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2018年08月31日(金)
「源兵衛川」は「道」、「柿田川公園」は「施設」

私たちが観光地として、必死にPRしている場所を、
外国人はどうみているのだろうか?、そんな事を考えていたら、
先日、静岡県東部の観光パンフレットを持参し、
ヨーロッパへ行ってきた女性が、そっと教えてくれた。
外国人に写真を見せ、その時の一言で、だいたい分かるらしい。
(ここから、ローカルネタですみません(汗))
三島市の源兵衛川は、清流の水辺やその雰囲気を味わえる、
県東部では、屈指の観光地だと思っていたら、
外国人は「この道を歩いてみたい」と思うだけで、
どこかに続いている道、程度の認識で、
そこを目的には行かないということらしい。
柿田川公園の青い湧き間も、何度もマスコミに取り上げられ、
「人里の秘境」とまで表現した歌人がいるので、
これを楽しみに見に来る外国人もいるだろう、と思ったが、
水族館や美術館、博物館同様に「施設」という感覚のようだ。
逆に言うと「道を歩いて施設へ行くコース」が出来て、
初めて、外国人の目に止まると言うことなのだろう。
やはり、自分の地域自慢、市町村区域に拘らず、
各々の観光地を繋ぎ、ルートにする視点が必要であろう。
今は、坂本竜馬の気分かな。(汗)



2018年08月30日(木)
九月の議会が終わったらね

「気になる一言」というより、最近の私の常套句。(汗)
どこかに誘われても「九月の議会が終わったらね」
何か頼まれても「九月の議会が終わったらね」
飲み会のお誘いでも「九月の議会が終わったらね」
もう口癖のように「九月の議会が終わったらね」を連発している。
実は、昨年までそんなことはなかったように思う。
確かに、公務員生活「最後の九月(決算)議会」ではあるけれど、
こんなに意識した議会は少ないような気がする。
もちろん、周りからも「今回は主役ですか?」と冷かされ、
議員からの質問必至状態なのに、なかなか頭に入らない。
「サンドバッグ」のように打たれ続けても、
命まで取られることはないよ、と自分に言い聞かせ、
最後の議会を乗り切ろうと思っている私がいる。
四月に異動してきたから、昨年度のことは知らない・・と
言えないところが、公務員の難しいところだけど、
そんな「九月の議会が終わったら」待っているのは、
断り続けている楽しいことばかり。(のはず・・)
私の予定、基本的には先着順ですから、
是非、早目の日程調整を。

P.S.「いつ空いてます?」は、ご遠慮ください。(笑))



2018年08月29日(水)
2人に乾杯、そして人生に

映画「ルージュの手紙」(マルタン・プロボ監督)から。
カトリーヌ・ドヌーブとカトリーヌ・フロ、初の共演作、
これだけでも、フランス映画ファンにとって楽しみである。
さて、30年ぶりに再会した、血の繋がらない母娘って設定が
どうも馴染めずいたが、時間が経つにつれ、面白さが増した。
母親が娘の現在の職業を当てようとするシーン、
「あなたの仕事は? 言わないで、当てるわ、
ソーシャルワーカー、クソまじめな図書館司書」
「助産婦よ」・・フランスでもどこの国でも、
図書館司書ってクソ真面目なんだと、笑いながらメモをした。
その助産婦らしい台詞も、メモの対象だった。
「赤ちゃんは『無』から現れるの」
「体は勝手に呼吸するけど『心』は違うわ、
思い通りにコントロールできないからよ」
そんな、なるほど・・と思ったフレーズもあったけれど、
メモを振り返ったら、2度も登場した台詞が見つかった。
それが「2人に乾杯、そして人生に」
波瀾万丈な人生を送って来た母親役のカトリーヌ・ドヌーブが
口にしたから、気になる一言。
フランス映画らしい、と言えばそれまでだけど、
どんなに辛い時でも、楽しい時でも、悲しい時でも、
この台詞は、永遠に不滅・・と思ってしまう。
「2人に乾杯、そして人生に」・・私も、使ってみようかな。



2018年08月28日(火)
今の自分を未来の自分が見ている

あれ、久しぶりに情報源不明。すみません。(汗)
ただ、スマホのメモ機能に、このフレーズが残っていた。
「過去と他人は変えられない」に呼応して、
「変えられるのは、未來と自分だけ」と言いたいところだが、
時々、へそ曲がりの私は、そんな事を言ったって・・と
反論したくなるし、最近、他人との関係ばかり意識し過ぎて
自分中心の考え方ができなくなっている私に気付いた。
たぶんそんな時に、見つけたフレーズだったのかもしれない。
「今の自分を未来の自分が見ている」
未来の自分は、今の自分の行動にかかっているから、
今を大切にして、悔いのない生活を送りましょう、
そんな道徳的な、堅っ苦しく、難しいことではなく、
単に、何年後かの自分がイメージできるのなら、
今から、そのような人になったつもりで動いてみようか、
そんな軽い表現が、妙に私の心にピッタリと残った。
伝えたいことは同じなのかも知れないが、
歳を重ねてくると、教訓めいたフレーズに嫌気がさしてくるから、
このフレーズが気に入ったのかもしれない。
暫くは、未来の自分からクレームがこないようにしないとな。



2018年08月27日(月)
サンキメーカーって知ってる?

