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しもさんの「気になる一言」
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2010年04月30日(金)
壁に「救命」の文字(習字)

映画「ショートバス」(ジョン・キャメロン・ミッチェル監督)から。
たしかに「愛」と「セックス」をテーマに描いた人間ドラマだが、
とにかく驚いた。アダルトビデオより凄い内容だったから。(汗)
今まで観た映画の中では、私の枠をはみ出していたとも言える。
作品中「ショートバス」は「はみ出しものが集まるサロンよ」と
説明しているが、それでもわからなかった。
さらに予告編では
「そこは、愛が優しく交わる場所」というフレーズがある。
タイトルの「ショートバス」だけど
「短い大型の乗り合い自動車」の意味はなく、たぶん
「電気回路の電位差のある端子を、
故意または過失で接触させること。短絡。」と言う意味の「ショート」
「コンピューターで、各内部装置を結ぶ信号路」という意味の「バス」
ではなかろうか。
さて、今回の一言は、人に言えない悩みを抱えるカップルカウンセラー
(恋愛カウンセラー?セックスセラピスト?)の部屋に飾ってあった
「救命」の文字(習字)の額。実はこれに反応した。
カウンセラーやセラピストって、たしかに「救命」だから。
う〜ん、でもこの映画だけは、あまりお薦めしません。
アブノーマルを自認しているなら、興味本位でどうぞ。



2010年04月29日(木)
(私でよければ)押しましょうか?

観光地を始め、私の住む町でも、多くの場所で
デジカメのタイマーをセットしている人や、
交代で写真を撮り合っている人たちを見かけるが、
そんな人たちの傍を通るとき、
「(私でよければ)押しましょうか?」の台詞が
最近、すっと出るようになった。
以前は、そんなことが何も気にならなかったが、
朝、柿田川公園の中を通って通勤しているせいか、
気持ちが、ゆったりしてきたのかもしれない。
せっかくの記念写真撮影なら・・と思う。
恋人同士なら、2人が一緒に写っていた方がいいし、
グループなら、全員が入っていた方がいいに決まっている。
そんな時「お手伝いしましょうか精神」が芽生え、
全然知らない人にも、声を掛けることに抵抗がなくなった。
というより、50歳を過ぎ、何かギラギラにしたものがなくなり、
相手も不安を感じなくなったのかもしれないな。
撮り終えたあとに「感謝」されることが快感になっている。



2010年04月28日(水)
やさしさのインフルエンザ

書籍「詩とファンタジー」(かまくら春秋社刊・96頁)から。
アンパンマンの作者・やなせたかしさんが編集責任者、
彼は、なんと91歳、まだまだ現役で頑張っている。
実は私、この「詩とファンタジー」の愛読者で、
「詩とメルヘン」の頃から、ずっと読んでいる。(汗)
さて、今回の一言は、
春夢号の特集「白寿の詩人、柴田トヨの詩」の一部。
全文、タイトルは「流行」(勝手に改行を変えてすみません)
「世界の何処かで 今も 戦争が起こっている
 日本の何処かで いじめも起きている
 やさしさの インフルエンザが 流行しないかしら
 思いやりの症状が まんえんすればいい」
今年99歳になられる彼女は、90歳を過ぎてから
詩を書き始めたというから、驚かされてしまう。
昨年大騒ぎした、新型インフルエンザも
「おもいやり」が広まるなら、パンデミックにならないな。
自分から、うつりに行っちゃたりして・・。
彼女の詩集「くじけないで」、買ってみようかなぁ。



2010年04月27日(火)
「人間って食うんだぁ」「人間は寝るんだぁ」

日曜日朝7時の「ボクらの時代」から。
毎回、私のアンテナにひっかかる台詞を連発してくれる。
今回の一言をメモした時のメンバーは、もうだいぶ前になるけれど、
歌舞伎役者・中村橋之助さん、俳優・笹野高史さん、
演出家・串田和美さん。
一所懸命、仕事の話をしていたと思ったら、
突然「気になったらもう忘れられない人間の行動」みたいな話に、
拡がってしまった。その中で特に面白かったのは、
「人間って食うんだぁ」「人間は寝るんだぁ」ってこと。
老若男女、お金持ちも貧乏も、先生も犯罪者も、
これだけは、共通していることなんだと、気がついたら、
もう頭から離れられなくなった、と言う。
今まで何も感じなかった「食べる」という行為、
「異物を身体の中に入れる行為だから、細胞にとっては戦争だ」
「動物が可哀想なんて思っちゃいけない、肉は覚悟して食え」と、
話が盛り上がれば盛り上がるほど、私のメモは増えた。
「寝る」という行為も、まったく同じ。寝ない人なんていない。
もちろん「排尿・排便」も・・。(笑)、しない奴なんていない。
だから、人間って面白い。だから、人間って「差」なんてない。



