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2010年06月30日(水) ■ |
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和歌山ローリガンズ |
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サッカーW杯観戦で、ここまで一番印象に残っているのは 「和歌山のデンマーク応援団」であった。 「決勝トーナメント進出を掛けた大一番、 国内全ての人が「日本」を応援するものと思っていたら、 8年前の日韓大会でデンマークのキャンプ地だった 和歌山市の人たちは「デンマーク」を応援した。 その和歌山市のデンマーク私設応援団の名前が、 「和歌山ローリガンズ」である。 ローリガンは「平静」を意味するデンマーク語から派生した言葉。 暴れることで有名な英国のフーリガンと対比して、 礼儀正しく応援するデンマークファンを指すというが、 この8年前の「出会い」を今でも大切にしている和歌山市民が 一番素晴らしい「サッカーW杯」のファンであろう。 この声援は南アのデンマークチームにも届いていたらしく、 デンマークチームのあるコーチは、試合前に、 「和歌山の応援は受け止めている。いい試合を約束すると伝えてくれ」 と笑顔で語ったことも後で知った。 サッカーだけでなく、自分が海外留学でお世話になった国があれば、 周りの反応を気にせず、日本以外のチームを応援するといい。 それが、今後の自分の判断材料になるのだから。
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2010年06月29日(火) ■ |
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やさしい気持ちは自分もまわりも幸せにしてくれる |
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今秋の上映が決定した、日本初となる絵本の映画化作品、 映画「おまえうまそうだな」(原作・宮西達也)の 公式ホームページの予告編で見つけた、フレーズである。 宮西作品の全ての根底に流れてる考え方、とも言えそうだ。 肉食系の大人恐竜も、草食系の子ども恐竜のやさしい気持ちに触れ、 少しずつ、やさしい気持ちが芽生えていくストーリーは、 私たち人間の世界にも言える事だと、メモが溢れた。 「やさしい気持ちは自分もまわりも幸せにしてくれる。」 こうしたフレーズを探しながら、絵本作家が伝えたいことを 探していくのは、私流ではあるが、絵本の楽しみ方となってきた。 そうした流れが、私のやさしい気持ちを育て、私だけでなく、 まわりの人にもその「しあわせ感」が伝染すればいいな、と思う。 それが、だんだんわかってきた52歳である。 実は、今晩、映画「おまえうまそうだな」の試写会に招待された。 世界で一番最初に、この映画を観たことになる。 この感想は、この後、すぐにでも・・。
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2010年06月28日(月) ■ |
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「納得」は、するものか、いくものか |
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仕事で納得がいかないことがあり、駄々をこねた。 前日「余裕」の話をしてばかりなのに、面目ない。(汗) ただ、自分でも驚く程に興奮し、 「誰が何と言っても、納得いかないものは、納得いかない」 心の中で、そう叫んでいたのも事実。 (現場にいた人は、心の中ではないでしょ?大きい声ででしょ、 と、反発するに違いないけれど・・それはさておき・・) 帰宅後「納得」という単語が気になり、 いつもより、やや濃いめの焼酎を飲みながら、辞書を引いた。 「納得」とは、 [名](スル)他人の考えや行動などを十分に理解して得心すること。 「―のいかない話」「説明を聞いて―する」 あれっ、ますます判らなくなってきた、この使い方。 「納得」は、するものか、いくものか。 「納得した?」「納得いかない」、どちらも違和感がないけど、 本来なら「納得をする」「納得がいかない」というように、 (を)や(が)などの助詞が挟まるのかもしれないな。 自分で考えたこの「納得」の解釈すら、実は「納得」していない。
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2010年06月27日(日) ■ |
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それが「余裕」ってことなんじゃないの? |
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京都から帰ってきて、翌日は、結婚式の司会。(笑) それも、何年ぶりかの大役で、 (最近、来賓の挨拶はあるが、司会は本当に久しぶり) 自分でも、ちょっと緊張するかな?と考えていたら、 予想に反して、まったくと言っていいほど、緊張しなかった。 逆に、列席者の動きとか、全体の時間の流れ、マイクの調子、 出てくる料理と宴の進行とのタイミングやバランスなど、 以前では、配慮できなかったことまで出来た気がする。 「大役、ご苦労様」と司会席までビールを注ぎにきてくれた 知人に、この違いを話したら、 「それが『余裕』ってことなんじゃないの?」と返された。 「余裕」とは、辞書によると 1 必要分以上に余りがあること。 また、限度いっぱいまでには余りがあること。 2 ゆったりと落ち着いていること。心にゆとりがあること。 文字で理解しようとすると判りづらい「余裕」の感覚も、 なるほどな・・こうやって体験すると、簡単に理解できた。 しかし、帰宅して、ちょっと酔っぱらった頭で考えてみると、 結婚式の司会体験を何度も繰り返すのではなく、 人前で話す機会を増やすことで、身につけることが出来る気がする。 52歳という年齢も「余裕」の要因であるかもしれないが・・。 「心にゆとり」があると「余裕」を体験できるようだ、お試しあれ。
