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2017年08月31日(木)
ゴンベ・・カピゴン・・ゴン中山

映画「劇場版 ポケットモンスター アドバンスジェネレーション
烈空の訪問者 デオキシス」(湯山邦彦監督)から。
ストーリーとあまり関係ないところで、カビゴン登場。
カビゴンは「食べて寝ての繰り返しで、1日が終わる」
「大きなお腹の上を遊び場にしている子どもがいるほど大人しい」
そんな愛嬌のあるポケモンだが、進化前は「ゴンペ」というらしい。
物語には「ゴンベ」として登場するシーンが多く、
その「ゴンベ」がサッカーボールを蹴るシーンが可笑しかった。
「ゴン中山」こと「中山雅史さん」にそっくりだったから。
原作のことはあまりよく分からないけれど、
もしかしたら、モチーフは「ゴン中山」?と疑いたくなるほどだ。
今まで、単なるアニメ・ゲームのキャラクターが、
知らない間にハマって、名前をほとんど覚えてしまったから不思議だ。
「ポケモンGO」を知ってからの私は、アニメに夢中の人たちも、
スマホゲームに夢中の人たちも、理解できるようになった。
やっぱり食わず嫌いの人生を、楽しみを半減にするよなぁ。

P.S.
「ピカ、ピカチュウ」としか話さない「ピカチュウ」は、
サザエさんの「イクラちゃん」を彷彿させるキャラクターだな。



2017年08月30日(水)
ジャズの素晴らしさは、耳だけじゃ分からない。目でみないと。

映画「ラ・ラ・ランド」(デイミアン・チャゼル監督)から。
大きなタイトルを獲得したミュージカル映画と認識しつつも、
冒頭「車の上で踊るシーン」に違和感を覚えて観始めた。
(いくら演出と分かっていても・・)
メモが増えたのは、ストーリーとは関係ないのかもしれないが、
主人公のひとり「セバスチャン」が、「ジャズ」について、
滔々と語るシーンである。
「サッチモは、与えられた曲を演奏せずに、どうしたと(思う)?」
「(彼は、曲を作らず)、歴史を作った」と胸を張る。
「ジャズは、ニューオーリンズの安宿で生まれた。
言葉の違う人たちが会話するための唯一の方法がジャズだった」と
その発祥地を誇りに思いながら、その醍醐味を伝える。
「ジャズの素晴らしさは、耳だけじゃ分からない。目でみないと。
例えば、彼をみろよ。サックスは今、曲を乗っとってる。
皆が自分の思いどおりに曲を解釈して演奏する。
今度は、トランペットの番だ。そうやって、音をぶつけ合い歩み寄る。
だから、演奏するたびに新しい。たまらなく刺激的だ」
そういった視点で、ジャズを聴いたことがなかったので参考になった。
このフレーズを確認するために「ジャズ・バー」行こうかなぁ。



2017年08月29日(火)
24時間営業の美容院

働く女性の方々と話していて、そんなの需要があるの?と感じたこと、
それが「24時間営業の美容院」。
話の始めは「24時間営業のコンビニなどが乱立するのに、
どうして、美容院はないのかねぇ」だった。
ちょっと極端だけど、話を要約すると、
もう少し遅くまで開店している美容院が欲しいらしい。
そんなの仕事が休みの日に行けば良いのに・・と思うのだが、
訳を訊くと、せっかくの休み、美容院に時間を費やすのが、
勿体ないらしい。
たまには家の仕事もゆっくりやりたいし、自分の時間も持ちたい。
だから、美容院は休日の時間の使い方としては、
優先順位が低いのだろう。
平日、仕事の帰りに、美容院に寄れれば、申し分ない。
そんな気持ちが伝わってきて、なるほどなぁ・・とメモをした。
まぁ、こういったビジネス、需要と供給のバランスだけど、
そういう女性が増えれば、ビジネスとして成り立つ気がした。
働く女性は、それだけ時間が貴重なんだろうなぁ。



2017年08月28日(月)
撮りますよ。はい、アロハ

溜まってしまった「スパリゾート・ハワイアンズ」メモから。
(静岡県外だと、気付きが多く、一言ネタが増えてしまう。(汗))
さすがに、南国・ハワイをイメージした施設とあって、
従業員も、施設利用者もアロハシャツを着用し、
その徹底ぶりは、楽しい雰囲気を醸し出していた。
その1つが「記念写真」の合図。
「はい、チーズ」を「はい、アロハ」に変えただけ。
だけど、それだけで面白くて、笑顔になってしまう。
2回目からは、撮影されている人たちが一斉に
「はい、アロハ」を口にして、またまた大笑いとなった。
とてもシンプルでありながら、アロハの「ハ」の口の形は、
口角が上がるわけではないのに・・と、思いながら、
撮影された写真の口の形が気にかかる。
でもいいなぁ、こういうシンプルな合図。
「はい、○〇〇」・・う~ん、浮かばない。(汗)

P.S
以前紹介した「撮りますよ、はい、三島の『み』」もいいな。
どうせなら、わが町は、みんなで口を開けて、驚いた顔になる
「撮りますよ、はい、湧き水の『わ』」にしようかな。(笑)