2010年04月26日(月)
金と電話さえあれば、何でも配達してくれる

映画「TOKYO!」(ミシェル・ゴンドリー監督/
レオス・カラックス監督/ポン・ジュノ監督)から。
NY、パリ、ソウルという大都市で活躍する3人の鬼才が、
独自の視点で東京を読み解く、 というキャッチコピーにつられて観たが、
正直、良くわからなかった。
その中で、なんとか理解できたのは、俳優・香川照之さんと
蒼井優さん演じる「ひきこもり」をテーマにした作品。
私の周りに、あまりひきこもりの人間がいないから驚いたが、
まんざら嘘の話でもないようなので、メモを取った。
ひきこもりが、社会現象として取り上げられて、だいぶ年月が経つ。
その「ひきこもり」を増長させているのが、
「金と電話さえあれば、何でも配達してくれる」システムではなかろうか。
ドアを開けて、相手の顔も見ず、下を向けたまま、お金を払う。
その間、会話はほとんどない。
これでは「コミュニケーション」能力が育つわけがない。
ひきこもりにとって、生活しやすい場所なのだろう、東京は。
ひきこもりの男性が、ひきこもりの女性に逢う方法は、
ただ1つだけと知る。
どちらかが、勇気を振り絞って、外へ出るしかない。
映画「幸せの1ページ」と同じだけれど、誰かがそのきっかけを作るのか。
ヒントは、映画の中にあるのかもしれない。



2010年04月25日(日)
相変わらずです

昨日までの天気が嘘のように、本日快晴。
朝からお昼過ぎまで、生涯学習課関連のイベントに顔を出し、
午後からは、以前の職場にも・・と久しぶりに足を伸ばした。
懐かしいスタッフと顔を合わせて、何気なく
「どう?」と声を掛けたら「相変わらずです」。
「そうか、それは良かった」と短い会話をしたが、
長年の付き合いで「スタッフのみんなは元気にやってますか?」
「はい、おかげさまで」そんな意味合いの会話であったと思う。
「相変わらずが、良いか、悪いか、わからないけれどね」と
お互い、いろいろな意味を持たせて、笑ってしまったが・・。
「相変(わ)らず」とは、 辞書によると
今までと変わったようすが見られないさま。以前と同じように。
類語: 相も変わらず・変わりもなく・やはり・前からの通り・
今まで通り・元通り・従前通り・元のまま・昔のまま・
依然〈として〉・旧態依然〈として〉・別条もなく・変化もなく 
和英辞典では、〔以前と同様〕as before;
〔いつもと変わらず〕as ever, as usual, as always
一般的には、あまり、いい意味では使われないことが多い。
それなのに、会話した2人は「いい意味」で使った気がする。
私はこれからも「相変わらずです」は、いい意味で使いたい。



2010年04月24日(土)
そこを選んで移り住んだんじゃないのかなぁ

「『普天間』について、どう思います?」のメールが届いたので、
遅まきながら、あくまで個人の意見と言うことで。(汗)
ネットでも話題になっているけれど、
普天間基地ができた頃には、基地の周りには、サトウキビ畑。
人も今のように住んでなく、学校もなかったようだ。
と言うことは、現在、そこに住んでいる人は、
普天間基地があることを承知で、そこに移り住んだことになる。
国が強制的に、あとから「普天間基地」を作ったなら、
今、議論になっている、米軍の基地移転の問題も頷けるが、
そうでなければ、この動きには本土の国民には理解しにくい。
話題が国際問題に発展しそうだから、わかりにくいのかもしれないが、
以前から開校している幼稚園や小・中学校の近くに家を建てて、
「運動会の音楽がうるさいから」「砂場の砂が舞う」などの
クレームを言う住民には「あとからその場所に家を建てたんでしょ」と
簡単にクレーム処理が出来るのに、どうして今回は駄目なのだろう。
そう考える、私の例えがおかしいだろうか。
基地の移転ではなく、基地に我慢できない住民の移転を考える方が、
合理的な気がするのだが・・。発想がおかしい?



