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2014年02月28日(金)
「のび太」から「映画『風立ちぬ』の主人公」へ変身

何年振りかに、眼鏡を換えた。
プラスチック・レンズの傷が目立ってきたのが大きな原因だけれど。
丸い縁のメガネ(アン・バレンタインのデザイン)は、
丸顔の私には絶対に似合わないと思い、かけてこなかったが、
妻や娘のアドバイスもあり、思い切ってチャレンジすることにした。
丸い縁のメガネは「ジョン・レノン」や「大江健三郎」さん、
宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」の主人公「堀越二郎」さんなど
個性的で、ちょっぴりオシャレな感じがするけれど、
丸顔に丸いメガネは、ドラえもんの「のび太くん」や、
サザエさんのお父さん「磯野波平さん」が代表的。(笑)
私たちの世代は「丸出だめ夫」や「大村崑」さんも、その仲間。
案の定、評価は真っ二つに割れている。
顔を合わせて「あれ、眼鏡、換えた?」までは同じだが、
「へぇ、今回は、オシャレだね」から「なんか、変!」まで、
様々な意見をいただき、恥ずかしいというのが本音。
今まで、眼鏡を換えても、誰も気付かれなかったのに、
面白いものだなぁ、と思う。
私にとって眼鏡は、小学校の頃からのお付き合いだけど、
こんなに形やデザインを意識したことはなかったなぁ。
記録に残したいから、一言にしてみた。
「のび太」から「映画『風立ちぬ』の主人公」へ変身



2014年02月27日(木)
おじさん、僕たちのほうが上手いよ

先日、静岡市出張のついでに(笑)、市内の美術館巡りをした。
駿府博物館「第3の男 下村観山」(日本画)
静岡市美術館「シャガール展」
静岡県立美術館「『幻触』と石子順造」
 同所蔵展「大地から(日本画の情景)」
 同県民ギャラリー「26回特別支援学校高等部合同作品」
昨年、なかなか足を運べなかった美術館だけに、大満足だった。
しかし・・私の感性にピッタリした作品が少なかった気がする。
1つ挙げるとすれば「寿老」(作・下村観山)。
いつまで観ていても飽きがこない、静かな日本画だった。
ネームバリューから言えば間違いなく「シャガール」なのだが、
彼の精神性がうまく理解できないのか、パリ・オペラ座天井画、
ステンドグラス、版画、その他の造形にも、心は動かなかった。
そんな時、地元の小学生たちだろうか、どどっと入ってきて、
静かな美術鑑賞は無理になったが、子どもたちは素直である。
シャガールの絵をじっと観た後、なぜか私に話しかけてきた。
「おじさん、僕たちのほうが上手いよ」
「うん、そうかもしれないね」と返したものの、
絵だけを単純に比べたら、正しいかも・・と感じてしまう私は、
絵の鑑賞センスがないんだろうな、と苦笑いした。(笑)
逆に、ちょっと心が揺れたのは、特別支援の子どもたちの作品。
この子たちの作品に、スポットを当ててあげたいな、と思う。
それが、行政の役割だと考えているから。



2014年02月26日(水)
ワレ狂カ愚カ知ラズ、一路ツイニ奔騰スルノミ。

映画「226」(五社英雄監督)から。
私たちの知っている「二・二六事件」と言えば、
「日本の陸軍皇道派の影響を受けた青年将校らが起こした
クーデター未遂事件」程度の知識である。
作品の中で印象的なのは、萩原健一さんが演じた
「歩兵第三連隊・野中四郎大尉」が、
ハンカチを窓ガラスに押し付けて、書き綴るシーン。
「ワレ狂カ愚カ知ラズ、一路ツイニ奔騰スルノミ。」
三浦友和さん演ずる「安藤輝三大尉」も、
「俺はこの言葉で動いた。この言葉で立ったんだ」と、
興奮して言うのだが、この部分の説明は僅かでわからない。
ネットで調べてみても、あまりピンとくる説明もない。
しかし「狂愚」と言う単語で、その糸口を見つけた。
なんと吉田松蔭が、自らを「狂愚」と呼んでいた。
「狂」は積極的に行動する人。
「愚」は退くことを知らぬ馬鹿正直な人間。

「狂・愚」あわせて、積極的な意味をもっているようだ。
ただし「社会に対する絶望の表現」という人もいる。
国をどうするかという意識を強く持ちながらも、
一途な思いで突進していくひたむきな生き方こそ、
青年将校と吉田松陰の共通点ではなかろうか。
いつの時代も「狂愚」と呼ばれる人たちが、社会を刺激する。
その人たちの熱い想いを、どう受け止められるかが、
私たち大人たちの役目であると思う。
この事件が、太平洋戦争に繋がった気がしてならない。



2014年02月25日(火)
そこに住んでいること自体がほっとする

講師「東郷和彦」氏(静岡県対外関係補佐官)

