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しもさんの「気になる一言」
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2012年04月30日(月)
「夫婦の日」「よい夫婦の日」「いい夫婦の日」

その日初めて車のエンジンを始動すると、
車のナビゲーションが教えてくれる「記念日」だけど、
驚いたことに、2月2日、4月22日、11月22日
全て「夫婦の日」らしい。(4月22日にメモ済)
それぞれ「夫婦の日」「よい夫婦の日」「いい夫婦の日」
その制定団体とか制定理由は、今の時代はネットで調べれば、
すぐわかるんだろうけれど、商魂逞しいというか、
語呂合わせが好きな国民だなぁ、と思わずにはいられない。
まぁ「良い夫婦」と「いい夫婦」の違いは気になるけれど。(笑)
そんなに「夫婦の日」を作って、どんな意味があるんだろう。
それだけ、我が国民は「夫婦」という単位を「記念日」にして
意識啓発しないと、うまくいかない「関係」ということなのかな。
外国ではこんな「夫婦の日」なんてない気がするから。
(そもそも英語に「夫婦」という語呂合わせが通じないし、
「夫婦」って単語がなかったと記憶している。
man (husband) and wife 又は a (married) couple
それなら日本独自の「毎月22日は夫婦の日」がいいと思うが、
「2月9日は肉の日」と「毎月29日は肉の日」にみたいに
「記念日」としてはちょっと軽くなっちゃうかなぁ。
そもそも「夫婦」を記念日にする必要があるのだろうか。(汗)



2012年04月29日(日)
文句言って何もしない人、だめよ

映画「蟹工船(2009)」(SABU監督)から。
小林多喜二による1929年のプロレタリア文学の名作「蟹工船」、
そう書かれた作品紹介に、なぜか引っ掛かるものがあった。
テストのために「蟹工船・小林多喜二」と対で暗記していたから、
すぐ原作者は思い出せたが、どうしても物語が浮かんでこない。
そこで原作は後回しにして、映画を先に観ることにした。
気になる一言は、出稼ぎ労働者で蟹缶の加工を行う船・蟹工船の
劣悪な環境に耐えられず脱走した主人公が、
救出されたロシア船で目にした労働環境の違いに驚いたシーン。
「本当に通訳?」と疑いたくなる人物が、彼に近寄り、呟く。
「一人ひとり、立たないとダメね。文句言って何もしない人、だめよ。
「わからない、怖い、やらないね。考えることやめたら、終わりよ。
ず〜と、考える。何するか見えるよ、今すること見える。
行動ね、一人ひとり考える。一人ひとり行動する。一人ひとり大事ね」
(うまく聴きとれたかどうか、疑問ですが・・(汗))
この会話をきっかけに、日本の蟹工船に戻り、
「俺たちの最大の弱点は、命令に我慢・慣れすぎている」と主張、
劣悪な環境に働く労働者たちを蜂起させるけど、
実は、映像よりも文字で読んでみたくなった。
早速、図書館に行って、原作を借りてこようっと。



2012年04月28日(土)
50歳からの映画デート

以前は、仕事の帰りにひとりで・・なんて事もあったけれど、
最近、映画館へは夫婦で出かけることが多い。
映画館では「夫婦割引」という特典もあるし、
幸いにも夫婦で歩いていける距離に映画館(シネコン)があるから、
私たちにピッタリのフレーズとして、夫婦割引のキャッチコピーを
気になる一言として、紹介したい。
「50歳からの映画デート」
夫婦どちらか片方が50歳以上だと2人で2000円、という割引は、
私たちだけでなく、多くの人たちに浸透しているようで、
土日に限らず、平日夜の上映作品でも、
夫婦(らしき)人たちがぴったり並んで、ポップコーンをつまみながら、
楽しんでいる姿は、微笑ましいという言葉がピッタリである。
時には、80歳近くの老夫婦がニコニコしながら観ているシーンもあり、
そんな2人を眺めているこちらの方が、嬉しくなったりすることも。
ドライブや食事とはちょっと違った「50歳からの映画デート」
映画館の回し者ではないけれど、是非、倦怠期の夫婦にお勧めしたい。
また昔のように仲良くなれること、お約束します、はい。
(不倫の映画とか、殺しの映画は観ないように・・・)



