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しもさんの「気になる一言」
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2011年03月31日(木)
見返りを求めない応援が力になるんです

2008年11月16日(日)、この日の「気になる一言」で
新垣結衣さん主演の映画「フレフレ少女」を採り上げた。
読み返してみると、なかなかいいことを書いている。(笑)
ストーリーは、学校の応援団の話だったが、
今は、災害を受け、全国民が被災者に向けて、応援団となっている。
そして私は、当時のメモに、改めて光を当てることになった。
「私も頑張らないと、人に頑張れなんて言えないんですよね」
「他人を応援することは、自分を応援することだと思うんです」
「人間の無限の可能性を引き出すのが応援団」
「見返りを求めない応援が力になるんです」・・
こんなところで、私のメモが役に立ったのかと思うと、
ちょっぴり嬉しいが、支援する私たちの心構えを、再確認した。
あとは、本当に最後まで、「見返りを求めない応援」が出来るかどうか。
相田みつをさんの有名なフレーズ、
「あんなにしてやったのに・・『のに』がつくとぐちが出る」を
思い浮べながら、これからの支援活動を続けていきたいと思う。

PS.
4/1から、またもとの「気になる一言」に戻ろうかな、と考えています。



2011年03月30日(水)
「暑さ」は、我慢できないからなぁ

妻と「計画停電」について話していて、気付いたことだけど。
今は「寒さ」との戦いになっている停電だから、
被災者のことを考えると、我慢しなきゃ・・と厚着をする。
それでも寒ければ、もっともっと着る。(汗)
しかし「これが夏まで続いたら、大変だよね」と呟いた妻。
「どうして?」という私の問いに、彼女はさらっと言ってのけた。
人間、寒さは我慢できる。しかし、暑さは、イライラしやすいし、
我慢できない人が多いと思うよ、と。
そうか、「暑さ」は、我慢できないからなぁ。
寒さと違って、素っ裸になったら、それ以上、脱ぐことはできない。
クーラーは勿論、扇風機さえ動かない。頼りは、団扇のみ。
今の日本人、停電時間は、今までと同じ「3時間」でも、
電気なしで、昨年のような夏を乗り切れるか、気になるところ。
それでも我慢しなきゃね、そう言う私でさえ、自信がない。
停電の間、水温15度の柿田川の水に、足を突っ込んでいるしかないな。
身体の芯から冷やすしか、今は思い浮かばない。



2011年03月29日(火)
募金貧乏・募金恐怖

東日本大震災以後、街全体は自粛ムード。
人が多く行き来するところは「義援金募金」の活動が並ぶ。
この傾向からシュミレーションすると、
せっかく、ある場所で義援金の募金をしたのに、
また違うところで「募金お願いしま〜す」と声を掛けられる。
狭い町内、出歩けば、必ず顔見知りに出会い、
「ごめんなさい、あちらに義援金を入れてきました」と
しっかり意思表示が出来なければ、またまた募金することに。(汗)
これが続くと「保険貧乏」ならぬ「募金貧乏」になる。
そのうち「募金箱」の前を通れなくなる「募金恐怖」が襲う。
半分、誇張して書いているけれど、半分は本音。
これから長期戦になるだろう「被災者支援活動」だからこそ、
街頭募金は、どこかで見切りを付けないと・・と思う。
みんなの善意が、しっかりと、そして長い間、集まる仕組みづくりを、
私たち、生かされた人たちが考えなければいけないのだろう。
これはブームでは終わってはいけないことだから。



2011年03月28日(月)
朝青龍「日本に募金を」モンゴルで呼び掛け

世界各国で、今回の震災に対して、募金活動が行われている。
有名なアーティストやスポーツ選手も、惜しみもなく・・・。
そんな中、私のアンテナに引っ掛かったのは、ある新聞の見出し。
「朝青龍『日本に募金を』モンゴルで呼び掛け」
大相撲の元横綱・朝青龍が、母国のモンゴルで
被災者へ向けた義援金を募る活動を開始しているとのこと。
一時代を築いた横綱を、日本人は、彼を袋だたきのようにして
引退させてしまった気がしていたので、心が痛んでいた。
しかし、彼は、そんなこととは関係なく、
人生の半分近くを過ごした「日本」に対して、応援している。
マスコミは、徹底的に彼を悪役にして、非難したにもかかわらず、
今度は、その美談を掲載する。
私には、その変わり身の早さに驚くばかりであるが、
これを私たちはどう捉えるか、とても大切なことだと思う。
どちらが本当の「朝青龍」なのか、今後の彼の行動で、
自分なりの判断基準を持ち、しっかり見極めたい。