演題「2014年の日本外交と静岡県の対外関係」から。
いろいろな職歴・経歴をお持ちの彼が、自治体幹部職員研修に
どんな話を聞かれてくれるのか、とても楽しみに聴講した。
始めは、中国の尖閣問題に触れ、安倍総理の靖国参拝・・
今回はやはり、緊迫している外交問題が中心かな、と思いきや、
そんな話は序章であり、理想のまちづくりについて、
嬉しそうに語っている姿が、印象に残った。
安倍首相の「瑞穂の国の資本主義」については、何度も口にし、
「公共・自然・文化・伝統」を大切にすることとした、
教育基本法の改正(新しい教育理念)を褒めていた。
世界規模で21世紀の文明のリーダーになるためには、
「経済力」や「軍事力」ではないと言い切り、
「日本は少子高齢化でも、幸せなんだ」と思えるよえな
「住み心地」を重視したまちづくりの提案をしていただいた。
講演中メモした、多くのフレーズから選んでみると、
「そこに住んでいること自体がほっとする」ってことだろう。
世界では「イギリスのクッカム(Cookham)」が好き、と紹介し、
「日本ならどこだろう?」という問いが、心に引っかかった。
この話は、とても参考になったので、また後日紹介したい。



2014年02月24日(月)
「ごう音」の「ごう」は「轟」ですよ。

書籍「日本人の知らない日本語4」(蛇蔵&海野凪子著・
メディアファクトリー刊・143頁)(番外編・外国編)から。
シリーズで読んできて、えっ、本当?と疑いたくなるような、
文化の違いや、聴き間違い、いい間違いのエピソードが多数で、
いつも、飲み会で使えそうなメモが溢れてしまう。(笑)
今回は、ちょっと真面目なネタを一つ。「ベルギー」の項目だったかな。
「漢字が沢山ある方が楽ですよ! 知らない単語も意味が推測できますから。
日本は常用漢字に含まれない字を新聞でさえ、ひらがなにするでしょう。
あれ、やめてほしいです」
「『ごう音』の『ごう』は『轟』ですよ。せっかくすごくすごそうなのに。
なんで日本人は漢字を減らそうとするんでしょう。
むしろもっと作ればいいのに」
う〜ん、なるほど・・と、日本人の私でさえ納得する疑問だった。
ただ、読むことは出来ても、書くことは難しいから、
日本人としては、母国の漢字が書けないのは恥ずかしいし・・(汗)。
意味も推測し出来るから・・は、日本語を習っている外国人らしい視点だし、
それだけ、漢字というものをイメージで理解していることがわかる。
「バラ」より「薔薇」のほうが、トゲがありそうな気がするし、
「トゲ」より「棘」のほうが、尖っていたそうだものなぁ。
「薔薇の棘」・・なるほど、漢字が多いほうがいいかも・・。



2014年02月23日(日)
自宅で「東京マラソン2014」のリアル応援

普段から走っている職場の先輩や知人から、
「東京マラソン出場」を教えていただき、楽しみに今日を迎えた。
ゼッケン番号を入れると、PCやスマホからでも、
どの辺りを走っているのかわかると聞いていたからだ。
(実際は「ゼッケン番号」知らなくても「氏名」「氏名カナ」でもOK)
「東京マラソン2014ランナーアップデート(位置情報サービス)」
記録は「スプリット」「ネット」「ラップ」「通過時刻」が表示され、
更に、地図と写真を組み合わせて、拡大(最大+)にすると、
該当者の●印が、車のナビゲーションのように、ズンズン動く。(驚)
面白くて、ずっと見ていられる。たぶん、走っている本人よりも、
PC前の私のほうが、情報がたくさんあるのではないだろうか。
5キロ毎に表示される「ラップ」を見ながら「なかなか安定してるな」とか
「あれ突然ペースが落ちた。何かアクシデントかな?」なんて心配したり、
私の心は、並走している「監督・コーチ」の気分だった。
もちろん、声は掛けられないけれど、彼らのおかげで、
先頭を走る人たちや有名人がメインのテレビ放送よりも楽しめた。
このシステムの仕組みはよく分からないけれど、
タスキなどにチップを組み込めば、箱根駅伝に代表される多くの駅伝でも
違った楽しみ方が出来るに違いない。(県別対抗・市町対抗も・・)
自分と関わりのある人が走っていただけでも、身近に感じた「東京マラソン」。
あとは「東京マラソン体験発表」をする「宴席」のセットするだけだね。

P.S.
認知症の徘徊者には、重たい機械を持たすより、このシステムを。(笑)



2014年02月22日(土)
悲観的に準備して、楽観的に行動する

書籍「孫子の兵法」(「最後に勝つ人」の絶対ルール)
(田口佳史著・知的生きかた文庫刊・269頁)から。
書店で「黒田官兵衛」関連の本を立ち読みしていたら、
文庫サイズのこの本が眼にとまり、即購入、一気に読み終えた。
孫子らしい「きれいごとではない、実践的なテクニック」とはいえ、
仕事以外にも、役に立ちそうな考え方が満載であった。
その中で私が選んだのは「悲観的に準備して、楽観的に行動する」
「いつでも来い。そんなものに負ける自分ではない」と、
言える自分を作ることが、最終的な目的であろうが、
そのためには「どこまでも『悲観的に』準備すること」
ようするに、最悪の場合にどうするかを決めておく、ことだと言う。
「これさえやっておけば、何が起ころうとも、大丈夫」というくらい
悲観的な状況対策を考えていれば、怖いものなし。
「『それもこれも想定内だよ』とばかりに落ちついて対応することが
可能となる」と、筆者は「孫子の兵法」を訳している。
以前、宇宙飛行士が地上の訓練のほうが大変、というコメントを残した。
宇宙で想定できる、アクシデント・トラブルだけでなく、
誰もが想定できないような事故にも対応することで自信がつく、と。
そう考えれば、悲観的に最悪の状況を想定することは、悪いことではない。
あとは、どうにでもなるさ、と楽観的に行動すれはいい。
(ポイントは、いつまでも悲観的になって行動しない、ということ)
「孫子の兵法」の用途は、ビジネスなどの戦いばかりではない、
異性をゲットする時にも、この「孫子の兵法」は役に立つだろう。(笑)

