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2016年04月30日(土)
「シェア」は「一字一句、同意見」ということだよね。

Facebookを続けていて、最近、気になっているのは、
誰かが書いた記事に対して「シェア」をするだけの人が
増えていないだろうか、ということ。
自分の意見ではなく、他人の記事を読み、うんうんと頷き、
「いいね」ではなく「シェア」を押す。
また、その「シェア」された記事に「いいね」が押され、
私のタイムラインには、あまり親しくない「友達」が押した
私の知らない人の「シェア」された記事で溢れる。
私が読みたいのは、友達になった人、その本人の意見であり、
その記事に対して「私の友達」がどう考えているかを知りたい。
確かに、いい話だから皆に伝えたい、というパターンもあるが、
それは、プライベートのメッセージで伝えればいいと思う。
老若男女、全ての層に伝えたい記事は、そうあるものではないし、
イベント周知のための「シェア」とは、ちょっと違う気がする。
熊本地震の現状を伝える記事も、地震直後から
「シェア希望」「拡散希望」の文字が溢れたが、
その「シェア」「拡散」がネット上に与えた影響は、
「本当の情報がどれかわからなくなったこと」ではなかったか。
今回は「シェア大好き」の人に、ちょっと厳しい一言。
「『シェア』は『一字一句、同意見』ということだよね」
「私の友達」の意見なら、私は真剣に読むつもりだから、
「シェア」するにしても、一言、本人のコメントが欲しいな、
どうして、この記事を「シェア」しようと思ったのか・・。



2016年04月29日(金)
チャットの予約できますか?

久しぶりに、面白いメールが届いた。
「(しもさんの)チャットの予約できますか?」
このフレーズを読んだ時、実は意味がわからなかった。
「たまには飲みに行きましょうよ、○日は空いてますか?」
こんなメールは時々あるけれど、アフターファイブの予定で
PCの前に座っている私の予定を訊かれたのは始めてだったから。
と言いつつも、昨年の1月から、6人を相手に、
「月に1度の『近況報告会』(月末最後の土曜日)」と題して、
夜10時〜11時までの約1時間、チャットを楽しんでいる。
筑波大学の学生さんから依頼され、万歩計を付けて歩き、
毎日、Facebookのページに報告するだけの実験で知り合った、
メンバーであるが、全国各地に散らばっているためか、
毎回、いろいろな話題で盛り上がっている。
もちろん、お互い飲み会があったり、仕事があったり、と
全員揃うことは少ないけれど、楽しい時間が持てている。
だから今回の提案は、あながち無理な話ではない気がする。
私にとって、夜10時〜11時までの約1時間なら
PCに向かっているか、読書、映画鑑賞の時間だけに、
飲みながらチャットができるかも・・と思えるから。
私との雑談をご希望の方、ご予約、お待ちしています。(笑)



2016年04月28日(木)
人はあまり知るまいが、俺は部類の映画好きだった。

書籍「天才」(石原慎太郎著・幻冬舎刊・226頁)から。
石原さん独特の一人称で語られる「田中角栄」は、
あまり輝いていなかった気がする。
どうしても、田中代議士の自慢話に聞こえてしまい、
それが妙に鼻につき、素直に読み切れなかった。(汗)
ただ意外な情報を目にしたのは、
「人はあまり知るまいが、俺は部類の映画好きだった」
何度となく、映画好きの話があり、作品名も出てきた。
自分の人生と重ね合わせた感じで紹介されていたのは、
映画「心の旅路」・映画「裏街」の2本。
映画好きの田中角栄氏が、選んだ作品だからこそ、
一度じっくり観てみたいと思う。
その中で、どうしてこの作品が好きなのか、
他にはどんな作品が好きなのか、気になっている。
自分史に「部類の映画好き」って書くのは、
なかなか度胸がいるから、相当好きなんだろうなぁ。



2016年04月27日(水)
イニシエーション、通過儀礼ってこと。

映画「イニシエーション・ラブ」(堤幸彦監督)から。
予告があまりにも「大どんでん返し」を強調したためか、
鑑賞側が、トリックを見破ることに意識がいってしまい、
作品の本質に触れる機会を奪った気がする。
だから敢えて、タイトルに関する会話を取り上げた。
「木村文乃さん」が演ずる美弥子が、元彼に言われた台詞を、
「松田翔太さん」が演ずる鈴木に、教えるシーン。
「おまえにとって俺は、イニシエーションだったんだって。
イニシエーション、通過儀礼ってこと。
子どもから大人になるための儀式なんだって。
はじめての恋愛なんて、そんなもんなんだって
その時はこの人しかいない、絶対、と思っても、
絶対なんてないってことがわかる時が来る。
それがわかって、初めて大人になるってのかな。
それをわからせてくれる恋愛、イニシエーションラブってとこね」
「イニシエーション」(intiation)とは、辞書によると
「開始、創始、創業、加入、入会、入門、入会式、手ほどき、
手引き、秘伝を伝えること」のことだから、
まさしく「大人になるための手ほどき、処世術」ってところ。
恋愛に限らず、どんなジャンルにも「絶対」はない、
それを知ってはじめて、大人(社会人)の仲間入り、が出来る。
「イニシエーション」って、意味の深い単語だなぁ。

P.S.
映画を思い出すだけなら一言、「たっくん?」だろうな。
ちなみに、私は「2回」観ました。(汗)