2010年04月23日(金)
負けるが勝(海舟)

先週のNHK大河ドラマ「龍馬伝」から、もう1つ。
軽いノリの勝海舟で、ちょっとイメージは崩れたが、
金八先生のイメージまではダフらなかった。(笑)
前回の放送は、話題にしたくなるメモが多過ぎた気がする。
あの時代に「×」という記号があっただろうか?という
時代考証をした知人の指摘が一番面白かった。
そんなことを言うなら・・とメモを読み直したら、
「シャレの意味を話したらシャレにならない」みたいな台詞も、
当時の様子と違うのではないか、と疑問に感じた。
その発端となったシャレ(単なる「駄洒落」)が「負けるが勝(海舟)」。
今まで私が抱いていた、勝海舟のイメージを
頭からぶち壊してくれたフレーズとも言える。
今まで歴史上で「負けるが勝ち」の似合う人物は、
大政奉還をした「徳川慶喜」だと信じ込んでいたのに、
勝海舟が浮かび上がってきてしまうとは・・とほほって感じである。
なんとか、このイメージを払拭しなければ。(汗)
駄洒落って、いつからあるんだろう。



2010年04月22日(木)
食の「五味・五法・五色」

雑学として、覚えておこう、とメモをしたのを思い出した。
五味 (甘味・辛味・塩味・苦味・酸味)
五法 (生物・煮物・焼き物・揚げ物・蒸し物)
五色 (赤・緑・黄・白・黒)
へぇ〜と思うんだけれど、
そうか、五味の「苦い」も味なんだぁ、とか、
五法の「生物」で「生物注意」を「生き物注意」
と読んで笑われたことを思い出した。
ところで、五色の「白と黒」が気にかかる。(笑)
どんな食べものの色なんだろう、と。
少なくとも、野菜では思いつかない。
毎日食べましょう・・「孫は優しい」
マ・豆類(大豆・小豆など)
ゴ・(ごま)
ワ・(わかめ・・海藻)
ヤ・野菜
サ・魚
シ・しいたけ きのこ類
イ・いも類
これまた、なるほどだな。
いろいろな覚え方があるものだ、と感心するばかりである。



2010年04月21日(水)
ありえないほどおいしい話はありえないんだ

あれ?どこでメモした話だろうか。
妙に納得して、メモしたはずなんだが・・。
「ありえないほどおいしい話はありえないんだ」
わかっているはずなのに、
それでも、おいしい話に騙されてしまう人がいる。
彼らは、騙されてから大騒ぎをするが、
欲にまかせて行動した人にも責任がある気がする。
オレオレ詐欺のように、心の動揺を突いた詐欺ではなく、
人間の欲を利用した詐欺だからである。
人よりも儲けたい、楽をしたい、という欲が、
ありえないほどおいしい話を信じてしまう。
そんなおいしい話はありえない、と忠告されても。
誰が考えてもありえないのに、本人だけが信じ込む。
それだけ、詐欺の手口が巧妙なんだなぁ。



2010年04月20日(火)
媚びるとは、サービスすることだよ

映画「ラブソングができるまで」(マーク・ローレンス監督)から。
1980年代、POPというグループで活躍したハッピーな元スターと、
彼の部屋の植物に水をやる臨時の植木世話係の女性とで、
予想通りに展開されるロマンティック・コメディ。(笑)
結末をドキドキせず、安心して鑑賞できる作品・・
といったの表現が相応しい映画かも。
その中での気になる一言。
2人で作ったラブソングをなんとか世に出したいので、
現在のスターが、いろいろ変更する注文に、本意ではないが従うシーン。
彼女は、このシーンを「媚びてまで・・」と正義感を前面に出すが、
彼は、こう答えた。「媚びるとは、サービスすることだよ」
辞書で調べたら、大辞泉では
1 他人に気に入られるような態度をとる。機嫌をとる。へつらう。
「権力者に媚びる」「観客に媚びる演技」
2 女が男の気を引こうとしてなまめかしい態度や表情をする。
「媚びるような目つき」
ところが、大辞林では「こびる」の漢字はなし。
1 古くなる。年を経る。古(ふる)びる。
2 才知がすぐれる。
3 大人びる。こましゃくれる。
4 少し変わっている。しゃれている。
と、意味も若干違う。
さらに、類語実用辞典では、へつらう【諂う・諛う】・あまえる【甘える】
調べてみたら、メモした「媚びるとは、サービスすることだよ」は、
あながち、間違った定義ではない気がしてきた。(汗)