2011年03月27日(日)
スポーツショウ行進曲 (古関裕而(ゆうじ))

東日本大震災チャリティコンサートに参加した。
演奏者は「亀工房」(ハンマーダルシマー&ギターのデュオ)の夫妻、
わざわざ、長野から駆けつけてくれたという。
14曲にも及ぶ演奏プログラムの中に
「スポーツショウ行進曲(古関ゆうじ)」の文字を見つけ、
もしや・・と思っていたら、私の想像どおりの曲であった。
そう、NHKプロ野球や全国高等学校野球選手権大会など、
NHKで放送されるスポーツ中継番組のオープニングテーマ曲。
彼らは、この選曲を、演奏前にこう説明している。
この曲の作曲者・古関裕而さんは、福島県出身であり、
いわき市に演奏で招かれると、必ずリクエストされる曲だという。
だからこそ、復興支援に繋がるチャリティコンサートである今日は
この曲に祈りを込めて演奏したい、という気持ちが伝わってきた。
帰宅後、インターネットで調べてみると、
古関裕而さんは、驚くほど多くの応援歌、行進曲の作曲を手がけている。
早稲田大学第一応援歌「紺碧の空」、慶應義塾大学応援歌「我ぞ覇者」、
全国高等学校野球選手権大会の大会歌「栄冠は君に輝く」、
阪神の応援歌「六甲颪」、ジャイアンツの応援歌「闘魂こめて」、
東京五輪のオリンピックマーチなど、今までに何度も耳にした曲ばかり。
これら「応援歌」や「行進曲」は、なぜか涙を誘うほど、毅然としている。
東北地方の被災者にエールを贈る曲として、私はこれらの曲を推薦したい。



2011年03月26日(土)
頑張らなくてもいいから、くじけないでね

被災者に向けて、いろいろなメッセージが発せられている。
私なりに、じっくり考えた結果、このフレーズとした。
「頑張らなくてもいいから、くじけないでね」
「くじける」とは、勢いや意欲がそがれること。
だから、復興を信じて、生きる意欲だけは失わないで、と伝えたい。
実は、昨年、義母が亡くなる前に、私の娘が病床の祖母に掛けた台詞、
「頑張らなくてもいいから、負けないでね」が記憶に残っていて、
この時の気持ちと同じだな、と感じていたので、
どうしても被災者に「頑張って」というフレーズが使えなかった。
被災した彼ら彼女らは、たぶん、私の予想以上に頑張っている。
だから、もうこれ以上、頑張らなくていいよ・・の気持ちが強かった。
これからも「頑張って」より「負けないで」「くじけないで」を使いたい。

最後に、インターネットで見つけた、
99歳の詩人・柴田トヨさんが被災者に宛てたメッセージをご紹介。
被災者の皆様に (改行や行間を詰めてしまいました。ごめんなさい)
あぁ なんということでしょう
テレビを見ながら 唯(ただ)手をあわすばかりです
皆様の心の中は今も余震がきて
傷痕(きずあと)がさらに深くなっていると思います
その傷痕に 薬を塗ってあげたい 人間誰しもの気持ちです
私もできることはないだろうか? 考えます
もうすぐ百歳になる私 天国に行く日も近いでしょう
その時は 日射(ひざ)しとなり そよ風になって 皆様を応援します
これから 辛い日々が続くでしょうが 朝はかならず やってきます
くじけないで!



2011年03月25日(金)
計画停電の「傾向」と「対策」

「計画停電」は、予定が立たないと大声で叫ぶ人がいるけれど、
誰が考えたって、同じパターンの繰り返しなのだから、
今の計画を繰り返すなら、1年先でも「停電時間」は予測できる。
言い換えれば、1日のうち「3時間だけ」が停電であって、
残りの21時間は、今までと変わらない、と考えれば良い。
勿論、事前の準備や後処理に時間が必要になるけれど、
それでも、一日中、停電というわけではないので、我慢できそうだ。
集まった「計画停電」のデータから、その「傾向」を分析し、
今後に向けてシュミレーションをしてみれば、
「対策」も立てやすいというものである。
「傾向と対策」・・受験生の得意とするところだったな。
ただし、私が心配しているのは、商売をしている人たち。
特に、飲食業を営んでいる人たちは、どうすればいいのか。
「傾向」はわかってきたが「対策」が思い浮かばないから。
職業にあった「傾向と対策」、そろそろ考えないとなぁ。



