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しもさんの「気になる一言」
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2017年09月30日(土)
新幹線のシート回転は不便で恥ずかしい

今回の家族旅行で気付いたこと、いくつかを紹介。(笑)
旅行先は「東北(青森県)」、家族は4人。
私の常識では、新幹線の「シートを回転」させて、
4人が向い合せで、目的地までの長い時間を、雑談でもしながら、
駅弁を食べる、だったのだが、今は違ってしまったようだ。
以前、新幹線の「2人・3人」シートは、グループ旅行に最適、
2人〜6人に対応できる画期的なシートだと、絶賛したことがある。
それがどうしたことだろう、私の知識・情報はもろくも崩れた。(汗)
今でもシートの下に回転ペダルが付いているし、
事前に購入しておいた指定席の切符も、前後2人ずつだったので、
当然のように、前のシートを回転し、4人が向き合った。
そこまでは予定どおりだったが、駅弁を広げようとしたら、
弁当を載せるテーブルが見つからない。
ビールやジュースなどを置くカップホルダーも見当たらない。
結局は、弁当はモモの上で広げ、飲み物は倒さないように、
足で挟んだ。(これは私だけだが・・)
その時点で気が付けばよかったが、シートの向きを変えた私は、
お弁当を食べる様子を、通路を挟んだ3人掛けの若い女性に
見守られながら(笑)、緊張して食べることになった。(涙)
よく考えれば、最近設置された、電源コンセントも使えないし、
今時のグループ旅行って、予想以上に早く着いちゃうから、
向き合う必要がないってことなのかな。
「新幹線のシート回転は不便で恥ずかしい」を、
今回の思い出の一つとして「気になる一言」に残そうっと。



2017年09月29日(金)
青森県は、りんごを楽しむ知恵も豊富です。

景色から料理まで、林檎づくしの「青森県2泊3日」だったと言える。
そんな話をすると、さすがに3日間続けてでは飽きるんじゃないの?、
という声が聞こえてきそうだが、予想外に楽しませていただいた。
宿泊先での施設案内パンフレットに、こんなことが書かれていた。
「りんごの生産量日本一を誇る青森県は、
りんごを楽しむ知恵も豊富です。
そんな青森ならでは文化を見て・聞いて・食べて、
存分にお楽しみください」
まさに、その通りだな、とメモをした。
「青森と言えば、りんご。りんごと言えば、青森」
だから、りんごしかないじゃん、と言うなかれ。
りんごを食材・素材にしたメニューの豊富さに驚き、
「えっ、これも、りんご?」というものまで、数限りない。
本当に、りんごを楽しむ知恵が溢れていて、楽しかった。
今回、そんなバリエーションの多さを振り返ってみたら、
「もっともっと「りんご三昧」」というコンセプトが浮かんだ。
ビートルズのリンゴスター、椎名林檎さんを名誉県民に招き、
青森県で利用される電子機器は、もちろん「アップル」製品限定など。
そこまで徹底したら、楽しいだろうなぁ、絶対、移住しちゃうよ、私。



2017年09月28日(木)
ホテルが目的の旅

大学時代のユースホステルクラブ部員の時から、
全国各地を旅してきたが、今回は新しい旅の形を求めて、
いろいろなことを試してみる家族旅行となった。
それは「ホテルが目的の旅」。
妻の要望は、母を楽しませるには、という視点で選んだ
「星野リゾート・青森屋」。(芸能ショーが見応えあり)
私の要望は、家族とゆっくり過ごすことができそうな
「星野リゾート・奥入瀬渓流ホテル」。
今までの旅行は、あそこ行きたい、ここ行きたい、という
昼間の行動がメインで、宿泊先はあまり意識してこなかった。
しかし今回は、宿泊先だけが先に決まり、
それに合わせて、ガイドブックを参考にスケジュールを組み、
さらに、当日の天候の具合により、行き先を変更しながら、
レンタカーで回れる範囲を、無理せず楽しんだ。
ただ、帰りの新幹線、新青森発の発車時刻が決まっているので、
ドライバーの私は、それだけが気になって仕方がなかった。
こうして帰宅後、日記をアップしているということは、
無事に帰ってきたということだけど、それだけが減点かな。
もっと、時間に余裕のある計画を立てなくちゃなぁ。(反省)



2017年09月27日(水)
アップル三昧の家族旅行

9月の議会(28年度決算議会)もなんとか終えて、
今頃?と言われながら、季節外れの夏休み(厚生休暇)を取り、
家族で、東北(青森)の秋を楽しむ旅行に出かけた。
1泊目の「星野リゾート・青森屋」は、青森の魅力がいっぱいの宿。
津軽民謡から、ねぷた祭りの踊り、津軽弁のラジオ体操まで、
ホテル全体に、青森の元気、楽しさが溢れていた。
2泊目の「星野リゾート・奥入瀬渓流ホテル」は、
一度は、家族を連れて訪れたいと思っていた「奥入瀬渓流」のほとりに立つ
唯一のホテルとして、これまた大満足のおもてなしだった。
詳細はまた少しずつ報告しようと思うが、
今回を一言で表現すると「アップル三昧の家族旅行」。
もちろん「青森のイメージと重なる『りんご』の味」は忘れない。
さらに、持ち運び可能な「Apple製品」をお供にしてみた。
(MacBook Air・iPhone-5s・AppleWatch・iPod shuffle)
(さすがに、iMacはお留守番ですが・・あっ、iPadも・・)
この「Apple製品」たちのおかげで、より楽しい旅行ができた。
機能だけで言えば「iPhone」だけで全て可能なのだが、
ストレスが溜まらないように、日常生活と同じ使い方を優先してみた。
日記は日記、写真は写真、音楽は音楽で使い分けたということ。
特に「MacBook Air」のお供は、その日の写真データ取り込みから、
天候に合わせたスケジュール変更、さらには新幹線の中での
「気になる一言(下書き)」まで、フル活動してくれたと言える。
帰宅後は、ちょっぴり丁寧に手入れしてあげようかな。



