所の同級生と一緒に飲んだ。 38年働いているのに、3人同時に杯を交わすのは初めてかも・・と メンバー同士で大笑いだった。 私のお勧めの居酒屋でお腹を満腹にして、さて二次会・・となり、 これまた私のお勧めのバーに招待した。 ここには一度来てみたかったんだ・・と、同級生の1人が喜び、 ほろ酔い気分で、カウンター越しの女性バーテンダーと会話している。 物珍しいお酒を注文しては、写真に撮って大はしゃぎ。 それを見ている私も、自然と笑みがこぼれたのは、同級生だからか。 そんな彼が、突然、面白いことを言い出した。 「お酒は前にいる人によって味が違うんだ、横にいる人よりもな」 もちろん居酒屋てはなくバーの話だけど、なるほど、とメモをした。 私にはその発想がなかったから、とても新鮮だったし、 こんな台詞を口にし、カウンター越しの女性との会話を楽しんでいる こいつは、楽しいお酒を飲むはずだ・・と羨ましくもあった。
|
2019年02月18日(月) ■ |
|
僕は自分を使って実験するのが好き |
|
先日行われた「柳家花緑師匠」の講演会でメモした、大事なこと3つ。 話の後半になった頃、紹介してくれた。 (1)掃除 (2)笑い (3)感謝 共通している事はお金がかからない、あなたのやる気だけ。 あれっこんな話なら、いろいろなところで耳にしている、と感じたが、 (たぶん、この3つが大事なことは、皆さんも知っているでしょう) そう前置きしたかのように感じたのは、こう続けたからだ。 「知っている知ってないじゃない、実践しているかどうか。 知っただけでは知らないと同じ。実践して初めて知ることになる」 そして「僕は自分を使って実験するのが好き」と纏めた。 あっ・・それだ!!、と私は大きく太く、そのフレーズをメモした。 そして、いつも大切にしている手帳に、同じことを書き込んだのは、 毎日、何回も開く手帳の1ページ目に書き込めば、 その度に、このフレーズを目にし、確認できる、と考えたから。 今やってたいることすべてが、私と言う人間を使って、 実験していると考えられれば、どんな結果になっても驚かない。 知ったことを実践(実験)で試してみることで、初めて自分の身になる。 一生に一度の人生、何でもやってみればいい・・そう言うことなんだな。
|
2019年02月17日(日) ■ |
|
学習障害、ひっくり返すと、生涯学習 |
|
わが町自慢の「第218回泉のまちカレッジ」 講師はなんと翌日に「落語独演会」を開く「柳家花緑」師匠。 演題は「独演会では喋れない話。お値段以上のカロク」 (講演会の参加料は200円なので、講師が花緑さんでも200円(汗)) いつもとは違ったスーツ姿で登場した彼は、ほとんど立ったまま 落語とは違った雰囲気と話術で、私たちを楽しませてくれた。 自らの「発達障害」をカミングアウトし「先端をいく落語家」と 笑いを取りながらも、寄りかかれるところが出来たので とても楽になった、とさりげなく胸の内を明かしてくれた。 彼の発するフレーズは、シャレがあったり、オチがあったり、 私のアンテナに引っかかるメモは溢れたが、今回はこれ。 「学習障害、ひっくり返すと、障害学習」 文字にすると面白くないが、音として聞くと、 「学習障害、ひっくり返すと、生涯学習」となり、1人で苦笑いした。 まさか、我が課が「生涯学習課」と知っての話ではないと思うが、 私のツボにはまってしまった。 冷静になり、文字にして読み返すと、意味もよくわからない(笑)、 けれど「学習障害」も引っくるめて「生涯学習」なのかもなぁ、と、 定年退職間際で「生涯学習」の求めるところが見えてきた気がする。 「生涯学習、ひっくり返すと、学習障害」という意味にもとれるし、 生涯学習って、本当に奥が深いなぁ。
|
2019年02月16日(土) ■ |
|
柿田川(公園)を案内する人を、丁寧に案内する |
|