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2010年06月26日(土) ■ |
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青のりチェック鏡 |
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今年8月22日の日曜日、京大交響楽団の100人を超える若者たちが、 わが町に、演奏旅行にやってくる。 (最近、京大と言えば、ロザン・宇治原さんしか浮かばない(汗)) その打ち合わせを、午前中に、京大キャンパス内で済ませ、 その後、担当の女子大生2人らと一緒に、 彼女たちのおすすめ「お好み焼きや」へ足を運んだ。 そこで見つけたのが、今回の気になる一言。 テーブルごとに、女性がメイクに使うようなピンクの鏡に テプラかなにかで印字した白いテープが貼ってある。 「青のりチェック鏡」と書かれた文字が目について離れなかった。 私は好奇心を抑えられず、手に取り、確かめてみた感想。 「なかなか気が利いたサービスだな」と思いつつ、 男性が食べた後に「青のりチェック鏡」で確認するのは、 ちょっと照れくさい気もする・・が本音。 食事後に鏡(コンパクト)を見る習慣がない私には、 トイレ等で席を外した時に確認すればいいのに・・とも思う。 う〜ん、この「青のりチェック鏡」。あなたは利用しますか?
PS.彼ら、彼女らとの縁を大切にして、 「2010年夏の思い出作り」のお手伝いを楽しみたい。
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2010年06月25日(金) ■ |
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活躍したのは関西にゆかりの人たちです |
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仕事の関係で、京都に訪れている。 便利なもので、こうしてホテルのロビーに設置されている 10分100円のパソコンで、気になる一言を書いている。 さて、今回の気になる一言は、 ホテルの部屋で耳にした、テレビニュースでの解説。 「デンマーク戦の勝利に貢献したのは」と前置きをして、 関西系のテレビは、殆どこのコメントだったので驚いてメモ。 サッカーワールドカップ、日本対デンマーク戦の 日本の勝利を何度となく繰り返し喜びながらも、 その勝因は「関西人」の力、と言い切る凄さを驚いた。 その共通した台詞が「活躍したのは関西にゆかりの人たちです」 もう笑わずにはいられなかった。 キレイな女子アナが、力を込めて画面で訴えている。(笑) 日本の勝利を国全体で喜んでいるのかと思っていたら、 それは「関西の力」がなければ達成できなかったような解説。 さすが、関西人だなぁ、他の地域ではできないな、と思いながらも、 この地域全体をあげての応援には脱帽した。 う〜ん、30分、300円で仕上げたので、本日、これまで。(汗)
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2010年06月24日(木) ■ |
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コーディネーター役、好きかもしれない |
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久しぶりに、私の呟きである。 以前は、自分の考え方や活動してきたことを主張をする パネラーとか、講演会で話をすることが楽しかったが、 今は、人と人を繋ぐ「コーディネーター」に魅力を感じている。 シンポジウムでは、決められた時間内に、 個性の強いパネラーの発言をコントロールしながら、 観客に問題提起する役目。 求めている人と求められている人を繋ぐ「つなぎ役」もある。 コーディネーター【coordinator】とは、辞書によると 1 いろいろな要素を統合したり調整したりして、 一つにまとめ上げる係。また、そういう職業。 2 放送番組全体の進行を図る係。 全体を俯瞰しながら(大所高所から眺めながら)、 いろいろと判断を下す、戦国時代の参謀役とはちょっと違う。 もっと戦いの前線で、喜怒哀楽を感じながらも、 この役をこなせたら、きっと面白いんだろうな、と思う。 出来る限り、努力して近づきたい。
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2010年06月23日(水) ■ |
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被爆しなかったら、どんな人生だったろう |