2017年08月27日(日)
スパリゾート・ハワイアンズには、中国人がいなかった

何度も話題にしている「スパリゾート・ハワイアンズ」
温泉施設のテーマパークとしては、大成功だね、
そんな会話をしたあとに、ちょっと気になったことがある。
日本全国、テーマパークや観光地には、中国人が溢れ、
ここは日本?と首を傾げたくなることも多いが、
1泊2日、この施設を楽しんでいる期間、
ほとんど、中国語や韓国語を耳にすることがなかった。
正直、今でもその理由がわからない。
(関係者に確認すればよかったけれど・・(笑))
これだけの施設なら、外国人が押し寄せてもおかしくないし、
魅力あるイベントなども随時開催されているのに・・。
もう既に多くの外国人が訪れて、飽きてしまったのか?
やはり、福島第一原発に近いから、外国人は敬遠してるのか?
日本人は、こんなにいるのに・・とますます不思議になった。
さらに、東京近郊から、無料の送迎バスまであり、
中国人観光客には、申し分ないと思うのだが・・。
どなたか、わかる人がいたら、情報提供を願いたい。



2017年08月26日(土)
外に出ると、けんかもすれば仲間も出来る。

映画「劇場版 ポケットモンスター 結晶塔の帝王」
(湯山邦彦監督)から。
両親を亡くし、ひとり淋しく大きな館に暮らしている少女・ミーは、
思いっきり、外に出たことがない。
そのミーの寂しい心に反応して、彼女の住むグリーンフィールドという街を
結晶で覆う「アンノーン」というポケモン。
物語は、いつものようにバトルを繰り返しながら、一件落着。
最後に、主人公・サトシは、少女・ミーにこう話しかける。
「外に出ようぜ」と。
そして、さらにこう続けた。
「外に出ると、けんかもすれば仲間も出来る。いっぱいね」
外に出ると、良いことばかりじゃない、辛いこともある。
もしかすると、ケンカをすることもあるかもしれない。
だけど、それ以上に「仲間が出来る」という楽しみがある。
ひとりで閉じこもっていては、そんな刺激は得られないよ、
そう語りかけたような気がした。
ポケモン同士のバトルの影に、何か一つ光る台詞を見つけると、
嬉しくなってしまう私がいる。

P.S..
ゲストスタアは「竹中直人さん」「薬丸裕英さん」「加藤あいさん」



2017年08月25日(金)
伝えるべきじゃないと思うなら、話さないでくれよ

映画「メッセンジャー」(ロブ・ヨーク監督)から。
「アメリカ・オーストラリア合作」とあって、
そのスケールとストーリーに期待し過ぎたのか、
その落胆ぶりは、文字にし難いくらいのものがあった。
監督は、この作品を通じて、何を伝えたかったのか、
宇宙空間に10年間たったひとり、という設定が理解できず、
ほとんど、アクシデント・トラブルもなく、画面に向かって、
地球と宇宙船内という設定で会話するというシーンの連続。
宇宙・地球外生命を題材にしたにも関わらず、
これほど緊張感もなく、また興奮もしない作品も珍しい。
それでも一言、取り上げるとしたら、
可笑しかったのは、NASAからのメッセージ。
大事なミッションの前に「奥さんが・・」と思わせぶりをして、
いや、これは言うべきではなかったと、反省するシーン。
本当に、このプロジェクトの責任者?と疑いたくなったのは、
作品を鑑賞している私だけではなかった。
宇宙船にたったひとり、その上、大事なミッションの前に、
不安にさせる一言を伝えられ、ついに爆発したようだ。
「伝えるべきじゃないと思うなら、話さないでくれよ」
その一言で、この作品のレベルが分かった気がした。



2017年08月24日(木)
学校のグラウンドを高さで表したらどうですか?

先日、ある先輩から、柿田川に関する講演を頼まれ、
私でよければ・・とお受けした。(断れる状況にはなかったけど(汗))
受講者が、先生ばかりと知って、この機会に問題解決を図ろうとした私。
実は「柿田川は日量100万トン」と言われているが、
子供たちや観光客に、うまく伝える例えが見つからない、
先生たちなら、どんな例えで「100万トン」というとてつもない数字を
子供たちに伝えたらいいと思うか?、が私の質問である。
事前に私なりに、今までの説明してきた例えや、調べた例を挙げたが、
やはり、ピンとこない。
東京ドーム一杯、何度も通っている私なら、その大きさは想定できるし、
あのドームがほぼ一杯になる量、でわかるのだが、
東京ドームを見たことがない子供たちには、想像すらできない。
逆に、身近な風呂桶やプールでは、一杯のイメージはできても、
何千、何万、という数がイメージできない。
「本気に悩んでいます、教えてください、先生」とメッセージを発したら、
講演が終わった後に「学校のグラウンドを高さで表したらどうですか?」と
アドバイスをしてくれた方がいた。
「一周200メートルのグラウンド(トラック・運動場)」は、
老若男女、日本全国共通の単位かもしれないな、とメモをした。
まずは・・200メートルトラックの面積を出して、それを基本に、
100万トン(10億リットル?)で割れば、高さが出るのかな?
(すみません、数字に弱くて・・全国の数学の先生、お願いします)
どれくらいの高さになるのか、ビル何階建てになるのか、
とてもわかりやすい、例えが見つかりそうだな、とても嬉しい。



