初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2008年10月31日(金)
人材発見会社

インターネットを眺めていたら見つけた熟語。
あれっ「人材発掘」じゃないの?と、ちょっと違和感を覚えた。
当然、気になって調べてみたら、
「発掘」は「scout for・dig up」
「人に知られていないすぐれたものや人を探し出すこと」
「発見」は「Discover・find」
「まだ知られていなかったものを、はじめて見つけ出すこと」
確かに、ちょっと違う。(笑)
人材は「発掘」するもので「発見」するものではないのか?
新たな疑問が生まれた。
個人の持っている、ある才能を「発見」し、
その才能を持っている人を「発掘」した、という表現なら、
わかるような気がする。
使い方は、これでいいのだろうか?



2008年10月30日(木)
「気になる子ども」の背景には「気になる親」がいる

教育現場の声らしい、視点である。
モンスター・ペアレントと称する「親」の子どもは、
やっぱり「気になる子ども」なのであろう。
「うちの子に限って・・」という真面目な親の台詞は、
最近では、なかなか耳にしない。
そう、ほとんどが親が認識しているのに、手を打っていない。
だから「やっぱり・・」という捨て台詞が出てくる。
それは、親としての役割を放棄していることになると思う。
「気になる子ども」を見つけたら、一応「親」も要注意。
「躾が出来ない親」は、やっぱり「気になる」。
では「気になる親」のその「親」は?
たぶん・・(汗) 同じなんだろうなぁ・・
簡単には、その家の教育方針は変わらないものだから。
気をつけて対処していきたい。
「気になる子ども」の背景には「気になる親」がいる。



2008年10月29日(水)
ただ、ひたすら最善手

放送日を忘れたが、テレビ番組「プロフェッショナル」から。 
遅咲きの名人、森田俊之棋士のコメント。
将棋の名人戦、対戦相手の羽生棋士は
「このチャンスを生かしたい」とメッセージを残した。
しかし、森田棋士は、
「自分のポジションで勝負する」とコメント。
相手のポジションで勝負しては、勝ち目がないことを知っている。
若い頃からスポットライトを浴び続けた、羽生棋士。
逆に、羽生棋士の影であまり目立たなかった、森田棋士。
この2人の対比が、妙に面白かった。
彼は「勝ち負けにこだわる将棋は意味がない」と悟り、
「自分の生涯を通して将棋を極めること」を目的とした。
その為には「ただ、ひたすら最善手」だという。
この言葉、短いけれど、重いフレーズである。
「メンタルの部分は、年齢を重ねることで磨かれる」ことに
気付いた彼は、これからもっともっと強くなる予感がした。



2008年10月28日(火)
公務員らしくないって誉めていたよ

最近、同じような台詞で会話をした。
それが「公務員らしくないって誉めていたよ」。
「あっ、そうですか、どうも・・」と返答はしたが、
ちょっと待ってよ、それって誉め言葉?と疑問を持った。
公務員が「公務員らしくない」って言われて、
喜ぶべきなのか、悩むべきなのか。(笑)
もし、それが誉め言葉で、喜ぶべきならば、
「公務員らしい」というのは、イメージが悪いということか。
では、その公務員を仕事としている私は・・・。
考えれば考えるほど、わからなくなってしまった。
出来ることならば「公務員らしいって、誉めていたよ」と
言われるように、イメージアップを図りたい。
それが、自分のイメージアップに繋がることを信じて。



2008年10月27日(月)
信じて、育てて、導いてやるだけ

アニメ映画「カンフー・パンダ」
(マーク・オズボーン/ジョン・スティーブンソン監督)から。
なんと1日で、カンフー映画を続けて2本観てしまった。(笑)
(もう1本は「ドラゴン・キングダム」だけど・・)
修行中に「誰にも相応しい場所がある」とか、
「『これまで』と『これから』にとらわれ過ぎ、 
『今日』は、天からのプレゼント」などなど・・メモは溢れた。
さて今回は、パンダのポーの師匠シーフーが、
そのまた亀の師匠に、彼をどうすればいいのか、訊ねるシーン。
悟っているからか、ゆっくりした声で呟く。
「信じて、育てて、導いてやるだけ」と。
「信じること、それだけでいい」と言いきってその場から去る。
さすが、カンフー映画、アニメまで、悟っている。
なかなか、見ごたえがある映画だったなぁ。
子供向けアニメ映画だったけど、恐るべし「カンフー」



