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しもさんの「気になる一言」
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2009年09月30日(水)
やっと、ほとぼりがさめたのにねぇ

映画「春よこい」(三枝健起監督)から。
ある事件が、小さい町に住む主人公たちを苦しめた。
しかし時が経つにつれ、その噂も忘れられてくる。
やっと、生活が安定してきた頃、
また蒸し返すように「新聞記事」が掲載された。
その記事を見て、誰かが呟くように言った台詞、
「やっと、ほとぼりがさめたのにねぇ」。
気になって「ほとぼり」の意味を調べてみると、
・高ぶった感情や興奮のなごり。
・事件などがおさまったのちまでも残る世間の関心。
・さめきらないで残っている熱、余熱。・・とある。
面白いことに、漢字で書くと「熱り」
古くは、清音「ほとほり」という説明も見つけた。
映画の中で気になった台詞をメモし、
その中で、気になった単語を自宅で調べてみると、
さらに、新しい発見がある。
これだから、映画のメモはやめられない。(笑)



2009年09月29日(火)
サラリーマン版「ごちになります」

先日、職場の仲間数人で飲みに行った。
いつもなら、ほぼ最高齢の私の財布が一番軽くなるのだが、
今回は「お会計」する前に、
参加メンバーで値段(会計)当てをしよう、となり、
サラリーマン版「ごちになります」が実現された。(笑)
ルールは簡単。
一番、遠くに外れた人が、その会計の半分を負担。
後は、メンバーで均等割り。
一番、近かった人は、女性参加者から徴収した1,000円を
ゲットできる特典付。
一品ずつの値段当てじゃないから、居酒屋でも出来る。
テレビ番組のように、全額ひとり支払いは無理だけど、
この程度の遊びは、予想外に楽しかった。
メンバーの一人ひとりが、それなりの負担を考えていたので、
出来た飲み会かもしれないが、一番の支払ったのは、
お酒を飲まなかったメンバー・・(汗)、悪かったかな?
本人曰く「また、リベンジしましょう」
いつでも、お相手しますよ、またまた返り討ちでもいい?



2009年09月28日(月)
世の中に罪は1つ、「盗み」だ。

映画「君のためなら千回でも」(マーク・フォースター監督)から。
まずは「邦題」を付けてくれた方に感謝したい。
原題「The Kite Runner」では、たぶん観なかったかも。(汗)
さて気になる一言は、父親から主人公の息子へ、教訓。
世の中に罪は1つ、「盗み」だ。他の罪は「盗み」の変形だ。
男を殺すことは、男の命を盗むこと。
男の妻から、夫を盗み、子どもたちから、父親を盗むことでもある。
人を騙すことは、その人から真実を盗むこと。
盗みは、何よりも卑劣だ・・と諭した一部分から、引き抜いてみた。
なるほど、今、私たちの周りで起きている犯罪の全ては、
「盗む」ことの変形かもしれない・・と納得できたから。
特に、この物語全体を包んでいる「無条件の愛情・友情」を、
「時計を盗んだ」という嘘で裏切るのは、悲しかった。
しかし、物語冒頭で主人公が耳にした「君のためなら千回でも」
というフレーズを、物語の最後に、今度は主人公自身が口にする。
その間に展開される、彼なりの罪の償い方が、彼にそう言わせたのだろう。
「君のためなら千回でも」・・この台詞、
あなたなら「言われてみたい?、言ってみたい?」



2009年09月27日(日)
女性は、オシャレすることでやる気になるんだよ

先日、妻と女子プロゴルフのテレビを観ていて、意見が分かれた。
「ファッションもいいけれど、まずは実力を付けてから。
イヤリングやピアスがプレイの邪魔になる。
ましてや、ネールアートなんて、必要ないだろう」が、私の意見。
それを一蹴したのが、妻の意見。
「女性は、オシャレすることでやる気になるんだよ」
「へぇ〜、そうなんだ。男の私には理解できないな。
そんな時間があったら、もっと練習すればいいのに、プロなんだから」
この意見の相違、たぶんどこまでいっても、平行線。(笑)
しかし、女子プロゴルファーに限らず、私たちにも当てはまる考えとして、
妙に説得力があったので、しぶしぶメモをした。
オシャレもしないで、申し分ない実力があるより、
オシャレもして、そこそこ実力があった方がいいでしょ?
そう訊ねられたら、即答できない私がいた。
女性にとって、オシャレって、魔法のひとつなんだな、きっと。
ちょっとだけ、わかるような気がしてきた。(汗)