柿田川公園内を、朝夕の通勤路にしていると、 時々、観光客ではない人たちのグループと出くわす。 先日は、就職したばかりだろうか、新米バスガイドさんらが 先輩バスガイドに連れられ、まだ朝早い時間帯に、 柿田川(公園)の案内方法、案内ルートなどを教わっていた。 それが私の通勤ルートとダブり、彼女らと一緒になって 先輩バスガイドの説明を聴くことになってしまった。(笑) 気分は、新米バスガイド・・というつもりで聞いていたが、 ついつい、先輩バスガイドをはじめ、初々しい彼女らに、 地元ならではの情報を伝えたくなってしまった。 例えば「神秘なブルーの湧き間」を見て歓声を上げていたが、 「実は、第2展望台の湧いている様子は、午後になると、 太陽光の反射で見えないんですよ」など。 「えっ、そうなんですか?」と、一番反応したのは、 先輩バスガイドだった。 「これからは、柿田川公園は午前中に寄りますね、 そういった情報はありがたいです、ありがとうございました」 そんなことを言われ、ふっと気がついたこと。 柿田川(公園)を案内する人を、丁寧に案内するのも、 ひとつの広報戦略だな。
|
2019年02月15日(金) ■ |
|
「ラスト・スパート」ってこういうことかな |
|
久しぶりに、私のつぶやき。 38年間の公務員生活、残すところ45日。いやも45日もある。 と言うことは、30年度も同じ日数ということ。 課のスタッフにも「もうひと踏ん張り」が人間を成長させるんだぞ、と 声を掛けているが、本当は自分が一番、実感している。 だって、毎日書くことができていた「気になる一言」を、 ゆっくり書いている時間がないくらい、毎晩何かしらの用事があり、 帰宅して、柿田川の写真や動画をアップすると、眠たくなる。 そして、布団に入ってそのまま爆睡・・の日々が続いているから。 今まで「土・日」が忙しいと言っても、イベントは1つ。 しかし、これからの週末は、午前、午後と2つ重なったり、 さらに、夜の飲み会なども加わり、 「午前、午後、夜」の時間帯が埋まりつつあるけれど、 その1つ1つを丁寧にこなしていくと、 今まで感じたことのない「達成感」を味わうことができる。 だから「朝風呂」に入りながら、 「『ラスト・スパート』ってこういうことかな」と呟いた。 あとは、ゴール直前で失速しないこと、に注意して、 走りきってしまうつもりでいる。 この体験は、今年しか体験できないことなんだろうなぁ。
|
2019年02月14日(木) ■ |
|
恐竜にも絶滅危惧種の保護を与えるべきか、見殺しにすべきか |
|
映画「ジュラシック・ワールド 炎の王国」(J・A・バヨナ監督)から。 冒頭、私たちに大切な判断を投げ掛けられた・・そう思った。 「恐竜にも絶滅危惧種の保護を与えるべきか、見殺しにすべきか」 これは「恐竜」に限らず、人類が常に意識しなければならないこと。 「絶滅危惧種」を守るために「外来種」は悪役を演じ、 さらに「在来種」と呼ばれるものまで、だんだん減っていく、 それが果たして、自然な流れなのか、自問自答している私がいる。 私の意見は、作品内でこう主張したマルコム博士と似ていた。 「人間が歪(ゆが)めた自然界の流れを正す時です」 恐竜は、この時代に生きていけない危惧種であり、 一度「絶滅」した種を復活させ保護しようとする動きこそ、 私たちがしてはいけないことであり、「人類のおごり」と言うしかない。 人類が自らコントロールできない「恐竜」や「原発」などを、 勝手に「彼らにも命がある」とか「安全だから」と主張し、 推し進めようとする考えには賛成しかねる。 映画の物語としては、とてもリアルで面白かったが、 現実になったら、私は「見殺し」に一票を投じると思う。 「人類は自らが招いた激変に見舞われるのです」 マルコム博士の言葉は、重たかったな。
|
2019年02月13日(水) ■ |
|
なぜ「溶岩流」は清水町で止まったか? |
|