P.S. (読者へのお便りではありませんが・・)
ソチ・オリンピックの期間中も、マイペースで
映画鑑賞・読書・講演会・コンサート・美術館巡り、しています。



2014年02月21日(金)
緊張しないくらい集中しようと思いました

ソチ・オリンピック、フィギュアスケート女子、
浅田真央選手のフリー演技が終えた途端、今度は前日と一転して
賞讃の声が続出。
天の邪鬼の性格からか、みんなが揃って同じ方向を向くと、
ちょっとまてよ・・という私は、本当に嫌な性格だ。(笑)
昨日も、みんなが「マスコミ批判」という方向に向かうと、
ちょっと待てよ、と思ってしまったのだから・・。(汗)
実は、彼女がほぼ完璧に滑り、ラストの決めポーズで上を向き、
感極まった姿を目にして、私だって涙が出るほど感動をいただいた。
ただ「感動した・・」だけでは終わりたくなかったから、
一日かけて、彼女のコメントから「気になる一言」を探し続けた。
それも取材記事ではなく、彼女の口から発せられた言葉からと決めて、
生出演のテレビを観ていたら、へぇ〜なるほど・・と思うような、
メッセージを残してくれた。
SPの時は、自分でも緊張しているのがわかったので、
フリーのときは「緊張しないくらい集中しようと思いました」と。
言葉としてあっているのかわからないけれど、本当に集中したら、
緊張していることさえ気付かない、という事だと理解した。
私たちの感じる「緊張する」ということとレベルは違うけれど、
どうしたら緊張しないですむか、を考えるのではなく、
ある一点に集中することで緊張すら感じない、という視点は、
今回、彼女からいただいた、大切なメッセージ(プレゼント)として、
いろいろな場面で試してみたい。
それでも緊張したら、集中力が足りないな、と思えばいいのだから。



2014年02月20日(木)
母国日本、浅田真央選手に「言葉の暴力」

フィギュアスケート女子の浅田真央選手がSP16位。
朝起きて、すぐインターネットで結果を確認したが、
フリーの演技を残している彼女に対して、
私たち日本人が掛ける言葉は「頑張れ」のはず。
それなのに、帰宅してから広げた新聞(夕刊)の見出しは、
「まさかの16位」「勝負の3回転半 不発」
「悲願の『金』絶望的」「不安拭い切れず」
「過去にない致命的な大差」・・「転んだ写真の姿」
目にしただけで、気持ちが重たくなるフレーズの数々。
さらに、森喜朗元首相までが、福岡市内の講演で、
「あの子、大事なときは必ず転ぶ」と語ったという。
こんな仕打ちは、彼女にとって失礼極まりない、と思う。
彼女が帰国して目にする新聞が、こんな見出しばかりでは、
かわいそうで胸が締め付けられる想いだ。
「言葉の力」を知っているはずのマスコミだからこそ、
直接的な表現ではなく、もう少し、彼女の気持ちを察した
表現が出来ないものものだろうか、と感じた。
今回の「気になる一言」は、こんな辛い気持ちを記録したくて、
世界のどこかの国がネットで見出しを付けたら・・としてみた。
「母国日本、浅田真央選手に『言葉の暴力』」
安倍首相、「道徳」って教えるのは、難しいですね。



2014年02月19日(水)
まぁ、ぼちぼち書いていこうと思います。

目標にしていたわけではないが、毎日1話を書いている自分にとって
節目となる数字に到達して、久しぶりに喜んでいる。
写真もなく、ただひたすら「文字のみ」の日記が
(顔文字や、(笑)・(汗)・(涙)の文字は使ったけれど・・)
200,000というカウンターを表示することになったからである。
その内、30,000くらいは私自らが開いたカウントだろうし、
実は今まで、あまり意識していない、というのが本音である。
しかし、2001年01月18日(木)から、約13年、ほぼ毎日書いてきたから
このカウンターの話題は、何度となくこの日記に登場している。
2006年04月29日(土) 日記だけで「50,000ヒット」は、私の誇り
2007年08月04日(土)  いつのまにか70,000ヒットですね
2009年09月12日(土)  気になる一言・100,000ヒット達成
ここ数年、加速的に伸びた原因は、twitter・Facebook上に、
「今日の一言」更新済の情報をアップし始めたことだろうか。
ただ、SNSに日記を書くのではなく「更新記録」(今日も書いたよ)と
報告するだけだから、私が「気になる一言」に選んだ、
短いフレーズに興味をもった人だけが、日記を読んでくれる。
本来なら出会うことのない人たちとも、ネットを通じて知り合い、
今でもお付き合いさせていただいていることが、とても嬉しい。
「チリも積もれば山となり、メモも積もれば下山となる」
こんなフレーズを思い出しのも、年を重ねたからかもしれないな。
私が書いているWEB日記「エンピツ」は、1日1話しか書けないから、
まぁ、ぼちぼち書いていこうと思います。
今後ともおつきあいのほどを。



2014年02月18日(火)
4年前も、この頃「大雪」だったんだ。(汗)

