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しもさんの「気になる一言」
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2011年02月28日(月)
作詞・作曲者、不詳の「仰げば尊し」

明日から3月、卒業式のシーズンだから。
先日、何気なく見ていたテレビ番組「題名のない音楽会」から。
卒業式の定番ソング、第1位は「仰げば尊し」だった。
(もちろん2位は「蛍の光」)
「仰げば尊し」と言えば、
「身を立て、名をあげ・・」等のフレーズがよくない、と
卒業式に歌われなくなった、と言われる歌でもある。(汗)
しかし、字幕で画面に映し出された、
「作詞・作曲者、不詳」の文字が気になって仕方がなかった。
私の記憶では、たしか「スコットランド民謡」だったが、
つい先日、この歌の原曲がみつかった・・と報道されたはず。
作曲者はH. N. D.、作詞者はT. H. ブロスナン。
私としては、どちらでもいいけれど、これだけ私の胸に響くので、
当然、日本人の作詞・作曲だと思いたい、だけである。
そして、この曲を聴くたびに、娘の高校卒業式を思い出していた。
音楽って、いろいろなことを思い出させてくれるなぁ。



2011年02月27日(日)
ネット上に「匿名性」は存在しない

講演「青少年を取り巻く有害情報環境対策について」
(NPO法人パソコンサポートアクティビティ理事長・板垣徹氏)から。
携帯電話の使い道を間違えると、大変な事件に巻き込まれる、
そんなことは、いろいろな場面で耳にするが、
身近に事件が起きない限り、それは一般的な知識でしかない。
だから、子どもたちに的確なアドバイスが出来ないのだろう、
恥ずかしい話、私はそれくらいの認識でいた。
しかし、講師の話を聴くにつれて、根本的なことを知る。
それが「今の大人は、情報教育を受けていない」だった。
私たちが子どもの頃は、パソコンもなかったし、携帯電話もなかった。
だから、青少年を取り巻く有害情報環境が、どんな危険なのか、
経験からの話が出来ない。
説得力がない「携帯ゲームはやめなさい」は、効き目がないに違いない。
パソコンや携帯の操作講習会よりも、情報教育の方が先。
環境教育、健康教育などに匹敵するくらい大事だと私は思う。
そして、彼は講演中に、何度も何度も、私たちに向かって
「ネット上に『匿名性』は存在しない」と言い切った。
もし本当ならば「京大入試の試験中にネット投稿した学生」の名前を
(親御さんには申し訳ないが)是非、公表して欲しい。
人生を左右するほど大事な大学の試験を、こんな形でもてあそぶ奴が、
私は、どうしても許せない。
それに、子どもたちに「ネット上に『匿名性』は存在しない」と
教えるにはいい機会だと感じるから。お願いします。



2011年02月26日(土)
本当にメールしたんですね

昨日、ニュージーランドに訪れた時に、お世話になった
観光ガイドさんにメールして、返事が届いた話を書いた。
それを読んだ読者から、またまたメールが届いた。
「本当にメールしたんですね、下山さんらしい」
日記には、書いたけど、まさか、本当に送るとは・・が
彼の本音らしい。(汗)
数日案内してくれた相手が、覚えているかもわからないし、
6年前に教えてもらったメールを探し出して、
本当に、送るとは思っていなかったようだ。
ただ「下山さんらしい」のフレーズが、私を喜ばせた。
「もしかしたら、と思っていましたが・・」という前置きが、
さらに、私を楽しませる結果となった。(笑)
私の好きな、柳生家の家訓
「小才は縁に出会って縁に気づかず
中才は縁に気づいて縁を生かさず
大才は袖すり合う縁をも生かす」
私は大才じゃないけど、「袖すり合う縁をも生かす」派。
一度、知り合ったら、とことん付き合います。