「サンキメーカーって知ってる?」って突然訊かれた。
(まぁ、突然と言っても、飲み会の席での話だけど・・)
「もしかしたら、頭に『キ』がつく日本のメーカー3つのこと?」
と訊き返したら「おっ、さすが。頭の回転、衰えてませんね」
と誉められたけれど、肝心のメーカーが続かない。
実は「キリンビール」「キッコーマン」・・
まではすぐに出たけれど、最後の一社が、どうしても出てこない。
出題した本人も覚えていなくて、その場のみんなで考えたけど、
なかなか、浮かんでこなくて、私が搾り出した「キューピー」が、
採用された。(汗)
帰宅後、ネットで調べてもわからないので、読者のどなたか、
わかる方がいましたら、是非、連絡いただきたい。
こう言うのって、正解がわからないと、
気になって気になって、仕方がないんだよなぁ、私の場合。



2018年08月26日(日)
俺たち『概念』を集めてるんですよ

映画「散歩する侵略者」(黒沢清監督)から。
言葉の定義や概念を言葉にするのが大好きな私には、
ちょっとヤバいくらいにはまってしまった。
もしかすると、ここ数年では一番メモが多い作品かも。
「俺たち『概念』を集めてるんですよ」でメモ、
「欲しいのは、その元にある概念の理解だからね、
理解そのものを頂くんだ」でメモ。
とにかく「○○って何?」の質問の嵐で、楽しかった。
「所有って何?」から始まり「ねぇ、刑事さん。自分って何?」
「あの、仕事って何ですか?」「罰って何ですか?」と、
矢継ぎ早に、定義、概念を見つけていくのだが、
イメージも千差万別で、言葉で説明もできないものがある。
それが「愛」ということだ。
牧師に「あなたなら、正確にイメージできるんですね」と訊ね、
「愛は、あなたの内側にあります」と答えられて戸惑うシーン。
愛に対する概念が多すぎて、誰も定義できない。
「愛」以外は、その概念を地球の侵略者に奪われてしまうが、
「愛」だけは、彼らにも奪うことができなかった。
それが、この映画のテーマかも知れないなぁ。



2018年08月25日(土)
テクノロジーさ、ライトを

映画「カンフー・ヨガ」(スタンリー・トン監督)から。
あまりストーリーを考えない方が楽しめる作品。
けれど、タイトルの一部「ヨガ」は、見当たらなかった。
あれっ、この展開は・・
「もしかしたらインディ・ジョーンズ?」と感じていたら、
しっかり台詞に組み込まれていて、笑わせてもらった。
「インディ・ジョーンズだ」と誰かが口にして
「まさか、太陽の光を待つ?」と疑問を持てば
「テクノロジーさ、ライトを」と、ギャグでかわす。
太陽の代わりに、強烈なスポットライトを当てて、
秘法の扉が少しずつ開いていくシーンは、やはり笑えた。
「お願いだ、歴史に敬意を」というフレーズがあり、
「インディ・ジョーンズ」に敬意を表したのかな。(笑)
冒頭の「父もあなたも考古学者。俺はお宝ハンターさ」
「宝さがし・・サプライズがあると」の台詞で、
期待し過ぎたかな。
まぁ、カンフーあり、ダンスありで、
ジャッキー・チェン・ワールド満載の娯楽映画だな。



2018年08月24日(金)
「タイム・イズ・マネー」は「善は急げ」

NHK大河ドラマ「西郷どん」から。
書き始めると、続いてしまう「大河ドラマ」ネタ。
幕末当時、仲の悪かった長州藩と薩摩藩を繋げる役目を、
任されたというべきか、自分で買って出たというべきか、
坂本龍馬は、陽が昇らないうちに西郷宅を旅立つ。
そんな急いで出かける坂本に、西郷の妻が声を掛ける。
「こんなに朝早く・・」と言いかけたところで、
坂本が間髪いれず「タイム・イズ・マネーですから・・」と
言い返した。
彼女は「タイム・イズ・マネー?」と英語の意味がわからず
訊き直したら、坂本の和約は「時は金なり」ではなく、
「善は急げ」だったから、面白くてメモをした。
実は「善は急げ」は、鉄は熱いうちに打て、と同意語で、
「Strike while the iron is hot」だと理解していたから、
その和訳に驚いたが、時間が経つにつれて、
「タイム・イズ・マネー」は「善は急げ」も悪くないな、と
この一言に書いている。
原作「林真理子」さん、脚本「中園ミホ」さん。
さて、どちらがこの訳にしたのか、興味が湧いてきた。
図書館で調べてみようっと。