2016年04月26日(火)
本は主役でなくてもいい

先週末の「子ども読書の日」に楽寿園で開催された、
「幅允孝」さん(有限会社バッハ代表)と
「河田亮一」さん(加和太建設(株)代表取締役)の
青空トークセッション。
2000年にネットのAmazonがスタートした頃から
店を構えて販売する「本屋」が大きく変わった、と言う。
そこで感じたのは、逆転の発想で
「人のいる場所に本を持っていくしかないなぁ」だった。
そんな話を聴きながら「本の本質について」語り始めた。
「読んじゃ駄目と言われると読みたくなる」のが「本」であり、
「本は1冊しか読めない」からこそ「目の前の本を大切にする」、
さらに「本は、覚えるために読むものじゃないから」と呟き、
内容はあんまり覚えていない、と照れていた。
私の関心があった「本の選び方」については、
「本って、勝ち負けじゃない。良い本、悪い本とも違う。
今の自分に合ってるか、合ってないか」とスッキリ答えてくれた。
「本は待ってくれる」「本は、みんなで読めない、孤独を楽しむ」
「本は生活の道具」と、私のメモを溢れさせたあと、
「本は主役でなくてもいい」と纏めてくれた。
本がメインのイベントは、どうしても真面目になりがち、
もっとのんびり、ゆったりできる、サブイベントが似合っている。
生活でも、ちょっとした時間に使えるのが、本なんだよなぁ。
だから「本は主役でなくてもいい」が心に残った。



2016年04月25日(月)
牧水が選んでくれた「沼津」

「働く女性の会(ATG)」の4月例会だった。
講師は「林茂樹」氏、演題は「「牧水と沼津」から。
林氏は、立派な肩書が数多く、どれを紹介しよう迷ったが、
今回は「公益社団法人 沼津牧水会理事長」としたい。
「沼津市は誇れる都市であると思っている」と話し始め、
本当に沼津のことが好きなんだな、と感じさせてくれた。
「牧水は、めちゃくちゃに『千本松原』を愛していました」
「牧水は、メチャクチャに『香貫山』が気に入ってました」
「牧水は、滅茶苦茶に『愛鷹山のある富士山』が好きでした」
牧水は、と言いながら、実は林さんのことだな、とメモをした。
特に「牧水が、なぜ沼津を選んだのか?」と題し、
人は「誕生の地」は選べないけれど「終の棲家」は選べる、
全国を旅して歩き、多くの景勝地も観てきた牧水が、
この「沼津」を選んだという事実は、誇れるに違いない。
1時間半、熱く語り続けた彼の話から選んだ一言は、
「牧水が選んでくれた『沼津』」。
これって、沼津のキャッチコピーに使えそうだな。(汗)

P.S.
意味は通じたけれど「度を越して」「もの凄く」の意なら、
「滅茶苦茶」ではなく「無茶苦茶」じゃないかな・・。



2016年04月24日(日)
声は聴こえなくても、気持ちが届けばいい。

映画「想いのこし」(平川雄一朗監督)から。
ある交通事故で、突然、前触れもなく他界したばすなのに、
この世に残した強い「思い」が、なかなか成仏させてくれない。
その思い(願い)が叶ったら、自然と体が消え、あの世へ・・・。
(書籍・映画)「椿山課長の七日間」を彷彿させるような設定に、
「見たくないものも見えちゃう」のか、変な好奇心で観続けたが、
私の予想に反し、人間の汚い、嫌な面は少なかった気がした。
亡くなった4人、それぞれがこの世に残した「想い」は、
すでに幽霊だから、声として伝えることができない。
それを、話すこと以外で、なんとか伝えようとする、
その方法は、4人とも違うけれど、私の涙腺を緩めてくれた。
中でも、高校野球部の女子マネージャーが、3年生最後の試合を
「頑張れ〜」と精一杯応援するけど、当然、聴こえない。
「聴こえないよ」というのは簡単だけど、彼女の想いは、違った。
「声は聴こえなくても、気持ちが届けばいい」
この一言に、なるほどなぁ・・感じ、胸が締め付けられたし、
物語も期待どおりに、選手に彼女の想いが届く。
なぜ、彼女は彼らを応援するということに想いを残したか、
それは、たぶん、この台詞が説明してくれる。
「野球って、一人じゃ出来ないんです。
周りの人たちがいて、自分が存在できるんです」
短い人生だったけど、自分がこの世に存在していたのは、
3年間一緒に汗と涙を流してきた、野球部の部員がいたから、
そう思ったに違いない。
彼らも、目には見えない、彼女の姿を想像して、こう礼を言う。
「犬塚、三年間、一緒に野球が出来てよかった。
3年間支えてくれて、本当にありがどうございました。
これから、3年のみんなはバラバラになるけど、
俺たちずっと仲間だから。俺たちずっとお前の味方だし・・
お前は、1人じゃないから」・・この台詞で、涙が溢れた。