2009年09月26日(土)
子どもは退屈だから、セックスをする

映画「JUNO/ジュノ」(ジェイソン・ライトマン監督)から。
16歳の主人公が、同級生とエッチして妊娠。
それ自体は、今の世の中、珍しいことではなくなった。
しかし、その子どもを産んで、欲しがっている夫婦にあげちゃう、
という発想は、ちょっと出来なかった。(汗)
でも、どうしてこんなに若い人たちは、
将来も考えず、妊娠してしまうのだろうか。
私の疑問を解決してくれたのが、この一言。
「子どもは退屈だから、セックスをする」だった。
そうかもしれない・・と思ったから。
昔の子どもは、遊び方は単純だったけれど、
「退屈」ということはなかった気がする。
いつだったか「子どもに『ゆとり』をもたせたら、
ろくなことにならない」・・と言った人がいた。
することなくて、気持ちいいことなら、
「退屈」だからを理由にセックスもするわけだ。
子どもを退屈にさせない方法、真剣に考えてみようっと。



2009年09月25日(金)
育児が「つらい」から「嫌われる」時代へ

ある職員の復命書に添付されていた資料から。
それが「育児が『つらい』から『嫌われる』時代へ」と
書かれたフレーズであった。
育児を「つらい、つらい」と言っていた時代の母親は、
努力していたし、様々な悩みを抱えていた。
それが最近の親は、
育児を「嫌い」と言い始めたり、感じ始めた。
育児が嫌だということは、育児に努力をしなくなる。
そんな内容だった気がする。
正直、育児か嫌いなら、産まなければいいのに・・と思う。
「つらい」と口にしながらも、努力していた親には、
少しでも手を差し伸べたいと思うが、
「私は産む人、育てるのは嫌いだから、他の人がやって」
という親にまで、支援の手を差し伸べる気になれない。
少子化だから・・と国を挙げて「子育て支援」もいいけれど、
日本の国は、どんな親子関係を理想としているのか、
そんな大切な部分がみえてこないので、不安である。
親は「子育ての最高責任者」という自覚だけは、
いつの時代も持ち続けていて欲しいと感じている。



2009年09月24日(木)
V逸の落合監督「見くびるな」

ジャイアンツ、セリーグ3連覇をネタに、マスコミとは違った視点で
気になる一言を書こうとを思っていたら、ネットのトピックスから
「V逸の落合監督『見くびるな』」の文字が目に入ってきた。
11ゲームの大差をつけられ、目の前で胴上げをされたにも関わらず、
「オレがこの状況に手をこまねいていると思うか?見くびるな」と
コメントしたらしい。
CS(クライマックス・シリーズ)を意識しての発言のようだが・・(笑)。
辞典で調べてみると、「みくびる」(見縊る)とは、
軽視する。あなどる。見さげる。「ずいぶん人をみくびったやり方だ」
たいしたことはないとあまく見る。あなどる。見くだす。
「相手チームをみくびって惨敗する」等の意味と例文がある。
春先の「WBC」(ワールド・ベースボール・クラシック)で、
中日ドラゴンズの選手だけは、協力しなかったにもかかわらず、
「WBC」は日本の連覇、「ペナントレース」はジャイアンツの3連覇。
この結果だけでみれば、見くびられても仕方ないと思う。(汗)
勿論、わざわざ相手を刺激するような台詞を口にすることはないし、
「(巨人は)たいしたことない」なんてコメントして負けたチームもあったから。
(「みくびられている」と感じることが、もう弱気ですよ、落合監督)
今、感じていることは、
「ジャイアンツ時代の落合選手、好きだったのになぁ・・残念」

PS.
直前まで「清水・仁志・二岡・高橋(由伸)の気持ちは?」のフレーズが、
気になる一言の一番候補だったのに。これまた残念。
同じネットのトピックス
「『優勝しか知らない』坂本の時代到来」・・これでもよかったなぁ。



2009年09月23日(水)
毛穴まで、ばっちり映りますよ

「ジャイアンツ、セリーグ3連覇おめでとう」の携帯メールを
何通もいただきながら、その頃、私はテレビの取材を受けていた。
連休とはいえ「所長」「館長」の肩書きもいただいているので、
連絡を受けた時間に施設に足を運び、お仕事、お仕事。
地元のテレビ局とはいえ、映像はどうも苦手。
ラジオや新聞の取材なら、緊張しないのに・・といつも思う。
さて、何回でも撮り直しできますから・・と安心させてくれた後、
撮り終えたら「ハイビジョンだから」と前置きをして、
「毛穴まで、ばっちり映りますよ」と付け加えてくれた。(笑)
そう言えば、大型電気量販店に並んでいたテレビの中で、
本当に毛穴まで映っている映像を見て、これは芸能人は大変だ、と
他人事のように思っていたのは、つい最近のこと。
やばいな、顔は朝起きた時に洗っただけだよ、とか
メガネのレンズ、汚れてなかったかなぁ、ヒゲの剃り残し、大丈夫かな、
まさか、鼻毛なんて出てなかったよな、などなどいろいろ気になって、
何を話したかなんか、忘れてしまった。
これからは、街でのインタビューも気楽に受けられないな。
「毛穴まで、ばっちり映りますよ」はプレッシャーだね、一般人には。(汗)