2017年09月26日(火)
自分の努力を実況中継してないと、立ってられないから

映画「何者」(三浦大輔監督)から。
就職活動やSNSへの投稿をしながら、今の自分は「何者」なのか、
そんな問いに答えを出していこうとする若者がテーマだが、
これは、もしかすると私たち、成熟した大人に向けた、
監督からのメッセージかな、とも受け取れた。
SNS投稿をしていることに対して、こんなセリフがある。
「なんか『俺はこんなにも頑張ってきた』とか、
めちゃ好かれるアピールしてな、さみしいよな、そういうの。
LINEでやってって話でしょ?」と批判する若者もいれば、
逆に「そんな観察者ぶったって、なんにもならないんだよ。
それをみんな分かっているから、痛くても、カッコ悪い今の自分を
理想の自分に近づけようとして頑張ってるんだよ。
それが出来ない、あんたの姿は、誰にでも伝わっているよ。
そんな人、どこの会社も欲しいと思うわけないじゃん。
とにかく、自分じゃない誰かに、なれる場所が欲しいんだよね。
ツィッターで自分の努力を実況中継してないと、立ってられないから」
このグサッとくるフレーズは、映画の世界だけの話ではなく、
SNS投稿しているあなた方は、本当は何をしたいの?と投げかけられた、
そんな気がしてならなかった。久しぶりに考えさせられたなぁ。



2017年09月25日(月)
このアルバムがあったから、ずっとやってこれたんです

先日、清水町ホッケー協会創立20周年の記念式典が開催された。
創立のきっかけは、平成15年に開催された「NEW!わかふじ国体」、
「ホッケー競技(成年男女)」の会場となったことだが、
それまで「ホッケー」のことは何も知らなかった私たちが、
これだけ夢中になり、こうして20年間続けてきた影には、
ある女性の地道な努力と活動があることを、
今回、お祝いに駆けつけた出席者は、みんな知っている。
その彼女に「よく頑張ったね」と声を掛けに言ったら、
逆に「下山さん、これ覚えていますか?」と見せられたのが、
私が広報担当の時に、広報等に掲載した彼女の取材記事や、
国体開催時の写真など、私たち広報スタッフが、お礼の意味も込め、
彼女に贈った1冊のアルバムだった。
そのアルバムを大切に持っていてくれたことだけでなく、
「このアルバムがあったから、ずっとやってこれたんです」の一言で、
当時の懐かしさとともに、嬉しさで涙が溢れそうになった。
贈った本人でさえ忘れかけていた、1冊のアルバムに、
こんな場面で再会することになるとは思ってもみなかったが、
10年以上前の私、けっこういい仕事してたな、と、
自分で自分を褒めたくなったエピソード。
退職までの1年半、誰かの支えになれる仕事がしたいな。



2017年09月24日(日)
相撲のシコ名にふりがなが欲しいよなぁ

横綱、大関陣の休場が相次ぎ、波乱含みの大相撲(秋場所)を、
宴が始まる直前まで、大勢でテレビ観戦していたら、
ある人が「相撲のシコ名にふりがなが欲しいよなぁ」と呟いた。
周りにいた人たちも、一同に「そうだ、そうだ」と賛同したので、
私のメモの対象となった。
以前、学校の先生と話していて、同じ話題になった。
変わった名前が増えてなかなか読めない、時には性別もわからない、
そんな話題だったと思う。
しかし、それが遂に「相撲の世界」にまで。(汗)
テレビ画面に、取り組み力士のシコ名が出るたびに、
昔は『○○山」「○○川」「○○富士」など、誰でも読めたのに、
今は、さっぱりわからない・・とボヤく。
「あれ、なんて読むんだっけ?」の会話が繰り返されたあと、
一人が「おうのしょう(阿武咲)」と思い出して口にすると
みんなで「あっ、そうそう、そんな名前だったな」と頷く。
その光景が妙に面白かった。
熱狂的な相撲ファンには申し訳ないが、
近い将来、対戦相手が表示される「テレビ画面」のシコ名には、
ルビ(ふりがな)が付けられる時代がくるかもなぁ。



