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2016年12月31日(土)
ビジョンとは「先見性・未来像・夢・幻想」

最近「ビジョン」という単語が頭から離れない。
(「ポッポ」の進化形は「ピジョン」(笑))
これを実施するといった細かな計画ではなく、
もっと大まかな、方向性を示すと理解している
「ビジョン」という単語をもう少し理解したくて、
多くのメモを整理していたら、この走り書きにぶつかった。
「ビジョンという言葉には、視覚や画像という意味だけでなく、
先見性や未来像、そして夢や幻想といった
さまざまな意味が込められています。」
あれ、どこで書いたメモだったかなぁ、と記憶を遡ったら
なんと、以前、静岡で開催されていた「スターウォーズ展」の
入り口に書かれていた「ビジョン」の定義だった。
そうか、決まった定義がないのか、と胸を撫で下ろした。
しかし「言う人」と「聞く人」で解釈が違うこともあり得る。
共通認識のつもりが、意外と、全然違う認識だったりして、
話がかみ合わないことも・・。
「自分のビジョンが正しいから、あなたたちが考え直せ」
そう、声高に叫ぶ人たちもいるとか・・。
う〜ん、この話題は、今、深く触れない事にしようっと。
新しい年から、嫌ってほど口にすることになるだろうから。

P.S. 
私の中では恒例になっている
「大晦日の夕陽に向かって手を合わせ、今年他界した人を偲ぶ」
今年は6人。職場の先輩や親戚、隣組など、身近な人が亡くなった。
あらためて「ありがとうございました」そして「お疲れ様でした」



2016年12月30日(金)
そりゃ脚色もしたし、都合の悪い事柄も隠したけど・・

映画「ブルージャスミン」(ウッディ・アレン監督)から。
人間って、精神が不安定になるとこんな感じになるかという様子を、
主演、ケイト・ブランシェットさんが見事に演じてくれた。
第86回アカデミー賞で主演女優賞を受賞、納得の演技だった。
アルコールの力を借りなければ、精神が安定しないのは、
「私の抗うつ剤は6種類のミックスで、通称『カクテル』、
でも効くのは、ウォッカ・マティーニだけ」の台詞でわかる。
さらに、自分の現在の状態を知られたくないために、ウソをつく。
しかも「ウソがばれたのかもよ」と軽い気持ちで話しかけると、
「ウソって言葉を使わないで!」と興奮して言い返し、
「そりゃ脚色もしたし、都合の悪い事柄も隠したけど・・
感情や考え方がユーモア、それこそが私でしょ?」と言い訳をする。
このシチュエーションは、映画の中だけの話ではなく、
誰の周りにも起きていることなのかもしれないな、とメモをした。
何度か口にする名曲「ブルームーン」は、カクテルの名前でもある。
菫(スミレ)のリキュールを使った薄紫色らしい。
ただし、このカクテル「ブルームーン」には、
「できない相談」「叶わない恋」などの意味があるという。
「月が青っぽく見える現象」も稀だけど、
「ひと月に2回満月になる時の、2度目の満月」もブルームーンと呼ぶ。
こんな意味から「めったに起こらないこと」「あり得ないこと」の例え、
そんな視点でこの作品を観ると、また面白い。
主人公が「再び華やかな世界へと返り咲こうとする展開」は、
「ブールームーン」(できない相談)なのかもなぁ。



2016年12月29日(木)
「会議室ではない場所で会議する」特別感

あるまちづくりの会議で、
「ユニークベニュー」という単語を耳にした。
聴き慣れない単語に、私のアンテナが引っ掛かった。
(業界では、もう聴き慣れた単語なのだろうが・・(汗))
一言でいえば「会議室ではない場所で会議」をすること。
そこでは「日常とは違うアイデアが浮かぶ」らしく、
「そういう価値のわかる人は、そういう場所を探している」
そんな説明に、帰宅後、ネットで検索してみた。
「ユニークベニュー」とは「歴史的建造物、文化施設や
公的空間等で、会議・レセプションを開催することで、
特別感や地域特性を演出できる会場のことを指す」
例えが「東京シティビュー」「名古屋能楽堂」「京都二条城」
「日本平ホテル」「沖縄美ら海水族館」「東京国立博物館」等、
国内でも、超有名な場所なので比較にならないが、
「特別感」が出せる場所で会議をすることの効用は理解した。
町の全景が「360度」見渡せる山に登り、城主になったつもりで、
まちづくりについて語る会議を開催してもいいし、
滔々と流れる川を眺めながら「環境保全」について語るもよし。
賑やかになるイベントばかりが注目されるけれど、
そんな場所の提供も、ひとつの地域資源になるのかもなぁ。
我が町にも、いっばいあるぞ!!