2016年04月23日(土)
毎週、近くで「ブックフェス」があればいいのに

4月23日は「子ども読書の日」とあって、
三島市では「楽寿園・市立図書館・大社の杜」の同時開催で
「みしま・ブックフェス」が開催されていた。
私も、このイベントに興味津々、家族で「楽寿園」に足を運び、
その一部「青空トークセッション」を、楽しく拝聴した。
(内容は後日の「気になる一言」で・・)
実は、来月GW(4日〜5日)、柿田川公園でブックフェスを企画。
周りは「ライバル出現?」とか「負けてはいられないね」、
「偵察に行かなくちゃ・・」と、叱咤激励をしてくれるれど、
当事者の私は、そんなことは、お構いなし。
「毎週、近くで『ブックフェス』があればいいのに」と、
真剣に思っている。
日本全国、人口減少には危機感を感じているのに、
街から本屋がなくなっていくことには、無頓着と言ってもいい。
公共の図書館をいくら充実させても、やはり限界がある。
生活の一部に、イベントの片隅に、1冊の「本」があるだけで
どれだけ、充実したものになるかは、多くの人が知っているはず。
だから敢えて、今回予算ゼロの「ブックフェス」を企画・運営し、
いつでも、誰でも、本に関するイベントができるか、を試したい。
イベントの評価は、来場者の数ではなく、楽しんでもらえたか、
これさえ忘れなければ、イベントは企画・運営者が一番楽しい。



2016年04月22日(金)
深々とお辞儀をする練習ですよ

毎朝の通勤経路である「柿田川公園」。
エントランスからイヤホンを外し、自然の音に耳を傾ける。
生活の「ON・OFF」を切り替えるポイントでもある。
いつもと同じルーチンで園内・展望台を散策し、
京都貴船神社の分社で、水で手を洗い、口を漱ぎ、
お賽銭10円を入れて、二礼二拍手のあと、住所と名前を呟き、
「昨日は一日ありがとうございました。今日も一日、
家族が、日本が、世界が平和でありますように」と祈る。
そして、最後に、深々と一礼をする。
私にとって、この「一礼」が、とても貴重な行動である。
実は以前、ある人に「毎日、何をお祈りするのですか?」と
訊かれた時がある。
貴船神社に「縁結び」の御利益があっても、今更・・。(笑)
もちろん「異性」に限らず「人との縁結び」の神様、
と考えればいいのだが、実は違う目的がある。
だから「深々とお辞儀をする練習ですよ」と答えた。
(神様には申し訳ないが)普段、忘れがちな「謙虚さ」を、
身体に覚えさせるには、この「深いお辞儀」が一番いい。
他人が見ていないから「ゆっくり丁寧に深々と」出来るし、
自然と心が落ち着くのがわかる。(それも10円で(汗))
お近くの神社で、是非、試して欲しい。
初めは照れるけど、慣れると意外と気持ちがいいものだから。



2016年04月21日(木)
みんな、疲れているってことかなぁ

巷では「整体・接骨・針灸・マッサージ」の文字が溢れ、
朝夕、歩いていると、驚くほどの勢いで増えている。
「携帯ショップ」が増えたなぁ、と感じた時もあるし、
やけに「美容院」ばかり開店するな、と思った時も・・。
「クリーニング屋」だったり「コンビニ」だったり、
その時代、その時代で、雨後の竹の子のように増えている。
私は、その背景に流れている時代の潮流みたいなものに、
興味関心があるが、今回感じたことは、
「みんな、疲れているってことかなぁ」ってこと。
子どもや孫が「肩たたき」をしてくれた頃もあったし、
「高級マッサージ機」が狭い部屋を占領した頃もある。
そして、最近は「店舗」で施術を受けるサービスへ。
「働き過ぎて疲れ、その疲れを取るために、
マッサージでお金を使う」なんて、面白いな、と思う。
まぁ、新しい産業が生まれたと思えば、悪くないな。(笑)
これからの「成長産業」の予感がするから。



2016年04月20日(水)
愛してるなら、どうにかして

映画「30日の不倫」(シルヴィオ・ソルディーニ監督)から。
驚いたというか、時間の無駄だった、と言うべきか、
残るものが何もなかった。
「『不倫』をテーマに描いた大人のための官能ドラマ」
確かに作品紹介のとおりだけれど、そこに何か、
監督なり制作者なりの意図するところがあるはずだが、
残念なことに、私にはわからなかった。
私たち一般人の「不倫」を覗き見した感じがしたのは、
あまりに平凡で、そしていてリアル感があったこと。
さらに、終盤には、この普通の「不倫」がどうにかなるのか、
そんな期待で、最後まで観てしまった、というのが本音。
わからないのは、貧乏なのに「不倫」に走ってしまう既婚者の男と
そんな彼に何かを求めてわざわざ「不倫」を仕掛ける女、
単なる「スリル」や「マンネリ」からの脱出であったとすれば、
それは、わざわざ映画にすることではなく、三面記事で充分なはず。
美男美女の俳優が演じる「不倫」でないからこそ、
あまりに普通過ぎる、行動の変化、心の変化が痛々しい。
奥さんと別れて、私を選んで・・そんな女心なのか、
「愛してるなら、どうにかして」を一言としておきたい。
う〜ん、冒頭の疑問は晴れないままだ。



2016年04月19日(火)
地震に対して、崩れるようになっているんです

熊本城の瓦が崩れている光景を何回も目にし、
私たちは、今回の「熊本地震」の威力を実感したが、
建築関係の人と話をしたら、全く違う視点だった。
「すごかったですね、今回の熊本地震。
あの天下の熊本城の瓦が落ちるくらいですからね」
「いやいや、落ちるように作ってあるんですよ。
地震に対して、崩れるようになっているんです」
熊本城の築城に際し、当時の技師たちは考えたのだろう。
大規模な地震を想定して、躯体を守るためには、
屋根の瓦を落とすことによって負担を軽くすることを。
だから瓦が落ちることは予定どおり、驚くことはない。
それで躯体が守られれば、修復は出来ると考えたのか。
私たちは、目の前の状況からしか判断せず、
さも大事件、大事故のように大騒ぎをしているが、
昔の人が、遠い将来を見越して築城していたとしたら、
今の私たちを見て、笑い飛ばしているに違いない。
建築家の人って、意外と無口の人が多いから、
こういった話は、表に出てこないんだよなぁ。(笑)