2017年09月23日(土)
「10年間の集大成」と「次の10年を見据えた」

何を比較した表現か、わかるだろうか。
なんと「iPhone 8」と「iPhone X」の対比である。
昨日発売となった「iPhone 8」、11月に発売予定の「iPhone X」
どうしてこんなに近い期間に、新機種を発売するのだろう?と
iPhoneユーザーの私は思うが、その意味がこの解説で少しだけど
理解できた気がする。
「10年間の集大成」である「iPhone 8」は、
発売以来10年で培ってきたデザインと蓄積されたノウハウを基本に、
最高傑作を呼べる機種と言える。
それに比べ「次の10年を見据えた」「iPhone X」は、
「iPhone」の顔だったはずの「home」ボタンがなくなったり、
今までの概念は取り払われ、全く新しいシリーズと言わざるを得ない。
基本コンセプトとして、見ている方向が違うということだろう。
製品名は「iPhone X」(テン)なのに「iPhone 10」ではないこと、
それよりも「iPhone 9」はどこへ行っちゃったの?と、
機能より製品名に興味を持ってしまった「iPhone 5s」ユーザーの私。
「iPhone 5s」「iPhone SE」サイズの製品は、もう出ないのか、
一番使いやすいサイズなんだけどなぁ、が私の最後のボヤキかな。



2017年09月22日(金)
子供の夢を大人が「本気」で支える街

いつものように飲みながら(笑)、まちづくりの話をしていたら、
こんな街って素敵だよね、ってことになった。
それが「子供の夢を大人が本気で支える街」。
毎年恒例のように「子ども議会」なるものを実施し、
同じような質問が繰り返されるが、どうも消化不良。
小学生のアイデアだから、実現できないような提案もあるが、
それでも本気に調査・検討し、一つでも叶えてあげたら、
子供達は嬉しがるだろうなぁ、という意見。
ポイントは「子供の夢を大人が実現してあげる」のではなく、
「子供自身が実現できるように支えてあげる」ってこと。
その時の達成感は、やはり断然違うだろうし、
アイデアを形にすることは、容易でないことも知るに違いない。
さらに大人の関わり方は「本気」でなくてはダメ。
「子供の夢を大人が実現する街」「子供の夢を大人が支える街」
ではなく「子供の夢を大人が『本気』で支える街」。
その大人の姿を子供たちが見ていて、自分も大きくなったら、
こんな大人になりたいな、と思ってくれれば最高。
そして、それを実現している「この街」に住みたい、
そう思ってくれれば、もっと最高なんだよなぁ。



2017年09月21日(木)
ばくちは勝つためにうつ。

書籍「関ヶ原(上)」(司馬遼太郎著・新潮文庫刊・539頁)から。
大きな事業をしようとする時、必ず「ばくち」の匂いがする。
伸るか反るか、成功するか失敗するか、大きな賭けだからだ。
その「大切な賭け」(ばくち)に関して、こんな会話を見つけた。
危険だと感じた井伊直政に、家康は一蹴する。
「ばくちを打たずに天下を奪いえた者があるか」と。
また「そのようにうまくいくものでございましょうか」と、
心配するお勝に向かって「ばくちは勝つためにうつ。」と言い切る。
「勝つためには、智恵のかぎりをつくして、いかさまを考えることだ。
あらゆる細工をほどこし、最後に賽をなげるときには、
わが思う目がかならず出る、というところまで行ってから、
はじめてなげる。それがわしのばくちだ」と言う。
「それではばくちにならぬではありませぬか」と言うお勝に、
「いや、真のばくちだ。まことのばくちというものは、
運などはたよっておらぬ。わが智恵にたよっている」とまで。
さらに「ばくちは一人ではできぬ。相手が要る」と。
今は、このフレーズがとても気にかかるが、
まずは、映画「関ヶ原」(原田眞人監督)を観る前に、
「ばくちは勝つためにうつ」を記憶に残しておこうと思う。
単純だけど、インパクトのあるフレーズだったから。



2017年09月20日(水)
「悪いけど、後片付けはお願いね」「そのつもりだけど・・」

映画「永い言い訳」(西川美和監督)から。
妻が、親友と出かけたバス旅行の事故で突然、他界するところから、
この物語がスタートするが、私のメモ帳に残ったメモは、
なんと、そのバス旅行に出る前の「夫婦」の会話だった。
「悪いけど、後片付けはお願いね」「そのつもりだけど・・」
本当に何気ない台詞で、気にすることもないのだろうけれど、
事故で亡くなる前の妻の台詞だから、気になった。
自分の旅行中に、夫が不倫相手とエッチするだろうなぁ、と
考えていたかもしれない、そんな想像が膨らんだ。(汗)
だから「悪いけど、後片付けはお願いね」と声を掛け、
不倫がバレていることを知った夫は「そのつもりだけど・・」と
口ごもったのではないか、とまたまた想像が膨らんだ。
作品の中に隠されている「何気ない会話」「例え話」が、
作品後半になって、意味を持ってくると、なぜか嬉しいから、
こんな会話が「気になる一言」になってしまう。(笑)
あっ、この作品、原作があったんだよなぁ。
全然、関係なかったら、ちょっと恥ずかしいけれど、
今度、本屋で確かめてみようっと。