2018年08月23日(木)
薩摩の宝は、サツマイモ、桜島、西郷吉之助ぜよ

NHK大河ドラマ「西郷どん」から。
今年は、大河ドラマの話題が「一言」に登場しないので、
見ていないのか、と思う人がいるらしいので、ここらで。(汗)
ほぼ毎回見ているが、場面設定を説明するだけで長くなるので、
メモしないでみることも多かったのは事実ですが・・。
今回は「第31回・龍馬との約束」次回は「第32回・薩長同盟」
この辺りの「西郷・坂本・桂」の駆け引きが面白いので、
午後6時からBSを観ても、8時からまた観てしまうほど。
さて今回選んだのは、坂本が西郷の妻に言った台詞、
「薩摩の宝は、サツマイモ、桜島、西郷吉之助ぜよ」
単なる語呂合わせでもないし、同じ「さ」で繋がるのがいい。
「食べ物、自然、人物」、これが、やはり「土地の宝」となる。
その宝と称された人物の妻は、嬉しかったに違いない。
まちづくりをする時の基本は「自慢できるものを探す」
これをとっかかりにして、お国自慢から始めるに限る。
宝ってのは、あまり多くない方がいいんだよな、宝だから。



2018年08月22日(水)
観光は「市町村名」など知られなくてもいい

最近、産業観光課から生涯学習課へ異動したためか、
やや冷静に「観光」というものを見つめることができている。
その1つが「観光は『町名』など知られなくてもいい」
旅行する人は、旅行先を選ぶ時「市町村名」で検索しない。
よほど、まち全体の雰囲気で売り出しているのなら、
それも選択肢の1つだけど、ほとんどが「観光地」で選ぶ。
そして「この景色を見たい」「この体験をしたい」
「このお店のこれを食べたい」・・と具体的になっていく。
それなのに、周りを見渡すと、自分のまちの宣伝ばかり。
自治体ごとに作られる「観光パンフレット」も、
近隣市町の「観光地」は、ほとんど掲載されていない。
税金で作っているから、と言えば聞こえはいいけれど、
東京ディズニーランドのように、その場所だけで、
多くの観光客を満足させることができればいいが、
そうでなければ、一緒になってこの地を売り出していく。
お互いのパンフレットに、お互いの観光名所を掲載する。
そんなところから始める必要がありそうだな。



2018年08月21日(火)
なぜ人は映画が好きか? 構成されているからさ。

映画「人生はシネマティック!」(ロネ・シェルフィグ監督)から。
全体的には、恋愛映画?と思いたくなるが、
メモした台詞を見直すと、やはり脚本家の映画だった。
「全ての責任は脚本にある」
「信憑性は大事だが、楽観的に描いてくれ」
「面白い作品だったが、国民が奮起して前向きになるには、
太った警官がはしごを落ちるだけではダメだ」
「脚本1ページは映像1分、フィルムで80ヤード分よ」
「これが映画だ。現実から退屈な部分は削る。
事実と真実は違う。何よりもストーリーが優先」
「女はヒーローより、ヒーローの恋人になりたがる」
「50ページのタワゴトより4つの正直な言葉を」
「たまには価値ある映画を作りたい。
人生の1時間半を捧げたくなる映画を」
脚本の面白さに触れた時、にっこり笑った主人公が印象的だ。
作品中「脚本」に関するメモを一つ選ぶとしたら、
「なぜ人は映画が好きか? 構成されているからさ。
ストーリーには、形、目的、意味がある。
不幸な展開も、作為的で意味がある、人生とは違う」かな。



2018年08月20日(月)
現在のイタリア観光地「ポンペイ」が舞台の別作品

映画「ポンペイ2014」(ベン・デマリー監督)から。
今までにも、何度か「超大作・話題作」と勘違いし、
鑑賞し始めてから「???」となることがあったが、
まさか、こんなに早く、映画「ポンペイ」のスピンオフ作品が
登場するとは考えていなかったので、不覚だった。
映画で「スピンオフ」とは、既存の作品を題材に、
新しく描いた外伝的な作品のこと。「スピンアウト」とも言う。
今回は、まんまと嵌められた。(汗)
ぺスビオ山噴火で灰に埋まった「ポンペイ」ではなく、
現在のイタリア観光地「ポンペイ」が舞台の別作品。
「2014」とは、たぶんそんな意味なのだろう。
これ以上、物語について書くと、自分が情けなくなるが、
「活火山の観光」や「休火山の登山中」、突然、
火山爆発に遭遇した時の、マニュアル・ビデオと考えれば、
使えなくもない。
噴火の後、想定するのは、熱波、土石流、火砕流・・、
その時、どんな対応をするか、そんな視点で観るのも
この作品のひとつの活用方法であろう。