2011年03月24日(木)
衣食足らずとも、礼節を知る

最近、この震災を体験して発見した、日本人の定義かもしれない。
今までのお馴染みは「衣食足りて、礼節を知る」。
辞書を引くと(「管子」牧民の「倉廩(そうりん)実(み)ちて則ち礼節を知り、
衣食足りて則ち栄辱(えいじょく)を知る」から)
人は、物質的に不自由がなくなって、
初めて礼儀に心を向ける余裕ができてくる。衣食足りて栄辱を知る。
しかし、衣食が足りなくとも、配給の水や食料を、暴動が起きることもなく
長い列を待ち続けている、東北の避難者の姿を見ると、
日本人は、物質的に不自由でも、礼儀に心を向ける行動が出来ることを
証明したことにならないだろうか。
言い換えれば、中国数千年の歴史を超えた、瞬間とも言える。
地震や原発の災害に同情をしながらも、
日本人の「礼節」に対する行動に、驚いた国々は、多いに違いない。
だから、私たちは「日本人」としての「誇り」を大切にしたい。
これは、事業仕分けで、効果が薄いと判断されがちな、教育の分野である。
教育の成果は、時間がかかるけれど、こんな非常事態になってこそ、
その成果は発揮されることを、実感しただろう。
中国は「衣食足りて、礼節を知る」、
しかし、日本は「衣食足らずとも、礼節を知る」。
どうだ、参ったか!



2011年03月23日(水)
OKY

職場の後輩に教わった「OKY」。
さて、どんな言葉の略語か、わかるだろうか。
「KY」が「空気読めない」の略だから、
「OKY」は「おい、空気読めよ、かな?」と答えたら、
当然、間違いだった。(汗)
正解は「おまえ、来て、やってみろ」
言葉としては、けっこうきついな、と思いながらも、
思わず、吹き出してしまった。
机上で仕事している人には、最前線のことはわからない。
これは、現場最前線の状況を知らない人たちが指揮をしたから
第二次世界大戦も負けたんだ、という論理に近い。
東電の計画停電なども始め「では、これで」と提示される条件に、
驚かされることが多い世の中であるが、
そんな時は、胸の中で、この「「OKY」を口にしてみたい。
それだけで、私は、意外と単純に、スッキリする。(汗)
ただこればかりは、実際、口にしても意味がない。
「おまえたちには、この条件では絶対できっこない」
という自信で、こう呟かせるのだから。

PS.菅総理へ。悪天候だから、被災地視察中止ではなく、
悪天候だからこそ、被災者や最前線で働く人に声をかけて下さい。



2011年03月22日(火)
こだまでしょうか。 いいえ、枝野です。

こんな時期に、不謹慎だとは思いますが、毎日、毎回、
今回の東日本大震災の評論家になってしまっている自分に対して、
ちょっと反省を込めて、私らしい「気になる一言」を選んでみた。
何十年後に、そういえば、こんなことがあったなぁ、と
記憶を呼び戻す「メモリーペグ」(記憶の鍵)として、読者にご紹介。
題材は、もう国民のほとんどが覚えてしまったCMの1つ。
金子みすゞさんの詩なんだけど、以下・・そのパロディ。
「大丈夫?」っていうと、「大丈夫」っていう。
「漏れてない?」っていうと、「漏れてない」っていう。
「安全?」っていうと、「安全」っていう。
そうして、あとでこわくなって、
「でも本当はちょっと漏れてる?」っていうと、
「ちょっと漏れてる」っていう。
こだまでしょうか。 いいえ、枝野です。(以上)
誰が作ったのか知らないけれど、なんとなく川柳のセンスがあるし、
ちょっと政府を皮肉って、福島第1原発の事故を表現している。
お願いだから、菅総理の名前が出てこないのは?って、訊かないでね。



2011年03月21日(月)
テレビをつけっぱなしにしない

今、私が実践していることの1つ。
それが「テレビをつけっぱなしにしない」。
勿論、情報を収集することは大切なことだけれど、
必要以上に、被災地の映像をみていると、辛くなって、悲しくなって
自分の心に負荷がかかっていることを感じたから、消してみた。
そう言えば、先日「ACジャパン(旧公共広告機構)」のCM大量放送に
視聴者から抗議が殺到したらしい。
「こころづかい」「思いやり」のないAC広告、とまで批判された。
いい話も、何度も耳にすると、イライラするのが人間だから、
抗議するくらいなら、みなければいいのに・・と素直に思う。
被災地の状況に目を背けるという意味ではなく、
その被災状況や悲報の数々が、私たちの潜在能力に記憶され、
自分がその状況に置かれていると脳が感じてしまい、
精神的な疲れで、体調を崩してしまうこともあり得るからだ。
全国の人たちが、テレビをつけっぱなしにすることは、
「節電対策」にはならないだろうし・・。
時には、テレビを消し、今、自分が生かされている意味を考えてみる。
そして、自分の役割に気付いたら、何か実践してみるといい。
テレビなんて、観ている暇がなくなるから。



2011年03月20日(日)
金出せ!知恵出せ!力出せ!元気出せ!

