|
|
2016年02月29日(月) ■ |
|
2月29日は、起死回生・挽回の日 |
|
4年に一度の「閏(うるう)年」、その中でも2月29日は「閏日」。 仕組みなどの説明をすると長くなるのでやめるが、 この「おまけ」みたいな1日は、私にとって貴重な一日だった。 毎日、記録している万歩計の歩数、私が目指しているのは、 「1日平均10,000歩、年間365万歩」だけれど、その過程として、 1ヶ月単位で、平均1日10,000歩をクリアしていくこと。 ところが2月は、突然の雨や体調不良で、車での移動が多く、 昨日2月28日現在で、まったく無理な数字になっていた。 特に、昨日までの前5日間は、それまでが嘘のように 8,317歩、9,992歩、6,697歩、6,977歩、1,593歩、と 予想外の失速で、今月は万事休す、の気持ちで今日を迎えた。 目標達成には、今日だけで24,500歩を越えなければならず、 距離にすれば、15キロくらい歩かなければ到達しない計算。 天候もあいにくの小雨模様、玄関を出るまでは諦めていた。 しかし、もしかしたら・・と感じたのは、今日が閏日で、 なぜか神が与えてくれた「ワンチャンス」と思えてしまった。 こう考えた時の私は、自分でも怖いくらい意地になる。(汗) 朝、いつもより少し早目に家を出て、遠回りをし、 昼、蜜柑1つを頬張りながら、昼食の休憩時間内は、町内散歩。 さらに、夕方から予定していた、講演・コンサート会場までは、 もちろん歩いて向かい、終了後は、強風の中、タクシーも待たず、 時間がもったいないので、自宅まで歩いて帰った。 帰宅後、部屋着に着替え、万歩計を確認したら、25,000歩超え、 何とか、月ごとの平均1日10,000歩を死守できたようだ。 だから、今日ばかりは「2月29日は、起死回生・挽回の日」と 気になる一言に残そうと思う。 今年の2月29日は、 何年経っても忘れない「閏年の閏日」になった。
|
2016年02月28日(日) ■ |
|
自転車レースで、ランニングの速さを知る |
|
先月観戦した「アジア自転車競技選手権大会」から。 たぶん、あの時の興奮を文字で表現したところで、 トラックのカーブ斜度の凄さや、実際の速さは伝わらないから、 写真も撮らなかったし、雰囲気を楽しむことに専念した。 一周250mのトラックを、1分/1キロの速さで駆け抜けるスピード感は、 至近距離で、目の前を通過する自転車の音や風で実感できる。 さすが、自転車競技・・とメモをしたあと、意外なことに気づいた。 人間がマシーンを使わず走る「駅伝」や「マラソン」などは、 今では高校生でも、3分/1キロを切るスピードで疾走するが、 もしかしたら、ものすごいスピードで通過する自転車の速さの1/3(?)と 換算したら、そのスピードの方が驚かされた。 変な話であるが「自転車レースで(人間の)ランニングの速さを知る」 そんな感じである。 トップランナーは、もっと速く、そのスピードで駅伝やマラソン、 20キロ、40キロの距離を走り切ると考えたら、感動ものである。 テレビで彼らを見ていると、一緒に走っている周りの選手も速いから、 あまりスピードを感じないだけだと覚えておいた方がいい。 そういえば、一度、トレーニングジムで、4分/1キロを体験したが、 私には、2分が限界だったのを思い出した。(笑) 人間って、どこまで成長するんだろう・・リオ五輪が楽しみである。
|
2016年02月27日(土) ■ |
|
頑張る人のまわりには、そこかしこに花が咲く |
|
あれ、なにからメモしたフレーズだろう・・ (すみません、久しぶりに、情報源不明です。(汗)) ただ、リズムが良くて、何かのキャッチコピーにいいな、 そんな感覚でメモしたに違いない。 特に「そこかしこ」は「其処彼処」(「其所彼所」)と書き、 「そこにもあそこにも」「あちらこちら」「ほうぼう」の意味。 頑張る人のまわりには、なぜか多くの人が集まってきて、 これまたなぜか、いろいろなイベントに招待される。 だから、どこにいっても、必ず顔を見かけるという図式。 当然、イベント会場では、多くの人に取り囲まれて、 その人のまわりだけ、花が咲いたような雰囲気に包まれる。 そんな光景を何度か目にしたので、このフレーズが思い浮かび、 あっ、これだ・・・とメモしたのかもしれない。 これが「オーラ」というものだろうなぁ、と感心をした。 まちづくりの基本は「人づくり」と言われるのは、 この人に会いたい、この人の住んでいるところに住みたい、 この人と泣き笑いながら、一緒にまちづくりをしてみたい、 人が人を呼ぶ・・そんな感覚なのかもしれないな、最後は。
|
2016年02月26日(金) ■ |
|
振り子時計はね、夫婦みたいなもんだ |
|
