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しもさんの「気になる一言」
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2018年09月30日(日)
下山課長、最後の互助会旅行ですから・・

台風24号を気にしながら、職場の仲間たちと東京に出掛けた。
職員互助会のバス旅行である。
行先は「東京ミッドタウン日比谷・帝国ホテルのランチバイキング」
(築地散策は、雨天のため中止)
参加者も若い頃から一緒に席を並べて仕事をしたメンバーが多く、
内心、再会するだけでも楽しみにしていた旅行であった。
バスが出発してしばらくして、幹事がいつものご挨拶、
そして最後に「下山課長、最後の互助会旅行ですから、
みんなで盛り上げていきましょう」と付け加えてくれた。
実は、これだけでも涙腺がゆるみ、泣きそうになった。(汗)
もちろん、1人ずつゆっくり話すことは出来なかったけれど、
彼ら、彼女らに支えられ、いや、迷惑をかけながらも、
なんとかここまで来たなぁ、と懐かしさがこみ上げてきたから。
明日から10月、ということは、定年退職まであと半年。
これからは、あらゆる場面で「最後の・・」を実感しながら、
あっという間にすぎる日々を過ごすんだろうな。
「楽しかったけれど大変な半年」ではなく、
「大変だったけど楽しかった半年」にしようっと。



2018年09月29日(土)
観光客に「撮りましょうか?」は喜ばれる言葉

週末の休日も、暇な時は、柿田川公園へ足を運ぶ。
それは、もう日課に近く、就業開始時間を気にしない分、
のんびりとした時間が過ごせることも楽しみの1つである。
エントランスのベンチに腰かけていると、
不思議なもので、一日、何組も同じシーンに出くわす。
それが「柿田川公園」と書かれた大きな石の前での記念撮影。
それも、デジカメかスマホで、交代しながら撮影を繰り返す。
撮影者が入らないから・・という気の使い方が、そうさせる。
そんな時「撮りましょうか?」と声を掛けると、
ほぼメンバー全員からの、嬉しそうなお礼の言葉が発せられる。
高齢者の女性グループから、子育て世代の若いファミリーまで、
訪れたメンバー全員の写真が、どれだけ旅行の記念になるのか、
心得ているつもり。
勿論、無理強いはしないし「私でよければ」の一言を添えて。
柿田川公園を訪れてくれた方々の笑顔、私も嬉しくなる。



2018年09月28日(金)
たった8年間で、素人だった彼は影響力のある芸術家に

映画「ゴッホ 最期の手紙」(ドロタ・コビエラ監督)から。
「この作品は100人以上の画家による手描きの絵による映像です」
作品冒頭のテロップが示すとおり、今までに観たことがない形式。
とても新鮮だった・・と記しておきたい。
作品は、ゴッホの死の謎解きを中心に展開されるサスペンスだけど、
油絵風の画像が、なぜか緊張感を和らげてしまった。(笑)
さてゴッホについて、多少の予備知識はあったつもりだったが、
あっ、この視点でゴッホを評価したことはなかったな、とメモをした。
「フィンセントは28歳にして初めて絵筆を手に取った」
これは、画家としては遅咲きだった、という知識があったものの
「たった8年間で、素人だった彼は影響力のある芸術家に・・信じられん」で、
そう言えばそうだよなぁ、とメモをした。
エンドロールに近いテロップで、こう文字が浮かびあがる。
「彼は8年間で800点以上描いだが、生前に売れたのは1点のみ」
「死後『近代絵画の父』と称される」と、その不思議さを再認識した。
どんなに絵が好きだったとしても、また毎日描いていたとしても、
さらに、どんな天気でも一日中絵を描いていたとしても、
絵画の世界で「印象派の巨匠」と呼ばれる存在になれるものだろうか。
私は、そちらの方が「謎」に近い。
彼を変えたのは「友人のゴーギャン」なのかな。