柿田川の湧水を語る上で、一番大切なのは、 8500年前(氷河期)の大爆発でに流れてきた「古富士泥流」と 縄文時代の噴火で流れた「三島溶岩流」の間を通って、 約28年の歳月をかけながら、富士山から40キロ離れた この場所から、湧き出ている仕組みではなく、 どうして、この場所で「三島溶岩流」が止まったか?だと思う。 ついつい、観光客に湧いている仕組みを説明したくなるが、 日本全国、湧水が湧いているので、その仕組みは珍しくない。 それよりも、溶岩が駿河湾まで流れ着かずに、 この地(清水町)で止まったのか、私は知りたい。 これを知るには、噴火当時の状況や、 近辺の地質を調べる必要があるんだろうな。 益々、興味が湧いてきた「柿田川湧水群」である。
|
2019年02月12日(火) ■ |
|
ワーグナーを知らずして、国家社会主義は語れぬ |
|
映画「ワルキューレ」(ブライアン・シンガー監督)から。 まず始めに、タイトルの「ワルキューレ」の意味が 知りたい、と観始めたら、ある「作戦名」だとわかる。 ヒトラーと、彼を暗殺しようとする シュタウフェンベルク大佐との駆け引きは面白かった。 ヒトラーは、計画の変更に目を通しながら、 その計画変更の意味を感じながら、彼に語る。 「ワーグナーは知ってるな。 ワルキューレは、神に仕える『戦いの女神』、 生かす者と死ぬべき者を選び、 最も勇敢な者を苦悶の死から救った。 ワーグナーを知らずして、国家社会主義は語れぬ」と。 北欧神話をモチーフとしたとされる「ニーベルングの指環」は ワーグナーの代表作で、作品中も流れていたけれど、 ヒトラーは自分の暗殺計画を知りながら、 その女神は私を選ぶ、と言いたげな台詞だった気がする。 結局、暗殺計画は失敗し、関係者は処刑された。 原因は「どうすべきか迷った時は、何もするな」という考え方や 最後まで「勝利する側につくため」判断をしなかった人たち、 さらに「これは、軍事行動だ。計画どおりには進まん」と 決めつけていた仲間の意思の弱さであった気がする。 軍服を着た外国人は、みんな同じ顔に見えてしまう。(笑)
P.S. どうみても、場面設定は昼間なのに、 画面には(PM12:45)、和訳も「午後12時45分」。 もうひとつ(PM12:15)でも同じことが・・。 「午後0時45分」じゃないのかなぁ。
|
2019年02月11日(月) ■ |
|
文字がいつでも読めるように毎年スミを入れる |
|
全国の観光地に行くと、石碑が気になる。(笑) その観光資源の歴史などが書かれているが、じつは読みにくい。 なぜか?と考えたところ、石碑建立で目的達成してしまうから。 その後の「メンテナンス」(スミ入れ)はされていないところが多いのは、 読めないくらいかすれていた方が、歴史を感じさせる趣きがある、 そんな理由か、単に予算確保が出来ないからに違いない。 しかし、毎年、キレイにスミを入れている石碑があることを知った。 (すみません、紹介しておきながら、場所を忘れました。(汗)) メモしたのは、その狙い。 もちろん、せっかく建てたのだから読んでもらいたい、と思うが、 その他に、毎年スミを入れることで、石碑全文を読み直すことになり、 建立当時に関わっていなかった人たちにも、愛着を持ってもらえる。 その作業に子供たちが携わることができれば、 郷土の勉強にもなるなど、メリットの方が多そうだ。 今一度、町内に点在する「石碑」について調べてみたい。 そして、スミを入れ直せるものなら、みんなで作業したいな。
|
2019年02月10日(日) ■ |
|
起きてから13時間しか集中できない、あとは酩酊状態 |
|