2012年04月27日(金)
お前みたいな奴をなんていうか知ってるか?・・アマチュアだ

映画「岳 ガク」(片山修監督)から。
もちろん、気になるフレーズとして、誰もが感じた
「生きてた君に感動しちゃった」「また、山においでよ」
「山に捨てちゃいけないものは? ゴミと・・命」というクイズなど、
多くのメモはしたけれど、私は敢えてこの台詞を取りあげた。
「お前みたいな奴をなんていうか知ってるか?・・アマチュアだ」
その前に、こんなシーンが展開されている。
長澤まさみさん扮する新人救助隊員の椎名久美が、
遭難者と遭遇し、自分で助けたいと無線で指示を仰ぐ。
そんな時、無情にも上司は彼女に指示を出す。
「お前には、まだ無理だ。そこは訓練場じゃない 命令を守れ」と。
それでも助けたいと、自分の気持ちを優先した彼女に、厳しい言葉が続く。
「聞こえなかったか? 命令だ。
休暇中だろうか、なんだろうが、プロとして、無責任な行動は慎め」
それでも「プロだから、見過ごすことはできないんです」と言い放つ、
緊迫したシーンであったが、自分勝手な行動をした彼女に対して、
のちに救助に向かったヘリコプターの操縦士が、彼女に諭す。
「お前みたいな奴をなんていうか知ってるか?・・アマチュアだ」
自分の感情だけで行動する奴は、見た目にはカッコいいけれど、
冷静さに掛けた判断では、結果は最悪状態を生むことになる。
さらに大きな二次被害を生むことになることも考えず、
自分の思い込みの「正義」だけで突っ走るのは、アマチュアだと、
プロ意識を主張する彼女に言い切るシーンに、私は感動した。
どんな仕事でも「プロ意識」が邪魔になることも多々ある。
もう一度、誰のための行動なのか、を再認識して判断基準としたい。
「お前みたいに『プロ』を口にするだけで、冷静な判断ができない人は多い。
それは「アマチュア」だと言い切る、ヘリコプターの操縦士のプロ意識、
ストーリーと無関係かもしけないけれど、大切なことだと、私は思う。
最近、こういう台詞で、後輩たちを指導する先輩が減った。
是非復活して欲しい、先輩・後輩、上司・部下たちの人間関係である。



2012年04月26日(木)
アンド・コール

音楽会の演奏が終わると「アンコール」の声。
これって、語源はフランス語で「なお」「もっと」の意であり、
「encore」という単語である。
フランス語では「Bis」(ビス)というらしい。
「演奏者が予定の演奏を終了したあと、客が拍手や掛け声で
追加演奏を求めること。また、それにこたえて行う演奏。」
しかし、ある演奏者が「アンド・コール」に応えて・・と
口にしたので、気になってメモをした。
たしかに「再び、舞台上に呼び出す」という意味では、
間違っていない気がしたから、今回の話題にしてみた。
もちろん「アンコール」(encore)が正しいのも承知だが、
「アンド・コール」(and call)も悪くないな、と、
思ってみたりして・・。(汗)
いくら「こんにちは」が正しいとわかっていても、
「こんにちわ」と書き続けるへそ曲がりの私にとって、
この「アンド・コール」も捨てがたい発見であった。
次の演奏会、わざと「アンコール」「アンド・コール」って、
叫んでみようかなぁ。



2012年04月25日(水)
目の前で笑ってくれるこの女を大切にしよう

映画「女たちは二度遊ぶ」(行定勲監督)から。
オムニバス小説の映画化で、5人の女性が登場するが、
映画だから、最後にこの5人が、どこかで交差していると
もっと面白いのになぁ、と思いながら、観終えた。
「どしゃぶりの女」「自己破産の女」「夢の女」
「平日公休の女」「つまらない女」
やはり一番興味があったのは、
長谷川京子さんが演じた「つまらない女」。
一所懸命に話すのだけれど、面白くなく、疲れる。
どこにでもいるような女性だけど、
意外といないのかもしれないな、とメモをした。
自分の話をしゃべりっぱなし、という女性は多いけれど、
ちゃんと相手の反応を気にして話す女性は少ない。
物語、冒頭「私、本当に、話すの下手だよね」の台詞が
妙に引っかかった。
さて、気になる一言は、ユースケ・サンタマリアさん演ずる
主人公の小説家、の気付き。
「つまらない女」を書いていたはずなのに、最後は
「目の前で笑ってくれるこの女を大切にしよう」と。
「おかえり〜という声のない生活」に寂しさを感じ、
あまり刺激的ではない「つまらない女」が気になりだし、
「こんな僕を必要と思ってくれる人」と悟る。
温かい気持ちになった「つまらない女」であった。



2012年04月24日(火)
石炭が産出できなかったから、自然が残った

今、イギリスで最も美しい町といったら、
「英国・コッツウォルズ」を挙げる人が多いだろう。
「英国一」ではなく「世界一」だと評価する人もいるくらい。
実は、このコッツウォルズをコンセプトにしている結婚式場もある。
それくらい、この街は優しい温もりが人々の心を癒すらしい。
コッツウォルズの中でも「王冠の中の宝石」と称される
チッピング・カムデンは、昔の面影がそのままに保存されている
歴史的にも重要な町の一つだというが、先日、面白い話を耳にした。
コッツウォルズは古い歴史を持ち、羊毛の交易で栄えていたし、
今では、その景観を活かした観光業が盛んになっており、
毎年多くの観光客が訪れていることは周知の事実である。
特に、黄色みを帯び「蜂蜜色の石」「ライムストーン」とも称される
石灰岩「コッツウォルズストーン」を使った建物群が、
特徴的な景観をなしている、と紹介されているが、
その影には「石炭が産出できなかったから自然が残った」ようだ。
周辺の街は、多くの石炭が産出され、どんどん開発されていったが、
コッツウォルズは、資源がなく相手にされなかったらしい。
その結果、今では皆が羨むほどの自然が残った・・という話。
中途半端な自然、中途半端な開発こそ、自分たちの首を絞める。
どん底まで落ちてみる、それで見えてくる「宝」もあるはずだ。
観光に携わる人たちに、多くのヒントを与えることにならないだろうか。