2010年04月19日(月)
安本丹(あんぽんたん)

NHK大河ドラマ「龍馬伝」から。
必ず、調べる人がいるだろうけれど、私も(汗)。
勝海舟の坂本龍馬、第一印象。「あんぽんたんだね」
インパクトあったから、当然のように番組終了後に調べた。
「安本丹」 とは、
間が抜けていて愚かなこと。また、そういう人。あほう。ばか。
薬の名「反魂丹(はんごんたん)」になぞらえた語。[類語] 馬鹿
別の辞書には「多く、人をののしっていう語」との注釈も。
さらに、和英辞書にも
a nitwit, a dunce, a blockhead このあんぽんたん You nitwit!
(「語源」は諸説が多くあり、決まらないので省略)
しかし、新語辞書には、違う文字が・・。
安・本・単 (アンポンタン)
最近の売れ行きのいい商品の本質を捉えたもの。
「安さ/安全」「本物」「単純明快」ということ。
楽しみにしていた「龍馬伝」語録からちょっと外れたが、
意外と知らなかった「あんぽんたん」である。



2010年04月18日(日)
しょうがねぇな、昇任祝いってことにしておくよ

私の4月の恒例行事は、春のみどり祭り。
今年は、週末の2日間とも晴れて穏やかな天候、
いろいろなブースに顔を出して、挨拶をした。
今までにお世話になった人たちの笑顔は、
なぜか、私を元気にさせてくれるから不思議である。
今回の台詞は「植林委員会」のテントでいただいた。
実は4月から私の机の上は、目を通さなければならない書類だらけ、
恥ずかして話、その交通整理がほとんど出来ていない。
そこで「未決(裁)」「既決(裁)」を分別する整理箱が欲しくて、
「こんな大きさの・・」と説明しながら特別注文をした。
それが、ちょっと会場内をまわっている間に出来ていたが、
商品ではないので、気持ちだけお金を払おうとしたら、この台詞。
「しょうがねぇな、昇任祝いってことにしておくよ」
替わりに商品の「巣箱」を買ったけれど、妙に私の心をくすぐった。
「お礼は高いよ」とか「飲みに連れてってくれればいいや」などと
冷やかされながらも、その気持ちが嬉しかったのかもしれない。
明日から、さっそく机の上において使いたい。
飲みにも連れて行かなくちゃなぁ。(笑)



2010年04月17日(土)
手塩をかけた塩むすび

ある弁当屋さんの入口に貼ってあったフレーズ。
「手塩をかけた塩むすび」
あれ?「手塩にかけた」じゃないかな?と思った。
調べたら、やはり「手塩に」。
意味は「あれこれめんどうをみて大切に育てる」。
「手塩」は、めいめいが手にとって好みの味付けが出来るように
各自の食膳に添えた塩のこと。その自分の塩、
つまり、自らの手で世話をするから。
と、いうことは「機械」でむすんだ「塩むすび」ではなく、
「人間の手」でむすんだ「塩むすび」という意味なのか。
それとも「手間暇かけて、丁寧にむすんだ『塩むすび』」という
意味なのか。
どうも、ややっこしい表現だなぁ、とメモをした。
お店の人に、教えてあげようか、迷っている。(笑)



2010年04月16日(金)
傷のおかげで顔に味わいがでるさ

映画「ダージリン急行」(ウェス・アンダーソン監督)から。
インドを横断する列車の旅に出るホイットマン3兄弟。
長男フランシスは、事故に遭い、顔中包帯だらけで登場する。
作品の間、ほとんど包帯を巻いている。(笑)
場面は忘れたが、次男か、三男が、長男に呟く。
「傷のおかげで顔に味わいがでるさ」
これがなんともタイミングがよく、思わずメモをした。
旅行も、仕事も、人生も、全て予定通りでは面白くない。
予想外の出来事が彼らを襲うから、映画にもなるし、
観ている私たちを楽しませてくれる。
「波乱万丈」というほど、過激な人生でなくてもいいが、
やはり、山あり谷ありの人生のほうが、豊かである。
全てが整ったイケメンもいいけれど、
ほくろ、アザ、そして縫った傷跡やシワなども、
顔に味わいが出るというものだろう。
何も特徴ない顔は、インパクトが弱く、忘れられやすい。
顔に味わいが出る・・って表現、面白かった。