映画「振り子」(竹永典弘監督)から。 原作は、私も何度も見直した「鉄拳」さんのパラパラ動画「振り子」。 台詞がないパラパラ漫画から、よくここまで纏めたな、と思う反面、 台詞がないからこそ、私たちの想像力が膨らみ、感動できたのに・・と 正直、これは賛否両論あるだろうな、と感じた。 だからこそ、バラバラ漫画にない「台詞」に興味をもちメモをした。 やはり、印象的なのは、小松政夫さん演ずる「時計屋」さんが口にした、 「振り子時計の定義」かな。 「振り子時計は繊細なんだ。右左に動く振り子が正確に時を刻む。 少しでも、振り子がバランスを崩すと、正確に動かないんだ。 右左って、両方が力を合わせないと時を刻めないんだよ」 「振り子時計はね、夫婦みたいなもんだ。 共同作業で、何年も何十年も、時を刻んでいくんだからね」 私はこの台詞で、グッときてしまった。 さらに「中村獅童さん・小西真奈美さん」演じる、主人公の夫婦の関係が いろいろな出来事でぎくしゃくした時、こんな台詞が救ってくれた。 「どっちかが頑張っている限り、振り子は絶対に止まらない。 共同作業って、そういうことなんじゃないかな」 カチカチ・・となる音が気になって、家庭から消えた「振り子時計」、 昔は、ゼンマイのネジを巻くのは、子どもの仕事だったなぁ。 「振り子時計」(夫婦が離婚しないように?)が止まらないように。
|
2016年02月25日(木) ■ |
|
「松竹」の名前は、双子の創始者「松次郎、竹次郎」から。 |
|
何度も話題にして申し訳ない。(汗) 今回も、以前紹介した講演会、講師は「石塚慶生」氏、 (松竹株式会社 映像本部 映像企画部 映像企画室 チーフプロデューサー) 演題は「映画プロデューサーという仕事」から。 大好きな「映画」の話とあって、質問し始めたら、 たぶん、私が何時間でも独占してしまうのではないか、 それほど私の知らない「映画製作の世界」が拡がっていた。 映画業界の市場規模は「2,100億円市場」と説明した後、 「右肩上がりでもなければ、右肩下がりでもない、ずっと横ばい。 これが不思議なんですよね」と語った。 個人的に考えても、ヒット作が多い年、少ない年などにより、 どちらかに傾くだろう、と思うのだが、そうではないらしい。 「映画マーケットは、紅生姜マーケットと同じ」がウケた。 その後、現在の映画興行について、具体的な数字や作品を示し、 「妖怪ウォッチ」をはじめ、アニメ映画の勢いを実感しメモした。 それなのに「松竹」の名前の由来が、インパクトが強すぎて、 それまでのメモが吹き飛んだ。(汗) 業界では、知られている話なのだろうが、私には新鮮だった。 「松竹梅」の「松竹」だと思ったのに、双子の創始者の名前とは。 ネットで調べたら、確かにそのとおりだったから、 「『松竹』の名前は、双子の創始者『松次郎、竹次郎』から」を 残そうと思う。 頑張れ、松さん竹さん、東宝に負けるな、と応援したくなるな。
|
2016年02月24日(水) ■ |
|
智恵ちゃん、けっこう、あれ、しつこいだろう |
|
映画「ゆれる」(西川美和監督)から。 事件の真実は、兄の腕に残る傷跡だけが知っている、 そんな心が揺さぶられた結末であった。 兄が恋心を抱いていた女性は、弟の昔の彼女。(らしい) それを知りつつ、弟に彼女を送らせた兄は、大人なのか。 彼女の部屋で激しいセックスして帰宅後、 後ろめたさを感じながらも、兄に「ただいま」と挨拶。 そんな雰囲気を感じながらも、またまた大人の会話。 「智恵ちゃん、けっこう、あれ、しつこいだろう」・・ ドキリとする弟の動揺を見透かしながら、 しばらく間を置いて「酒飲みだすと・・」と付け加える。 「あっ、そう、意外と飲めるんだよね」と体裁を整えるが、 事件後、彼女は下戸で、ビール一杯でもコトンとなるくらい アルコールに弱いことを知り、兄の質問の意味を知る。 前半部分の仕掛けが、後になって利いてくるから面白い。 舞台となるガソリンスタンド「135円・125円・98円」の 価格表が、妙に気になってしまったが・・(笑) いろいろ考えさせられる映画だった気がする。
|
2016年02月23日(火) ■ |
|
楽しい町には、楽しい人が住んでいるに違いない |
|
以前、紹介した「ブランドづくり」の講演会。 講師「岩崎邦彦」氏(静岡県立大学経営情報学部教授)から。 講演を聴き終わってから、まず手始めにしたのが、 「清水町と言えば、○○だよね」という「○○」探し。 北海道は「広い」、沖縄は「暖かい」のように、 誰もが感じる「イメージ」を「まちづくりのブランド」にしないと、 誰からも選んでもらえない、ということを教えていただいた。 そこで、いろいろな言葉を当てはめてみた私の結論は、 なんと「『清水町』と言えば『楽しい町』」だった。 もちろん「清水町と言えば、柿田川」という言葉も浮かんだが、 地名や特産品ではなく、人間の「感性」に訴求する単語が必要だった。 どの自治体も口にする「住みやすい町」「子育てに優しい町」等は、 どうもイメージが掴みにくく、感性に訴えるイメージが浮かばない。 