2017年08月23日(水)
そっちは、隣のゴルフ場ですから・・

大学のクラブ同窓会と称して、福島県を訪れたが、
現在も郷土に戻って働く彼らの話は、興味深い。
山を切り開いたゴルフ場も多く、笑い話に溢れていた。
アマチュアゴルフには、右や左に大きく曲がり、
隣のホールに入ってしまうことも、しばしば。(汗)
そんな時は、ワンペナだから・・と諦めて、
「1打罰」に納得して、プレーを続行することがある。
しかし、ゴルフ場の多い福島県では、
そんなところばかりではないらしい。
隣のホールに打ち込んでしまった・・と思ったら、
実は、隣のゴルフ場だった、という話を耳にした。
ゴルフ場が隣接するのは、伊豆半島も同じだけれど、
さすがに、そんなコースにはお目にかかったことはない。
だからこそ「そっちは、隣のゴルフ場ですから・・」を
残しておきたい。
福島県在住の彼らから直接聞いたから、冗談とも思えないが、
もし本当だったら、その場合、どう処理するのだろう。
大事なところを訊き忘れた。たぶん「OB」だろうけれど。



2017年08月22日(火)
大人が子どもに何を残すのかを考えることだって

映画「じんじん」(山田大樹監督)から。
今や、北海道上川郡剣淵町は「絵本の里」として知られている。
約3300人の小さな町が、どうして全国的にも有名になったか、
それが知りたくて、映画を観たというのが本音である。
その答えは、映画の中にしっかりと表現されていた。
町じゅうで、子供たちに絵本の読み聞かせを続けているおじさんたち、
その中心人物、佐藤B作さん演じる「高峰庄太」の妻役、中井貴惠さが、
こんなセリフをさらっと口にする。
「本当のまちづくりっていうのは、
大人が子どもに何を残すのかを考えることだって」
全国の多くの町と同様に、人口が減少し高齢化が進む中、
彼らなりに「まちづくり」に対し真剣に向き合ってきたことがわかる。
そして(たぶん)、多くの町民が危機感をもち「まちづくり」とは何か?と
試行錯誤してきたに違いない。
だからこそ「本当のまちづくり」という言い方になった気がする。
気付いのは「大人が子どもに何を残すのか」ではなく、
「大人が子どもに何を残すのかを考えること」ということ。
みんなで考え、みんなで知恵を出し合い、そしてみんなで行動に移す。
それを知った、全国の絵本作家さんたちが惜しみなく、参加協力する。
だからこそ「北海道上川郡剣淵町」は、有名になったのだろう。
まちづくりは行政の仕事だ、と考えず、町民自ら考えること。
これが、本当のまちづくりなんだよなぁ。



2017年08月21日(月)
使いにくそうねぇ、私の辞書を貸してあげましょうか

映画「劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 
ポケモンレンジャーと蒼海(うみ)の王子マナフィ」
(湯山邦彦監督)から。
面目ない・・作品とは全く関係のないフレーズをメモしてしまい、
頭から離れなくなってしまった。
「裏切り者だぁ~」
「裏切ったりしていないって。最初から仲間じゃないんだよ」
「俺の辞書には『失敗』の文字はない」
「使いにくそうねぇ、私の辞書を貸してあげましょうか」
「俺の辞書には『諦める』の文字もない」
「だったら、俺さまが書き込んでやる」「断る」
このテンポのいい会話に、笑うしかなかった。
私の周りにも「俺の辞書には『○○』の文字はない」が好きで、
このフレーズを使う人、多いからなぁ。
だから、やっぱり言い返すのに使えるな、このフレーズ。



2017年08月20日(日)
「甲子園」も「全米オープン」も、来年は100回

今月の中旬は、野球・ゴルフのスポーツ観戦三昧。
暑い中、必死にプレーする高校球児に拍手を送り、
メジャー初制覇に一歩及ばなかった松山プロを、
いかにも現場にいるかのごとく、応援した。
「夏の甲子園」は「第99回全国高校野球選手権大会」
「全米ゴルフ」はネットでは「全米プロゴルフ選手権2017」と表記されるが、
実は「第99回全米プロゴルフ選手権」。
気がついた方もいると思うが、どちらの大会も「第99回」。
これって偶然なのか、必然なのか。
記念大会に優勝するプレッシャーは、例年以上だろうけれど、
それだけ価値がある、とも言えるのではないだろうか。
松山プロは、記念すべき「100回大会優勝」のために、
ゴルフの女神が、ちょっとばかりイタズラをした、と思えばいい。
来年は「サッカーワールドカップ」も重なり、
今年以上の、スポーツでの盛り上がりが期待される中、
もう「100回」に向けて、準備をすすめる企業もあるだろう。
それが「将来予測」というものであり、この「100回」は必ずやって来る。
来年になって準備をするのでは、遅い。
確実に盛り上がる「大会・イベント」を活用しない手はない。
来年、新聞を賑わすキーワードは「100」だな、たぶん。
あっ・・柿田川も「日本名水百選」だった。(汗)



