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しもさんの「気になる一言」
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2009年10月31日(土)
やめとけ、陸にいる海軍は当てにならない

映画「つぐない」(ジョー・ライト監督)から。
ストーリーとは全然、関係ないフレーズかもしれない。
辛い戦争が終わって、大勢の兵士が国へ引き上げる場面、
船で帰還するため、砂浜にいた陸軍兵士が、
なんとか、少しでも早く帰れるように、
そばにいた、海軍兵士に頼もうとしていた。(状況が違うかも)
そんな彼を見て、呟いた台詞。
「やめとけ 陸にいる海軍は当てにならない」
なるほど、面白い発想だな、とメモをした。
もっと広く考えれば
「陸にいる海軍・空軍は当てにならず、海にいる陸軍・空軍、
空にいる陸軍・海軍も当てにならない」ということだろう。
各々、自分の力を発揮できる場所、ポジションがある。
それ以外のことを聞いても、まともな答えは返ってこない。
そう肝に銘じておくだけでいい。
それだけで、仕事でも生活でも、イライラが減るのだから。

PS.
税務課に配属されなければ、
地方公務員でも「税」のことは詳しくないんだよなぁ。



2009年10月30日(金)
平均的な男「阿部玲二」です

このタイトルだけで笑えた人は、相当、言葉のセンスがある。
私はしばらくは、考え込んだ。(笑)
そう、種明かしは、単純に「平均」イコール「アベレージ」。
「アベレージ」は「阿部玲二」と音が同じだから、面白い。
以前、この気になる一言で紹介した、
米メジャーリーグから、来年度、日本プロ野球界へ復帰する
城島健司は「ジョージ・マッケンジー」的発想であるが、
「あべれいじ」さんがいたら、どんな人か会ってみたい。
本当に現代社会の「平均的な男」なのか、
それとも、波乱万丈の人生を送っている男なのか、興味がある。
自己紹介で「平均的な男、阿部玲二です」と言われたら、
即座に笑えるユーモア感覚は、身につけたい。
あなたの周りにいませんか?「あべれいじ」さん。
いそうなんだけどなぁ。平均的な名前だから。



2009年10月29日(木)
あなた方に言われたくない

昨日、鳩山由紀夫首相の所信表明演説に対する各党の代表質問を、
病院の待合室で見ていたが、
自民党の谷垣禎一総裁の質問の数々を、ブーメランのように
その原因を作ったのは誰ですか?と投げ返した。
それまでは、笑って見ることができたが、
国会の各党代表質問に対して、ウケを狙ったのかもしれないが、
「あなた方に言われたくない」のフレーズだけは、笑えなかった。
そんな答弁で済むのなら、今後、どんな質問に対しても、
「あなた方に言われたくない」で解決してしまうではないのか。
質問に対する答弁には不必要な台詞だと、言い切りたい。
これが国会の場だから、許されるのかもしれないが、
地方議会では、絶対許される言葉ではないし、
そもそも議員の質問に対して「あなた方に言われたくない」とは、
間違っても口に出せないし、質問している議員に対して、
質問で投げ返すことなどは、考えることすらできなかった。
それにしても、すごい台詞だよなぁ。「あなた方に言われたくない」
このフレーズ、いつまで使えるのだろうか?(笑)
もう、2度と聞きたくない言葉である。



2009年10月28日(水)
あ〜あ、今頃は松本で・・安曇野で・・

リフレッシュ休暇をいただき、久しぶりに1泊2日の家族旅行。
・・・の予定だったが、義母の体調思わしくなく、
一晩、ひとりにするのは心配だ、ということで旅行は取りやめ、
朝から地元の総合病院へ連れて行くことになった。
(明日も、朝から通院の予定だけど・・)
検査が終わって、病院の外へ出たのは午後2時過ぎ。
天気は、昨日とうって変わって、青空もみえる晴天。
ニュースでは、長野県の紅葉の話題もあり、
妻は相当楽しみにしていたらしい。(笑)
これが、台風とか、天候不順なら諦めもつくけれど、
絶好の行楽日和とあって、ぶつぶつ独り言を呟いている。
それが、気になる一言。
「あ〜あ、今頃は松本で・・安曇野で・・」
何年後かに読み返した時、笑い話になるようにメモをした。
私はいつも思う。「モノゴトには、タイミングがある」と。
今回は、そのタイミングではなかったってことなんだろう。
私が知りたかったのは、実はその呟きの後半。(私の予想)
「あ〜あ、今頃は松本で・・(馬刺と蕎麦を食べて)」
「あ〜あ、今頃は安曇野で・・(黒澤監督の映画『夢』に出てきた
水車を眺めながら、ワインでも)」かな。(笑)