2018年08月19日(日)
「祭りだからしょうがない」「こんな時だからこそ」

祭りだからしょうがない・・そんな話も耳にするけれど、
こんな時だからこそ、気になることが増えてしまう。
例えば、子どもを抱っこしている親、その抱えられているこどもは
泥だらけの靴のまま。靴の高さは、浴衣姿の女性の肩あたり、
もう少し周りに気を使って欲しいな、と思うばかり。
混雑のど真ん中で、ベビーカーをたたむ、若い子育て世代は、
その行動が、まつり独特の人の流れを止めてしまい、
多くの人が困っていることにも気付かない。やはり気づいて欲しい。
さらに、祭りの様子を写真や動画で撮影し、SNSに投稿する人たち、
見も知らぬ人でも、顔がはっきりわかる写真は、どうも気になる。
その何気ない投稿が、犯罪、事件に繋がらなければいいな、
そんなことを思いながら、近隣市町のお祭りを眺めていた。
これは「ルール」ではなく「マナー」「エチケット」の問題、
「道徳」が学校の教科となるというのに、と呟きながら
まずは、子どもたちより私たちが学び直す必要があるな、と
真剣に考えている私がいる。



2018年08月18日(土)
寄り添って歩くということ

昨晩、三島のお祭りに出掛け、妻と歩いて帰ってきた。
歩き始めてすぐ、彼女から一言。
「歩くのが速過ぎるよ、もっとゆっくり歩いて」
毎日、通勤で歩いているからか、速くなったのだろか、
意識して、ペースを落として歩いてみた。
しかし、暫くすると、また彼女との距離ができてしまう。
よく考えてみると、通勤は一人だから自分のペースで歩く、
今回は二人なのだから、相手のペースに合わせる、
それも、速く歩いてしまう私の方が意識する必要があった。
これは、人生にも同じことが言える。
定年退職を間近に控え、仕事から家庭へとペースダウンし、
家族と過ごす時間が増えるのだから、今までのような、
生活のリズムでは、家族との距離が離れてしまう。
(仲が悪くなってしまう、ということではなく・・)
相手の生活のリズムを意識した、自分なりの生活リズムを
徐々に身につけていきたいと思う。
結局は、妻が私のベルトをつかんで速度をコントロールし、
照れくさかったけれど、寄り添って歩くことができた。
腕を組んで・・でないところが、私達らしいな。(笑)



2018年08月17日(金)
ここにゴミを置いていかないで下さい!

あるトイレでみつけた、注意看板。
白い紙に、2行で大きく描いてあった。
「ここにゴミを置いて
いかないで下さい!」
「いかないで下さい」の表現はインパクトがあり過ぎ、
この場から離れないでください、と言われているようだ。(笑)
そもそも「置いていかないで」というフレーズがわかりにくい。
「置かないで」なら、スッキリするのに、
「置いていく」を否定するから「置いていかない」となる。
こういったトイレなどに貼られている、手描き文字の注意書きは、
私の絶好のメモ対象となる。
書いた人の気持ちも分かるから、余計、目に付いてしまう。
こんな時って、一度、英語にしてみるといいらしい。
それから、あらためて、英語を日本語に訳すという方法だ。
これから、世界的なイベントが続くので、
トイレの貼り紙も、英語バージョンがいるかもなぁ。



2018年08月16日(木)
外見だけじゃなく、彼女の本質が見えてくるんだ

映画「奇跡の絆」(マイケル・カーニー監督)から。
原題は「Same Kind of Different as Me」
資産家とホームレスの友情を描いたノンフィクション小説と知って
やや驚きを隠せなかった。
ラストシーン、黒人のホームレス、デンバーの弔辞は、メモを増やしたが、
今回は、この映画をいつまでも覚えておくために、そのホームレスが、
美術館でピカソの絵を観た時の会話を残しておきたい。
彼は、ピカソの絵を観て「(これを描いた画家は)誰だ?」と訊ねるくらい
絵画に対しての知識がないにも関わらず、
「バラバラにした女をメチャクチャに継ぎ合わせたみたいだ」と言い、
「ああ、そのとおりだ、彼は・・」と説明する美術商を横目に
「実際の彼女を見る時とは、違った見方ができる。
外見だけじゃなく、彼女の本質が見えてくるんだ」と感想を述べた。
その感想に驚いたのは、実は彼を美術館へ案内した美術商。
今はたとえホームレスでも、彼の文化的水準の高さに驚き、そして認めた。
また、その例えで「自分が妻の本質を見てこなかったことに気付かされる。
私は、このシーンが一番好きだ。
さらに「(この絵を)美術館が買ってくれてよかった」と喜び、
「俺みたいな人間も1200万ドルの絵をみれるからな」と呟いた。
美術館を、そんな視点で考えたことがなかったから、ますます驚いた。
ピカソの絵の鑑賞の仕方、美術館に対する敬意の表し方、
どれもが、なるほどなぁ・・と思うことばかり。
たまには、こういう映画もいいなぁ。