2017年09月19日(火)
選挙は、本人よりも支えている人で判断したい

わが町は先週末に、県議会議員の補欠選挙があった。
隣町では、町長選挙、町議会議員選挙も加わり、トリプル選挙。
そしてまた今後、衆議院議員の解散、選挙の噂が飛び交い、
秋に開催予定のイベントが、この突然の選挙のために、
順延や中止に追い込まれるケースも少なくない。
これからは、投・開票日に当たる日曜日ではなくて、
前日の土曜日開催イベントをお勧めしたい。(汗)
さて今回は、いつもはあまり書かない、選挙の話を少し。
歳を重ねてくると、立候補する方々とは多少なりの付き合いがあり、
立候補者が複数だと、投票の判断に迷うことがある。
そんな時は、立候補者本人ではなく、
それを支える後援会の顔ぶれなども含め、どんな人が関わっているのか、
言い換えれば、立候補者のヒューマンネットワークで判断したいと思う。
自分が大名だったら、関ヶ原の戦いで、徳川家康か石田三成、
どちらにつくか判断するのではなく、どんな大名が彼らを支えているのか、
その人間関係を、自分の意思を決める判断基準としたい、ということ。
苦しい戦いに勝利した後に待っているのは、論功行賞であるからこそ、
「選挙は、本人よりも支えている人で判断したい」のフレーズを
気になる一言に残そうと思う。きっと、その人のブレーンなのだから。



2017年09月18日(月)
新しいイベントの形、なんとなく。

久しぶりに、私のつぶやき。
昨年GW開催の「柿田川公園ブックフェス」に続いて、
想いが同じ人たちが企画したイベントの面白さを体感した。
今回のイベントは「ゆうすいくんファン感謝デー」。
わが町のイメージキャラクター「ゆうすいくん」をテーマに、
どれだけ「ゆうすいくん」にこだわれるか、が企画の始まり。
わが町はイベント下手で、意外と民間の人に任せきれない。
基本的に行政が主催し、事務局から企画まで、ほぼ行政が仕切る。
そんな体制を、退職までの数年間で、なんとかしたくて、
いくつかのイベントで試行錯誤を繰り返してきたが、
「新しいイベントの形、なんとなく」みえてきた。
突然のイベント企画だから、当然、予算はゼロ。
チラシ印刷はせず、チラシの原稿(PDF・JPEG)をSNSで拡散。
スタッフ弁当も出さず、会場内出店のお店で購入してもらう。
運営は、同じ想いを持った人たちで、カバーし合う。
あまり細かいことを決めずに、刻々と変わる現場の状況に応じて、
大まかな指示を出す。
(指示を出されたスタッフは、困惑していたみいですが・・)
それを持ち場の担当者が自分で考え、自分の判断で動く。
行政にありがちなイベント運営のマニュアルもなく、
不平不満だらけの訳のわからない企画だったかもしれないが、
数日前に、こんな感じのイベント・・と夢を語っただけで、
きっちり、イベトンの形に仕立ててくれたスタッフに感謝したい。
参加してくれた人が「楽しかった」と言ってくれれば、
仕掛けた側は、大満足である。
イベントは、行政に任せちゃダメだなぁ。(私の台詞ではありませんが)



2017年09月17日(日)
ごめん・・誤解して・・

映画「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 
ディアルガVSパルキアVSダークライ」(湯山邦彦監督)から。
悪役?イメージの「幻のポケモン・ダークライ」が、
「ディアルガVSパルキア」のバトルから、
必死に街を守ろうとしていたことに気付くまで、
街を破壊しようとしている張本人のように、
誰もが、ダークライを敵対視していたけれど、
私がメモしたのは、しっかりと自分の誤りを認めたこと。
「街を守ろうとしてくれたのね、気がつかなくてごめんなさい」
「ごめん・・誤解して・・」
「ダークライ、ごめん。もっと早くお前のことをわかってやれなくて」
それぞれが、それぞれの言葉で、謝っていた。
これは、簡単なようで意外と難しいこと。
それまで敵だと思っていたのに、味方だと分かった時点で、
先ほどまでの対応、態度を変えることはあっても、
一度、しっかり謝ってから行動を共にするシーンは爽やかだった。
人気アニメの、何気ないワンシーンだけど、
こういった考え方が人気の秘密なのかもしれない。
だって、一作品一作品、感心することが多いもの・・。



2017年09月16日(土)
一緒に生きるためには、ルールが必要なんだ

映画「星になった少年」shining Boy&Little Randy(河毛俊作監督)から。
実話を基に描かれた、日本人初の象使いとなった少年の生涯。
象って、こんなに賢かったの?と驚くことばかりであった。
タイで象使いの修行を終え帰国した彼が、日本に残していた
象のランディに再びしつけをしているシーン。
「お前の気持ちを僕に伝えるだけじゃダメなんだ。
一緒に生きるためには、ルールが必要なんだ。
それを覚えなきゃダメだよ」
優しい中にも厳しさを加え、彼が逞しく感じられた。
メモを整理しながら、この台詞、現代の子どもたち、いや大人たちにも
教えたいな、と思った。
そう言えば、物語とあまり関係ないが、こんな知識もあった。
「タイでは、仏様の前世が白象だと言われているんだ。
だから私たちは、象を大切にし、象を国中で祀っている」
思い出したのは、静岡県立美術館で所蔵している、
伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風」、右隻「獣尽くし」中央には、白い象。
もしかしたら、仏様のつもりで描いたのかなぁ。