2016年04月18日(月)
身の丈にあっているか

書籍「住み心地はどうですか?」
(柏木博他9名著・建築資料研究社刊・175頁)から。
建築家ならではの視点が随所にあって、
あっと言う間に読み終えた。
特に「心地よいすまいのデザインを考えよう」と題し、
「住み心地のよい家を考えるための7つのキーワード」は、
各項目のタイトルであるけれど、書き出してみると、
「住まいづくり」と「まちづくり」は共通点が多かった。
「住みやすいまち」や「住み続けたくなるまち」という言葉を
自治体の将来都市像に掲げる市町が多いけれど、(わが町も)
どんな生活が「心地よく」感じるのか、を論じてはいない。
そのヒントが、この書籍にはあった「キーワード」であろう。
・身の丈にあっているか
・まわりと馴染んでいるか
・自然を活かしているか
・ひとつ屋根の下の感じがするか
・拠り所となる中心があるか
・あいまいで融通がきくか
・心が落ち着く要素があるか
こんな項目が、まちづくりに感じられれば、住民は
「心地よく」生活をし「住み続けたくなる」ということだ。
この中で私が選んだのは「身の丈にあっているか」。
あまり背伸びをしない、言い換えれば、大都市を真似しない、
そんなところに「心地よい」環境が生まれるに違いない。
「心地よいまち」と「住み心地のよい家」は、ほとんど同じ。
あなたのまちを、このキーワードで眺めてみてはいかが?



2016年04月17日(日)
こんな時こそ「東北支援」を忘れないこと

以前、東日本大震災への支援について、書いたためか、
「今回の熊本地震には、どんな支援をしますか?」という、
問合せのようなメールが届いて、返信に困ってしまった。
今、こうしてネットに書き込んでいる自分が何をすべきか、
考えることは大切だけれど、巷が騒げば騒ぐほど、
へそ曲がりの私は、冷静になっていく。(汗)
マスコミを始め、国民全体が同じ話題で盛り上がり、
自分はこんな支援をする、みんなも賛同して欲しい・・
そんな記事ばかり読むと、なぜか悲しくなる。
では、私は何を?と考えたところ、
「こんな時こそ『東北支援』を忘れないこと」だった。
この地震が起こる前まで「3.11・東日本大震災」の支援は、
日本国民の思いやりを5年間、1つに集中した出来事だったし、
まだまだ、完全に復興したわけではない。
「愛」の反対語は「無視」という言葉どおり、東北の人たちは、
あの災害が「風化」され、忘れ去られることが一番悲しいはず。
もちろん「熊本地震」も落ち着いたら、支援の方法を考えるが、
今は、東北の方々に「あなたたちのこと、忘れてないですよ」
そんなメッセージを送ることが、私の出来ることかな、と
思っている。(また「三陸牡蠣の養殖支援」でもいいし・・)
どれが正しい考えで、どれが間違っている、そんな話ではないが、
周りの情報に惑わされず、踊らされず、一度、ゆっくりと
自分の心に落とし込んで「言う」ではなく「語る」ことをしたい。
(「語」は「言」に「吾」と書くのだから・・)
東北の人たちの気持ちに寄り添うこと、これが私の出来ることかな。



2016年04月16日(土)
0%の確率を保つことは、不可能だ。

映画「ジュラシック・パーク」(スティーブン・スピルバーグ監督)から。
パニック映画と考えれば、予想外にメモは多かったが、
特に数学者のイアン・マルカム博士の考え方は、
監督が彼の台詞を借りて、言いたかったことではないだろうか。
「人工的な遺伝子の操作をしているから、繁殖することは絶対にない」
と言い切る研究者に、数学者はこう言い返す。
「0%の確率を保つことは、不可能だ。進化の歴史を振り返れば分かる。
生命を押さえつけることはできない。
生命は、危険をおかしてでも、垣根を壊し、自由な成長を求める。
『生命体は繁殖する道を探す』と言っているのさ」
だから「自然の力を甘くみて思いあがるとこわいぞ」と警告し、
「あなた方は、危険をもてあそんでいる。生命の力は恐ろしい。
オモチャではないんだ。
君らが用いている科学技術や知識は、誰もが手軽に入手できる。
誰かの本を読んで応用するだけ。自分たちの責任を問うこともしない。
天才が考えたことをチャッカリ頂いて、事の重大さも考えず、
手早くパッケージにして売り出す事しか考えていない!」と手厳しい。
しかし視点を変えれば、恐竜に限らず、原子力発電だって同じこと。
確かに、生命体ではないけれど、人間のコントロールが利かない点は、
「恐竜」を「原子力発電」に置き換えてみれば判りやすい。
実際、100%安全だ、と言えば言うほど、怪しいと考えた方がいい。
数学者らしく「確率」を持ち出しながらの説明は、実に端的な台詞だ。
さらに「創造は、意思が生み出す」「命は、道をみつける」
これらは「次に繋がるキーワード」と思いメモをしたのだが・・。
人間って、痛い目にあっても、懲りない生物なんだなぁ。



