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2009年01月31日(土)
研ぎ澄まされた線描の美しさ・小林古径

地元・三島市の佐野美術館で、
日本画家、小林古径(こけい)の企画展が開催されている。
ちらしの絵「琴」を見る限り、古めかしい絵だな、と
正直、鑑賞を迷ったくらいだが、彼の作品を観た途端、
その想いは、吹っ飛んでしまった。
最近、油彩の洋画ばかり観ていたからか、
写生を大切にした彼独特の線描の美しさに何度も足を留めた。
新潟県上越市に生まれ、明治・大正・昭和と生き抜き、
私の生まれる1年前、昭和32年に他界しているが、
今でも、観た人を惹き付ける何かを持っていると感じる。
気になる一言は、私があとで思い出しやすいように、
いろいろな評価から選んだもの。
「研ぎ澄まされた線描の美しさ・小林古径」
こうやって、ワンフレーズで画家を覚えていくのも楽しい。
今年は、このワンフレーズが溜まっていくのかと思うと、
これまた、2009年の年末が楽しみになってきた。



2009年01月30日(金)
顔、ちっちゃいですねぇ

毎年恒例の、1月下旬の「人間ドック」。
1年間の自分の健康管理を評価される日、と理解している。
「去年、こんな目標立てましたけど、実行してますか?」と
問診され、シドロモドロになる場面も・・・。(笑)
さて今回は、眼圧検査での検査技師さんの一言。
目の位置を測定機器に合わせるため、顔の大きさにより、
事前に高さを調整するらしいのだが、私の順番になったら、
顎をのせる位置がだいぶ高くなったようだ。
ぼそっと、私に聞こえるか聞こえないか、くらいの声で呟いた。
「顔、ちっちゃいですねぇ」
先ほどの「眼底検査」でも、高さを調節するのに時間を要した。
まぁ、コンプレックスとまではいかないけれど、
顔が小さく、まん丸の形というのは、気になっていたのは事実。
夕日を浴びて、友だちの頭の影は長く伸びるのに、
なぜ私の影だけは、地球や満月のようにみたいにまん丸なのか、
小さいながらに、悩んだものだ。(汗)
不思議なもので、友人知人に言われても気にならなかった事が、
検査技師さんに言われると、意外と気になる。
小さいところ・・まだあるんです・・・・そう、あそこ。
あぁ、足ですよ、足。これまた小さく、24.5〜25センチです。



2009年01月29日(木)
「ちゃんぶるー」には、迎え入れるという意味がある

映画「ゴーヤーちゃんぷるー」(松島哲也監督)から。
タイトルの一部になっている「ちゃんぶるー」は、
以前「混ぜこぜにする」という意味があることを書いた。
しかし「かき回す」という意味の「カチャーシー」と
イメージが似ていて、なかなか納得のいく理解が出来なかった。
野菜や豆腐に限らず、様々な材料を一緒にして炒め、
「ゴーヤーチャンプルー」「タマナーチャンプルー」などのように
主な材料の名を冠して呼ばれることが多いことは、誰もが知っている。
今回の一言は、物語と合わせて涙が出そうな定義だった。
母役の風吹ジュンさんと娘役の多部未華子さんが、料理するシーン。
2歳の時に置いていかれた娘が訊く。
「ゴーヤーチャンプルーって何でもありだね、
何でもいれてジャーって炒めて、ちゃんぶるーって、どういう意味?」
やっと逢えた嬉しさを隠せない母が答える。
「ゴーヤーだけでは苦くてとても食べれないけれど、
そこにいろいろなものを迎え入れて炒めると、おいしい味になるんだよ。
ちゃんぶるーには、迎え入れるって優しい気持ちがあるわけさぁ」
このシーンは、正直泣けた。
今度「ゴーヤーチャンプルー」食べる時、しみじみ噛みしめようっと・・。
何でも迎え入れるという、優しい気持ちになれたらいいな。



2009年01月28日(水)
○○が「喜ぶ」と・・

以前、書籍「日本の歳時記」を眺めていたら、
食用の釣りを対象として、人気が高い
海岸近くに生息する魚「鱚」(キス)が紹介されていた。
私が気になったのは「鱚」という漢字。
魚が喜ぶ、と書いて「鱚」。人が喜ぶ、と書いて「僖」。
そして、女が喜ぶ、と書いて「嬉」。
男は単純だから、女が喜ぶ、と「嬉」しい。
漢字源辞書では「よろこぶ、にこにこする、うれしがる」
喜ぶの上の部分は、「とう」と読み、台のついた器に、
うずたかく食物を盛って、飾りをつけたさま。
喜ぶは、その「とう」+「口」。
ご馳走を供え、または音楽を奏してよろこぶことを示すらしい。
もし、男が喜ぶと書いたら「男喜」なんと読むんだろう。
いっぱいありすぎるのか、はたまた何にもないのか、
う〜ん、難しい。