2016年12月28日(水)
人類の寿命かもしれない

映画「オートマタ」(ガベ・イバニェス監督)から。
ストーリー的には、人工知能をもったロボットが、
絶対破れないはずの「第1プロトコル 生物への危害を禁ず」
「第2プロトコル 自他の改造を禁ず」を破り、
人類が滅亡の危機に陥る、といったよくある設定であるが、
人類とロボットが戦い殺し合うのとはちょっと違う。
「人類が核活動を実行した」結果、環境が破壊され住めなくなり、
「そこでは何百年も、有機体の生存不可能だ。
行けるのは、私たちだけ」と、ロボットが言う。
そして「人間にとって、死は自然なサイクルだ」
「人生は、時の一部でしかない。」「人類の寿命かもしれない」
「どの生命体も永遠ではない」「私たちが人類を受け継ぐ」
「私たちを通して、人類は存在する」など、
これから地球を支配するのは「人間」ではなく「ロボット」だと。
それは、人類が核活動を実行し、招いた結果でしょう?、
と言わんばかりに、ロボットが人類を諭すシーンが印象的だった。
観賞後、製作国が「スペイン・ブルガリア合作」と知って、
核保有国に対する批判なのかなぁ、なんて考えてしまった。



2016年12月27日(火)
「地方創生」だから「サトノダイヤモンド」

一年を振り返る時期に開催される競馬の「有馬記念」。
ギャンブルをあまりしない私も、このレーズだけは
馬券を購入している。(汗)
私の予想は、これだけ「地方創生」が叫ばれた年だから、
「里(郷)の〜」で始まる「サトノダイヤモンド」と
「サトノノブレス」の同枠(6枠)を軸に選択した。
特に「地方には住民が気付かない観光資源が眠っている」
こんな台詞が「サトノダイヤモンド」を輝かせた。
また、リオ五輪、「金メダル」で湧いた一年でもあったから、
「ゴールドアクター」も狙い目だったな。(結果は3着)
しかし、なぜか忘れていたのは、
「台風10号被害」と「鳥インフル被害」の「北海道」。
目の前が真っ暗です・・という北海道民の叫びは、
「北の産地は目の前が真っ暗」となったと言っていたから、
「キタサンブラック」が本命だったのかも・・。
(「日本ハム優勝」「オーナーが北島三郎さん」などの話題で
印象が薄れてしまったかもしれないが・・)
結果はやはり「地方創生」と「北海道被害」
(「サトノダイヤモンド」と「キタサンブラック」)
やっぱり、一年を反映する馬が優勝するんだなぁ。



2016年12月26日(月)
「impossible」と「I'm possible」

先日紹介した「人間は可能は証明できるが、
不可能は証明できない」を見つけた雑誌に、
こんなことも書いてあった。
女優「オードリー・ヘップバーン」さんの話だった(と思う)
「impossible」(不可能な)の単語を見つけ、
彼女は「i」「m」の間に「'」を付け足したらしい。
(i’mpossible)・・「I'm possible」
「不可能」を一瞬にして「私は出来る。(可能)」にしたエピソードは、
「不可能を可能にするなんて簡単よ、ちょっと行動すればいいの」
そんなメッセージが込められているような気がした。
(彼女に訊いたわけではないので、真意はわからないが・・)
素敵な話だな、と思わずメモをした。
「可能だ、不可能だ、そんなに難しく考える必要はないのよ」
発想の転換と「'」を付け足す「勇気」があればいいの、
そんなことを「'」で教えられた気がする。
「出来ない」と言われたら「impossible」と書いて、
そのうえで「I'm possible」に変えてみせ、
「ほら、出来るだろ?」って会話はどうだろうか。
これって、英語がわかる、ってのが前提だけど・・(笑)



2016年12月25日(日)
私だけのため・・と勘違いできる「最前列」(汗)

今年も楽しみにしていた「クリスマス・イベント」
地元、沼津商業高校吹奏楽部の定期演奏会(第56回)は、
「最前列で聴く・観る」のが、私の恒例となってしまった。
以前は、後方の席で、全体のバランスをみながら・・とか、
最前列だと、上を見上げなければならないでしょ、などと、
知ったかぶりの言い訳をしていたが、やはり「最前列がVIP席」。
その理由が、ゲストでお迎えした「黒田かなで」さんが弾く
「エレキ・バイオリン」と「沼商吹奏楽部」とのコラボ演奏で、
数年前から感じていた「どちらかと言えば最前列」という想いが、
「絶対に最前列」という確信に変わった。
当然だけど、演奏者の彼ら、彼女らと私の間には、誰もいない。
後ろを振り返れば、沼津文化センター大ホールを満員にする観客が
舞台に注目しているのだが、それも視界に入らないのは「最前列」。
全国初かもしれない、バイオリンと高校吹奏楽部とのコラボ演奏は、
本当に私の目の前で行なわれ「White Chiristmas」で心が癒され、
「情熱大陸」で、心が弾けた。
その時、ほんの一瞬、私だけのために演奏してくれていると勘違い、
サンタが、クリスマスプレゼントをしてくれたのかな?と思った。
沼商定番曲「あの鐘を鳴らすのはあなた」の最初のフレーズ、
「あなたに逢えてよかった」も、私自身に言われたと勘違いするから、
毎年、涙腺が緩むんだなぁ、きっと。(汗)