2016年04月15日(金)
「阿蘇」は「伊勢」を包み込んでいるの

昨晩、私が尊敬する女性と、Barのカウンターで飲んでいる時、
手首のAppleWatchが勢いよく震えた。
慌てて確認すると、今回の「防災速報」(地震情報)。
「震度7」という文字が、私たちを驚かせた。
その後は、テレビで被害状況を確認しながらであったが、
彼女はゆっくり「熊本・阿蘇」の話をし始めた。
「『熊本』、特に『阿蘇』は、日本にとって特別な場所で、
活火山など『火の国』のイメージが強いけれど、
良質な地下水が豊富であり『水の国』とも言えるでしょ。
『火・水』(かみ)の国=『神』に繋がるのよ」と。
その話は、私も耳にしたことがある、と頷きながら答えたら、
続けて「阿蘇は伊勢を包み込んでいるの」という話になった。
「あ・そ」は、50音では「あい・・・」「・・・せそ」となり、
「い・せ」を包んでいる、ということらしい。
だから「伊勢」を守っている「阿蘇」は、特別な存在なのよ、と。
う〜ん、さずかに、その視点はなかったです、とメモをした。
阿蘇山は、富士山より高かった、という説もまんざらではないな。

P.S.
熊本に住む知人に電話したら、なんとか声が聴けた、ホッ。



2016年04月14日(木)
「田園調布」は「Den-enchofu」

メモを整理していて、気になったので記しておきたい。
たしか、昨年、仕事で東京へ行った時の話。
目指す行く先は「田園調布」方面だったので、
ナビで確認はしていたが、助手席に座っていた私が、
交通標識を確認しながら進んでいたその時、
目に入ってきたのは「田園調布」の漢字の下に書かれた
ローマ字の綴り。なんと「Den-enchofu」。
えっ、「田園・調布」という意味で「Denen-chofu」、
それとも、一つの地名として「Denenchofu」。
これ以外は、あまり浮かばなかったのだが・・・。
たぶん、表示記号にルールがあり、間違いはないと思うが、
私の知識が通用せず悔しかったので、気になる一言。(笑)
「御殿場」が「Gotemba」と表記されたりするのと同様、
それに異議を唱えているのではない。
ただ「あれ?」という違和感を、文字にして残したかった、
それだけのことであるが、とても気になった。
「Denen」だと「デネン」って読んじゃうからだろうか。

P.S.
東京にお住まいの方にお願い。(自信がないので)
機会があったら、再度確認していただけますか? (汗)



2016年04月13日(水)
すこ〜しだけ、素敵な夢を見せてあげれば・・

映画「夢売るふたり」(西川美和監督)から。
火事で店を失くした夫婦が、店を再建するために、
「結婚詐欺」という方法で資金を集めるストーリー。
そんなにうまくいくのだろうか、と思っていたら、
映画とわかっていながらも、なるほどなぁ、と感じた。
「結婚詐欺」というよりも、この人のために
お金を提供してあげよう、という気持ちにさせるテクニック。
そのコツを妻役の松たか子さんが呟く。
「夢なんて、ほんの少しで充分よ、ほんの少し。
すこ〜しだけ、素敵な夢を見せてあげれば・・
やさしい星たち、まばゆい星たち、そのきらめきに、
ほんの少しだけ色を付けてあげましょう。
そうすればみんなきっとあなたのために、輝いてくれるわよ」
言い方を変えれば、こんなことだ。
「みんな寂しくて、みじめな想いを抱えているのよ。
立場もお金も、人間関係も、今あるものはもう何一つ、
自分の人生を変えてくれはしない。未来も見えない。
十年後の自分なんて、考えるのもイヤ」
そんな人たちに、タイミングを外さず、声をかければ、
「あなたは星たちを照らす、小さな太陽になれるはず」
詐欺って、こんな人間の心理をうまく操作するんだなあ。



2016年04月12日(火)
楽しいが、あふれてる。

地元の大型商業施設「サントムーン柿田川」。
英字(「SUN TO MOON)のカタカナ読みだけど、
地元では「サントムーン」だけで誰にも通じる施設だし、
柿田川と並び、わが町の「シンボルゾーン」になっている。
先日、帰宅途中でぶらっと寄った時に見つけた、
フロアーガイド(FLOOR GUIDE)の表紙に目を奪われ、
その後、自然とニコニコ顔になった。
なんと縦位置で「楽しいが、あふれてる。」
サントムーン内にある「子育て総合支援センター」の所長、
「こども交流館」の館長をしてきた私が(どちらも初代(笑))
その施設のキャッチコピーを知らなかったことを深く反省し、
またこうして、賑わいのまちづくりを進める立場となり、
私が目指している町の方向性と、ほぼ一致していたことに、
驚きと喜びを感じている。
サントムーンは「楽しいが、あふれてる。」をキャッチコピーに、
私は「なんとなく 楽しそうだね 清水町」のイメージし、
やはりわが町に「楽しい」というキーワードは、欠かせないな。