2009年01月27日(火)
今日から占いはA型でお願いします

私の周りには、なぜか大人になってから、
血液型が違っています、と言われた人が数人いる。
小さい頃からの思い込みと、それ以後、献血でもしない限り、
自分の血液型を確認する機会がないからだ。
もちろん、健康診断などの結果表にも表記されるけれど、
コレステロールや脂肪の数値は気にかけても、
血液型までは、毎度確認することは少ないだろう。
30歳近くになって、信じていた血液型と違ったことを知り、
「今までの血液型の相性占いは、なんだったのか?」と
思いたくなる気持ちもわかる。
しかし、それを察してか、担当医はさらっとこう言ったらしい。
「今日から占いはA型でお願いします」
子どもの頃から調べてない人、一度、血液型を疑って欲しい。
もし違っていたら、人生変わるかも・・。



2009年01月26日(月)
廊下にさりげなく「牧進」「木村圭吾」「片岡珠子」作品

先週の金曜日、仕事を終えてから集合して、毎年恒例の新年会。
場所も、これまた恒例の「ホテル サンバレー伊豆長岡」。
日本画が、ロピーを始め、廊下、各部屋に飾られている。
今までも気にはなっていたが、
どうせ有名な人の絵じゃないだろうと「チラ見」で通過していた。
今年は、絵画・・と勉強した訳じゃないけれど、
「あれ?もしかしたら、この絵は・・」と近寄ると、超有名人の絵。
箱根の成川美術館で観た「牧進」さん。
先日も横浜美術館で観たばかりの「片岡珠子」さん。
そして、桜の絵で有名な「木村圭吾」さん。(木村圭吾美術館あり)
そんな彼らの作品が、さりげなく廊下に飾ってあるのには驚いた。
美術館巡りもいいけれど、宿泊したホテルの廊下に飾ってある絵にも、
素晴らしいものが多いことに気がついた。
もしかしたら、そんじょそこらの美術館より所蔵数も多い気がする。
宴会して、お風呂に入って、リラックス・・もいいけれど、
泊まった私たちに、美術の知識があるかないかで、
ホテルの楽しみ方がぐっと違ってくることを知らされた。
ホテル所蔵の美術・工芸マップ、調べてみる価値がありそうだ。




2009年01月25日(日)
「情報」の差が「支援」の差になる

休日だというのに講演会?・・ではなく、
休日だからこそ参加できる講演会(セミナー)があり、是非にと参加した。
静岡県総合教育センター主催「特別支援教育県民セミナー」
講師は「NPO法人えじそんくらぶ代表・高山恵子さん」
演題は「発達障害の理解と支援。
〜子どもの可能性を最大限に伸ばすために〜」
どこかで聞き覚えのある声、肩書き、名前・・と考えていたら、
先日紹介した、NHK番組「ETV50」
「子どもサポートネット・親と子を支えるために」に出演していた
女性だったことに気がついて、嬉しくなった。
約2時間半の講演会、当然のように私のメモは増えたが、
内容については、また少しずつでも紹介したいと思う。
気になる一言は、彼女の口から発せられた私へのヒントと受け止めたい。
昨今「特別支援」を始めとした「子育て支援」と呼ばれる分野は、
地域によって格差が生じていると感じていたが、その理由の1つがこれだと思う。
「『情報』の差が『支援』の差になる」
さらに「『研修』の差が『支援』の差になる」とも言っていた。
他の自治体と争って最先端を行く必要はないが、私たちの勉強不足(情報不足)で、
的確な支援が出来なくなることだけは避けたいと思う。
落ち込んでいた先週を跳ね返すきっかけとなる講演会であった。
この講演会も私にとっては貴重な「情報」の1つである。



2009年01月24日(土)
大人って手が掛かるんですねぇ

いつだったかなぁ、たぶん、以前紹介した
三谷幸喜さんと、佐藤浩市さんの会話だったと思う。
たしか「クリームソーダ」の話題のあとだった。
同席した女優の吹石一恵さんが、
「ウーロン茶、氷なしで」と注文したのも面白かったが、
やはり、男二人が、かき氷を頼む時は、
「アズキ、抹茶、練乳(ミルク)に決まっている」と
またまた、二人が意気投合したシーンが忘れられない。
私の場合「金時ミルク」と注文することが多い。
それを横で見ていた彼女、
こんなことで、よく盛り上がるよなぁ、という顔をしながら、
「大人って手が掛かるんですねぇ」と呟いた。
そうなんだよ、こだわる男たちは、手が掛かるんだよ、と思う。
あなたの周りには、いませんか?
手が掛かる大人って、付き合ってみると面白い人たちばかり。
若者は、今からでも手が掛かる大人を目指して欲しい。



2009年01月23日(金)
あんたは、撮られていたのよ

映画「LOOK」(アダム・リフキン監督)から。
アメリカでは、9.11事件以来、監視カメラが増えたらしい。
平均的アメリカ人が録画されている回数、1日200回。
全米300万台の監視カメラが捉えたシーンの連続だった。
女子高生の猛烈な誘惑を断り続けた高校教師が、
一度だけ心が迷い、学校の駐車場の車の中で、誘いを受けた。
先生に誘われ犯された、という彼女の証言は、
監視カメラの画像で、嘘だと立証できたけれど、
逆に、そのカメラの画像で、未成年に対する性行為という犯罪が
確定してしまうこととなった。
それを知った妻が、夫に向かって吐き捨てた台詞が、
「あんたは、撮られていたのよ」であった。
「あなたも、見られていたのよ」ではなく「撮られていたのよ」。
「 誘惑されても、大人ならとどまるべき」「楽しんだ代償」と、
出産間近な妻に軽蔑された高校教師の夫に弁解の余地はないのか。
確かに、カメラに写った画像に嘘はないけれど、
その前後の状況は、録画されていない。
もしかしたら、映画を観ている私も「撮られている」かも・・と思い、
館内を見渡してしまった。(笑)
もしかしたら、ホラーや殺人事件より、怖いことかもしれない。
全て、監視されているなんて・・・安全安心を追求し過ぎた結果だろう。