2017年09月15日(金)
すみません、同じ内容をアップしてしまいました。

「ケネディ大統領暗殺事件」関連の映画を鑑賞したので、
以前にも鑑賞した記憶がある「JFK」に関する映画のレビューを
「気になる一言」で検索たら、同じ内容を投稿していることに気付いた。
2017年09月15日(金)  こんな街で死ぬとは・・
2017年01月20日(金)  こんな街で死ぬとは・・
映画のレビューは、年間100本以上は観るので、別フォルダーに保存。
(「映画.com」には「shimo」のネームで投稿しているが・・)
この「気になる一言」に、鑑賞後そのままアップすると、
1年365日の1/3が映画レビューになってしまうので、
時世や、その時の気持ちにあった作品を、タイミングを計りながら、
紹介しているつもりなのだが、実はまだまだたくさん残っている。
累計1000作品を超えると、その管理も大変なので、気になる一言で
紹介した作品レビューは、その場で「削除」しているのだが、
時々(特に酔っ払ってアップすると)、こういったミスをする。
そこで、自己反省しながら、読者に対するお詫びとして
「すみません、同じ内容をアップしてしまいました。」を
今回の「気になる一言」に残そうと思う。
最近、失敗したら、言い訳をせず、謝ることを覚えました。
これもまた、年を重ねたってことなんだろうなぁ。

P.S. (どうしても、ダブりが気になるので・・)
「2017年09月15日(金)  こんな街で死ぬとは・・」を
「すみません、同じ内容をアップしてしまいました」に差し替えます。



2017年09月14日(木)
水だしコーヒーとして、2滴/3秒のスピードで落とす

NHK番組「美の壷」<File421>「心潤す 湧き水」から。
いつだったか、柿田川外来種駆除作業の時、
取材をしていたことが、番組の一部として放送された。
柿田川を始めとした「湧き水」の魅力満載の内容で、
あらためて「湧き水」に惹かれてしまう自分がいた。
中でも「湧き水はコーヒーに最適な水」として紹介され、
「焙煎前に5分間、湧き水に浸し、なおかつ
水だしコーヒーとして、2滴/3秒のスピードで落とす」
そんなテクニックを披露してくれた珈琲屋さんが印象的だった。
いつもは柿田川の水を取水している美味しい水道水を沸かして、
ドリップ方式で入れた珈琲を飲んでいるからこそ、
その違いがわかるのかな、と私の好奇心はくすぐられた。
今度、時間がある時に、試してみたい淹れ方である。
そう言えば、番組の途中で案内役の草刈正雄さんが、
「湧き水だけを集めたDVD」を鑑賞するシーンがある。
これって、いつでも制作できそうな気がして嬉しかったな。



2017年09月13日(水)
消えちゃえば?、消えて生きるの。

映画「アズミ・ハルコは行方不明」(松居大悟監督)から。
若者はこんな感じで、街の壁に下手な落書きするのか、という
怒りにも似た違和感でスタートした作品であった。
地方の閉塞感が節々に表現されていて、地方に住む私には、
いくらなんでもこんなに酷くないだろう、が次の違和感。
テーマは、男への復讐?なのか、提案された方法は2つ。
1つは「やられたらやり返さなきゃ、という男性を狙った暴行」
もう1つは「やられたらやり返さなきゃ。
そんなのバカな男が言う言葉だよ。
女の子に必要なのは、もっと別の言葉」「例えば?」
「う〜ん、優雅な生活が最高の復讐である」「なにそれ?」
「スペインの諺さ。あなたが幸せな暮らしをすることが、
ユキオにとって最高の復讐であるってこと」の会話でわかるように、
「フった男、裏切った男」にとって、その女性が、
自分と付き合っていた時より、幸せに、
そして優雅な生活を送っている様子を目にすることが、
何よりも悔しいし、そんな女性を手放した自分を後悔する。
それこそが、男への最高の復讐、と呟いたのも頷けるが、
そこまで女性が開き直れるか、ちょっと疑問だなぁ。
(と言いつつ・・蒼井優さんの最後の台詞が一番気にかかる)
「消えちゃえば?、消えて生きるの。
行方不明になった女の子たちは、ヘラヘラ笑いながら、
どこかで元気に生きてる。そう思わない? 
だって、そうでなきゃ、割に合わないでしょ」
う〜ん、タイトルも「行方不明」だしなぁ。



2017年09月12日(火)
この街では、何十年も前から朝ブームです。

信州安曇野の、観光情報誌だったかな。
表紙のキャッチコピーが、このフレーズだった。
「この街では、何十年も前から朝ブームです。」
その下には「朝が好きになる街 信州安曇野」の文字。
私にとっての通勤時の「柿田川散策」は、
まさしく「朝ブーム」に等しいから、メモをした。
この夏、毎朝、柿田川には「毛嵐」(けあらし)と呼ばれる
川霧が頻繁に発生した。
川の水温と空気の温度に、著しく差が生じると、
この現象が起こるらしい。
辞書によると「毛嵐」とは「海面から立ち上る水蒸気が、
陸上からの冷たい空気に触れて発生する霧。
川や湖の場合にも言う。厳冬期の北日本に多い」とある。
これは寒い冬に起こる現象だとわかった。
柿田川の場合、冬だけでなく、夏も見ることができる。
気温と水温の温度差が15℃以上、風は穏やか、
暑い日の朝なら、ほぼ毎日のように発生した気がいる。
さらにネットで調べると、
「海水温が冷たい時に湿った暑い空気が流れ込んで発生する霧を
海霧」と呼ぶらしい。
では「柿田川の場合」は「川霧」と言えばいいのかな?
この幻想的な「川霧」を、街のど真ん中で見ることができるなんて、
私は、贅沢な徒歩通勤をしているんだなぁ。