松山千春さんが、震災後にラジオで語った台詞らしい。
「金がある奴は金を出そう。知恵がある奴は知恵を出そう。
力がある奴は力を出そう。
『自分は何にも出せないよ・・』っていう奴は元気出せ」
最後の「元気だせ」が、私のアンテナに引っ掛かった。
講演会などで、よく耳にするフレーズは、
「知恵がある人は『知恵』を出し、知恵がない人は『金』をだせ、
そして、両方ともない人は『汗』を出せ」で、
みんなどれかを出して、まちづくりに参加しよう、となる。
しかし、今回は、その上をいって
「何にもない人は『元気』を出せ」というのが新鮮であった。
被災者を応援するべき私たちの「元気」がなくなっては、
日本全体が沈没してしまう、そう感じていたから、メモをした。
東電の計画停電などで、その「元気」さえも、失われつつある。
今回の被災者が「復旧」から「復興」へ移ろうとする時、
そのお手伝いをするのは、間違いなく私たちなのだから、
「自粛」ばかりせずに、応援団が「元気」になるイベントも
開催しなくては・・と思う、今日この頃である。



2011年03月19日(土)
3月にはありえないこの寒さは、原子炉を冷やすため

今日もまた、ネットの日記で見つけた、仙台の被災者からのメール。
「3月にはありえないこの寒さは、原子炉を冷やすため。
見えない大きな力が働いている。大丈夫」
このフレーズを何度も何度も読み直し、涙が溢れた。
ガソリンや灯油がなかなか届かず、さぞかし辛いだろうな、と
自分もストーブを消したり、節電をしてきたものの、
さすがに、この寒さは、ありえないな・・と実感していた。
だからこそ、現地の被災者から、
こんな視点で「寒さ」に耐えていると知って、心に響いた。
自分たちの被害よりも、原発のことを気にかけているなんて、
想像もしていなかったから驚かされた。
こんな想いをしているのは、原発事故が原因、と
不平不満を口にしても、誰にも非難されないほど、
辛い生活をしているはずなのに。(やばっ、また涙腺が緩んだ)
一刻も早く、原子炉が冷えて、彼らに温かい陽射しを感じて欲しい。

PS.
東電社長、こんな人のためにも「謝罪会見」して下さい。



2011年03月18日(金)
こんな時だから・・こんな時だけど・・・

東日本大震災の被害をテレビで目にして、
多くの方が、それぞれの活動を始めた。
ある方の日記に、
「こんな時だから中止します、その決断も否定しません。
でも、こんな時だけど、やっぱりやります。
その決断も歓迎します。」 とあった。
どちらが正しくて、どちらが間違っている、ということではない。
大切なのは、今回の災害を黙ってみていられず、
何か自分に出来ることはないか、と悩んで悩んで、
出した結論の上の行動かどうかの、判断であろう。
私が出来ることは、その熱い想いを支援してあげること。
中止したい、という想いの人には、中止の連絡を手伝ってあげる。
やっぱりやりたい、という人には、施設を開放してあげる。
何でもかんでも、1つの方向に決めてしまうのは簡単だけど、
それでは、公平ではない・・そんな気がしている。
被災者に悪いから・・は、私たちの勝手な思い上がりかもしれない。
もっと大きな視点で、この問題を捉えて、
今、自分に出来ることを、確実にこなしていくこと。
この苦境を、国民全体で乗り越えた時、
日本という国は、ひとまわり大きくなっていく予感がする。



2011年03月17日(木)
だが、分析能力が追いつかない。

映画「デイ・アフター・トゥモロー」(ローランド・エメリッヒ監督)から。
世界各地で異常気象が発生し、世界の大都市が竜巻や洪水などにより崩壊。
地球温暖化や氷河期をテーマにしたパニック映画だと思ったら、
そんな環境の中で、必死に生き延びようとする人々の
それぞれの生き様を描く作品であったことも2度目の鑑賞で気付いた。
さて、話を戻す。
現代らしいフレーズだな、とメモしたのは、
「膨大なデータが入ってきてる。だが、分析能力が追いつかない。」
以前の災害時は、データが入ってこなくて困った。
しかし今は、いろいろな角度からデータは集まってくる。
テレビ・ラジオ・電話・ファックスは勿論、(正確かどうかは別として)
携帯、パソコン等からも膨大なデータは集まってくる。
そのデータを分析をし、今後のシュミレーションをする、
そんな能力のある人が少ないということに違いない。
災害全体を把握し、シュミレーションをし、指示を出す。
そんな能力のある人間の必要性を感じた映画となった。



2011年03月16日(水)
Excelで集めればいいんじゃないの?