2011年02月25日(金)
取り急ぎ無事のご連絡まで

先日、ニュージランドの地震被害を知って、
数年前に訪れた時にお世話になった、観光ガイドさんに
気になってメールを送ったのだが、
今日、帰宅後に、メールが届いていた。
タイトルは「RE: 静岡県清水町からメールです。」
あっ、メールが届いていたんだ、と早速、本文を確認した。
内容は、個人情報だから秘密だけど・・・(笑)
最後に1行「取り急ぎ無事のご連絡まで」
このフレーズだけで、なんだかホッとした。
毎日、地震被害を新聞記事で確認しては、心を痛めているが、
たった数日しか一緒に過ごさなかったのに、
こうして連絡がとれる「メール」システムに驚かされた。
普段は、容赦なく届く、悪戯・迷惑メールに嫌気を感じるが、
今回ばかりは、本当に感謝したい。
当時の農業委員さんに、彼女の無事をお知らせしようっと。



2011年02月24日(木)
理解はしなくていいの、まず暗記。

久しぶりに、韓国ドラマ「宮廷女官・チャングムの誓い」から。
主人公のチャングムが、医女を目指していた頃、
「明日までに、これ覚えなさい」と渡された
書類の山をみて驚いていると、師匠は、こう呟く。
「理解はしなくていいの、まず暗記。」
そして「理解はそのあと」と続けた。
ここに、物事を覚える秘訣がある気がしてならない。
年を重ねると、つい「理解しながら覚えようとする」、
そしてなかなか覚えられず、途中で断念するケースが
今までに、何度あったことか。(汗)
そう言われてみれば「掛け算の九九」は、
理屈もわからず、頭の柔らかい年代に暗記したからか、
いつまでたっても忘れない。
「理解はしなくていいの、まず暗記。理解はそのあと」
なるほどなぁ・・とメモをした。

PS.
そう言えば、チャングム役のイ・ヨンエさんに、
先日、双子の赤ちゃんが生まれたんだよなぁ。(祝)



2011年02月23日(水)
あの時のガイドさん、大丈夫だろうか?

実は、私の呟きである。
2005年02月07日から12日まで6日間、
農業委員研修旅行の随行で、南半球「ニュージーランド」へ。
だからこそ、今回の地震情報が、いつもより気にかかる。
実は、地震で倒壊した建物をバックに、写真も撮った。
そして、私たちを案内してくれた観光ガイドさんのことも。
あれから、ちょうど6年が経過し、
彼女は今、どこで何をしているか、わからないが、
お世話になったことが、昨日のように蘇ってきた。
当時の写真を引っぱり出してきて、思わず、
「あの時のガイドさん、大丈夫だろうか?」と呟いていた。
ニュージーランドのクライスト・チャーチは、
食べ物は美味しい、気候は温暖、街中に花が溢れ、
世界で指折りの「永住したい都市」でもあったはずだ。
これを書き終わったら、昔のアドレス帳を探して、
メールでも書こうと思う。
アドレスが変わっていないことを祈りながら・・。



2011年02月22日(火)
今日は、仕事し放題だから・・

先日、職場の定例懇親会と化した「お誕生会」だった。
幹事の計らいで「焼肉・すき焼き食べ放題と飲み放題」。
これでもか!!ってくらい、食べたが、女性陣が
「私たち、『〜し放題』の言葉に弱いんですよ」と言うので
男性陣は「仕事も、し放題」だから、付け加えた。
翌日、朝礼で私が口にしたのは、
「今日は、仕事し放題だから・・」。
「えっ〜、忘れていると思いました」とは女性陣。
ニヤニヤ笑っているのは、男性陣。
こうやって、仕事を進めていくんだなぁ、と
改めて、定例懇親会の必要性を感じていた。
単なる飲み会と言うなかれ。
お互いの信頼は、こうしたことからも生まれてくる。
スタッフの仕事がダラケてきたな、と感じたら、こう言おう。
「今日も、仕事し放題だからね」