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映画「ヒロシマ ナガサキ」(スティーブン・オカザキ監督)から。 衝撃的というか、可哀想というか、言葉にならず、 最後まで、観続けることが出来ずに、目を伏せてしまった。 それくらい、被爆を受けた方々の心身の痛みが伝わってきて、 胸が痛くなるとは、こういうことを言うのか、と悟った。 原爆により死んだ人たちより、残された人の苦しみは、 一言で片付けられない気がして、メモすることさえ出来ない。 「これを伝えていくために、おまえは生かされているんだよ」と 自分の生き方を納得させている被爆者。 「幸せだったという記憶はない。逃げ回っていたので恐怖だけ」と 淡々と語る被爆者。 そんな中で、私が気になったのは、 「被爆しなかったら、どんな人生だったろう」と振り返る被爆者。 普段「たられば」(〜だったら、〜していれば)という発言を嫌い、 そんな仮定の話をしても成長はない・・と激を飛ばすのだが、 被爆者の「たられば」は、素直に聴くことが出来た。 彼ら、彼女らの口にする「たられば」は、とても重い気がするから。 何度も書くけれど、戦争はそんな昔の話ではない。 最後に、こんなフレーズが映し出される。 「現在、世界には広島型原爆40万発に相当する核兵器がある。」 信じられないけれど、人間の愚かさを知るメッセージになった。
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2010年06月22日(火) ■ |
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節約疲れですかね |
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デパートのお中元商品に、やや変化が・・という話題を 久しぶりに、テレビで観た。 今までの平均3,000円程度と比べて、ちょっと高級感があり、 5,000円前後の商品が、意外と売れているらしい。 それも、自分に宛てた「お中元」もあるという。 最近、よく耳にする「自分へのご褒美」かもしれないな、 そんな予想をして、売り場の方の分析を楽しみにしていたら、 なんと「節約疲れですかね」。 百年に一度の不況と言われ、いろいろなモノを我慢してきた。 「節約」を合言葉のような生活を過ごしてきたが、 (ほんの少しだけど、景気も回復してきた気がするし・・) 少しだけど、贅沢して、高級感を味わいたいな、という感覚が このお中元商品の変化に繋がっているのかもしれない。 「○○疲れ」という単語、これからもいろいろ使える気がする。 覚えておこうっと。
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2010年06月21日(月) ■ |
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いやいや、うちは「お誕生会」だから |
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課員のコミュニケーションには欠かせない「飲みにケーション」。 春の歓送迎会から始まり、夏の暑気払い、冬の忘年会か新年会。 これが、職場での飲み会と称する懇親会なのだが、 わが課は、誰が言い出したか、課員のお誕生会が、 この決まりきった、職場の飲み会に、とって変わった。(笑) 「暑気払い、もうやった?」と訊ねられたら、こう返事をする。 「いやいや、うちは『お誕生会』だから」 「はぁ?」と聞き返されるかもしれないけれど、それはそれでいい。 飲み会の回数はもちろん多くなるけれど、 休館日が違う施設で働いている課員同士と、少しでも、 コミュニケーションをとろうとしたら、こうなっただけ。 もちろん参加は自由、有志が基本。 誕生月の特典は、会費が安くなるわけではなく、 好きな日程と、好きな場所を決められるというだけ。(汗) これまた「企画力・段取力」が必要になるから、 それもまた楽しいな、と思って見守ることにしている。 年代、性別、住む地域も違う課員が、どんな場所を選ぶのか、 私にとっては、楽しみのひとつとなった。 勿論、アルコールが入ると、人格が変わる人たちもご愛嬌。 ひと月に1回、ストレスの発散の場になってくれればいいな。
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2010年06月20日(日) ■ |
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(13番ホール) も〜い〜かい?。まぁ〜だだよ |
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梅雨だというのに、同級生3人とゴルフに出かけた。 私にとっては、本当に久しぶりのゴルフであった。(汗) 心配された雨や風はなかったが、霧(きり)・靄(もや)がすごくて、 前が全然、見えないホールもあり、危険一杯のゴルフ。 それをフォローするのが、なんとプレーヤー同士の声掛け。 前の組に「もう打ってもいいですか?」と大きな声で訊ねると それに答えて「まだダメで〜す」とか「もういいですよ」などと 大きな声で返ってくる。 逆に、プレーが終わると「もう打ってもいいですよ〜」と伝えたり、 「まだ、打たないでくださ〜い」と危険を伝えることもあった。 メールや無線ではなく、お互い声を出して、自分の存在を伝えるという 本当に原始的なコミュニケーションの取り方だけれど、 これが一番、相手のことを考えた方法となっていた気がするのは私だけか。 昔懐かしい「かくれんぼ」みたいだな、という同級生の例えに 気になる一言は「(13番ホール) も〜い〜かい?。まぁ〜だだよ」とした。 霧(きり)・靄(もや)で前が見えない時は、慎重にプレーしていたのに、 視界がくっきり、前方がはっきりした途端、力が入り、OBの連続。(笑) 不思議なもんだよなぁ、ゴルフって。まぁ、私が未熟なんだけど・・。
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2010年06月19日(土) ■ |
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オランダVSシンポジウム |