2009年09月22日(火)
ここに入れておいて

連休中、何度かコンビニで買い物をしては、このフレーズを使った。
レジの前にある募金箱に(9円以下の)おつりを寄付しておいて、
という意味である。
使い方は「はい、お会計、691円です」
「(700円渡して、募金箱を指して)おつりは、ここに入れておいて」
ただそれだけ。(レシートも受け取らず、この台詞)
ほんのちょっとのことだけど、なんだか、いいことをした気分になれる。
千円札渡して、おつりは、ここに入れておいて、の方がカッコいいけど、
それじゃ、買い物をするたびに、毎回寄付とはいかなくなる。
いつもいつも続けられることが、私の行動の基本。
どうせ、5円玉と1円玉は、財布から出して貯めておいて、
歳末などの募金に寄付しちゃうのだから、
機会があれば、その場で実行するに限る、と決めている。
それが、私のおすすめ、コンビニでの「ここに入れておいて」運動。(笑)
ファミレス、ミスドでも、募金箱を置いてあるお店があれば、実行する。
しかし、なぜかおつりが4円以下だったら、一度受け取って自分で入れる。
同じ寄付なのに、おかしな心理だな、と思いながら・・。
賛同者、募ります。「9円以下のおつり、ここに入れておいて運動」



2009年09月21日(月)
今のは普通の大人のイライラです

映画「クワィエットルームへようこそ」(松尾スズキ監督)から。
主人公の佐倉明日香役・内田有紀さんの台詞のおかげで、
久しぶりに、面白言葉ネタが溢れた。
記憶の欠如、見知らぬ場所、見知らぬ人たちの中で、
先生(精神科医?)の問診を受けるが、イライラしっぱなし。
その様子を観察して、先生がカルテに書き込もうとする場面。
彼女は、先生の動きを制して、慌ててこう言った。
「今のは普通の大人のイライラです」。(笑った)
このギャグ、どこかで使えそうだ、とメモ。
「てっちゃん お尻触ってもいい?」と突然言い出し、
触ってから「落ちつく〜」と呟くシーンもメモをした。
左遷で三重県に異動することになった、と彼から報告を受け、
彼女が「三重県って何があるの?」と尋ねる。
しばらく時間があいて、「・・・・・・津」と一言。
このタイミングがなんとも言えなく、またまたメモの対象。
ストーリーがストーリーだけに、メモしている私が
おかしくなりそうだったが、こんな映画もたまにはいい。
こんな作品に「俵万智」さんが出演していた。驚いたぁ。



2009年09月20日(日)
無防備な人間ほど面白い

映画「ビルと動物園」(齋藤孝監督)から。
高層ビルの窓拭きシーンから、この物語は始まる。
動物(園)好きの学生アルバイト(主人公)が、
仕事を終えて帰る車の中で先輩と話しをするシーン。
先輩は、高層ビールの外窓から眺めるビル内の様子、
それも無防備な人間ウォッチングが面白い、と言い切る。
まさか、窓の外を掃除している人たちに、
じっくり覗かれているとは気付かない(意識していない)から、
普段見せない行動が出てしまうのだろう。
これって、ビル内だけでなく、私たちの生活でも同じ。
周りを意識している時は、皆を驚かせるような行動をしないが、
一旦、他人の視線を感じなくなると、無防備になることはある。
それが盗聴、覗きをする人にとっては、格好のターゲット、
もちろん、ストーカーまがいの犯罪は、いけないと思うが、
無防備な人間たちのウォッチング、私も興味がある。
飲みすぎて我を忘れてしまう人、これも無防備なんだよ、実は。



2009年09月19日(土)
うれしいね、まちいっぱいの親ごころ。

子どもを生み育てやすい環境づくりを目指す
「こども未来財団」のキャッチコピーである。
もう少し読み込んでみると、嬉しくなる言葉が目に付いた。
□ベビーカー、運びましょうか?(若い男性)
□泣いた子をあやすの、得意なのよ。(主婦)
□何階をご利用ですか?(若い女性)
□僕の代わりに座ってください。(小学生の男の子)
□重い荷物は、まかせとけ!(若い男性)
□ドアの開け閉めは、こっちでやるよ!(飲食店の店主)
( )は絵を見た私の想像であるが・・(笑)
一所懸命、子育てをしている夫婦にとって、
こんなたわいない言葉でさえ、嬉しいのである。
地域で子育てをしなくては・・と危機感を持つよりも、
紹介した言葉などを声掛けしてあげるだけで、
子育て支援をしていることになる、と教えてあげたい。
「うれしいね、まちいっぱいの親ごころ。」
やっぱり「言葉は力」をもっているな。