2008年10月26日(日)
今の日本を支えてきたのは、私たち高齢者

最近、このフレーズをよく耳にする。
「今の日本を支えてきたのは、私たち高齢者」
たしかに、一面では、そうだ、と頷けると思うが、
今の日本が腐敗してきた原因も、高齢者と言えないだろうか。
現在の教育の乱れも、今に始まったことではなく、
戦後の教育方針のブレから、起きているとも言えるのだから、
そんなに声高に主張しなくても、いいのでは?と思ってしまう。
逆に「今の日本を支えてきたのは、実は今の若者たち」と
表現でもすれば、高齢者の評価はうなぎのぼりなのに・・。
自分たちの利用した医療費を払うのは嫌だ、と声高に、
「後期高齢者医療制度」に反対ばかりしていると、
高齢者を評価していた人や尊敬していた人からも、見放される。
是非、自分の損得を抜きに、大所高所から今の日本を眺めて欲しい。
批判を受けるのを覚悟の上で、政府・与党が行使した制度だからこそ、
その裏に隠されている意味を理解しなければならない。
「75歳以上を救うための制度」という表現も嘘ではないのかも。
これ、単なる私の独り言です。(汗)



2008年10月25日(土)
「智」に触れる楽しみ

「静岡県読書推進フォーラムinみしま」で、
作家・直木賞選考委員でもある「林真理子さん」の話を聴いた。
演題は「読書の楽しさ、大切さ」であったが、
気になる一言は、話の導入部で彼女が語った、歳を重ねる楽しみ。
「ちにふれること」と話されたが「智」の字を当ててみた。
(もしかしたら「知」かもしれないが・・)
実は、私も同じことを考えていた。
「智」を辞書で調べてみたら、
1 物事をよく理解する。賢い。「智愚・智者」
2 物事を理解する能力。
「智慧(ちえ)・智能/叡智(えいち)・奸智(かんち)・才智・明智」・・とある。
自分の知らない世界に精通している人の話をじっくり聴く。
または、興味がなかった分野の話を新書などを読み、丁寧に理解していく。
「智」に触れる楽しみとは、こんな楽しみ方なんだと思う。
読書の秋、好きなことばかりできなく、苦手なこと、興味がなかったことも
食べず嫌いをせず、口(頭)に入れてみる、ちょっとした勇気。
意外な美味に驚くかもしれない。



2008年10月24日(金)
笑いに勝ち負けは似あわねぇ

映画「落語娘」(中原俊監督)から。
俳優が、落語家の役をやるって難しいだろうなぁ、
台詞だけでなく、落語も覚えなきゃならないし、
なんといっても経験で覚える「間」なんかも、
それらしくみえなきゃならないんだから・・。
さて、選んだ一言は、津川雅彦さん扮する
主人公の師匠・三々亭平佐が、いろいろな場面で口にする
「人を楽しませるのに、高尚も何もない」や
「高尚もへったくれも、ありゃしない」を代表する言葉。
最近、落語の世界だけでなく、漫才やコントも含め、
「グランプリ」と称して、優劣を決めたがるが、
本来は「笑いに勝ち負けは似あわない」と私も思う。
人によって、その瞬間の感情も違うし、当然笑うつぼも違う。
単に、面白い、楽しい、それだけでいいじゃないか。
笑いまで、勝ち負け、順位をつけることに疑問を感じているから、
この一言が、輝いてみえた。