東日本大地震、実は、わからないことが多い。
まだ、友人・知人の安否がわからない・・と、
テレビでは大騒ぎしているけれど、
少なくとも、私が考えるに、
「かな・氏名・年齢・市町名」程度の情報を
各避難所毎に、エクセルで一括に入力して、
最後に、集計して一枚の表にまとめる。
あとは「市町>氏名順」とか「50音順」で出力。
PDFにして、ホームページに掲載するだけで、
少なくとも、避難している人たちの安否はわかる。
だから、今回の気になる一言は、私の呟き。
「Excelで集めればいいんじゃないの?」
一人ひとりの多くの情報を入力しようとすると、
手間隙かかるけれど、非常事態の時は、シンプルに限る。
避難者には、上記の内容を紙に書いていただいて、
入力は、若い人たちがボランティアで・・。
あっという間に、避難者のデータベースが出来るし、
彼らも、友人・知人の情報が欲しいはず。
どうしていまだに、手書きなどでやっているのだろう。
復旧作業も大切だけど、情報はもっと大切なのになぁ。
優先順位を考えた方がいいな、きっと。



2011年03月15日(火)
自主停電のすすめ

東京電力の計画性のない「計画停電」にイライラし、
生活のリズムを乱され、体調まで崩された。
皆の口からは「不平不満」が溢れ、重い雰囲気になる。
実は、私もその1人であった。
しかし、被災者のおかれた環境を考えたら、
これくらいのことは我慢しようと思うことにした。
せっかく「停電の機会」の与えられたのだから、
停電の有無にかかわらず、自分で停電を想定して、
生活をしてみるのはどうだろうか。
(これは、我が家の夕食で盛り上がったアイデア・・)
簡単に言えば「計画停電」で示された時間帯に、
電気のスイッチを切って停電の状態にして過ごしてみるのだ。
私たちはこれを「自主停電」と呼び、さっそく試してみたが、
慣れてしまえば、特に生活にも困らない。
この体験で「電気漬け生活習慣度」のチェックをしたと思えばいい。
どんな結果が出るのか、本人と神のみぞ知る。
「自主停電のすすめ」、いかがですか?

PS.
静岡県東部の地震、私は元気です。(安否確認のつもり)



2011年03月14日(月)
人間、困ると必ず「なんとか」だ

映画「インスタント沼」(三木聡監督)から。
女優・麻生久美子演じる、主人公、沈丁花ハナメは、
「HATENA」という雑誌の編集長、売り上げが伸びず、
いやいや減少傾向にあり、上司は頭を抱え、
当然のように、廃刊の話もちらつかせる。
そこで編集長は「なんとかします」と言い切るのだが、
上司は投げ捨てるように呟く。
「人間、困ると必ず『なんとか』だ」
そうそう、私も経験あるけれど、
なんとか出来るあてもないのに
「なんとかしますから、もう暫く時間をください」
「なんとかしますから、チャンスをください」・・
と頼み込むことも、しばしば。
そうなんだよ、人間って、困ると必ず「なんとか」って
口にするんだよなぁ、とメモをした。
そういって、なんとかした試しがないから、
「なんとかします」は、信用できない台詞となる。
こればかりは、私も反省しようっと。



2011年03月13日(日)
「計画停電」が「計画的」じゃないね

東京電力が発表した、地域ごとに順番に送電を止める「計画停電」、
もちろん、協力するけれど、あまりに突然過ぎないだろうか。
この地域グループが発表されたのは、夜9時過ぎだが、
(テレビ放送は、なんと午後10時過ぎだった)
明日の朝、6時20分から・・と伝えられた国民は、戸惑うに違いない。
4月いっぱい実施予定するつもりなら、もっと早く周知しないと、
準備も何も出来ない・・という不安が広がる。
今、自分たちか出来る小さな支援は「節電」だと、
国民の誰もが理解しているが「節電」ではなく「停電」となると、
困る人が多く、さらに今日の明日・・では不満さえ残る。
賢い国民は、きっと1日かけて、出来る限りの準備をするのだから、
わずか1日でも、その余裕を与えて欲しかった。
そんな夫婦の会話をワンフレーズにしたら
「『計画停電』が『計画的』じゃないね」となった。
また、強制的に「地域停電」をする前に、自分たちの生活を見直し、
我慢すればできる「節電」を探していくべきだと思う。
私の提案は、この場でも何度も書いた
「屋外の飲料水自動販売機を止めてみればいい」である。