2016年04月11日(月)
才能が彼を傲慢にしています。

映画「スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃」
(ジョージ・ルーカス監督)から。
オビ=ワンのもとで修行を積んだアナキン・スカイウォーカー、
その成長ぶりは、目をみはるものがあった。
教えられたことを何でも吸収してしまう、海綿体のように。
しかし、彼の周囲は、その才能こそが危険だと感じていた。
「技量はズバ抜けてる。まだ学ぶべきことが・・」
「才能が彼を傲慢にしています」
「先生は生徒の弱点を厳しくみるのよ。それで成長を」
「アナキン、成長を焦らないで」
多くの台詞が、彼の急激な成長を危惧しているかのように。
誰にも負けないという技量(知識)は、
時として、向かうところ敵なし、とばかり、先生をも威嚇し、
せっかくの助言・忠告にも耳を貸さなくなる。
そのうち、誰も近づかなくなり、気付いた時にはひとりぼっち。
そんな彼を喜んで受け入れてくれたのは、フォースの暗黒面。
自分を存在を認めてくれ、活躍の場を与えてくれたのだから、
一番大切な「正義・慈悲の心」を学ぶ前に「悪」に流れた。
ここで、謙虚になれるかどうかが、彼の分かれ道だったな。
まぁ、物語としては、この展開のほうが面白いけれど・・。

P.S.
物語の途中「C-3PO」が呟く台詞がなぜか、印象に残っていた。
「分析ドロイドどもは、データ偏重だからな。
君らは、もっと敬意を払うべきだ、『知識』と『知恵』の違いにな」



2016年04月10日(日)
桜もいいけど、陶芸もね

まだまだ続いていてる、日本全国、津々浦々「桜」情報。(笑)
(申し訳ない、ちょっとゲッブです。(汗))
そんなわけで、同じピンクでも、陶芸のピンクを眺めてきた。
行き先は、静岡市美術館の企画展「ルーシー・リー展」。
5年半ほど前に、MOA美術館(静岡県・熱海市)の企画展で、
彼女の作品を観てからファンになり、今でも時々、
当時購入した図録を眺めてはいたが、今回、静岡市開催とあって、
妻と娘を誘い、久しぶりに静岡までのドライブとなった。
三者三様の鑑賞の仕方があり、たぶん感じ方もマチマチだが、
帰路の車中での会話は「よかったね」で始まり、
「会期中(5/29まで)に、あと何度か行きたい」も同じであった。
私は「陶芸」なのに「洋服」みたいなファッション性を感じて、
洗練されたデザインと色彩に、鑑賞している女性の服装と、
どこか似ているな、という感想を持って、楽しく鑑賞。
もしかしたら「静岡市」という都市のイメージとも共通?なんて、
考えながら、約200点の作品を堪能した。
今回のこの時期の「ルーシー・リー展」を文字にしようとしたら、
キャンディーズがCM出演した「おせちもいいけどカレーもね!」を
モジって「桜もいいけど、陶芸もね」が頭に浮かんだ。
「桜」をじっと眺めることは少ないけれど、彼女の作品は、
ずっと眺めていても飽きることはないから、お近くの方は、是非。
今日の一言の意味が、わかってもらえると思うから。



2016年04月09日(土)
本土決戦となれば、もう桜は咲かんな

この数週間、帰宅後に立ち上げるSNSの写真投稿は、桜三昧。
例年以上に、日本人の桜好きが際立った春、という気がする。
桜の名所だけでなく、自分の身近な場所で見つけた桜など、
驚くほどの「桜」が、私の目の前を通過していった。
プライベードの日記では、写真の投稿をしない私は、
桜を観ながら「文字」が浮かぶ。(笑)
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」(ことわざ)だったり、
「散る桜 残る桜も 散る桜」(良寛)や
「さまざまのこと思い出す桜かな」(芭蕉)など、
その時々によって、桜に対する想いがあり、面白かった。
しかし、今年はちょっと違ったフレーズが頭から離れなかった。
映画「日本のいちばん長い日」(原田眞人監督)で、
太平洋戦争の末期、「本土決戦」か「無条件降伏」かを悩む
鈴木貫太郎首相を演じた山崎努さんが、車の中から桜を眺め呟く。
「本土決戦となれば、もう桜は咲かんな」
今、全国の多くの国民が、スマホ等で桜の写真を撮り、
幸せそうなコメントとともに、アップすることが出来るのは、
あの時、アメリカとの本土決戦を選ばず、無条件降伏を選択した、
昭和天皇を始めとした、日本の閣僚たちの先見性だと私は思う。
どんなに辛い生活が待っていようとも、春になると必ず咲き、
私たちを癒してくれた、日本の象徴とも言える「桜」。
「うぁ〜、きれい」と撮るだけでなく、桜をじっくり眺め、
さまざまなことを思い出して欲しい、芭蕉のように。



2016年04月08日(金)
「この国の『いただきます』を担っているのは・・

季刊「新・田舎人」(平成27年12月号)の掲載記事、
「新・田舎人インタビュー タレント『壇蜜』さん」から。
「私、不思議なんです」と話し始め、その疑問を口にした。
「日本のお米は、どれもおいしいのに、
なぜ各地で競い合うんだろうって」
多少の味の違いはあっても、日本のお米は、当たり外れがない。
選んでいる側が「なんとなく」で選んでいるのに、
外れがないってことは、日本のお米のレベルは相当高いってこと。
だからこそ、こう付け加えていた。
「他の地域と比べる必要なんてないし、今あるものに目を向けて、
自分たちの地域の魅力に早く気づいて欲しいんです」と。
やはり、その土地の気候、風土に合ったお米が美味しいだろうし、
消費者も、わさわざ遠くから取り寄せなくても・・と思って欲しい。
最後に、素敵なメッセージを見つけた。
「この国の『いただきます』を担っているのは、
作り手である農家の方たちです。」
今日の午後、地元の農協、JAなんすんの青壮年部総会に出席した。
まさしく、このフレーズを伝えたかったなぁ。