2018年09月27日(木)
短い一生で 心魅かれることに 多くは出合わない

(没後20年特別展)「星野道夫の旅」(クレマチスの丘(IZU PHOTO MUSEUM)に
今月になってから、何度となく足を運んでいる。
アラスカに魅了され、移り住み20年近く写真を撮り続けた彼は、
単なる自然写真家ではなく、本当にアラスカを愛おしく思っていたことが、
それに添えられた言葉とともに、私の胸にズンズン響いてきた。
展示されているどの写真も、文字では表現できないほど繊細だった。
その展示された最後の空間には、彼の自筆を転写した文字が私を待っていた。
「短い一生で 心魅かれることに 多くは出合わない
もし見つけたら 大切に・・大切に・・ Michio Hoshino」
「惹かれる」ではなく「魅かれる」と書いた文字への関心と、
定年退職を控えて心が揺れている私へのアドバイスと受け取った。
私は、ここ数年ずっと夢中になっている「柿田川」に対して、
今後、どう向き合っていけばいいのだろか、と思案していたのも事実。
それを、彼の一言が解決してくれた気がする。
短い一生で、こんなにも魅かれるものを見つけたのだから、
残りの人生、大切に・・大切に・・柿田川に関わっていきなさい・・と。
それも、決して急ぐことなく、悠久の時間の中で自分を見つめながら、
「柿田川の魅力」を全国に向けてお裾分けできれば、最高かな。



2018年09月26日(水)
トイレでの挨拶等、控えさせて頂きます

私のトイレネタを楽しみにしている人がいる。(らしい)
こんな張り紙の言葉、面白くないですか?と通報してくれる人、
こんな看板ありました、と写真付で教えてくれる人、
みなん私に負けず劣らず、トイレが楽しいらしい。(笑)
最近、どこでも見かける「お客様へ」の案内文。
「いつも綺麗に使用していただき誠にありがとうございます」
へそ曲がりの私は、これってイヤミ?と勘ぐってしまうほど、
綺麗に使ってないから、が強調されている気がする。
今回見つけた文は、ちょっと長かった。
「防犯上こちらのトイレは従業員も使用させて頂きます。
尚、トイレでの挨拶等、控えさせて頂きますので
ご了承いただきますようお願い致します」
「防犯上こちらのトイレは従業員も使用させて頂きます」は、
どこでも見かけるけれど、
「トイレでの挨拶等、控えさせて頂きます」は、珍しい。
きっと、トイレで従業員がお客と鉢合わせしたのに、
挨拶もない・・とクレームが入ったに違いない。
小便しながら、挨拶する方が失礼だと思うんだけどなぁ。



2018年09月25日(火)
技術室・美術室・手術室

マッサージチェアーでウトウトしながら見ていたテレビ番組。
テーマは「滑舌の悪さを治すトレーニング」。
滑舌の悪さでは、誰よりも自信がある私にとって、
他人事ではない番組だった。
「まずは、どれくらい滑舌が悪いか、調べてみましょう」と
アドバイスをいただく先生が、キャスターの女性に指示したのは、
滑舌の悪い原因を調べる早口言葉。
それが「技術室・美術室・手術室」のフレーズだった。
これで、どの音が聞きにくいか、わかるようだ。
あとは「割り箸を口にくわえて、ワオワオ言った」り
「風船を膨らませて、腹式呼吸」など、
口の周りの筋肉を鍛えるトレーニングだったと思う。
忘れられないので、メモした早口言葉。
「東京特許許可局」など普通の早口言葉を言えるのに、
このフレーズは、本当に難しかった。
あぁ、本当に滑舌が悪いんだなぁ、と実感させられた。
毎日、口にすれば治るのかな「技術室・美術室・手術室」



2018年09月24日(月)
情報が溢れているから自分を見失いがちになる

選択肢は少ない方がいい・・最近、そう思う。
遊びも、食べ物も、スポーツも、生き方も、
選択肢が少ない方が、迷う事なく突き進める気がする。
今の若い人たちは、インターネットの情報から始まり、
多くの情報から選択する、といった判断が求められる。
それが悪いということではない。
ただ、うまく選択できないと、自分の求めている情報が
見つけられずに、焦りばかりが募ることになりはしないか。
ネットでは、自分を見つけて有意義な人生を送っている人が、
これ見よがしに、成功の活動報告をし続けているので、
それを読むたびに、自分はこのままでいいのか、
今していることは自分のしたいことではないのではないか、
多くの迷いが生じて、自分を見失いがちになる。
本当は、この道でよかったんだ、と気付くまでには、
ちょっとばかり時間が必要になる。
そんな体験を何度もしている私が、
何気なくラジオから流れてきたフレーズに反応してメモをした。
「情報が溢れているから自分を見失いがちになる」



2018年09月23日(日)
本当の勇気を持っていなかったからだ

映画「紀元前1万年」(ローランド・エメリッヒ監督)から。
主人公が、マンモスを1人で倒した、として
一躍、部族の英雄になったが、ナレーションが語った。
「危機感が迫っている」に続いて、
「本当の勇気を持っていなかったからだ」と。
事実は、縄が絡まって離れたくても離れられなかったし、
倒した槍も偶然(勝手に)、マンモスに突き刺さった。
結果だけ見れば、勇敢に立ち向かい倒したことになるが、
それを知っているのは、本人だけ。
だから最初は、有頂天になって「リーダー」きどり。
しかし、良心の呵責に耐えかねたのか、
本当の勇気を見せて、誰もから認められた時、
自分の力で、リーダーの印である白い槍を手に入れる、
そう思ったのか、潔い判断だった。
今の社会、なかなかこうはいかない。
だからこそ、真のリーダーが求められている気がする。