2009年09月18日(金)
「naoki(ナオキ)」デビュー

あれ?なんの雑誌で見つけたネタだったろうか。
(すみません、情報源不明・・たぶん書籍「ミセス」)
タイトルは「女性のためのスポーツウェア「naoki(ナオキ)」デビュー」
「デザイナー滝沢直己氏が手がける女性のためのスポーツウェアブランド
「naoki(ナオキ)」が今シーズンデビューした。」という記事だった。
スポーツウェアだから、てっきり「NIKE(ナイキ)」だと勘違い。(笑)
自分の早とちりが面白くて、メモをした。
デザイナー滝沢直己さんには、大変失礼いたしました。
それにしても、音として面白くないですか?
「NIKE(ナイキ)」と「naoki(ナオキ)」でウケを狙ったわけではないと思うが、
あまりに、私の笑いのツボにはまったものだから、
誰かがわざと仕掛けたかな?と疑ってしまったくらい。
どんなウェアーなんだろう? ロゴマークは?
とっても、気になる「naoki(ナオキ)」である。



2009年09月17日(木)
自分の女だけは、絶対、整形させない

映画「カンナさん大成功です!」(キム・ヨンファ監督)から。
漫画家・鈴木由美子さんの同名コミック(講談社刊)を
韓国で映画化したラブコメディ、との説明があったが、
実は、その漫画、読んだことがない。
だから、原題「200 Pounds Beauty」を、
邦題「カンナさん大成功です!」と訳し直した訳か・・なるほど。
さて、今回の気になる一言は
全身整形を施し美人に変身した、主人公・カンナの友達の台詞。
「男なんてみんな同じ」と前置きをして、
「自分の女だけは、絶対、整形させない」と力強く言い切った。
たしかに・・と私も頷きながらメモをした。
「女性が整形してでもきれいになりたい、という気持ちは理解できる。
しかし、自分の恋人は別だ」は、男の本音だと思う。
体を傷つけて欲しくない、という気持ちに嘘はない気がする。
「そんなこと言ったって、男は見た目で選ぶでしょ?」の問いには、
この年齢になって、やっと「そんなことないよ」と言い返せるが、
実は、太っている女性が嫌なんじゃなくて、なんでもかんでも
太っていることを言い訳にしている女性が嫌なんだ、感じている。
お笑い芸人、柳原可奈子さんの影響だろうか、嬉しいことに、
最近、見た目は太っていても、性格が明るく可愛い女性が増えた。
美術の世界では、昔からポッチャリがモデルの中心なのになぁ。(笑)



2009年09月16日(水)
2人は対談、3人は鼎談、4人以上は?

昨日、書籍「ミセス」に掲載されていた「鼎談」について書いたら、
「なんて読むんですか?」というメールが届いた。
鼎談(ていだん)とは、
三人が向かい合って話をすること。また、その話。
それに対して、対談とは、向かい合って話し合うこと。
また、ある事柄について二人で話し合うこと。対話。
[類語] としては「会話」。
最近、年を重ねたためか、大勢でワイワイ飲むことより、
3人でゆっくり飲むことが楽しくなってきた。
2人だと、話題が合わないと悪いかなぁ、と妙に緊張するし、
4人だと、話題が2人と2人に分かれしまう可能性がある。
それ以上の複数は、ただ同じ場で飲んでいるだけになってしまう。(汗)
じっくり、ゆっくり時間を過ごすには、やっぱり「鼎談」だな。
そう言えば、私の大好きなテレビ番組「ボクらの時代」は鼎談、
その前の30分番組「はやく起きた朝は」も、
松居直美さん、磯野貴理さん、森尾由美さんの3人が
楽しいおしゃべりを繰り広げる人気トークバラエティで、鼎談。
「司会者2人にゲスト1人」というNHK番組もある。
バランスという意味でも「鼎談」が、一番、落ちつくんだろうなぁ。
さて・・気になる「4人以上」は? 
座談・雑談・余談・フォーラム・ミーティング・ディスカッション。
いろいろ思いついたけど・・誰か教えて。



2009年09月15日(火)
「スローライフ」とは「謙虚に生きる」こと

書籍「ミセス」(文化出版局刊)のワンコーナーを読んで、
私が感じたことを、気になる一言にしてみた。
「命を育む心とは」をテーマに、
料理研究家・辰巳芳子さん、分子生物学者・福岡伸一さん、
倫理神学者・竹内修一さんが鼎談している。
読み応えのある内容に、毎回次号を楽しみにしていたが、
最終回となる3回目に導きだされた言葉は「謙虚」だった。
以前「スローライフ」とは「ゆっくり生きる」ことではなく、
「ていねいに生きる」ことだと理解して、
今までに何度も、この「気になる一言」で紹介してきたが、
その中心には「謙虚に生きる」という意味が含まれていることに
気付かされた。
私たちが生きるためにしている「食べる」という行為は
「ほかのいのちと自分のいのちを交換しているということにほかなりません」
福岡さんは、きっぱり言い切っている。
この鼎談を読み続けて私が感じたことは、
食べることだけではなく、あらゆる物・事に対して
「謙虚」に接する事が出来たら、どんなに素晴らしいだろう、ということ。
素人ゴルフも「謙虚」にプレイできればいいんだけどなぁ。(汗)