先日、久しぶりの積雪に大騒ぎしていたが、
冬季オリンピックの話題で、自分の日記(2010年)を読み返していたら、
2010年02月19日(金) の一言は、
「『雨水(うすい)』の前日は「大雪」だった」。
えっ、ということは、4年前も驚くような「積雪」だったのか、と
記憶を遡っているが、あまり鮮明に思い出せない。
だから私の驚き「4年前も、この頃『大雪』だったんだ。(汗)」を残す。
当時、何年経っても思い出せるように、と書いたはずなのに、
もう忘れているなんて、私のボケもだいぶ進んでいるようだ。
当時の日記に「二十四節気の1つ『雨水(うすい)』は、
空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始めるころ。
それゆえ、この時節から寒さも峠を越え、衰退し始めると言われ、
昔から農耕の準備を始める目安とされてきた」とある。
今年も、雨水は明日の「2月19日」。
厳しい寒さの中でも、歩いてきたからこそ、
どれくらい、寒さがやわらぐのか、肌の感じてわかる気がする。
紅白の梅も、咲き始めた。寒桜も蕾が膨らんできた。
まだまだ「三寒四温」のリズムだろうが、もう春はそこまで。
「ヴィバルディ」の「四季」(春)が、聴こえてきそうだ。



2014年02月17日(月)
今回は、ソチ・オリンピックの話題が少ないですね

「今回は、ソチ・オリンピックの話題が少ないですね」と言われた。
自分でもわからないが、なぜかあまりアンテナに引っ掛からない。
4年前のバンクーバー・オリンピックは、何度か日記に登場している。
この4年間で、普段の生活でもテレビを見ることが減り、
スポーツ全般に対して、結果だけわかればいいや、となっているし、
フィギアスケートやジャンプに代表される「ウィンタースポーツ」も、
オリンピック以外に、世界選手権が毎年開催されているので、
4年に1度の「オリンピック」に、あまり関心がなくなってきている。
私の中で「一発勝負」のオリンピックより、ワンシーズン通して
コンスタントに結果を残している選手に、尊敬の念を抱いているからだ。
4年前、カーリングで「ギブアップ」のことを「コンシード」と言うなんて、
ちょっと目新しい単語も覚えたはずなのに、今は使われない。
先日、Yahoo!のトピックス「カーママ 英国にギブアップし連敗」
の見出しに、残念な気持ちになったのも事実。
4年前の2010年02月20日(土)、日本のカーリング女子チームは、
今回大差で負けた英国チームに勝ったのを、覚えているだろうか。
その時、その試合の結果だけに注目する、最近の報道に疑問符がつく。
私が、オリンピック選手がすごいな、憧れるなと思ったのは、
4年に1度しか世界の選手との試合がなかった時代、その4年間、
コツコツと地道に努力してきた姿を知っているからなんだと思う。
う〜ん、あまりにも「メダル獲得」に特化した報道に対して、
天の邪鬼だから、私なりの抵抗をしているのかもしれないなぁ。



2014年02月16日(日)
あえて言えば、6回も悔しい思いをしていることかな

ソチ・オリンピック、若い選手の多い日本チームの精神的な心の支えとして、
主将を任されたかも知れないな、と感じている。
スキージャンプ銀メダルの葛西選手に、まずは祝福を。「本当におめでとう」
今日から「レジェンド(伝説)」という言葉が、日本全国を駆け巡るだろう。
大会中も、(たぶん)帰国後も、多くの特別番組が組まれ、
私たち、日本国民の心に残るコメントが発せられることを期待している。
まずは銀メダル獲得直後のインタビューから「気になる一言」を残したい、
そう思いながら、メモをした。
飛んでる時(ジャンプしている時)、どんなことを考えているのか、
自分が鳥になったような気分なのか、それが私の関心事であったが、
独特の空中フォームについて「モモンガみたいでしょう?」とおどけながら、
「飛行機をイメージしているんです」と説明した笑顔が印象的だった。
そうか、自分は飛行機だと思っていたんだな、とメモが増えた。(笑)
しかし、私の最大の関心事は、7回(28年)もの長い間、続けられる理由。
(「亡き母や病気の家族への誓い」という視点もあるが)
彼はこう答えた。「特にないんだけど・・」と前置きをして
「あえて言えば、6回も悔しい思いをしていることかな」。
この一言は、何か辛いことがあると、すぐ変化を求める私たちに対して、
とても大切なメッセージとなった気がする。
そして、今回のオリンピック前半で、思うような結果が出せなかった
「ジャンプ女子の高梨沙羅さんへ」静かながら熱いメッセージになったと思う。
信念に裏打ちされた行動は、何よりも強い、と知らされた。
彼はレジェンドだから(笑)「あと10年は続ける」と私たちを驚かせた。
今後、ちょっと不調になったくらいで、
マスコミをはじめ周りの多くの人が(無理やり)「引退」へ導かないように、
願うばかりである。
改めて「継続は力なり」を実感したコメント、大切にしたい。