P.S.
「『県内屈指』から『全国屈指』の吹奏楽部へ」を実現するため、
「後援会」に入って、後押ししなくちゃね。



2016年12月24日(土)
結婚披露宴1.5次会は、クリスマス・ディナーショー

「実は僕、やっとこ結婚することになりました。
樋口康平結婚式1.5次会を企画いたしました・・」
そんなメールが彼から届いたのは、まだ10月下旬だった。
その企画が、なんと「クリスマス・イプ」の12月24日。
巷では、お洒落なお店のディナーショー開催の連絡や、
私にとってクリスマス恒例行事との調整を余儀なくされたが、
彼の人柄から醸し出す「楽しいよ、私が・・」オーラ(笑)と、
「2次会」とは違う「1.5次会」のネーミングに惹かれて、
この宴を選択した。
結果は「大盛会」いや「大正解」で、久しぶりに大騒ぎした。
総勢170人を超す「1.5次会」は、堅苦しい挨拶もなく、
当然、席次表もなく、3時間半に及ぶ、余興・余興の連続。
久しぶりに顔を揃えた仲間たちが丸テーブルを囲み、
特に「沖縄・アルフィー大好き」繋がりの人たちや、
「新郎の結婚」を待ち望み、心から喜んでいる人たちが、
我こそは・・とばかり、宴を盛り上げた。
まさしく、参加者全員が「温かい気持ち」になれた
「クリスマス・ディナーショー」と言っても過言ではない。
「ささやか・・ではなく、おごそか・・でもなく、
盛大なお祭りにしたいと考えています」の言葉どおり、
彼が企画した、地元ホテルの披露宴会場を活用した、
こんな「クリスマス・イブ」の過ごし方もいいなぁ。
「結婚披露宴1.5次会は、クリスマス・ディナーショー」
このフレーズを残しておこうっと。(たぶん忘れないけど)



2016年12月23日(金)
(人間は)不可能を証明することはできない

3月、6月、9月、12月の定例議会が終わると、
私の恒例行事は、休暇をとっての「のんびり献血」。(笑)
献血ができる体に感謝し、ちょいボラ(ちょっとボランティア)である。
さて、その献血中に読んでいた雑誌(たぶん「DIME」だと思う(汗))に、
面白いことが書いてあり、献血が終わってからメモをした。
誰の言葉かは忘れてしまったが、妙に納得してしまったのでご紹介。
「人間は可能を証明することはできるが、
不可能を証明することはできない」
何も行動しないで「無理です」「できません」という人には、
「では、それを証明してくれ、そしたらやらなくていいから・・」と
言い返してみたらどうだろう。
「不可能」を口にする人に「できない理由を10考える暇があったら、
どうしたらできるかを1つ、考えてみてくれないか」と指導していたが、
これからは「できない、ということを私に証明してくれ」にしよう。
たぶん、証明することはできないから、何度でもトライすることになるし、
その過程で、何かを掴んだら、できるヒントが見つかるかもしれない。
いい言葉を拾ったなぁ、毎日持ち歩く手帳に書いておこうっと。



2016年12月22日(木)
「ワンピース」の原作は「ガンバの冒険」?

映画「GAMBA ガンバと仲間たち」
(小川洋一 総監督・河村友宏監督)から。
どこで間違ってこのアニメを借りたのか記憶にない。(笑)
ただ、そんなハプニングがあったからこそ、
この作品を鑑賞する機会に恵まれ、多くのことに気付いた。
「1975年放送のテレビアニメ版『ガンバの冒険』」を、
現代風にアニメ化した作品であるが、40年ほど前から
こんなアドベンチャーがあったことに、まずは感激した。
この作品の主役はネズミたちだが、ストーリーは
まさしく現代の人気アニメ「ワンピース」の原型ではないか、
そんな錯覚さえしてしまうほど、の展開だった。(笑)
主人公の「ガンバ」が、前向きなところも、
「ワンピース」の主人公「ルフィー」と似ているし、
それを支える個性的な仲間たちも、どこか同じ匂いが・・。
だから「『ワンピース』の原作は『ガンバの冒険』?」という
フレーズで、記憶に残しておきたい。
作品だけを思い出すなら「ソテツの花言葉」かな。(笑)
(黄色のソテツが「希望」、赤いソテツが「愛してる」)



2016年12月21日(水)
体に「良い食べ物」「悪い食べ物」は存在しない

(だいぶ以前の講演からですが・・)
平成28年度日大国際関係学部主催(下期市民公開講座)
共通テーマ「生活習慣と健康」
講師「篠原啓子」氏(日本大学短期大学部 准教授)
演題「中高年のための健康術」から。
・夜遅く食べると太る?・糖質オフなら飲んでも大丈夫?
・オリーブ油、アマニ油で血液サラサラ?
・米飯は太るから食べない方がいい?
・健康食品で健康になれる?・糖質制限でやせる?
どの項目も、へぇ、なるほど・・とメモすることがあった。
「コンビニであなたはどれを選びますか?」
(幕の内弁当・サンドイッチ・ざるそば(1.5人分))の説明で
「同じ糖質量であれば、パンは消化が早く、ご飯はゆっくり。
ざるそばは、エネルギーが低くて食物繊維も多い食品だが、
単体で食べると血糖値が下がりにくい。
逆に、ご飯はおかずを組み合わせて食べることで
血糖値を上手にコントロールできる」等、食べ方の工夫で、
どの食べ物も、良くなったり悪くなったりするようだ。
それを、彼女はこう表現した。
「体に『良い食べ方』『悪い食べ方』は存在するが、
体に『良い食べ物』『悪い食べ物』は存在しない」。
なるほどなぁ・・わかる気がする。