2009年09月14日(月)
イチローだったら、どう考えるのか

「米大リーグ・9年連続200本安打」は、イチローなら当然・・と感じていた。
実は、数年前から時間を見つけては、彼に関する書籍を読み漁っている。
しかし、なかなかこの「気になる一言」に登場しない。
なぜか・・紹介したいフレーズが多くて、1つにしぼれないからだ。
私の関心は、大リーガーとしての彼の成績よりも、
そのために全てを費やしている彼の考え方、生活のサイクルなど、
小市民の私たちでも、その気になればできることばかりである。
今までにも、迷い、悩んだ時「イチローだったら、どう考えるのか」と考え、
その不安や恐れを乗り切ったことが何度かある。
その頃のお礼を込めて「気になる一言」として残すことにした。
この大記録に関して、実は、もうひとつ感じたことがある。
TBSアナウンサーという経歴にも関わらず、ほとんどメディアに登場しない、
妻・弓子さんの存在である。
今回の大記録の影には、彼の最大の理解者であり、
そして強力なサポーターでもある彼女の存在が大きい、と私は思う。
世の奥様方、自分の旦那さんとイチローを比べる前に、
是非、自分と弓子夫人を比べて欲しい。(笑)
今回の記録を話題に「夫婦」という切り口で語り合うことをお勧めする。
夫婦は「0.5+0.5=1」ではなく「1+1=3」という数式が理解できるから。



2009年09月13日(日)
どないしたん? なんかあったん?

映画「大阪ハムレット」(光石富士朗監督)から。
「関西弁」というそんな方言はない、と怒られたので、
あえて「大阪弁」と表現しようと思うが、
聞きなれないフレーズとリズムが、私のメモ対象になる。
しかし、その場で気になったメモは溢れたのに、
もう一度、読み直してみたら、普通の会話だった、という
ケースのなんて多いことか。(笑)
「どうしたの? なにかあったの?」が
「どないしたん? なんかあったん?」に変わっただけで、
面白い・・と私の脳が反応してしまう。
自分の住む街を「しょ〜もない 街やなぁ」と愚痴り、
「この街の唯一ええとこや。
こんなことしても、ちっとも恥ずかしくないなぁ」と、
駅のホームでおんぶしてもらいながら、この街を評価する。
東京は「ベタベタせぇへんし、オシャレな街」やけど、
やっぱ「大阪すきやねん」なんだなぁ。
部屋には、当然のように堂々と貼ってある
「2003.9.15 阪神タイガース優勝のポスター」や
「赤星」「今岡」と書かれたタオル(手ぬぐい?)の存在感。
「大阪人」以外でも「大阪」が好きになる映画かもしれない。
元気のない人を見つけたら、誰にでも声を掛けそうなんだもの。
「どないしたん? なんかあったん?」って。

PS.
物語としては「釈尚然」(間寛平さんの戒名)が気になる。
きっと、何か意味があるはずなんだよなぁ。



2009年09月12日(土)
気になる一言・100,000ヒット達成

手垢のついた表現かもしれないが、恥ずかしながら、
このヒット数だけは、自分を自分で誉めてあげたい・・と思う。
初日の書き込みは、なんと2001年01月18日(木) (約8年半前)、
(日本人の平均寿命が伸びたのは)「昔はトイレとお風呂が外にあったから」
あっという間のような気がしてならない。
同じ内容を「メルマガ」で毎日配信、「mixi」にコピペするようになってから、
直接「しもさんの『気になる一言』サイト」を訪れる人は激減した。
それは仕方がないことだが、それでも一切「画像」を貼ることもなく、
文字だけで100,000ヒットは、私の生きた証しに違いない。
今では多くの人が、自分の探したい言葉の検索をしてるうちに、
なぜか私のサイトを訪れてくれる。
どうやら「気になる一言」の各1ヶ月分が、検索で引っかかるようだ。
彼らの探したい単語は、私の1ヶ月分の日記を読まなければならない。(笑)
どうして、こんなことになっているのか、私にはわからないが、
今流行のブログではなく、単なる日記サイトだからだろうか?
それでも訪れてくれる方のために、情報源はなるべく記し、
辞典で、その意味を調べたりすることは、惜しまないつもり。
これからも、読者の会話・挨拶・講演などの参考になれば・・と思う。
とりあえず、読者の叱咤激励を受けながら、
「文字」だけにこだわり、ここまで続けてこれたことに感謝したい。
次は、イチローの3000本安打に対抗して、メルマガ3000号発行。
今日が「2886号」。あと114日かかることになる。新年早々だな。(汗)



2009年09月11日(金)
最近の講演会は、写真撮影が難しい(汗)