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どちらが先に決まっていたのか、定かではない。 しかし「子どもを健やかに育てるために」をテーマにした シンポジウムのコーディネーターが 休むわけにはいかないから、一所懸命、役をこなした。 時間は、午後6時30分から午後8時30分。 そう、キックオフまでの2時間だけど、帰宅して振り返ると、 なぜか、心が充実した2時間だった気がする。 国民が、サッカーのワールドカップに夢中の時に、 このテーマで、5人のパネラーと意見交換できたことは、 非常に多くの気付きを得ることが出来たから・・。 私にとっては「オランダVSシンポジウム」の1日となった。 オランダ戦が、多くの国民がテレビ観戦している試合だとしたら、 今後の政権運営を左右する大事な参議院選挙について、 ちょっとだけでも触れて欲しかったな。 (自民党のCMは放映されたけれど・・(笑)) 政府にとっては「ワールドカップVS参議院選挙」 新聞を読まない若者は、選挙のことなんか忘れているし、 消費税10%のことも、知らないんだろうなぁ、きっと。 ワールドカップで国民が夢中の間にも、大切なことが起きている。 それを誰かが伝えていかないと・・。
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2010年06月18日(金) ■ |
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リスは 森の いきものだもんね |
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絵本「もりのさんぽ」 (サイモン・ジェイムズ(作)、木島始(訳)・偕成社刊)から。 登場人物は、ジェスとおじいさん、森のさんぽ途中で見つけたリス。 たったそれだけ。 それも「家につれて帰りたい」「家で飼いたい」と駄々をこねる ジェスに、おじいさんが答えるだけの話。 リスを追いかけながら、何度も2人で会話をしている間に ジェスは気付く。「リスは 森の いきものだもんね」と。 その前に「森がいちばん いい すまいなんだから」と答えた おじいさんの台詞が、活きてくる。 頭ごなしに、駄目、無理だと決めつけず、リスを追っかけている間に 「森のなかって いいきもちよねぇ」と気付き、 だからリスにとっては、ジェスの家より森に住んだ方がいい、と考える。 作者は、読者に何を伝えたかったのだろうか。 他人には、他人が一番生活しやすい場所があるのだから、 自分の我が侭・欲で、他人を悲しませてはいけない。 私には、そんなメッセージが伝わってきた。
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2010年06月17日(木) ■ |
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聖書「John(ヨハネ)伝」の横に「Lennon」 |
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映画「チャプター27」(J・P・シェファー監督)から。 タイトルの「チャプター(chapter)」の意味は、 1 書物・論文などの章。 2 歴史・人生などの重要なひとくぎり。 DVDの映画などを観るようになって、 「チャプター」という言葉を知ったのだが、 今回は、1980年12月にジョン・レノンが死んで、 27年目だから「チャプター27」なのだろう。(制作2007年)。 現在は2009年だから「チャプター29」となる。(笑) ジョン・レノン暗殺に至るマーク・チャップマンの 3日間を映画化したのだが、妙にリアルすぎて怖かった。 彼が凶行に及ぶまでの3日間の行動と心理が、 克明に描き出されていた気がするからだ。 聖書「John(ヨハネ)伝」の横に「Lennon」と書き足す シーンが、忘れられないから、気になる一言。 「善か悪かわからないが、きっとデカイことをする」 「人は『する』といったことをしない」 「人のために何かをするのは、もうイヤだ」 「チャンスをくれたら、必ずやり遂げる」・・・ 不気味な台詞のメモが、いくつも浮かび上がってきた。 「John」が「ヨハネ」のことと知っただけでいいとしようっと。
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2010年06月16日(水) ■ |
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絵本作家の心、台詞の中に見つけます |
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最近、ゆっくり「絵本」を読む時間をとっている。 それも、何度も何度も、読み返すことで、 作者の伝えたいことが、どの台詞に隠されているのか推理する、 そんな楽しみ方を覚えた。 ストーリーや、話のオチよりも、絵本作家が伝えたいことを、 絵ではなく、言葉の中にみつける。 勿論、私の独断的な解釈であり、はずれるこは、承知の上で、 自分の感性を高めるために、続けてみたい。 物語全体を通して、作者は何を伝えたかったのか、ではなく、 その伝えたかったことが、どの台詞に込められているのか、 それを探し出すといった方がわかりやすいかもしれない。 タイトルとは別に、きっとお気に入りの台詞があるに違いない。 ややマンネリしてきた「気になる一言」の題材と、 映画と同じことが、絵本には出来ないだろうか?という 好奇心が、こんなことを思いつかせた。 実は、自分が一番、楽しみである。
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2010年06月15日(火) ■ |
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予選じゃなくて 本大会(1次リーグ)ですよ(笑) |