2012年04月23日(月)
紙ナプキンは「日本人の考案」

書籍「日本人・礼儀作法のしきたり」
(飯倉晴武監修・青春出版刊・188頁)から。
先日、立食パーティの宴に参加した時、思い出したこと。
そう言えば、あの本に書いてあったなぁ、とメモを調べたら
確かに、残っていた。
「紙ナプキンは『日本人の考案』」
「グラスの下半分に、紙ナプキンを巻く」ことは、
当然、アメリカとかヨーロッパの人たちのアイデアだと、
思い込んでいたら、日本人の考案、との説明があった。
紙ナプキンを巻くことによって「水滴が垂れたり、
手が濡れたり、手が冷えたりするのを防ぐ」のだが、
こんな配慮は、日本人ならではの発想なのだろう。
もしこの話が本当ならば、私は、日本人として生まれたことに
誇りと自信を持ちたい、と思った。
紙ナプキンは作れなくても、その使い方を考え出したら、
四季折々の場面で、工夫されるに違いない。
世界の中でも、こんなにハッキリとした「季節」を
感じることが出来る環境にいるなんて、幸せだなぁ、私たち。



2012年04月22日(日)
お前に足りないのは、そういう覚悟だよ。

映画「マイ・バック・ページ」(山下敦弘監督)から。
1960年代後半の学生運動を舞台に、物語は進んでいく。
その混乱の中に入って、真っ正面から向き合うタイプの人間と
ちょっと距離を置いて、動向を眺めるタイプ。
そんな人間の2つのタイプを、当時の世界の出来事で表現して、
こんな会話で、妻夫木聡さん扮する、若手ジャーナリスト・沢田に
仕事に対する姿勢をアドバイスする先輩が眩しかった。
「月かベトナム、どっちかに行けるといったら、
俺は迷わずベトナムに行くな。
お前に足りないのは、そういう覚悟だよ。」と。
世界中の人々が注目し、誰もが憧れる宇宙の「月」よりも、
生きるか死ぬかもわからない「ベトナム戦争最前線」を選べ、
そんな感じなんだろうか。
取材とは、それだけ覚悟がいるんだ、と言い聞かせるように。
会社の上司も「俺たちは、社会の目なんだよ。大事なのは、具体。
そこで何が起こっているかが重要なんだよ」と叱咤する。
そういう覚悟を決めて立ち向かう経験をしないから、
お前が一番伝えたいのは何なのか、俺たちにはわからない、と。
実は、この選択はジャーナリストの話だけではない。
どんな職業でも通じる仕事に対する姿勢であるし、
「現場第一主義」を忘れがちな、私たち管理職には特に、
意識しておかなければならないことだな、とメモをした台詞。
「覚悟」という単語、胸に響くなぁ。



2012年04月21日(土)
いいよ、いいよ、これ、おまけ

久しぶりに暖かい陽射しに包まれた「清水町のみどり祭り」。
私は、なぜかこのイベントが好きだ。
以前、担当係として、このイベントに携わったこともあり、
その苦労や楽しさも知っているつもり。
しかし、好きな理由は他にある。
今まで30年以上、地方公務員として働いてきたが、考えてみると
多くの団体の人たちと、試行錯誤しながら一緒にまちづくりをしてきた。
その団体の方々に、叱咤激励を受けながら育ててもらったためか、
今でも、会場に足を運ぶと「おっ、元気か」と声を掛けられることがあり、
立ち話に夢中になってしまうこともしばしば。
もちろん、そんな会話を楽しみにしているので、少しずつだけれど、
売り上げに協力する形で、楽しくお買い物をさせてもらった。
しまいには、久しぶりに私の顔を見つけては、近寄ってきてくれる人から、
もう持ちきれないくらいビニール袋を抱えているというのに、
「いいよ、いいよ、これ、おまけ」と袋に入れてくれる人まで。
そんなシーンを楽しみながらも、
若い人たちにも、この楽しみを伝えなければいけないなぁ、と思う。
まちづくりは、決して1人では出来ないから、と考えるより、
まちづくりは、みんなでやった方が楽しいということを・・。



2012年04月20日(金)
「わかったか?」と訊ねたら「イエス・サー」と答えろ

映画「愛と青春の旅だち」(テイラー・ハックフォード監督)から。
「超有名な映画音楽とラストシーン」だけが記憶に残っているが、
さて、最初はどんなストーリーだったかな?と考えながら観直した。
海軍士官学校の卒業式、「解散」の一言で帽子を放り投げるシーンや、
鬼軍曹と最後に交わす会話や敬礼シーンなど、
もうかれこれ、30年以上も前に鑑賞したにもかかわらず
自分でも予想外に細かいところまで覚えていてのには驚かされた。
それだけ、当時からインパクトがあった映画作品だったことがわかる。
しかし今回選んだ台詞は、和訳の面白さとでも言うべき、軍曹の命令。
「『わかったか?』と訊ねたら『イエス・サー』と答えろ」
「『understand?』と訊ねたら『Yes,sir』と答えろ」ではなく
「『わかったか?』と訊ねたら『はい』と答えろ」でもない。
言葉のリズムやバランスから考えると、不思議なことに
「『わかったか?』と訊ねたら『イエス・サー』と答えろ」がベスト。
せっかくの感動作品に、水を差すようで申し訳ないが、
あれ?と首を傾げる和訳が幾つかあって、別の意味で楽しませもらった。
「今朝、メンスが・・」の訳は「今朝、生理が・・」の方が自然。
さらに、これでもかと言うくらい突っ込み所満載の和訳なのに、
何度も何度も登場する略語「DOR」は、何の説明もないのが可笑しい。
「DOR」が「drop on request」の略で一般的には「自主退学願」、
作品の中では「任意除隊」の意味で使われているのならば、
「DORしろよ」ではなく「任意除隊しろよ」と訳して欲しかった。
こんなくだらないことを指摘しながらも、
やっぱり、ハッピィエンドの映画って、いいよなぁ、私好み。(笑)



2012年04月19日(木)
被災地の「くじ引き・抽選」は本当に被災者のためなのか?