2008年10月23日(木)
ただ、それだけの話です

演題「言葉のチカラ」(〜心豊かに生きる知恵〜)
(講演者・五日市剛さん)から。
講演の世界では、超有名人、
そして「ツキを呼ぶ魔法の言葉」といえば、彼のことである。
何度聴いても飽きない話術と、人懐っこい笑顔で、
3時間以上の講演を、さらっと話し続ける。
(45分後に、前置きはこれくらいにして・・と呟いた(笑))
毎回内容は少し違うが、本質は同じ。
「ありがとう・感謝します」を常に意識し口にすること。
 他人に言うと「感謝の気持ち」、自分に言うと「魔法の言葉」となる。
「ただ、それだけの話です」・・と彼は言う。
そう、要約すると、それだけの話なのである。
「ツキを呼ぶ魔法の言葉」の冊子は、100万部も印刷され、
関連書籍も含めれば、250万部に及ぶというにも関わらず、
社会はどんどん「ありがとう・感謝します」の言葉が減っていく。
「それだけのこと」が出来ない日本人。
いい話をいい話、で終わらせてはいけない。



2008年10月22日(水)
弱きをくじき、強きにヨイショ

あれ?誰の台詞だったろう・・。
リズムが良く、耳に残ったのでメモをした。
もちろん「弱きを助け、強きをくじく」のパロディだけど、
今の私たち社会には、ぴったりのフレーズとなった。
元となるフレーズが短ければ短いほど、
知られていれば知られているほど、こういった風刺は面白い。
特に「弱きをくじき、強きを助け」ではなく、
「強きにはヨイショ」という、思わず「にやり」の表現もいい。
あとは、誰にどこでどんなタイミングで、この台詞を使うかである。
私の気になる一言、時々読者から、挨拶で使わせてもらいました、
レポートで使いました・・などのメールをいただくが、
今回の台詞、誰かが使ってくれればいいな、と思う。
ただ、外した(すべった)時の責任は持ちませんので、
TPOを考えて、御利用ください。(汗)



2008年10月21日(火)
料理も女性も見た目が大事ですよ

ある新聞で、見た目が大切かどうか?というテーマで、
読者も巻き込み、トークバトルをしていた。
一瞬、投稿しようとも考えたが、
賛否に分かれるとは思えなかったので、取りやめた。
「見た目は大事」に決まっていると思うから・・。
それを納得させるフレーズを、
私はテレビ番組「ボクらの時代」でメモしていた。
アナウンサー・滝川クリステルさん、
料理人・ジョエル・ロブションさん
ワイン評論家・ロバート・パーカーさんの回だったと思う。
「料理も女性も見た目が大事ですよ」
料理人らしいフレーズだったけれど、確かに、
盛り付けも食欲をかきたてる要素だと感じている。
買ってきた惣菜が、お皿にも移さず食卓に並ぶのでは、
いくら高級食材でも、美味しそうに感じない。
過度な飾り付けは遠慮するが、
「見た目が大事」を否定する人は、たぶん中身も美味しくない。
もちろん「料理も女性も男性も、見た目が大事」である。
「にじみ出る美しさ」も、見た目に出るはずだから。



2008年10月20日(月)
「ただいマンゴー」「は〜い、ビスカス」・・

なんくる三線愛好会のメンバーから借りた
映画「ハイビスカス・ホテル」(中江裕司監督)のDVDから。 
景色に見とれてしまう沖縄を舞台にした映画だけど、
今回は、独特な音を持つ琉球の言葉よりも、
主人公の女の子が、口にする言葉遊びが多くメモされた。
「ただいマンゴー」(ただいま)「は〜い、ビスカス」(は〜い)
「ありが十匹」(ありがとう)「おかえリンゴ」(おかえり)等、
くだらねぇ〜と思いながらも、妙に新鮮だった。
特筆すべきは「ブルーライトヨコハマ」式の「森の熊さん」。
「ある貧血 森のな浣腸 くまさんニンニク 出会っタンコブ
花咲く森のみチンタマ くまさんに出会っタンコブ」(笑)
忘れていた感覚が蘇った気がする。
ところで「ありが十匹」(ありがとう)の台詞の後、
「ありが五十匹」という言葉も飛びたした。
こればかりはわからなかったが、楽しい映画だった。
暇な時は、こんな言葉遊び、楽しいなぁ。