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昨日、サッカーW杯をネタに、気になる一言を書いた。 いろいろなコメントをいただいたが、 なるほど・・と恥ずかしくなった指摘は、 「今行われているのは、予選じゃなくて 本大会(1次リーグ)ですよ(笑)」だった。 確かに「珍しくテレビを付けたら、W杯の予選をやっていた」と 冒頭に書いた、なにも疑問を持たずに。 オリンピックで使われる「予選・決勝」という言葉に惑わされたか、 決勝以外、全て「予選」、そんなイメージがあった。 だから、今回の本大会(1次リーグ)も、予選と勘違いしてしまった。 簡単に言えば、読者に指摘されるまで気付かなかった、 私のサッカーW杯に対する盛り上がりのなさを露呈した形となり、 「にわか評論家」がばれてしまった気もする。 まだ、確認していないけれど、今、行われている試合を 「予選」と書いている人たちは多いと思う。 私としては「どっちでもいいじゃん・・」なんだけど、 熱狂的なファンにとっては、屈辱的な言い方なのかもしれないな。 ごめんなさい、次からは気をつけます。 「予選」ではなく「本大会(1次リーグ)」を胸に刻んで・・。
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2010年06月14日(月) ■ |
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「〜ヴィッチ」が、頭から離れない |
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忙しかった日曜日の夜、なかなか眠れず 珍しくテレビを付けたら、W杯の予選をやっていた。 対戦は「ガーナVSセルビア」 目まぐるしく攻守が変わる展開に、今回もまた 私は実況中継のアナウンサーの底力を感じていた。 前回のW杯の時も書き記したが、 よく外国チームの選手の名前を覚えられなぁ、と関心した。 GKは、ヴラディミル・ストイコヴィッチ、ドラゴスラヴ・イェヴリッチ DFは、マルヤン・マルコヴィッチ、ブラニスラヴ・イヴァノヴィッチ ムラデン・クルスタイッチ、ネマニャ・ヴィディッチ イヴィツァ・ドラグティノヴィッチ、アレクサンダル・ルコヴィッチ イヴァン・オブラドヴィッチ MFは、デヤン・スタンコヴィッチ、ズドラヴコ・クズマノヴィッチ ネナド・コヴァチェヴィッチ、イヴァン・エルギッチ ミロシュ・クラシッチ、サシャ・イリッチ、ボシュコ・ヤンコヴィッチ FWは、マルコ・パンテリッチ、ニコラ・ジギッチ、ダンコ・ラゾビッチ ミラン・ヨヴァノヴィッチ これを「仕事だから覚えろ」と命令されたら、私はノイローゼになる。 名前だけでも覚えられないのに、ボールにタッチする度に、 この名前を使い分けるなんて、もう神業としか表現できない。 1日経過しても、アナウンサーがゲームにあわせて連呼する 「〜ヴィッチ」が、頭から離れない。 また、変わった視点で、サッカーW杯を楽しんでいる自分がいる。(笑)
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2010年06月13日(日) ■ |
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出会いって、意識して初めて、出会うんですよね |
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どうしても逢いたくて、好きな人の家の前にきたら、 相手の携帯電話に、こうメールを打とう。 「あっ、UFOが飛んでる!」 もしかしたら、本気にして窓を開けてみるか、 外に飛び出してきてくれるかもしれない。 そんな発想が、楽しくてメモをした。 たしか、映画のワンシーンだったと思う。 なんでもない川を見つけたら 「七色のコイがいて、そのコイを見つけたら 願いが叶うんだって・・」と言ってみるのもいいらしい。 そして、極めつけは、 「出会いって、意識して初めて、出会うんですよね」 この表現には、参った。(汗) 恋愛ネタだけでなく、人生ネタでも使えそう。 きっと、何度も何度も、街の中ですれ違っているのに、 意識してないと、永久に出合えないってことはある。 これって、凄い気付きだなぁ。メモしておこうっと。
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2010年06月12日(土) ■ |
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素人の私でも予想できた結末なのに |
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沖縄・米軍基地の問題で、社民党とは、いずれぶつかる。 郵政民営化の問題で、国民新党とも、意見が対立する。 それは、2党の根幹、存在価値を示す政策だから。 こんなことは、この2党と連立政権を組んだ時から、 民主党としては、わかっていたことではないのか。 国民の大半が支持した政党は、民主党だったにも関わらず、 支持されなかったはずの2党が、与党になったことが、 今、政治を混乱させる原因となっていることは誰でもわかる。 「素人の私でも予想できた結末」なのに、 予想できなかったようにアタフタし、ここまで大騒ぎする展開は、 私には、芝居のようでしか思えない。 南から梅雨前線が上ってきて、雨になるのはわかっているのに、 予定通り降り出した雨に対して、突然の雨で・・とコメントを残し、 びしょ濡れになり、右往左往している人たちをみているようだ。 私が政治ネタを、あまり書かない理由もここにある。 予測できることは、あまり面白くないし、話のネタにはならない。 厳しい言い方だけど、本当に予想してなかったとしたら、 民主党の先見性のなさを露呈しているに過ぎないし、 時代の流れを読む力がないってことにならないだろうか。