2018年08月15日(水)
パソコンとスマホとタブレットは違うOA機器

先日この「気になる一言」に取り上げた
「シェアするということは『報告』から『広報』に変わる」、
これを気付かせてくれた「小嶋裕亮」氏と、
セミナー打ち上げで近くに座ったのを機に、
今まで疑問に思っていたことを、いろいろ訊ねてみた。
「パソコンとスマホとタブレットは違うOA機器」
そんなアドバイスの意味が、最近になってやっと分かってきた。
どれもインターネットに繋げられるOA機器だけど、
使う場所、使う人、使う職業などによっても使う機器も違う、
ということは、画像1つ投稿するにしても、
どの機器を利用している人に見てもらいたいか、を意識する、
そして、そのターゲットが見やすいように投稿をする。
それが「広報戦略」の基本だと教わった気がした。
言いかえれば、画面の「縦横比」だって違うのに、
同じ写真や動画をアップしているのさえ、ダメな気がしてきた。
スマホを横に倒せば、横位置の画像は見ることが出来るけど、
やはり、縦位置の画像を投稿することが、喜ばれるに違いない。
これって、投稿する人にとって、永遠の課題だな、きっと。



2018年08月14日(火)
シクサハセヨ(ご飯食べなさいよ)

映画「涙でいっぱいになったペットボトル(カンペの手紙)」
(辻裕之監督)から。
冒頭のシーンで、てっきり韓国映画だと思っていたら、邦画だった。
気になる一言は、何度か登場する韓国語。「シクサハセヨ」
日本語では「ご飯食べなさいよ」と訳されていた。
調べてみると「식사 하세요.」(sikusahaseyo・)
「食事をとってくださいね」ともう少し優しい意味らしい。
韓国では、食事関連の表現を使うことで、
相手のことを大切にしていることを伝える表現で使うようだ。
韓国の文化を垣間見たような気がする。
また、元Wink・相田翔子さんの韓国語の上手さに、
もしかしたら本当は韓国人?と思いたくなるようなシーンも多かったが、
そんな彼女が、何度も口にする「私としたい?」も妙に可笑しかった。
一つ気になったことは、この映画に限ったことではないが、
闇社会の住人って、兄貴分が帰ってくると「ご苦労さんです」と挨拶する。
その「ご苦労さま」って、目上の人が目下の人に使う言葉と習ったが、
私も上下の関係なしに「ご苦労さま」って口にしたいほうだから、
妙に納得してこのシーンをメモした。
やっぱり「ご苦労さま」は、どちらからでも使っていい挨拶だと思う。

P.S.
墓地でウェディングトレスは、ちょっとやり過ぎだったね。(笑)



2018年08月13日(月)
映画館ではメモしない

今年から、心に決めた事がある。(汗)
と、言ってもそんなに大げさなことではなく、
映画館内では、映画の台詞をメモしない、と決めただけ。
実は、私の特技の一つで、暗闇でもメモ出来る。
今までにも何度となく、鑑賞した作品の中で、
気になるフレーズがあると、その場でメモをした。
時には、メモした文字が重なって読めなくなる時もあるが、
基本的には、帰宅後にメモを整理してPCに打ち込める。
しかし、最近、少し考えを変えた。
観たばかりの映画のレビューを書かなくても、そのうちに、
DVDになるだろうから、その時にゆっくりメモしよう、
そう思えるようになった。(それでもメモはするのですが・・)
おかげで、上映中にゴソゴソとメモする音もなくなるし、
ほとんど同伴する妻(夫婦割引)も、ホッとしたようだ。
今年も話題の映画「オリエント急行殺人事件」や「万引家族」
「ミッション:インポッシブル フォールアウト」などを観たが、
その作品のレビューは、後日ゆっくりとすることになる。
長年続けてきたことを突然変えることって、けっこう辛いけど、
やってみると、大したことないんだよなぁ、とほほ。