2009年10月27日(火)
ごめ〜ん、娘が帰ってくるから

今までに、いろいろな言い訳を紹介してきた。
「気になる一言INDEX」を「ごめん」「ごめ〜ん」で検索したら、
出てくる、出てくる・・面白言い訳の数々。
http://www4.diary.ne.jp/user/446618/
断りにくい飲み会の2次会は、
2004年01月28日(水) 「ごめ〜ん、明日、ロケだから・・」
2006年05月13日(土) 「ごめん、明日、『地引網』なんだ・・」
(海外旅行直後)何か失敗したり、大切なことを思い出せなかったら、
2005年02月15日(火) 「ごめ〜ん、『時差ポケ』だから」
カラオケで、誰かが歌っているのを聞き逃していたら、
2007年09月28日(金) 「ごめん、『有線』かと思った」
家族や愛犬の誕生日・記念日を理由にすることもある。
2008年12月10日(水) 「ごめん、今日はジェイクの誕生日だから・・」
そして今回、誰もが許してくれる強力なフレーズを発見した。
今日もまた「飲みにいこうか?」と誘われたが、
久しぶりに、我が子が帰省するとメールがあったので、一応、
「ごめ〜ん、娘が帰ってくるから」と口にしたら、
驚いたことに「わかった、そっちを優先して・・」との反応。
普段、父親らしいことをしていない、と思われているのか、
こんなにあっさり、認められるとは・・(汗)
おかげさまで、三島駅へ娘を迎えに行けたけど、
なんだか複雑な気持ちで、この気になる一言を書いている。
1999年09月20日「ごめんなバイ」なんて、ふざけないでよかった。



2009年10月26日(月)
わかりません、実は死んだことがないので

映画「西の魔女が死んだ」(長崎俊一監督)から。
おばあちゃんに、孫のまいちゃんが尋ねる場面。
「死んだらどうなるの?」子どもらしい疑問である。
それに答えたおばあちゃんの返事が心に残った。
「わかりません、実は死んだことがないので」
たしかに、そのとおりだと思いながらも、
孫の質問にこう答えるおばあちゃんは、なかなかいない。
私の生き方を支えている「誰もが人生1回目」という
考え方に通じるものがあるような気がした。
ただ、おばあちゃんは「私が思うに・・」と前置きしながら
「死ぬということは、魂が離れて自由になることよ」と続けた。
「魂は、身体を持っているから、いろいろなことが
経験できるんですよ。魂は成長したがっているの」と言う。
(だから、魂のためにも、多くの経験しなくちゃね)
そう言われたような気になり、劇場を後にした。



2009年10月25日(日)
読み手は、誤読の権利がある

国民文化祭「五行歌」のパネルディスカッション、
その事前打ち合わせで耳にしたフレーズ。
詳しいことはわからないけれど、
俳句、短歌、川柳、五行歌など詩歌と呼ばれる作品は、
作者の意図と読み手の感じ方が違うことが多々ある。
作品を公表し作者本人の手から離れた瞬間から、
その意味は、読み手のものになる、という意味だろうか。
読み手が、どう間違って読もうが、どう感じようが、
それは「読み手の権利」なんだ、と知ったら、楽しくなってきた。
詩歌に限らず、文化芸術と呼ばれるものには、ついてまわること。
絵画でも、音楽でも、文学でも、映画でも・・・
それがまた面白いところなのかもしれないな、と思い直した。
まったく反対の感じ方をされても、それはそれでいい。
深く深く考えなくてもいい・・自分が心で感じた気持ちが一番。
そんなことを教えてくれたフレーズであった。
(こんな解釈も誤読だったりして・・(汗))
「読み手は、誤読の権利がある」
たぶん、これからも書き続けるであろう私には、
過激な読者のコメントに、一喜一憂しないためのお守りとしたい。



2009年10月24日(土)
お母さんも喜んでいたよ

第24回国民文化祭しずおか2009「五行歌」大会、
パネルディスカッションのパネラーとして参加させていただいた。
緊張しなかったと言えば嘘になるけど、なぜか
今回は、会場に座っている人の顔を眺める余裕があった。
それが、良かったのか、悪かったのか、
座席の中段に、母親と妹を見つけて、ちょっと焦った。(笑)
あまり、自分の仕事をしているところを見せないタイプなので、
壇上では、極力見ないようにしていたのだが・・。(汗)
その後、パネルディスカッションもなんとか終えて、
会場を移して、関係者との交流会をしていた時、
妹から、携帯にメールが届いた。
「お母さんと2人で見に行ったけれどわかった?」で始まり、
「わかりやすかった」と誉めた後「ちょっと早口だったね」とは妹評。
そして「お母さんの75歳の誕生日のプレゼントになったんじゃない?」
に続き「お母さんも喜んでいたよ」の文字が目に入った。
そう言えば、明日、母親の誕生日たったな、と気付いたけど、
もう何日も続けて飲み会で帰りは遅いし、明日も出かける予定が・・。
交流会場に飾ってあった生花、もらってきました、誕生日のお祝いに。

PS.今日は、特別に五行歌のおまけ
パネルディスカッションのパネラー
終わってみれば、みんなに誉められっぱなし
よかったよ・・うまかったね・・最高だった・・
もちろん、ちょっと照れるけれど
私が「誉められて頑張るタイプ」って知ってたのかな?