2018年09月22日(土)
お客が何も置いていかないからね

「居酒屋の飲み放題が増えて、二次会・三次会がない」から、
「スナック」や「カラオケボックス」の人たちが大変らしい、
そんなことを書いたけれど、居酒屋は居酒屋で大変らしい。(汗)
居酒屋店主の呟きは「お客が何も置いていかないからね」
どこも「飲み放題」「食べ放題」を始めたし、あとは価格競争か、
クーポンでのサービス合戦。
味、サービスよりも、価格で選ぶ若者達が多いようだ。
安くしたって、また来てくれるという保証は無いし、
飲み屋につきものの「常連さん」もいない、
「ボトルキープ」などというシステムも、ほとんど姿を消した。
そういう意味では「お客が何も置いていかない」と納得だな。
昔がよかった・・と嘆いているわけではないが、
夜の街が活気がないと、飲みに出かけてもつまらないもの。
千鳥歩きの酔っぱらい、見かけなくなったなぁ。



2018年09月21日(金)
飲み放題が増えて、二次会・三次会がない

タクシーの運転手さんに聞いた、最近の歓楽街情報について。
いつものように、「最近の夜の街、どうですか?」と訊いたら、
スナック、カラオケ業界も大変のようだ。
理由は簡単、居酒屋等に多い「飲み放題」「食べ放題」が、
ハシゴをする人を減らしたようだ。
言い換えれば、二次会・三次会がない、ということらしい。
自分たちの若い頃は、二次会はカラオケができる「スナック」、
中間管理職の頃の二次会は、決まって「カラオケボックス」。
飲みにでたら、一軒で帰ることはほとんどなかった。(汗)
それが最近では、一次会でお腹いっぱいになってしまい、
もう入らない・・とばかり、その場で解散することもしばしば。
今と昔、飲み会の形が変わったということかなのか、
それとも、飲みュニケーションが必要なくなったのか。
とにかく、お金が循環するシステムが崩れているようだ。
タクシーの運転手、もっと面白い話、聴かせて欲しいなぁ。



2018年09月20日(木)
愛着の想いが加わると愛おしくなる

何気なくみていたテレビ番組から流れてきたフレーズ。
(たぶん、NHK「美の壺」だと思うけれど・・)
小さいころから、集めるのが好きだった私。
「切手」から始まり「通行手形」や「耳掻き」まで、
どこか旅行に出かけるたびに、集めていた気がする。
そして、整理がつかなくなって、誰かにあげたり、処分する。
これを何度繰り返してきたことか・・・とほほ。
しかし、どうしても手元から離せないものもある。
先述の「耳掻き」などもその一例なのであるが、
歴史的に価値がある貴重なものでもないのに、どうしても残してしまう。
その理由が「愛着の想いが加わると愛おしくなる」
ただのコレクションではなく、実際に生活の中で使ってみたり、
友人・知人も協力して集めてくれたものだから、と気付いた。
言いかえれば、単なるモノではなく、愛着が加わって、
手離すのが惜しくなるほど、愛おしさを感じているに違いない。
その愛着は、モノに留まらず、言葉にも及び、
現在の「気になる一言」へと続いているのかも知れないな。
何十年も書き続けてきたフレーズは、一つ一つに愛着があるし、
時々、ふと思い出して、会話の中で使ってみる。
やはり集めるだけでなく使って楽しむこと。
これが、愛おしくなる秘訣だな、きっと。