2017年08月19日(土)
(私にとって)落ち込んだり、カツを入れるイベントです

「突然ですが、下さん、明日の夜、空いてませんか?」で
始まるメールが知人の女性から届き、ドキドキしながら内容を読むと、
「THE YOUNG AMERICANS」の「JAPAN TOUR 2017 NATSU」
このショーが「プラサ・ヴェルデ」(沼津駅北口)で開催されるので、
もし時間があれば、見にきませんか?というお誘いだった。(笑)
沼津近郊(沼津市・富士市・三島市・長泉町・清水町)の子供たち170人と、
40人のヤングアメリカンズのメンバー(キャスト)が、
たった3日間のワークショツプで作り上げたステージとは思えないほど、
完成度は高く、驚くというよりも、感動的なショーだった。
彼女の話によれば「ダウン症の子や、発達障害の子供たちも、
それぞれの良さをYA(ヤングアメリカンズのメンバー)が引き出してくれ、
舞台で歌ったり、踊ったり」していたらしい。(すべて英語)
ショーを見ていた私が、全然気が付かないほど、みんな堂々としていた。
そんな彼女から、夜遅くお礼のメールが届いたが、
「毎年この3日間は、子供たちの可能性、ポテンシャルの高さに驚かされ、
また、自分の仕事に対しても、YAが3日間で出来ていることを、
なぜ私はちゃんと出来ない?と落ち込んだり、カツを入れるイベントです」
と書かれたフレーズが、とても印象的だった。
飲んだり食べたりの楽しく大騒ぎするイベントもいいが、
1年に1度でも、自分にカツを入れるイベントがあるなんて・・、
と羨ましく思った。
YAのテーマなのか、ツアーのテーマなのかわからないが、
パンフレットの表紙に書かれていた「Let it Shine!」いい言葉だなぁ。



2017年08月18日(金)
いろいろな人がいたら、一番小さい人に理解できるように

「環境省・田貫湖ふれあい自然塾」(富士宮市)
チーフインタープリター・小野塾長の話から。
施設に一歩足を踏み入れると、所狭しと掲示が目に入る。
その特徴は、子どもにもわかりやすいような説明文。
大人にとっては、やや物足りないような内容でも、
じっくりと読むと、新しい発見があり、なぜか楽しい。
彼の話を聴いていて、なるほど・・と思った。
施設全体を包み込み、施設運営の根底に流れている考え方。
「いろいろな人がいたら、一番小さい人に理解できるように」
訪れるのは、自然に興味のある大人だけではないし、
家族となれば、大人から子どもまで幅広い。
そんな時は、迷わず、子どもに向けて説明する、
そういうことなんだと思う。
当たり前のことだが、忘れがちな視点だとメモをした。
最近では、国を挙げて「観光立国」を目指し、
観光客が喜びそうな施設、展示が見受けられるが、
実は、一番訪れるのは、社会科見学などの子どもたち。
もしかしたら、もっと小さな幼稚園・保育所に通う子どもが、
楽しそうだな、と感じられる施設がいいのかもしれない。



2017年08月17日(木)
路面電車の道を走るルールがわからない。(汗)

先月訪れた「福井市」で出来ごと。
部下が運転するレンタカーの後部座席から、
県庁所在地なのに、コンビニが少ないなぁ、県民性かな?なんて
感想を呟いていたら、路面電車が視界に入った。
偶然にも、すれ違っただけだったが、実はその時、感じたこと。
「路面電車の道を走るルールがわからない。(汗)」
普段、路面電車が走っている道路を運転していないため、
出張、旅行先で、レンタカーを借りた地の交通機関のひとつに
路面電車が走っていたら、私は戸惑うに違いない、と。
戸惑うよりも、パニックに陥り、変な運転をしてしまいそう。
免許取得時や、更新時に習ったのかもしれないが、
そのルールを思い出すには、ちょっぴり時間がかかる。
海外で、左ハンドル・右側通行の運転よりも、難しい。
通行帯を走っていて、路面電車が後ろから来たら、
咄嗟の判断で、うまく対処できるのか、自信がない。
自分の生活圏以外で、車を運転する時は、
そんな情報も仕入れておく必要があるのかもなぁ。
地域独特の交通ルールって、意外と知らないことが多い。



2017年08月16日(水)
一緒に住んでいるから、壊してはいけない

映画「劇場版 ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕」
(湯山邦彦監督)から。
はじめて、ポケモンの作品を観た。(笑)
「ポケモンGO」のゲームにハマって・・が理由であるが、
特別な視点で観ることなく、一作品としてレビューは書いていきたい。
今回、選んだのはこの会話。
人間とポケモンが共存するための秘訣みたいなものだけど、
これって、人間同士でも同じことが言えるな、とメモをした。
「一緒に住んでいるから、壊してはいけない」
「何を?」「相手の世界、
「おまえにはおまえの、私には私、それぞれの世界がある」
これを意識して生活出来れば、大抵のことは解決できるはず。
それなのに、どうしても自分の考えを押し通そうとするから、
些細なことでも、大きなトラブルに繋がっていく。
「コミュニケーション不足」を声高に叫ぶ前に、
「相手の世界」を理解し、受け入れようとしたか、考えて欲しい。
「一緒に住む」って、家族だけでなく、地域も同じこと。
もしかしたら、同じ県、同じ国、同じ惑星にも通じる考え方だな。