久しぶりに私の雑感である。
生涯学習関連の講座も含め、募集定員以上に集ると
行政は「公平性」を前提にして「くじ引き・抽選」を行なう。
もちろん誰からも文句が出ないように、公開抽選が原則である。
「今年は抽選にならないといいな」とそんなことを考えていたら、
被災者からのメッセージをテレビで目にした。
被災地の仮設住宅は抽選だったけれど、世帯単位で入居が決まり、
今までコミュニケーションをとっていた向こう三軒両隣の絆はなくなり、
また1からやり直す、孤独感とそのストレスは大変なものらしい。
仮設住宅に入ったにも関わらず、寂しさは埋まらないという。
高齢者の何人かが、あの頃に戻りたい、と叫んだのは、
流されてしまった家・土地だけでなく、困った時はみんなで助け合う、
あの絆(コミュニケーション)があった頃に戻りたい、ということ。
「自助・共助・公助」ならば、共助できる環境を作る仕組みも、
私たちに必要な感覚なんだと、改めて思い知らされた。
少なくとも、仲の良い人たち単位で抽選、といった工夫も・・。
「『くじ引き・抽選』は本当に被災者のためなのか?」
う〜ん、考えさせられたメッセージであった。



2012年04月18日(水)
復活してみせるわ、私は負けない

映画「バーレスク」(スティーブ・アンティン監督)から。
最近、主役の台詞よりも、準主役、脇役の台詞が
妙に気になる。(笑)
今回の気になる一言は、歌のワンフレーズ。
「バーレスクの女性オーナー、テス」が、
大金の借金を抱え、お店を失う窮地に立ったまま、
それでも、翌日のショーのリハーサルを真夜中にする。
その時に使われた歌は、心に染みて、大きく揺れた。
歌詞の全てを紹介できないから、その一部だけど、
「復活してみせるわ、私は負けない」と心の叫び。
そして「まだ終わってないわ」と続く歌詞は、
「私にとって命より大切な店よ」という彼女の気持ちを
うまく表現していた。
一度、潰されると、それで打ちのめされて、
立ち上がってこない人たちが多い中、新鮮だった。
主人公以外にも、それぞれの人生がある。



2012年04月17日(火)
「1234」と「789」

久しぶりに、面白い数字の組み合せ。
そう、ナンバーズの当選数字。(私は買ってないけど(涙))
4月16日抽選の第3352回数字選択式全国自治宝くじナンバーズ、
「ナンバーズ4」の選択数字「1234」、
購入は125口、ストレートの当選金は359,500円。
「ナンバーズ3」の選択数字「789」、
購入は120口、ストレートの当選金は80,600円。
思い出せば、2011年01月28日の当選番号も
「1111」と「222」で、日記に書いた記憶がある。
1つひとつの確率から言えば、みんな同じなんだろうけれど、
やはり、片方だけでも面白い数字の組み合せの上に、
同日に「1234」「789」となると、私の日記のネタになる。
「123」のナンバーズ3を買っていた人と、
「6789」のナンバーズ4を買っていた人のボヤキが聴こえそうだ。
それにしても、こんなに多くの人が(当りそうもない)連続数字を
買っていることが、私の好奇心をくすぐった。
あとは「ロト6」で、面白い数字が出れば楽しいのになぁ。



2012年04月16日(月)
CTスキャンは、ビートルズのおかげなんです

運転中のFMラジオから流れてきた、トリビア的な話題。
私の大好きな「サタデイ・ウェイティング・バー・アバンティ」の
カウンター越しに聴こえてきた話だったと思う。
CTスキャン開発前と開発後では、病気の発見方法が全然違い、
医学の世界では、大きな歴史の転換とも言える開発だったようだ。
発見・発明でもないのに、ノーベル賞を手にした機械とも言える。
その影には、莫大な開発費が必要となるが、それを支援したのは、
ビートルズ大人気で予想以上の大金を手にした「E.M.I」という会社。
何か社会に役立つものに還元しよう、と資金援助を申し出たおかげで
当時の研究が進み、CTスキャン完成が実現した。(らしい)
(何でも、業界では「EMI(エミ)スキャン」と呼ばれていたという)
この話を耳にして、ある特定の会社が大儲けをするのも悪くないな、と
真剣に考えた。
どの企業も平均に稼いだら、自分たちの利益のためにしか使われないが、
とんでもないくらい稼ぐ企業は、少しくらい社会に還元しよう、となる。
企業も人間も「余裕」が、社会を引っぱっている気がした。
子供の教育に「ゆとり」は必要なかったが、
大人の教育には「余裕」や「ゆとり」が大いに必要と思われる。
あんまり小さい事にこだわらない「心のゆとり」が一番大事だな。