2018年09月19日(水)
親と子の「宿命」だけは、永遠のものである

映画「砂の器」(野村芳太郎監督)から。
誰がなんと言っても、この映画のテーマは「宿命」だから、
作品ラストに流れるテロップを、あえて「気になる一言」に選んでみた。
本来は、もう少し長く、「旅の形はどのように変わっても、
親と子の『宿命』だけは、永遠のものである」
このワンフレーズで、映画全体を表現している気がする。
本来なら、作品途中に交わされる、「幸せなんてものが、
この世の中にあるのかい?もともとそんなものはないのさ。
ないからみんながそんな影みたいなものを追ってるんでね」
「それが宿命?」「もっともっと大きな強いものだ。
つまり生まれてきたこと、生きているってことかもしれない」
この会話を取り上げようと思ったのだが、どうもピンとこなかったし、
鑑賞後に観た「予告編」のテロップ「宿命とは、悲しさなのか、強さなのか」
これもこの作品を思い出す一言までには至らなかった。
天才音楽家・和賀英良が作り出す「宿命」という名の楽曲は、
ベートーベンの「運命」とは違う雰囲気を漂わせていたのではないだろうか。
(加藤剛さん演じる、若き天才音楽家、和賀英良の4拍子の指揮には、
思わず、笑ってしまいましたが・・・)
ところで、我が家では、この作品の主人公は誰か?で意見が分かれた。
私は「今西刑事役の、丹波哲郎さん」
妻と娘は「天才音楽家、和賀英良役の加藤剛さん」
さて、どちらが正しいのかなぁ、ちょっと気になる。(汗)



2018年09月18日(火)
今は、タクシーを利用せず、奥さんや子供たちが迎えに来る

飲み会の帰り、タクシーの運転手さんと話すのが好きだ。
「最近どうですか?」の一言が言えれば、
普段、人と話す機会の少ない人の方が、こういう機会に
饒舌になって、いろいろ教えてくれる。
タクシー業界は、厳しい時代になっているらしいけれど、
「どうしてですか?」と訊ねたら、
「今は、タクシーを利用せず、奥さんや子供たちが迎えに来る」
と笑いながらも、とても大切なことを指摘していた。
私はてっきり「代行にお客を取られちゃって・・」を予想したが
言われてみればそうだよな、と頷いた。
私たちの飲み会でも「帰りの足はあるの?」と訊くと
「ウチのを呼ぶから大丈夫」という返事が増えた。
家族がほとんど免許をもち、遅くても起きている家族がいる、
そして、仕事帰り・酔っ払いのお父さんを
「しょうがないなぁ」と迎えにきてくれる家族がいるということ。
そう言えば、駅のロータリーはお迎えの車で溢れている、
タクシー業界だけでなく、バス業界、代行業界も影響を受ける。
そういう時代になったってことなんだろうな。



2018年09月17日(月)
主役は、茶道の武田先生ではないか、と思うほど

公開を待ち望んでいた映画がある。
それが「日日是好日」(大森立嗣監督)(10月13日から全国)
地元の書店で映画化を知り、心待ちにしていた作品だ。
原作の同名エッセイ(森下典子著・新潮文庫刊・252頁)を、
数年前に少しだけ習っていた茶道の先生から勧められた。
その後、仕事が忙しい時、心が落ち着かない時に読み直し、
その魅力に触れていた作品でもある。
だから、映画化を知った時、本当に嬉しかった。
そんな折、樹木希林さんの訃報を知り、耳を疑った。
実はこの原作、ゆったりとした時間が流れ、
主役は、茶道の武田先生ではないか、と思うほど、
いろいろなことを教えてくれる。
その先生役を演じた樹木希林さんが他界したと知り、
その一言ひとことが、彼女からのメッセージとして
私の記憶に残るに違いない。
(心よりご冥福をお祈りします、合掌)

P.S.
書籍の「気になる一言」を書いたのは、
2010年02月10日(水) ■雨の日は、雨を聴くこと
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=40832&pg=20100210



2018年09月16日(日)
なんとなくコイツらが食うだろうってのを出して

15年以上会ってない親友が帰省する、と言うので、
普段は散らばっている仲良しグループに声を掛けて、
沼津の居酒屋に集合した。
さて、何を頼もうか、とメニューを眺めていたら、
仲間のひとりが、こう言った。
「なんとなくコイツらが食うだろうってのを出して」
もちろん、集まった場所も同級生が経営している店、
気心がしれているからかもしれないが、面白かった。
「大将、おまかせ」とか、常連さんの「いつものやつ」は、
料理を注文する時のステイタスなんだけど、
今回は「男ばかりで、この年齢の人たちの集まりだから、
きっと、こんな料理を出すと喜ぶだろうな、というのを
適当に選んでください」という意味が込められている。
まぁ、久し振りに会って話に夢中だから、
一つずつ注文するのが面倒臭かっただけかも。(笑)
さすが、店主も同級生、私たちが食べたいものが、
タイミングよくテープルに運ばれて来た。
こういう注文の仕方、いいなぁ。



2018年09月15日(土)
発電所って無防備すぎない?