P.S.
ゲスト・スタアは「鹿賀丈史さん」と「浜田雅功さん」



2017年08月15日(火)
大事なのは、他のマネをしないこと。あとは忍耐と辛抱よ

映画「ブルゴーニュで会いましょう」(ジェローム・ル・メール監督)から。
ワイン評論家としてパリで活躍し、有名になっていた主人公が、
実家の老舗ワイナリー倒産の危機で自らがワイン作りをすることになる。
それはある意味、大きな賭けとも言える。
ワインの味がわかるから、ワイン作りができるとは限らない。
だけど面白いのは、素人だからこその発想が、可能性を拡げていくこと。
経験がモノを言う(はず)の世界で、新しいワイン作りの試行錯誤が、
周りの人をまきこみながら、展開される。
自然災害からブドウを守るために、畑にシートを被せるシーン。
誰もが想像もしなかった行動で周辺の関係者を驚かせながら、
結局は、何も知らない浅知恵で失敗に終わるが、主人公はへこたれない。
心配して近づく女性に「ガンジーの言葉を(知ってる)?」と彼は訊ね、
「いくつかは・・」と答えた彼女に、この言葉を紹介する。
「最初は無視、次に笑われ、最後はマネされる」
新しいことに取り組もうとする人にとって、とても大切な教え。
そしてまた、これこそもう一つ、この作品に流れる考え方だと感じた。
いつの世も、どの分野でも同じことが繰り返される。
隣のワイン畑で40年間最高のワインを作り続けている女主人の言葉は
さらに成功する秘訣をこう付け足している。
「大事なのは、他のマネをしないこと。あとは忍耐と辛抱よ」
「最初は無視、次に笑われけれど、他のマネをせず、
忍耐と辛抱でやり続ければ、最後はマネされることになる」
だからこそ、新しいことへのチャレンジは面白いのかもなぁ。



2017年08月14日(月)
高齢者ツアーには、お薬タイムがある

先月出かけた「愛媛県西予市」の「名水シンポ」。
(正式には「全国水環境保全・・全国大会)
メンバーは、私が2番目に若いほどの高齢者団体。(汗)
全国大会の翌日のオプショナルツアーでお昼を食べた後、
お茶でも飲んで少し休憩、と思ったら、メンバーのほとんどが、
「お水(お冷や)をください」と、中居さんに頼んでいる。
「愛媛県の名水」を飲みたいのかな?と思っていたら、
なんと「薬」を飲むための「お水」が欲しかったようだ。
その時は思わず笑ってしまったが、今振り返ると、
これもまた「おもてなし」のヒントである気がしている。
日本の高齢者は食事後に、薬を飲む習慣があるのだから、
お茶も大切だけど「美味しい水」をテーブルに置き、
「お薬タイムにご利用ください」とでも書かれてあれば、
けっこうウケるかも感じながら、
「高齢者ツアーには、お薬タイムがある」とメモをした。
これでもか・・と恩着せがましい「おもてなし」よりも、
さりげない「おもてなし」の方が私は好きだなぁ。



2017年08月13日(日)
戦争はまんず弱いものにしわ寄せがくるだに

映画「おかあさんの木」(磯村一路監督)から。
「小学校の国語教科書で長年にわたって愛され続けてきた」とはいえ、
なぜ今頃、この作品が映画化されたのか、理解に苦しんだ。
「戦争で引き離された母と息子たちの普遍的な愛」をテーマにした映画は、
今までにも何度も観てきたし、今回は、さらに驚くような展開もなく、
この作品で何を伝えたかったのか、分からないまま終わった気がする。
そんな中で、もしこの作品を語るとしたら、
戦争が敗戦に近づき、人間だけでなく、生活品や牛・馬という家畜まで
「お国のため」を理由に差し出さなければならなくなったとき、
大切な牛を引き連れた、訛の強い老人が、呟いた台詞。
「戦争はまんず弱いものにしわ寄せがくるだに」が印象に残った。
7人の男の子を産み、その7人とも戦地に送り出さなければならなかった母、
まさしく、生活弱者の母子家庭にしわ寄せがいったとは言えないだろうか。
子どもが出兵するたびに植えた木が大きく育ち、その木に向かって
「帰ってこい、誰か帰ってこい」と独り言のように呟くシーンは、
無償の愛(アガペー)だからこその、辛い台詞に聴こえた。
特に母親にとっては、自分のお腹を痛めて産んだ子として、
父親には到底及ばない「愛情」があるからこそ、
何年経っても、こうした映画が作られるのだろう。
それにしても・・なぜ今頃、この作品が作られたのか、まだ疑問である。



2017年08月12日(土)
違う、熱が足りんのよ。熱が・・

映画「海賊とよばれた男」(山崎貴監督)から。
数年前に原作を読んだ時、これは映画になるなぁ、と直感し、
「上巻380頁・下巻362頁・計742頁に及ぶ文章のどの部分を採用し、
どの部分がカットされるのか、そんな視点で鑑賞した。
今回、選んだのは「ラジオの修理」を始めるシーン。
「ラジオがあれば、音楽も芝居も聴けます。
こういう時だからこそ、娯楽を求めているんじゃないでしょうか?」
このセールストークには、なるほどと思うが、それだけでは
なかなか上手くいかないのが商売である。
主人公・国岡鐵造が、ラジオ修理の営業に回る部下との会話。
「なぜうまくいかんと思う?」と国岡は訊ねる。
「この激しいインフレの中、金融業界は苦しさを増しております。
恐らく、その・・」と部下の藤本が言いかけた途端、
「違う、熱が足りんのよ。熱が・・」と言い訳を一瞬にして退け、
そして「部下たちが待っとうやろ?」と、そっと付け加えた。
その迫力は、映像ならではのものだった気がする。
「大事なのは、説得力」と考えながらも、最後の一押しは、
どうしてもこれを・・、何が何でも・・という熱い想いだと。
なるほどこれは参考になるな、とメモをし、一言として残したい。