2009年01月22日(木)
女性の「イヤ」六段活用

松の木小唄の三番の歌詞、
「いやいやいやよと首を振る ホントにいやかと思ったら
いやよいやにも裏がある 捨てちゃいやよとすがりつく」
そんなフレーズを思い出したのが、
元AV女優の夏目ナナさんが実演して聞かせた、女性の「イヤ」。
これには、けっこう笑えた。
女性の「イヤ」には、いくつもの意味があるという。
男は、それを聞き分けなければいけないらしい。
第1段階は、本当に嫌な場合の「イヤ」
第2段階は、「イヤ」がちょっと可愛くなるらしい。
第3段階は、第2段階より声が高くなる「イヤ」
第4段階は、吐息が漏れる感じの「イヤ」
第5段階は、「イヤ」に泣きが入る
そして、第6段階は、絶頂の声「イヤ〜」(汗)
この話題、やっぱり「セクハラだよなぁ」と思いつつ、
しもネタを楽しみにしている読者もいるからなぁ。
木曜日だけは、ときどき人格が変わります。お許しください。



2009年01月21日(水)
ペットのげんきは、家族のげんき

先週の椎間板ヘルニアの後、突発性の胃拡張を併発して、
そのまま先週の火曜日に緊急入院した、愛犬、ジェイク。
昨日、先生のお許しがあり、やっと退院したものの、
その間の一週間は、なんだか私も元気がなかった気がする。
気になる一言は、入院・治療の支払いを済まそうと待っていたら、
「ワクチン接種」をすすめるパンフレットに書かれていた、
キャッチコピーである。
「ペットのげんきは、家族のげんき」
ホント、その通りだよなぁ、と思わずメモをした。
淋しいといっては吠え、糞・尿をしたといっては吠えて知らせる。
また、遊んで欲しくては吠え、お腹が空いたといっては吠える。
時には、うるさいなぁ、ちょっと静かにしてくれ、と思う時もあったが、
その鳴き声が聞こえない一週間の淋しさは、予想外に辛かった。
今また、以前と同じように、いろいろな催促の鳴き声が聞こえ始めたら、
私もだんだん元気になってきた気がする。
病院に張られたポスターには「一生、いっしょ」と書かれてある。
本音は「ペット」ではなく、もう完全に「家族」の一員。
16年目を迎えた我が家の長男であり、なぜか最長老でもある。



2009年01月20日(火)
水金地火木天丼まいう〜

小さい頃から、ダジャレばかり考えていたと言う、
お笑い芸人、ほんじゃまかの石塚さん。
東京浅草の、美味しいお店紹介の番組だったと思う。
天丼を食べた時、さらっと口についたフレーズがこれ。
「水金地火木天丼まいう〜」
上手い・・と思わずメモをした。
彼のダジャレには、なぜかリズムがあり、覚えやすい。
だからこそ、すぐに口から出るのだと思う。
私たちが学生の頃、リズムで覚えた「水金地火木土天海冥」。
これをダジャレに使うから、なかなか忘れない。
今度、天丼を食べた時、このフレーズ使お〜うっと、
そう思わせるセンスがある気がする。
「駄洒落」とは「つまらないしゃれ、まずいしゃれ」と
辞書にあるが、口にした天丼の上手さを伝えるのには、
手垢のついた表現よりも、私には伝わってきた。
あぁ〜、早くこのフレーズ使いたいなぁ。
でも「天麩羅」じゃ駄目なんだよ。「天丼」でなくちゃ。



2009年01月19日(月)
インフルエンザじゃなくても、私たちのやることは同じです

映画「感染列島」(瀬々敬久監督)から。
今、世界中で準備を始めている「新型インフルエンザ」対策。
ほんの数日前、我が職場でも全職員を対象に
「新型インフルエンザ研修会」を開催したので、記憶に新しい。
驚いたことは、私たちが先日習った内容が、ほとんど網羅されていた。
感染者想定が、2,500万人・うち死亡64万人などの数字、
先行的なワクチンを3000万人分用意してあること、
ワクチンを作るのに6ヶ月かかる・・などの知識も含め、
少し形を変えれば「新型インフルエンザ」の講習に使えるなぁ・・と
真剣に思えるほどの情報である。
今回の台詞は、WHOから派遣されてきた、
メディカルオフィサー小林栄子(檀れいさん)が、
「新型インフルエンザ」ではなく「別の新種のウィルス」だったことで、
切れかかった医師に対して、一喝したフレーズである。
「インフルエンザじゃなくても、私たちのやることは同じです」
日本人は、ガイドラインに沿って行動することが出来るが、
少しでも外れると、なかなか応用がきかない人種なのかもしれない。
なかなか、緊張感のあるいい台詞だと思う。
なかなか時間がとれず「新型インフルエンザ」の勉強ができない人には、
是非、おすすめの1本である。
観る前に、ちょっと勉強していくと、もっと効果的に理解できる作品。
こんな映画の楽しみ方も、たまにはいい。



2009年01月18日(日)
本当に全部、気になる一言は書いたのですか?