2016年12月20日(火)
スルガ銀行が銀行と呼ばれなくなる日

駿東三市三町幹部職員研修会
講師「米山明広」氏(スルガ銀行株式会社代表取締役社長)
演題「環境変化に対応した事業ドメインの再設定」より。
今まで「銀行」と言えば、お固く真面目というイメージがあり、
自分たちのことを「行員」、トップは「頭取」と呼んでいる。
静岡県沼津市に本店を置く「スルガ銀行」は、
そんな概念を打ち破り続けていることを知った。
自分たち「銀行」も「単なる金融サービスの一つ」と言い切り、
わざわざ「頭取」という名称を「社長」に変え、
「行員」も「社員」と呼ぶことにしたらしい。
銀行名を「駿河銀行」から「スルガ銀行」へ変えた時の
パンフレットに書かれていたキャッチフレーズには
「スルガ銀行が銀行と呼ばれなくなる日」と書かれていた。
「いい企業文化により、いい企業活動が生まれる」を念頭に、
「業務革新・営業革新・情報革新・組織革新」といった
4つの革新を見える形で行い、着実に成果を挙げてきたようだ。
〇〇市役所(役場)が自治体(行政)と呼ばれなくなる日」が
近い将来やってくる予感がするな。



2016年12月19日(月)
自分の書き込みのその先に、何が起きているかを考えること

人権擁護委員全体研修会
講師「桑原光子」氏(NPO法人「イーランチ」理事)
演題「子供が生きるネット社会の現状」から。
以前、青少年健全育成の分野で、彼女の話を聴いたが、
数年前と違って、私たちを取り巻くネット社会の現状は、
はるかに複雑になり、危険が渦巻いていることを知った。
「最近の泥棒は、投稿された写真に記録されている、
位置情報やグーグルで下見をしている」という話が、
嘘かホントかわからないくらい説得力があった。
「ネット被害にあわないためのキーワードは?」と問い、
それは「想像する力」と言い切った。
「自分の書き込みのその先に、
何が起きているかを考えること」という指摘は耳が痛い。
使い方を理解しないまま、安易に投稿すると、
「友達のみ公開」にしても、拡散する恐れがあることを、
あらためて認識させられた。
「若い頃、軽はずみなネット遊びをしていて、就職する頃、
内定会社に名前で検索されて、こんな人柄では雇えない、と
入社内定取り消しを受けた話」を挙げていた。
ネットの書き込み記録は、自分では削除したつもりでも、
実は残っているんですよ、とアドバイスを受けたし、
「人とつながることが楽しい」という理由だけで、
SNSに参加するのではなく、その投稿・写真が
「いろいろな人の目に触れられる(伝えられる)」ことを
常に意識する必要性を教えていただいた。

P.S.
「家族・子供・孫」の写真などを投稿している方々、
この話を聴くと、投稿できなくなりますよ。(汗)



2016年12月18日(日)
本当の最高は一人じゃできない

映画「二ツ星の料理人」(ジョン・ウェルズ監督)から。
ミシュラン二ツ星のシェフは、どれくらい凄いのか、
作品中の例えが面白かった。
「一つ獲得でも、ルーク・スカイウォーカーだ。
二つ獲得なら・・それは、アレック・ギネス。
もし三つ獲得できたら・・ヨーダだよ」。
(二つ目が「オビ=ワン・ケノービ」ではなかったが・・(笑))
おまけに「あの人が、ダース・ベイターだったら?」の台詞まで。
こんな会話にも映画「スター・ウォーズが引用されている。
ところで、シェフが「三ツ星」をとるには、本人の腕ではなく、
レストランとしてのチームワークが最重要だと再認識した。
主人公は、料理のスタッフに強気で、こう言い放つ。
「俺は席についた客が待ち焦がれる料理を作りたい」
「今から完璧を目指す。『良い』ではなく『完璧』だ」
「一つのミスが致命傷になる」「優秀なほど、代えはきかない」と。
しかし、あるスタッフの裏切りで三ツ星シェフの夢が途絶え、
自暴自棄になった主人公に対し、他のスタッフが声を掛ける。
「強いから人に頼れるの。弱いからじゃない」
「一緒に料理して、お互い助け合うの。一人じゃできない」
「私たちを信用して、いいわね?、私たちは家族よ」
「やることをやるだけだ、力を合わせて」・・と。
そして、遂に念願の「三ツ星シェフ」誕生となる。
鑑賞後、予告編に同じフレーズがあって驚いたけど、
監督が私たちに伝えたかったのは、たぶん・・
「本当の最高は一人じゃできない」ってことなんだろうな。



2016年12月17日(土)
これからも桑田判事になったつもりでご活躍ください

「食べることは生きること。食育の町 清水町♪」
(ナチュラ・フェスタ2016)でお招きした、
「漫画家・魚戸おさむ」さん。
小さい頃から読んできた、多くの漫画作品の中で、
今でも大切に私の本棚に収まっているのは漫画「家栽の人」。
主人公は「家庭裁判所・桑田義雄判事」
(名前も一字違うけれど「よしお」なんです)
その人物に憧れて、丸眼鏡にした、といったら驚くだろうか。
その作者に会えると知って、私はもう落ち着かなかった。
イベント後の懇親会でも、ちゃっかり隣席を確保し、(笑)
漫画「家栽の人」の話をたっぷりと聴かせていただいた。
「毛利甚八さん」の原作を読み、泣いてしまった彼本人が、
その原作を漫画にして、泣かせられなかったらどうしよう、
そんなプレッシャーがあったんですよ、と秘話まで・・。
「大丈夫です、魚戸さんの漫画で私は何度も泣かされました」と、
私も、あまり他人に話さなかったことを伝えてしまった。
翌日、Facebookで「友達」になっていただき、メールが届いた。
「桑田判事のメガネを真似てかけた方には
初めてお会いしました(笑)。光栄です。
これからも桑田判事になったつもりでご活躍ください」
このメールこそ、私の宝物だな。(嬉)