2009年10月23日(金)
引き返す決断をするのも、任務のうちだぞ

映画「空へ―救いの翼 RESCUE WINGS―」(手塚昌明監督)から。
どうして、女性ってこんな感情的なんだろう?と思うシーン満載。(笑)
誰もが、救難に来たのだから、救えるものなら救いたい、
けれど、そのために無理をして、救援隊も死んだらどうするんだ。
何度も何度も、同じような場面があるから、気にかかった。
三浦友和さん演じる「隊長」が、主役の彼女に無線を通じて叫ぶ。
「引き返す決断をするのも、任務のうちだぞ、川島」
また、木村佳乃さんの台詞だったかな、
「救われる人にも、救う人にも家族はいるからね」も同じ意味だろう。
「感傷で救難活動をしてはならない」、そんな台詞もあった。
正義感・使命感だけで行動することを「無茶」と言う。(汗)
特にメンバー全員の命を預かる立場の人間は、
常に冷静でなければならないことを訓練で教わり、
それが実行できるからこそ、
女性初の救難ヘリUH−60Jの新人パイロットとなったはずなのに。
実は、私たちの仕事も同じことが言える。
途中経過で、効果が上がらないと判断したら、引き返す勇気を。
「幕開け」は喜ばれるけれど、「幕引き」は不満をふづけられる嫌な役目。
全体のために、引き返すことは、何も恥ずかしいことではない。
肝に銘じておきたい台詞だった気がする。



2009年10月22日(木)
やけどした〜い

片足を椅子にのせ、マドロス気取りで
「俺に惚れるなよ、やけどするぜ」が課長の口癖。(笑)
台詞と本人のキャラクターとのギャップが面白く、
ついつい笑いながら、誰もが「惚れないから大丈夫」と
念を押すものだから、当の本人もその対応には慣れっこ。
しかし、もっと上手の女性がいた。
いつものように陽気しゃべり、決まったタイミングで
「俺に惚れるなよ、やけどするぜ」とポーズしたのに、
「やけどした〜い」と返されたものだから、
ずっこけたのは課長の方だった。
予想外の対応に、戸惑いをみせながらも、
ひきつった笑いがこれまた面白く、
私は、ここぞとばかり、そばでメモをとっている。
会話の妙を味わいながら。



2009年10月21日(水)
トイレットペーパーとは、一枚の自己犠牲である

あるホテルの男子トイレにしゃがんだ途端、
目の前に貼ってあるポスターを見て吹き出した。
タイトルは「自己犠牲」
そして「トイレットペーパーとは、一枚の自己犠牲である。」
思わず、携帯電話を取り出してメモをしたのは言うまでもない。
下の方には「紙と水を大切に。トイレに、愛を。」のフレーズ。
辞書によると「自己犠牲」とは、
「自分を犠牲にして他のために尽くすこと」とあるから、
トイレットペーパーの身になって考えると、自己犠牲なのかもしれない。
こんなこと、考えたことがなかったから、新鮮だった。
私たちの大便は、トイレットペーパーの自己犠牲の上に成り立っている。
まったくバカバカしい発想とも言えないし、
トイレットペーパーに感謝する気持ちが、少しだけ生まれた。
私たちの生活を見渡せば、他にも何かの「自己犠牲」があるだろう。
「食物連鎖」だけでなく、モノの視点に立った発想は、
これから、何かの役に立つに違いない。



2009年10月20日(火)
女性の会が10年続くと思ってませんでした、うふふ・・

先日同行した働く女性の会(A.T.G)設立10年を記念したバス旅行。
目的地までの間、参加者が自己紹介をしながら、思い出を語った。
その中の1人が、マイクを通して可愛く呟いた。
「女性の会が10年続くと思ってませんでした、うふふ・・」
実は、私も後ろで・・大きく頷いていた。(汗)
今までに、多くの女性団体を見てきたが、異業種交流会で
2ヶ月に1度の定例会を確実にこなし、10年続いた団体を私は知らない。
私が感じるところ、メンバーに似たような人がいない。
普通、同じような性格の人が集まり、群れを作り、分裂していくのに、
この会はなぜか、会を重ねるごとに、結束が高まっていく。
「不思議な団体」と言えばいいのか、「変わっている団体」といえばいいのか、
私が賛助会員にも関わらず、居心地よく参加している原因もそこにありそうだ。
みんなが半人前(0.5)で、力を合わせて(1)を目指すのではなく、
みんなが(1)で、力を合わせて(3)を目指している気がする。
数式にすると(0.5+0.5=1)ではなく(1+1=3)って感じ。
10年後、女性の会が20年続くと思ってませんでした、と言うんだろうな。