先日、講演会でこんな話を聴きました・・と教えてもらったこと。 それは「人間の脳」について。 「起きてから13時間しか集中できない、あとは酩酊状態」 なんとなくだけど、なるほどなぁ・・と思ったので、メモ。 午前6時に起きる私は、午後7時までが限界。 それ以後は、何をしても酔っぱらいのような、酩酊状態。(笑) だから、遅くまでの残業は集中できないってことなんだろうな。 さらに「睡眠」について、脳との関係を教えてもらった。 「睡眠の前半は、疲れを取るため(体力の回復)、 後半は、ストレスをとるため(心の回復)」を繰り返している。 これまた、なるほどなぁ・・だったのでメモをした。 特に、後半のストレスを取り除く作業がうまくいかないと、 目覚めの時に、スッキリしないってことなんだろうと思う。 やっばり睡眠不足って、ダメだよなぁ。
|
2019年02月09日(土) ■ |
|
会いたい人も話したい人も僕には誰もいなかった |
|
映画「雲のむこう、約束の場所」(新海誠監督)から。 新海作品は、映画「言の葉の庭」から入ってしまったからか、 どうしてもその洗練された背景画に目がいってしまい、 ややもの足りなさを残して観終わった。 メモした台詞も少なく、ピックアップに迷ったが、 ストーリーに関係ないかもしれない台詞を選んだ。 「3000万人以上の人間が暮らす街で、考えてみれば、 会いたい人も話したい人も僕には誰もいなかった」 全体を包み込むイメージに「孤独感」が感じたからだ。 日本には、こんなに多くの人たちが暮らしているのに、 会いたい、話したい、と思う人がいないという淋しさは、 現代の抱える課題にもなっている気がする。 特に高齢者の「孤独死」の記事を目にするたびに、 誰か1人くらい、会いたい人とか、話したい人がいるだろう、 そう思うが、残念ながらそういう人も思い浮かばず、 「淋しさ」を抱えてまま、死んでいく。 主役の少年たち2人を吹き替えをした、 俳優「吉岡秀隆さん」「萩原聖人さん」の声が、 なぜか、そんな雰囲気にピッタリで、驚いた。 顔の表情ではなく、声だけで雰囲気を醸し出す声優に、 拍手を送りたい。
|
2019年02月08日(金) ■ |
|
育児休暇を、近くに住む、おじいちゃん、おばあちゃんに |
|
働き方改革、男女共同参画・・等、いろいろな施策で、 若いパパ・ママに「育児休暇」を取得させようとするが、 現役バリパリ、脂が乗っている世代は、 そう簡単に「育児休暇を」とは言えないもの。 それよりも、近所に住む、定年間近の 「若いおじいちゃん、おばあちゃん」に「育児休暇」を 与えた方が現実ではないかな、なんて感じた。 職場では窓際族ではないにしても、有給休暇が余り、 休暇が取りやすい環境にいる、そんな気がしたからだ。 「子どもが突然の発熱、だから休暇をください」より 「孫が突然の発熱、お父さんもお母さんも、 急には休めないから、私が休んで面倒をみます」の方が、 周りの誰もが「早く行ってあげてください」となるのでは? 若い人たちの子育てを応援するのなら、お金だけでなく、 そういった、周りの人たちの支えも応援であろう。
|
2019年02月07日(木) ■ |
|
「川が天然記念物」ってすごくない? |
|
いつものように、柿田川公園を散歩していたら、 案内看板を見ていた観光客が、こう言った。 「ねぇねえ「川が天然記念物」ってすごくない?」 「そういえば・・聞いたことないな」 この会話を盗み聞きしていた私は、ニンマリだった。 私の知る限り「沖縄県の『塩川』という川が、 海岸から約150m離れており海面上1.29〜1.42mの場所なのに、 「塩水」という珍しさから、指定されているくらい。 文化財保護法に基づく、天然記念物の指定対象は、 動物、植物、地質鉱物および天然保護区域であり、 柿田川は「地質鉱物」の枠で、指定を受けている。 だから「川」イコール「自然」と理解している人にとって、 「川が天然記念物ってどう言うことだろう?」と思うのは当然だ。 では、なぜ「天然記念物」に指定されたのか・・ それは「富士山の世界遺産」に関係しているのだが、 この話をすると長くなるので、また次回に。(汗) 「川全体が天然記念物ってすごい」って気付いてくれただけで、 指定当時の課長としては、とても嬉しいことである。
|