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2010年06月11日(金) ■ |
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アナウンサーは、菅首相を支持しない |
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ラジオから流れてきた、駄洒落? なぞなぞ?。 どちらにしても、面白くてメモをした。 えっ、まだ就任したばかりなのにどうして?と 真面目に考えていたら、 「噛んじゃダメ」(菅じゃダメ)とオチがついた。 今、こうして冷静に考えると、簡単にわかるけれど、 このフレーズを耳にした時は、発想が新鮮だった。 時事ネタを、こう簡単にサラッと頭の中で調理して、 笑いで吹き飛ばしてしまう、話のセンス。 それがどんなに、凄いことかは、私が一番知っている。 この頭の回転は、川柳にも応用できる。 「アナウンサー 悪気はないけど 噛ん(菅)じゃダメ」 「漫才師」とか「ラッパーは」でも同じ意味。 また「○○と掛けて、××と解く、その心は・・」と続く 掛け言葉にも十分、利用できるはず。 「菅首相と掛けて、司会者業界は支持しない、と解く。 その心は、噛んじゃダメ。(菅じゃダメ)」 視点・発想さえ面白ければ、いくらでも応用がきく。 だからこそ、日頃からの訓練が必要となる。
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2010年06月10日(木) ■ |
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叱るのではなく悲しんで・・ |
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一昨年メモしておいた、ある保育士の研修復命書から。 「子どもが悪いことをした時は、叱るのではなく悲しむ。 自分がしたことで、こんなに悲しむ人がいることを知り、 悪いことをしてはいけないことに気付くから」と書いてある。 たしかにその通りだと思ったので、メモをした。 子育て総合支援センターの交流広場では、 毎日、子ども達の楽しい声が弾んでいて、 大人はその声で癒される。 しかし時々、元気あまって、悪戯をしてしまう子も・・。 そんな時、私は保護者の対応が気になって仕方がない。 私の場合、無関心の親は、言語道断だけれど、 他人の前でも、悪いことは悪い、としっかり叱る親を しつけができると評価していた気がする。 だが、この言葉を知ってから、ちょっと見方を変えた。 「叱るより悲しむ」 子どもの前で、しっかり悲しめる親がどれくらいいるだろうか、 一番身近な人に悲しまれることの辛さ、体験させて欲しい。
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2010年06月09日(水) ■ |
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「子どもと遊ぶ体力がある人」と「優しい笑顔」 |
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映画「マイレージ、マイライフ」(ジェイソン・ライトマン監督)から。 主演、ジョージ・クルーニー演じる、年間出張322日、 企業のリストラ対象者に解雇を通告するプロフェッショナル、 いわゆる“リストラ宣告人”―ライアン・ビンガム。 そんな彼の前に、2人の女性が現れる。 彼と似た境遇のキャリアウーマンと、会社から期待された女性新入社員だが、 気になる一言は、ひょんなことから2人が語る、結婚相手に望む条件。 若い女性は、いろいろな条件の次に「優しい笑顔」を挙げた。 年を重ねた女性は「子どもと遊ぶ体力がある人」の次に「優しい笑顔」。 この違いが面白かったが、注目はどちらも口にした「優しい笑顔」。 単なる「笑顔」ではなく「優しい笑顔」というところが、どうも気になった。 「笑顔の似合う人」程度なら、なるほど・・と思ったのだが、 「優しい・・」となると、男性本人はなかなかわからない。(笑) この感覚を女性は、どう嗅ぎ分けていくのだろうか。 会話の途中、熟女から新人に、アドバイス。(仕事なのか、恋愛なのか) 「若いから、妥協が負けと感じるのよ」は、 なかなかパンチの効いたフレーズとなって、私にメモされた。 やっぱり私は、ヒューマンドラマが好き、と再確認させられた映画となった。
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2010年06月08日(火) ■ |
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私がいなけりゃ、始まらない |
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先日、ゴスペラーズの追っかけをしています、という女性と飲んだ。 ゴスペラーズ(The Gospellers)とは、日本の男性ヴォーカルグループ。 その中で、誰がお気に入りなのかは、興味がなかったので 忘れてしまったが(笑)、年間、何回も全国を追っかけているらしい。 そこで、気になっていた疑問を彼女にぶつけてみた。 「そこまでするファン心理は、どんなものなのか、ちょっと知りたい」 そう懇願して、追っかけの心理を教えてもらった回答が、気になる一言。 「私がいなけりゃ、始まらない」 そうか、ファンのそういう心理が、どこへでも追っかけてしまうのだな、と 納得しながら、ついでに訊いてみた。 「もし3日間、お目当ての人と一緒に過ごせるとしたら、いくら?」 ちょっと愚問になると思ったが、私の好奇心が勝り、訊ねてしまった。 「う〜ん、3日で100万くらいかな」(汗) もちろん2人だけの時間の値段だろうが、耳を疑った。 それだけ夢中になれることがあって、羨ましい気もするけど、 これって女性ならではの価格なのか、男性の方がもっと凄いのか、 ますます気になってきた「追っかけ」の人たちの心理である。