2011年02月21日(月)
好きか、好きでないか

NHK大河ドラマ「江」から。
今回の作品は、じっくりテレビの前に座って・・という
いつものパターンではないので、何回目とは明記しにくいが、
気になるフレーズは、いくつかメモしてある。
その1つが「好きか、好きでないか」。
私なら「好きか、嫌いか」と使う場面なのに・・。(汗)
ということは「嫌い」イコール「好きでない」ではなく、
その微妙な心の違いが、気になって仕方なかった。
「嫌いではないけれど、好んで好きというわけでもない」
そんな感覚だろうか。
あれ文字の意味からすると「好む」イコール「好き」だよなぁ。
では「好きでない」ってことは「好まない」ってことか・・
文字にすればするほど、わからなくなってきた。
すみません、誰か、私の素朴な疑問、解決してください。



2011年02月20日(日)
つまんない時は、2行読んでやめるぞ

ある団体の式典で、私が毎日綴る「気になる一言」の読者に会った。
私にとっては、大先輩が、毎日読んでくれているのは、喜ばしいけれど、
実は、その感想は、なかなか手厳しい。(汗)
その一端が「つまんない時は、2行読んでやめるぞ」。
面白いもので、ネットの世界は、気に入った記事や日記には、
「いいね」とか「コメント」を残すが、
自分が納得できない内容に、コメントすることは、非常に少ない。
わざわざ「つまんない」とか「その意見には賛同できない」と
ブログや日記に足跡・記録を残すことはしないのが暗黙のルール。
だから、余程のことがない限り、自分の書いた日記に対して、
そんな感想を耳にすることはないのであるが、
直接会って話をすると、それが可能になる。
たまたま読んだ人ではなく、ずっと読んでくれていることが
会話でわかるから、素直に聴くことが出来る。
これまた不思議な、書き手と読み手の関係だろう、と思う。
今までずっと、読者を意識した日記を書いているわけではないが、
今回ばかりは、ちょっぴり反省しながら、嬉しくもある。
「つまんない時は、2行読んでやめるぞ」
「気になる一言」の導入部の大切さを、教わった気がする。
せめて、5行、読んでもらえるようにしよ〜っと。(笑)



2011年02月19日(土)
「そんなに私が邪魔なの?」「うん・・」

映画「おとうと」(山田洋次監督)から。
物語の大筋とは関係ないけれど、
やや痴呆気味の義母(加藤治子さん)に対する、
嫁(吉永小百合さん)の厳しい会話が印象的だった。
「これは大事な問題ですから、
お母さんは自分の部屋へ行っていてください」と言ってみたり
「そんなに私が邪魔なの?」「うん・・」とハッキリ言う。
役柄とはいえ、ちょっと可哀相だなぁ、と感じるほど。
弟(笑福亭鶴瓶さん)には、娘(蒼井優さん)の結婚式で
アルコールを飲みすぎて、大暴れしても、
こんな毅然な態度は、一度もみせることがないのである。
どちらが本当の彼女なんだろう・・と考えてしまった。
この二面性が、どんな意味を持つのだろうか?
結局は、わからずじまいで、ストーリーを終えた。
私にとって、やや消化不良で終わった作品である。

(今年の日本アカデミー賞にノミネートされていたなんて。
私の見る目がなかったんだろうか・・とほほ) (汗)



2011年02月18日(金)
焼物の勉強は、知識ではなく、映像を記憶させる

講演「焼物の美についての勉強会」(渡邉陶苑・渡邉雄次郎氏)から。
話し始めてすぐ「焼物は、本来は、形を追求していくもの」と言う。
彼は、金子宗楓さん(享年51)・川瀬竹志さん(享年54)、
2人の天才の出会って、それが検証できる、と言い切った。
素人は、まず、焼物の色や絵付けを誉めるけれど、
色を誉めるのは、誉めることがない時・・と手厳しいが、
焼物に関する多くのメモは、あっと言う間に増えた。
その中で、インパクトが残ったのは、
「焼物の勉強は、知識ではなく、映像を記憶させる」
言い換えて、こうも表現した。
「物知りと目利き、は違う。考えるのではなく、目で写しとる」
もの凄い大切なことを教えていただいた気がする。
本物をじっと観続けることで、本物以外に違和感を感じるらしい。
そして、最後にこうまとめた。
「物には必ず、上・中・下がある。本物でも・・」
陶器を買付けをする人のプロの見方、こんな話をもっと聴きたい。