2012年04月15日(日)
一門のことだけ考えていて、世を変えられるか

評価が分かれている、今年のNHK大河ドラマ「平清盛」。
ストーリーに関係なく、画面が汚い、着ている服が汚い、
そんな評価は無視するとして・・(笑)
ここ数回、平家の跡継ぎについて、一門全体が揺れていた。
平家一門の安泰・隆盛には必要な人物と、
源氏や平氏といった一門にこだわらず、もっと大きな視点で
「住みやすい世の中」を目指す人物とでは、格が違う。
それを、どちらにしようか、と比べるから、話がややこしくなる。
例えが悪いが「世界の王」と「アジアの張本」みたいな関係で、
比べる必要がないものを、ひとつの物差しで測ろうとするから、
無理が生じるし、皆の頭の中が混乱するのでないか。
清盛の弟・家盛が、平家の発展のために、自分を跡取りに・・と
口にした時、いつもは弟想いの兄が、一喝した台詞。
「一門のことだけ考えていて、世を変えられるか」
この台詞に、私の心は揺れた。
「わが町の生涯学習のことだけ考えていて、町が変えられるか」
「わが町のことだけ考えていて、静岡県を変えられるか」
そして「静岡県のことだけ考えていて、日本を変えられるか」
口にはしないが、常にこの視点を念頭に置き、
「わが町の生涯学習」に力を注ぐことが大切だと思う。
私たちの誇りをもった取組みが、日本を変えることを期待して。



2012年04月14日(土)
あなたが使う間の使用料ですよ。

第149回泉のまちカレッジ、講師「ヴァイオリニスト・沼田園子さん」
演題「音楽のメッセージを伝える喜び」から。
わが町の文化向上の貢献者には、彼女の名前は外せない。
世界で活躍する超一流のヴァイオリニストにも関わらず、
海外の体験談など気さくな一面を見せながら、屈託のない笑顔で、
楽器をマイクに持ち替えて語ってくれた。
気になる一言は、彼女がロンドンでヴァイオリンを購入した時、
お店の人に言われた台詞。
「あなたが使う間の使用料ですよ」
たぶん「高額な金額でこの楽器を購入したからといって、
あなたが好きなように使っていい、という訳ではありません。
あなたの次に使う人のために、しっかりメンテナンスをして欲しい」
そんなメッセージが込められているようだ。
だから「購入費」と言わず「使用料」という単語を使ったのだろう。
ヴァイオリンは、ほとんど自然の素材で出来ているから、
使い方によっては、何百年も使える楽器となることを知ったし、
「(数ある楽器の中から)この楽器を選んだ誇り」を持ち、
「生かしながら使っている工芸品」という意識を常に持って、
自分の次に繋げるつもりで手入れを怠らない、という
ヴァイオリニストの心意気みたいなものまで、伝わってきた。
芸術家の何気ない一言は、私たちの知らない世界が多く、
ますます、彼ら彼女らの話を聴きたくなった私である。



2012年04月13日(金)
「お前、変わったな」「そうか? だとしたら・・嬉しいよ」

書籍「県庁の星」(桂望実著・小学館刊・255頁)から。
先に映画を観てしまったから、ちょっと物足りなさは感じたけれど、
じっくり読み直す時間がある分、メモは多かった。
というより、地方公務員の私には耳が痛い台詞がぶつかり合い、
どのフレーズでも、この「気になる一言」が書けるほど、
インパクトのある言葉、なるほどと思える発想・視点が溢れていた。
そんな中、1年間の民間研修を終えた主人公に、同僚の県庁職員が
「1年間、民間研修で魂をすり減らしただろ。
退院したばかりの病人みたいなもんだ。県庁に戻って・・1週間だろ。
社会復帰できたか?」と声を掛けるラストシーンがある。
「魂をすり減らしてなんかいないよ。
誘われて、新鮮な空気を入れてもらったようなもんだ」と答える。
民間研修で掴んだ感覚が「民間」を上から目線でみることがなくなった。
さらに「民間」のやる気を、自分なりに評価しようとしている姿を見て
同僚が呟く。「お前、変わったな」
それを受けて主人公の口から出た、素直な気持ちが
「そうか? だとしたら・・嬉しいよ」である。
1年が経ち、誰もが失敗企画だったと感じた「民間研修」は、
実は一番大きな実を付けたことを、この台詞は物語っている。
民間研修は「民間の仕事の仕方(費用対効果)を学ぶのではなく、
民間で働く人の意識・考え方を学ぶこと」
そんなメモをして、本を閉じた。



2012年04月12日(木)
変わってないものが、妙に嬉しい

職場の後輩から、バッティングセンターの抽選で当ったので・・と
東京ドーム、巨人VS中日戦のチケットをいただき、
本当に久しぶりに、後楽園に足を運んだ。
ジャイアンツ狂の友人がチケットを手配してくれた頃、
年間に20回以上、東京ドーム観戦をしていたことがあったから、
なんとなく懐かしくもあり、ひとり、名シーンが蘇ったりして。
センターのオーロラビジョンが新しくなっていたり、
いろいろな特別シートが増えていたり・・と時の流れを感じたけれど、
当時と変わっていないシーンもあって、妙に嬉しかった。
ビール売りの元気な女性たちは、相変わらずとびっきり笑顔だし、
試合前のスピードガンコンテストも、ジャビットたちのバク転も、
あの時のままだった。
ライトを守る高橋由伸選手が、一球ごとにグラブから手を抜く仕草、
今でもやってるんだぁ・・と気付いた時、興奮してしまった。
一度でも夢中になったことって、ちょっとのキッカケで、
すぐ当時の気持ちになれるものだな、やっぱり嬉しい。