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2010年06月07日(月) ■ |
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昭和33年夏 被爆から13年 |
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映画「夕凪の街 桜の国」(佐々部清監督)から。 もちろん、原爆をテーマにした作品であるが、 作品冒頭、このテロップが映し出される。 「昭和33年夏 被爆から13年」 この文字に、私の手は止まった。 そう、なにを隠そう、私の生まれた年であるが、 6月生まれの私には「生まれてすぐの生活」と言ってもいい。 広島、長崎の原爆に関することは、多くの人によって語り継がれ、 今後も、忘れられることではないだろうが、 私が驚いたことは、それが「たった13年前」の出来事だったから。 ナレーションは続く。 「復興の進んだ街は、活気を取り戻していた」と。 本当に、たった13年でこんなにも復興が出来るのか、と目を疑った。 ハートは傷ついたままだったけれど、ハードは復興している。 年を重ねると、時の経つのが非常に速く感じるというが、 確かに、今の時代、13年なんて、あっという間に過ぎてしまう。 そう考えると、太平洋戦争は、遠い昔の話ではなく、 まだ、生き証人が多く存在し、この事実を伝えるために生きている。 「特攻隊」も含め、私たちは、もっと「戦争」について理解を深め、 身近な事件として、取り扱っていかなければならないと思う。 冒頭のテロップだったからこそ、インパクトが強かった。 「昭和33年夏 被爆から13年」・・参りました。
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2010年06月06日(日) ■ |
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「絵本はアニメーションに出来ない」なんて嘘? |
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いつだったか「絵本はアニメーションに出来ない。」 という話を聴いて、妙に納得したことがある。 「アニメーションと絵本は、根本的に違う」ということ。 特に「スタジオジブリの作品は、日本の絵巻(絵で物語を語る)の仕法を 採り入れて作っているので、絵本には出来ない。」との説明は、 絵本で観たジプリ作品に感激しなかったためか、確信を得た。 反対に「絵本はアニメーションに出来ない。面白くなくなってしまう。」 の意見も、自分で絵本の読み聞かせを体験しているだけに、 ページをめくる時のワクワク感などは表現出来ないだろう、と感じた。 事実、私もこの「気になる一言」で、 「2003年10月06日(月) 絵本って、ページをめくる瞬間が楽しい」と書き、 その後「読み聞かせ」の体験に裏付けられ、確信に変わったばかり。 しかししかし、今秋、わが町の出身で、絵本作家・宮西達也さんの絵本作品、 「おまえうまそうだな」が、映画化されることになった。 もう、公式ホームページも出来上がっているし、 「絵本はアニメーションに出来ない。」というその定義が、嘘か真か、 この目で確かめてから、結論を出したいと思う。 原作の絵本は、もう何回も読んでいるし、封切りが楽しみである。
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2010年06月05日(土) ■ |
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真面目に生きることが一番楽しい |
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先日、紹介した「奈良少年刑務所教育専門官・小西好彦さん」は 受刑者の彼らと、とことん付き合う覚悟で接しているから、 ひとつひとつの言葉が、とても重く、私の心に響いた。 3回に及ぶ講演会を聴講して感じたことは、 彼は(たぶん)、受刑者だけでなく出所した彼らに 「友達に、家族に、そして社会に抵抗し続けて 非行を重ねることは、楽しくも面白くない。 真面目に生きることが一番楽しい」 そんなことを伝えたかったのではないかと思う。 それを説教するのではなく、自分たちで気付かせる。 そうしなければ、彼らの意識・価値観は変わらない。 だからこそ、彼らに接する我々に「覚悟」がいる、と言う。 絶対立ち直らせる、という覚悟。 出来る限りのことをしてやる、という覚悟。 諦めないで、とことん支えてやる覚悟。 その覚悟を持って、「真面目に生きることが一番楽しい」と気付かせる。 その姿勢に、頭が下がるばかりであった。 講演後、名刺交換をし、ゆっくり話を伺ったら、 なんと同じ年齢であり、これまた驚いた。 久しぶりに、自分も負けてられないな、と感じ、 52歳の誕生日を、新たな気持ちで迎えることができた。
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2010年06月04日(金) ■ |
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またひとまわり大きな人間になっていて欲しい |