2011年02月17日(木)
裏切っては信じられ、裏切っては信じられ

先日、奈良少年刑務所の元受刑者の講演を聴いた。
昨年、講演をしていただいた、小西先生の教え子であるが、
「先生は、特別な言葉で僕を変えたわけではない」と言い切る。
では、どうやって?と疑問を持つのだが、答えは簡単。
「信じることだけ」らしい。
彼にとっては、どんなことがあっても「信じられること」が、
どれだけ凄いことか肌で実感したようだ。
先生に「裏切っては信じられ、裏切っては信じられ・・」
これでもかってくらい「信じられた」ことは、貴重な体験になった。
「悪かったことを謝りたいと思わせる」ほど信じ続ける。
この言葉は重たかった。
そして、言葉は無力かもしれない、と思わせる一言であった。
彼が気付いたことは「信じることは待つこと」だと言う。
もう一度、じっくり彼の話を聴いてみたいと思った。



2011年02月16日(水)
今の恋愛はコストも時間もかからない

先日、ラジオから流れてきたフレーズ。
「今の恋愛はコストも時間もかからない」
私たちの青春時代とは、恋愛の仕方が違うようだ。
携帯電話もなかったし、メールもなかったから、
自宅に電話をかけるのもドキドキしたし、手紙も書いた。
好きな異性に告白するまでの過程すら、今とは違うらしい。
言い換えれば「恋愛のマニュアルは存在しない」
その理由は「すべては、パーソナル対応だから」なのだろう。
男性も女性も、多くの価値観を持つようになり、
ひとつの恋愛パターンでは、役に立たないから、
男性誌「ポパイ」みたいなものも、読まれなくなったのかも。
その「恋愛」の難しさが「結婚」まで繋がらず、
それゆえ「少子化」に拍車をかけているように思う。
男性・女性の違うもあるし、年代の違いもあるけれど、
恋愛って、コストも時間もかかるから面白いのであって、
それくらい夢中になれるものだったのになぁ。(笑)
一生の伴侶を手に入れるのだから、
コストも時間もかけるくらいの気持ちが欲しいな。



2011年02月15日(火)
妻に見せない ニヤケた笑顔 義理と知りつつ 上機嫌

私にとって、怒濤のバレンタイデーが過ぎた。(笑)
昨日は、会議等で席を外すことが多かったのだが、
嬉しいことに、席に戻るたびに、チョコレートが増えている。
いやいや、チュコレート以外にも、私の好きなものが。(汗)
さて今回の一言は、最近、妻が興味をもち始めた「都々逸」(どどいつ)。
(飲んだ時の話なので、どこまで真剣かは定かではないけれど・・)
誰でも知ってる、有名な都々逸は、
「信州信濃の 新蕎麦よりも わたしゃあなたの そばがいい」
「7・7・7・5」の26文字の世界、ちょっと艶っぽいので、
男女の色恋には、ぴったりだと思って、この日に合わせて作ってみた。
・義理でいいから 包みが欲しい 家族にあわせる 顔がない
・妻に見せない ニヤケた笑顔 義理と知りつつ 上機嫌
・飲んで奢った 女の数と 今年も懲りず 自慢して
・もしかしたらと ひとりで妄想 いつになったら 悟るやら
・義理と知りつつ 夫の笑顔 贈った相手が 気にかかる
さて、読者の感想はいかが?