それでも必死に考え、最後に残ったのは「清水町」と言えば、 「癒される町」「元気な町」「楽しい町」の3フレーズ。 その中で私は、あえて「楽しい町」を選ぶことにした。 まずは、町民や近隣に住む人に「清水町は楽しい町」と感じて欲しい。 では、そのためには、どうしたら良いか。 それが、まちづくりの「統一性、一貫性」という戦略であり、 「スタバ」を例にとって教えていただいたこの「ブランドづくり」も、 近いうちに「気になる一言」に取り上げて紹介してみたい。 まずは、楽しいか、楽しくないか、なんて考えず、頭に浮かんだ 「楽しそうなこと」を、これでもか!!ってくらい、するしかないな。 仕掛ける人が楽しくなければ「楽しい町」にはなれないし、 楽しい町には、楽しい人が住んでいるに違いないから。(笑)
|
2016年02月22日(月) ■ |
|
病気なんだ、分かってあげなさい |
|
映画「妻への家路」(チャン・イーモウ監督)から。 久しぶりに、切ない・・という感情が込み上げてきた。 「中国映画」だからという、特別な偏見ではなく、 「ハッピーエンドではない」結末に対して、 でも、これが現実・・というリアル感が私の胸を締め付けた。 娯楽要素の強い映画なら、最後には、正義は必ず勝つし、 辛い体験をしても、最後にはホッとさせられる結末が待っている。 しかし、この作品は、そんな私の甘い望みを打ち砕くように、 記憶障害で夫を他人だと思い込む妻は、最後まで治らず、 いつか妻の記憶が戻ることを信じて寄り添い続ける夫の愛情も、 最後の最後まで、変わらない。 この物語の起承転結が、私に「切ない」という言葉を吐かせた。 そんな母親の様子に、イライラを募らせている娘に対して、 父親はこう諭す。「病気なんだ、分かってあげなさい」 自分が、愛する妻に「夫と認識されていない」にも関わらず、 いつまでも、そばにいてあげたいと思う男心が、本当に切ない。 今まで、映画は「ハッピーエンド大好き」と言い放ってきたが、 たまには「リアル感」のある、こういった作品もいいな、と思う。 ハッピーエンドじゃないんだけど、心が温まるのは、 どんな環境になって、人が人としての尊厳を守っているから、 そう思わずにはいられない作品だった。
|
2016年02月21日(日) ■ |
|
驕(おご)りが心に起こったら、その時が衰退の始まり |
|
昨日、結婚披露宴で、偶然隣に座ったことを契機に、 お話をさせていただいたのは、近江八幡市で呉服商を営む 「扇四(おうぎし)呉服店」の社長御夫妻。 その人柄にひかれ、帰宅後、機会があれば出かけてみたいな、と インターネットで検索したら、歴史ある近江八幡の中でも指折りの、 創業享保5年(1720年)とあり、約300年代々受け継がれてきた、 「扇四呉服店中村家の家訓」が、多くヒットした。 「我が友人一老商に市店盛衰の原由を問ふ。」で始まる家訓は、 実は商売に限らず、どんな組織にも通用する家訓として紹介されている。 「家訓」と言うと、短い言葉で家風を表現するようなイメージがあるが、 この「扇四呉服店中村家の家訓」は、非常に長い。 「商売をしていると必ず好不調の波がある。不調の時には必死に頑張るが、 調子が少し上向くと心に奢(おご)りが生まれ、 そしてそれは同時に衰退の兆しである」と、諭している。 「驕り」というと、そんなことはないと眉間に皺を寄せる人もあろうが、 大変な時、ぎゅっと締めていた脇が、成功するとどうしても、あまくなる。 そこで、今一度「脇を締める」ことこそ、更なる繁栄に繋がる、と。 逆に「脇があまくなったまま」では、衰退の一途を辿り、 気がついた時は、取り返しががつかなくなる」ことを我々に教えてくれる。 組織を束ねる役割の人は、是非、一度、読んでみて欲しい。 「戦いは、大勝した時が一番危ない」とした兵法にも繋がる考え方、 さすが、300年という歴史を代々繋いできた、呉服商の家訓である。
P.S. 享保5年(1720年)となると、東京五輪開催の2020年が、創業300年。
|
2016年02月20日(土) ■ |
|
着物は「時間」と「心」に余裕がないと・・ |
|
昨年の10月まで、私の部下だった職員の結婚披露宴。 受付で手渡された席次表を見て、私の隣に見覚えのない名前があり、 肩書きを確認したら「(株)扇四呉服店」の御夫妻だった。 約3時間を、せっかく同じテーブルで過ごすのだから・・と思い、 自己紹介しながらお話をうかがったら、 呉服店を営む新郎の父親が、30年ほど前に修行させていただいた 滋賀県近江八幡市の老舗呉服店の中村御夫妻だと知った。 交わした内容の数々に、まさしく「近江商人」の血が流れていた、 そういっても過言ではないほど、穏やかな話し振りの中に、 私を唸らせる言葉が溢れていた。 もちろん着物文化については、私の本当に浅い着物の知識にも、 面白そうに頷いていただき、申し訳ないほどである。 そんな中、私が「なかなか着物を着る機会がなくて」と呟いたら、 「着物は『時間』と『心』に余裕がないと・・」と助言をいただいた。 