2008年10月19日(日)
2008年、講演会の秋

なぜか、週末が忙しい。(仕事の話ではない(笑))
秋は「スポーツの秋」から始まり「読書の秋」「食欲の秋」と
十人十色の秋が存在する。
私は?と考えてみたら、なんと「講演会の秋」となった。
昨晩は、五日市剛さんの「言葉のチカラ〜心豊かに生きる知恵〜」
そして今日は、詩人・大岡信さん、作家・丸山才一さん、
歌人・岡野弘彦さん、歌人・小島ゆかりさんの「歌仙を楽しむ」
さらに、来週は、作家・林真理子さんの「読書の楽しさ、大切さ」。
映画も面白そうな作品が目白押しなのだが、やはり生の声を優先する。
当然、メモも溢れる。(に違いない・・)
意識して情報を集めると、近隣市町村でも、
多くの文化人が、講演会を企画しているのがわかる。
全国で活躍している文化人の話を聴くチャンスを、
テレビやゲームで時間を潰していると思うと、もったいなぁと思う。
家人には、週末くらい家にいたら?と小言を言われるが、
この人たちの話は今しか聴けないと思うと、いてもたってもいられなくなる。
本一冊、映画一本、と匹敵するするほどの「講演会」。
これからも、機会ある毎に聴講していきたい、と思う。
隣の沼津市では市長選を控え「後援会」活動が活発であるが・・・。



2008年10月18日(土)
仲いいね。楽しいとか、嬉しいとか、言ってくれる?

映画「ぐるりのこと。」(橋口亮輔監督)から。
主人公夫婦が、気分転換で引越しをしたシーン。
手伝いに来てくれた新婚夫婦のイチャイチャした様子を見て、
主人公の妻が、新婚の妻に、ボソッと尋ねた。
「仲いいね。楽しいとか、嬉しいとか、言ってくれる?」
これって、さらっと流れてしまうカットかもしれないが、
私にとっては、ギクっと胸につつ刺さった台詞となった。
なぜか、日本人の男性(夫)って、
結婚してから「楽しい」とか、「嬉しい」などという感情を、
なかなか女性(妻)に伝えないからだ。(もちろん我が家も・・)
特に「愛してるよ」なんて、恥ずかしくって言えやしない。
それでも最近は「大切にするよ」は、言えるようになった。
この映画、どこにでもあるような夫婦生活が淡々と流れるが、
意外と、心に残った作品であった。
「大事にするもんがあるときは、大事にしとけよ」
こんな台詞も、メモとして残った。そうだよなぁ。



2008年10月17日(金)
「ボランティア」ではなく「サポーター」

最近、私は「ボランティア」という言葉を使わなくなった。
代わりに使っているのが「サポーター」。
どちらも、お手伝いしてもらうには変わりがないのだが・・。
「子育てボランティア」「環境ボランティア」より、
「子育てサポーター」「環境サポーター」の方が、響きがいい。
感覚的に、そう思っているだけであるのだが、いかがだろう。
いたる場所で見かける「ボランティア」を
意識して「サポーター」に置き換えてみて欲しい。
きっと、違った感覚に陥ることと思う。
その感覚が、今の世の中には、大切だと感じている。
日本語ばかりではなく、外来語も時間が経つにつれて変わる。
そんなことも意識して、言葉を眺めてみると面白い。



2008年10月16日(木)
待ちわびる・・それは少し痛みを伴う、甘美な行為

書籍「カフーを待ちわびて」
(原田マハ著・宝島社文庫刊・346頁)から。
さすが「第一回日本ラブストーリー大賞作品」と感じながら、
ちょっぴり興奮しながら本を閉じた。
メモをするのも忘れ、一気に読んでしまったこともあるが、
やっぱり私は、ラブストーリーが好きだな、と実感した。(笑)
さて、今回は少ないメモの中から、
「待ちわびる・・それは少し痛みを伴う甘美な行為」。
作品全体からも感じた「待ちわびる」という感覚が、
妙に、私のアンテナをくすぐった。
しかし辞書には「待ちくたびれて待つ気力を失う」
「気をもみながら待つ」「待ちあぐむ」などの意があり、
ちょっと実際のニュアンスと違うようだ。
実は、このフレーズの後、
「こんな思いに胸を焦がしたのは、いつ以来だろう」と続く。
やはり、この感覚だよなぁ・・私の「待ちわびて」は・・。



2008年10月15日(水)
女湯はいくつまで入れる?