2018年08月12日(日)
田舎の婆ちゃんち、なんもない・・

巷ではお盆休みなのか、帰省した場所での投稿が多いSNS。
投稿の言葉も、急に方言になったり、ふるさと独特の食べ物、
旧友との再会等の写真、オンバレードって感じで眺めていたら、
けっこう笑えた投稿を見つけてメモをした。
いつもは都会で「ポケモンGO!」で楽しんでいる若者、
戦うジムも、道具を補給するポケストップも、もちろんポケモンも
身の回りに溢れていたに違いない。
それが、お盆休みで訪れた祖母の住む田舎で起動したら、
スマホの画面には、なにも表示されていない。
故障ではなく、本当になにもない、そんな場所だったという。
だからボソッと呟きたくなったのかもしれない。
「田舎の婆ちゃんち、なんもない・・」
特に夏休み期間の「ポケモンGO!」は、イベント満載だから、
焦る気持ちもわからなくはない。(汗)
日本の場合、この期間にイベントをやるのは注意が必要だな。
田舎の婆ちゃんち、ポケモンいないから行かない・・
なんてなったら、また社会現象になっちゃうからなぁ。



2018年08月11日(土)
柿田川外来種駆除作業(ミニ観察会付き)

前回(7月第4土曜日)が、台風接近で中止したため、
本当に久しぶりの「柿田川外来種駆除作業」となった。
この季節、第2、第4土曜日は、何よりも優先したいけれど、
なかなか思うようにスケジュール調整が出来ず、
歯がゆい思いをしていたので、今回はとても嬉しかった。
水温15度の湧水の冷たさと、日量110万トンの水量を、
肌に感じながらの1時間半。
ただただ、ミシマバイカモの上に繁茂する外来種を取り除く。
あまり難しい事を考えず、冷たい川に手を突っ込み、
少しずつ丁寧に引き抜く作業をする。
熱中症に備えて、そのまま川の水を口に含みながらの作業、
贅沢なボランティア活動だなぁ、と1人で喜んだ。
さらに作業を終えてから、自然保護団体の人たちが、
今回も中学生が参加してくれているので・・と言いながら、
「ミニ観察会」と称して、柿田川に生息する貴重な魚や、
水中生物、絶滅危惧種などを実際に見せてくれて、大感激。
回を重ねるごとに、バージョンアップしていく気がする、
「柿田川外来種駆除作業」。
今回は「ミニ観察会付き」だったから、記録に残したい。
一人でも多くの人に体験して欲しいな。
柿田川に対する感じ方が、きっと変わるから。



2018年08月10日(金)
あの男についての話は、どれもが控え目に語られている

映画「ジョン・ウィック チャプター2」
(チャド・スタエルスキ監督)から。
シリーズ第2弾と知らずに観始めたからか、
冒頭のカーチェイスシーンなどは、何が凄いのか、
よく理解できないまま、ストーリーが進んでしまった。
普通の車にしか見えないのに、
「ただの車じゃない、ジョンウィックの車だ」と絶賛する。
さらに、伝説のように語られるジョンウィックの行動に対しても
「言っておくぞ」と部下を黙らせた後、
「あの男についての話は、どれもが控え目に語られている」。
その無敵のような主人公、ジョンウィックは、
7億円もの懸賞金をかけられ、世界中の殺し屋から命を狙われても、
死ぬことはなかった。
彼がどんなに凄い殺し屋でも、たった1人を殺すことが出来ない
世界中の殺し屋の面目は丸潰れであろう。(笑)
だって殺し屋たちの銃は当たらず、彼は百発百中。
主人公があまりに強すぎて、うまく作品に入り込めなかった、
これが私の感想。
時間が出来たら、シリーズ第1弾を観てみようかなぁ。

PS.
「なぜ俺は殺されない?」「私が止めているからだ」
この会話が、私の疑問の種明かしなのかもしれない。



2018年08月09日(木)
めっちゃきれい、でも撮るのが難しい

柿田川公園第2展望台からの見える、青い湧き間は、
公園の中でも、楽しみにしてくる観光客が多い。
先日も、観光客に混じって写真を撮っていたら、
若い女性たちが、驚きの声を挙げた。
「わぁ、予想以上に大きい」とか「ステキ・・」と
私を喜ばせるフレーズが溢れ、誇らしい気持ちになった。
「この色はインスタ映えするね」まで言われたのに、
その後のフレーズが、ちょっと気になった。
「めっちゃきれい、でも撮るのが難しい」
青色した湧き間を背景に、友だちを撮りたかったのに、
撮れる角度ではないということらしい。
なるほど・・全国の観光地によっては、
景色と人物がバランスよく配置された写真が撮れるよう
撮影台が用意されている名所を見かけることがある。
「撮影スポット」の看板も目にしたこともあった。
柿田川が撮影されれば、当然のようにSNSに投稿され、
知らないうちに、多くの方の目に触れる機会となる。
まずは「自撮棒」を貸してあげることから始めようかな。
私はそうやって、撮影したから。(笑)



2018年08月08日(水)
NGO、所詮、自分探しなんだろ?