着物はさっと着て、さっと脱ぐ洋服と違って、 着る前の準備と着終わった後の片付け(?)に時間がかかるから、 まずは「時間に余裕がないと・・」と言い、 さらに、普段からの自分の「心に余裕がないと・・」と付け加えた。 お洒落やブームではなく「時間と心」といった「生活」に余裕がないと、 上手く着こなせないのかもしれないな、と感じた。 時間が経つにつれ話がはずみ、お猪口に冷酒を注がれながら、 「時々着ると、着物に着られているようで・・」と笑いながら話したら、 「慣れですよ」と、さりげなくアドバイスをいただいた。 「本当に着物が似合う男になりたい、と思うなら、毎日着ることですよ」 そう言われた気がして、一瞬、背筋が伸びた気がする。 最初から着慣れている人はいない、慣れれば着物が体に馴染みます、 きっと、そういうことなんだろうな。 日本の歴史の中で大事な役割を果たした「近江商人」と話ができたこと、 単なる偶然と片付けず、これからも大切にしたい人間関係である。
|
2016年02月19日(金) ■ |
|
本物の婦警と勘違いして話しかけてくるんですよ |
|
先日紹介した「松竹映画・チーフプロデューサー」の石塚氏と一緒に 講演会に参加していただいた女優・仁山貴恵さんとの会話から。 (前日、プライベートで伊豆(熱川温泉)に来ていたらしい) 石塚氏がプロデュースした、映画「わが母の記」では、 お手伝いさん役で出演し、撮影現場の緊張感を語ってくれた。 そんな彼女と、懇親会の席では偶然?(笑)、隣になり、 またまた映画・エキストラの話で盛り上がった。 ドラマ「EX「相棒 season1〜2」」では「婦警役でレギュラー出演」、 そんな話を聴きながら、彼女のエキストラ体験の話も・・。 「私もエキストラで警察(鑑識)の役をやったことがあります」と 伝えたところ「女性の場合『ナースと婦警』のエキストラが多いんです」、 と笑いながら「婦警の制服で出番を待っていると『何か事件ですか?』と 撮影を見に来た人たちが、本物の婦警と勘違いして話しかけてくるんですよ」 そんなエピソードまで教えてもらった。 調子のって、現場内の交通整理をしてしまう人もいたらしい。(汗) たしかに私たち日本人は、制服姿に弱い。(オタクではなく・・) また、エキストラ、やりたくなっちゃったなぁ。 前日の飲み会を「ごめん、明日、撮影なんだ・・」って断りながら。
P.S. せっかく知り合った女優さん、これからも末永いお付き合いを・・。
|
2016年02月18日(木) ■ |
|
ただの無職の妊婦さん |
|
映画「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」(御法川修監督)から。 「かもめ食堂」に代表される、私の好きな癒し系の映画、 そんな言い方もできるが、男女共同参画の視点からみると、 働いていた女性が、結婚して妊娠して仕事を辞める時の憂鬱さが、 私にも伝わってきた。 「向こうの両親の意見も聞かなきゃ、 もう一人じゃなんにも決められない」と独り言を言ったかと思うと、 「もう営業部所属、岡村まい子じゃないんだよねぇ。 これやれ!って、仕事を頼める後輩もいないし、 頼むぞって言ってくれる上司もいない。ただの無職の妊婦さん」 バリバリ働いていればいるほど、そのギャップは激しいのだろう。 男からみれば「幸せそうな妊婦」としか映らない姿にも、 そんな思いがあるんだなぁ、とメモをした。 こんな台詞も、メモして切なくなってしまった。 「私ね、母親になったら、なんか今までの自分が 消えてなくなっちゃう気がして。 だから、会っておきたかったんだ、今の自分で、す〜ちゃんに」 監督の伝えたいこととは違うだろうけれど、素敵な映画だった。
|
2016年02月17日(水) ■ |
|
水曜日・恋愛・エッチネタ、復活要望書 |
|
先日「大河ドラマ『真田丸』の気になる一言、希望」という、 メールが届いた話を書いたら、それに触発されたのか、 「水曜日・恋愛・エッチネタ、復活要望書」なるメールが届いた。 これを知っている人は、相当の「気になる一言マニア」である。 以前、映画や飲み会で仕入れた「エッチネタ」が溜まってしまい、 定期的に「気になる一言」にして、誰かに伝えないと、 こちらのモヤモヤが溜まってしまい頭が変になりそうだ、とばかり、 女性ファン激減を覚悟で、書きまくっていた時期がある。 しかし意外なことに、毎週水曜日、恒例の「恋愛・エッチネタ」は、 私の予想に反して、女性の方がよく反応してくれた。(汗) もちろん、私は聖人君子ではないし、悩みだってたくさんある。 まぁ、そんなこともひっくるめて「気になる一言」だから、 どうしても「恋愛・エッチネタ」が苦手な方は、読み飛ばして下さい。 そんなわけで、毎週とはいかないけれど、復活します。 こんな場合「乞うご期待!!」って、言っていいのかな?