2010年04月15日(木)
男性1500円、女性1200円で「のみほ〜」

そうか「飲み放題」のことを「のみほ〜」というのか。
何を今更・・と怒られそうだが、どうも略語に弱い。
今回の一言の発声は、職場の女性。(笑)
以前の福祉課メンバーで三島の「焼き肉」に行った時のこと。
「男性1500円、女性1200円で、飲み放題が付きます」の説明に、
それはありがたい・・とさっそく頼んだのだが。
メンバー同士で「このお店、今時の女性を知らないな」とニヤリ。
そう、男女で差をつけるなんて、ありえない。
いやいや、もしかしたら、ビールだけに限れば、
女性の方が飲むのでは・・と思えるほどである。
(男性は、ビールはお腹にたまるので、焼酎に変える人が多いから)
久しぶりに見た「男女の差」。
心の中では、ちょっと懐かしいなぁ、と思いながら、
この300円の差はなんだろう・・と気になってしまう私がいた。



2010年04月14日(水)
新党ラッシュは、民主党の誤算?(笑)

たしか私の記憶では、民主党は真の二大政党制を目指して、
いろいろな選挙を戦ってきたはず。
二大政党制(two‐party system)とは政党制の一つで、
大きく2つの政党が中心となって互いに政策を展開しながら
政治が行われていく政治体制のこと。
それなのに、もう一方の政党が分裂し、二大政党制が怪しい。
これも、マニュフェスト違反?と言われても困るだろうか、
民主党と自民党に嫌気がさした国民の浮動票狙いとはいえ、
新党ばかり出来て、自民党が崩壊したら、
ますます政治が不安定になるのでは?と思いたくなる。
お互い切磋琢磨し、日本の政治レベルを上げて欲しい。
選挙対策の新党なんて、国民の誰もが納得はしない。
1つくらい「夢」を語る政党が出現しないものだろうか。
こんな時代だからこそ、大風呂敷を広げるような政治家が欲しい。
私の望みは、高すぎかなぁ。



2010年04月13日(火)
G・木村拓也のキャッチャーが忘れられない

彼が他界してから、彼のプレーをいろいろ思い出すが、
私は「キャッチャー・木村拓也」が一番印象に残っている。
いくら「オールラウンド選手」として活躍していても、
内野、外野ならともかく、ピッチャーとキャッチーだけは、
簡単には出来ないだろう、と考えていたからだ。
一歩譲って、アマチュア野球なら可能かもしれないが、
プロ野球の世界では、ありえない・・ぐらいの認識の私に対して
彼は「原監督1年目」にそれを実現した。(偶然だけど・・)
だからこそ、私は、彼の存在感に敬意を表したい。
プロとしてのプライドが邪魔をすると、こうはいかないからこそ、
私は、この試合を覚えているのかもしれない。
嬉しい事に、ジャイアンツ原監督もこの試合を覚えていて、
自身のプログに「追悼」と題して、とりあげていた。
彼の死は、あまりにも悲しい出来事だったから、私も迷ったが、
やはり、記憶に残しておきたいと思った。
「慣れない役割をこなしてくれたというだけでなく
『チームの危機には自己犠牲精神を持った選手が立ち上がる』
というとてつもない『財産』をチームに残してくれました。」と
原監督はコメントしている。
まさに、その通り。彼の冥福をお祈りするばかりである。