2016年04月07日(木)
たいへん 迷惑です

境内の桜が見頃を迎え、数多くの人が写真を撮り、
SNSに投稿される場所となっている「三嶋大社」であるが、
(今日の雨と風で、散ってしまうのかもしれないが・・)
歴史があり、由緒正しい神社を誇りに感じているのがわかる。
その1つが、正門とは反対側で、神社の周りを囲む石造りの塀に、
こう書かれた看板を見つけた。
「あなたが置いていく この空き缶 (缶コーヒーの写真)
たいへん 迷惑です 三嶋大社」
きっと飲み終えた缶コーヒーを捨てるところが見つからず、
その塀に置いていってしまう人たちがあとを絶たないのだろう。
「缶を置いていかないで下さい」とか「ポイ捨て禁止」程度では、
きっと効果がないと考えたのだろう。
この看板を見つけた時、ちょっと言葉がキツいな、と思ったが、
少し時間を置いて考えたら「本当に困っているんだな」と感じた。
あなたの何気ない行為は、毎回片付ける私たちにすれば、
「たいへん迷惑」な行為ですよ、という気持ちが伝わった。
それなのに、この看板の横にこれでもか・・と置いてあった缶。
とても悲しく、残念な気持ちになった。
三嶋大社の周辺に住む人たちも、同じ気持ちだろう。
彼らは、日本の祝日には必ず「日の丸」を掲揚する人たちだ。
一本の細い道路が、日の丸で埋まる光景は見事であり、私は、
桜以上に、日本という国を意識させてくれると評価している。
そんな三嶋大社とその周辺に住む人たちを、ガッカリさせる行為は、
本当に慎んで欲しい、美しい桜を観に来たのなら。



2016年04月06日(水)
次は、アイネ寿司?、ハイハイラーメン?

不謹慎と怒られそうだが、面白かったので、水曜日ネタとしてご紹介。
この季節多い、歓送迎会を始め、夏の暑気払い、年末年始の忘新年会、
1次会、2次会でシコタマ飲んだあと、世の男性は、意中の女性を見つけ、
ラブホテルに誘いたい。(らしい)
ただ「次は、ラブホ、行こうか?」なんて、直接は言えないから、
「小腹空いたね・・」と、さらっと切り出しておいて、
「次は、アイネ寿司? ハイハイラーメン?」。(笑)
この誘い方、このフレーズを教えてもらい、思わず吹き出した。
どちらも、インターチェンジ近くのラブホテルなのだが、
その後ろに「寿司」とか「ラーメン」を付けるだけで、
あまりイヤらしさを感じさせずに、女性を誘える。(らしい)
その後の女性の反応はわからないけれど、
ダメもとで誘ってみて、体よく断られたら、
そのまま本当に「寿司」や「ラーメン」を食べに行くことは
よくあるとのこと。
若い男性陣、このフレーズ、是非メモして使ってみてはいかが?
ただ「アイネ寿司行きたい」とか「ハイハイラーメン食べたい」とか
予想に反してOKされた時の対応は、教わらなかったなぁ。



2016年04月05日(火)
柔らかいって表現がピッタリだね

何も予定がない休日は、スマホと文庫本を片手に柿田川公園へ、
これが最近の私のライフスタイルとなっているが、
お気に入りの「豆腐アイス」を食べながら、観光客の会話を
こっそりメモしている、と言ったら、叱られるだろうか。(汗)
リニューアルされたドライブイン「湧水の道」(旧・泉の館)の
水飲み場で、柿田川と同じ水系の水を飲みながら、
何人かが同じ感想を口にした。
それが「柔らかいって表現がピッタリだね」「うん・・確かに」
私たち、静岡県東部の人たちは、富士山の恵みである飲料水を
いつでも飲める環境にあるから、美味しい水に関して無頓着。
ゴクゴク飲んで「あ〜、美味しい」というくらいしか、浮かばない。
観光客の彼らは、少しずつ口に含み、ワインを飲むかのように味わい、
軟水、硬水を舌で感じている様子が印象的だった。
そして、約40キロの距離を、28年の歳月をかけて流れてきた、
その時間をも楽しんでいる会話は、多くのヒントを含んでいる。
「今、飲んでいる水は、約30年前に富士山に降った雪や雨です。
若いあなたは、まだ生まれる前の水ですよ。
高齢者のあなたは、一番きれいだった頃ですね」など、
綾小路きみまろ風に紹介することだって出来る。(笑)
もう一度、ゆっくり「柿田川の水」を味わってみたいな。