P.S.例えば・・こんな感じです。(笑) 「つまづいたっていいじゃないか、人間だもの」(相田みつを) 「つまがいたっていいじゃないか、人間だもの」(今、話題の議員)
|
2016年02月16日(火) ■ |
|
この4年間が最大のプレゼンテーション |
|
講師「橋本聖子」氏(参議院議員) 演題「2020オリンピック・パラリンピック東京大会がもたらすもの」 (〜スポーツを通じた人材育成と地域活性化〜)から。 夏3・冬4、計7回のオリンピック出場(日本人最多)をしている 彼女の話は、やはり多くの気付きを与えてくれた。 現役当時、所属していた「富士急行スケート部」は、 「富士山5合目から頂上へ」郵便配達の役割があったらしい。(汗) また監督には「マサイ族の身体になるぞ」と言われ、 「汗は、かくものではなく蒸発させるもの」と鍛えられた。 その彼女が語った、私たち静岡県民へのメッセージは、 「この4年間で、どうやって日本(静岡)の良さを伝えるか?」であり、 「この4年間が最大のプレゼンテーション」という視点だった。 夏の「リオ五輪」が終われば、世界の注目は一気に「東京・静岡」、 この開催地に注がれる。 だからこそ、開催まで4年間という年数を準備期間と考えず、 既に本番が始まっていると意識すべき、そう教えられた気がする。 どれだけの整備が、どれだけの速さで進むのか、 世界のアスリートは、そんな視点で「静岡」に期待している。 そんな期待に応えられる「自転車の聖地」にしなくては・・。
|
2016年02月15日(月) ■ |
|
「モノづくり」と「ブランドづくり」は違う |
|
平成27年度駿豆地区農業委員会講演会 講師「岩崎邦彦」氏(静岡県立大学経営情報学部教授) 演題「農作物のブランドづくり」から。 巷で賑わすキーワード「ブランド」とは何か?の問いに、 「実は、誰もわかっていないんです」と言いながらも、 彼が説明してくれた定義は、分かりやすくメモは増えた。 「生産者の9割の人が、うちは、品質には自信がある・ 技術ではひけを取らない・味では負けない」と言うが、 「だけど、うまくいかない」というのも9割だという。 そこから導かれた答えは、根本的に 「モノづくり」と「ブランドづくり」は違う、ということ。 和牛の品評会(於・京都市)で、4年連続1位は「静岡牛」、 しかし、直後の競り市で最高値は「松坂牛」。 「ブランドは、単なる名称、品質以上の力を持つ。 品質は、重要。だが、品質を超えた『何か』が必要。 それが『ブランド』」と、講師は言い切った。 私は、まさしく、その通り・・と頷きながらも、 これは、農作物に限った話ではないな、と感じた。 「地方のブランド力」とは、まちの持つイメージが明確で、 「○○と言えば、○○だよね」と言われるくらい、 「イメージが浮かばなければ、選ばれない」ということだ。 いくら素晴らしいイベントをしても、そのまちのイメージが悪いと、 なかなか足を運んでくれない、ということだろう。 厳しい話だけど、それが現実だし、今からでも遅くない、 そのまちのイメージづくりこそ「戦略」だと再認識した。 さて、あなたの住むまちの「イメージ」は?
|
2016年02月14日(日) ■ |
|
それって、子犬が嫌いなのと一緒だぞ |
|
映画「ピッチ・パーフェクト」(ジェイソン・ムーア監督)から。 この映画を簡単に説明すると、解説どおり 「個性豊かなガールズアカペラ部のメンバーたちが織りなす 友情やプライド、成長を描いたガールズムービー」。 だけど、ちょっと下ネタやゲロを吐くシーンなどが多く、 女性アカペラの素晴らしさが、インパクあるシーンに相殺されて、 とても残念だった、と思う。 気になる一言は、そんなストーリーとは少し外れるが、 この例え、なかなか面白いな、と感じたので選んでみた。 主人公のベッカは、音楽のアレンジなどは好きだが、 映画などは、あまり観ないタイプのようだった。 そんな彼女に、映画音楽好きの(ボーイフレンド?の)男性が訊ねる。 「どんな映画が好き?」・・答えに戸惑っている彼女にこう呟く。 「好きな映画が一つもないの?、それって、子犬が嫌いなのと一緒だぞ」 映画も子犬も、両方とも大好きな私には、とっても判りやすかった。 世の中に、子犬が嫌い・・という人がいるとは信じられないし、 好きな映画が一本もない、なんて人も信じられないからだ。 もちろん、世の中には例外があることも知っているけれど、 それくらい、驚きに値することだったのだろう。 今度、信じられないようなことに遭遇したら、使ってみようっと。 「それって、子犬が嫌いなのと一緒だぞ」って。
|
2016年02月13日(土) ■ |
|
今、気になっているのは、タイトル「漢字二字」 |
|
「大河ドラマ『真田丸』の気になる一言、希望」という、 とても短いが、分かりやすいメールが届いた。(笑) 確かに、毎回欠かさず観ているし、メモも着実に増えているが、 言われてみれば・・取り上げてないことに気付いた。 書こうと思えば、毎週「真田丸」に関する「気になる一言」が書けるが、 その分、映画や読書、講演会、美術館、コンサート、飲み会のネタが減る。 紹介したいフレーズが多くて、今や「気になる一言」出番待ちのネタが、 私のパソコンには、瞬間冷凍(メモ)されて、溢れている状態であるが、 要望にお応えして、タイミングよく「大河ドラマ」も紹介していきたい。 今、気になっているのは、毎回のタイトル。 意識的に「漢字二字」の単語だけど、それだけにインパクトが強いし、 その単語だけで、大体のストーリーが思い出せるから嬉しい。 ちなみに■第1回「船出」■第2回「決断」■第3回「策略」■第4回「挑戦」 ■第5回「窮地」■第6回「迷走」・・・・50回目は、どんな単語なのか、 とても楽しみにしている1人である。 また、毎回のように画面に登場する「白山大権現」の掛軸。 単なる「真田家の信仰厚い神」として、床の間に飾ってあるのか、 ストーリー全体に関わるメッセージなのか、それは分からない。 ただ、いろいろなところに仕掛けがあることは確か。 「自称・メモオタク」を楽しませてくれる、今年の「真田丸」である。