映画「闇の子供たち」(阪本順治監督)から。
「NGO」を辞書で調べてみると、
(nongovernmental organization) 非政府組織。
平和・人権問題などで国際的な活動を行っている
非営利の民間協力組織。
現在もNGOのメンバーとして、世界の各地で頑張っている人にとっては、
ちょっと観ない方がいいかもしれない。
そんなのおかしいです・・と大声で正義感を訴えたあと
「NGOってのは、みんなああなのかね」と言われてしまう。
平和を声高にすればするほど
「NGO、所詮、自分探しなんだろ?」と相手にされず、
マスコミ取材は、NGO職員が随行するだけで、
「なんでここにNGOがいるんだ」と叫ばれ、怒鳴られる。
最後には、現地でも「NGOがうっとうしい・・」と
罵声を浴びてしまう。
もちろん、映画の中の話なんだけれど、
ただただ正義感だけで突き進むところ、
段取り、根回しなどをしないところ、NGOに限らず、
こういう一失敗を恐れない直線タイプは、
今の時代に合ってないかもしれないな、と感じた。
この映画、どこまでフィクションで、どこまでノンフィクションなのか、
ちょっと考えさせられてしまった作品である。



2018年08月07日(火)
雇用延長は「仕事」ではなく「施し」

書籍「終わった人」(内館牧子著・講談社文庫刊・540頁)から。
定年を間近に控え、年金支給開始の63歳まで、
無収入になる訳にもいかず、先輩たちと同様に、
再任用(雇用延長)かな、そんな気持ちを持ち始めたとき、
この本に出会い、こんなフレーズを見つけてしまった。(汗)
「雇用延長の場合、どんな仕事をさせられるかわからない。
どんな業界であれ、友人たちの大半は、
それまでの地位やキャリアからは考えられないような、
本人にしてみれば『屈辱』とも言えるセクションに回されていた。
そこで若い人たちの冷淡な目を感じながら、働くのだ。
幾ばくかの給料をもらって。俺はそれを『仕事』とは言わない。
それは、俺には『施し』であり、そこに身を置く気はない」
こんな発想をしたことがなかったから、ややひるんだ。(汗)
長く働いてきた「御褒美」とは言わないが、
再就職の難しさを感じながら、議会対応等の緊張から解放され、
やや軽微な「仕事」をする程度の認識だったから。
「いや、雇用延長で後輩たちを指導する立場になる」と、
声高に叫ぶ輩もいるけれど、著者は主人公の口を借りて
「だが、これが現実だった」と呟かせる。
う〜ん、けっこう衝撃的なフレーズだったな、私にとって。



2018年08月06日(月)
ここは鎌倉だぜ

映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」(山崎貴監督)から。
幽霊や魔物、妖怪などが日常的に姿を現す古都・鎌倉。
現実的にはあり得ない・・と思いつつも、
鎌倉幕府があった場所でもあるし、もしかしたら・・と
思わせてしまう魅力をもった街でもある。
その雰囲気をそのま表現した会話が、作品冒頭で見つけた。
「それにしても、この町ってなんだかゆったりしてるって言うか、
鎌倉は不思議な所ですね」
「東京と時間の進み方が違う感じだろ?、そのうち慣れるよ」
こんな会話をした後、最後の決めセリフが
「ここは鎌倉だぜ」。
どんな驚くことがあっても、不思議なことが起きても、
こんな短いフレーズで、そうか・・と納得させてしまうくらい、
「鎌倉」という街は、不思議な場所、と言えそうだ。
我が町でも言ってみようかな。「ここは清水町だぜ」
いや「ここは柿田川だぜ」でもいいかもしれない。
それが、郷土愛につながってくるんだろうなぁ。きっと。



2018年08月05日(日)
本気の夏、100回目。

朝早くから、地域の資源ごみ回収当番を汗だくで終え、
帰宅後、シャワーを浴びて、テレビの前に陣取った。
お目当は「第100回全国高校野球選手権」
開会式は、皇太子殿下による、皇太子としての最後のご挨拶、
さらには、60回の歴史を積み重ねてきた大会優勝旗が
3代目として新調され、披露された。
開会式直後の開幕試合は、星稜高(石川県)VS藤蔭(大分県)。
その始球式は、なんと星稜高校OBの松井秀喜さん。
ストライクにならなかったが、けっこう本気で投げていた。
今年は100回という記念大会なので、
「甲子園レジェンド始球式」と銘打って、甲子園を沸かせた
「伝説の球児」が、再び甲子園のマウンドに上がる。
(8/20(準決勝) 桑田真澄(PL学園)、佐々木主浩(東北))
昨年から楽しみにしていた、100回記念大会の企画は、
サッカーW杯に負けじと、けっこう本気な気がする。
あっ、今年の夏の甲子園キャッチフレーズは、
全国11,565点の応募から選ばれた「本気の夏、100回目。」
「さまざま人たちの笑顔が輝く大会」になるといいな。