2016年04月04日(月)
恐れは怒りに、怒りは憎しみに、憎しみは苦痛へ

映画「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」
(ジョージ・ルーカス監督)から。
物語の中で(誰の台詞か忘れてしまいましたが・・(汗))
「恐れは怒りに、怒りは憎しみに、憎しみは苦痛へ」というフレーズがある。
「スター・ウォーズ」のどの作品にも使われる
「恐れ・憎しみの感情を持つな。冷静に、心静かに」という考え方は、
小市民の私には、分かっているけど、なかなか実践できない、
とても難しい問題だと思っていたから、この考え方に出会うことで、
ほんの僅かであるが、何かを「恐れる」ことが、
どれほど自分を苦しめることになるか、分かった気がする。
今まで、人間だから、喜怒哀楽は仕方ない・・と自分なりに割り切っていたが、
「恐れ」を持つことが「怒り」になり、最後には「苦痛」になる。
それがやがて「ストレス」へと繋がり、がん細胞でも誘発する、と考えたら、
諸悪の根源である「恐れ」を感じないような生き方を目指そうと思った。
実は「「恐れ」は、悪いことだと考えたことはなかったが、
たしかに「恐れること」は、その相手に対して「怒り」へと繋がる。
そして、怒りをぶつけるところがなく、そのやり場に困り「憎しみ」へと・・。
「恐れ」という、目に見えない敵と戦うよりも、
「何事にも恐れない」という精神を鍛える方が、健全なのかもなぁ。(笑)



2016年04月03日(日)
高橋君 二十一世紀のヒーロー 期待します 長嶋茂雄

久しぶりに、高橋由伸ジャイアンツ新監督について書こうと思う。
4月3日の今日、41歳の誕生日を迎えた。
私の日記には、8回登場し、いろいろな面の彼を紹介している。
東京六大学野球(慶応)では、三冠王も獲得したというのに、
プロでは、とうとう「無冠の帝王」の汚名を返上することなく、
また引退試合、引退セレモニーもないまま、監督に就任した。
彼は、長嶋監督同様に、記録より記憶に残る選手だった気がする。
「開幕戦・1回表・先頭打者・初球ホームラン」や
「ランニングホームランではなく、1ヒット1エラーで
グランド一周」など、話題には事欠かなかった。
東京ドームでは、ライトスタンドでの応援が多かったため、
目の前にいる、一番近い選手の後ろ姿が「高橋由伸選手」だった。
投手の投球一球ごとにグラブから手を抜く仕草は忘れられないし、
彼の応援歌「戦う男のフィールドに 燃える男の24
弾丸アーチをスタンドへ ぶちこめ由伸」は、今でも覚えている。
そんな彼を語るとき、私のお宝箱に入っているものが役に立つ。
1998年当時の「YOSHINOBU TAKAHASHI」と書かれた、
サイン入り、テレフォンカード。(ビニール未開封)
そこに記されているのは、まだ「33番」を付けた長嶋監督からの
応援メッセージ。(たぶん・・自筆だと思われる)
「高橋君 二十一世紀のヒーロー 期待します 長嶋茂雄」
これって、終身名誉監督から新監督への応援メッセージとしても
悪くないな、今年から、10連覇しちゃいますか。



2016年04月02日(土)
「The Good Lie」とは「厳しい環境を生き抜くためのウソ」

映画「グッド・ライ いちばん優しい嘘」
(フィリップ・ファラルドー監督)から。
これが、ほぼ「スーダン」の現実だとしたら、私たち日本は無力であり、
彼らを全米各地へ移住させたアメリカは、やはり大人の国だと感じた。
タイトルになっている「いいウソ」の定義は、大学の授業のシーンで。
「『ハックルベリー・フィンの冒険』の『いいウソ』の意味は?」と
先生が訊ねると、賢そうな女性の学生がさっと答える。
「厳しい環境を生き抜くためのウソ」と。
確かに、本にそう書いてあったのだろう、しかし説得力がない。
その後に答えた、スーターンから移民してきた主人公のひとりは、
「『奴隷はいない』と奴隷狩りの連中をだました。
でも、何よりも大事なのは、そのウソでジムを救ったこと。
彼には、ジムの自由が賞金より大事でした。いいウソです」と付け加えた。
リアル体験から生み出された定義は、より具体的であった。
戦争は、想像を絶する状況で、難しい選択を迫られることが多い。
ウソをつくのは悪いと知りながらも、仲間を救うために、
自分が犠牲になっても、咄嗟のウソがつけるかどうか、
「厳しい環境を生き抜くためのウソ」とはそういうことである。
簡単そうでありながら、実はなかなかできることではない。
最後に流れた「アフリカの諺」を記しておく。
「急ぐなら、1人で行け。遠くへ行くなら、一緒に行け。」
If you want to go fast,go alone.
If you to go far, go together.



2016年04月01日(金)
嘘をつくことで、奇跡が起きることがあるかもよ。

映画「エイプリルフールズ」(石川淳一監督)から。
冒頭にこんなフリップが表示される。「嘘は罪である。
だが時に、嘘が奇跡を起こすこともある。
(聖ピエトロ・フランチェスコ8世)」
さてどんな嘘の定義があるのか、楽しみに観始めた。
拳銃を持ってレストランに立てこもる女性に対して、
人質にされた人たちが、嘘について語るシーンがある。
「嘘ぐらい、誰だってつきますよ」
「人間は嘘をつく生き物なんです」
「嘘でもつかなきゃ、やってられない時もあるしね」
「嘘をつくから、うまくいくこともある」
「嘘に救われることもある。人生ってそういうもんです」
メモしながら、自分がついた嘘を思い出そうとしたが、
その場を取り繕うためについた嘘が多いからか、
不思議と思い出せないことが可笑しかった。
ただ「嘘をつけば、気持ちが楽になった。
そして、嘘しかつけなくなった」という台詞もあり、
「詐欺師」の心境を語っている気がする。
やはり、冒頭のフレーズを反復したシーン、
「嘘をつくことで、奇跡が起きることがあるかもよ」
この台詞を、気になる一言に残そうと思う。