今回の北海道全土ブラックアウトは、
衝撃的な映像として、私の脳裏に焼き付いた。
何度か訪れた函館山からの夜景も一瞬にして消えた。
人類は、月や火星、小惑星にまで届く技術があるのに、
自然災害に対しては、無防備だな、と最近感じた。
暗闇で光がない恐怖は、他の恐怖とは比べものにならない。
だからこそ、停電は大きな心の負担となる。
話は突然、太平洋戦争の頃にワープするけれど、
相手国を疲労困憊の状態にするには、
大規模な無差別的な空襲よりも、
火力発電所、水力発電所を爆破して停電にさせる方が
効果があったのでは?、と戦略的に考えたがどうだろうか。
殺し合う戦争よりも、国民は悲鳴をあげるに違いない。
それほど、日本を始め、全世界の暮らしで、
ほぼ電気に依存した生活が営まれている。
フロンティア精神の宇宙開発と比較するつもりはないが、
もう少し、電気以外のエネルギーに関して、
関心を持たなければなぁ、なんて思ってみたりした秋の夜長、
「発電所って無防備すぎない?」を残しておこうと思う。



2018年09月14日(金)
上司は友達じゃないし・・

久しぶりに集まった、高校時代の仲良しグループ。
私みたいに、ネット依存症に近い60歳から、
未だスマホではなく、携帯電話の60祭まで、いろいろ。
しかし、ほとんどがLINEやFacebookには登録していて、
緊急や一斉連絡の時に利用している。
それでも、LINEに参加しないメンバーに訊いたら、
「LINEは家族だけ、と決めている」とか
「あの『ともだち」が、理解に苦しむんだ。
上司は友達じゃないし、若いやつらも友達じゃないもの」。
なるほど、同感・・と思いメモをした。
「知人」とか「知り合い」ならわかるけど、
「友達」は、やっぱりちょっと特別な関係だよな、と思う。
だからって、SNSを利用しないって理由にはならないけど、
「友人」「親友」「悪友」「仲良し」は、
やはり「知人」「知り合い」とはちょっと違うよなぁ。
この違いが分かると、なかなか「友だち申請」を
承認できないんだよなぁ、きっと。



2018年09月13日(木)
西洋では、話がまとまった時、シェイクハンドするがぜよ

NHK大河ドラマ「西郷どん」から。
たぶん・・薩長同盟締結の前だったと思う。
坂本龍馬が、西郷吉之助に手を差し伸べてこう教える。
「西郷さん、おまぁ、シェイクハンド言うがぜよ。
西洋では、話がまとまった時、シェイクハンドするがぜよ」
そして、苦難を乗り越えて、桂小五郎と話がまとまった時、
もう一度、坂本龍馬がこう言う。
「西郷さん、今ですけ。おまんの望みやったシェイクハンド」
少し戸惑いながら手を差し出した西郷に、
桂が「西郷くん、よろしゅう頼む」とガッチリと握手する。
更に、西郷が「こちらこそ、お願いいたします」と握り返すシーン。
とても力強い握手(シェイクハンド)が印象に残っている。
それに比べ、現代の日本では、来年春の「統一地方選挙」を控え、
候補予定者がやたらと握手を求めてくるシーンが多くなった。
それも、こちらが好むと好まざるにかかわらず。(笑)
これはもう「話がまとまった時にする、シェイクハンド」とは
大きく意味が違っている気がする。
あっ・・「西洋では・・」の条件付きか。
「日本では、話がまとまらなくても、シェイクハンド」するんだな。
握り返した時に伝わってくる想いなんて、関係無いのかもなぁ。



2018年09月12日(水)
何も変わってない、すべて元通りよ

映画「間奏曲はパリで」(マルク・フィトゥシ監督)から。
フランス映画って感じ・・が鑑賞後の第一印象。(汗)
ストーリーからすれば、単なる夫婦間の感情のもつれなのに、
よくぞここまで、映画仕立て(映画風)にしたものだ、と感心した。
私は、主人公は夫の方ではなかったのか、という感想を持ったし、
私が男だからなのか、妻の不倫に心が揺れ動く様子は、理解できた。
それを象徴するかのような夫婦の会話がメモとして残っている。
「(あの雄牛、最近)あまり元気がない、メスと離してからだ。
一緒にしてた時は元気だった。
姿が見えないからここを出てったと思ってる」と夫。
「戻ったのは、見てるはず」と妻。
「きっと不安なんだ。元の関係に戻れるか、
自分に資格があるのか」と夫。
「もちろん、あるわ。
何も変わってない、すべて元通りよ」と妻。
お互いいろいろあったけれど、結果は以前と同じ状態に戻ってしまった。
夫婦それぞれの不貞行為を含め、何もかも知り尽くしてのこの会話こそ、
作品を思い出すに相応しい。
ただ、これは「ロマンティックストーリー」なのか、
これを「ハッピーエンド」と考えていいのか、難しい。
予告編で見つけたキャッチコピー
「おとなの、より道」ってところだな。