2012年04月11日(水)
どっちも外見的要素じゃ、偏りすぎだわ

映画「そんな彼なら捨てちゃえば?」(ケン・クワピス監督)から。
恋愛に対する男女の本音が飛び交う、勉強になる作品だった。
そんな中でも、女性を表現する方法が面白い。
「女の種類、4つあるわ。賢い・セクシー・面白い・キュート。
選べるのは二つ。サラ・ジェシカ・パーカーは、面白くてセクシー。
ビル・クリントンは、賢くてセクシー」と例えた後、
「私は?」というので「セクシーでキュート」と誉めた場面が印象的だ。
なぜなら、その反応が「どっちも外見的要素じゃ、偏りすぎだわ」。
女性にとっては、片方は内面的要素、もう片方は外見的要素の組み合せで、
自分というものを表現して欲しいようだ。
「セクシーでキュート」だけでなく「賢くて面白い」の組み合せもダメ。
言い換えれば、8通りあると思った組み合せは、4通りだったことになる。
「賢くてセクシー」「賢くてキュート」
「面白くてセクシー」「面白くてキュート」
「男らしい」「女らしい」じゃ褒め言葉にならないんだよなぁ、きっと。



2012年04月10日(火)
食育は「栽培から、見て触れて、調理まで」

最近、特に注目されてきている「食育」。
(と言いつつ、実はもう10年以上前、
2001年07月28日(土) これからは「教育」より「食育」
という気になる一言を書いていた。(汗))
今でも「人」を「良」くする、と書いて「食」なんて
言葉が先行している気がするが、
やはり基本は、食材に興味をもたせることだと思う。
そんなことを感じていたら、ある本にこんなことが書いてあった。
「食材に興味をもたせるには、栽培をし、見て、触れて、
調理をすれば、自然に興味を持つようになる」と。
幼稚園でも、保育所でも、イモ掘りなどをはじめ、
「見て触れる」まではするが、衛生上の関係か、
調理までするところは、なかなか見当たらない。
しかし、自分で育てた野菜を、調理することにより、
より「食材」に対する関心が深まると思う。
刃物を使うことに心配はあるが、
調理する楽しみは、絶対「食育」には欠かせない。
食育は「栽培から、見て触れて、調理まで」と覚えておきたい。



2012年04月09日(月)
行政改革は、組織や制度を変えることじゃない。

映画「県庁の星」(西谷弘監督)から。
気になってメモし始めたら、メモが溢れてしまった。
原作と比べると、映画の方が断然面白い。(笑)
選んだ台詞が発せられたのも、映画独自の場面である。
織田裕二さん扮する県庁のキャリア公務員・野村が、
民間企業との人事交流研修で得たものは、これに尽きた。
そうなんだよ、と頷きながら、選んだフレーズ。
「行政改革は、組織や制度を変えることじゃない。」
彼は、さらに続けてこんな台詞を続けた。
「そこに生きる人間たちの意識を変えることなんです。
たとえ、気付くのが遅くとも、そこから始めていけばいい。
今こそ、自ら省みて、意識を変えるチャンスだと思います」
県庁に限らず、住民最前線の地方自治体まで、
「行政改革」を旗印に、大きな動きが感じられ、
新聞紙上も「行革」という2文字を目にしない日がないくらい、
世の中は「改革ブーム」であるが、なかなか思うように進まない、
というのが現状ではないだろうか。
それは「組織や制度を変える」ことに時間とお金を注ぎ、
本来一番必要な「職員の意識改革」が置き去りにされている。
働く職員から「どうせ・・」とか「できませんよ」という台詞が、
なくならない限り、大きな改革は無理であろう。
こうしてメモを見直すたびに、頑張ろうと思うのだが。(汗)



2012年04月08日(日)
迷いますか?

暖かい日差しにつられ、妻と散歩に出かけた。
三島のディレッタント・カフェで、清流を眺めながらランチ。
もちろん、昼間っから、赤ワイン。(笑)
その後「すみれ展」を観に、久しぶりに三島楽寿園を訪れた。
桜は満開だし、話をしながらのんびり歩くにはぴったりの場所だ。
さて、気になる一言は、その「すみれ展」で、
数多い種類の苗からじっくり選んでいたら、思いがけず
若い女性に声を掛けられた。「迷いますか?」
周りには私しかいなかたったので「えぇ、これだけあると迷いますね」と
返したら「そうですよねぇ・・でも可愛いですよ」なんて会話をした。
もうだいぶ前になるが、愛犬ジェイクを散歩に連れて歩いている時、
「ミニチュアダックスですか?」「お散歩ですか?」「何歳ですか?」
突然、若い女性に声を掛けられた時の感覚と似ていると思った。
今でも、どうして声を掛けられたのか、わからない。
でも・・ちょっびり嬉しい。(汗) (妻に怒られるかな?)