素朴な質問のメールが届いた。
「しもさんは、昨年154本、映画を観たそうですが、
本当に全部、気になる一言は書いたのですか?」という内容だった。
そうか、そう言えば、全部はアップしてないなぁ、と反省。
実は、1年の半分くらいが映画ネタ、という訳にもいかず、
「eiga.com」(http://eiga.com/)というサイトの
「映画レビュー」コーナーに、全て納めてある。(笑)
ただ、観た映画の記録を残そうと、レビューを繰り返していたら、
なんと「ランキング2位」にまで達してしまった。
1位を目指している訳でもないし、映画ファンにとっては、
作品の中の台詞を紹介しているだけの「ネタばれ」レビューなので、
申し訳ないと思っているが、写真付きの管理が出来るので、本人は大満足。
今までの鑑賞作品も、少しずつアップし始めたし、
これから観る作品も、必ずアップしていく予定だから、
私の「気になる一言(映画編)」は、ここで確認していただけたら・・と思う。
最近は、昨年観た映画の予告編を、もう一度見直してみる楽しみを知った。
また、観た映画をエクセルで一覧表にして眺めてみるだけで楽しい。
映画の主題曲をパソコンからダウンロードして、iPodで楽しむこともある。
映画って、いくらでも違った楽しみ方が出来る気がする。
一粒で何度でも美味しいのが「映画」だよなぁ。



2009年01月17日(土)
体重計は「体重計測機器」の略?

久しぶりに見た、テレビのクイズ番組、三択問題。
「測る・計る・量る」・・体重を「はかる」は?
重さを調べるのだから「量る」と思ったが、
ちょっとまてよ、「体重計」って言うよなぁ、と自信がなくなった。
「体重だけは計る」を使うのかなぁ、とか、実は迷った。
基本的に「はかる」の使い分けは、
「計る」物の数を数える・・「時間を計る」
「量る」重さやかさ(量)を調べる・・「体重を量る」
「測る」長さや高さを調べる・・「距離を測る」「面積を測る」
「図る」ものごとの見積もりをたてる・・「解決を図る」
「謀る」良くないことを計画する・・「暗殺を謀る」
「諮る」人と意見を出し合う・・「審議会に諮る」
では「体重計(たいじゅうけい)」は?と疑問は広がる。
辞書では「身体の重さを量る測定器具。」
あれ、肝心の「計」が出てこない。
さらに調べたら、体重計のカテゴリーは「計測機器」とわかった。
「体重を量る計測機器」が「体重計」なのだろう。
面倒くさいから「ヘルスメーター」って覚えようっと。



2009年01月16日(金)
「なんか、不自然なんだよなぁ・・」「ひど〜い」

職場のスタッフの1人が、珍しくスカートをはいてきた。
「あれ・・」と思ったが、見慣れぬ姿に、なんとなく違和感があった。
本当になんとなくだけど、私の中でしっくりしない感じだったので、
そんな気持ちを伝えようと「なんか、不自然なんだよなぁ・・」。
そしたら、他の女性スタッフから一斉に「ひど〜い」とブーイングの嵐。(汗)
「なんか、違和感あるなぁ・・」の方が、失礼かと思ったのだが、
「不自然」の方が、意味合い的には失礼のようだ。
上司が部下に「おっ、今日は珍しくスカートか、似合うね」と言った方が
セクハラになるんじゃないかとも考えたら、そうではないらしい。
では逆の場合、どうなんだろう。
いつもスカートをはいている女性に向かって、パンツルックの時に
「なんか、不自然なんだよなぁ・・」って言葉をかけても失礼なのかな。
この場合「なんか、違和感あるなぁ・・」だったら、怒られないのも。
「似合わない」「無理がある」「ちぐはぐな感じがする」
そんな意味で、使ったわけじゃないけれど、
まったく女心がわからないんだから・・と烙印を押された感じ。
これだけ、女性の気持ちがわからないんじゃ、恋愛小説なんて書けないし、
何のために、ラブストーリーの映画観てるの?と言われそうだ。
う〜ん、今日は何をやっても、自信喪失。早く寝よ〜っと。
○○さん、ごめんなさい。(汗)