|
2016年02月12日(金) ■ |
|
映画は「プロデューサー」がいないと生まれない |
|
講師「石塚慶生」氏。(松竹映画・チーフプロデューサー) 演題「映画プロデューサーという仕事」から。 映画の責任者といえば「監督」、という先入観があるが、 最初の企画段階から、完成後の宣伝まで携わっているのは、 「小津安二郎・木下恵介・山田洋次」に代表される監督ではなく、 プロデューサーだと理解できた、貴重な講演会だった。 「松竹」という映画会社の方針に合わせながら、 「どういう映画をつくったらいいのか?」を企画し、 さらに、そのストーリーをイメージしながら、脚本を作る。 原作があろうがなかろうが、基本的な2時間に収める作業は、 「骨子は、選び、捨てる作業」と言い切った。 それから、会社のOK(稟議の決済を通過して)を受け、 はじめて「実行部隊」と言われる、「監督」を中心に、 キャスト、スタッフの選定に入るらしい。 もちろん並行して、スポンサー探しの営業活動や、 収支シミュレーションなどの調整なども行い、ようやく撮影。 撮影後は「編集関係者」と、最後の仕上げ。 さらには、完成後の「宣伝活動」まで、一手に引き受ける。 映画のすべての流れを管理するのは、プロデューサーだった。 だから「映画は『プロデューサー』がいないと生まれない」を 気になる一言に残したいと思う。 これだけの仕事をしているのに、どうして映画という世界は、 監督がクローズアップされるのだろう。まったく不思議だ世界だな。
|
2016年02月11日(木) ■ |
|
映画ネタを交えた近況報告は、いつもより(ずっと)長い |
|
「働く女性の会(ATG)」の2月例会だった。 講師は、松竹映画のチーフプロデューサー「石塚慶生さん」、 当初の演題「映画というビジネス」を軸に、 「映画プロデューサーという仕事」という視点で話してくれた。 いつもなら、帰宅後、講演会のメモをパソコンで打ち込みながら、 だいだい「気になる一言」が1つに決まるのだが、今回は難しい。(汗) 映画好きの私のアンテナに引っかかる言葉が多くて、整理しきれない、 また、講演後の講師を交えた懇親会で飲み過ぎたのか、 どれを選ぼうか、どう展開しようか、考えがまとまらない、が理由。 だから、詳細は後日の報告で勘弁して欲しい。(笑) それでも、今日の講演会を振り返るとしたら、二次会恒例の、 「自己紹介と近況報告は、いつもより(ずっと)長かった」かな。 プロデューサーや女優さんを前に、会員各自の自己紹介が、 なぜか、いつもより饒舌で、なかなか止まらない。 私だけは短くするつもりでいたが、気がつくと、やはり話していた。 いつもなら全員で15分くらいで終わる挨拶が、今回は約45分ほど。 それだけ映画は、老若男女の共通の話題として、盛り上がることを実感。 (ただ私の場合は、作品より台詞重視だから、噛み合ないかも・・) これって、本当は大切にしなければいけない、日本の文化なんだよなぁ。 もっともっと、いろいろ聴きたかった「映画プロデューサーという仕事」、 「女優さんの仕事」も加えて、続編を期待したい。
|
2016年02月10日(水) ■ |
|
「立場」という単語はない |
|
私たちが良く使う単語に「立場」という単語がある。 日本人は、立場で考え、立場で発言し、立場で行動する、 私も知らず知らずに「立場」という考え方をする。 しかし、英語では、私たちが使う意味合いの、 「立場」という単語はない、という話を耳にした。 英語で言うと「situation」「position」、 見地・観点という意味なら「viewpoint」「standpoint」。 そんな知識しかないけれど、どれもちょっと違う感覚がある。 外国では、個人の「I」が基本で考えられ、 立場によって発言を変えるということはありえない、 そういう意味なんだろう。 どちらが正しい、どちらがいいという話ではないが、 日本人らしい使い分けだな、と思う。 「立場」で発言しなければならないことって、 歳を重ねるごとに多くなってきた気がする。 う〜ん、特に組織の管理職になると、難しいなぁ。
|
2016年02月09日(火) ■ |
|
信号待ちでは、スマホを操作しない |
|
朝晩、歩いていると、いろいろな光景を目にするが、 最近、気になるのは、信号で停車している車の動き。 赤信号で止まる車の運転手の多くは、 止まったと同時に、スマホに目をやり、指を動かす。 そんな頻繁にメールが来るわけでもないだろうから、 ちょっとした時間にゲームでも・・と思うのだろうか、 ほとんど前の信号を見ずに下を向いている。 では、どうして信号が変わったかを察知するかというと、 隣の車が動き出した、その気配でブレーキを離す、 そんな感じに見えた。 先日見た光景は、二車線の先頭に止まっていた車が 信号が変わったのに、どちらも動かなかった。 観察したら、2台の運転者とも下を向いて、 スマホを操作していたから、後ろからクラクションの嵐。 「運転中はスマホを操作しない」が、広まらないだろうか。 少なくとも「信号待ちでは、スマホを操作しない」を。 安心して、横断歩道を歩いていられないなぁ。(汗) こんなことで、交通ルールを守っている子供たちが 犠牲になったのではたまらない。