2016年12月16日(金)
日本は軟水の国だから、出汁文化を育んだのね

以前紹介した、書籍「和食はなぜ美味しい(日本列島の贈り物)」
(巽好幸著・岩波書店刊・181頁)から。
「1月」の項目は「おでん」だった。
サブタイトルは「出汁は山紫水明の恵み」とある。
種明かしはこうだ。
「地下水が地下に留まっている平均時間を『滞留時間』とよぶが、
中央ヨーロッパや米国テキサス州の地下水の滞留時間が
1万年を超えるのに対して、日本の山麓湧水では数十キロ以下。
京都盆地では、5年程度といわれている。
ゆっくり流れる河川では、水と岩石が反応する時間が長いため、
カルシウムイオンやマグネシウムイオンを多く取り込み、
その結果、硬水となる。
この叔父の説明に、姪っ子が「そっか〜、日本は山国。
だから軟水の国で、それが出汁文化を育んだのね」と納得の様子。
柿田川が富士山に源を発し、3000メートル超える高低差を、
たった28年ほどで下り、地上へ吹き上げる様子が思い浮かんだ。
「昆布は、軟水でうま味成分が水へ溶け出す」のフレーズに、
この「軟水」が美味しい和食を作るんだな、と嬉しくなった。



2016年12月15日(木)
おたくさ、タイツとストッキングの違いわかる?

映画「女が眠る時」(ウェイン・ワン監督)から。
ビートたけしさん演ずる「佐原」の行動と、
リリー・フランキーさん演ずる「居酒屋店主」の台詞が、
物語に大きな意味をもっていることは理解しているが、
なかなか、そういうことかぁの境地までには達しなかった。
特に、リリーフランキーさんの役は、脇役とよんでいいのか、
微妙な会話が気になった。
「おたくさ、タイツとストッキングの違いわかる?」とか
「おたくさ、変な質問をするときはさ、
その理由を述べた方がいいよね、そう思わない?」
「おたく、どことなく、あいつに似てるよね・・へへへ」
「あんた、アフリカ行ったことある?」・・
数え出したらきりがないほど、存在感のある台詞がメモされた。
こうやって眺めると、オスの習性みたいなことで一括りされる。
「男っつうのは、落ち着いた生活したいって思っているのに、
なんだかそういう面倒くせぇ女か、振り回されるような女に追いすがる。
これって、オスの習性なのかね」
「だからやっぱ、オスっつうのはさ、食うとかやるとかに、
少々努力でもしないと、バカになるってことなんだよ」など。
今の男は、その努力をしようとしないから、ひ弱になってしまう、
そんな「草食男性」が増えたことへの警鐘かもなぁ。



2016年12月14日(水)
癒しの「や・ゆ・よ」

先日「ごゆるりと」という言葉を話題にネットでも検索したら、
こんな書き込みを見つけた。「『ゆ』とつく言葉には、
何かリラックス効果の言葉がたくさんあります。
『ゆっくり』『ゆるやか』『ゆとり』『湯』など、
副交感神経を休めるような、そんな言葉がたくさんあります」。
なるほどなぁ・・と調べてみたら「ヤ行」に多いのか、
「やすらぎ」「休む」「余裕」など、他にも見つかった。
(勿論、探し方なんだけど・・(笑))
幼い頃、「ヤ行」って変な行だな、て思ったことがある。(汗)
「や・(い)・ゆ・(え)・よ」と覚えたのが懐かしい。
だけど、この三文字って、日本人にとって、
とても大切な役割があるんじゃないか、って思えてきた。
その上に「ご」とか「お」をつけて使うから、その人に対する
「おもいやり・おもてなし」の気持ちが伝わってくる。
言われた方は、なんだかわからないけれど、嬉しくなるし、
どれも、あまり細かいことにこだわらず、焦らず、丁寧に、
お気に召すまま・・ってイメージが湧いてくる。
言葉の温かみを感じるフレーズとして、大切にしていきたい。
今回の気付き「癒しの『や・ゆ・よ』」として残しておこうっと。

P.S.
「よしお」は、癒されるかどうか、未確定。あしからず(笑)



2016年12月13日(火)
これ「気になる一言」で使えませんか?

時々であるが、私を喜ばすメッセージやコメントが届く。
情報源はいろいろだけど「面白いネタ拾いました」と。
そして「これ『気になる一言』で使えませんか?」。
長年つき合っていると、私のアンテナに引っかかるフレーズが
わかってくるのか、なるほど・・と思うことも多いし、
これからも全国の読者に「気になる一言」を届けるためには、
老若男女の視点で、情報提供があるととてもありがたい。
歳を重ねてくると、どうしてもワンパターンになりがちだし、
インターネットを使う時間も減ってきて、行動範囲も狭くなるし、
読書や映画鑑賞も、目が疲れるからか、長時間は辛くなっている。
そんな時「こんな話、見つけました・・しもさん好みでしょ?
このネタで、気になる一言、書いてくださいよ」は、
「釣りに行ったら、面白い魚が釣れました」
「山へ行ったら、こんな珍しい山菜を見つけました」
「うちの畑で、無農薬の野菜が収穫できました」に続けて、
「これで、美味しいものに調理してくださいよ」に等しい。
私も、ミシュラン三ツ星シェフじゃないから、いつもいつも
皆を喜ばす料理は出来ないけれど、頑張って書き続けたいと思う。
ネタを見つけるにも、目利きが必要なんだよねぇ。(笑)