2009年01月15日(木)
福袋しかもらったことがない

正月の3日くらいまでに、誕生日を迎える人も当然いるが、
彼ら彼女らの苦悩は、話のネタには最高である。
もちろん「プレゼント」なんてもらったことがないから始まり、
「バースディカード」なんて「年賀状」が当たり前の世界。
「明けましておめでとう」を「誕生日おめでとう」に読み替える。
なるほどなぁ、みんな苦労してるんだ・・と苦笑いした。
しかし、もっと面白い話をある女性から聞いた。
その彼女、彼氏から誕生日プレゼントはもらうらしい・・
(どんなものをもらうの?)と訊ねようとしたら、
「それがさぁ」と前置きして「福袋しかもらったことがない」。
だから、開けるまでプレゼントの中身がわからない・・(笑)
彼氏は「好きな福袋とっていいぞ」と会場へ連れて行くのだろうか。
クリスマスが誕生日の人は、2つもらうの?
バレンタインデーが誕生日の彼氏は?
ホワイトデーが誕生日の彼女は? 考えると面白いことばかりである。
それにしても、今のところ「福袋しかもらったことがない」がベスト。
どうやら、この彼氏とは結婚しなかったらしい。(汗)



2009年01月14日(水)
お通夜のはしご(?)、お通夜のかけもち(?)

同級生の父親と、仕事で世話になっている方の旦那さん。
どちらも、今晩がお通夜だった。
「午後6時から」と「午後7時から」。
同じ時間帯だったら諦めるけれど、1時間違いだったので、
両方とも参列することが出来た。
最初のお通夜で、知人に呼び止められたが、次があったので
「ごめん、お通夜のはしごなんだ」と断り、式場を後にした。
移動中、表現が変だなぁと気になり、帰宅後、PCで調べたら、
似通った表現をいくつも見つけた。(笑)
■「はしご」・・・「お通夜のはしごなんだ」
「梯子酒」の略。転じて、いくつかの場所を続けてわたり歩くこと。
■「かけもち」・・「お通夜のかけもちなんだ」
同時に二つ以上の仕事や役目を一人で受け持つこと。
■「たてつづく」・「お通夜が立て続けにあるんだ」
同じことや似たことが続けて起こる。
■「あいつぐ」・・「お通夜があいついで・・」
物事があとからあとから続いて起こる。
■「つづく」・・・「お通夜が続いててね」
ある事柄のあとに、間をおかず他の事柄が連なる。
物と物とが切れ目なくつながる。
■「かさなる」・・「お通夜がかさなっていて・・」
ある物事に、さらにそれと同類の物事が加わる。
複数の物事が同時に一緒になる。かち合う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
実際には、時間が多少ずれているけれど、
「ごめん、お通夜が重なっちゃって・・・」と断る方が無難だな。
でも・・本当は、どちらも中途半端な参列で、故人に申し訳ない気がした。
お通夜に続けて出るなんて常識はずれだな、反省しなくちゃ。
今一度、姿勢を正して、合掌。



2009年01月13日(火)
一緒に寝たいよぅ〜

タイトルだけでは、ちょっと色っぽい一言だけど・・
実は、愛犬・ダックスのジェイクが、突発性の椎間板ヘルニアになった。
とりあえず、下半身が麻痺状態で動かないので、歩行も困難。
先生に訊いたら、とにかく歩かない方がいいとのこと。
そこで、サークル(檻?)を購入し、昼間はその囲いの中で、過ごさせた。
痛いのか、疲れているのか、時々、横になって寝てくれて一安心。
では、夜も・・と思って、布団に入ったら、傍にいるにも関わらず、
「ク〜ン、ク〜ン」と泣き(鳴き)続け、私を寝かせてくれない。
どうして、今日だけ、こんなところで寝なくちゃいけないの?
いつも、一緒に寝てるじゃない・・とばかりに、吠え続けた。
ここは、心を鬼にして、動かさない・・と決めて、
電気を消し、布団にかぶって寝ながら、彼が諦めるのを待った。
しかし・・その「ク〜ン、ク〜ン」は泣き止まず、
(いつものように布団で)「一緒に寝たいよぅ〜」と聞こえてきた。
結局、その泣き声に耐えきれず、布団に入れたら
案の定、安心したかのように、スヤスヤと寝息。
おかげで、私は寝返りもうてず、完全に寝不足状態。
甘やかし過ぎたかな・・でも、家族だからね、飼い主バカでもいいや。



2009年01月12日(月)
セザンヌは「プロヴァンス」、ビュフェは「ブルターニュ」

3連休を利用して、今年のテーマとしている美術館へ。
行き先は「セザンヌ主義」(横浜美術館)、
「ベルナール・ビュフェとブルターニュ」(ビュフェ美術館)。
映画と違って、下調べをしていくと、より楽しめることがわかった。
まるで絵画の学芸員にでもなったようだ。(汗)
今の私の関心ごとは、彼らの原風景として深く脳裏に刻まれた場所である。
「原風景」とは、
原体験におけるイメージで、風景のかたちをとっているもの。
英語では「primal scene」とでも訳せばいいのだろうか。
「primal」には、
1 第一[最初]の;根源の;原始の, 最初期の.
2 主要な;根本的な の意味がある。
生まれた場所というより、家族と過ごした風景といった方がいいかも・・。
企画意図の違う別々の企画展なのに、彼らの生い立ち(故郷)を実感できた。
セザンヌの原風景のひとつ「サントビクトワール山」が、
同じフランス画家とはいえ、時代も、地方も違ったビュフェの作品に、
「サントビクトワール山」があったのには驚かされた。(企画展外の作品)
さて私にとっては、愛鷹山に西側を少し隠され、頂上が平らな「富士山」と
日量百万トンの水量で、わずか1500メートルを悠々と流れる「柿田川」。
横浜美術館で観た、片岡球子さんの描く「富士山」でもなければ、
MOA美術館で観た、葛飾北斎の描く「富士山」でもない。
また、柿田川の流れの速さが、私の生活のリズムになっている気がする。
あらためて「原風景」って大切だよなぁ・・と思った。
これからも、毎日、この風景を眺めて生きていきたい。