私の、つぶやきである。
先日仕事で、ある講演会の写真撮影を頼まれた。
久しぶりの写真撮影に、広報担当時代のノウハウを駆使し・・と
張り切っていたら、撃沈した。(汗)
最近の講演会といえば、(講師にもよるが・・)
パワーポイント等、プレゼンテーションソフトを利用し、
資料作りや、画面展開にも工夫され、わかりやすくなった。
しかし、取材泣かせにもなったことも事実である。
と、いうのは、取材側は講師の正面写真を撮影したいのに、
講師は、拡大画像を向いて話すことが増え、
なかなか、シャッターチャンスに恵まれないことになる。
尚且つ、部屋はやや薄暗く、全体の雰囲気がわかりにくい。
さらに、渡されたのは、ハンディタイプのデジカメ。
私が数年前に広報を担当し始めた頃、
デジカメはまだ画素数も荒く、フィルムカメラの補助程度で、
ファインダーを覗いて、シャッターを切ったが、
今のデジカメは、ファインダーもついておらず、
液晶画面を見ながらの撮影となった。
便利になったといえば便利になったけれど、
カメラがうまく固定できない気がするのは私だけだろうか。
手ぶれ防止機能もついているんだけどなぁ。
「最近の講演会は、写真撮影が難しい」(汗)



2009年09月10日(木)
誰だって温もりがなきゃ、凍えて死んでしまうのに

映画「ICHI」(曽利文彦監督)から。
映画の冒頭で、主人公・市(いち)が言い放つ
「なに斬るかわかんないよ、見えないんだからさ」のフレーズは、
勿論インパクトあるのだが、それでは芸がない。(笑)
私が選んだのは、ある場面、先輩の瞽女が口にした台詞。
「別に色恋で男が欲しいわけじゃない」と男に抱かれる前に呟く。
なんだ、言い訳か・・と思いきや、それに続けてしんみりと語る。
「誰だって温もりがなきゃ、凍えて死んでしまうのに」
ちょっとグッときてしまった。
目が見えないというハンデを理由にしたわけではない。
いつの時代だって、どこの国に住んでいたって、
人間なんだから、ぬくもりが欲しい。
異性のあったかい人肌、というリアルなものではなく、
心の温もりでも同じ気がするこの感覚は、大切にしたいと思う。

PS.
主演の綾瀬はるかさん、好きな女優なんだけど、
眉の手入れ、口紅だけはつけていて、ちょっと不自然だったかな(笑)



2009年09月09日(水)
「運」は、時に、宇宙飛行士、最大の武器

映画「宇宙(そら)へ。」(リチャード・デイル監督)から。
ちょっと期待しすぎたのか、内容的には不満が残るが、
「1958年のNASA設立から50年」という
人間で言えば、自分史的なドキュメンタリーと理解すれば、
こんなものかな・・と思う。
それは、私が1958年生まれだったからかもしれない。
そう、自分の50年(51年)を振り返ると、
なぜか節目節目で「宇宙開発」が、インパクトを与えていた。
小学校高学年、好奇心旺盛の時期に、アポロが月に着陸し、
大阪万博で何時間も並んで「月の石」を観た。
その衝撃が、高校の時に「天文部」へ入部させ、
就職してからの「日本宇宙少年団」リーダー参加へと繋がっている。
「ランデブー」「ドッキング」なんて単語は、
この宇宙開発の過程で覚えたためか、今でもワクワクする。
当初のロケット打ち上げは、(ロシアンルーレット並の)5回に1度の失敗。
打ち上げに成功するのは、理屈では証明できない不確かな「運」だけど、
だからこそ、作品の中で何度か繰り返される、この台詞が存在感を示す。
「『運』は、時に、宇宙飛行士、最大の武器」。

PS.
自分史なら、ライバル「ソ連」のことにも触れて欲しかったな。
現代の技術では「月着陸」が出来ない、という話を裏付けるように、
NASAの月再訪計画が見直しされることとなったらしい。
アメリカは、本当に「月」に行ったのだろうか?(汗)




2009年09月08日(火)
ああみえても、しもさん、女性だからね

先日のトールペイント体験。
貝殻に描いた図案は、ピンクの花柄と緑の葉っぱ。
以前、成川美術館で耳にした
「白を混ぜると優しい感じになる」を実践してみようと、
いろいろな色塗りで、白を混ぜてみたら、
確かに、優しい感じになった。
線も、絵筆の後ろを使いながら、工夫してみたら、
繊細な線も描けて、周りの女性から、
「しもさんの方が、女らしい」と評価を受けてしまった。
その会話を耳にしていた他の女性が、笑いながら一言。
「ああみえても、しもさん、女性だからね」(汗)
それって、褒め言葉だよね・・と自問自答しながらも、
「働く女性の会」に参加させていただいているのも、
そんな雰囲気のためなんだろうなぁ、と納得した。
2次会の飲み会でも、女性ならではの話題を傍で耳にしながら、
楽しい時間を過ごさせていただいた。
さすがに「自分の谷間を見てみたい」の話題には、
なんと反応していいのか迷ったけれど、
「いやいや、男性はそんなこと、気にしてないよ」と
アドバイスするのがやっと。(笑)
これからも、この雰囲気をプラスに考えて、
いろいろ経験しちゃおうっと。