2016年12月12日(月)
飲んで、飲んで・・そんな高くないやつ

映画「つづく」(大町考三監督)から。
映画の最初で、画面にはタイトル「つづく」の文字。
ひとりで笑いのツボに入ってしまったが、
「素人っぽい撮影」「俳優らしくない台詞回し」
う〜ん、これってわざとなのかな?と疑いたくなる展開に、
ちょっぴり参ったが、スナックやバーの風景が、
妙にリアルで、知らないうちに親密感を覚えた。
煎餅をボリボリ音を立てて食べるシーンや、
銀座のクラブが田舎っぽくて、これまた笑ってしまう。
気になる一言は、その銀座のクラブの女性に、
ある女性の話を聴きたくて、そっと傍に座るのだが、
「話してもいいけど、なにか飲んでもいい?」と訊かれ、
咄嗟に出た台詞が、これ。
「飲んで、飲んで・・そんな高くないやつ」
これまたリアル感抜群で、思わずメモをしてしまった。
作品的には、あまり特徴がなく(素人っぽくて)淡々と進むが、
作品に登場する、個人で建てる「セルフビルド建築・PEJJITE IS」が
実在すると知って、一度観てみたい衝動に駆られている。
まさしく「ロケ地探訪」。違った意味で楽しみが増えた。



2016年12月11日(日)
どうぞ、ごゆるりと

最近、週末の楽しみとなりつつある、柿田川公園の早朝散策。
私は、陽が昇るか昇らないかぐらいの時間帯が好き。
富士山が朝日を浴びて、少しずつピンクに染まってくる、
そんな景色を横目で楽しみながら公園に着くと、
芝生広場でストレッチをしている人、
公園内の遊歩道をウォーキングしている人、
ボラティアで、黙々と落ち葉などを掃いている人など、
様々な人たちが柿田川と関わりながら、同じ朝を迎えている。
私は、柿田川の雰囲気を世界に向けてお裾分け、とばかり、
動画や写真をスマホで撮影し、帰宅後、S.N.Sに投稿している。
今朝も第1展望台で、湧き間の様子などを撮影していたら、
若い男性が背後にいる気配を感じたので、振り返ると
子どもたちにする「し〜」のポーズで「カワセミがあそこに・・」。
指差した先を見ると、朝日を浴びて鮮やかに輝くカワセミがいた。
お互い自己紹介しながら、しばらく彼が撮影した珍しい鳥を拝見し、
柿田川の環境の素晴らしさを語り合う時間が持てたが、
これから用事があるらしく、彼はある言葉を残して別れた。
それが「どうぞ、ごゆるりと」
喫茶店やレストランで耳にする、営業トークではなく、
日常の会話で、このフレーズを使える人にあったのは初めてだった。
「ごゆるり」とは[副]「ゆったりとくつろぐさま」
柿田川は「ごゆっくり」より「ごゆるりと」の方がピッタリだな。
私もさりげなく「どうぞ、ごゆるりと」と言える人間になりたい。



2016年12月10日(土)
後悔役に立たず

久しぶりに、私の笑いのツボにハマってしまった。
ご存知「後悔先に立たず」は「してしまったことは、
あとになってくやんでも取り返しがつかない」の意味で、
転じて「過ぎた事はどうにもならないので後悔しない為に、
事前に十分に考えて行動しなさい」という教えとも言える。
しかし、ネットで偶然見つけた
「後悔役に立たず」は、フレーズとしてインパクトもあり、
なるほど・・と頷くことができた。
「後悔するくらいなら、しなきゃいいのに・・」とか
「今更、後悔したって始まらない」というよりも、
「その後悔は、なんの役にも立ちませんよ」とズバッと表現し、
なにをいつまでイジイジ悩んでいるの?、そんな時間があったら、
どんどん動きなさい、と言われているようでスッキリしそう。
もちろん「後悔先に立たず」という言葉があってのことだけど、
こんな言葉遊びができる人、素敵な感性の持ち主だなぁ、きっと。



2016年12月09日(金)
私は課長として課員に成果をあげさせる責任がある

数年前に課長になった時、一番悩んだのは、自分の役割。
勿論、与えられた分野に対して、精いっぱい努力をし、
強みはさらに強化し、弱みを強みに変えること。
そんなことを考えていたが、定年退職を2年半後に控え、
最近、少し変わってきた。
情報源はある本で見つけた、社長の役割。
「私は社長として社員に成果をあげさせる責任がある」
(済みません。書籍名をメモし忘れました・・(汗))
なるほど、と読み終え、私の立場に置き換えてみた。
「社長」を「課長」に、「社員」を「課員」にしてみる。
「私は課長として課員に成果をあげさせる責任がある」
そうか、あと2年半の役割は、これにしよう、
そう思いながら、いつも開く手帳の一ページ目に書き込んだ。
しかし、わが課のスタッフは、きっと言い返すだろな。
「課長、なに守りに入ってるんですか、
定年最後まで、全力で私たちを引っ張ってくださいよ」と。
本日、わが課の忘年会、彼らと一緒に仕事ができてよかった。
そう思わせてくれたからこそ、もう一度、胸に刻みたい。
「私は課長として課員に成果をあげさせる責任がある」と。