2009年10月19日(月)
人を信じろ、それが冒険を楽しむ秘訣だ

映画「幸せの1ページ」
(ジェニファー・フラケット/マーク・レヴィン監督)から。
主演・ジュディ・フォスター(作家役)が、
ひょんなことから、南の島へ大冒険に出かけることに。
お供は、自分の作品の中で大活躍する冒険家。(空想の人物)
ひきこもりだった彼女が、実在しない彼から、
いろいろな場面でアドバイスを受け、悪戦苦闘するが、
私の一番お気に入りの台詞が、
「人を信じろ、それが冒険を楽しむ秘訣だ」だった。
「冒険」って周りから見ると、人を信じず、わが道を行く。
誰も行ったことがない道を、可能性を求めて突き進む。
その為には、死をも恐れない。
そんなイメージを持っていたのだが、もろくも崩れた台詞。
まず「冒険」が楽しむことだったこと。
そして、その秘訣が「人を信じること」だったこと。
これって、私たちの生活の中でも充分通じることだと思った。
「人生を楽しむ秘訣は、人を信じること」
なるほどなぁ・・大切なことは、シンプルにできている。



2009年10月18日(日)
ワインは古ければいいってものではありません

働く女性の会(A.T.G)、結成10年記念、バス旅行に同行させてもらった。
行き先は、小淵沢にある「八ヶ岳リゾートアウトレット」と、
メンバーの友人が経営している「甲州ワイナリー」。
寄るところ全てに買い物する女性陣に、少数の男性陣は圧倒された。
さて、今回の気になる一言は、ワイナリーの工場見学をしている時、
説明の中でメモしたフレーズ。
ワイン通にすれば、当然のことなのだろうが、
「〜年ものです」「へぇ〜」と驚くシーンを思い出していた私は、
恥ずかしながら、古ければ古いほど、美味しいのかと。(笑)
「長期熟成タイプを、しっかりとした環境で管理したワイン」だけが、
「〜年ものです」と自慢されるようだ。
冷静に考えてみればそうだよなぁ・・と苦笑いした。
「ワインは古ければいいってものではありません」
人間だって、古ければ古いほどいい、という訳ではないしな。
(男だって、女だって・・の例えは、とりあえず控えました。(汗))
私の場合、白のワイン飲んで「う〜ん、甘口」「これ、辛口だね」、
の会話が限界かな。
天気もよかったし、アウトレットにいた11時頃からワイン飲んでいたし、
もう、ずっ〜と、ほろ酔い気分。やっばり、秋は旅行の季節だな。



2009年10月17日(土)
試してみる価値はある

映画「コーラス」(クリストフ・バラティエ監督)から。
物語的には、そんなに目新しいものでもなく、
恵まれない子供たちが集まった寄宿学校という
施設に入っている悪ガキたちを「合唱」を通して、
更生させていく・・というものなのだが、
少年たちの美しい声(吹替えだと思うが(笑))に、
聴き入ってしまった90分であった。
今回の気になる一言は、
練習を始めたばかりの彼らをみて、新しい教師が呟いた台詞。
まだ、絶対に成功するという確信がないまま・・。
しかし、その判断は間違っていなかったわけだ。
「ダメでもともと」の前提条件があって、
「試してみる価値はある」と続く。
私の中でも「その行動に価値がある・ない」は、
大きな判断の1つであったから、心に残ったのだろう。
「可能性は試みる人だけのもの」
試してみてこそ、成功する可能性が発生する。
少しでも、価値を見出したら、試してみることだな。



2009年10月16日(金)
言葉が通じちゃうと、アドベンチャーできない

たぶん、テレビ番組「ボクらの時代」で、
字幕翻訳家・戸田奈津子さんが、呟いた台詞だと思う。
英語を仕事にする人を除いては、
英語がペラペラ話せるより、片言の知識の方が面白い。
そんな意味なんだと、メモをした。
「言葉が通じちゃうと、アドベンチャーできない」
彼女は、一人旅も好きなようだ。
旅に出る目的のひとつに「冒険」があるけれど、
言葉が通じない、ということほど「冒険」はない。
それを、身振り手振りで、なんとか会話(笑)をするから、
旅は、アドベンチャー心をくすぐる。
これって、別に、海外に限ったことではない。
方言丸出しの片田舎でも、同じ体験が出来る。
言葉が通じない旅ってのも、
命を失う危険性さえなければ、面白いのかもしれない。