2011年03月12日(土)
クライストチャーチでもまだまだ余震が続いております

先日、6年ぶりに連絡が取れたばかりの
NZ・クライストチャーチに住む女性からメールが届いた。
今度は、彼女から「大丈夫ですか?」という内容メール。
国際的なニュースを知って、連絡をくれたのだろう。
その一部は、記録に残しておきたいので紹介したい。
「クライストチャーチでもまだまだ余震が続いております。
お互い気をつけましょう。」
テレビで「余震に気をつけましょう」と何度も呼びかけても、
あまりピンとこないが、大地震から2週間ほど過ぎた、
クライストチャーチに住む人たちからの言葉には重みがあった。
正直「まだ余震がある。」の言葉に、驚かされたが、
それが地震の実態なんだと認識しなければならない。
最後の「お互い気をつけましょう。」のフレーズに、
もう一度、気を引き締めて、緊張しながら生活をしなければ・・と
あらためて、自分の生活を見直すきっかけとしたい。
振返ってみても「経験談」が一番説得力がある。
この基本的な説明の仕方、是非、覚えておきたい。



2011年03月11日(金)
当事者には、最新の情報がない

日本全国を揺るがした、東北地方太平洋沖地震。
津波の威力をテレビでハラハラして観ながら、
間近に迫っているのに、どうしてそんな近くにいるの?
早く逃げて・・と祈った。
しかし、私たちが目にしていたのは、俯瞰図に近い、
上空からの眺めた映像であることに気付いたのは、
東北地方に住む友人知人の安否を心配しながら、
徒歩で帰宅している途中だった。
確かに、テレビでもなければ、本当に近くにいても
津波が近づいていることはわからない。
人間の目の高さでは、津波を確認するのは、難しい。
だからこそ「当事者には、最新の情報がない」
というフレーズを残そうと思う。
一番情報があるのは、もしかしたら、
ずっとテレビを観ている私たちなのかもしれない。
このズレ、なんとか埋めることは出来ないだろうか。



2011年03月10日(木)
それくらいの覚悟は持てよ

映画「ゴールデンスランバー」(中村義洋監督)から。
主人公、青柳雅春は、大きな影の力で、
首相殺害の犯人にしたてられ、どんどん追い込まれていく。
人間は「こいつが犯人」というイメージを前提に、
情報を植え付けられると、何もかもそれに結びついて考える。
マスコミは、火に油を注ぐように、追い討ちをかけ、
何の根拠もないまま、面白可笑しく報道し、
視聴者が受けることならなんでもする、といった形が優先され、
そのターゲットとなった人物の人権などは、無視される。
それに怒ったか、脚本家(もしかしたら原作者・伊坂幸太郎さん)は、
主人公の父を通して、こんな台詞を口にさせる。
「お前らのやっている仕事は、
人の人生を台無しにするかもしれねぇんだ。
それくらいの覚悟は持てよ」・・
マスコミに対して、吐き捨てるように言い放ったシーン、
久しぶりに、スッとすることができた。
これは、映画や小説の中のことだけではない、
日頃のマスコミの騒ぎ方をみるたびに、思うことでもある。
マスコミは、報道の自由を御旗に付けて、
何でも訊く権利があると勘違いしていないだろうか。
NZ地震被害で足を切断した学生に
「今、どんな気持ちですか?」と尋ねるのと同じだ。
「辛かったね、本当に良く頑張った、ゆっくり休んで下さい」
どうして、これくらいのことが、言えないのだろうか。



2011年03月09日(水)
ネイチャーにも、ネエちゃんにも優しくしていますよ

お待たせ、水曜日、男女ネタ。(笑)
たしか、自然環境保護の話をしていた時だったかなぁ。
「地球に優しい生活をしている?」なんて会話になって、
地峡に優しいってどういうこと?と問いつめたところ、
自然を大切にしているか、ってことだよ、と説明された。
自然に対して、こちらが優しくしてやる、という視点こそ、
自然に対して失礼なんじゃないか?なんて、
けっこう真面目な話をしていたところ、
偶然、ラジオから流れてきたフレーズが
「ネイチャーにも、ネエちゃんにも優しくしていますよ」。
あまりのタイミングの良さに、一同、爆笑。
私は、せっせとメモをした。(笑)
女性読者には、またまたくだらないことを・・と思われ、
男性読者からは、そのネタいただきました、と喜ばれる。
このフレーズを使うT.P.Oさえ、間違わなければ、
とても面白いフレーズなんだけどなぁ。