2014年02月15日(土)
アルコールが欲しくなる音ってあるんだなぁ

第293回泉のまち音楽会、
今回は「フルート&ビアノデュオ・コンサート」
flutistは「YUKARI」さん、pianistは「佐藤浩一」さん。
YUKARIさんは、沼津市出身、佐藤さんは、横浜市出身だとか。
2人とも本場ニューヨークでジャズを学び、その感性に磨きをかけ、
現在、欧米や日本全国で活躍しているだけあって、
なかなか文字では表現できないオーラと、
ジャズの音が持つ独特の雰囲気を醸し出していた気がする。
YUKARIさんのオリジナル曲「Numazu bushi」は、
ニューヨークに住みながら、故郷「沼津」を想って作ったという。
そんな「沼津を愛する人」がここにもいたことが嬉しかった。
言葉少ない2人であったが、静かな中にも、パワーを感じたので、
久しぶりに、私の雑感を「気になる一言」にする。
演奏者に対して、失礼な表現かもしれないけれど、
「アルコールが欲しくなる音ってあるんだなぁ」を残したい。
2人の息のあった演奏を、目を閉じてじっくり聴いていたら、
本当の「ジャズライブ」に来ている光景が浮かんだ。
もちろん、クセのある「ブルーチーズ」をつまみながら、
「マッカラン」や「ラフロイグ」などを時間をかけて(チビチビ)飲む。
(なぜか「ワイン」じゃなくて、ごめんなさい。(笑))
ジャズ演奏者にとって「アルコールが欲しくなる音」って、
褒め言葉になって欲しいなぁ。



2014年02月14日(金)
「踵を返した」が「かかとを返した」? (汗)

早朝に、地元紙の投稿欄を読んだ方から、
「ソチ・オリンピックと合わせ技、1本ですね」とか
「久しぶりに、名前を発見しました」などのメールが届いた。
建国記念日(11日)の夜、1日を振り返って気付いたことを投稿したので、
掲載されたことには驚かなかったが、その内容に驚いた。(汗)
小説ではよく「踵(きびす)を返す」という表現が使われているし、
漢字にしたまま投稿した私が悪いのだが、
まさか「かかとを返した」に修正されて掲載されるとは思わなかった。
たしかに「踵」とは人間の「かかと」の別の呼び方だが、
「 踵を返す」(きびすをかえす)というフレーズで使われるもの。
意味は「かかととは反対方向に向きを変える時の動作をあらわしたもの」
「(かかとの向きを逆にする意から)引き返す。後戻りをする」時に使う、
と理解している。
私は今まで「かかとを返した」なんて表現は聞いたことがない。
掲載していただいて、クレームというのもおかしな話だが、
読者からは、この人、普段から「かかとを返す」と読んでいるんだ(笑)、と
笑われているようで、今回ばかりは不満が残る。
新聞投稿の担当からすれば、見慣れない漢字があり
「読み方」「意味」を調べてくれて「かかと」に校正したのだろうが、
もう少し、日本語に対して配慮が欲しかったな、と思うしかない。
当然、上司も目を通すはずだから「ダブルチェック」を望みたい。
今後、投稿する時には、ルビを付けようかな。(笑)

P.S. 掲載原稿が気になる方へ
http://www.enpitu.ne.jp/usr3/39016/diary.html



2014年02月13日(木)
小さい時に厳しく、成長とともに徐々に緩める

本日、皇太子さまが、わが町を訪れたことを記念して、
書籍「おかあさん」(丸山敏秋著・新世書房刊・295頁)から。
ある講演を聴いて、この本が紹介され、興味をもった。
「おかあさん」という言葉は、温かみがある単語であるが、
なぜか恥ずかしくて、なかなか使うことが少なかった気がする。
筆者と多くの方の対談で、メモは予想以上に増えたが、
「おかあさん」と結びつかなかった皇后陛下の子育てについて
書いてあった話が印象に残った。
「美智子様の子育ては、小さい時に厳しく、
成長とともに徐々に緩めるという方針だったようです。
そして、一番の基本は『人間として立派であること』、
将来の皇位継承者として、どのような環境にも耐え、
凛とした態度を貫く強さを持たせることでした」
この部分は、皇族に限らず、私たちだって真似したいこと。
だから、逆の視点で考えると「小さい時に甘く、
成長とともに徐々に厳しくするという育て方は、
人間として立派であること、に遠のいてしまう気がした。
いくら親がこのことに気付き、厳しく育てようとしても、
孫可愛さで、祖父・祖母が甘やかしては、
立派な人間に育つことも出来ない、と認識して欲しい。
「三つ子の魂百まで・・」と教わっているのに、
どうして現実はできないのだろうか。(汗)



2014年02月12日(水)
「真珠湾は失敗だったな」「ああ、大失敗だ」

映画「聯合艦隊司令長官 山本五十六」
(太平洋戦争70年目の真実)(成島出監督)から。
「山本五十六」という指揮官の下で働いてみたかったなぁ、
これが鑑賞後、私の第一声であった。
もちろん主人公「山本五十六」の生き方を描いたので、
カッコよく脚色したところはあるかもしれないが、
それでも、この司令長官に見習うところは多かったと思う。
最後まで開戦に反対をしていた彼が、開戦の火ぶたを切る
真珠湾攻撃の聯合艦隊司令長官として活躍し、英雄視された。
その時の彼の心の内を考えると胸が締め付けられる。
そんな彼が、日本のマッカーサーと呼ばれた「堀栄三」と
心を開いて会話するシーンがある。
堀「真珠湾は失敗だったな」山本「ああ、大失敗だ」
日本国中が「アメリカ太平洋艦隊壊滅」とはがり、
歓喜の渦に包まれている中、彼らは失敗だったと。
根拠は「湾内に空母の姿はなく、無傷」、
「軍の施設や燃料タンクも手つかず」と冷静に判断している。
それが今後、どんな意味を持つのか、予想もしていたのだろう。
しかし「真珠湾攻撃は大失敗」という彼の言葉は、
とうとう最後まで軍部の中枢には届かなかった。
彼を「英雄」とするのであれば、彼の忠告に耳を傾ける、
そんな上官がいなかったから、戦争に負けた気がした。