2017年09月11日(月)
ふたりの女性のもとで、自然と出来た、閨閥(けいばつ)の争い

書籍「関ヶ原(上)」(司馬遼太郎著・新潮文庫刊・539頁)から。
読み始めてすぐ、なるほど・・と頷く表現を見つけたので、
読み切る前であるが、紹介したい。
私たちが「関ヶ原の戦い」と言われ思い出すのは、
「東軍VS西軍」「石田三成VS徳川家康」という図式であるが、
「関ヶ原という史上空前の大事件は、事のおこり割ってみれば、
ふたりの女性のもとで、自然と出来た、
閨閥(けいばつ)の争いであったといえる。」という図式が新鮮だ。
「閨閥(けいばつ)」とは、政略結婚による家族関係である。
狭義には妻の一族の勢力を中心に結ばれた人のつながりを指す」
簡単に言えば「秀吉の正室・ねね(北政所)VS秀吉の側室・茶々(淀殿)」
秀吉のふたりの妻を慕い集まる、若武者たちの争い。(汗)
「尾張衆VS近江衆」という図式もできる。
そんな視点で読むと、また違った「関ヶ原」が浮かび上がるし、
現代でいうと、誰と誰の争いに似ているな、なんて考えれば、
もっともっと、楽しく読むことができる。
まずは、作品冒頭にあった作品の背景を紹介しておきたい。
読み切る前に、映画も観たくなったなぁ。



2017年09月10日(日)
普段着の芸から、時には余所行きの芸へ

二つ目の頃から応援している、沼津市出身の噺家(落語家)、
三遊亭橘也改め「三遊亭朝橘真打昇進披露興行」が
沼津文化センター(大ホール)1500人超満員で開催された。
三遊亭圓橘、三遊亭鳳楽、三遊亭好楽、三遊亭円楽など、
お馴染みの師匠たちが顔を揃え、華やいだ興行となった。
特に楽しかったのは、仲入り後の「真打昇進披露口上」、
兄弟子や師匠たちの口上は、彼を励ます言葉に溢れていた。
中でも、直属の上司(笑)、三遊亭圓橘師匠の口上は、
真打としての心構えを、短いフレーズで表現してくれた。
(間違ってたら、ごめんなさい・・(汗))
真打になったからには、二つ目とは違い、
「普段着の芸から、時には余所行きの芸へ」と。
もちろん観客の私たちにはわかりにくい芸の世界だけど、
私たちの会社員にも通じる考え方ではないか、とメモをした。
真打といえば、会社の管理職に相当するのだから、
出席する会議も、紹介される人も、今までとは違ってくる。
時には、慣れない挨拶や、判断・行動もしなくてはならない、
その自覚こそが、管理職として成長するコツですよ、
そう言われたような気がして、一言に採用した。
あっという間の3時間、1500人の笑いの渦に包まれたが、
「大切なのは、真打になってからのこれから」
「真打はゴールではなく、スタート」という言葉を、
支える私たちの心構えとして、応援を続けていこうと思う。



2017年09月09日(土)
それ何か?タイムスリップってやつか?

映画「メトロ(地下鉄)に乗って」(篠原哲雄監督)から。
「この物語は私にとっての原点です」と
原作の浅田次郎氏が語るだけあって、大満足で観終えた。
タイムスリップを題材にした作品は数あれど、
最後まで軸がぶれずに、ワクワクさせてもらいながら
ストーリーが展開された作品は珍しいかもしれない。
「やっぱり親子だな、似てるよ。おやじに」と弟に言われ、
どこが似ているのか探していたら、奥さんに対する口癖、
「わかったような口を聞くな」が共通のメモとして残った。
さて、今回の気になる一言は、主人公が不可思議な体験を
笹野高史さん扮する会社の社長にしたら、返ってきた台詞。
「それ何か?タイムスリップってやつか?」
何が面白いかと言うと、主人公が勤めている会社が、
女性の下着販売会社で、キャスター付きの黒のバックに
「女性下着」を詰め込み、毎日、営業に歩いていたから。
もちろん、この台詞が発せられた時も、映像のバックには
女性の下着である真っ赤な「スリップ」が映し出されていた。
これは絶対、意識的だと確信して取り上げてみたが、
作品と全然関係ない視点で、誠に申し訳ない。
ただ、原作・脚本がしっかりしていると出来上がりもいいな、
安心して観ることが出来た、これ、私の本音である。