2018年09月11日(火)
いつもと同じ朝、いくつもの約束があった。

映画「ナインイレヴン 運命を分けた日」(マルティン・ギギ監督)から。
アメリカ同時多発テロ事件「9.11」を題材にした作品は、
これまでも幾つも観てきた。
そして、その度に感動を覚えていたが、今回のラストシーンは、
感動ではもなく、ただただ悲しかった。
でも、ハッピィエンドはごく稀で、多くの方が目の前で命を落とした、
それが現実・・という監督の叫びがある。
鑑賞後に見た、予告編のキャチコピーが心に残った。
「いつもと同じ朝、いくつもの約束があった。」
その約束は様々だけど、あの「9.11」の夜、1日を振り返ると
果たされた約束と、果たされなかった約束が存在した。
だから毎日を大切に、そして後悔しないよう生きよう、という
教訓みたいな作品ではなく、
神が与えた運命を静かに受け入れよう、というような、
死に対する定義の方がクローズアップされた作品だった気がする。
タイトルを見て、意外だったこと。
よく考えれば当たり前だけど、彼らにとってアメリカが分断された日は
「9.11(キュウテンイチイチ)」ではなく「ナインイレヴン」。
気をつけなくちゃなぁ。



2018年09月10日(月)
国際空港は、日本文化の縮図だね

東京国際空港(成田)や中部国際空港(セントレア)を
訪れた時、いつも思うことがある。
(最近では、羽田空港でも・・)
今、日本で流行っていることや日本文化と呼ばれるものが
一同に詰め込まれているなと感じていた。
日本人の私でさえ欲しくなるような民芸品から、
全国でもその地域にしかないと思われていた、
地域限定のキティちゃんグッズまで全部揃っている。(笑)
旅行に行くたびに、私が一所懸命集めてきた、
「耳掻き」はなんだったの?と思いたくなるものまで。
でも、これって外国人向けのサービスなんだろうな、と
ひとりで納得してしまった。
日本文化を調べたかったら、国際空港へ行くといい。
美味しいものを探すのも、国際空港へ。
「国際空港は、日本文化の縮図だね」を残しておこう。
あれ?世界の国際空港はどうなんだろう。
その国の文化が、国際空港に集まっているのだろうか?
これは、旅行好きか、旅行業者に尋ねるしかないな。



2018年09月09日(日)
アラビア語で何か言って?音楽のように聴くから

映画「迷子の警察音楽隊」(エラン・コリリン監督)から。
エジプトの警察音楽隊が、イスラエルに招かれ演奏会に行き、
現地で迷子になるというストーリー。
予告では、面白いシーン満載だったけれど、
実際は、笑えるシーンは最初の数分だけで、
宗教とか、エジプトとイスラエルの関係は
よくわからないけれど、けっこう重たい映画だったと思う。
外国人と言葉が通じない時のあのどんよりした雰囲気、
それを一晩中、続けるとなると、気が滅入る。
わかるだろうか・・そんな映画なのである。
それでも、その雰囲気を打破するために、片言の英語で話す。
それが、今回の気になる一言。
「アラビア語で何か言って?音楽のように聴くから」だった。
正直、アラビア語は全然わからない。
でも、音楽のように聴くから、ずっとアラビア語を話して・・。
彼らに、ストレスが貯まらないようにしてあげたのかな。



2018年09月08日(土)
コースを押しつけるくらいの方がいいかも・・

「外国人の旅行者」と言うと、日本にも長期滞在をして、
自分で訪問先を決めてアクティプに動き回る人たち、を
イメージしやすいが、実は、そうでもなさそうだ。
日本の自治体は、どうしても自分たちのまちの中で完結できるよう、
名所にもならないような場所まで、パンフレットに掲載し、
選択肢の多さを自慢したがるが、それも面倒臭がる人達も多い。
それは、外国人だけでなく、私たち年を重ねた人たちの旅行も同じ。
いくつものモデルケースがあるよりも、このコースを行けば、
絶対に満足できるコースを一つ作った方がいい、そんな話を耳にした。
もっと簡単にいえば「コースを押しつけるくらいの方がいいかも・・」
それくらい自信をもって勧められるコーズでなければ、
全国、世界の数ある観光地に対抗して誘客などできない、ということ。
厳しい言い方だけど、妙に納得してしまった指摘である。
今までのようにやっても、なかなか観光施策が上手くいかなければ、
試してみる価値はありそうだ。