2010年04月12日(月)
固定観念は悪。先入観は罪。

書籍「無形の力・私の履歴書」
(野村克也著・日本経済新聞社刊・279頁)から。
さすが、日本を代表する名捕手であり、
野村再生工場と言われただけのある言葉である。
「固定観念は悪。先入観は罪。」とは、
確かめもせず固定観念にとらわれてはいけないし、
先入観をもって物事を見てはいけない、
そういう意味で、使われている。
自分の仕事に置き換えれば、与えられた人材の評価を
自分の経験や他人の意見で、してはいけないと戒めている。
勿論、一人一人の戦力分析はしなくてはならないけれど、
それは本人と直接一緒に仕事をしてみて、
自分の目で判断するべきである、と彼は言っている。
私も、同感であり、他人から入ってくる情報は
一度リセットして、自分なりの評価を心がけたい。
そして、部下の力をフルに引き出してあげたい、と思う。
(実は、ずっと昔に1度、この言葉に出会っていたようだ。(汗))



2010年04月11日(日)
「みやび」のために、3時間ありがとうございます

同級生の女性が経営している、スナック「みやび」。
その10周年記念パーティに足を運んだ。
その冒頭、彼女が列席者に向けてお礼を込めて挨拶した。
「本日は『みやび』のために、5時から8時までの3時間を
都合をつけていただいて、ありがとうございます」
これには参った。
こんな不況の中、どんな業種であれ、10年続けていく大変さは
私が今更、文字にしなくても誰でも想像できるが、
「スナック」という飲食店には、辛い10年だったと思う。
しかし、彼女のお店は、多くの常連客に支えられて、
こうして10年を迎えることが出来た。
その秘訣は、たぶん、彼女のお客に対する姿勢ではないだろうか。
誰でも平等に与えられている24時間のうち、
貴重な3時間を今日のパーティのために使っていただいて
とても感謝しています、の気持ちが、私には伝わってきた。
自分の用事でお招きする、と言うことは、
相手の貴重な時間を使わせていただいている、という考え方。
これは、私が彼女から学んだ大きな気付きである。
その謙虚な気持ちこそが、彼女の魅力であろう。
これからもずっと同級生、応援していきたい、と思う。



2010年04月10日(土)
意識啓発は、インパクトを与えること

巷では「食育」という言葉が流行し、
「食は、人を良くする、と書く」みたいな話が定着し、
全国各地で「地産地消」とばかり、産直市場が開催される。
私は、それを否定するわけではないけれど、
もっとインパクトのある方法をとらないと、
単なる担当者のマスターベーションになりかねない、と
敢えて警鐘を鳴らしたい。
そんなことを考えていたら、ある本で、
映画「いのちの食べ方」を自主上映した話を耳にした。
これ、これ、私の言いたかったことは・・とメモをした。
世界各国の環境系映画祭で数多くのグランプリを受賞した
私にとっても、ショッキングな映画であったから、
もっと多くの方に観て欲しい、と思っている作品である。
経済性と効率性を極限まで追求した
現代の食料生産現場の実際を映し出した作品は、きっと
どんな講演会、パネルディカッションよりインパクトがある。
この映画を観てから、改めて「食」について話し合うことは、
大きな意味を持つと思う。
まずは「現状」を知る、これがまちづくりの基本である。



2010年04月09日(金)
それを映像で表現するのが、映画でしょ?

映画「レディ・チャタレー」(パスカル・フェラン監督)から。
久しぶりに、私のボヤキである。
フランス映画だから・・・といえば、仕方ないけれど。
なんと場面が変わるたびに、以下のような言葉で説明が入る。
■その日、召使が病気で・・・
 クリフォードの命令を森の猟番に伝えられなかった。
■月曜日、ボルトン夫人がラグビー邸に移ってきた
■二週間後
■その日からコンスタンスは、ほぼ毎日小屋へ行った。
■クリフォードの叔母が突然訪れたので・・
 数日間、小屋へ行かれなかった
■数日間、コンスタンスは小屋に近づかなかった
■数日後、クリフォードは、妻と散歩に行きたがった
■翌日、コンスタンスは旅立ちを喜んでいた
会話の中に、それとなく「時間の経過」をにおわせるとか、
時計やカレンダーなどを映像にしてでも、映像で表現して欲しい。
日本語の字幕ではなく、本編で文字を読まされる映画ほど、
つまらないものはない、と私は思う。
D・H・ロレンスの小説「チャタレイ夫人の恋人」を
読んだ方が良かったかなぁ。