2009年10月15日(木)
実際に逢って魅力を感じなければ、恋は成立しない

お待たせ、恋愛・男女・エッチネタの木曜日。(笑)
映画「ユー・ガット・メール」(You've Got M@il) のDVDを、
英語練習用にと、買ってきて何度も見直した。
その中の特典映像「監督・脚本:ノーラ・エフロン」のインタビューで
彼女は「文章で初めて人を笑わせた時は、すごく嬉しかった」と語り、
「文章が上手いというだけで恋に落ちるというのはファンタジーだわ」
と言い切り「現実には無理があるもの」と笑ってみせた。
そして「実際に逢って魅力を感じなければ、恋は成立しない」とまで。
その分析が面白くて、メモをした。
そうか「文章が上手いというだけで恋に落ちる」ことはないんだな、と
なんども繰り返してメモを読み返した。
別に、恋に落ちることを期待したわけじゃないけれど、
「文章が上手いというだけで」少しは異性にもてる、くらいは・・
期待しているのだが・・。(汗)
昔は、文通を始めて、暫くしてから写真を送ったら、
それ以後、手紙が来なるかもしれない・・なんて真剣に心配したものだ。
一度も逢わなかったから、恋が成立しなかったわけか・・なるほど。
あれ、そう言えば、何がきっかけで文通が途絶えたんだろう・・
愛知県岡崎市の・・さんだったよなぁ。う〜ん、こっちの方が気になる。



2009年10月14日(水)
51年間が1時間ちょっとで灰になっちゃったね

中学の同級生が先週末に他界した。
お通夜と告別式に参列し、私の記録として残そうと思ったが
なかなか気持ちの整理が出来ず、書いては消し、半ば諦めかけていた。
そんな時、火葬場の収骨室を出たところで、
同級生の女性が、しみじみと私に語りかけてくれた台詞を思い出し、
これだな、と気になる一言に選んでみた。
「51年間が1時間ちょっとで灰になっちゃったね」
産まれてから、多くの人たちと過ごした51年間の月日、
そして一緒に作ってきた思い出が、ほんのわずかな時間で消える。
1人の人間が死ぬということは、そういうことなのだろうか。
51年の間、細胞が記憶してきた知識、知恵がなくなることは、
やはり、私たちにとって大きな損失であるとも言える。
同級生の親が亡くなったという話は、最近、聞くようになったが、
まさか、同級生本人まで・・とは、考えてもいなかった。
それが現実となってきているのを実感した2日間であった。
今回の彼の死は、毎日を大切に生きなくては・・と私たちに教えてくれた。
死因はいろいろあるが、気がついたら既に10人以上の同級生が他界。
改めて、彼ら彼女らのご冥福をお祈りします。合掌。



2009年10月13日(火)
人間は、共食ができる動物

以前紹介した「食育研修会」テキストから。
他の動物の食にスポットをあててみると、
自ら進んで、食物を分配する行動は、
人類しかみられない、という話が載っていた。
これって、長年、人間しかやってこなかったから、
気がつかない視点だけど、なるほどなぁ、とメモをした。
「人しかできないこと。だからこそ、大切にして欲しい」と
講師がまとめていたが、その通りだと思う。
一緒に食べ、食事を分け合うことを覚えることが、
食育の基本なのかもしれないな。
「人間は、共食ができる動物」
日本人の場合、栄養のために食べること、よりも、
みんなで楽しみながら食べることに、視点を移して欲しい。
一人ずつ分配された食卓よりも、大皿から自分の分を取る。
それも、他の人も食べることを意識して。
これが算数で、分数を覚える必要性なのかもしれない。



2009年10月12日(月)
汚れた空気や水は、人間の心まで汚してしまう

映画「夢」(黒澤明監督)から。
「日照り雨」「桃畑」「雪あらし」「トンネル」「鴉」
「赤富士」「鬼哭」「水車のある村」・・のタイトルがついている
オムニバス形式の黒澤監督の作品である。
どの作品も、監督からの熱いメッセージが伝わってくるが、
特に最後の「水車のある村」には、目から鱗状態だった。
主役の寺尾聰さんと、水車村の老人役、笠智衆さんとの
会話だけなのだが、妙に心に響くものがあった。
特に、早寝早起きが身についてしまった、最近の私にとって、
「電気を引いているんですか?」「あんなものはいらん」
「暗いのが夜だ。夜まで昼のように明るくては困る」の会話は
頷くことばかりであった。
「人間を不幸せにするものを発明して、自分たちを滅ぼしている」
これまた、なるほど・・と頷いた。
そして、今回選んだ、気になる一言。
「汚れた空気や水は、人間の心まで汚してしまう」は、
現代の凶悪事件からいじめまでを、予感するようなフレーズ。
1990年に公開されたこの「夢」という作品から、
黒澤監督の先見性を感じずにはいられなかった。
どの作品も、メッセージ性が明確であるから、心に残る。
さすが・・黒澤監督、としか言いようがない。