2016年12月08日(木)
スマホ充電訓練

12月初旬、防災訓練の話題が新聞紙上を埋める。
地震が起きる前から、地震名が決まっている「東海地震」が
高い確率で起きるとあって、他県から視察に来るほど、
「静岡県の防災訓練」は、回を重ねるたびに、
訓練がきめ細やかになってきている気がしている。
しかし、あまり話題にならないのが「スマホ充電訓練」。
静岡県にはそんな訓練があるの?と勘違いされても困るので、
言い訳をすると、私が必要だな、と感じる訓練である。(笑)
最近「ポケモンGO!」用に購入した「バッテリー充電器」が、
防災訓練でも、思わぬ効果を発揮したから・・・。
被害状況報告も、昔と違い、無線で報告するだけでなく、
写真や動画をラインで本部に報告したりすることも取り入れ、
スマホの電力消費は、予想外に大きい。
しかし、スマホは持ち歩いていても、コンセントやUSBを電源に、
充電するケーブルを持ち歩く人は少ないのではないだろうか。
ケーブルは機種が違うと使えないこともあるから、
ここまでは、個人が常に持ってなくちゃ・・と思う。
バッテリーは重いから仕方ないにしても、ケーブルだけは、
持ち歩く癖を付けておきたいな。



2016年12月07日(水)
教師になる前に、給食の食べ方ってのを学びますか?

「食べることは生きること。食育の町 清水町♪」
(ナチュラ・フェスタ2016)午後の部のイベント。
「漫画家 魚戸おさむ先生のトークライブ
『玄米せんせいの課外授業』」から。
漫画「玄米せんせいの弁当箱」を題材に、
作中のシーンをスライド上映しながら、作品に込めた想いや、
未来の子ども達に繋げたいことをトークライブで語ってくれた。
いろいろな視点からの考える「食育」は楽しかったが、
特に印象に残っているのは、学校給食。
取材して歩いた学校での話をエピソードで語ってくれた。
それは「先生によって(クラスの)給食の食べ方が違う」。
食事は楽しく食べなさい、と言われて育った先生と、
食事中は無駄話をしてはいけません、と言われて育った先生、
どちらが正しいというわけではないだろうが、
同じ学年、隣のクラスでも雰囲気がガラッと違ったという話は、
笑うに笑えなかった。
「学校給食って、先生の食歴が関わってくる」ことを知った。
思わず「教師になる前に、給食の食べ方ってのを学びますか?」と
先生方に訊ねた魚戸さんの気持ちは理解できる。
「どうやって食べるのか、誰と一緒に食べるのか」は、
「食育」にとって、とても大切な要素だと思っているから。
この視点は、思いつかなかったなぁ、学校給食。



2016年12月06日(火)
「和食」は、変動帯に暮らす日本人が生み出した文化

書籍「和食はなぜ美味しい(日本列島の贈り物)」
(巽好幸著・岩波書店刊・181頁)から。
「日本ジオパーク全国大会」で、著者の難解な説明を聴き、
この人の頭の中は、どうなっているんだろう?と疑問を持ち、
講演中に自ら紹介していた本書に興味を持った。
マグマ学者が書いた「和食」の本は、予想以上に楽しかったし、
読後は、「和食」にますます興味を持つようになった。
「ユネスコ無形文化遺産にも登録された世界に誇る『和食』は、
変動帯に暮らす日本人が生み出した文化なのだ」
プロローグでこう語り、自身の姪っ子を引き連れて、
関西を中心に食べ歩き、月別に紹介した解説は、
今までにない、新しいタイプの料理本かもしれない。
その姪っ子がこう呟いている。
「食べ物って、その背景のある自然の営みを知ると、
ずっと深く味わえるのね!」
日本の地形の不思議さ、その地形だからこそ味わえる和食。
後日、その中からお気に入りの月をピックアップしたい。



2016年12月05日(月)
失敗した時はムチではダメ。

長年おつき合いしているメル友から、情報提供があった。
「twitterで流れてきた話なんですが・・」と前置きをして
「心理学ではアメとムチのうち、成功した時はアメでもいいけれど、
失敗した時はムチではダメ。
ムチで叩くとやる気を失ってしまうから。失敗にはスルーが良い」
これはいつも考えていることなので、私もなるほど・・と感じた。
誉め方は意外と簡単だけど、叱り方は本当に難しい。
特に本人も「失敗」と感じている時に、さらに叱るのはよくないので、
私は「失敗は、文字の上に『ケイケン』とルビをふれ」と教え、
失敗を恐れず、なんでも挑戦することの大切さと共に、
同じ失敗を繰り返さないようにするにはどうする?を考えさせたい。
感情に任せた「ムチ」は逆効果なので「スルー」が相応しい気がする。
また「怒るのではなく、叱る。ただ、叱るなら『その場』で」。
「アメとムチ」という言葉は「信賞必罰」と同じ意味だろうけれど、
意識しなければいけないのは、そのタイミング。
タイミングの悪い「信賞必罰」は、受けた本人に伝わらないから、
「なぜ誉められたのか」「なぜ叱られたのか」すら判らない。
「アメ」は、少しずつ貯めて、成長(進化)する時に気持ちよく使う。
これも「ポケモンGo!」で気付いたテクニックなんだよなぁ。