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一昨日、1年前に書いた自分宛の手紙を投函し、今日、届いた。 たしか、当時、お気に入りだった、アンジェラ・アキさんの 「手紙〜拝啓 十五の君へ〜」を真似て、本当に書いている。 書き出しは 「拝啓 この手紙読んでいるあなたは どこで何をしているのだろう」 そして、終わりは 「拝啓 この手紙、読んでいるあなたが、幸せなことを祈ります」 内容は、マル秘だけれど、なかなか味のある内容である。 1年前、私はこんなことを考えていたのか、と可笑しくなった。 こんなことを心配し、こんなことに悩み、 こんなことに突っ張って、こんなことを考えていたのか、と。 手紙は、最後に、こうまとめている。 「52歳は、またひとまわり大きな人間になっていて欲しい、と思う」 自分が1年後の自分に期待していたことに驚きながらも、 少しは成長していた自分を見つけ、ほんの少しだけど、自信がついた。 試してみた私がお勧めする「1年後の自分に宛てた手紙」。 今日ばかりは、この手紙を何度も読み直してみたい。 そしてまた「52歳の今の私から、1年後の53歳の私へ」、 自分だけの楽しみだけど、今年も書いてみたい。
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2010年06月03日(木) ■ |
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女にとっては、一人になる必要がある |
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書籍「海からの贈り物」 (アン・モロウ・リンドバーグ著・新潮文庫刊・131頁)から。 娘が妻に、面白いから読んでみて・・と渡した本らしい。 妻が読み終えたと言うので、私も拝借して読んでみた。 女性に関する表現が多く、私のメモは増え続けた。 特に「女にとっては、自分というものの本質を再び見出すために、 一人になる必要がある」 「女が家の中に閉じ込められているということ自体が、 女が一人でいられる時間を作った」 「少しでも、自分の内部に注意を向ける時間があることが 大切なのである」 など、今や少数派となった「専業主婦」も肯定されている様子。 仕方なく、家の中に閉じこもったのではなく、 女性として必要性があるから、家の中に閉じこもった。 そう考えたら「専業主婦」の必要性も理解できる。 家事仕事って、ほとんど一人からなぁ。 もしかしたら、これも先人たちの知恵なのかもしれない。 男性よりも女性の方が、ひとりになる時間が必要だってこと。 私も同感・・とメモをしたが、これ読んだ女性陣に、 また男女差別だなんて言われるのだろうか。(汗)
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2010年06月02日(水) ■ |
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綸言(りんげん)汗の如し |
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鳩山首相退陣を知り、浮かんだ言葉が 「綸言(りんげん)汗の如し」。 直訳すると「リーダーの発言は、 かいてしまった汗のように、体に戻すことが出来ない」 言い換えれば「皇帝が一旦発した言葉(綸言)は、 取り消したり、訂正することはできない」という 中国歴史上の格言である。 王のちょっとした言葉(細い糸)が 重い意味(綸・太い糸・組みひも)(影響力が強い)を持つ との教訓で、リーダーの軽率な発言やその訂正を戒めた。 「言葉の軽さが命取り」という新聞の見出しに、 誰か、この格言を鳩山首相に教える人はいなかったのか、 損得ではなく、道を説くブレーンはいなかったのか、 そんなことを考えながら、新聞に目を通した。 ただ、私の感想は、 またまた日本人は「リーダー育成」に失敗した、である。 何度繰り返せば、気がつくのだろうか。 もう「リーダー育成」など考えず、 「リーダー発掘」に力を注ぐべきではないだろうか。
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2010年06月01日(火) ■ |
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言いたいことを言える子どもに育てる |
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講演「非行をした青少年の更生への道程」 (奈良少年刑務所教育専門官・小西好彦氏)から。 冒頭、こんな話をし始めた。 「寂しい」「辛い」の言葉を、 素直に、口に出来る子どもに育てることが大事であり、 「寂しい」は、弱々しい言葉じゃない、と。 しかし、これは犯罪者に限ったことではなく、 私たちですら、言いたいことをうまく言えない。 先生は、こんな例え話をした。 自分の子どもが夜遅く帰ってきた。 言いたいことは「こんな遅いから、私は心配したのよ」 しかし、なぜか口から出る言葉は 「何時だと思ってるの?」とか「何してたの?」。 旦那さんが、毎晩飲んで帰ってくる。 言いたいことは「あなたの体が心配なの」 しかし、口から出るのは 「飲み過ぎじゃないの」「いい加減にしたらどう?」 心に思っていることを、何も飾らず、表現を変えず 「言いたいことを言える」人たちを増やしたい。 先生の、そんなメッセージが伝わってきた。 そうだよなぁ、相手に言いたいことを言わず、 皮肉や愚痴などで、誤魔化していた気がする。 寂しいなら寂しい、心配なら心配、辛いなら辛い。 そう口にすることが大事なんだよなぁ。
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