PS.
どの作品も「こんな夢を見た」というタイトルから始まるが、
回を追うごとに、その文字が大きくなっている。
その意味がわからない・・う〜ん、気になる。



2009年10月11日(日)
大人の映画を背伸びしてみてたじゃない

テレビ番組「ボクらの時代」から。
今回の出演は「字幕翻訳家・戸田奈津子さん」
「ファッション評論家・ピーコさん」「映画評論家・おすぎさん」
この3人の映画の話題は、興味深かった。
今は、日本人の映画の見方が変わった、と言う。
それを象徴するフレーズが、
「大人の映画を背伸びしてみてたじゃない」だった。
自分にも経験があるので、わかる、わかる。
でも、なぜ?と原因を知りたくなったのだが、
それにも、明確に答えてくれた。
「今の子どもたちは、自分の知らない世界を見たくないのよ、
だから、TVドラマの映画化が多くなってしまう」と。
背伸びして洋画を字幕で観る子どもたちも減ったようだ。
どうしてか?「映画の途中でも、メールを見たいから」。
(邦画や洋画の吹替えなら、ストーリーが掴めるからだろう)
なるほど・・映画の質が落ちた・・なんて理由ではない。
映画を観る時は、映画に集中する。
だから、何年経っても、思い出に残るシーンがあるのに。
なんともはや、残念なことである。



2009年10月10日(土)
そんな気を使わなくていいぞ

職場の後輩の結婚披露宴だった。
久しぶりの白ネクタイに、心はウキウキ気分。
こじんまりとした宴だったが、
個性的な披露宴だったという感じが残った。
さて、気になる一言は、新郎新婦からの謝辞のシーン。
緊張している新郎が、必死に覚えてきたメッセージを
落ちついて、そして丁寧に話している時に発せられた。
「結びに、本日ご列席の皆様のご多幸と・・」と口にした時、
会場から絶妙のタイミングで、この一言が。(笑)
「そんな気を使わなくていいぞ」
会場の緊張感が、ぱっとほどけた瞬間を私は感じた。
せっかく、静かに新郎からのメッセージを聴いているのに・・と
いうお叱りを受けるかもしれないが、私にはウケた。
若い2人が、今からそんなこと気にすることないぞ、
それよりも、自分たちの幸せを考えなさい、という意味にもとれた。
ただの酔っぱらいの戯言かもしれないけれど、
それでも、言葉として面白かったなぁ、このかけ声。



2009年10月09日(金)
利用者は「雰囲気が好き」でリピーターとなる

私が所長を務めている「子育て総合支援センター」が、
開所2年を待たずに、10万人の来所数を達成した。
先日、自分のweb日記が、8年半かけて10万ヒットを記録し、
心から喜んだのもつかの間、
今度は仕事の面で「10万」という数字が浮かび上がった。
これは、紛れもなく、スタッフの力に他ならない。
施設が新しいとか、便利な場所にある、というだけでなく、
ディズニーランド同様、利用者はその施設の雰囲気が好きで
リピーターとなってくれるのだから。
一度利用してみて、嫌な思いをしたら、二度とくることはない。
実は、公共の施設だから、来場者の数字にとらわれず、
とにかく「安全に」を目標にした。
次に「安心して使えるスペースの提供」を心がけた。
それが、口コミで利用者に広がった結果だと分析している。
その前提には間違いなく「施設内の雰囲気を大切にする」という
スタッフ共通の考え方があることを、私は誇りにしたいと思う。
施設運営成功のコツは「施設全体を包み込む雰囲気にあり」
これからのマスコミの取材には、このフレーズを付け加えようっと。

PS.
読者のみなさん、ご推察の通り、昨晩は10万人達成の祝杯をし、
この日記は、翌日早朝、まだほろ酔い気分で書いてます。(汗)



2009年10月08日(木)
あなたって、ヤンキースの選手みたい

映画「NOセックス NOライフ!」(バート・フレインドリッチ監督)から。
セックスレスや晩婚の問題を軸に、愛の再確認を描いた
アラウンド30、40世代にぴったりの作品、という紹介文に惹かれ、
のんびりDVDで鑑賞した。
まさしく、セックスレスになっている夫婦の会話だった。(笑)
セックス依存症の夫にせがまれ、
仕方なく?お相手をした時の会話だったかな。
「あなたって、ヤンキースの選手みたい」と彼に甘える。
観ていた私は画面に向かって「その心は?」と呟く。
タイミングよく「いつも自信満々で、とどめの一球を投げる」
なるほど、そうきたか・・と思わずメモをしたが、
「でも、最近、よく打たれるんだよなぁ」と、
夫が悩みながら会話を続ければ、満点だったのに。(汗)
セックスネタは、どうしても文字にしにくいけれど、
それも人間の行動の一部だから、気になる一言が増える。
(苦手な方は、気にせず読み飛ばしてください)
「しもネタ」って、意外とニヤッとしながら頷くことが多い。