2009年01月11日(日)
「自立」は頼れる人がいる。「孤立」とは違う。

NHK番組「ETV50」から。
今回は「子どもサポートネット・親と子を支えるために」。
作家・重松清さんや、女優・東ちづるさんらをゲストに迎え、
@いう間の3時間だった。(笑)
なるほど・・と思うことばかりだったが、私が選んだのは
「『自立』は頼れる人がいる。『孤立』とは違う。」だった。
結婚したり、就職したり、成人したり・・と「自立」という言葉は
私たちの生活では、至る所で耳にする単語となった。
しかし「自立」したはずなのに、悩み苦しむ人が増えた現実がある。
そもそも「自立」ってどういうこと?と思っていた矢先、
ひょんなことから、私には、とてもわかりやすい定義をいただいた。
「自立」という言葉の裏には、
「でも・・最後には頼れる人がいるから安心」という保険がある。
感情に任せて「自立」しようとすると、頼れる人がいなく「孤立」となる。
この違いは、漢字以上に大きな違いがあると思う。
「孤立」は、誰にも相談することも出来ず、
生活に余裕がなくなり、精神的に辛くなるケースが多い。
それに比べて「自立」は、自分では自立しているつもりでも、
必ず、誰かが遠くから見守っていてくれる。
だから、精神的に余裕が生まれ、相談できる友だちも増えることとなる。
今一度、自分は「自立」なのか「孤立」なのか、考えてみるといい。
「孤立」だった人、まずは「頼れる人」を探すところからはじめてみては。



2009年01月10日(土)
脱ぐのを手伝ってくださる?

映画「ローマの休日」(ウィリアム・ワイラー監督)から。
オードリー・ヘプバーン扮する、アン王女が酔ってベンチで寝込む。
そこを、グレゴリー・ペック扮する、新聞記者に助け起こされ、
彼の部屋で、着替え始めるシーン。
酔っているとはいえ、この台詞は、私にはたまらなかった。(汗)
脱ぐのを「手伝って」ではなく「手伝ってくださる?」。
ここに、王女らしい言葉の響きがある気がした。
他にも「この詩をご存知?」「私もいただける?」
「もう、下がってよろしい」「なんという幸せ」・・
どんな台詞を口にしようと、このラブロマンスを思い出せる。
王女の「楽しくってワクワクすること」が、
カフェのテラス席に座ることだったり、
ウィンドウを眺め、雨の中を歩くことだったりするが、
「ありふれているわね」と自分で納得するシーンも好きだな。
しかし、今の時代でも、カフェのテラス席に座ることや、
雨の中を歩くことは、けっしてありふれてはいない。
寒いから・・とテラス席には座らず、店内の席に腰掛け、
濡れると困るから、と雨の中を歩くことさえしない。
だから、今でも「楽しくってワクワクすること」かもしれない。
1953年の制作映画(55年以上前)が、こんなに新鮮なのは、
今も、人間の本質は変わってないってことではないだろうか。
ラストシーン、2人とも大人だなぁ・・と呟いてメモを閉じた。(笑)



2009年01月09日(金)
マネの絵を鑑賞し、リルケの詩を読み、マキノ省三の映画を観る

書籍「人間臨終図巻」(山田風太郎著・徳間書店刊・333頁)から
現在の自分の年齢で亡くなった方を知ることは、非常に刺激となる。
この人は、もう私の年齢でこれだけの功績をあげ、
こんな死に方をしたのか・・と知るだけでも、その価値はあると思う。
49歳で他界したのは 
薩摩藩主・島津斉彬、作家・夏目漱石、堀辰雄、画家・山下清。
50歳で他界したのは
俳人・松尾芭蕉、西郷隆盛、画家・竹久夢二。
そして、51歳で他界したのは 
井原西鶴、画家・マネ、詩人・リルケ、映画監督・マキノ省三。
だから、今年は少なくとも・・
井原西鶴の「好色一代男」を読み、マネの絵を鑑賞し、リルケの詩を読み、
マキノ省三の映画を観る」ことくらいしようかな。
彼らが社会に与えてきた影響と、そのための鍛錬と努力に比べたら、
今の自分は、まだまだだなぁ、と反省する材料となるからだ。
そろそろ社会に対して、少しでも影響を与えていきたい。
そんなことを思った年頭である。
もう何度も紹介している、この本、是非、手元において欲しい。
「人間臨終図巻」・・おすすめです。