P.S.書籍と比較すると「士魂商才」は採用、
「堪忍柳画賛」(気に入らぬ 風もあろうに 柳かな)」は不採用。
実は私が一番注目していた「永遠の0」の主人公「宮部」と、
今回の主人公「国岡」が、「昭和15年の秋」に出会うシーン。
残念ながら、これもカットされていた。
(出会えば二人とも「岡田准一さん」だったのになぁ。(笑))



2017年08月11日(金)
「直訳」の英語って、あまり情緒ないよなぁ

久しぶりの私の呟きである。
「柿田川の魅力を世界に向けてお裾分け」をモットーに、
ほぼ毎日、Facebookページ「柿田川evol」を活用して、
写真と動画と投稿、配信しているが、
最近、何を思ったか、英語バージョンも追加している。
ただし、日本語を英語などの外国語に翻訳してくれるソフトを使い
柿田川の紹介文を「直訳」しただけのもの。
確かに、今の私の英語のレベルでは、こんなものだが、
本当は、その言葉で表現したかった「情緒」「想い」を咀嚼し、
直訳ではない「英語」として紹介できればいいのだが、
そうなると、とても長い英語になってしまうようだ。
日本人の私たちは「俳句」「川柳」「標語」など、
「5・7・5」にすることで、インパクトがありながら、
意味もだいだい理解されるため、重宝しているが、
それを英語(直訳)すると、とても可笑しい表現になることが多い。
まずは、私の嘆きを「気になる一言」にしておこうと思う。
「『直訳』の英語って、あまり情緒ないよなぁ」
全国・世界に向けて、柿田川の魅力を他国語で表現したい。



2017年08月10日(木)
タクシーの「回送」「予約」「空車」

久しぶりに、日付が変わるまで飲んで騒いだ(汗)。
「じゃあ、またね」と別れてから、私はタクシー乗り場へ。
そこには30人くらいのタクシーを待つ人の列があった。
しかし沼津駅ロータリーには、タクシーの影は1台もなく、
いつになったら帰れるかわからないな、と判断し、
徒歩で帰ることにした。
もちろん、途中で「空車」を見つけたら即座に手を挙げて、
乗り込むつもりで、ぼちぼちと歩き出したのだが、
真夜中に「空車」の赤い表示を見つけることが、
こんなに大変なことだとは思わなかった。
誰かが乗っている表示の「賃走」「割増」は、
「緑色」だから遠くからでも、すぐ判断がつくのだが、
「回送」「予約」「空車」は、どれも「赤色」なので、
近くまで来ないと、区別がつかない。
と言うことで、何度「空車」と勘違いし「回送」「予約」に
手を挙げてしまったことか。(笑)
酔っ払った私の疑問は「これって誰のための表示?」だった。
真夜中に遠くからでも「空車」がわかる表示の仕方を、
外国人にもわかる、おもてなしの一つとして要望したい。
結局、沼津駅から自宅まで徒歩で60分。
ポケモンをたくさん捕まえたから、良しとしようかな。



2017年08月09日(水)
ワンツッ、ワンツッ(訳・マイクテスト)

映画「レイチェルの結婚」(ジョナサン・デミ監督)から。
主人が「レイチャル」でなかったけど、
「ナクトメア!」とは、ドイツ語で「悪魔」という意味、
「花嫁や花婿の父親は、ニッコリ笑って、
小切手を書く以外、やることがない」というフレーズなど、
気になる一言は、意外と多かった。(笑)
特に、結婚式の前日、親族とでも言うべき人たちが、
幸せそうな2人に向けてするスピーチが面白かった。
しかし、それにもまして、私が気になったのは、
話す前に、マイクの音量をチェックする英語、
「ワンツッ、ワンツッ」が、字幕では「マイクテスト」。
うん、確かに、うまい訳だ・・と苦笑いした。
これが「本日は晴天なり」だったら、もう百点満点。(笑)
英語で聞いて、字幕とのギャップを楽しむ。
これも、映画の楽しみ方と言えそうだ。
ちょっと、陰気な楽しみ方ではあるが・・(汗)



2017年08月08日(火)
ハラスメント防止は「自分の器にはめないこと」

研修「ハラスメント研修」講師「関山祐介」氏
演題「~ハラスメント等防止のための方法論~」から。
「ハラスメントは、微妙」の言葉どおり、
こういった研修を受ければ受けるほど、難しいな、と思う。
昔は、仕事で言い過ぎても、
「今晩、空いてるか?、酒(一杯)行くぞ」と誘われ、
「昼間は悪かったな。俺も言い過ぎた」と飲みながら、 
逆に謝られたりして、恐縮したものだが、
今は、それさえも「パワハラ」と言われたりする。
「飲みニケーションは、けっこう重要」と講師が口にしたとき、
頷いたのは、私も同感だからである。
「パワハラ」も「部下に良くなって欲しいから」という想いもあり、
本当に、自分の感情に任せて怒ることは滅多にないはずである。
面白かったのは、女性のパワハラについての考察。
ついつい、母親役・お姉さん役になってしまい、
よかれと思ってする厳しいチェックが、余計なお世話になることを
女性の管理職は意識して置く必要がある、ということ。
「ハラスメント」に対して「人間関係が大事」と言いきり、
「そのためには努力しなければダメ」とアドバイスをいただいた。
その秘訣は「自分の器にはめないこと」、この一点にありそうだ。
しかし、分かっているけど、これが一番難しいんだよなぁ。(汗)