2018年09月07日(金)
なぜいつも「奥さん」と? 自分の妻だろ

映画「画家と庭師とカンパーニュ」(ジャン・ベッケル監督)から。
作品中、主人公のひとり、庭師のジャルダンが、
自分の妻のことを「奥さん」と呼び続けるシーンがある。
字幕を読むたびに「日本語訳」が不自然、と思いつつも、
それが、わざと「奥さん」と読んでいるとは気づかなかった。
(翻訳した人のミスかな?と思い込んでしまったくらい(笑))
しかし、ストーリーの後半で、
画家のカンバスが、庭師に訊ねるシーンがある。
「なぜいつも『奥さん』と? 自分の妻だろ?」
あっ、やっぱり、意識していたんだ、と改めて感じたのはいいが、
「どうしてだろう?」という疑問の答えは最後までわからずじまい。
初老の男たちが演じる「男ならではの距離感」
お互いを支えあいながらも、私生活には干渉し過ぎることなく、
穏やかに、そして静かに友情を深めていく過程は、
私の好きな映画のパターンであるが、やはり腑に落ちない。
なぜ自分の妻を「奥さん」と呼んでいたのだろうか?
私の見落としだろうか、気になって仕方がない。



2018年09月06日(木)
スマホの充電・・

今日の明朝に起きた、北海道の地震。
被害が分かるにつれて、知人・友人の安否が気になった。
無事を確認してから、次にしたのは、SNSやLINEの確認。
被害状況は、彼らの投稿で、よりリアルな情報が伝わり、
その被害の大きさに驚いた。
その中でも、私が一番気になったのは「北海道全土停電」。
家庭も職場も、電気製品が溢れている現代の暮らしに、
どれだけの影響があるのだろうか、だったのだが、
朝方の通勤時間は信号機が停電のため動かず、
サラリーマンの仕事に大きな影響がでていたが、
時間が経過するごとに、停電の影響は変わった。
夕方・夜になると、北海道に住む人達の投稿も減り、
災害復旧で、それどこではないのかな?と思っていたら、
ただ一言「スマホの充電・・」の文字。
そうか・・いつ復旧するか分からない停電対策として、
スマホの充電は、大きな課題のひとつとして浮かびあがった。
被災した彼らの生の投稿が、今を伝える確実な情報なのに、
それを発信するスマホの充電が出来ないのは、残念である。
本州の人とLINEで会話できれば、ストレスも少しは減るかも、
そんな事を考えながら、いろいろな手段で情報を得ている。
私たちに今、出来ることはなんだろうか?



2018年09月05日(水)
出来ることなら、自動販売機より店員に注文したい

最近の飲食店(特にラーメン店)では、店内に入る前、
自動販売機でメニューを選ぶシステムを見かける。
人件費削減のためには、仕方がないのかも知れないが、
私は、どんなに美味しいと評判のみせでも、ほとんど行かない。
それは、多くのメニューの中から選ぶ楽しみができないから。
外食の楽しみ方は、なんと言っても選ぶところから始まる。
自宅ではなかなか食べることができないメニューだったり、
今まで体験したことのない味だったりすることも、
だから、お店の入り口で、後ろに並ぶ人を気にしながら、
いいや、これで・・・とボタンを押してしまう事に抵抗がある。
面倒くさいことだけど、店員とお客の大切な接点であると思うし、
これを惜しんでいては、人間相手の商売はできないのでは?と、
他人事ながら心配してしまう。
それでも、入口での「自動販売機」システムを導入するのなら、
先に席を確保して、自販機と同じメニュー表を見ながら選択し、
決まったら、自動販売機で購入するシステムに変更はどうだろう。
私が嫌なのは、後ろでイライラされることなのかもしれないな。



2018年09月04日(火)
(正義を貫く)ハイランダー

映画「ブレイブ・ストーリー」(千明孝一監督)から。
宮部みゆきさんのベストセラー小説アニメ化、
さらに、主人公ワタルの声が、大好きな松たか子さん、
それだけの理由で観始めたが、ちょっとわかりにくい。
小説を映画化、さらにアニメ化では、無理もないかな。
「大事な願いごとのためなら、何をやってもいいのかなぁ」
「僕は何かの引き換えに、自分だけ幸せなんてなりたくない」
こんな台詞が散りばめられているから、子どもたちにも
そんなわけないよね、というメッセージは伝わってきた。
辞書によると「ハイランダー」とは「高地人」
きっと「志が高い人」とか、そんな意味があるのかもしれない。
私たち社会でも「家訓」とか「社是」があるように、
目的のためなら、どんなことをしてもいいというわけではなく、
これだけは絶対守らなければならない、という「基本理念」、
それが今回の作品では「正義を貫く」ということだと理解した。
でも「ハイランダー」って、ちょっと説明して欲しかったなぁ。