2011年02月14日(月)
豆腐ハンバーグ系

このタイトルだけでピンときたら、私好みの読者となる。(笑)
先日「見た目は草食系、中身は肉食系」のことを
「ロールキャベツ系」と称すらしい・・と紹介した。
そうしたら、読者から逆のパターンの情報が入った。
そう・・「見た目は肉食系、中身は草食系」のこと。
「巷で流行っているかどうかは別として・・」と前置きがあり
「豆腐ハンバーグ系」を推薦してくれた。
うん、確かに・・と反応してみたものの、やはり男は、
最後は肉食系であるに違いない、という私の持論は変わらない。
しかし、女性に当てはめたら、ピッタリする人が多い。
見た目や行動は、男っぽいけれど、実は、性格は、しとやか・・
女性の優しさみたいなものを待ち合わせている。
「あの人、肉食系女子」だよね・・と言われるよりも、
「あの人、実は、豆腐ハンバーグ系なんだよね」と言われて欲しい。
「草食系男子」と「肉食系女子」の組み合せよりも、
「ロールキャベツ系男子」と「豆腐ハンバーグ系女子」の
組み合せの方が、なんとなく素敵だな・・
こう思うのは私だけだろうか?



2011年02月13日(日)
足先に 春を知らせる 靴の中

義母の一回忌の法要だった。
あの22年2月22日から、もうじき1年となる。
昨日の雪まじりの天候に「余寒」「春寒」という季語さえ
思い浮かんだが、嘘のような陽射しに関係者一同、ホッとした。
しかし、さすがにお寺の本堂はヒンヤリとして、
お経が終わる頃には、足のつま先から全身が冷えきっていた。
その寒さは、ちょっと言葉では表現しにくい。
ところがである。
本堂を出て、靴を履いた瞬間、ホットカーペットのような暖かさが
靴の中で、じわ〜っ広がった。
私たちが、本堂の中でお経をあげている間、
太陽が私たちの靴を暖めてくれた、ということだ。
この体験を「気になる一言」にしようと思ったが、
皆の口からは「うぁ〜、暖かい」の連発だったから、
ここは、駄作ながら、私の一句を。
「足先に 春を知らせる 靴の中」
雪が降った翌日、春は、もうそこまで、と実感した1日となった。



2011年02月12日(土)
面白いわね、女なんて面倒なのに

映画「脳内ニューヨーク」(チャーリー・カウフマン監督)から。
正直、映画自体は、よくわからなかった。(汗)
最後まで、何を伝えたかったのかすら・・。
ストーリーと関係ないけれど、面白いシーンはあった。
主人公は、妻と子どもに別れを告げられ、
精神的に参っていたのはわかるけれど、
「女になれれば楽なのになぁ・・」的なことを口にする。
それを聞いていた、ある女性。(役柄も忘れたけど)
「女に?」と訊き直す。
「向いているかもしれない」と弱気になっている。
そこに、変わったものをみる目で呟く台詞。
「面白いわね、女なんて面倒なのに」
このフレーズが面白くてメモをした。
「女は弱いもの・楽に生きている」と決め付けて、
男は、よくこんな台詞を使うけれど、大間違いらしい。
こんな面倒な生き物「女」なんて、やだやだ・・
そんな嘆きが聞こえてきそうだが。(笑)
でも、不思議なことに、生まれ変わるとしたら、
「男になりたい」と思う女性は少ないらしい。
女なんて面倒だけど、男はもっと面倒みたいだな、と
どこかで気付いているようだ。
それにしても、よくわからなかった・・ふぅ〜。