2017年08月07日(月)
はるばる鳥取からきました

「新海誠展 -「ほしのこえ」から「君の名は。」まで-
を三島駅北口の「大岡信ことば館」で開催している。
(会期・2017年6月3日(土)~2017年8月27日(日))
どうやら「Z会」のCMを制作してもらったのを機に、
この施設で、新海誠監督に関する展覧会が開かれているようだ。
私も「君の名は。」のDVD発売前と、購入後、鑑賞してから、
既に2回足を運んでいるが、新海誠監督ファンには欠かせない、
見どころ満載の展覧会である。
館内には、感想ノートらしき「自由帳」が置かれ、
老若男女、それぞれの想いが綴られていた。
私が驚いたのは、本当に遠方より駆けつけていることだった。
場所は、静岡県三島市(静岡県東部)なのに、
「和歌山からJRと夜行バスで日帰り強行です」
「山形からまいりました」
「はるばる鳥取からきました」
「青春18切符で大阪から始発の電車に乗ってきました」など、
その熱意が、そのまま伝わってきて、ちょっぴり感激した。
仮に「新海誠展」が鳥取県、山形県、和歌山県などで、
開催されていたとしたら、私は行くだろうか?と自問したら、
やはり、首を横に振ることになるだろう。
逆に考えると、何回でも行ける距離で開催しているのだから、
出来るだけ時間を調整して、再度、足を運びたい。
そして、その魅力を全国のファンに伝えたいな、と思う。

P.S.
小海町高原美術館(長野)2017.9.2~10.29
国立新美術館(東京・六本木)2017.11.11~12.18
札幌芸術の森美術館(北海道)2018.1.3~2.25
北九州市漫画ミュージアム(福岡)2018.7.21~9.24
以後、全国巡回予定



2017年08月06日(日)
本当に大切なものは、増えるんじゃなくて、減っていくんだ。

映画「怒り」(李相日監督)から。
NHK大河ドラマの主役を演じた俳優らが、何人も出演し、
その演技の素晴らしさを実感できた作品、とも言える。
松山ケンイチさんと宮﨑あおいさんの会話なんて、
「おぉ~、平清盛と篤姫、会話してる・・」と思ったほどだ。
さらに「独眼竜政宗」(渡辺謙さん)まで加わって、
「伊達政宗」と「篤姫」が親子なんだ、と1人で興奮していた。
さて、気になる一言は、迷ったけれど、このフレーズ。
宮﨑あおいさん演じる「愛子」が、元彼に言われた台詞。
「お前は大切なものが多すぎる。
本当に大切なものは、増えるんじゃなくて、減っていくんだ」
何気ないアドバイスなんだろうけれど、心に引っかかった。
あれもこれも、自分の周りにあるものを大切にすると、
本当に大切なものが見えなくなってしまうよ、と言いたげだ。
また「本気を伝えるのが、一番難しいんだよね、きっと。
本気って、目に見えないからさ」という呟きも心に響いた。
様々なん人間関係があるけれど、共通していたのは、
自分の大切な人を信じきることの大切さと、
ちょっとした出来事で、その想いが揺らぎ、誰が何と言おうと
最後まで、信じ切れなかった時の落胆ぶりを、彼らは演じきった。
特に、宮崎あおいさんの「号泣シーン」には、
台詞なんてないのだけれど、その泣き声だけで揺さぶられた。
タイトルの「怒り」は、愛する人を守れなかった自分や、
大切な人を信じ切れなかった自分に対する「怒り」なのかもしれない。
それにしても、豪華キャストだったよなぁ。

P.S.主題歌は、坂本龍一さん他、タイトルは「許し」。
「怒り」「許し」・・この対比が何かを伝えようとしている。



2017年08月05日(土)
特別天然記念物は「国宝」と同じだと思っています

先進地視察で訪れた「魚津埋没林博物館」(富山県)。
2,000年の歴史に想いを馳せるには充分すぎるほど圧巻の
「埋没林」であるが、観覧しながら気になったのは、
博物館のいたるところに掲示されている、
「特別天然記念物」の7文字。
「埋没林」は、単なる「天然記念物」じゃない、
「『特別』天然記念物」なんだよ、と主張しているようだった。
「埋没林は、特別天然記念物なんですね」と、
施設案内をしてくれた方に訊ねたら、こんな返事が返ってきた。
「天然記念物は『重文』(重要文化財)と同じ価値を持ち、
特別天然記念物は『国宝』と同じだと思っています」。
だから、私たちはこの「国宝」を大切にする義務があるんです、
そんな意味にも理解できる会話だった。
私たちも「重文」(重要文化財)と等しいとされる、
「天然記念物・柿田川」をもっと大切にしなくちゃなぁ。(汗)