2011年03月08日(火)
探偵には、事件が必要だ。今すぐにでも・・

映画「シャーロック・ホームズ」(ガイ・リッチー監督)から。
映画の冒頭、ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr.)が呟く。
「探偵には、事件が必要だ。今すぐにでも・・」
なるほど・・と苦笑いしたくなるほど、面白いフレーズだった。
解決したくって仕方がない・・そんな気持ちが
「謎解きに飢えていたんだ」と自らの心境を語るシーンとダブる。
平和な生活が続き、事件がなければ、探偵は商売にならない。(笑)
さらに「あきらめろ、この謎は君には解けない」と言われれば、
危険を顧みず、謎解きに深入りしていく。
冷静なはずの探偵を、一発で興奮させる台詞も散りばめられている。
「恐怖心というのは、感染しやすい」
「粘土がなければレンガは作れない」
「その靴に見覚えがある」「君のメガネは派手好きだ」など、
洞察力と推理の面白さを、伝えてくれる台詞も満載である。
私の抱いていた「シャーロック・ホームズ」の人物像とはだいぶ違うが、
これまた裏をかかれたようで、面白かった。
「探偵」という職業を考えれば、「事件」は謎解きが難しいほど燃える。
「平和」であって欲しいが、映画の世界だけは「事件」を許そうと思う。
新しいタイプの「ホームズ」に出番がなくなると困るから。



2011年03月07日(月)
それって、老化現象の始まりらしいですよ

あれっ?テレビ番組だったかな、ラジオだったかな、
情報源不明、ごめんなさい。
ただ、フレーズして面白いなぁ、と思ってメモをした。
何かちょっとスムーズにいかなかった時に限らず、
どんな場面でも使えるから面白い。
台詞は、若い人が口にすればするほど、効果があるようだ。
「昨日、コタツでウトウトしちゃった・・」
「それって、老化現象の始まりらしいですよ」
「昨日のお笑い番組、笑えなかったね」
「それって、老化現象の始まりらしいですよ」
「恋愛って面倒くさいだろ?」
「それって、老化現象の始まりらしいですよ」
話題は何でもいい。(笑)
「えっ、それホント?」とムキになったら、
「なにを慌てているんですか? 嘘ですよ、冗談です」と
付け加えればいいようだ。
私などは「そうだよなぁ」と納得してしまう年齢だけど、
20歳が10歳に言われたら、焦るだろうなぁ。



2011年03月06日(日)
白いネクタイで集まるのはいいねぇ

昨日の結婚披露宴で耳にした
久しぶりに顔を合わせた年配の方々の会話から。
「白いネクタイで集まるのはいいねぇ」
同じテーブルではなかったから、聞き流していたけれど、
50歳を過ぎた私たち年代でも同じことが言える。
気が付けば、ここ数回、礼服は葬儀にばかり活躍しているし、
結婚式場でポケットに手を入れたら、数珠が入っていた、
そんな笑い話が、現実のものになってきた。
だけど、冠婚葬祭を「ネクタイの色」で区別できるなんて
面白い国だなぁ、と思う。
太って着れなくなった礼服も「どうせ買い替えるならお祝い事で」
と呟いた先輩がいたが、何となくわかる気がする。
どちらも列席者は、個性を出してはいけない場面、
いえ、出す必要がない場面なのかもしれないが、
それでは、ちょっと寂しい気もするから、
お祝いの礼服と、葬儀の礼服、
しっかりと区別したいな、と思う今日この頃。
結婚式の服装をもっとオシャレにすればいいんだなぁ、きっと。



2011年03月05日(土)
ギリギリセーフです

昨年度、一緒に仕事をした部下の結婚式だった。
今年度から、隣接の自治体への就職が決まり、
正規職員として1年間頑張り、可愛がってもらった様子は、
参列した新しい仲間の祝福でわかった。
昨年4月入庁の同期生とおぼしき、若さ溢れる職員の余興に
久しぶりに笑い、楽しい時間を過ごした。
本来なら、半身裸の余興は下品で、若いなぁ、と
一蹴するだけなのだが、今回はその枠を超えて面白かった。
観客からの掛け声にも、さらっと対応する余裕すら感じられた。
「おい、はみ出してるぞ」
「いえ、ギリギリセーフです。昨日、剃りましたから」
「(クビになったら)、うち(の町)で拾ってやるぞ」
「お願いします」
新郎新婦には申し訳ないが、このシーンが一番印象に残った。
きっと何年経っても、この会話を思い出すだけで、
和やかな今日の結婚式を思い出すに違いない。
私の気になる一言は、そんな役割も担っているのだから。



2011年03月04日(金)
「日本画」は「岩彩画」?