2014年02月11日(火)
「観られる、聴かれる経験」を支援するボランティア募集

地元の2中学校吹奏楽部と、同じく地元の沼津商業高校吹奏楽部が、
町制施行50周年記念イベントとして、合同コンサートを開催した。
1部から3部は、それぞれの吹奏楽部の単独演奏、
4部は、3校による合同演奏というプログラムを楽しみに聴いた。
自分は40年前(15歳)、どんなことに夢中になっていただろうか、
そんなことを思い出しながらも、あることが気になった。
どうして中学生と高校生、たった3年間でこんなにも違いがあるのか、
たぶん、音色、テクニックだけの問題ではなく、
舞台上での落ち着きや余裕なのかもしれないな、と感じた。
では、その余裕を子どもたちはどうしたら得られるのか、
私たちは子どもたちに何をしてあげられるのか、を考えたら、
発表の場を与えるだけでなく、大勢の観客を集めることだと気付いた。
「観客に観られながら(スポットライトを浴びながら)演奏する経験」や
「学校関係者以外の人に聴かれる経験」は、子どもたちには難しい、
たぶん、普段の練習では経験することは出来ないことだろう。
だからこそ、私は舞台度胸をつける練習を支援したいな、と思う。
町民のひとりでも多く、演奏会場に足を運び、
上手くいかなかったときは「頑張れ〜」と声援し、
上手く出来た時は、割れんばかりの拍手を送るボランティアが欲しい。
「『観られる、聴かれる経験』を支援するボランティア募集」
そんなポスターでも貼ろうかな。



2014年02月10日(月)
眼鏡は「道具」?、それとも「おしゃれ」?

先日、娘がメガネを買いたいというので、付き合うことにした。
最近は、モダンなメガネショップが多くなったと聞いていたが、
一見、ブティクと見間違うような内装に驚かされた。
さて、問題はこれから。(笑)
男であり、中間管理職の私が選ぶとしたら、機能的なこと。
パソコンの画面をずっと見ている時間が長いから、
軽さとか、かけ心地を最優先して選択するだろう。
言い換えれば、眼鏡は仕事の「道具」として考えている。
しかし、娘や妻は、顔の形や髪型に似合うメガネ、
着ている服とのバランスなんかも気にしているようだ。
勿論、視力矯正の意味もあるから、そればかりとは言えないが、
同じ「眼鏡・メガネ」なのに、こうも違うとは・・。
そんな疑問を感じて「眼鏡は『道具』?、それとも『おしゃれ』?」。
そして「パパも少しは、お洒落なメガネにしてみたらどう?」
そんなメッセージ込めてだろうか、渡された眼鏡は、
今までの私なら、たぶん選ばないデザインだった。
「丸顔に丸い縁の眼鏡じゃ、のび太と間違えられるよ」と照れたが、
少しは自分の枠を超えて、試してみようかなって気になった。



2014年02月09日(日)
しまった、と思った時には、もう遅い

書籍「幻夏」(太田愛著・角川書店・395頁)から。
殺人事件とはいえ「静岡県三島市」の地名が作品に出てきたので、
いつもと違った感覚で、のめり込んでしまった。(笑)
「財布の中に、静岡県三島駅前のコンビニのレシートが入っていた。
コンビニでハンカチと缶珈琲を購入している」のくだりで、
きっとあのコンビニだな、とか、あの当時、コンビニはあったかな?など
時代考証までしてしまうから、困ったものだ。(汗)
さて、メモを整理していて気付いたことだが、教訓めいたフレーズが多い。
一番気に入ったのは「鑓水(やりみず)には、
これまでの人生の様々な局面において強く実感した教訓がいくつかある。
そのひとつが『しまった、と思った時には、もう遅い』というやつだ」
その他にも「圧倒的に強い相手と戦う時は、相手を近づかせちゃ負けなんだ、
遠くからやっつける」
「愛情は血の繋がりによって発生するものでもなければ、
万人に内在しているものでもないのだ」
「世界の涙の量は、常に不変である」
「妻が殺された時には夫を、夫が殺された時には妻を疑え」
「人の心は、硝子のように壊れたりはしない」
「過去に関する「もし」は、全部、起こらなかったことだ。
そして、起こってしまったことは、いつだってもうどうにもならないのだ」
「力を持つ者が、力を行使しなければ、秩序は保たれないからだ」
こういったフレーズを見つけると、妙に嬉しくなる私がいる。
それにしても「しまった、と思った時には、もう遅い」は、名言だよなぁ。
短くてもインパクトがあり、忘れにくいから。



2014年02月08日(土)
どさどさ、どすん・・なっ、なんの音?