2017年08月04日(金)
おいらは「火種さん」って言ってんだけどさ。

映画「じんじん」(山田大樹監督)から。
今や、北海道上川郡剣淵町は「絵本の里」として知られているが、
それは、1989年(平成元年8月)に、
世界各国から絵本の原画を集めた国際絵本原画展を開催したことに
端を発している。
私の関心は、それを仕掛けた人だが、約30年前に、
絵本でまちづくりをすることを考えた人は、最後まで登場しない。
作品では、修学旅行(農村体験)で訪れた高校生らが、
歳を重ねたおじさんたちが一所懸命に、子供たちに読み聞かせする
一風変わった風景を目にして、こう訊ねる。
「おじさんたちが運動したんですか?」(絵本でまちづくりをしようと)
読み聞かせの中心人物、佐藤B作さん演じる「高峰庄太」が、
こう言い返す。「火つけたのは別にいるんだけどな」と前置き話して
「おいらは『火種さん』って言ってんだけどさ」。
このフレーズが妙に気になり、メモをした。
映画というより、まちづくりのヒントをいただいた講演会のようだった。

P.S.
絵本「もったいないばあさん」で有名な絵本作家・真珠まりこさんも、
審査員として、映画に出演していて嬉しかったなぁ。



2017年08月03日(木)
あなたの腐った時間につき合っていると思うとヘドが出る

映画「湯を沸かすほどの熱い愛」(中野量太監督)から。
突然、余命宣告を受けた人間が、必死で生きようとし、
その姿を見せることで、周りが変わっていく設定は、
今までに何度も観てきたので、ストーリーとしては普通。
それを、どう表現していくかによって、印象が違う。
今回は、余命宣告を受けた、宮沢りえさん演じる「幸野双葉」と
ヒッチハイクで全国を旅する、松坂桃李さん演じる「向井拓海」の
何気ない会話の中に、その想いを感じてメモをした。
「この旅は、どこへ向かっているの?」「いや、決めてないです。
目的とか、目標って、決めたらそこに向かわなきゃいけなくなるでしょ」
「じゃあ、旅はいつまで続くの?」「う~ん、どうだろ。
そのうち飽きたってやめるのか。まあ、時間は腐るほどあるんで・・」
「は~あ、最低な人間、乗っけちゃったな」「言いますね」
「あなたの腐った時間につき合っていると思うとヘドが出る」
末期のガンで、残された時間が僅かな女性と、
まだまだ時間がたっぷりあると感じる若者との人生観がぶつかり合い、
静かな会話の中に凝縮されていた。
「自分は、末期ガンなの、もう残された時間は少ないのよ」と、
口に出さず、若者に「時間の大切さ」を伝えるシーンは、よかった。
言葉としては、汚い表現だが、インパクトが強いフレーズ、
「あなたの腐った時間につき合っていると思うとヘドが出る」を
記憶に留めたい。



2017年08月02日(水)
「ただの魚」から「ただならぬ魚」へ

「本願清水イトヨの里」(福井県大野市)の視察は、
わが町と共通点が多くあり、メモは増えた。
特に、町民への意識付け、気運の盛り上げ方法は、
行政が意識的に、仕掛けなければならないことも学んだ。
それを「戦略・戦術」と呼ぶのかもしれない。
「イトヨ保護施設整備の機運が一気に高まった」という
説明に、具体策を訊ねたところ、約3,000万円をかけて
「庁舎ロビーに水槽設置」したことを教えてくれた。
市民には無駄使いだという批判もあっただろうけれど、
それが話題になるとともに「イトヨ」という魚が、
「『ただの魚』から『ただならぬ魚』へ」と認知された。
その「ただならぬ魚」を大野市民がまちを挙げて守る、
という、意識啓発、意識高揚がなされたに違いない。
柿田川も「ただの川」ではなく「ただならぬ川」という
意識付けができた時、その川の情報をすべて集めた
ヒジターセンター建設の気運が盛り上がるのだろうか。
知れば知るほど「ただならぬ川」なんだけどなぁ。

P.S.
「魚津埋没林」も「ただならぬ根っこ」なんだけど、
市民は「ただの根っこ」と思っていると悩んでいたっけ。



2017年08月01日(火)
イトヨは、環境のバロメーターなんです

ビジターセンター先進地視察で、北陸の地に足を運んだ。
2日日は「本願清水イトヨの里」(福井県大野市)。
「イトヨ」は、環境省レッドデータブックのカテゴリーでは、
「絶滅危惧種」に指定されている「希少魚」。(トゲウオ科)
大野市も、水のきれいな街として、我が町同様に
「水」をキーワードにまちづくりをしているが、
その徹底ぶりには、驚かされた。
「大野の水を世界に発信」「地下水の定期預金」
「湧水文化を継承」など、メモするフレーズも増えた。
特に注目は「名水百選のきれいな川を護ろう」ではなく、
「イトヨという絶滅危惧種の希少魚を護ろう」としたところ。
「イトヨ」を護るということは、水環境を護ることに繋がる。
だから「イトヨは、環境のバロメーターなんです」。
施設担当者は、大野市の水環境を説明しながら、そう語った。
この視点は、わが町に必要な発想だと思う。
「柿田川の湧水・自然を次世代に残そう」ではなく、
「ミシマバイカモを護ろう」の方が具体的だし、
そのためには何をすべきか、が鮮明になる気がする。
行動すべきことがわかりやすいこと、これに尽きるな。