2016年12月04日(日)
どうしよう、頭の中が大騒ぎだぁ

映画「脳内ポイズンベリー」(佐藤祐市監督)より。
以前から気になっていた作品であり、
誰にでもありそうな脳の構造がわかりやすかった。
どんな人でも「理性」「ポジティブ」「ネガティブ」「衝動」
そして「記録」の役割を持ち、全ての行動の判断基準を、
この思考たちが自分の役割を強烈に主張して、最後は
議長(リーダー)が決断し、他の細胞に指令を出す。
「ジキルとハイド」ではないけれど、二重人格、多重人格は
特別な人ではなく、誰でもその要素は持ち合わせている。
だからこそ、主張が拮抗した場合、議長は判断に苦しみ、
本人からは、こんな台詞が飛び出すことになる。
「どうしよう、頭の中が大騒ぎだぁ」
どの思考も、本人の幸せを望んでの主張だから、
この感覚は、ちょっぴり頷きながら納得してメモをした。
判断に迷った時、こう思うことにしたらスッキリ。
あの時は「ポジディブ」が「ネガティブ」を論破したな、
あっ、今「理性」より「衝動」が優っている・・なんて、
考えてみると、自分の行動が楽しくなるな。



2016年12月03日(土)
住民の皆さんが考えたおすすめのサイクリングコースです

沼津市・狩野川周辺サイクル事業推進協議会主催の講演会
講師「宇都宮一成」氏
演題「自転車が展望する地域連携のまちづくり」
(〜今治しまなみ海道の事例から〜)から。
今や「瀬戸内しまなみ海道」は、サイクリングの聖地として
「世界に誇るブランド力ある観光資源に成長中」であるが、
最初からこうなっていたわけではない。
彼は「自転車がまちを変える」と信じ、
「小さくてもいい、社会変化が起こせる」と夢中になった。
「自転車の持つ力」を「4つのK」と称し、
「健康」「観光」「交通」「環境」へと結びつけたが、
私は、一番大切なK「交流」を生み出した、とメモをした。
「これ始めるんだけど、誰かいい人いないかな?」
「こういう仕組みを作りたいんだけど、協力してくれんかな?」
彼独特の言い回しで、住民を口説き、ここまで成長させた。
瀬戸内の「しまなみ海道」には、こんな看板が立っているという。
「住民の皆さんが考えたおすすめのサイクリングコースです」
こんな看板を見つけたら、顔がほころんじゃうなぁ。

P.S.
講演後のパネルディスカッション、こんな台詞が引っ掛かった。
(結局は)「民間で汗をかく人がいる地域が残ってきた」



2016年12月02日(金)
ジョン・ワトソン先生、すぐ来い。都合が悪くても来い

映画「SHERLOCK シャーロック 忌まわしき花嫁」
(ダグラス・マッキノン監督)から。
観始めてからすぐ、あれ?なんか変だな?と感じたが、
ドラマの特別編だと気付いたのは、時すでに遅し。(汗)
他のストーリーがわからないため、あまりのめり込めず、
台詞の面白さをチェックする鑑賞方法に終始した。
「君は謎解きが好きなんじゃない。劇的な状況が好きなんだろ」
「恐怖は、危険回避の知恵、恥ではない」
「あなたの口癖で言うと『興味を引く点』は2つ」
「ジョン・ワトソン先生、
すぐ来い。都合が悪くても来い。ホームズ」
「オレンジの種は、米国では処刑予告を意味する」
「人には皆、過去の亡霊がつきまとう、晴れた日の影のように」
「ホコリの成分の大半は、人間の皮膚だ。
人間はホコリと同じ。まき散らされ、蔓延する」など。
中でも笑えたのは、ワトソンに宛てたホームズの電報。
「ジョン・ワトソン先生、すぐ来い。都合が悪くても来い」
「先生」と持ち上げといて「すぐに来い」と命令し、
「都合が悪くても来い」と強制するフレーズが面白い。
2人の人間関係が、よくわかったなぁ。(笑)



2016年12月01日(木)
家康は「サナダ虫」に悩まされた。

書籍「徳川将軍家十五代のカルテ」
(篠田達明著・新潮社刊・188頁)から。
世界の多くの人が知っている、あの徳川家康が、
終の棲家である隠居所をわが町に建てようとしていた、
そんな事実を知ってから、歴史本を読み直しているが、
私のアンテナに引っかかったのは、家康の健康状態だった。
「徳川将軍家十五代(家康〜慶喜)」の歴史的事実や、
彼らの死に方から推測して、こんな病気だった、というもの。
「徳川家康(初代)」は「日本最初の洋式眼鏡をかけた人物」
(静岡市の久能山東照宮に所蔵)から始まり、
「持病に『寸白(すはく)』を抱えていた。
寸白とは、条虫病、つまりサナダ虫のことである。
昔は下肥を肥料に用いたので、
だれもが回虫やサナダ虫に悩まされた」とあった。
家康は、数ある戦いで「真田家」に悩まされ、
健康でも「サナダ虫」に悩まされていたと知って、
NHK大河ドラマ「真田丸」の見方も変わってしまう。(笑)
「家康VSサナダ」、話題に尽きないなぁ。