2009年10月07日(水)
どうだ、ここまでできるか

箱根の成川美術館で聴いた、支配人による名画鑑賞の解説から。
学芸員ではないので・・と前置きをしておきながらも、
支配人ならでは、裏話も交え、あっという間の1時間。
音声ガイドや、学芸員による解説もいいけれど、
私は、やっぱり生声の、それも裏話たっぷりの解説が
一番、お気に入りである。(笑)
今回の気になる一言は、日本画の巨匠、平山郁夫画伯の絵、
「黄金色」をふんだんに使った「シルクロード」関連の絵の前で、
若い画家に向けた、平山氏のメッセージとして紹介してくれた、
支配人が呟いた一言。
「この絵には、金(きん)が大量に使われています。
言い換えれば、よほどの収入がないとこの色は出せない。
この色が出せるように、もっと頑張りなさい」
という巨匠からの叱咤激励だろうか。
「どうだ、ここまでできるか」は成金趣味ではなく、
この「黄金色」(おうごんしょく)を出すために、
これでもか、と金(きん)を思う存分に使用して描いた絵は、
こんな輝きがあるんだ、と訴えかけているようだ。
巨額の富を得たにもかかわらず、
それをまた、自分の描く絵に還元する姿勢が素敵だと思う。
日本画ならではの色に違いない。
そんな視点で、平山郁夫画伯の作品を観てみると新しい発見がある。



2009年10月06日(火)
ダンスなんて、忘れたわ

映画「ヘアスプレー」(アダム・シャンクマン監督)から。
人種、チビ・デブといった差別用語を、
前向きに、そして明るく吹き飛ばしてしまい、
鑑賞後、メチャクチャ元気がもらえた映画であった。
「世の中がどんどん変わっていく」ワクワク感を
主人公のはち切れんばかりの笑顔が後押ししてくれる。
彼女の母親役は「サタデー・ナイト・フィーバー」でブレイクした
ジョン・トラボルタ。もちろん男(笑)。
ここでも、男とか女とか、の常識をぶち壊している。
ただ、女装したジョン・トラボルタ、というよりも、
特殊メイクを施し、ふっくらな女性の着ぐるみを身につけた
ジョン・トラボルタ、の表現が正しいのかもしれない。(汗)
内気でほとんど家から出なかった母親が、娘に導かれて、
新しい時代に飛び出し、自分を再発見していくストーリー。
「ママ、60年代にようこそ!!」と手を引き、ダンスへ誘う。
そこで、華麗なダンスで一世を風靡した彼(彼女)が、
「ダンスなんて、忘れたわ」という台詞を呟いたから、メモ。
また、娘の彼氏が出て行ったあと
「彼はきっと戻ってくる」と娘を慰め、
「母親だからそう言うのよ」の娘の切り返しにも、
「男の気持ちもわかるのよ」とさらっと答えるシーン。
これも、母親が男だと知っていたから余計に笑えた。
常識の呪縛から逃れたいあなた、是非、観て欲しい。



2009年10月05日(月)
「I.O.C」って、何様のつもりだ!!

2016年のオリンピック開催・東京落選で、
多くのマスコミが騒ぎ、これまた多くの人がコメントを残した。
全部のコメントを読んだり聞いたわけではないが、
私の感想と一番近かった、アメリカ出身のコメンテーターとして
活躍している、デーブスペクターさんの一言をとりあげた。
あるテレビ番組で、ウケを狙ったのかもしれないが、
「『I.O.C』って、何様のつもりだ!!」のフレーズに
私は「そうそう、その通りだよ、同じ感想だ」とメモをした。
もちろん、オリンピック開催による経済効果は莫大なのかもしれないが、
そのプレゼンテーションに、一国の大統領や総理大臣までが、
参加してアピールしなければならないほど、
「I.O.C」の委員さんたちはそんなに偉いのか、という疑問である。
いつからか、オリンピックが「政治・経済・宗教」とも絡み、
日本人の多くが知っている「参加することに意義がある」とした、
オリンピック精神はどこへ消えてしまったのか。
「I.O.C」の委員らが機嫌を損ねないように、細心の注意を払ったり、
サプライズの企画を用意したり・・。
ここ数ヶ月、これらの行動が、どこか滑稽に映ったのは私だろうか。
世界の誰にでもわかるように、独自の採点基準を決めて、
ポイントの高い順に、開催地を決めていくのではダメなのだろうか。
初めての開催が〜ポイント、初めての大陸が〜ポイント・・のように。