飲んだ時の話題だから、聞き流して欲しい。
「いくつになったら、女湯に入ったら犯罪なんだろう?」
そんな話題だったと思う。
昔の銭湯、今の日帰り温泉やspa.
お父さんに連れられて、小さい女の子が男湯へ。
逆に、お母さんに連れられて、小さな男の子が女湯へ。
自宅では、父娘・母息子の組み合わせで入っているお風呂、
公共の場ではどうなんだろう?という疑問。
風営法じゃなかった(笑)、公衆浴場に関する法律に、
年齢が記載されているのだろうか。
子ども本人が恥ずかしくなかったらいいのかな。
それとも、周りの異性が不快に思ったらダメなのか。
う〜ん、男の飲み会なんて、こんな話で盛り上がるんだぁ。



2008年10月14日(火)
ペットレンタル

最近のホームセンターには、
動物病院から、ペットホテル・トリマーまで設置されている。
映画「私と犬の十の約束」では、仔犬売り場が賑わい、
映画「グーグーだって猫である」では、子猫売り場が賑わう。
映画「崖の上のポニョ」では、金魚売場に、あの唄が繰り返された。
それだけ、映画と動物売り場が密接な関係にあるとは、驚いた。
さて今回は、その仔犬売り場に貼られていた単語。
「ペットレンタル」(たぶん「ペットレンタル出来ます」の略だろう)
仕組みも値段も訊ねなかったけれど、ちょっと気になる。
何万円もする仔犬は買えないけれど、CDやDVD同様に、
飼った気分に浸れるのかもしれないが、本当にそれでいいのだろうか?
高い買い物だから、ちょっと吟味してから・・
面白そうだから、ちょっと試してから・・そんな声が聞こえてきそう。
命あるものをレンタルすることに、私は反対である。
嫌になっても、簡単に捨てたり、リセットするわけにはいかないし、
お互いの喜怒哀楽を一緒に共有しながら、愛情が生まれてくるのだから。
この単語に対しては、なかなか理解できない私がいる。
レンタルでは、愛情がわかないと思っているが、違うだろうか。



2008年10月13日(月)
人間は時計から解放されると、規則正しい生活になる

映画「容疑者Xの献身」(西谷弘監督)から。
さすがに、東野圭吾さん原作だけあり、私のメモも溢れた。
そんな中から選んだのは、ちょっとストーリーと関係ないが、
「人間は時計から解放されると、規則正しい生活になる」。
たしか、ホームレスが生活している場所を眺めていて、
口に出た台詞だったと思う。
毎日、その場所を通勤で通るからこそ、気付いた視点だろう。
この視点、実はいろいろなところで必要かも知れない。
人間の生活に必要だ、と思っていたものが、
実は、いらなかったりすることがよくある。
今、私たちが使っているものの大半は、
この100年くらいに発明されたものばかり。
ということは、便利な道具ではあるが、
どうしても必要なものでもない、ということもできる。
町中に、これでもか、と時計が溢れているが、
実は、表示されている時刻が微妙にずれていても、お構いなし。
人間の生活には、正確な時計は要らないのかもしれない。



2008年10月12日(日)
「預言者」と「予言者」の違い

3連休のど真ん中、沼津で開かれたイスラム関連の講演会、
へぇ〜と想いながらメモした定義の違い。
「預言」は、ユダヤ教・キリスト教で、
神によって超人的力を授けられた人が、神のことばを預かり、
それを人々に語ること。
「予言」は、未来の出来事を見通していうこと。
そんなはっきりとした違いがあるようだ。
だから「予言者」には、いろいろな人がいてもおかしくない。
「預言者」は、(イスラム教では)
西暦600年前後に活躍した「ムハンマド」Muhammad(c.570〜632)を
「アブラハム」「モーセ 」「イエス」に続く、
最後の預言者と位置づけているから、
約1400年、神のことばが変わることなく続いてきた。
彼は、アラブ人で「マホメット」と呼ばれることが多い、イスラム教の開祖。
「最後」と位置づけてしまったことで、また「預言者」が現れ、
神のことばとして世の中を変えていくことができないらしい。
それ以上、詳しいことはわからないが、本屋で見かける「予言」関連の本は、
特定の予言者の見通しであり「神のことば」ではないことを知った。
そうだよなぁ〜、当たる予言、当たらない予言があるもの。(笑)