2019年02月06日(水) ■ |
|
今日一日を楽しく過ごそうといつも思っている |
|
今年の去就が注目されていた大リーガー「イチロー」へ 子供たちが質問している映像が、テレビで流れていた。 いくつかの質問の中で、面白かったのは 「毎日していることは何ですか?」という質問。 さすがのイチローも、想定していなかったのか、 「大人ではない質問ですね」と笑いながらも、こう答えた。 「う〜ん、今日一日を楽しく過ごそうといつも思っている」と。 サラッと答えたけれど、本当にポジティブだな、と感心した。 この考え方をいつも念頭に置いていると、比較する時に 「どちらが楽しく過ごせるかな?」という判断基準となり、 悩む・迷うことがなくなるから、すぐ行動につながる。 そして、楽しい結果が得られる、という事なのだろう。 私も、イチロー選手を真似して、起床したときに、 「今日一日を楽しく過ごそう」と思うことにしている。 意味ある一日を過ごして、楽しければこんな素敵なことはない。
|
2019年02月05日(火) ■ |
|
いい一日を送らずに・・・意味のある一日を送って。 |
|
映画「あなたの旅立ち、綴ります」(マーク・ペリントン監督)から。 人生の終わりを見据えた嫌われ者の老婦人ハリエット・ローラーが、 「最高の訃報記事」ができるように自分を変えることを決意し、 それを実行に移す行動力は見事なものだった。 特に、81歳でDJになった彼女のラジオ視聴者へ向けたメッセージは とても説得力のある素敵な投げかけであった。 「ハリエット・ローラーです。新しい朝がきました。 いい一日を送らずに、本物の一日を送って。自分に正直な一日を送るのよ いい一日なんて、みじめなだけ。それが私の意見よ、忘れないで 家事や宿題をする時も、運転や遊びや仕事をする時も、 意味のある一日を送って。 ではお届けします、意味のある一日になりますように」 私たちは、ついつい「いい一日」を送ろうとする。 でもその「いい一日」を振り返ると、何も残っていなく、 日記を書こうと思っても、ネタがない・・なんてこともしばしば。 だからこそ彼女は「意味のある一日」を過ごして欲しい、と訴える。 それは「本物の一日」とか「自分に正直な一日」と言い換えているけど 「いい一日」でなくてもいい、いや「いい一日」を過ごそうと思うこと、 それ自体が「寂しく、惨めなこと」と言っている。 私もこれからは「いい一日」ではなく「意味のある一日」を意識したい、 そしてその積み重ねが「意味のある人生」に繋がると信じて。
|
2019年02月04日(月) ■ |
|
「立春とは名ばかりで・・」はありませんでした |
|
昨晩、ちょっぴり照れながら、小声になってしまった 「節分」の豆まきを終え、翌日は「立春」。 自分の記憶の中で、こんな暖かい「立春」は珍しく、 この頃投函する手紙やメールには、必ずと言っていいほど 「立春とは名ばかりで、まだまだ寒い日が続きますが、 いかがお過ごしですか?」と冒頭に綴ることが習慣になっていたが、 今年の「立春」は、名ばかりではなかったので、メモをした。 「立春」の今日から「立夏」の前日までが「春」ということになり、 俳句の世界では、明るい「季語」が目白押しで、ウキウキ気分となる。 しかし、この暖かさもほんの一瞬で、また寒さが戻るに違いない。 俳句の世界では、夏の暑さも「立秋」を過ぎると、 「残暑」「秋暑」と呼ばれるのと同じように、「立春」後の寒さは 「余寒」「春寒」と呼び名が変わることを覚えておくと、楽しい。 私の場合「春」と言ったら、ヴィヴァルディ作曲の「四季」のうち、 一番明るい雰囲気の「春・第1楽章」かなぁ。
|
2019年02月03日(日) ■ |
|
空気が乾燥しているから川霧が発生しない? |
|