2017年09月08日(金)
楽しんでもらいながら、自然を知ってもらう

「環境省・田貫湖ふれあい自然塾」(富士宮市)
チーフインタープリター・小野塾長の話から。
行政が、環境として自然を知ってもらおうとすると、
どうしても教育的な観点を入れた固いものになってしまう。
しかし、彼を貫いている考え方は、
「楽しんでもらいながら、自然を知ってもらう」
自然を勉強した後、さぁ、自然の中へ・・ではなく、
自然の中で思いっきり遊んだあとに、興味を持ったら
自然について学習する、そんな感じがした。
とにかく、体験なんだから、楽しい方がいい。
その楽しい体験こそ、新しい発見があり、思い出に残る。
まず、体験があってこそ、興味が湧く。
その興味があれば、どんどん知識も吸収する、
ということだろう。
ソフト事業の作り方、とても参考になったなぁ。
さぁ、今週も「楽しい外来種駆除活動」に参加しようっと。



2017年09月07日(木)
不思議、体の痛いところ、全部なくなっちゃった

映画「劇場版 ポケットモンスター セレビィ 時を超えた遭遇」
(湯山邦彦監督)から。
伝説ポケモンや、レアなポケモンを捕まえて、高く売る悪人に対して、
「ポケモンは売り買いするもんじゃない」と叫ぶところから始まる。
ポケモンは、商品ではなく相棒、仲間という意識であり、
彼らと力を合わせて生きていく、そんな存在なのだから、
「人身売買」のようなマネはするな、と叫ぶ気持ちは理解できた。
気になったフレーズは、
「スイクンは、水をきれいにする力があるんでしょ?」
「(スイクン)、水をきれいにしてくれ」
この会話を耳にしたあとネットで調べたところ、
スイクンの特徴は「汚れた水を一瞬で清める力を持つ」ようだ。
スイクンがきれいにした湖に入ったところ
「不思議、体の痛いところ、全部なくなっちゃった」という台詞あり。
水をきれいにすることで、体調がよくなることを、
ポケモンの映画で再認識した。
体内の水分(血液も含め)が、汚れているか、きれいか、は、
7割くらい水分の人間にとって、とても大切なことなんだなぁ。

P.S.
ゲストは「佐野史郎さん」「藤井隆さん」「鈴木杏さん」
先日、伝説ポケモン「スイクン」をゲットしました。(笑)



2017年09月06日(水)
マイブームは、書籍「関ヶ原」(上・中・下)

8月下旬から劇場公開が始まった、映画「関ヶ原」(原田眞人監督)。
もちろん原作は、司馬遼太郎著・「関ヶ原」。
実は、原作を若い頃に読み、大変感激したので、映画を観る前に、
もう一度、読み直そうと思い立ち、時間を見つけてはページをめくっている。
しかしながら、文庫本3冊(新潮社文庫刊)に及ぶ、長編。
(上巻(539頁)・中巻(538頁)・下巻(500頁)= 1,577頁))
表紙の絵は違ったけれど、まさしく私が読んだ書籍も、文庫本だった。
今でもはっきり覚えている、ある感激したシーンが、
いつ頃、登場するのか、今か今かと待ち遠しくもあり、可笑しくもある。
(上巻)初版は、昭和49年6月20日で、既に115刷を重ねている、
ロングセラーというべきこの作品は、
40年以上経った今でも、ドキドキわくわく感は、変わらないが、
「社会」というものを何も知らなかった頃に読んだ感想と、
あと数年で、定年退職を迎える今の私の感想は、もちろん違うのだろう。
そんなことも含めて、今の私が、どのシーンで感激するのか、
それを見届けながら、読み進めてみたいと思っている。
当時は、考えもしなかった「メモを取りながらの読書」も、
今は、私のスタンダードな読書方法だから、
これまた、どんな台詞、表現がメモされるのか、楽しみである。
だからこそ今回は「マイブームは、書籍『関ヶ原』(上・中・下)」を、
「気になる一言」に残そうと思う。
しばらくしたら、映画・書籍「関ヶ原」からの一言が増えるんだろうなぁ。



2017年09月05日(火)
人類の寿命かもしれない

映画「オートマタ」(ガベ・イバニェス監督)から。
ストーリー的には、人工知能をもったロボットが、
絶対破れないはずの「第1プロトコル 生物への危害を禁ず」
「第2プロトコル 自他の改造を禁ず」を破り、
人類が滅亡の危機に陥る、といったよくある設定であるが、
人類とロボットが戦い殺し合うのとはちょっと違う。
「人類が核活動を実行した」結果、環境が破壊され住めなくなり、
「そこでは何百年も、有機体の生存不可能だ。
行けるのは、私たちだけ」と、ロボットが言う。
そして「人間にとって、死は自然なサイクルだ」
「人生は、時の一部でしかない。」「人類の寿命かもしれない」
「どの生命体も永遠ではない」「私たちが人類を受け継ぐ」
「私たちを通して、人類は存在する」など、
これから地球を支配するのは「人間」ではなく「ロボット」だと。
それは、人類が核活動を実行し、招いた結果でしょう?、
と言わんばかりに、ロボットが人類を諭すシーンが印象的だった。
観賞後、製作国が「スペイン・ブルガリア合作」と知って、
核保有国に対する批判なのかなぁ、なんて考えてしまった。