|
2016年02月08日(月) ■ |
|
俺は「頭髪剥離」なんだ |
|
年に何度か集まる、高校時代からの「仲良しグループ」新年会、 その席での話題は、なぜか「韓流ドラマ」が多い。 「韓流」「テレビドラマ」どちらも関心がない私だけは、 親友(悪友)たちが、楽しそうに話しているのを聴いている。 (実は内緒だけど、私にとって、けっこう楽しい時間・・) その次の話題は、病気を中心に、健康のこと。 そう言えば・・と思いだしたように、 やや離れたところに住んでいる友達のことが気になり、 「最近、どう?」とメールをしたら、なんと入院中、 「網膜剥離の手術をした」ということを知った。 そうなんだ、俺たちもそんな年齢になったのか・・と、 しんみりした雰囲気になった時、メンバーの1人が、 薄くなった、いやほとんどない髪の毛を触りながら呟いた。 「俺は『頭髪剥離』なんだ」。(笑) 自虐ネタだけど、その場の雰囲気を変えてくれた一言に、 一同、笑いの渦に包まれた。 この年齢になると、自虐ネタ・・大歓迎だな。
|
2016年02月07日(日) ■ |
|
古いが・・ポンコツではない。 |
|
映画「ターミネーター:新起動 ジェニシス」 (アラン・テイラー監督)から。 アーノルド・シュワルツェネッガー演じる「ターミネーター」T-800型は、 老いた姿となって登場し、この台詞を何度か繰り返す。 「古いが・・ポンコツではない。」 メモして気がついたのは、いい場面で使われている。 そう考えると、今回、監督が伝えたかったのはこれだ、と思いたくなる。 先進国では、どの国でも高齢化が進み、その対応に追われているが、 高齢になったからといって、使いものにならないわけではない。 今の時代、何でも新しいもの、若いもの、言い換えれば新品が好まれるが、 実は、年季の入ったもの、長い間に渋みが出てきたものだって、 しっかり存在感を示し、輝きを増すものだってある。 もちろん、人間だって同じこと。 大切なことは、まず自分が「高齢」だということを認めるということ、 その上で、だけどまだしっかり動けるよ、と謙虚にメッセージを伝えること。 もうすぐ定年を迎える私にとって、根底におきたい考え方である。 まだまだ若いものには負けない、これからは高齢者の時代だ、と叫ぶよりも、 「古いが・・ポンコツではない。」をキャッチコピーに使ったポスター、 「古いが・・ポンコツではない。」をイメージしたCMなどのほうが、 カッコいい気がする。自分で作っちゃおうかな。(笑)
|
2016年02月06日(土) ■ |
|
ラッキーな人を見て、ラッキーだと思える人になりたい |
|
清水町文化芸術活動促進事業「第7回地域交流センター寄席」 古典落語「柳家花緑」独演会から。 永谷園・お吸い物のCMで有名な「五代目小さん」さんの孫だけあって、 どこか人懐っこさを感じさせた、柳家花緑さんの落語を堪能した。 落語家の血筋だけでなく「落語家の家に産まれ育った」という環境が、 彼の仕草などに染み付いているのだろう、色艶などが随所に感じられ、 大満足の独演会であった。(演目は「試し酒・子別れ(下)」) 特に、落語に入る前の「前口上」のネタが、私のメモ対象となる。(笑) 「人の笑いは、音叉(おんさ)だ」と、笑いの共鳴について話したり、 笑点の歌丸師匠を「死ぬのを忘れているんじゃないかと思うほど元気」と 誉め讃え、会場の笑いを誘ってみたり、 祖父の「あさげ・ひるげ・ゆうげ」を意識したのか、 「朝寝、昼寝、ふて寝」とリズムのあるフレーズも、記憶に残してくれた。 多くの小咄や、「(悔い)杭が残らない仕事」「やめるベッキーだった」など、 最近、巷を賑わせている話題なども取り入れて、上手いなぁ、とメモした。 その中でも私が選んだネタは、真面目な一面を覗かせた 「ラッキーな人を見て、ラッキーだと思える人になりたい」という話。 トラブル、アクシデント、ハプニングに巻き込まれた時、 予定どおりに進まなかったことに、不平・不満を口にしたくなるが、 そのことによって起きた、時間のズレのため「幸運」を手にする人もいる。 みんながイライラしている中、そんなラッキーな人を見つけて楽しむこと、 また、そんなラッキーな人に会った自分もラッキーだと思える生き方、を 笑いを交えながら、教えてもらった気がする。 日常、時間どおりにいかないことはいくらでもあるから、楽しみが増えた。 そんな「柳家花緑」さんの落語が聴けて、ラッキーだったなぁ。
|
2016年02月05日(金) ■ |
|
伊豆マラソンは、走る癖をつける手段だから・・ |
|
今年も「伊豆(ハーフ)マラソン」の季節がやってきた。 大会が近づくにつれて、何人かの人達から、 「今年も出ますか?」のメールが届く。 実は、今回は出る予定がない。たぶんこれからも(汗)。 えっ?と感じる人もいると思うが、私の中では、 伊豆マラソンは、目的でもなければ、目標でもないから。 ただ、自分のライフスタイルの中で、 「走る」という癖をつけたくて始めたこと。 そのために「毎日走ること」の理由付けが必要で、 それが「伊豆(ハーフ)マラソン」に出ることだった。 一昨年の9月からランニングを始めて約5か月、 年末年始も含め、ほぼ毎日走った。 逆に寒い季節だったからこそ、続いたのかもしれない。 私の「出ないよ」という返信に戸惑う人もいるけれど、 ハーフ2時間を切りたいとか、フルマラソンに挑戦する、 そんな目標でなかったことは、確かである。 テレビ生活からの脱却のために「映画」に没頭したし、 歩く癖をつけたいから「万歩計」を持って記録した。 今では、映画を観なくても、テレビはほとんど見ないし、 歩数を記録しなくても、移動手段の第一は「歩く」となった。 一度、夢中になって、そのコツを体が覚えたら、 意外と執着しない・・これが私の持続力の秘密かな。