今日は、午後からお世話になっている人の講演会、
夜は、これまたお世話になった人のお通夜・・とあって、
書きたいことはいっぱいあるのだけれど、
雪がこんなに積もったことを、あえて記録に残そうと思う。
何年経っても思い出せるフレーズを探して文字にしたら、
「どさどさ、どすん・・なっ、なんの音?」となった。
静岡でも雪が降ることは、何年かに1度はあることだから、
そんなに驚かないけれど、今回みたいに積もることは少ない。
それも「夜に降り始めて、朝起きたら銀世界」は時々あるが、
昼間からしっかり積もり始めるのは、私の記憶でも珍しい。
ストーブで暖をとっていたら不気味な音が「どさどさ、どすん」。
聞き慣れない音に、家族で「なっ、なんの音?」と驚いた。
どうやら、2階の屋根に積もった雪が1階の屋根に落ちた音らしい。
(勿論、あとで気付いたのであるが・・)その時の不安を文字にしたら
「どさどさ、どすん・・なっ、なんの音?」となった。
北海道・東北・北陸など、雪国に住む人たちにとっては、
そんなことで驚いていたら、何日も降り積もって
その重みで家がギシギシする音なんて聞いたら、
どうなっちゃうんだろうね?とお叱りを受けそうだ。(汗)
やっぱり、自然の力ってすごいなぁ・・と思うと同時に、
子どもたちに「雨」と「雪」と「霙(みぞれ」)の違いを教えるには、
絶好の機会だったなと思う。
明朝、自宅の窓から眺める景色が楽しみである。



2014年02月07日(金)
教室内(先生と生徒)で情報格差がある

講師「板垣徹」氏(NPO法人静岡パソコンサポートアクティビティ)

演題「大人のためのウェブチェック講座」から。
彼の話を聞くのは2度目であるが、すでに内容が違っていた。
それは、情報社会が急速に発展していることを物語っている。
今の親は、子どもの塾通い(危険防止)のために、仕方なく
携帯・スマホを持たせると思っていたら、最近では、
塾が終わると、塾側から親の携帯・スマホへ「今、塾を出ます」と
メールが届くらしい。
そんな情報環境の変化で一番印象的だったのは、
子どもたちを取り巻く現状を把握するべき学校の先生は、
携帯・スマホを使わなくても良い(使わない)環境にいて、
かえって、子どもたちの気持ちがわからない。
言い換えれば「教室内(先生と生徒)で情報格差がある」。
正しい情報教育を受けていない(受ける必要がなかった)先生が、
生まれた時から、インターネットが使えた世代の子どもたちに、
教える難しさは、苦労があるに違いない。
しかし、それが現実であり、「先生の情報教育」を進めなければ、
「情報格差」はますます広がることが懸念される。
まずは「教える側」が「そんなものは必要ない」という意識から、
「知らないと、社会に出て困る」という意識に変えないと、
大変なことになる予感がするのは私だけだろうか。

P.S.(講演で紹介された)
「13歳の息子へ、新しいiPhoneと使用契約書です。
愛を込めて。母より」・・ネットで検索してみてください。



2014年02月06日(木)
人気にかげりの出てきた芸人ほど露出を望むものだ。

橋下大阪市長が、市内24区で開かれている「区民まつり」に
出席する考えを明らかにした時のメモが出てきた。
市長選前に橋下市長は、前市長の区民まつりへの出席を
「実態は選挙運動」「大都市経営者の仕事ではない」などと
批判していたのに・・。
そんな彼の心変わりした行動を厳しく批判した記事が、
「人気にかげりの出てきた芸人ほど露出を望むものだ」だった。
そんなことをしなくても、しっかりと市政を運営していれば、
評価している人は評価している。
敢えて「顔見せ」的要素の強い、地域のお祭りへと
出席する時間があるなら、もっと大きなことを考えてほしい、
そんな期待も込めたフレーズと理解した。
24区、すべて出席するとなると、その時間も半端ではないし、
一日に何カ所も回るとなると、その場にいられるのはわずかな時間。
じっくり市民と対話する時間さえないだろう。
だから、パフォーマンスと言われかねないのに、今度は「出直し選挙」。
もう一度、じっくりこの記事を読み直してみたいな。



2014年02月05日(水)
やなせメソッド

昨日「メソッド」という単語が登場したので、
書籍「わたしが正義について語るなら」
(やなせたかし著・ポプラ出版刊・158頁)から。
「メソッド」とは、その人が独自に開発した方法、と理解していたが、
「やなせメソッド」を例に、「メソッド」その作り方を伝授している。
と言っても「虚仮の一念、とにかくやり続ける」ことしか教えてくれない。
「そのことばかりやっていれば、なんとかはなるものです」
「そうして多くやっていると、ひとつのメソッドが出来てきます。
自分のメソッドがある時にできるわけ」
「ぼくもあれやこれややっているうちにやっと、
やなせメソッドができてきました。
それを見つけるにはどうすればいいかというと、
それはたくさんやるより仕方がない、
いくつもいくつもやっているうちにできてくるんですね」
「本人独自でいろいろ開発していくわけ」
「メソッドを作る簡単な方法はなくて、やってやってやりまくっているうちに、
いつの間にか、できてくるんですね」と。
自分でも気がつかないうちに、その人のカタチ、
その人らしさが滲み出てくるらしい。
私も「しもさんメソッド」と呼ばれる、メモの取り方でも、出来たらいいな。
それが自分の武器になり、
失いかけていた「自信」をもつ契機になる気がするから。
平日・1日の過ごし方も、ある程度のパターンが出来ているから、
「しもさんメソッド」と呼べるかもしれない。
自分の好きなことで、
何か一つ武器(メソッド)を持たなくちゃいけない時代かもなぁ。