2008年10月11日(土)
戸惑った自分が新鮮でした

北野武監督作品「アキレスと亀」で、夫婦役を演じた
樋口可南子さんのコメントだった。(ある本で見つけた)
映画の内容は、ここでは触れないが、(もちろん観たけれど・・)
今まで彼女が感じたことのない役柄だったことは間違いない。
こんな役をいただき「戸惑いました」なら、理解できる。
しかし、その戸惑う自分が、新鮮だったと言う。
仕事では、ベテランになると、仕事にも慣れ、戸惑うことは減る。
それは、仕事を確実にこなすという意味では悪いことではない。
もちろん夫婦も同じ。
ちょっとしたことでは、戸惑うこともなくなる関係になる。
それも、悪いことではない。
けれど・・時には、まだ「戸惑う」感覚を味わうことにより、
新しい関係、新しい自分の発見に繋がることも大切である。
まぁ、わざわざ、戸惑う環境を作らなくてもいいと思うけれど・・。



2008年10月10日(金)
“を”が無ければ 祈れない

詩集「くんぺい魔法ばなし・山のホテル」
(東君平著・サンリオ刊・95頁)から。
実は最近、またひとつ楽しみが増えた。
子どもが成長し、ここしばらく絵本や詩集などから遠ざかっていたが、
児童図書満載の「こども交流館」が、私の職場のひとつとなった。
せっかくのチャンスだから・・と、絵本や詩集も読み始めたが、
面白くて、時間が経つのを忘れてしまう。
今回の気になる一言は、私のお気に入りの作家、東君平さんが、
1974〜1987年に作った作品、38作の中から。
「を」というタイトル
「誰のだったのだろう 道に“を”の字が 落ちていた
一瞬 自分のものではと思った ほこりまみれの“を”の字
愛を 希望を 夢を 恵を “を”が無ければ 祈れない
捨てたのだろうか うっかり 落としたのか  (後略)」
この作品で「を」という文字の大切さを知った。
最近「○○を祈る」ことも忘れていたことに気付いた。
そして、詩は、私の楽しみのひとつとなった。

PS.
行間を詰めたり、改行を省略することは、私の本意ではないけれど、
作品を紹介することが目的ではないので、ご理解ください。



2008年10月09日(木)
仕事を持つ妻が男のステータス

なかなか面白い発想だと思う。
たしかメモの横に、
「中村江里子、雨宮塔子、霧島かれん」と書かれていたから、
日曜朝のテレビ番組「ボクらの時代」の話題だと思う。
フランスに関連する3人の名前があるのだから、
フランスの話かもしれない。(ごめん、覚えていない)
日本では、夫がどこに勤めているか、どんな役職か、などが、
妻のステータスとなっていた時代があった。
しかし現代は、妻がしっかりと自分の人生を考え、職に就く。
男女共同参画社会など意識もせず、当然のように家事を分担し、
妻が働きやすい環境を整えている男性こそ、評価される。
そんなニュアンスが感じられる。
逆に、妻に働く環境を与えられない夫の評価は下がる。
日本も「女性の社会進出」を無理やり推し進めるのではなく、
「仕事を持つ妻が男のステータス」となる社会を目指せば良い。
結果は、同じなんだから。