2010年04月08日(木)
成果を求めるのは「事業」、「事務」は効率のみです

全国の多くの自治体で「事務事業評価制度」を導入し、
個別の事務事業の必要性や効果、効率性等を評価することにより、
行政資源の有効配分や経営努力の目標設定など
具体的な改善、見直し等を行うための判断に資する情報を
提供することなどを目的にしたものであるが、
この漢字だらけの「事務事業評価」という言葉に、
惑わされていることも事実である。
当然、わが町でもこの制度を導入し、検討委員会も開催している。
そんな時に耳にした
「成果を求めるのは「事業」、「事務」は効率のみです」の
フレーズが、私のモヤモヤをすっきりさせてくれた。
効率を求める「事務」にまで、無理やり「成果」を求めていたかも。
成果を求めるのは「事業」であり「事務」ではない。
どうして、こんな簡単なことに気がつかなかったのだろう。(汗)
「事務事業」という言葉に惑わされ、
すべて同じ視点で判断し、評価していたからかもしれない。
もう一度、「事務」か「事業」か、仕分けから始めたい。
これも仕事には大切な視点である。



2010年04月07日(水)
おかえりなさい

生涯学習課に異動して、1週間が過ぎた。
予想以上に忙しく、責任感も重くなったからか、
緊張とプレッシャーの毎日である。
しかし、そんな私をホッとさせてくれるフレーズがある。
私の顔を見つけるなり「おかえりなさい」と、
声を掛けてくれる人たちが、そこにはいる。
これは、非常にありがたい。
9年ぶりの社会教育課(現・生涯学習課)だが、
当時、一緒に泣き笑いした人たちは、覚えていてくれた。
「えっ?まさか、課長さん?」とおどけてみせて、
私を楽しませてくれる。(汗)
私も、いろいろな団体の挨拶で「戻ってきました」とか
「やっぱり、実家はいいですねぇ」と付け加えているからか、
みんなの笑顔も輝いて見えた。
何気ない「おかえりなさい」の7文字に、私は救われている。
これまた私にとって「魔法の言葉」だな、きっと。



2010年04月06日(火)
僕がしていることは抵抗(プロテスト)だ。

映画「アイム・ノット・ゼア」(トッド・ヘインズ監督)から。
6人のキャストが、伝説的アーティスト、ボブ・ディランを
それぞれ異なった角度から演じるという話題作だと言う。
確かに、フォークシンガー、ロックスター、詩人、
映画スターなど様々な顔を持つボブ・ディランなのだが・・。
「詩とは、裸の人間のようなもの」と言いながら、
「言葉を書かなくても詩人だ。ガソリンスタンドの店員も靴磨きも」
「詩人という言葉は嫌いなんだ」とも呟く。
「歌は、ひとりでに歩きだす」と語ったと思ったら、
「歌で世の中が変わるとは思ってないさ」とも言いきる。
どれが本当のボブ・ディランなのか、考えさせられた。
そこで、作品内で語られてた「お尋ね者の心得7カ条」を紹介したい。
その1 レインコートの警官を信じるな
その2 情熱と愛には気をつけろ。両方ともすぐ冷める
その3 社会問題への関心を問われたら、じっと見つめ返せ、相手は黙る
その4 本名を隠せ
その5 自分を見ろと言われても、決して見るな
その6 目の前にいる人間にすら理解できぬ行動は慎め
その7 何も創造するな その誤解は一生付きまとう 決して解けない
この7カ条に「ボブ・ディラン」の心得を感じた。
総称すると「僕がしていることは抵抗(プロテスト)だ」
このフレーズが輝きを増してきたので、気になる一言。
ちなみに、プロテスト(protest)とは「異議を申し立てること。抗議」
プロテスト‐ソング(protest song) とは
「反体制的な主張や抗議を歌詞に取り入れた歌」のこと。



2010年04月05日(月)
おしゃれとは、人を酔わせるものである。

書籍「ミセス」(文・光野桃さん)から。
「妻の愛読書」と説明するが、私の愛読書でもある。
今回は「空気をまとう」と組まれた、おしゃれの話題。
彼女は、文中で
「おしゃれとは、自分で酔うものではなく、
人を酔わせるものである。
着る人と服とが美しく響きあい、
周りまでも心地よくするスタイル。
そして、それを選び取る、見事な知性のあり方も。」と綴った。
う〜ん、そんな視点で「おしゃれ」を考えたことがなかった。
「女性はおしゃれすることで、元気が出る」ことは、
以前、学んだことであるが・・。(汗)
今回の定義は、男性でも通じる定義だな、と思う。
そこまでいかなくても、春になったから、もう少しだけ
「おしゃれ」に関心を持とうかな。(笑)