2009年09月07日(月)
小粋で洗練された色、茶色

書籍「ミセス」のワンコーナー、(何月号か忘れました。(汗))
たしか・・宝石を巡るお話(文・岩田裕子さん)から。
タイトルは「ブラウンの魅力」。
ブラウン・ダイアモンドについて書かれたエッセイであるが、
冒頭、ブラウンについて、こう表現している。
「黄と赤を混ぜると、茶色ですが、緑と赤でも、
オレンジと青を混ぜても茶色になります。
それだけにプラウンの色は数え切れないほど存在します」と。
今更ながら、ほんとだぁ・・と関心した。
さらに「茶色にもっとも価値を見いだしたのは、江戸時代の日本人でした」。
団十郎茶から狐色、駱駝色、胡桃色・・「原色の華やかさを野暮と嫌い、
複雑な色味をもつ茶色を、小粋で洗練された色と好んだのでした」と続く。
最近、色に興味関心が出てきた私にとって、メモに値するフレーズだった。
実は、私も「茶色」(ブラウン)が大好きな色のひとつ。
焦茶色、キャラメル色、コーヒー色・・すべて「茶色」である。
これからも、色に関する話題を、こまめに拾っていこうと思う。

PS.おまけ
中学生の頃「Mr.brown」を「茶さん」と訳して、笑われたことがあったなぁ。
「加藤茶」は、色でありませんが、日本人には人気がある。



2009年09月06日(日)
「HACHI ただいま」「HACHI 元気だった?」

映画「HACHI 約束の犬」(ラッセ・ハルストレム監督)から。
犬好きの私には、大満足の作品だったし、メモも溢れた。
「お前がしゃべれたら、話が聞けたのに・・そう思うだろ?」とか
「八は、天に昇って地に下りるという意味がある」、
「驚いたよ こいつ ヤンキースのファンだ」、
そして「ハチ 手紙だよ 子どもが餌をやってくれって」・・
しかし、今回私がピックアップした台詞は、
たぶん、字幕でも出てこない台詞。(今回観たのは、吹き替え版)
俳優以外の人たち(たぶんエキストラの人たち)が、
アメリカ郊外のベッドリッジ駅で「HACHI」を見つけては、
声を掛ける台詞、それも聞き取れないくらい、小さな挨拶。
それが「HACHI ただいま」「HACHI 元気だった?」。
主人公のパーカー・ウィルソン教授以外にも、
HACHIのお陰で、心が和んだ人たちが大勢いたことが嬉しかった。
ほとんどの住民が「HACHI」を受け入れていたことがわかる。
映画と知りながら、私もこの街に住み、この駅を利用し、
夕方5時過ぎ「HACHI ただいま」「HACHI 元気だった?」と
駅の出口から声を掛けたい、そんな気分になった。
犬好きは、観ないほうがいいかな、絶対、泣くから・・(汗)。

PS.
映画に影響されやすいのか、明日から、我が家の愛犬「ジェイク」に
(15歳のミニチュア・ダックスフント)声をかける機会が増える。(笑)
「JAKE ただいま」「JAKE 元気だった?」・・彼は何も知らずに、
シッポを思いっきりふりながら、飛びかかってくるに違いない。



2009年09月05日(土)
「成人式の国歌斉唱」と「敬老会の国歌斉唱」

1度に収容できる施設がないから、わが町の敬老会は午前・午後の二部制。
年々増えていく高齢者に対し、少しばかりの楽しみが敬老会だ。
成人式と同様に、自治体の特色がでるイベントと言えそうである。
さて、今回の気になる一言は、私の驚きを比較してみた。
似ている箇所は、(どの世代にも)わがままな人たちがいるってこと。(笑)
違いは「国歌斉唱」の様子。
人数の違いはあるかもしれないが、成人式の国歌斉唱は、軽い。
意味もわからず、さらには歌詞も覚えていない若者も多い。
それに比べて、敬老会の国歌斉唱は、全員が起立して、国旗を見つめ、
微動だにせず「君が代」を口にしている。
その音の広がりというか、言葉の重さが感じられた、国歌斉唱である。
私は「君が代」が好きなので、そう思うのかもしれないが、
年に一度は、高齢者の歌う「君が代」を聞くのも悪くないな、と感じた。
「君が代」は国歌ではない、とか、卒業式には歌わない・・とか、
そういった、議論としてのレベルではなく、
「日の丸」「君が代」に、自分の青春と重ね合わせ、
思いを込めて歌う高齢者の生の声に耳を傾けてみよう、と思っただけである。
出来るなら、両会場で聞き比べて欲しい。
「成人式の国歌斉唱」と「敬老会の国歌斉唱」を。