2008年10月08日(水)
歓声をあげながら、息を殺している

いつもとちょっと違う雰囲気が、東京ドームに漂っていた。
テレビを観ていても、それは伝わってきた。
そう、プロ野球、同率首位で迎えた「巨人VS阪神」の最終戦。
選手も応援団も、この試合は負けられない、という気持ちが強い。
その異様な雰囲気を文字したい、と思っていたら、
実況中継のアナウンサーが、
解説の掛布さんや水野さんらに確認するように、こう呟いた。
最高に盛りあがりながら、なぜか、いつもより静かな雰囲気。
それを肌で感じたのだろうか、
「歓声をあげながら、息を殺している」という表現になった。
実は、私も朝から落ち着かなかった。
ノーベル賞受賞や株の下落よりも、今日の「巨人阪神戦」。
映画鑑賞や飲み会の誘いも、今日だけは影を潜めた。
久しぶりに、最後まで緊張したいい試合だったので、
記録としても残しておきたくなったので、この一言。



2008年10月07日(火)
いつも気にかけてくださって・・

「清原選手のプロ野球引退記事」を読みながら気付いたのは、
彼が、多くの選手のことを、気にかけていたという事実だった。
PL高校時代の活躍、プロ野球選手としての成績、
そんなものは、彼の評価の一部分でしかないことがわかった。
イチロー選手を始め、松井選手・松坂投手など、
今では米メジャーリーグで大活躍の選手から、
他のチームのバッティングピッチャーに至るまで、
多くの関係者に慕われた原因は、
いつも同僚・後輩に対し、気にかけていたことだと知った。
新聞には、清原選手の引退を惜しむコメントが多く掲載されていたが、
そのほとんどが「いつも気にかけてくださって、ありがとうございます」の
気持ちが込められていたと思う。
調子の悪い時、将来を悩んだ時、判断に迷った時、
清原選手の優しい一言に救われた、立ち直った、決断した、
と彼らは、堂々と証言している。
自分自身も怪我をして、体調万全でないのにもかかわらず、
周りの選手の様子にまで気に配り、タイミング良く声をかけられる
彼の心の広さを知って、私は胸が熱くなった。
「人間・清原」のこれからの活躍を期待したい。



2008年10月06日(月)
アイス 毎日4割引

近くのドラッグストアーで見つけた看板。
これって、最初「へぇ〜」と眺めたけれど、
よく考えたら「毎日4割引」なら、
最初から「激安」でPRすればいいのに・・と思った。
しかし、あとになって考えると、忘れられないフレーズである。
最近、どこでも目にする「大安売り」の看板よりも、
ずっとインパクトがあり、「おやっ?」と思わせてくれた。
どこでも、誰でも使っている言葉は、印象に残らない。
ほんのちょっとの言葉遊びで、記憶に残るのになぁ、と思う。
以前、紹介したが、町中に溢れている「年中無休」よりも、
「定休日2月30日」の方が、今でも忘れない。(笑)
ただ、困ったことに、この看板を出していたお店を忘れた。
う〜ん、思い出せない。インパクトのある店名じゃなかったんだな。



2008年10月05日(日)
いっぱい泣けば止まります

映画「パコと魔法の絵本」(中島哲也監督)から。
俳優・役所広司さん扮する主人公の大貫が、
入院している病院の先生に訊く。
あることで、涙が止まらなくなってしまったが、
今までの人生、意地悪ばかりして、泣いたことがないので、
涙の止め方がわからない・・
「先生、涙ってのはどうやって止めるんだ?医者なら教えてくれ」
と真面目な顔をして呟く。
その質問に、先生は、さらっと応える。
「簡単です」と最初に言い切り、続けた台詞は、
「いっぱい泣けば止まります」。
「そのうち、時間が立てば忘れます」でもなければ、
「楽しいことを考えれば、止まるかもしれません」でもない。
そうなんだよなぁ、悲しい時は、泣くしかない。
泣き疲れた時、やっと涙が止まるんだよなぁ。
最近、妙に涙もろいことに気付いた。
映画を観て、突然、泣いている自分に驚いたことがある。
映画って、もしかしたら感受性を高める力があるかもしれない。