2018年08月04日(土)
現代のリファレンスサービスは、情報の選択

今年の春、ギックリ腰になったとき、ふと思った事がある。
図書館で「ギックリ腰の治し方を知りたいのですが」と訊ねたら
リファレンスサービスとして、どう応えるのだろうか?、と。
「リファレンスサービス」とは、
図書館利用者が学習・研究・調査を目的として
必要な情報・資料などを求めた際に、図書館員が、
情報そのものあるいはそのために必要とされる資料を
検索・提供・回答することによってこれを助ける業務」を指す。
ネットで調べても、治療方法はどれが正しいのかわからないし、
お医者さんのホームページが正しいとも限らない。
そういった意味で、医療・食事を含む「健康」に関する
リファレンスサービスは、非常に難しい。
情報が少なかった時代は、それを探し出す能力が求められたが、
情報が溢れている現代では、情報の選択能力こそが、
図書館職員に求められる能力の一番ではないだろうか。
こればかりは、経験に勝る近道はない。
何度も何度も、図書館利用者の要望に応えながら、
知識を積み上げていくしかない気がするなぁ。



2018年08月03日(金)
半歩先のトレンドを『作る』のが私の仕事

映画「嘘を愛する女」(中江和仁監督)から。
ストーリーとか、スケールの大きさから考えると、
テレビドラマでも良かったかな?という印象をもって
鑑賞を終えた。(汗)
メモした台詞を眺めても、この作品を思いだすに足りる
インパクトなフレーズがなかなか選べなかった。
そんな中、なぜか、キャリアウーマン役の長澤まさみさんが、
作品冒頭に、企画の仕事をしている女性らしい台詞を言い放った。
「今はどこの企業も調査調査と慎重になっていますが、
私は市場調査を信じすぎちゃダメだと思うんです。
今価値があるものじゃなくて、半歩先のトレンドを『作る』のが
私の仕事だと思っています」
この「半歩先」の距離感が、私にはしっくりとハマった。
「一歩先」ではなく「半歩先」。
最先端すぎでもいけないし、みんなと同じペーズでもない。
その「半歩先」を上手に見極め、企画として仕立てていくか、
それが、一番難しいんだけどなぁ。

P.S. (何度も繰り返された表現ではあるが・・)
「夕方になると、太陽が灯台の上に来て、
まるでロウソクのように見える。
そして夕陽を浴びた灯台は、その光を溜めて夜の海を照らす」



2018年08月02日(木)
子どもは「好き」という入口から入っていく。

書籍「毎日読みたい365日の広告コピー」
(WRITES PUBLISHING篇・365頁)から。
清水町生涯学習課 Presents の夏休み企画は
2018.7.31〜8.2「夏休みキッズわくわく体験教室」
7.31 「古代の生活を知ろう」
8.01 「竹で水鉄砲を作ってみよう」
8.02 「柿田川をちぎり絵で彩る」
参加者の子どもたちは、どれも一所懸命挑戦しながらも、
やはりメニューごと、夢中になる様子が違う。
どうしてだろう?、そんなことを考えていたら、
その疑問を解決してくれるピッタリした表現を、
ある広告コピーで見つけた。(偶然にも、8/2)
「子どもは『好き』という入口から入っていく」
子ども対象のプログラムは、この視点が必要であり、
いかに「好き」という体験をさせられるかどうか、が
わたし達に与えられた仕事のような気がする。
「詳しい」より「好き」、「好き」より「楽しい」。
次は「楽しい体験」を意識して取り組みたいな。



2018年08月01日(水)
掛け声は、喉の運動になりますから

青少年健全育成会主催の「町民ふれあいラジオ体操」に
毎回(4地区)参加した。
指導してくれる方たちが一番高齢ではないか、と思われるが、
毎日ラジオ体操をしているからか、とても元気である。
その秘訣は、元気な声を出すことのようだ。
「ラジオ体操第一」の何番目かに、声を出す部分があるのだが、
手を、肩から垂直に挙げたり、勢いよく下ろしたりする運動だ。
「いち・にっ・さん・し・ごぅ・ろく・しち・はち」
その部分の「ワンポイント・アドバイス」が楽しかった。
「朝から、元気に大きな声を出しましょう」ではなく、
「掛け声は、喉の運動になりますから」。
これには、私も納得してしまった。(笑)
小さい頃から、何十年も続けてきた「ラジオ体操」であるが、
まさか、掛け声が「喉の運動」とは気付かなかった。(汗)
これからは、喉を鍛えるために、大きな声を出そうと思う。
さて、カラオケ大会でも開催しようかな、喉の運動のために。