2009年09月04日(金)
悩んだ時に戻る場所をつくること

女子プロゴルファー、有村智恵さんの台詞。
何かのインタビューを受けての答えだった気がする。
好調の要因を訊かれた時、
「今年の課題は・・」と前置きをして、
「悩んだ時に戻る場所をつくること」と言い切った。
それがうまくいっているので、好調なのかな?と
八重歯を覗かせて、笑ってみせた。
詳しくは説明してくれなかったが、なるほど、
そういう自分のリズムの作り方があるんだな、とメモをした。
悩んだ時に、戻る場所がないと、路頭に迷う。
自分の今いる居場所が認識できないと、
どの方向へ進めばいいのか、それさえわからない。
だから、人間には戻る場所が必要なのかもしれない。
いつだったか「迷ったら、振り出しに戻ってみる」と
教えてもらったことがある。
そうそう、迷ったまま、前に進まないことだな。(汗)



2009年09月03日(木)
(愛してるなんて)女性相手になんか言えるか 

映画「近距離恋愛」(ポール・ウェイランド監督)から。
まぁ、実際にはありえないような、恋人以上なのに友達だ、
と言い切る、男女の設定に無理がある気はするが・・。(笑)
それは置いといて・・
女性にもてるが「愛してる」とか「結婚しよう」とは
絶対に口にしない男性が、犬などペットには、
頬ずりしながら「愛してるよ」を連発するから、
相手の女性は不満だらけとなる。
「どうして、愛してるって言ってくれないの?」の問いに
男性は、犬を抱きしめながら呟く。
「女性相手になんか言えるか」と。
本当は、言いたいけれど、照れで言っているのか、
口にしたら最後、女性は、自分の男のように急に変わるから、
という意味なのか、私にはわかりにくかった。
最後は、結婚式をめちゃくちゃにして、新婦の女性を奪う物語。
映画「卒業」(サウンド・オブ・サイレンス)を彷彿させたが、
本当に「好き」という感情だけで結婚して後悔しない?と、
スクリーンの中の彼女に向かって叫びたくなった作品だった。
もうちょっと、なんとかならないかなぁ・・。(ぼそっ)



2009年09月02日(水)
今晩は独身貴族・・だから、羽を伸ばせない(笑)

今朝から、明日の晩まで、なんと独身貴族。(汗)
なんと私の一番身近な女性陣(妻・娘・母・妹)の4人組で、
富山県「越中八尾おわら風の盆」の旅行に出かけているから・・。
こういう日は、昔から「羽(はね)を伸ばす」という表現が使われる。
辞書で意味を調べると、
・束縛するものがなくなって、のびのびと自由に振る舞う。
「休暇をとって羽を伸ばす」
・抑えられた状態から解放されて、のびのびと振る舞う。
「久しぶりに羽を伸ばす」などの使い方が、一般のようだ。
しかし、私の場合は、なぜかまるで逆。
こういう日は、残業もせず、早く帰宅しなければならない。(笑)
一番の原因は、高齢になった愛犬ジェイクの世話。
定刻の午後6時には、夕飯を用意しないと、いつまでも吠えまくる。
午後8時には、ウンコをしたから片付けてくれ、と吠え、
そして、9時過ぎには、もう寝よう・・とまたまた催促する。
この間に、私も夕食をとり風呂に入り、こうして「気になる一言」を書く。
分刻みのスケジュールが、あっという間に過ぎていった。
こいつ、もうボケているから、午前1時には「朝飯」の催促をするんだ。
「女性陣、今頃、楽しんでいるかな?」と考えながら、もう寝ようっと。



2009年09月01日(火)
「そう、この1Q84年に」「1Q84?」

書籍「村上春樹「1Q84」をどう読むか」(河出書房新社刊・222頁)から。
200万部のベストセラーで話題になった「1Q84」の読み方を、
延べ35人が、徹底して批評している。
1000頁に及ぶ「1Q84」は、一気に読み終えたが、
200頁とちょっとのこの本は、読み終えるのに、予想外に手こずった。(汗)
1冊の作品を、こんなに深く考えなければいけないのか・・と
気になるフレーズばかりメモしていた私の読み方を反省した。
ただ嬉しいことに、私が気になったシーンを取り上げていた人がいた。
アメリカ文学を研究している「小澤英実」さんである。
さきがけのリーダーと青豆の対面の場面。(もう少し詳しく書くと・・)
>「・・君たちは入るべくしてこの世界に足を踏み入れたのだ。(略)」
>「この世界に足を踏み入れた?」
>「そう、この1Q84年に」
>「1Q84?」と青豆は言った。(略)・・それは、私の作った言葉じゃないか。
この場面、文字で読んだから「1984年」と「「1Q84」の違いがわかるけれど、
会話では、わからないのでは?と疑問をもっていたので・・。
(そもそも日本人の場合、千九百八十四年・・って言うと思うんだけど・・・)
ついでに・・この書籍の英訳が表紙に
「HOW TO READ ichi-kew-hachi-yon」(「1Q84」をどう読むか」)
なにか違和感が残ったタイトルであった。
本当に、200万人が読んだのだろうか・・そっちのほうが気にかかる。