2008年10月04日(土)
常に、10年〜20年単位で話す習慣を

講演「地球資源の限界が世界を劇的に変える」(中村功氏)から。
(経営者漁火会会長・東日本ハウス(株)創始者)
拉致を始めとした日本の外交ベタをみて、
日本は「何をやってもごねない」(弱い民族だ)と、
世界の国々に思われているという。
しかし「幸いにして、我々は日本史という歴史を持っている」とも。
これは、大きな意味を持っている。
歴史をたどれば、日本は幾多の問題を解決してきた。
その長い歴史の中に、現代の私たちが抱えている、
問題解決のヒントが、隠されているということだろう。
彼は、情報さえ与えてくれれば、
「短期予測は外れるかもしれないが、長期予測は当たる、
歴史だから」と言い切った。
だから「常に、10年〜20年単位で話す習慣」を身につけるといい、
と聴講者にアドバイスをしてくれた。
今だけ(ここ数年だけ)を考えてはいけない、そう教えていただいた。
「常に、10年〜20年先をイメージする」、頑張ってみようっと。



2008年10月03日(金)
声が似てたんだよ

先日、妻の実家に「振り込め詐欺」の電話がかかってきた。
「結論」から書いているから笑えるが、
義母・妻の慌てようといったら、思い出しただけでも可笑しい。
相手は、息子・弟を名乗っているが、
手口は、全国に注意を呼びかけている方法と同じ。
(映画「陰日向に咲く」でも似たような場面が・・)
数日前にガラガラ声で電話がかかってきた。
「バックごと置き引きにあい、携帯も盗まれたから、
以前の携帯ではもう連絡が取れないから、
何かあったら新しい携帯にかけてくれ」(本人と連絡を取らせない)
その後「株で会社の金を使い込んだから200万円貸してくれ」と
再度、電話がかかってくる。
しまいには「社長は、200万戻したら、
何もなかったことにしてやるって言ってる」という。
(そんなことないだろ、横領したんだからクビだろう・・)
どうみても、典型的な「振り込み詐欺」の手口。
妻は「私は絶対ひっかからない」と豪語していたはずなのに(笑)。
その原因は、電話の声だった。
2人とも信じ込んでしまったのは「声が似てたんだよ」。
実は、電話の声は、ほとんど判別不可能らしい。
教訓としてメモしておこ〜うっと。



2008年10月02日(木)
清原、好きなんですか?

コンビニのレジで、若い女性に声をかけられた。
原因は、私が「清原選手、引退」の記事が読みたくて、
スポーツ新聞を4紙(報知・スポニチ・ニッカン・サンスポ)
を購入したからだと思うが・・(汗)
実は「清原引退」を「気になる一言」にするのは難しい、と
考え込んでいた。
思い出が多すぎて、どれを選んでいいのかわからなくなるから。
そんな想いを吹き飛ばすかのように、彼女は爽やかに
私に向かって「清原、好きなんですか?」と明るい声で話してきた。
「はい、ものすごく、ユニフォームを持ってるくらい(笑)」と答えた私に、
さらに続けて「私も西武時代の清原が好きで・・」とか
大仁ホテルにも行ったことがあるんですよ」などなど。
嬉しかったねぇ、本当に・・
初めて会った若い女性と「清原選手の話題」で盛り上がる。
これって、凄いことだよなぁ・・と実感した。
今晩は時間をかけて、ゆっくり清原選手と向き合いたい。



2008年10月01日(水)
「そっちの天気は?」「普通」

久しぶりに仲の良い人たちが集まると、面白い会話に出くわす。
今回もそのひとつ。
年齢を重ねたためか、会話の冒頭、天気の話が増えた。(笑)
「今日は、夕方から雨らしい」「降水確率80%だってよ」
まぁ、これが定番と言えば定番。
しかし、いろいろな地域から集まると
「今朝、そっちの天気はどうだった?」などと少し内容が変わる。
「出掛けに、パラパラ来たけれど・・・」は意味がわかるけど、
「普通」と答えた人がいた。
これが、私には受けた。
「ねぇ、これ美味しかった?」とか「その服、高かったでしょ?」
などの質問なら、一言「普通」でも、なんとなく意味が通じるが、
さすがに、天気ネタで「普通」は、訳がわからない。
だからこそ、メモしたのであるが・・。
ビックリするほど良くもなく悪くもなく・・という時に、
ついつい使ってしまう「普通」という単語、
使い方によっては、笑いのネタになる。
「そっちの天気は?」「普通」「どんな天気やねん」