2011年02月11日(金)
まさに、現代版の「人形浄瑠璃」ですね

小学生低学年以下を対象に「ちびっこ劇場」と称して
「人形劇」を催したが、意外や意外、泣いてしまった。(汗)
企画運営は「NPO法人・清水町文化協会」
演ずるのは「人形劇団・むすび座」の若者3人。
演目の1つであった「おまえうまそうだな」(原作・宮西達也さん)が、
人形劇として、どんな形に脚色・演出されるのかな?、
そんな興味・関心を持ち、客席の後ろの方から、眺めていたのだが、
知らぬ間に、どんどん吸い込まれていき、とうとうウルウル。(涙)
私の知識の「子ども向け人形劇」は、全身黒い衣装の人たちが、
頭や手などが見えないように、定められた枠の中で演じるもの。
しかし、彼らの作品は、黒い服でもなく、体の全体を観客にさらして、
所狭しと飛び回って、迫力満点なのである。
なぜか、大人の人間が演じているのに、その人間が邪魔にならない。
隣にいたスタッフに感想を訊かれたので、ふっと、この一言が口から出た。
「まさに、現代版の『人形浄瑠璃』ですね」
泣いたのは、たぶん私だけではないはず。
だって、あちこちで、スタッフや保護者が目頭を押さえていたから。
正直、人形劇で胸が熱くなり、涙腺が緩むとは・・。
これだから、文化芸術から離れられない。それにしても、参った。



2011年02月10日(木)
腹筋・背筋・乳酸菌

最近、私の周りでは、体を鍛える人が増えてきた。
トレーニングジムに通ったり、毎日何キロもランニング、
若い頃、一緒に飲み歩いていた先輩までもが・・。(汗)
そこで気になったのは「体のどの筋力を鍛えているか」。
今までの仕事・生活では使わない筋力なんだろうな、と
予想していたら、タイミングよく、お笑い芸人が
テレビで一発ギャグを飛ばしていた。
それが「腹筋・背筋・ピロリ菌」。
あまりのタイミングの良さと、リズムあるフレーズに
慌ててメモすることもなく、耳に残りメモをした。
しかし、私としては「ピロリ菌」よりも、
ヤクルトでお馴染みの「乳酸菌」の方が言いやすいから、
「腹筋・背筋・乳酸菌」を使用したい。
ところが、偶然とは恐ろしいもので、今日、本当に数時間前、
人間ドッグの先生から「メタボの腹回り」を指摘され、
「もう少し、腹筋・背筋を鍛えて下さい」と指導された。
「腹筋だけでなく、背筋も・・」と念を押されて・・。
ここは「腹筋・背筋・乳酸菌」の使いどころ・・と思ったが、
さすがに、私も黙ってしまった。
真剣に説明してくれている先生に申し訳ないものなぁ。
じゃあ、いつ使うんだよ・・なんて責めないでね。



2011年02月09日(水)
私、テプラ1級なんです

資格の話になると、けっこう自慢げに話す人が多いが、
しっかり騙された資格に「テプラ1級」がある。(汗)
私たち、事務系の仕事をしている人たちにとっては、
いろいろな分野で、テプラという事務機を使って、
ラベル作りをするのだが、実は、いろいろな機能がついていて
それを指示どおりにサラッと作成してしまう女性には、
驚くばかりである。
ある人が「どこかで勉強したの?」と質問したら、
「私、テプラ1級なんです」と返事が来たので、
何も疑わず、信用したという話を聴き、私も頷いた。
たぶん、私も信じたに違いない。
微妙なんだよなぁ、この「1級」という響き。
最初から「テプラ初段」とか「テプラ3段」と言われたら、
信じなかったかもしれないけれど。(笑)
この「〜1級」は、これからどんどん使ってみようかな。