2009年01月08日(木)
「今夜は雨が激しいわ」「そうかい?太陽が僕を照らしてる」

映画「雨に唄えば」(ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン監督)から。
原題は「SINGIN 'IN THE RAIN」、曲を聴けばすぐわかる。
あっ、あの曲か・・と誰もが一度は聴いたことがあるはずだから・・。
しかし、どんなシーンがきっかけだったんだろうと思い出せなかった。
そこで、もう一度、DVDで観ることにした。
主人公・ケリーがどしゃぶりの雨の中、キャシーへの愛を歌い踊る場面。
その前に、2人が交わした会話が、今回の気になる一言。
「今夜は雨が激しいわ」「そうかい?太陽が僕を照らしてる」
そう言って別れた後、彼は「SINGIN 'IN THE RAIN」を歌い踊る。
映画でなければ言えないような台詞、私はけっこう好きかもしれない。
昔の映画は、ストーリーが単純だけど、安心して観ていられるし、
ミュージカル映画って楽しいな・・と最近思えるようになってきたのは、
やはり、曲とストーリーがセットになって蘇ってくるからだろうか。
年末年始、春休み、夏休みは、子ども向けの映画が増える間、
私は、名作にハマりそうである。(汗)



2009年01月07日(水)
月に向かったのは24人です

正月の新聞を今頃じっくり読むと、話題満載で楽しい。
その中で見つけた、アポロ11号の宇宙飛行士、
バズ・オルドリンの台詞。
インタビュー「月を歩いたのは12人ですよね」の問いに、
戸惑いなく「月に向かったのは24人です」と答えた。
今年は、ガリレオ望遠鏡制作から400年、
7月22日には、46年ぶりの日本での皆既日食と、
楽しみな天体ショーもある。
映画も昨年の「アース」に続き、今年は「ザ・ムーン」と
月にスポットが当たる1年となりそうだ。
マスコミは、どうしても「月を歩いた12人」に限定して
その付加価値を付けたがるが、彼らは違った。
月を歩けなかった、いや歩かなかった12人のサポートがなかったら、
我々は、月を歩けなかった、と言い切った。
乗組員は、たしか、アームストロング船長、
月着陸船パイロット・オルドリン、指令船パイロットのコリンズ。
当時、小学生だった私たちにとっても「月」に行ったのは3人。
けっして2人ではない。
思い出したのは、アームストロング船長が38歳だったことだな。
マスコミのみなさんにお願い、
今年は、縁の下の力持ちに、是非スポットを当てて下さい。



2009年01月06日(火)
悲観主義は気分による。楽観主義は意思による。

麻生総理の新年の記者会見だったと思う。
メモすることもないかな、とテレビを眺めていたら、
面白いことを言ったので、慌ててメモをした。
たしかに「悲観」的な人は、自分の意志ではなく感情・気分で落ち込む。
そう、その時の気分で、もうだめ・・と将来を悲観する。
それに比べ「楽観」的な人は、周りからは「お気楽だね」と言われても、
きっと、うまくいく、いや、うまくいくようにする・・
といった自分の意志がそこにはある。
悲観ばかりしていても、物事はけっしてうまく進まない。
悲観的オーラが、周りをさらに取り囲むから・・。
それは、良くしようとする、自分の意思がないから。
逆に、楽観主義の人は、ダメもとでも少しでも前に進もうと努力する。
そこには、考え方ばかりではなく、必ず行動が伴う。
「ネガティブ」「ポジティブ」なんて言葉よりも、
とてもわかりやすい定義だと思ってメモしたが、いかがだろうか。
「悲観主義は気分による。楽観主義は意思による。」
色紙の「廿一」を「廿十一」と間違えたことは、
悲観するのか、楽観視するのか、果たしてどちらだろう。(笑)



2009年01月05日(月)
こんな上司ばかりとは限らない

昨晩から始まった新しいNHK大河ドラマ「天地人」から。
作品の中の台詞にしようかと思ったが、第1回目から私の感想。(汗)
秀吉から部下になれ、と言われたにも関わらず
「恐れながら・・」と断る、今回の主人公、直江兼続。
物語の大事な部分で、上司の指示に従わず、言い返すシーンが続く。
その度に「ますます気に入った」とばかり上司は誉め讃えるが、
本当に、こんなことがまかり通ったのか、疑心暗鬼になった。
自分の指示に従わないことで、恥をかかされた秀吉が、
本気に怒り、主人公を切ったら・・物語はこれでおしまい。(笑)
「篤姫」の時から感じていた、逆らうことが「美談」となるのは、
ちょっと首を捻りたくなる。
いざ、現実の社会に目を転じれば「こんな上司ばかりとは限らない」。
いや、逆に、こんな上司の方が稀であろう。
嫌なものは嫌、とはっきり意思表示するのは構わない。
けれど、命を取られることになっても、貫き通すほどのことなのか、
もう一度、考えて欲しい。
へそ曲がりかもしれないが、命はそんなに軽いものではない気がする。

PS.
『紅葉の教え』と『北斗の誓い』、これからも、何度となく登場するであろう
2つのキーワードには、あまり惹かれなかった。
また台詞としては「大好きだと心配になるのか?」
「お前は、父をけなされて黙っておるのか?」などが気になりメモをした。