2009年10月04日(日)
崩れたか、メディアの共存共栄

最近、私の呟きが多くなってきたけど、許して。(笑)
さて、今回の気になる一言は、夕方に感じたこと。
新聞、テレビ・ラジオ・インターネット・・と
情報を得るメディアが多いことは、
選択肢が広がったという意味では、生活が豊かになった証拠。
しかし、そこには、暗黙の了解があった、と思う。
特に、スポーツの結果報道に関しては、
テレビ放送がある時は、放送が終わるまでは、
インターネットでも結果は公表しない、等の約束ではなかったか。
午後4時20分からテレビ放送予定の「コカ・コーラ東海クラシックゴルフ」
(男子ゴルフ)の結果が、新聞系のネットでは、放送を待たず早々と流れた。
<男子ゴルフ>石川遼が今季4勝目…2年連続賞金1億円突破
・・・・・(毎日新聞)4日 - 14時56分
石川遼が今季4勝目、2年連続で賞金1億円突破
・・・・・(読売新聞)4日 - 14時57分
遼クン、ホスト大会初V!今季1億円も突破
・・・・・(サンケイスポーツ)4日 - 15時2分
結果を知ってしまったスポーツのテレビ観戦ほど、つまらないものはない。
とうとう「何でもありの時代」へ突入してしまったということか。
ますます、私のテレビ離れが進むかもしれないな、と感じてしまった。
また、私の「メディアの選択能力」が試されているのかもしれないな。



2009年10月03日(土)
バンカー・ツー・バンカー・ツー・バンカー

職場の仲間たちと、毎年恒例のゴルフ大会に、山梨まで出かけてきた。
後輩たちは、あいにくの雨や霧などが気になったようだが、
私は、天気より、バンカーが気になって仕方がなかった。
不思議なもので、これが一度入りだすと、止まらない。
ドライバーを打って、ボールが落ちる辺りにあるバンカーへ。
さらに、その後うまく打てたと思ったら、グリーの周りのバンカーへ。
とにかく「ドア・ツー・ドア」ならぬ「バンカー・ツー・バンカー」。
圧巻は、3回続けてバンカーへ入ったのが2回。
一緒にまわったメンバーは、大笑いしながら
「バンカー・ツー・バンカー・ツー・バンカー」と叫んだ。(汗)
普段、なかなか練習できなかったバンカーの打ち方を、
イヤってほど、学ばせていただいた。
おかけで、あれほど苦手だったバンカーが、好きになったし、
もう怖いものなしだけど・・それにしても、さすがに疲れた。
驚くことなかれ、1ラウンドに17回もバンカーへ。
スコア? すみません、訊かないでください。(笑)



2009年10月02日(金)
受験生の優先順位をあげてやって

新型インフルエンザ対策本部で決定した、
新型インフルエンザ接種の優先順位。
医療従事者、妊婦やぜんそくなどの基礎疾患(持病)がある人、
それは仕方がないと思うが、
生活保護世帯や低所得者のワクチンを確保する前に、
高校、大学などの受験生を優先してあげて欲しい。
その人の人生を決めることになるかもしれない「受験」を、
直前に新型インフルエンザのに感染し、体調不良で望むのは、
あまりにも可哀想な気がしたからだ。
本来なら、インフルエンザの流行しやすい冬の時期から、
夏や秋に移したらどうか?、と提案すればよいのだが。
今の私に出来ることは、この「気になる一言」を通じ、
受験生に余計な試練を与えず、
みんな同じ条件で試験に臨んで欲しい、と願うばかり。
彼らの活躍が、私たちの未来を決める、と言っても過言ではない。



2009年10月01日(木)
では、今夜はこの辺りで

ニュース番組の終了時、
女性キャスターが、こうコメントした。
「では、今夜はこの辺り(あたり)で」
耳にしてちょっと違和感を覚えたのだが・・。
「では、今夜はこの辺(へん)で」なら、
たぶん、さらっと流れたのだと思うが。(笑)
辺(へん)は、たしかに「ほとり、あたり」の意味がある。
辺り(あたり)は「周辺、近く」の意味のほかに、
「だいたいの時」という意味もある。
ということは、意味に大きな違いはないことがわかった。
しかし「この辺で」と「この辺りで」・・・は、
音としては、たしかに相違が感じられる。
「じゃあ、今日はこの辺(へん・あたり)で・・」。
賢い読者なら、どちらの音を使うだろうか。
生活する人たちにとって、大したことではないけれど、
こんなことが「気になる一言」の題材となる。
年代の違いなのか、性別の違いなのか・・・。
アラフォーの「40歳前後」「40歳あたり」って感覚なのかな。