2018年09月03日(月)
狭い日本の中で、ちまちまいがみおうて、つまらんぜよ

NHK大河ドラマ「西郷どん」(第32回・薩長同盟)から。
薩摩藩の侍と長州藩の侍、この侍同士の意地の張り合いを、
土佐藩の脱藩浪士、坂本龍馬(商人)が、
その度に突っ込む一言が可笑しくてメモをした。
「ええ加減せ〜や、おまんのせいで日本が滅んでしまうぜよ」
「狭い日本の中で、ちまちまいがみおうて、つまらんぜよ」
「この後に及んで、意地の張り合いかよ、いい加減にせんかぁ」
「手を組みな、それが日本を救う道ぜよ」
「やっぱり、侍いうが面倒なものじゃな」
これって、現代のまちづくりでも当てはまるんじゃないかな、
そう思ってメモをした。
SNSなどの投稿を眺めていると、地元愛が強いのか、
どれも近隣市町の賑わいと争っているような気がしてならない。
人口の増減も、企業の誘致合戦も、ライバルは近隣市町、
そんな構図になってはいないだろうか。
坂本龍馬なら、今の日本のまちづくりをみてこう言うだろうな。
「狭い日本の中で、ちまちまいがみおうて、つまらんぜよ」



2018年09月02日(日)
えっ、まさか、8月の一日平均11,025歩

9月に入って最初の週末、8月の集計しなくちゃ・・と、
手帳のメモ・記録を整理したら、とんでもないことが発覚。
映画の6作品や読書3冊は、やや少なめだったけど、
自分でも驚いたのは、万歩計の数。
6月 312,875歩、一日平均10429歩
7月 313,859歩、一日平均10124歩
それでもなんとか、10,000歩超えていたけれど、
さすがに、8月の暑さでは、あまり歩かなかったかも・・と
やや期待せずに、集計したら、な、なんと、(驚)
えっ、まさか「8月の一日平均11,025歩」と表示されていた。
振り返って見ると、朝は柿田川の撮影のため、徒歩で通勤し、
職場に着くと同時に、汗ビッショリのTシャツを水洗いしながら、
さらに汗拭きシートで汗を拭い、持参した事務服に着替えた毎日。
帰りは、(まだ続けている)ポケモンを捕まえながら、
食卓に並ぶ夕食とビールを楽しみに、歩いたのが思い出される。
かえって、土・日・祝日の方が歩かなかった気がするなぁ。
今夜ばかりは、頑張った自分に乾杯しようっと。
あっ、二倍の洗濯物を毎日洗ってくれた家族にも・・乾杯。



2018年09月01日(土)
歳なんて関係ないって開き直るの、恥ずかしくない?

映画「南瓜とマヨネーズ」(冨永昌敬監督)から。
「漫画家・魚喃キリコの代表作を実写映画化」とあったが、
読んだことがないので、逆に、この展開を漫画にすると
どんな作品になるんだろか、と興味をもった。(汗)
ミュージシャンを目指す「せいいち」と、
以前バンドを組んでいたメンバーの会話は、印象的だった。
「せいいちさん、幾つ?」「27。歳なんて関係ねぇだろ」
「関係ないよ、関係ないけど、歳なんて関係ないって開き直るの、
恥ずかしくない?」
そう「歳なんて関係ない」と言うのは、その本人ではなく、
周りの評価であるってことに気付かされた。
夢を持ち続け、何かを始めるのに、歳は関係ない。
逆に、上手くいかない理由を年齢のせいにしたら、
それは恥ずかしいでしょ?と言うことだろう。
歳を重ねたことをプラスにする考え方、行動が、
成功に導くような気がするな。

P.S. (ラストシーンのオリジナル曲、メモしたのでご紹介)
道の向こうにネコがいる 見つめる先には川がある
川の向こうに山がある  山の中には何がある
迷子の迷子の迷子の誰かさん 迷子の迷子の迷子の誰かさん
ギターがあるなら歌を歌おう ギターがなければ手をたたこう
道の向こうにネコがいる 3回まわってニャーと鳴く 
ニャー、ニャー、ニャー