2011年02月08日(火)
まずそうだから・・

先日、新しい臨時職員の歓迎会で焼肉を食べていた時だった。
話に夢中になりすぎたのか、
火が強くて、せっかくのお肉が焦げそうになった。
そんな時、メンバーの一人が「まずそうだから・・」と
お皿に、焦げかかった肉を移したのだが・・。
彼女の発した意味は、たぶん
「このままでは、まずい状態(具合が悪い)になりそうだから」
その言葉を受け取った私の意味は
「焦げかけて、どうみても不味そう(味が悪い)だから」
辞書で引くと「まずい」の意味は、
「味が悪い」「美しくない」「具合が悪い」であるから、
どちらも使い方としては間違っていない。
それなのに、発信側と受信側で意味が全然違う。
だからこそ、日本語は面白いのかもしれないな。
そんなことを感じた焼肉であるが・・考え過ぎだろうか。(笑)



2011年02月07日(月)
絵の完成ってのは、どこで自分を許すかだ。

NHKのテレビ番組「日曜美術館」から。
職業・画家、という人に、一度、訊ねたいことがあった。
「よし、これで完成」と筆を置くきっかけである。
描きこめば描きこむほど、愛着が湧き、絵にも深みが増す。
職業でなければ、応募〆切とか、なにか理由をつけて、
これで完成、とやめるような気がするのだが、
プロとしては、本人が納得した作品として、
最後に「落款」を押すのは、どんなタイミングだろう、と
いつも気になっていた。
それに答えてくれたのは「日本画家・小島淳作」氏。
「絵の完成ってのは、どこで自分を許すかだ。」
なるほど、そうだよなぁ・・とメモをした。
「自分を許す」という表現に、妙に納得させられたから。
そういえば、画家だけでなく、執筆業や彫刻家、作詞・作曲家、
ものを作る人はみんな同じ気持ちなんだろうな。
私も、毎日、この「気になる一言」を書いていて感じるから、
レベルは違うけれど、ちょっとだけ、わかる気がする。(汗)



2011年02月06日(日)
超絶技巧

三島市にある「佐野美術館」の企画展、「幕末・明治の超絶技巧」
パンフレットには「世界を驚嘆させた金属工芸。
清水三年坂美術館コレクションを中心に」と書かれている。
作品を目にした途端に、私は「超絶」という言葉に納得した。
「超絶」とは「他よりとびぬけてすぐれていること」
「超越」とは「標準をはるかに越えること。俗事から抜け出ること」
私的には「人間技とは思えない」くらいの表現が相応しい。
幕末・明治の日本の工芸技術には、本当に驚かされる。
作品のいくつかには「拡大鏡」が用意され、
その精密さは、文字に表現しても伝わらない気がする。
「超絶」で思い出したのは、ハンガリーの作曲家、リスト。
彼のピアノ演奏は「超絶技巧」という言葉が似合うと思うが、
初めて、彼のピアノ協奏曲を耳にした時の感動と似ている。
いやいや、それ以上の感激だったかもしれない。
お近くの方、是非、一度、鑑賞して欲しい。
同じ日本人ということに、誇りが持てるはずだから。



2011年02月05日(土)
ロールキャベツ系

最近「草食系男子」「肉食系女子」の表現も、
気にならなくなってきたが、また新しい「〜系」を知った。
それが「ロールキャベツ系」
「見た目は草食系、中身は肉食系」のことを指すらしい。
実は以前から、おとなしい男性が増えたからって、
「草食系」はありえないだろう、と思っていた。
子孫を残す遺伝子は、男性には必ずあるはずだから。
エッチな本や、関連の画像、動画も見るだろうし、
やはり、男は「肉食系」の血は流れていると言い切れる。
だからこそ「ロールキャベツ系」は、ピッタリ。(汗)
「男は狼なのよ、気をつけなさい・・」と
ピンクレディの2人は歌ったけれど、
「今の男は、見た目は草食系、中身は肉食系、気をつけなさい」
今度から「草食系ですか?肉食系ですか?」と訊かれたら
自信を持って「ロールキャベツ系です」って、言おうっと。