2017年09月04日(月)
人間は、救う価値があるものなのか。

映画「ノア 約束の舟」
(ダーレン・アロノフスキー監督)から。
根底に流れている、地球を創造した神が怒って大雨を降らせ、
一度、地球上の生物を絶滅させたうえで、
新たに楽園を作り上げるストーリーは、ほぼ変わっていない。
神から選ばれたノアは、地球全体を考えて、こう結論付ける。
「初めに戻る。楽園に戻る。しかし、人間は不在だ。
人間が楽園に戻ると、また全てをぶち壊すから。
神の裁きを受けて、人類は消滅する」と。
言い換えれば、当時から「人間のズルさ・弱さ」が、
地球を傷めつけてきたことになる。だからこそ主人公、ノアは
もう一度、チャンスを与える必要はないと、心に決めていた。
しかし、物語のラストに、こんな台詞が続く。
「神はあなたを選んだ。あなたは人間の悪から目を背けないから。
あなたは、善も見ていて、どっちをとるかを神はあなたに委ねた。
人間は、救う価値があるものなのか。
あなたは選んだ、慈悲を、そして愛を」
「人間に、慈悲と愛がある限り、救う価値はある」と考えを変えた。
さて、この話には続きがある。それが、今の私たちの生活であり、
現代のように、バランスが取れていた地球環境を破壊している人間に、
チャンスを与えたのは、本当に間違いではなかったのか、
こう問われている気がしてならない。さて、その判断は?



2017年09月03日(日)
日本人は、水の音が「雑音」にならない

コンサート会場で、一番気になるのは「人の声」。
特に「会話」は、どんなにヒソヒソと話しても耳につく。
そう「雑音」としか言いようがない。
もちろん、高齢者にありがちな「財布の鈴」とか
スーパーなどのビニール袋のガサガサ音なども、
意外と会場内に響くことを、私たちは体験として知っている。
それに比べて「滝」とか「せせらぎ」の水の音は、
どんなに大きくても、気になることがなく、
ましてや耳を塞ぎたくなるような音にならない。
私たちの耳には、心地よく聴こえる音の周波数があるのだろう。
そう言えば、母国語の周波数、日本は世界のどの国よりも
相当低いらしい。
それが、英語がマスターしにくい理由とも言われている。
季節ごとに耳にする鳥や虫の鳴き声にも、敏感に反応する力、
これって、太古の昔から、自然と共生してきた証しだし、
日本人であることを「誇り」に感じた知識として、
多くの人に伝えたいことである。

P.S.
意識すると、とてもうるさいんだけど・・
蝉の鳴き声を聴きながら、読書は出来るんですよ、
不思議なことに。今年の夏、試してみました。



2017年09月02日(土)
きっと私が哀れな抜け殻だからだろう

映画「コレラの時代の愛」(マイク・ニューウェル監督)から。
愛をテーマにした作品だったから、愛に関する表現が溢れた。
「春の訪れと共に、あなたへの想いが私を満たします」
「花開いたばかりのバラのようだ」
「恋の雷に打たれ、身も心も燃え尽きてしまった」
「愛は、裸ですること、全て。
腰から上の精神愛、腰から下の肉体愛、分断された愛」
恥ずかしくて口に出来ないような台詞も・・
「これがどういうものかわからなかったの、とても変な形。
女性のものより不格好ね」(汗)
気になる一言は、622人もの女性と性交渉を重ねた主人公が、
「なぜあなたは女性にモテるんです?」という質問に答える。
「きっと私が哀れな抜け殻だからだろう」
どうして、こんな男性がもてるんだろう?という疑問を抱え、
この映画を観ていたから、妙に納得してしまった。
50年以上前に、恋に落ちた女性を待ち続けた主人公にとって、
600人以上の異性とSEXをしても、心は君のことしか考えていない。
ラストシーン「君のために、純潔を守り通した」と言い切る
その台詞で「哀れな抜け殻」という意味がわかった。
この時代の女性にとって「都合のいい男」だったのかも。(笑)
この境地になればモテるのかもしれないが、なんだか寂しいなぁ。



2017年09月01日(金)
「ウ〜」だから「目を開く」感じで

中学校の同級生だけで結成した混声合唱団「風の会」は、
11月の町芸術祭参加に向けて、月に一度の短時間だけど、
それなりに、一所懸命、練習を重ねている。
実は、これまた同級生のピアノ伴奏も兼ねた指導者の例えが面白い。
以前「息の流れに音が入っていく感じで」とか言われて、
その表現の素晴らしさに感激し、気になる一言に取り上げたが、
その後も「声を前に出すのではなく、後ろに引っ張る感じで」とか、
私の合唱に対するイメージが、だいぶ変わってきたような気がする。
今回は、メロディではなく、「ウ〜」という単語のとおり、
ソプラノやアルトを支える役目の「ウ〜」だったのだが、
彼女の指示は「『ウ〜』だから『目を開く』感じで」だった。
さらに、同じような表現で、
「『ウ〜』だから『目を目の間に音を集める』感じで」と続けた。
確かに「〜の感じ」で歌うと、ちょっぴり上手くなった気がする。
小説でも、例え話が巧いと、す〜っと頭に入ってくるように、
音楽でも、美術でも、もしかしたらスポーツや、料理でも、
例えが巧いと、イメージが伝えやすいのかもしれない。
例え話が上手くなるコツは、やはり語彙が多くなくてはダメだし、
誰でも最初から巧いわけじゃないから、何度も試して、
自分にしっくりくる例え話を増やしていくしかないな。