2014年02月04日(火)
健康で、努力家の人であれば・・

映画「鍵泥棒のメソッド」(内田けんじ監督)から。
お気に入りの内田監督と、大好きな俳優3人
(堺雅人さん・香川照之さん・広末涼子さん)を中心に
展開するドラマは、とてもありえないような展開でも、
なぜか納得してしまう面白さがあった。
広末さん扮する水嶋香苗という女性は、結婚する相手も決まっていないのに
「プライベートなことですが、私、結婚することにしました」と
職場で宣言し、皆に驚かれるが、好きなタイプを訊かれ
「健康で、努力家の人であれば・・」と答える。
この「努力家」という単語がキーワードで物語は進む。(笑)
また香川さん扮する殺し屋・コンドウは、お風呂場で転倒し、記憶をなくしたが
常に完全犯罪をするために、体も鍛えているようだし、
以前からいつもメモを取り、前向きに技術を磨く癖がついている。
だから「健康で努力家」。
記憶がなくなった不安いっぱいの中でも「努力してみます」と答える
そのフレーズに、胸キュンしたのが、広末さん扮する水嶋香苗という女性。
「大事なのは、これからどうするかってことだと思うんです」と
記憶喪失者の何気ない台詞で、もう完全に惚れたようだ。
コメディタッチだけど、異性に求めるタイプとして多くの人が口にされる、
一番人気の「優しい人」より「健康で努力家」の方が具体的で、私は気に入った。
これって、男性が求める女性のタイプでもある気がする。

P.S.
堺さん扮する、オンボロアパート暮らしの売れない役者・桜井は、
主役なんだろうけれど、あまりインバクトがなかったなぁ。



2014年02月03日(月)
不幸せになった時「幸せだった」とわかるもんなんです。

書籍「希望のありか・何のために生まれてきたの?」
(やなせたかし著・PHP研究所刊・118頁)から。
昨年94歳で他界した、やなせたかしさんの考え方。
もちろん、アンパンマンの作者として有名だけど、
私としては「詩とメルヘン」の発行者というイメージがある。
35年以上前、妻と付き合い始めた頃から読んでいた。
実は、最後のページに「メッセージ」を書く欄があって、
毎月1冊、何か一言を書いて渡していた思い出が蘇った。
娘が生まれてから、そのプレゼント相手は娘に代わった。(笑)
けっこう長く続けていたが、突然、廃刊になり
寂しい想いをしたことは、今でも覚えている。
「詩は、読んでわからなくちゃいけないと思うんです。
詩は、教養で読むもんじゃないって思うんですよね」
そうか、そんな考え方であの本を発行していたのか、と
嬉しくなった。
そのやなせさんが、幸せについて語った箇所を見つけた。
「幸せの中にいる時は『幸せ』はわかりません」と前置きをして
「不幸せになった時『幸せだった』とわかるもんなんです」。
そうなんだよな、どうして人間って、こんな大切なことに
気付かないんだろうって思ってしまうな。



2014年02月02日(日)
組織診では、悪性所見は認められませんでした。

大腸ポリープ切除後の一週間、不安を抱え、禁酒しながら、
待ち望んでいた(?)「精密結果報告書」が届いた。
おかげさまで、そこに書かれていた文字は
「組織診では、悪性所見は認められませんでした。」
実は、この一週間、いろいろなことを感じながら過ごした。
「もし・・」「万が一・・」が何度も頭をよぎり、
まぁそれも運命かな、なんて開き直ったり、弱気になったり。(汗)
更に、1月中旬から、映画「永遠の0」を契機に、
「太平洋戦争」に関する映画、書籍を鑑賞・読み漁り、
命の大切さを考えるとともに「死に様」なども真剣に考えた。
妻は「病院から手紙が来ているよ」と言いながら、ちょっぴり怖くて、
私が開封し結果を確認するのを傍でじっと見ていたようだ。
「とりあえず、大丈夫たったみたいだな」の声に、
やっとホッとした顔で「よかったね」と安堵の声を出した。
死に直結するような病気の検査結果って、予想以上に緊張する。
だからこそ、私にとって貴重な一週間だった気がする。
これからも、毎日を大切に、一所懸命に生きなくちゃなぁ。

P.S.
読者のみなさんにも、心配をかけてしまいました、申し訳ない。
ただ、もうしばらくアルコールは控えたいので、ご容赦を。(笑)



2014年02月01日(土)
一月の計は朔(ついたち)にあり

正月の一言で「一年の計は『1月2日』にあり」と書いた。
この時「一年の計は元旦にあり」は諸説あることも話したが、
中国の書物「月令広義」以外の説に、毛利元就の言葉説がある。
彼も、家臣に向かって「年の初めに一年の事をじっくり考える。
それが本当の祝いというものである」と言ったとされるから。
彼が家臣に伝えた台詞は、
「一年の計は春にあり、一月の計は朔(ついたち)にあり、
一日の計は鶏鳴(一番鶏が鳴く早朝)にあり。」
今回の注目は「一月の計は朔(ついたち)にあり」であり、
毎月1日に、その月の計画や準備が大切であることを教えている。
う〜ん、私の場合、前月の末日まで精一杯生ききり、
1日は前月のふりかえりと反省をしながら、改善点をみつけて
2日から新しい月のスタートとして考えたいのだが、
こんな高度情報社会で、そんな悠長なことは言ってられないから、
毎月1日の午前中に振り返り、午後に計画を立てることにしたい。
でも「一年の計は『1月2日』にあり」だけは譲れないな。
それくらい、じっくり時間を掛けて前年を振り返って欲しいから。