2010年04月04日(日)
課長、時間の流れが違いますね

人事異動して、課が変わっただけでなく、施設も変わった。
本庁舎より、地域交流センターへ。
9年ぶりに庁舎外の職場であるが、何かが違った。
周りの雰囲気でもないし、匂いでもない。(汗)
課長に昇格したため、緊張しているのかとも思ったが、
やはりそうでもなさそうだ。
なんだろう、この違和感は・・・と感じていたら、
今回の人事異動で、一緒に庁舎を離れた課員が
「課長、時間の流れが違いますね」と声を掛けてくれた。
そうか・・この表現が一番相応しい、とメモ。
忙しい、忙しくない、そんな問題ではなく、
とにかく「時間の流れが違う」のである。
特に、住民の福祉や保険の窓口の慌ただしさと比べて、
ゆったりと時間が流れていることに気づいた。
しかし、無理やり流れを変えようとすることをせず、
「この流れの中で、仕事をすることを覚えよう」と思う。
職場にあったリズムを大切にしていこう、
そう自分に言い聞かせた、新米課長のスタートである。



2010年04月03日(土)
下駄の音で、感情表現できる女優

映画「ノン子36歳(家事手伝い)」(熊切和嘉監督)から。
最初気になったのは、背中を映すシーンが多いなぁ。
次に気になったのは、ひよこの鳴き声。
そして、全編を通して気になったのは、
主演女優・坂井真紀さんの履く「下駄の音」。
気になったというより、彼女の姿が画面に映る前から、
「あっ、イライラしてる」「かったるそうだなぁ」
「なにか嬉しいことがあったのかな」と伝わったこと。
これって、凄いことだよなぁ・・とメモをした。
一言でいえば「下駄の音で、感情表現できる女優」。
ストーリーというより、彼女の迫真の演技に圧倒され、
キスシーンもセックスシーンも、刺激的だった。(汗)
日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞も近い気がする。
すみません、ストーリーの話にならなくて・・



2010年04月02日(金)
おままごと遊びは、魔法の時間。

書籍「ミセス」(文・イイノナホさん)から。
毎号楽しませてくれる「夢をかたちに」のコーナー。
今回のテーマは「おままごと」。
「おままごと遊びは、魔法の時間。
今日は誰になろうかな。名前も歳も、今日と明日とで違う人に。
違う友達がいて、違う国にいて、違うお仕事をして、
男にもなって、赤ちゃんの時もある。
大人になると『おままごとみたいだね』と
『遊びじゃないんだから』とおこられるけれどね。」
と綴った彼女の感性が好きで、何度も読み直してみる。
私が小さい頃は「おままごと」は、女の子の遊びだった。
しかし、最近では、子育て総合支援センターに
遊びに来る子どもと「おままごと遊び」をすることもあった。
夢中になってやってみると、けっこう楽しい。(笑)
もっと早くから、おままごと遊びすればよかったな。



2010年04月01日(木)
「深沈厚重」「磊落豪雄」「聡明才弁」

書籍「無形の力・私の履歴書」
(野村克也著・日本経済新聞社刊・279頁)から。
著者・野村克也さんの言葉ではないが、
リーダーの資質が紹介されていたのでメモをした。
中国の「呂新吾」という思想家の著書「呻吟語」(しんぎんご)の中に
リーダーの資質が書かれているという。
人を見極めるのが、非常に厳しい中国だからこそ、興味があった。
その中で、リーダーはこうあるべきだ、と定義されているのだろう。
1位が「深沈厚重」(しんちんこうじゅう)
物事を深く考え、沈着冷静で人間として重みのある人
2位が「磊落豪雄」(らいらくごうゆう)
気持ちを大きく持ち、細事にこだわらないこと
3位が「聡明才弁」(そうめいさいべん)
頭が良くて才能があり、弁舌が立つ
頭のいい人が、1位ではないところが気に入った。(笑)
それよりも、人間性を重視しているところが中国らしい。
まだまだ、この域には達しないけれど、
少なくともこのリーダーの資質を念頭に置いて、仕事をしたい。
評価は、人がするものだから。