2011年02月04日(金)
「見守る」とは「見て番をする」こと

最近では、子供たちを不審者から守るために、
高齢者や地域のボランティアの方々が、
朝夕の登下校時に、角々に立ち、子供たちを見守る動きが
全国各地でみられる。
地域の「子育て力」にとって、大変素晴らしい活動である、
と評価していることを前置きして、気になることを1つ。
「見守る」は、辞書によると
1 見て番をする。事が起こらないように注意して見る。
「この成長を見守る」
2 じっと見つめる。熟視する。
「衆人の見守る中での離れ業」「成行きを見守る」等
意味としては、世話をやくことではないと思う。
道路で、交通整理をし、安全確保をしてしまうことは、
子供たちのために本当にいいのか、考える必要がある。
自分のことは自分で守る、という最低限の
危機管理を忘れた(覚えない)子供たちが、
大きくなったとき、どんな社会になっているのか、
私は心配で仕方がない。
文科省が目指した「生きる力」はどうしたのだろう。



2011年02月03日(木)
ただし、大食いですけど

たしか、映画のワンシーンだったと思うが、
映画のタイトルが浮かんでこない。(珍しくメモが見つからない)
「プレゼントは何がいい?」みたいな会話だったかな。
「私は、花より団子ですから安上がりですよ」とさらっと答え、
そのあとに、にゃっと笑って「ただし、大食いですけど」。
この絶妙の会話に、私は思わずメモをした。
「大食い」って言ったって、そんなに食べないだろう、という
安心感はあるが、油断は出来ない。(汗)
食べるといったって、フランス料理のフルコースや
ふぐ料理、カウンターで食べる寿司などに連れて行けば、
そちらの方が断然、お金がかかることだってある。
だけど、だけど、自分も美味しい料理が食べられるわけだし、
この台詞を、タイミング良く使える女性は魅力的だと思う。
「私は、花より団子ですから安上がりですよ、
ただし、大食いですけど」。
試す機会がある女性陣、是非、ご報告を。



2011年02月02日(水)
「一」(ピンタ)から「十」(キリスト)まで

 先日、落語家「桂米助」さんに、呑みながら教わった雑学。(笑)
「ピンからキリまでって知ってる?」と訊かれたので、
「花札の1月・松から12月・桐までってことですよね」と
今までの知識を披露したら、跡形もなく沈没。
答えは「ピンタからキリストまで」。
帰宅後、気になって辞書で調べたら
ピンは、ポルトガル語の「pinta」の略。「点」という意味。
もちろん「はじめ、第1。最上のもの」の意味がある。
キリは、ポルトガル語の「cruz」(クルス)の訛。
十字架の意から転じて、十の意味がある。
確かに「一」(ピンタ)から「十」(キリスト)まで。
こんなネタ、落語に登場するのかなぁ・・と思いながらも、
場を飽きさせない引き出しの多さに驚かされた。
このネタ、私もどっかで使わせてもらおうっと。(汗)



2011年02月01日(火)
今回は、特別バージョンでお届けしましたぁ・・

先日紹介した、寄席の色物のひとつ、大神楽曲芸師は、
紅一点の「鏡味初音(かがみはつね)」さん。
(色物とは、プログラムに赤い字で書かれていたかららしい)
傘の上で、いろいろなものを回す曲芸は、気分転換にもなり、
寄席には欠かせない、華やかなものであった。
若い女性だったから、演じる方も観客も、ハラハラどきどき。
曲芸のひとつ「金の輪(リング)」を手に取り、
「これが回れば、みなさんの金回りが良くなります」と
可愛い声で口上したかと思えば、回し始めてバランスを崩し、
リングが舞台の下に落ちてしまった。
「あぁ、落ちちゃいましたぁ」と焦り気味の声で呟いたので、
私は、この場面、どう乗り切るのかな?と眺めていたら、
「今回は、特別バージョンでお届けしましたぁ・・」と一言。
うまい・・と拍手を送ってしまった。(笑)
私たちの仕事だって、いつもうまくいくとは限らない。
失敗した時のフォローは、経験なんだろうな・・とメモをした。