|
2016年02月04日(木) ■ |
|
ほんと?じゃ、ちょっとは気にしてて |
|
映画「Father」(市原直・杉山嘉一・月野木隆監督)から。 「30代、40代、50代の監督が、それぞれ父親をテーマに 製作した3つの短編で成るオムニバス」の解説に惹かれた。 「父親」の私が言うのも変な話だが、 「父親」という役割は、なかなか難しい、と思う。(汗) 娘にとっては「父親」であるが、妻にとっては「夫」、 母親にとっては「息子」という役割を使い分けながら、 家族の幸せを考えていかなければならないからだ。 ただ、今回はあえて「父親」役にこだわってみると、 「1st Story」でワンシーンが印象に残っている。 娘が父親に対して、乱暴で投げやりな言い方で反抗する。 しばらくして、娘がちょっぴり反省しながら、 「ごめんね、ひどいことを言って」と父親を見る。 父親は「いいよ、別に気にしていないから」と答えた。 私もたぶん、同じ対応、同じ言い方をしたと思う。 その台詞を受けて、娘が笑顔で父親に言い返す台詞。 「ほんと?じゃ、ちょっとは気にしてて」 映画を観ながらメモしていた私も、娘に、 「もっと私のこと、家族のこと、気にしてよ」と 言われたみたいで、照れくさくなった。 「お前からあんなこと言われて気にしてるよ」なんて、 言う父親なんて、いないと思うんだけどなぁ。
|
2016年02月03日(水) ■ |
|
シティプロモーションとは、選択される街になること |
|
人口減少、定住促進、観光交流、少子化対策、CCRC・・など、 これらの単語が、毎日のように新聞紙上を賑わせている。 自分たちの街に、住んでもらおう、働いてもらおう、 観光に来てもらおう、と必死に売り込みをしている。 定義好きの私は「シティプロモーションとは?」が欲しくなる。 いろいろな本を読み漁り、私なりに辿り着いた定義は、 「シティプロモーションとは、選択される街になること」だった。 確実に減少する人口に対して、近隣市町で争奪合戦をするよりも、 ある程度のターゲット層に選ばれる街になること、を選びたい。 人間で言えば「相手の望む結婚相手に選ばれること」だったり、 その前に「相手の恋人に選ばれること」だったりする。 もちろん、選ばれるためには手段を選ばず、 自分のセールスポイントを声高に主張し、結婚を望む相手に対して、 自分の優れているところを売り込むことも大切だけれど、 相手にとって、自分はどんな役に立てるだろうか、という考えを持ち、 常に、相手の幸せを優先させている人間の方が、 最後には、結婚相手として選ばれるのではないかと思う。 ただ、なかなかそんな気持ちになれないのは知っている。(汗) それでも敢えて、そんな異性に惹かれるのは、 私が歳を重ねてきたからだろうか。 まちづくりも、そんなスタンスで望みたいが、甘いかな?
|
2016年02月02日(火) ■ |
|
カワセミは「毎日・2時間おき」にやってくるよ |
|
先日「恒例」の話題で、この一言を書いたが、 毎日通う「柿田川公園・第一展望台」で得た情報も、 カワセミの「習慣(恒例)」を意味するものであった。 私は何度も目にしているが、一度見たいという人がいたので、 毎日、朝早くから柿田川公園をボランティアで掃除したあと、 午後まで観光案内もしている方に訊ねたら、 「カワセミは『毎日・2時間おき』にやってくるよ」との答え。 現在、柿田川に生息する「カワセミ」はメス(らしい)。 第一展望台に姿を見せるのは、朝6時半から2時間おき。 6:30 8:30 10:30 12:30 14:30・・ 電車やバスの時刻表ではないが、この間隔が面白い。 何か理由があるのだろうから、楽しみに信じて欲しい。 (この時間に行って、見えなかったぞ・・と言わないでね) 隣接するドライブインの日本庭園でも、 「毎日同じ時刻に見るよ」という情報も耳にした。 あとは、習慣を妨げないように、そっと観察する私たちのマナー。 是非、多くの人に、渓流の宝石、翡翠(ひすい)とも言われる 「カワセミ」の青い羽根を自分の目で見て欲しいな。 (木々の葉が落ちる冬が、絶好の観察時期じゃないかな)
|
2016年02月01日(月) ■ |
|
さすが、愛されてますね、わかりやすく。 |
|
映画「紙の月」(吉田大八監督)から。 ストリー的には、宮沢りえさん演じる銀行員が、 ちょっしたことから、預かったお金に手を付けて、 どんどん泥沼にはまっていく展開であり、 目新しいものはない気がした。 よくありがちな事件として、時々新聞紙上で目にする 横領のドキュメンタリー映画のようだった。 そんな中、「気になる一言」に選んだのは、 男性から女性への愛の表現方法である贈り物。 主人公の妻が、夫からのプレゼントである、 高級腕時計をしている様子を、若い女性が冷やかす。 「さすが、愛されてますね、わかりやすく」 このちょっぴり皮肉めいた台詞が、面白い。 高級な贈り物をもらうってことは、愛されている証拠、 あなたは、そう思っているだろうけれど、 意外と愛されていないかもよ、という意味が、 どこかに引っかかっていて、物語もそれを証明していく。 「仮面夫婦」とまでは言わないけれど、 幸せの夫婦を装っている、とでも言いたげな台詞は、 口にした本人が上司と不倫しているからこそ、 インパクトがあったのかもしれない。 「私も愛されてますよ、わかりやすくないけど」 そんな意味が隠されていると思うと可笑しかった。
|
|