2012年04月07日(土)
私の人生は、映画とともにあった。

何かの映画作品の予告でメモしたフレーズだった、と思う。
「私の人生は、映画とともにあった。
ヒーローたちから、正しく生きる人の美しさを学び、
恋人たちから、若い恋のはかなさやほろ苦さを学び、
たとえどん底にあっても、人間らしさを失わず、
力強く生きることを学んだ。」
そう言えば、映画を観るようになってから、
いろいろなことを学び、会話のネタが増加した気がする。
「○○という映画のワンシーンに、こんな台詞がありました。」は
最近、私がよく使う挨拶の1つにもなっているから、
このフレーズは、これからも使えるな、とメモをした。
テレビドラマはほとんど観ず、暇さえあれば「映画」か「読書」。
たぶんこれからも、このライフスタイルは変わらないだろう。
観た映画の「気になる一言」を書き始めて、もうすぐ500作品。
インバクトのある台詞に出会うたびに「これ、いただき」とメモする私。
これからも、映画からいろいろ学びたいと思う。



2012年04月06日(金)
書いてない時は「旅行」か「飲み会」と思ってください。(笑)

前日、職場の歓送迎会で、伊豆の国市へ宿泊した。
当然、パソコンも持参しないから「気になる一言」もなし。
翌日、帰宅してPCを立ち上げたら「昨晩はどうしたんですか?」とか
「また飲み会ですか?」のメールが複数届いていて笑えた。
長年付き合っている人は、もうご存知の人が多いけれど、
ほぼ毎日、アップしている「気になる一言」が途絶える時は、
たぶん「旅行」か「帰宅時間が遅くなってしまった飲み会」が多い。
スマホにして、旅行先からでもアップしてくださいよ、という
ありがたいお言葉も頂くけれど、どうも私はスマホに馴染めないし、
こうして一日を振り返って、のんびり「Mac Book」を開き、
「日記サイト」へアップした後、同じ内容をメルマガ配信、
mixiへコピペ、facebookへタイトルだけ投稿、と一連の流れがある。
どれも私にとって、大切な仲間たちが待っていてくれるので、
しばらくは、このスタイルが変わることはないと思う。
毎日の日記更新を待っていてくれる人や、私の身体を心配してくれる人、
多くの人に支えられていることに感謝しながら、書き続けていきたい。
今は、これしか言えない。
書いてない時は「旅行」か「飲み会」と思ってください。(笑)

P.S
でも、予告なしに1週間アップが途絶えたら、ちょっぴり心配してくださいね。



2012年04月05日(木)
水は石油より高い

(同じようなことを書いたことがあるけれど・・)
以前、ガソリンが高騰して、1リットル200円になったら、
もう、車はやめて歩く・・と豪語していた人たちも、
最近も高値ではあるが、自動車通勤を続けている。
でも、よく考えて欲しい。
ペットボトルで売られている水は、500mlで120円〜150円、
だから、単純に計算しても、1リットル240円〜300円。
この比較を紹介すると、なぜかみんな驚くが、
間違いなく「水は石油より高い」ことは事実である。
それなのに、水を大切にしないのは、どうしてか?
水道の蛇口をひねれば、よほどの環境でなければ、
飲むことが可能な水が出る国だからかもしれないが、
これから、水を奪い合う戦争が始まると言われている中、
もう少し、水の大切さを伝える教育をして欲しい、と願う。
今回の東日本大震災で、食べ物よりも「水」が欲しい、と
テレビ画面に向かって訴えていた被災者が記憶に残っている。
日本人は、どの国の民族よりも、水を大切にしてきたはず。
もう一度、水について、考える機会を持ちたいと思う。
その取組みが、世界に紹介されるくらい、大胆かつ繊細に。



2012年04月04日(水)
「青春18切符」で来たのか?

映画「僕達急行 A列車で行こう」(森田芳光監督)から。
松山ケンイチさん扮する小町圭は、仕事で福岡に転勤、
それを東京から、瑛太さん扮する小玉健太が、
見合い相手にふられたと、訪ねてきた時、
また、貫地谷しほりさん扮する(一応)恋人役?の相馬あずさに、
意識しているのかしていないのか、同じような台詞を口にした。
「『青春18切符』で来たのか?」
「青春18切符」とは、(ご承知の人もいると思うが)
主に学生などの春季・夏季・冬季休暇期間を利用期間として発売され、
新幹線・特急・急行列車を除く旅客鉄道会社全線の列車に
乗車することができる切符であるが、年齢制限はない。(汗)
だからどうみても、東京福岡間で利用しないだろうと思いながらも、
ふられた彼をかばうように「傷ついた心に優しいよ。
料金が安くて、時間の掛かるものが癒してくれるなんて」と呟く。
また、小町くんの顔を見にきた、と半ば告白をするために来た彼女にも
同じような台詞を投げかけた。
彼にとっては、値段は高いが、早く到着する「飛行機」よりも、
安くて時間が掛かる「鉄道」の方が、いろいろ考えることが出来て、
断然、魅力的なのだろう。(故・森田監督の想いだったりして・・)
もちろん「A列車で行こう」の曲が浮かんできたシーンでもあった。
私は、スピート・アクションより、こんな作品の方が好きだなぁ。