2009年01月04日(日)
@いうまの4日間・・の過ごし方

あっという間に、今年も4日が過ぎたなぁ、と
ちょっと長めの風呂に浸かりながら、ぼ〜っとしていた。
のんびりと、昨年のメモの整理をしていたら浮かび上がった一言。
「あっと言う間」より「@というま」の表現が面白いから取り上げた。
携帯メールでは、絵文字が花盛りだけど、なぜか私は使えない。
いや、実は、使わないのであるが・・。(汗)
さて、正月の休暇をどう過ごすかは、その1年の成果を大きく左右する、
とも言われるが、そんなことはないと思う。
ゆっくり入って、徐々にペースをあげて最後に大きな成果をあげる、
これも、今年の箱根駅伝で学んだ長距離レースの展開の1つ。
逆に、1年を長い目でみることが出来ず、最初から飛ばして、
あとで踏ん張りが利かなくなる分、周りに迷惑をかけることもある。
ただ、自分にあった1年の過ごし方を、見つければそれでいい気がする。
正月が、長く感じた4日間であれ、@いうまの4日間であれ、
1年のスパンで考えれば、どうってことない4日間に違いないのだから。
心配なのは、何も考えず、ただテレビを見て、ダラダラと過ごした人、
この差は、簡単には縮まらない。周りは、もう走り始めている。



2009年01月03日(土)
2年連続の最下位です

今年の箱根駅伝は、最後まで白熱したのに、すっきりしなかった。
すっとんきょな瀬古さんの解説には慣れたけれども(笑)、
どうも最近、弱者に冷たいな・・と感じながら、2日間を終えた。
特に気になったのは、往路の1区。
昨年、期待されながら最下位に沈んだ順天堂大学・関戸雅輝選手が、
今年こそ、と望んだにもかかわらず、今年もまた結果が出せなかった。
23人目で襷を繋いだ時に、中継のアナウンサーが淡々と伝えた。
「2年連続の最下位です」
私は、そんなことはわざわざ説明しなくてもいいよ、と思った。
本人・家族の気持ちを考えると、これからの彼の心が心配である。
事前にネットで見つけ、読んでいた彼の直前インタビューでも、
自分の気持ちの弱さを克服したい、と語っている。
いくら現実とはいえ、単なるテータとして実況して欲しくない。
今回も克服できなかった彼が、来年はどうやって立て直してくるか、
温かく見守っていきたいと私は思う。
自分たちが出来なかったことをしている若者たちにエールを。
それがテレビの前で応援している私たちの役目ではないだろうか。



2009年01月02日(金)
「獅子舞」で不景気払いしてもらいたいねぇ

MOA美術館(静岡県熱海市)でのワンシーン。
箱根駅伝(往路)の様子をカーナビの画面で確認しながら、
今年のテーマとした美術館へ、第一歩を踏み出してみた。
(なかなか1日から開館している美術館は少ないけれど・・)
どうしても観たかった本物の「獅子舞」を、MOA美術館・能楽堂で
鑑賞できるとの情報を得て、楽しみに開演を待った。
この獅子舞、疫病退治・悪魔払いをするものとして大衆に広く信じられ、
主にお正月などの縁起の良い日に行われる、などの解説を読んでいると、
私の後ろの席にいた中年の男性が、
「悪魔払いでなくていいから・・」と前置きしながら、
「『獅子舞』で不景気払いしてもらいたいねぇ」と呟いた。
思わず笑いながらも、そうだよなぁ・・と同感、慌ててメモをした。
まだまだ、美術館の楽しみ方がわからないが、
運転中、車中から眺めた富士山の絶景や、
美術館の大きな窓ガラスから眺めた、穏やかな大きな海に心は落ち着いた。
これからもエピソードを交えながら、
1年後、私なりの「美術館の楽しみ方」を提案したいと思う。

PS.
今回の企画は「所蔵 北斎・冨嶽三十六景展」。
絵はがき買って、女優・冨士真奈美さんへお便りしました。
「冨嶽」の「冨」が「冨士真奈美」の「冨」だったから。(笑)
映画「たみおのしあわせ」でお姿、拝見しました・・と一言添えて。



2009年01月01日(木)
2009年は「美術は美術館で」

2008年の「映画は映画館で」の生き方は、楽しかった。
多くの成果と、生き方の自信みたいなものがついた気がする。
とはいえ、映画評論家になるつもりはないし、
2009年も、映画に没頭する気にもなれない。
1年間、続けてみて、映画鑑賞のコツを掴んだから、
今年は、そのノウハウを駆使して、ゆっくりと映画を楽しみたい。
となると、今年は「美術鑑賞」。
せっかく「伊豆・冨士・箱根」を囲んだところに住み、
ちょっと足を東へ伸ばせば、東京へも1時間、
北に車を走ら競れば、長野までは日帰りで行ける。
もちろん、西にも名古屋くらいまでは行ける気がする。(汗)
こんなに沢山の美術館がある国に住んでいるのだから、
もう少し美術に目を向けて、人生を豊かにしたい。
スローライフは、ゆっくり生きるのではなく、丁寧に生きること。
この「気になる一言」を思い出し、実践してみようと思う。
平日は、仕事帰りに「映画」、休日は、車や電車で「美術館」。
また、楽しい1年が始まりそうな予感がする。