以前、箱根「成川美術館」で見つけた、面白い発想。
それは「日本画」は「岩彩画」と呼ぶべきではないか、という主張。
よく考えてみると「日本画」というように、絵画の分類に
国の名前をつけるのは、不思議だなぁ・・と思っていた。
芸術の都と言われるヨーロッパの各国でも、
「イタリア画」「フランス画」「イギリス画」などとは言わない。
では、大陸とか地域の括り・・と考えてみたが、
「ヨーロッパ画」とか「アメリカ画」なんて耳にしたことないし。
だからこそ「日本画」という名称に、私は誇りがもてる気がする。
さて、冒頭の話に戻る。
「油彩画」「水彩画」「水墨画」と言うように、
画材に対して分類するのならば、
「岩絵の具」を使う日本画は「岩彩画」と言うべきではないか。
そんな内容だったが、日本画も、今や世界的に浸透しているのだから、
そろそろ「岩彩画」と呼び名を変えてもいいのかもしれない、と
一瞬考えてもみたが、いやいや、やっぱり「日本画」の方がいいかな。
グローバルになっても「NIHONGA」で通して欲しい。



2011年03月03日(木)
違いますよ

2010年06月17日(木) 映画「チャプター27」について書いた。
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=40832&pg=20100617
ジョン・レノン暗殺に至る、犯人マーク・チャップマンの
3日間を映画化したものである。
その中で、タイトルの「チャプター27」は、
1980年12月にジョン・レノンが死んで、27年目だから、と
推測で書いてしまったのだが、読者から「違いますよ」と指摘があった。
気になって「オフィシャルサイト」を調べたら、小さく記されていた。
「チャプター27とは・・
26のチャプターで綴られている、J.D.サリンジャーの不朽の青春小説、
「ライ麦畑でつかまえて」の主人公、ホールデン・コールフィールドに
自分を重ね合わせていた、マーク・ディヴィット・チャップマンが、
この小説を完全に誤読して、ジョンレノン殺害に至った
その「ライ麦畑〜」から逸脱した「最後の行動」を象徴するものである。」
本当だ、ごめんなさい、私の間違いでした。(汗)
本当に映画が好きな人って、そこまで読むんだなぁ、きっと。
私の場合、映画の中の台詞を集めているだけだからなぁ。



2011年03月02日(水)
全ては妻しだいです。優しく誘えばいいのです

映画「マリー・アントワネット」(ソフィア・コッポラ監督)から。
正直、何を伝えたかったのか、よくわからなかった。
14歳で結婚、18歳でフランス王妃に即位、
世界一有名な王妃マリー・アントワネットを主人公にした
ドラマであることはわかるのだが・・。
そこで視点を変えて、どうして、なかなか
夫ルイと世継ぎ誕生の行為(セックス)が出来なかったか、を検証。(笑)
たぶん・・私の推測だけど・・
初めて出逢うシーン、彼女は夫となるルイ・オーギュストに呟く。
「まだ子どもみたい」
この台詞は、あまりクローズアップされていないが、
これから妻となる女性に、初対面でこんな台詞を言われたら、
男だったら、トラウマになるくらい落ち込むはず。(汗)
男としての自信が蘇るまで、時間が経ってしまった・・という
男側からの仮説であるが・・。
「ご懐妊なしには、影響力は持てません」とアドバイスした者もいる。
彼女のプレッシャーは、大変だったろうなぁ・・と感じながら、
彼女の母親のアドバイスを最後に残したい。
「全ては妻しだいです。優しく誘えばいいのです」



2011年03月01日(火)
「失敗から学ぶ人」から「成功から学べる人」へ

講演「夢を実現させた原動力とは!!」(河合純一氏)から。
「NPO法人・清水町体育協会創立40周年記念」の基調講演で
パラリンピックの金メダリストである彼の話を聴くことができた。
実は、パラリンピックは、退役軍人のリハビリだったんですよ、と
話し始め「目に見えないことは障害ではない」と言い切った。
「目が見えなくても、足があれば歩ける」
「目が見えなくても、手があれば文字は書ける」
こう淡々と語る彼は、出来ないと嘆くより、
どうしたら出来るようになるか、を考えましょう、と語った。
そんな彼の話で、印象に残ったのは、
「『失敗から学ぶ人』から『成功から学べる人』へ」。
たしかに「失敗」することで学ぶことも多い。
スポーツは、正々堂々と失敗したり、負けられるけれど、
やはり「成功」することで学んだことの方が大きいのだろう。
それは、たぶん技術的なことではなく、
自分の成功を手放しに喜んでくれる仲間がいることを知り、
「自分ひとりで成功したのではないことに気付く」
これが、彼の言う「成功」から学ぶという意味に違いない。