12月下旬、アユの産卵が終わりを告げた頃、 柿田川の景色の主役は、川霧(毛嵐)に変わっていた。 ちょうどその頃、空気(気温)が急に冷たくなり、 川の温度(15度)との差が、水蒸気となって川面に立ちこめる。 これまた、柿田川の風物詩と言っても過言でない、 幻想的な光景が、川全体を包むのだが、 今年に入ってから、ちょっと異変が起きていた。(気がする) 例年なら、一番寒い時期に入る今頃が、その白さを際だたせ、 毎日のように、シャッターを切るのだが、今年は少ない。 「なぜだろう?」 好奇心で、その理由が知りたくなってしまった。 地球の温暖化?・暖冬?・黒潮の蛇行?、いろいろ考えたが、 自分を納得させる理由が見つからずにいた。 毎日歩いて感じているので、手の冷たさから空気は冷たい、 気温と水温の差は大きいはず、それなのに川霧が発生しない。 辿り着いた結論は「雨が降らず、空気の異常乾燥」だった。 (私の憶測だから、はっきりしたことはわかりませんが・・) 先日、久し振りの雨と思ったら、案の定、川霧が発生した。 今日も、夕方から雨が降り出したし、明日の朝が楽しみだ。 私の仮説だけど、記しておこうっと。 「空気が乾燥しているから川霧が発生しない」
|
2019年02月02日(土) ■ |
|
放送予定は、新しい元号の5月5日です |
|
テレビ静岡制作の「テレビ寺子屋」公開録画を、 町制施行55周年記念事業として、開催した。 講師は「歌手・教育学博士」の「アグネス・チャン」さん。 2回分の話を、平成31年2月2日(土)に録画したが、 放送予定は1回目が「平成31年4月21日」2回目は「5月5日」、 ディレクターの女性がそう説明された後、 「あっ・・」と小さな声で呟いたかと思うと、こう続けた。 「2回目の放送予定は、新しい元号の5月5日です」 そうか、あと数ヶ月で新しい元号になるんだな、と感じ、 私たちも、元号を気をつけなくては・・と思った。 講話内容は、メモも取らなかったし、放送日のお楽しみ。 ただ「アグネス・チャン」を一目見ようとする人たちが 多く集まり、とても楽しい「テレビ寺子屋」だった気がする。 お金を掛けずとも、こんなに多くの人に喜んでもらえる企画、 これこそ、行政の腕の見せ所って感じなんだろうなぁ。
P.S.(とりあえず、2回分のタイトルだけ) (1) 「東ウクライナ〜忘れられた前線の子供達」 (その戦争の意味意義はどこにあるのか) (2)「未来に生きる子供達の教育の基本は家庭にある」 (多種多様に変化する社会に対応する力は家庭で育てる)
|
2019年02月01日(金) ■ |
|
「名前は?」「ハン」「ハンなんだ?、家族は?」・・「ハン・ソロ」 |
|
映画「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」 (ロン・ハワード監督)から。 解説どおり「ハン・ソロの若き日の姿を描いている」 しかし初めは「ハン」という名前だけだったことを知った。 ある場所で、主人公が名前を訊かれるシーンがある。 「名前は?」「ハン」「ハンなんだ?、家族は?」と、短い会話が続き 「家族はいない、俺独りだ」と答えたら「ハン・ソロ」と名付けられ、 組織への入隊が承認された。 「独り」イコール「ひとり」・・だから「ソロ」というわけだ。 ちょっとしたネタになるかな・・と思ってメモをした。 全体的には「生き延びる」というフレーズがよく使われている。 あるシーンで「なぜ俺が生き延びてきたと思う?、誰も信じないからだ。 「『皆が裏切る』そう思っていれば傷つかない」 「寂しい生き方だな」「生き延びるためだ」 またあるシーンでは「俺たちが勝つ」と言えば 「勝ち負けじゃない。とにかく生き延びること。それが目的」と言う。 この頃は「生き延びる」ことで精一杯だったことが推測された。 こんな若き日を過ごした彼が、その後、大きな舞台へと飛び出して行く。 だから、スターウォーズって面白いんだろうなぁ。
P.S 「ハン・ソロ」は相棒の「チューバッカ」とは、 ルークやレイアと出会う前に、こうやって出会ってたんだな。
|
|