P.S
おまけに、もう1つ、同じフレーズが登場した場面。
博多湾が一望できる一室で、別々のシーンであるが同じ台詞を呟く。
「これで、江の電みたいのが走っていればなぁ」



2012年04月03日(火)
「仕事、楽しい?」「楽しい、恥ずかしいくらいにな」

映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」
(錦織良成監督)から。
鉄道員(ぽっぽや)を観て、もう少し鉄道の映画が観たくなり、
この作品を選んでみたのだが鑑賞後、不覚にも(笑)
ますます鉄道が好きになってしまった。
故郷の島根で一人暮らしをしている母が倒れたことをきっかけに、
49歳で一流企業を辞め、子どもの頃に憧れていた仕事に就いた。
それが地元民の足となっている「一畑電車の運転手」という物語。
突然の転職に、心配で様子を観にきた妻役の高島礼子さんが、
主人公役の中井貴一さんに訊ねる。「仕事、楽しい?」
そして、それに答えた台詞が「あぁ楽しい、恥ずかしいくらいにな」。
さらに夫に妻が聞き返す。「なぜ恥ずかしいの?」
そして、照れながら、けれど嬉しそうに
「楽しい仕事なんて、どっかウソっぽいと思っていたからかな」。
同じくらいの年齢だからだろうか、この会話が非常に印象に残っている。
「僕にとっては、ここが最高の夢の場所なんだ」と呟く主人公が
妙に眩しかったことを記しておきたい。
極めつけは、同期入社の若者に伝えた、運転手の仕事の面白さである。
「毎日、同じ線路走っているけど、1日たりとも、同じ日はない。
天気だって、お客さんだって、毎日違う。
こんな楽しい仕事はないって、教えてくれたのは筒井さんです」
この考え方、大好きだなぁ。

P.S.
実は・・私も、今の仕事、恥ずかしいくらい楽しいです。



2012年04月02日(月)
D51やC62が戦争に負けた日本を立ち上がらせ・・

映画「鉄道員〈ぽっぽや〉」(降旗康男監督)から。
鉄道員〈ぽっぽや〉としての誇りを持って生き続け、
戦後の高度経済成長期を支えてきた主人公・佐藤乙松を演じる
高倉健さんが、独特の口調で発した台詞が渋い。
自分が鉄道員になった理由を、若い吉岡秀隆さんに語るシーン。
自分の父親から言われた台詞のようだ。
「D51やC62が戦争に負けた日本を立ち上がらせ引っぱるんだって、
それでおじちゃん、機関車乗りになった。
そして、ぽっぽやを全うしようとしている、悔いはねぇ」
確かに、最近では「費用対効果」だけで、赤字を理由に
廃線に強いられることが多い鉄道だけれど、
ほんの少し前までは「旅行」と言ったら、乗り物は鉄道だったし、
駅弁を楽しみに、わざわざ鉄道を利用したこともある。
私は、鉄道ファン・鉄道オタク・鉄ちゃんではないけれど、
学生時代は、周遊券片手に北海道まで、急行で旅したものだ。
そんな思い出があるからこそ、廃線の記事を目にするたびに、
「鉄道」が立ち上がらせ引っぱてきた日本の「高度経済成長」を
思い出すことにしている。
私たちの小さい頃「大きくなったらなりたい職業」は、
電車の運転手さんに憧れた子どもたちが多かったんだよなぁ。
(新幹線だったかもしれないけれど・・)
鉄道を見直すきっかけとなった映画である。



2012年04月01日(日)
「鉄道がテーマの映画」だから「映鉄」かな。(汗)

年度末から年度始めに掛かったこの週末は、
なぜか、鉄道関連の映画を3本続けて観てしまった
高倉健さん主演の映画「鉄道員〈ぽっぽや〉」
中井貴一さん主演の映画
「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」
そして、松山ケンイチ、瑛太さん共演の映画
「僕達急行 A列車で行こう」。(劇場上映中)
今のところ、私の中の「鉄道関連映画3部作」(笑)
同じ鉄道関連映画なのに、視点が違うだけで、
こんなにも作品が変わるものなのか、と感じながら、
昨日、紹介した「鳥の目・虫の目・魚の目」を実感した。
さらに「趣味が鉄道」といっても、彼らを表現したことにならず、
どんな分野の鉄道趣味なのか、しっかり把握してから話さなければ
話が通じないことも、わかった。
とりあえず、インターネットで調べてみたら、
車両研究(車両鉄)・鉄道撮影(撮り鉄)・音声音響研究(音鉄・録り鉄)・
鉄道模型・コレクション(蒐集鉄)・鉄道旅行(乗り鉄)・
途中下車の旅(降り鉄)・駅弁探訪・ラッピング収集(駅弁鉄・呑み鉄)・
時刻表収集&ダイヤグラム分析(時刻表鉄)・駅研究(駅鉄)・
鉄道業務・設備の研究など、きりがない。
何も知らず「鉄道オタク」として「鉄ちゃん」「鉄子さん」で
一括りにしていたのが申し訳ないほど、奥が深い趣味であった。
「鉄道」を題材にした映画を集めて鑑賞してみようかなぁ、
でも、これって「何鉄」って言うんだろうか。
「鉄道がテーマの映画」だから「映鉄」かな。(汗)
今度の休み、鉄道に乗りたくなっちゃった。